松山市立北条北中学校 平成 26 年 2 月発行 祝 『少年の日』 おめでとうございます! 立春の日の 2 月 4 日、北条北 中学校では、108 名の2年生が 少年式を迎えました。<自覚>・ <立志>・<健康>の三つの柱 を掲げ、一人一人が誓いの言葉 を力強く唱和して大人への一歩 を踏み出しました。 <最高の自分になるために> (少年式での校長式辞より) 厳しい寒さに負けまいと、草花や木々の芽が花咲く準備を始めています。暦の上では立春を迎えま す。愛媛県では、この日を「少年の日」として、昭和40年から少年式を始めました。14歳の少年少女 に社会の一員としての自覚と責任を持たせるということで始まり、半世紀が経ちました。少年の日は、 「自覚」「立志」 「健康」の三つの目標を掲げ、この日を一つの機会とし、大人としての自覚を持つ努 力を期待する日であります。本日ここに松山市議会議員の皆様をはじめ多数のご来賓の方々、保護者 の皆様のご臨席を賜り、平成25年度少年式を挙行できますことを心より感謝申し上げます。 さて、少年式を迎えた 108 名の2年生の皆さん、おめでとうございます。心より祝福します。この 少年式を機会に皆さんと一緒に「大切なこと」について考えてみたいと思います。皆さんには、毎日 の生活の中で大切にしていることがたくさんあると思います。自分にとって大切ないろいろなことが 心に浮かんでくると思います。今日は、長年家族についての研究に取り組んだアメリカのドロシー・ ロー・ノルトさんが「いちばん大切なこと」という詩の中にあげている十六の「大切なこと」を紹介 したいと思います。 「順番を守ること」・「自分の役割を果たすこと」 ・ 「人の役に立つこと」・ 「やると言ったことはやること」・ 「人と一緒にいる時間を大切にすること」 ・「ルールを守ること」・ 「自分でできることだけを約束すること」 ・「やり始めたことは最後までやりとげること」・ 「本当のことを話すこと」・「家族を思う気持ちを伝えること」・ 「まちがいや失敗から学ぶこと」・ 「人の過ちは許してあげること」 ・ 「正しいことをすること」・「自分の体を大事にして、体に良いことを実行すること」 ・ 「最高の自分になるためのことは、惜しまずすること」 ・ 「自然の美しい世界をしっかり見つめること」 この十六を「大切なこと」として挙げています。この中に皆さんが考える「大切なこと」が入ってい たでしょうか。この内容はどれもおろそかにできないことですね。そして、ドロシーさんは、この十 六の「大切なこと」の後にそれぞれ、 「そして、胸を張れる自分になりましょう。」という言葉を付け 加えています。今日は、この十六の「大切なこと」の中で、 「最高の自分になるためのことは、惜しま ずやりましょう。そして、胸を張れる自分になりましょう。 」ということを考えてほしいと思います。 皆さんは、最高の自分になるためにどのようなことをしたらよいと考えますか。これには正解はな いかもしれませんが、最高の自分になるためには、まず、自分がどんな人間なのか考えて見る必要が あると思うのです。その時に、先程の十六の言葉がヒントになるのではないでしょうか。例えば、ル ールを守っているか。人の過ちを許しているか。まちがいや失敗から学んでいるか等です。そして、 今の自分がどんな自分か分かったら、今度は、最高の自分とはどんな自分なのかを考えて欲しいと思 うのです。最高の自分になるためには、どのようなことをどれだけしたらよいか、それは、自分自身 が決めることです。誰かから、このようにやりなさいと指示されてすることではありません。108 人 には、108 通りの歩み方があります。この少年の日を迎えるにあたって、2年生一人一人が、自分な りの決意をもってくれていると思っています。それぞれの歩み方は違っても「最高の自分になるため の努力は惜しまずにやる」ということは、全員の共通の目的であります。目的に向かって、いつも最 善を尽くし、よりよい自分をつくりあげていきましょう。 終わりになりましたが、保護者の皆様には、成長したお子様の姿をこの式の中で感じていただけれ ば幸いです。