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2つの学会で、BPに関するシンポジウムを開催!

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『こころの子育てインターねっと関西』第21巻 第5号(2016年9月号)
シンポジウムのご案内
2つの学会で、BPに関するシンポジウムを開催!
本会代表(精神科医) 原田 正文
本会では、これまで2年おきにフォーラムを開催して
きました。今年はフォーラム開催の年に当たっています。
ところが、今年は偶然大阪市で2つの大きな学会が開催
されます。第75回日本公衆衛生学会総会(2016.10.26
∼28、グランフロント大阪)と、日本子ども虐待防止
学会(JaSPCAN)第22回学術集会おおさか大会
(2016.11.25∼26、大阪国際会議場)です。そして、
表1・2に示しますように、本会が企画しましたBPプ
ログラムに関するシンポジウムがともに採択されました。
そのため、それらのシンポジウムに力を注入し、本会主
催のフォーラムに替えたいと思います。なお、参加して
いただくためには、費用が少し掛かります。お申込みは
各自直接、学会事務局または学会ホームページよりお願
いします。なお、「第75回日本公衆衛生学会総会」の
URLは、http://www.c-linkage.co.jp/jsph75/です。
「日本子ども虐待防止学会第22回学術集会おおさか大会」
のURLは、http://jaspcan.org/annualconferenceです。
日本公衆衛生学会の特殊性
日本公衆衛生学会総会は、今年で第75回です。その
ことが示しますように、歴史のある学会で、会員数
8,000人を超す大きな学会です。公衆衛生を担ってい
るのは、主に自治体です。そのためこの学会は、大学人
が主に参加する他の学会とは趣を異にしています。参加
者は、公衆衛生を担当する自治体の医師や保健師などで、
従来から開催県及び県庁所在地の市が中心になり、学会
を開催してきたという経緯があります。今回も、大阪府
知事と大阪市長が名誉学会長になり、学会の運営を府・
市をはじめ、大阪府医師会、大阪大学等が支えています。
私は長らく大阪府に勤めていましたが、公務出張で出席
できる学会は、この日本公衆衛生学会だけでした。
BPプログラムは、対象者の募集などの点で自治体の
協力が欠かせません。実際、昨年度(平成27年度)実
績では、BPプログラムの主催者の75%は自治体でし
た。また、残りの25%の内の多くは、自治体から委託
を受けたNPO法人であり、そのことも考慮しますと、B
Pプログラムのほとんどに自治体が関与していることが
わかります。そういう意味で、自治体の職員が多く参加
する日本公衆衛生学会総会は、BPプログラムの格好の
宣伝の場であると考えられます。
日本子ども虐待防止学会の熱気
一方、日本子ども虐待防止学会学術集会は、新しい学
会であり、多職種が参加するという点にも特徴がありま
−2−
す。そして、子ども虐待の防止は、現代日本が抱える焦
眉の課題ですので、参加者は3,000人を超えることもあ
り、熱気に溢れています。
この学会のホームページには、その設立趣旨を以下の
ように記載しています。
「日本子ども虐待防止学会」は、1996年4月に
「日本子どもの虐待防止研究会」として発足しまし
た。子ども虐待防止を目指し、医療・保健・福祉・
教育・司法・行政などの実践家・研究者が一同に会
する研究会です。2004年12月より「日本子ども虐
待防止学会」に名称変更、2013年12月に「一般社
団法人 日本子ども虐待防止学会」となりました。
実践経験や研究を交流しあい、わが国の子ども虐待
防止についての取り組みの推進を目的としています。
本会の発足が1995年12月ですので、ほとんど同時期
にこの学会も発足しています。大阪府時代の先輩である
小林美智子先生をはじめ関西の研究者・実践者が中心に
なり、設立に努力をされていましたので、私もその様子
を見てきました。発足大会は大阪で開催されました。す
ごい熱気でした。今回が22回目ですが、この間の時代
の変化はすさまじく、子ども虐待件数はうなぎ登りに増
加しています。この学会への期待もますます大きくなっ
ています。
なぜこんなにBPは拡がるのか?
今回開催する2つのシンポジウムの冒頭で、私からB
Pプログラムについて全般的な説明をします。特に今回
は、徳島県が実施したBPプログラムの効果測定結果も
発表します。そして、BPプログラムは発表以来順調に
全国にひろがっています。「なぜ、このようにBPプロ
グラムが、参加者はもとより、自治体などにも受け入れ
られるのか」についても考察したいと考えています。
時代が求める母子保健とは?
