N.Yさん(社会科教育) 株式会社 紀陽銀行 内定 【就職活動の流れ】 11 月下旬:京セラドーム等で行われている合同説明会に参加。 12 月~ :会社説明会 2 月上旬 :エントリーシート提出 3 月下旬 :筆記試験、一次面接、二次面接 4 月上旬 :最終面接、内々定 【アドバイス】 私は、11 月下旬から就職活動を始めましたが、それ程たくさんの企業をまわったわけではありません。自分自 身が本当に就職したい業種に限定し、また、その中でも企業の数を決めて就職活動を行いました。 エントリーシートを提出したのは、おそらく 20 社ほど、その中でもその後の選考に進んだのは四捨五入しても 10 社ほどだったと思います。私の性格上、いくつもの会社の選考を同時期に行うというのは無理だと思い、この ようにマイペースに就職活動を進めていました(今から思うと、これだけの数しか受けなかったのに、よく内定 をもらえたと思います) 。 就職活動をしている友達は、一日に 2 社、3 社まわることも当たり前のようでしたが、私には一日中スーツを着 て歩き回る体力も気力もなく、スケジュールが就活のみで埋め尽くされるのも嫌だったので、午前中説明会に行 ったら、午後からはバイトに行く等気晴らしをしていました。就活のことにおわれて一日過ごすよりも、そのよ うな生活の方が精神的に楽で、余裕を持って就活ができたと思います。まわりがどれだけたくさんの会社をまわ っていたとしても、気にせず、マイペースでできたらよいと思います。 【エントリーシート・面接】 エントリーシートや履歴書を書く前に、自己分析は、もちろんしておかなければなりません。自己分析や「学 生時代頑張ったこと」の欄には、共通して一つのエピソードを書くようにしていました。大学では、部活動やサ ークルはしておらず、毎日アルバイトをしていました。そのため、何を聞かれても、そのアルバイトでのエピソ ードを話すように決めていました。 エントリーシートや履歴書に記載されていることをベースに、面接官は質問をしてきます。面接は、いくら慣 れていても、頭が真っ白になることもあります。いくつものエピソードを持っていたとしても、それが混同した り、うまいこと話せなかったら、それがどれだけいいものであっても台無しです。そのため、いくつかの中から 厳選して、一つのエピソードを選び、そのエピソードから、自己分析や「学生時代頑張ったこと」につなげるよ うにしました。 エントリーシートや履歴書は、一度その会社に提出したら、その後の選考でずっと、面接官の質問のベースと なります。ですので、コピーしたり、プリントアウトして保管し、その企業の面接前に目を通しておくことをお 勧めします。そうすると、エントリーシートや履歴書に書いてあることと話していることが違う、という事態か ら免れ、スムーズに面接が進みます。 また、面接の練習として、まったく志望していない企業でもかまわないので、いくつか受けてみることもお勧 めします。就活を始めて一番最初の面接が第一志望の企業となってしまうと、普段以上に緊張してしまい、失敗 しかねません。面接は、何度か受けているうちに、多少は慣れてくるものです。ですので、最低でも集団面接・ 個人面接 1 回ずつは、練習として受けていたほうが良いと思います。 【筆記試験】 筆記試験の内容は、企業によって全然違います。そのため、勉強すると言っても何から手をつけたらよいのか 分からないと思います。本屋へ行って就職活動の筆記試験対策の参考書を見てみても、一般常識、時事問題、SPI 等たくさんあって、そのどれをも勉強しようと思ったらたいへんで、勉強する時間もそれ程たくさんは取れませ ん。しかし、まったく手をつけていないというのも不安だと思います。筆記試験の勉強をしようと思うのなら、 一度立ち読みでいいので、一般常識、SPI 等の本に目を通してください。意外に簡単で、実際に勉強しなければ と思うのは、わずかだと思います。自分が不得意だと思う分野の本を買って、その分野だけ勉強するようにして ください。 【就職活動を終えて】 就職活動中は、書類選考だけで落とされたり、面接がうまくいったと思っても次のステップに進めないという ことも多々あります。落とされたことをいつまでも引きずるのではなく、 「私が落とされたんじゃなくて、私が三 行半を突きつけたんだ!」くらいの考えで、次の企業の選考に進めたらと思います。 私は、就職活動をするまで、紀陽銀行の名前さえも知りませんでした。