切り絵を使用したインテリアデザイン

切り絵を使用したインテリアデザイン
05js0059 石田 真由
(指導教員:田中
賢准教授)
1.はじめに
インテリアは配置する家具や調度品、ウインドー
トリートメントや照明などが与える効果で大きく姿
を変える。
そこで、生活者の嗜好に合わせて自分でも好き
なデザインで作成し、光を自由に操ることが出来
る切り絵に注目し、切り絵を使用したインテリア
をデザインし、作成する事にした。
今回は住宅展示場に協力して頂き、展示場の室
内を撮影、その部屋の窓に合ったカーテンを作成
する(小:1220×1000 大:1000×1660)。
(図:2-2.取り付ける窓:イメージ後)
2.切り絵を使用した
使用したカーテン
したカーテンの
カーテンの作成方法
作成方法
③デザインした下絵の紙の上にトレーシングペー
①切り絵で作成したいカーテンのデザイン案の下
パーを重ね(図:3)、トレーシングペーパーにデ
絵を Illustrator で作成(図:1)
。
ザインを写す(図:4)。
今回は黄金比をベースにデザイン案を5点作成。
※今回は、円形のデザインにした為、コンパスを
使用。
(図:1.切り絵デザイン)
(図:3)
(図:4)
②カーテンを取り付ける窓の写真を Illustrator
④デザインを写したトレーシングペーパーを、切
に取り込み、切り絵カーテンを飾った室内のイメ
り絵に使用したい用紙に重ねて切り抜く(図:5)。
ージ図を作成し(図:2-1.2-2)、5点の中
※今回は円形のデザインの為、円形にカットする
から一番窓に合うデザインを検討。
事が出来るコンパスカッターを使用。
(図:2-1.取り付ける窓:イメージ前)
(図:5)
⑤切り絵の完成 (図:6)
3.切り絵の効果と
効果と結果
切り絵を使用すると、自分の
考えたデザインのインテリアを
楽しみ、光りを操る事が出来る
だけでなく、自分でデザインし
た柄の影を楽しむ事(図:10)
や、外からの目隠しにも効果が
あり、室内の見え具合も自分の
(図:6)
デザインによって調整する事が
出来る事が分かった(図:11)
。
⑥取り付け
作成したカーテンを実際に展示場の窓に取り付ける(図:7~9)。
<窓:小 >
(図:10)
(図:7-1.取り付け前)
(図:7-2.取り付け後)
<窓:大 >
(図:11)
4.まとめ
デザインを Illustrator で作
成し、写真と合わせイメージ図
で取り付け後の雰囲気や、光り
の入り具合を検討した後、作成
(図:8-1.取り付け前)
(図:8-2.取り付け後)
< 全体 >
する事により、一度でイメージ
通りに作成出来る。Illustrator
によるインテリア検討の可能性
を見出すことができた。
【参考文献】
1.<家具の本>内田繁、2001、晶文社
2.<光と色の環境デザイン>社団法人
建築学会、2001、オーム社
3.<切り絵の作り方>http://homepag
(図:9-1.取り付け前)
(図:9-2.取り付け後)
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