第1回ノルディックウォーキングって? 更新⽇:2011年9⽉1⽇ ⽊曜⽇ ノルディックウォーキングを知っていますか? みなさんは右のような写真の光景を⾒たことがありますか。 何やらスキーのストック(ポール)のようなものを持って ⼈々が歩いています。これがノルディックウォーキングな のです! ノルディックウォーキングは2本のポールを使って歩く、フィンランド発祥の⽐較的新しいスポーツです。年齢・性別・⾝体 能⼒・運動経験などに関わらず、だれでも気軽に簡単に始められ、⽣涯楽しむことができます。健康維持や健康増進・体⼒向 上のため、など⽬的や体⼒に合わせて⾏うことができ、またアスリートの競技⼒向上にも役⽴ちます。2本のポールを使⽤す ることで全⾝運動になるので、通常のウォーキングよりはるかに⾼い効果が得られるのです(どんな効果があるのか、詳細は 次回紹介します)。現在では、その健康への効果が実証され、フィンランドから欧州を中⼼に広まり、世界各国に普及してい ます。 ポールを使ったウォーキング(歩⾏)の歴史をさかのぼると、2つの説があります。 1つは、聖地への巡礼や放牧⺠の移動など⻑距離の歩⾏や険しい道中で補助具としてポール(杖)が⽤いられたという説。 もう1つは、1930年代にフィンランドでクロスカントリースキーの選⼿が夏のトレーニングとしてポールを使⽤してハイ キングやランニングを⾏ったという説。この後者の説こそ、現在のノルディックウォーキングが確⽴された源になるわけで す。 1980年代には、フィンランドでクロスカントリースキーのポールを使ったウォーキングが試⾏されました。そして 1988年には、ノルディックウォーキングが普及するきっかけとなったあるエピソードがテレビ・新聞で取り上げられまし た。 1990年代になるとフィンランドではポールを使⽤したウォーキングの研究が⾏われ、1996年、野外レクリエーション スポーツ協会・スポーツ研究所・ポール製造メーカーによって、ポールを使ったウォーキングプログラム・トレーニング⽅ 法・テクニックおよびウォーキングに適したポールの開発がなされました。 フィンランドでは、1997年、2本のポールを使⽤したウォーキングを「ノルディックウォーキング」という⾔葉で国際的 に定義づけました。ここで、「ノルディックウォーキング」という⾔葉が⽣まれるのです。その後、北欧を中⼼にインストラ クター養成講座やセミナー・イベントが開催され、アメリカではノルディックウォーキングの研究が始まるなど、急速に世界 中に広がっていきました。 ⽇本では、1999年に北海道⼤滝村(現伊達市)でノルディックウォーキングが伝えられたことをきっかけに、北海道、東 北などの北⽇本を中⼼に普及されていきました。2007年には、⽇本ノルディックフィットネス協会が仙台市に設⽴されま した(仙台市はフィンランドのオウル市と協定締結都市になっているため)。現在では全国各地でノルディックウォーキング のイベント等が⾏われています。 情報提供ご協⼒: ⽇本ノルディックフィットネス協会認定 ノルディックウォーキングベーシックインストラクター 財団法⼈桑折町振興公社 事務局⻑ 菱沼直⺒さん URL:⽇本ノルディックフィットネス協会 URL:財団法⼈桑折町振興公社〜〜うぶかの郷〜〜 ノルディックウォーキング初挑戦!! 体当たり取材(!?)ということで、ノルディックウォーキングがどのようなものか実際に体験してきました。 7⽉3⽇(⽇)、桑折町うぶかの郷にて、桑折町のサークルによるノルディックウォーキング教室プログラム(初⼼者向け) に参加させていただきました。なんとこの⽇は、先進地視察研修会で⼤⽟村体育協会の⽅々もいらっしゃっていて、いっしょ にノルディックウォーキングを体験しました。 天気はどんよりくもり・・・。空は明るく少し晴れ間も⾒えるので⾬の⼼配はなさそう(私、晴れ⼥だし♪)。実際は・・・ 幸いにも活動を⾏った午前中に⾬が降ることはありませんでした。しかし、梅⾬らしくとても蒸し暑かったです。ときどき吹 く⾵が⾮常に⼼地よく感じました。 歩く前に・・・ノルディックウォーキングで使⽤するポールを使った準備運動でウォーミングアップ。ポールを前について、 ⾜踏み・もも上げ・アキレスけん伸ばしなど。また、ポールを持ち上げてストレッチをすることもできます。(詳細はのちの 回で紹介する予定です) 普段、運動どころかストレッチもしない私にとっては、ポールを使ったストレッチが痛いということはなく気持ちよかったで す。体を伸ばすことって⼤切なことかもしれませんね。 いよいよウォーキングスタート!!・・・と思いきや、まだまだウォーミングアップは続きます! 「普通に歩いて」インストラクターの⽅々が普段の歩き⽅をチェック! いよいよポールを持って歩⾏!! 最初はとてもヘンな感じがしました。ポールを意識してしまうと、右⼿と右⾜が いっしょに出てしまってぎこちなくなってしまいました。最初はポールを引きず るような感じでいいそうです。 何度か練習をして、ついにウォーキングスタート!! スタート早々、上り坂でしたが、ポールのおかげで⽐較的ラクに登りきることができました。ポールなしで歩くのとでは全然 違うことを実感しました。 桑折町では歩いて楽しめる町づくりを⽬指しており、5つの⼩径(こみち)があります。今回は⾃然の⼩径と語らいの⼩径の⼀ 部、約6kmを歩きました♪ 最後のほうは少し疲れてきて、⾜も痛くなってきましたが・・・無事にゴールできました!! まだ終わりではありません。ポールを使ってクーリングダウン(整理運動)です。 そして最後に、シメとしていつも⾏っていることがあるそうで・・・ 「キートス」とはフィンランド語で「ありがとう」という意味で、感謝の気持ちを表す⾔葉だそうです。 さてさてノルディックウォーキングに初めて挑戦した感想は・・・とにかく楽しかったです!最初は6kmも歩けるか⼼配で したが、お話して景⾊を楽しみながらだったので、あっというまに感じられました。もう少し歩けるのではないかとも思いま した。お話ししながら楽しめるというのがやはり醍醐味ですね。 あとは、思っていたほど疲れが残りませんでした。ポールを使った準備運動・整理運動のおかげか、筋⾁痛はひどくなく、翌 ⽇に⾜とお尻に少々痛みを感じる程度でした。ノルディックウォーキングはポールを持って歩くので、腕が筋⾁痛になる⼈が 多いそうですが、今回の私の場合はポールをまだきちんと使えていないのではないかということでした。 桑折町のサークルのみなさん、インストラクターの⽅々、⼤⽟村体育協会の⽅々、ほんとうにありがとうございました。 県内のおすすめウォーキングコース〜福島編〜 ☆★☆★ノルディックウォーキングイベントのお知らせ☆★☆★ ⼟⽊遺産「⻄根堰」巡り健康ウォーク 健康維持・増進の体験講座 夏編・・・平成23年9⽉25⽇(⽇) 第2回・・・平成23年9⽉11⽇(⽇) 秋編・・・平成23年10⽉30⽇(⽇) 第3回・・・平成23年11⽉20⽇(⽇) ※お問い合わせ 財団法⼈桑折町振興公社 TEL024-582-4500
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