公衆衛生学会のシンポでは、表1に示しますように4
人のシンポジストに登場していただきます。BPプログ
ラムの実践報告を中心に全国各地の子育て支援の取組み
を持ち寄り、時代が求めている子育て支援ならびに母子
保健について集会参加者とともに考えるようなシンポに
したいと考えています。
実践報告は、「すべての対象者にBPプログラムを届
ける」という目標を掲げている静岡県磐田市と鳥取県倉
『こころの子育てインターねっと関西』通巻174号(2016年9月20日)
「母 子 保 健」と「子ども虐 待予防」に新風を!
吉市の取組みについて保健師さんの鈴木恵美さんと大羽
みゆきさんに発表していただきます。他谷恵津子さんに
は、民間の子育て支援センターで体験する親子の状況と
ともに、大津市の委託を受けて実施しているBPプログ
ラムの実践と今後の方向性などについて発表していただ
きます。また、坂本牧子さんには、広島県の取組みに加
え、2014年の安佐南区での広島8.20豪雨災害に際
し、BPプログラム参加者の間に生まれていた絆がいか
に心強いものであったか、という体験を発表していただ
きます。
現在、保健部門では「母子保健に対する熱意がかなり
下火になっている」と言われていますが、本シンポが今
後の母子保健の新しい方向性を示すものになるものと確
信しています。
健部門が中心になった子ども虐待発生予防の取組みを、
東広島市で昨年まで子ども虐待対応をして来られた土居
和子さんからは、自治体福祉部門が中心になった子ども
虐待発生予防の取組みを、大阪府枚方市にあります社会
福祉法人水上隣保館の山下裕美さんには、福祉施設が中
心になった子ども虐待発生予防の取組みを発表していた
だきます。そして、新潟市の柳本恭子さんには、小児科
診療所でのBPプログラムの取組みについて発表してい
ただきます。特に新潟市では、今年度新潟市の全区で、
年間78回のBPプログラムが実施されます。これは画
期的なことですので、その取り組みも合わせて報告して
いただきます。
子ども虐待予防として、現在行われているものはほと
んどが二次・三次予防です。すなわち、虐待通報事例へ
の対応や家族の再統合などの取組みです。本会が企画す
るシンポは、子ども虐待の発生そのものを無くす取組み
で、典型的な第一次予防策です。この学術大会では異色
の存在ですが、BPプログラムのような第一次予防こそ
が、本道であると考えています。
多くのみなさんがこれらのシンポジウムに参加してい
ただけるとありがたいです。また、2つのシンポジウム
の内容については、本会報にても報告したいと考えてい
ます。(大阪人間科学大学副学長 精神科医)
(表1) 第75回日本公衆衛生学会総会
「自由集会」
テーマ
「ママたちの非常事態」を救いたい!
− BPプログラムを中心に−
場 所:大阪産業創造館 5階 研修室E
日 時:10 月 27 日(木)18:00 ∼ 20:00
(表2) 日本子ども虐待防止学会
発表者 「第22回学術集会おおさか大会」
「公募シンポジウム」
鈴木 恵美 静岡県磐田市保健センター 保健師
テーマ
大羽みゆき 鳥取県倉吉市保健センター 保健師
新たな子ども虐待発生予防プログラムの実践
他谷恵津子 NPO法人子育てネットワーク志賀
− BPプログラムの概要と全国各地の取り組み−
「うりぼう」代表(滋賀県大津市)
坂本 牧子 子育て・サークル応援グループ
場 所:大阪国際会議場(グランキューブ大阪)
MaMaぽっけ代表(広島市安佐南区)
日 時:11月 25 日(金)14:10 ∼ 15:50
原田 正文 大阪人間科学大学副学長 本会代表
発表者 コーディネーター
河原 啓二 姫路市医監 小児科医 本会監事
注:「自由集会」が開催される場所と、参加申し込みを
受付ける場所(JR大阪駅北隣、グランフロント大阪内、
ナレッジキャピタル コングレコンベンションセンター
B2F ホワイエ)が異なりますので、ご注意ください。
真の子ども虐待予防とは?
小野寺典子 茨城県取手市保健センター 保健師
土居 和子 東広島市 臨床心理士
(前:虐待対応相談員 現:SSW)
山下 裕美 社会福祉法人 大阪水上隣保館
ファミリーポートひらかた 統括責任者
(大阪府枚方市)
柳本 恭子 新潟市 やぎもと小児科 保健師
原田 正文 大阪人間科学大学副学長 本会代表
コーディネーター
JaSPCANの学術大会のシンポでは、表2に示します
ように、4人のシンポジストに実践報告をしていただき
ます。茨城県取手市の小野寺典子さんからは、自治体保
山野 則子 大阪府立大学教授 社会福祉士
本会副代表
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