アジサイの剪定・挿し木体験

アジサイの剪定・挿し木体験
アジサイは整枝せずに放置しておくとどんどん上に伸び、株の形が悪くなってしまいま
す。翌年の花芽ができる前に剪定(切り戻し)するのが一番です
開催時期
ねらい
6月下旬~7月中旬
所要時間:2時間程度
受け入れ人数:20 名程度
公園をはじめ庭や鉢で楽しまれているアジサイだが、管理が悪いと全体の容姿が悪くなったり、よい花が
咲かなくなってしまう。ここでは、剪定のポイントを、体験を通して学ぶ。
行程
最初に、配布資料をもとに、30 分程度の座学を行う。その後アジサイの植栽地へ移動し、剪定を行う。
切り戻しで剪定した枝は挿し木用とし、鹿沼土を入れた鉢に挿して持ち帰ってもらう。
アジサイが花芽をつけるためには十分な養分を必要
とするため、花芽がつく2か月前に切り戻しを行わな
ければ花がつきにくくなると言われている。花芽は脇
芽(側芽)が分化してできるので、充実した脇芽を作
るためにも、剪定時期を遅らせないことが大切である
切り戻し:花の2~4節下、節のすぐ上で切る。
このとき、新芽(わき芽)を残すように注意する
アジサイは挿し木でふやすことができる。花の付いていない枝を15cmくらい(2~3節)に切り出し、砂や鹿
沼土を入れた鉢に挿す。花が咲かなかった茎も挿し木に利用できる。土に挿す部分の葉は取り除いておく。直射日
光を避け、半日陰の場所に置くと 1カ月くらいで根が出てくる
①大きな葉がついたままだと水分を無駄に蒸散し
てしまうので、葉を半分に切る
②40 分~1 時間
ほど水につけて
水揚げさせる
③土は先に湿らせておく。箸などでやや斜めに穴を開け、
そこに茎を挿す。茎だけで無理やり挿さないことが大事
ツツジ、ヤマブキ、クチナシ、バラなど多くの樹木が同様
の手法で挿し木できる。
摘要 管理事務所で用意するもの:カッターナイフ、ハサミ、水容器、鉢、鹿沼土、割り箸