私たち教職員一同は、今後も、誠心誠意、最大の努力を傾け教育活動を行ってまいりま す。学校にご協力をいただきながら、地域の方々とともにその成長を見守っていただくことをお願い いたします。そして、この 108 名が、今日から新たな気持ちでスタートをきり、この4月からは最高 学年として、北条北中学校の顔として、心身ともにさらに大きく成長してくれることを期待して式辞 といたします。 <励ましのことば> まだまだ厳しい寒さが続きますが、あちらこちらで梅の花がほころびはじめ、春の気配を感じる季節と なりました。本日、 「少年の日」を迎えられた 2 年生の皆さん、おめでとうございます。 皆さんは、どのような気持ちで今日を迎えられましたか。私もちょうど 1 年前、仲間と共に決意を示し ました。その日ある先生がおっしゃっていた言葉を、今でも覚えています。 「今日の少年式が立派であって も、今後の生活に変化がなければ何も意味をもたない。日々進化し成長を遂げることで初めて少年式の意 味が出てくる」私はこの言葉を聞いて、心機一転、今日から一日一日少しずつ成長しようと決心しました。 成長することとは、前の自分より今の自分が好きになることだと思います。目標に向かって、がむしゃら に取り組むと、必ず結果が出るはずです。良い結果になることも、ときには悪い結果になることもありま す。ですが、その結果が積み重なると、自分に自信がつき、その自信がさらなる成長をさせてくれるのだ と思います。皆さんも今日を機に、新しいことにたくさん挑戦してみてください。きっと、自分を成長さ せてくれるはずです。 「切磋琢磨:どんな困難も、仲間と競い合い励まし合い、乗り越えていきます」 これは、昨年私が発表した決意の言葉です。今まで、楽しいこともうれしいこともたくさんの仲間と分か ち合ってきました。ですがその反面、つらいことや苦しいこともたくさんありました。誰に頼れば良いの かさえも分からなくなってしまい、自然と困難から逃げてしまうこともありました。ですが、周りにはい つも、私を支えてくれるたくさんの人がいました。私の悩みを自分のことのように考えてくれた友達、自 分のことを信頼してくれた後輩、悔いのない中学校生活を送るためにたくさん助言してくださった先生方、 わがままを言っても、弱音を吐いても、優しく受け入れてくれた家族。どんなときでも私の周りには、必 ず誰かがいてくれることに気がつきました。特に、友達は私にとって、とても大切な存在です。たくさん の困難も、ときには競い合い、ときには励まし合って乗り越え、共にここまで成長することができました。 皆さんも、周りを見渡してみてください。皆さんの周りにも、きっとたくさんの支えがあります。一人で はどうしようもできないほど落ち込んでも、どんなにつらい困難に出会おうとも、競い励まし合い、乗り 越えられると思います。そのかけがえのない存在を、大切にしてください。 私たち3年生は、あと少しで北条北中学校を卒業します。そして、皆さんは北条北中学校の最高学年に なります。3年生への進級を前に、進路の決定など、不安に思っている人もいるかも知れません。ですが、 皆さんなら大丈夫です。皆さんが一生懸命部活動などに取り組んでいる姿を見ていると、安心して後を託 すことができます。これからも、北条北中学校の良き伝統を、しっかりと受け継いでいってください。 最後になりますが、これから先、楽しいことばかりではありません。逃げ出したくなるような困難や試 練に立ち向かわなければならないこともあるでしょう。そんなときは、決して一人で悩まず、周りにいる たくさんの仲間と支え合って乗り越えていってください。1年生の皆さんも、2年生を見習って一生懸命 ついてきてくれると思います。私たち3年生は、いつまでも2年生の皆さんを応援しています。これから も、2年生の皆さんが、どんな困難にもあきらめず、周りと支え合い前進してくれることを信じて、励ま しの言葉といたします。 1・3年生代表 伊田 菜穂 <文化教室で楽しく取り組みました!> パッチワーク教室 竹細工教室 着付け教室 三味線教室
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