そのような会社に就職したいと思うよ うになったのも、選考過程で出会った人事の方や、先輩社員の方がたいへん魅力的だったからです。私は、就職 する条件として、一緒に働きたいと思える社員がたくさんいること、を考えていました。たくさんある会社の中 で、たった一つを選ばなければならないのは、たいへん難しいです。今の時点では、皆さんが頑張ってたくさん の企業を回っているかもしれませんが、4 月を過ぎると、複数の内定をもらって、自分が選ばなければならない 立場になります。そのようなときに、就職先の企業を選ぶ基準を、しっかりもっていられればと思います。 就職活動は、やっているうちはたいへんだと思うかもしれませんが、3 回生の冬から 4 回生にかけてしか出来 ないことです。後悔しない様に、かつ楽しんでやっていれば、自然と結果もついてくるものだと思います。 I.Kさん(生活・技術教育) タナベウィルテック株式会社 内定 就職活動の体験談ということで、僕自身の就職活動のスタートから内定に至るまでの経緯を、就職活動を通し て僕が感じたこと、考えたことを少し交えながら話そうと思います。 僕の就職活動ですが、3回生の2月から始めました。早い人だと 10 月から始めている人もいるので、相対的に 見ると遅めのスタートです。そして僕が企業から内々定をいただき、就職活動を終えたのが、4回生の4月の末 でした。4月になると内々定をもらう人が、ちらほら現れる時期なので、比較的早い段階で就職活動を終えたこ とになります。 まず、就職活動を始めるにあたって行動したことは、インターネットで就職活動情報サイトへの登録です。毎 ナビやリクナビなどの就職支援サイトでは、就職活動のノウハウや登録している企業の情報など就職活動に必要 な情報がたくさん掲載されています。登録している企業にも違いがあるので複数のサイトで登録しても良いと思 います。登録してしたことは、家の近くにある企業やよく知っている企業を調べてみました。身近な企業でも知 らないことがたくさんありましたし、それも企業研究という就職活動の第一歩です。 次にその就職支援サイトが開催している合同説明会に参加しました。大きな会場の中で多くの企業がブースを 作って自分の企業の説明をしています。大きな説明会になると 100 社以上の企業が集まります。多くの企業の説 明を完全無料で聞けますし、サイトで企業を見るよりわかりやすいですから少しでも興味を持っている企業があ れば聞いてみるべきです。また競合している企業の説明を聞いてみると楽しいですし、またふらっと立ち寄った 説明会で思いもよらない企業に興味を持つこともあると思います。合同説明会で興味を持ち、もっと知りたいと 思った企業があれば会社説明会に行きます。会社説明会は企業が単独で開催している説明会で合同説明会の内容 も含んで、より詳しい内容を説明してくれます。 こういう段階踏んで、自分の行きたい業界、業種、企業を絞っていきます。この次は各企業での選考をお願い することになります。ここまでは学生が企業を選んできましたが、企業が学生を選ぶという立場になります。 まず選考と一言で言っても、様々な方法があります。面接が主ですが履歴書などの書類選考や筆記試験、グル ープディスカッション、適性検査などがあります。筆記試験は SPI や常識問題と呼ばれる5教科の基礎的な問題 であったり、他に企業が独自に問題を作成し出題するケースもあります。選考を受けるにあたって、履歴書、エ ントリーシートを書かなければなりません。エントリーシートとは、履歴書の様式を企業が作ったものだと考え て下さい。履歴書と違って企業が聞きたいことが聞けるということが特徴です。どこの履歴書も同じようなもの ですが、滋賀大学の履歴書は自己PR、志望動機、研究課題・興味のある分野、課題活動により得たもの、趣味・ 得意なことの5つを書く欄があります。もちろん何を書くか決めることはもちろん、短い枠の中にしっかりまと めて書くことが大変でした。 選考で一番多いのは面接ですが、面接でうまく話せない、聞かれたことに答えられないということで悩むと思 います。しかし、たくさんの面接を受けていれば慣れてきますし、面接の手ごたえも出てきます。面接で聞かれ たことを少し紹介しますと、 「他には、今までで自分が 20 年間で辛かったしんどかったことと、それを克服する ためにどの様に乗り越えてきたかということ」 「わが社に入社した場合にどんな風に仕事がしたいか」 「岩田さん が弊社で働いた場合の、弊社のメリットはなんですか」 、このようなことを聞かれました。