7) ポテトプランター れる。 (1) 用 途 (4) 安全作業のポイント じゃがいも(ポテト、馬鈴薯)の塊茎である種芋 ① トラクターと本機両者の取扱説明書や安全 ラベルを良く読み理解する。 の播種に使用する。 ② PTO軸や可動部のカバーは常に所定の位 (2) 構 造 構造は、ホッパー、繰出播種機構、作溝器、覆土 置に付けておく。 器、駆動輪、マーカーなどからなる。この機械は、 ③ 作業中は補助者以外は乗せない。 播種、覆土、鎮圧の作業を1行程で行うほか、施肥 ④ 点検・調整・修理は、必ずトラクターのエン も同時にできるものが多い。繰出播種機構には、次 ジンを止めてから行う。 ⑤ 着脱時には作業機との間の挟まれや押し潰 のものがある。 されに注意する。 ① すくい上げ式カップ・チェーン型 チェーンに付けたカップで種芋をすくいあげ、 途中で余分な種芋を落として植え付ける方式 ⑥ 始動、発進、後進時には必ず周囲に人がいな いことを確認する。 ⑦ 移動時には他車との追突や接触に注意する のもの。 (予防対策として反射材などを活用する) 。 ② すくい上げ式傾斜円板バケット型 傾斜円板の周縁にバケットを配置し、傾斜によ って余分な種子を落下させて単粒とし、下方で ⑧ 補助者を含めてPTO軸などへの巻込まれ や人の転落に注意する。 排出する方式のもの。 ③ はさみ上げ式ホルダ型 垂直に回転するホイールの周縁部にホルダを 配置し、種芋の中を通過する間に、種芋をつか み所定の位置で離して播種する方式のもの。 ④ くし刺し式ニードル型 回転する棒の先端に針を設けて、種芋の中を通 過する間に種芋を刺して所定の位置で抜き取 り播種する方式のもの(種芋が損傷する欠点が ある) 。 ⑤ コンベア式カップ・ベルト型 補助者がカップに種芋を並べて供給する方式 のもの(手間がかかるが種芋を痛めない)など がある。また、種芋を切断して大きさを揃える ための種芋切断装置や切断ナイフの消毒装置 のついたもの、あるいは施肥機の付いているも の、畝成形、植付、マルチがけを工程でできる ものもあり、普通は2∼4畝植えである。 (3) 取扱い上の留意点 種芋に損傷を与えないようにする。作業精度を高 めるには、種芋の大きさを揃え、また、播種時の種 芋の転がりによる株間の乱れに注意する。作業能率 は、種芋の損傷程度や補助者の手直し作業に制約さ (社 社 ) 日本農業機械化協会 - 31 - 01/07/11
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