Chapter 0 本書を読む前に Chapter 0 本書を読む前に 0 - 1 はじめに ここでは本書の解説範囲と特徴、想定している対象読者、そして推奨学習環境や本書の 構成と学習の仕方等について解説します。 1 本書について 本書では、Android端末上で動作するアプリケーションを開発するための基礎的な技術を解説 しています。Androidアプリケーションを開発するための環境構築や開発手順、必要な設定およ びプログラミング技術を身に付けることができます。なおセンサーやカメラを扱ったアプリケー ション開発やWebシステムとの連携処理、描画処理などについては、本書の内容に含まれてお りません。本書でしっかりと基礎を習得した上でより応用的な技術の習得に挑戦するとよいで しょう。 2 対象読者 本書が対象としている読者は、Javaの基本文法を理解している方です。これまでにEclipseを 使用してJavaの開発を行ったことがある方は、より理解がしやすいかと思います。Javaは初め てという方やプログラミングそのものが初めての方には、少し難しい内容かもしれませんので、 一通りJavaの基本文法を学習してから本書を読み進めてください。 3 推奨学習環境 本書で記載しているサンプルアプリケーションや演習の解答のソースコードは、次の開発環境 で行っています。 ・OS:Windows ( 7 32bit版、64bit版) ・JDK:Java Platform, Standard Edition 6 Development Kit (JDK6) ・Android SDK:Android 2.3.3 SDK、Android 4.0 SDK また本書とは異なるOSの場合であっても、次のOSのバージョンであれば動作することが確認 002 0-1 はじめに できております。 ・Windows XP (※Windows VistaはEclipseの動作が安定しません) ・Mac OS X Leopard以降のバージョン JDKおよびAndroid SDKのバージョンが異なる場合、環境構築の手順が変わることやサンプ ルアプリケーションが動作しない可能性があります。 なお、環境構築の最新情報については、Tech Fun社のサイトにも掲載しておりますので、困っ た時はこちらもご参照下さい。 http://techfun.cc/setup/ 4 本書の構成と学習の仕方 本書は、Chapter1でAndroidに関する基礎知識を説明し、Chapter2でアプリケーションを開 発するための環境構築を行います。Chapter3では、最初のサンプルアプリケーションを作成し ながら、基本的な開発手順と各開発ツールの使い方について説明します。Chapter4以降は、 Androidアプリケーションを開発するための基本的な技術を理解しやすい順番で説明しています。 各技術要素の説明には、サンプルアプリケーションのコードを全て記載していますので、それ らを書き写しながら、実際に動作確認すると理解が深まります。また、各章の最後に演習が用意 されていますので、なるべく解答を見ないで自分の力でアプリケーションを作成すると、実装力 が養えるでしょう。 5 サンプルソースの入手先 本書に記載するサンプルアプリケーションや演習の解答のサンプルコードは、本書の出版元で あるリックテレコムのサイトにzip 形式で圧縮した形でその一式をアップしています。ここから ダウンロードし、解凍後Eclipseにインポートすると動作確認することができます。リックテレ コムのダウンロードサイトは次の通りです。 http://www.ric.co.jp/book/index.html 上記サイトの左欄 「総合案内」 → 「データダウンロード」 をたどり、 「スマートにプログラミング Android入門編 第2版 SDK 4/2.3対応」 の所から該当するzipファイルをダウンロードしてく ださい。なお、ダウンロードにはIDとパスワードを入力する必要があります。IDとパスワード は次の通りになります。 ID :ric89 5 1 パスワード:a n d 8 9 5 1 003
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