宝 塚 歌 劇 に 関 す る 話 題 を ピック アッ プ! 月組公演 ロ ン ド 「一歩一歩力強く進んでいきたい」── 珠城りょう わ 今回のパフォーマンスは 『カルーセル輪舞曲』 の世界からスタート。愛希さんが “吾が巴里” を、 珠城さんが “カルーセル輪舞曲” を歌い、会場を華やぎで満たします。続いて『グランドホテル』 より、珠城さん、愛希 さん、美弥さんが“Grand Parade” “ 恋なんて起こらない” “ 一緒にグラスをとろうよ” を披露し、作品の 世界を鮮烈に表現しました。 その後は、 トミー・チューン氏をはじめ、今回の作品を手掛ける演出家・岡田 敬二さん、生田大和さん、稲葉太地さんらを交えた会見へ。公演への意気込みが語られました。 『グランドホテル』 『カルーセル輪舞曲』 制作発表会 2017年1月、珠城りょう率いる新生月組がついに本格始動! その船出を飾るのは、1993年の月組公演でも演出・振付を手掛けた ブロードウェーの至宝、 トミー・チューン氏を再び特別監修に迎えて挑む 『グランドホテル』 と、宝塚レビューの原点に迫る 『カルーセル輪舞曲』。 今回は、9月8日に東京都内で行われた制作発表会の模様をお届けします。 公演への意気込みをお聞かせください。 珠城 今回の公演のお話を伺った時、 自分に務ま るのだろうか…という不安もありましたが、 『グランド ホテル』 の資料や譜面を拝見し、 この作品に携われ る幸せを強く感じるようになりました。 ショーは 『モン・ あこが した。今回、 オットー役に巡り会えた奇跡に感謝しつ つ、魂を込めて大切に演じたいと思います。 ショー は、生徒の輝きを引き出してくださる稲葉先生の作 パリ』誕生90周年を記念したオリジナル作品。月組 品。私自身も、 どんな新たな自分に出会えるかとても楽しみです。 で上演させていただけることが本当に光栄です。私自身、舞台人と 新トップスターとして、今の心境は? しても男役としても、 まだまだ磨いていくべき部分は多いのですが、 精一杯努力し、今の月組にしかできない作品にしたいと思います。 愛希 トミー・チューン氏をお迎えして『グランドホ テル』 を再演させていただけることを、本当に幸せ に思います。私が演じるグルーシンスカヤは、人生 への希望、踊りへの情熱を失ったバレリーナ。珠城 さん扮する男爵に出会い、愛し愛されることの喜び を取り戻すところをしっかりと演じたいです。 ショーの方も、新年の 右から月組トップスター・珠城りょう、 トミー・チューン氏、 月組トップ娘役・愛希れいか、 月組・美弥るりか 美弥 私は、1993年の 『グランドホテル』 でオットー を演じられた涼風真世さんに憧れて宝塚を目指しま 幕開きにふさわしい作品になるのではとワクワクしております。 珠城 月組は一人ひとりがエネルギーにあふれ、舞台への熱い思 いを持っている組。その先頭を走るにあたり、 やはり自分自身が舞 台に対して一番ひたむきに、 そして明るく取り組みたいですね。 「こう でなければならない」 と考えるのではなく、組の皆と一緒に、皆の思 いを受け、一歩一歩力強く進んでいきたいと思います。 それぞれに作品や役への深い思いを語った出演者たち。珠城さんの言 葉通り、舞台にかける熱意が伝わる会見でした。2017年の宝塚大劇場 は、 新生月組の若いパワーが弾ける情熱の幕開きとなりそうです!
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