他にも座右の銘を聞か れたり、大学は技術教育学科ってどんな勉強するのかなど本当に多種多様な質問をされます。たくさんの面接を 受けて、次の選考に進めたものもそうでないものもあります。それらの経験を通して感じたことは、面接で面接 官が知りたいことは「行動などを聞くことで、どのような人間かを知ること」と「しっかりとコミュニケーショ ンが取れるか」ということだと思います。だからそんなにいいこと言わないといけないと構えず自然体で臨むべ きだと思います。 選考を最後まで通過すれば、晴れて内々定という形になり、その企業に就職しようと決意すれば、就職活動は 終了となります。 僕の行く企業ですが、タナベウィルテック株式会社という企業です。遠心分離機という機械を作っている企業 で、その技術部です。大きくない会社ですが、遠心分離機界ではトップシェアを誇っています。大企業よりは中 小企業を希望していたことと、営業や経理ではなくて、設計や開発をするような技術系の職に就きたいと思って いたことが、この企業に決めた大きな理由です。勤務地、給与、福利厚生、などたくさんの企業を選択するため の情報がありますので、自分にあった形で企業を選択すればいいと思います。僕は、内定を頂いた企業に対して 気になる不満もなく、これからのこの会社で働けることに大きな期待を持っています。 就職活動で辛いこともありましたし、嫌だと思うこともありましたが、とても貴重な経験だったと思います。 僕は満足のいく就職活動だったと思いますし、これから就職活動をする方にも自分の将来を決めるとても大事な ことですから、妥協することなく満足するまでやって欲しいです。僕自身は企業研究やたくさんの企業の人、一 緒に就職活動をしている仲間と話せてとても楽しかったですし、かけがえのない経験だったと感じました。 G.Sさん(文化情報) 住生コンピューターサービス株式会社 内定 【期間】 2006年10月~2007年3月下旬 【就職活動の流れ】 10月 情報教育からか、漠然とSEを目指すようになる。 大学の就活セミナーに参加。企業選びについてなどの基礎的な知識を得る。 就職サイトに登録。最初は多くのサイトに登録→いいと思った企業はエントリー。 11月 大学のエントリーシート講座に参加。書き方や注意点などを知る。 合同説明会に初参加。SEだけではなく幅広く回り、各企業の雰囲気を知る。 12月 合同会社説明会や、会社の個別説明会に参加し始める。SEに絞る。サイトも厳選。 1月 就活用の写真を生協で撮ってもらい20枚購入。説明会に参加しまくる。 2月 履歴書持参の説明会や1次試験を説明会後に実施する企業が増える。 10程度の企業に絞る。 ゼミの先輩がリクルーターとして説明しに来てくれた。そこで内定先の企業の存在を知る。テスト センター利用の企業もあるのでその対策も。下旬に面接が始まる。 3月 1日に2社ほどの面接を受けに行くようになる。10社ほどに絞ったおかげで予定が被ることもあまり なく、余裕を持って受ける。 最終面接を受ける。この頃には第1志望が明確になっていた。 下旬に内定を頂き、内定2社目が第1志望だったのですぐに就活終了。 選考途中だった企業に辞退の電話、内定辞退の企業には電話と封書で辞退の連絡。 【就職活動で役に立ったこと、アイテム】 ・大学の就活セミナー 就活しなきゃ!!って気分にさせてくれます。就活の基本やマナーを勉強しました。 滋賀県主催のセミナーも模擬面接を受けることができたので参加すべきです!! ・就活ノート 就活について、セミナーで得た知識や説明会でのメモをとったりしました。各企業について自分が感じ たことや担当者の名前や雰囲気を書いておくと、後でどの説明会だったかが思い出しやすくなります。 ・地図&路線案内 携帯アプリのNAVITIMEにお世話になりました。全く行ったことの無い駅に行くことが多くなるので、 駅から徒歩で会場に向かう際には家で地図を印刷してから行くか、NAVITIMEに頼って行動していました。 ・履歴書 私の場合は大学でまず大量に履歴書を買っておき、コピーして練習しました。練習して大体書くことを 決めておきます。志望動機はその企業によって書き換えますが、下書きが面倒なのでPCで1行あたりの文 字数を考えて下書きしていました。そして面接に行く時にはコピーを移動中に読み直して、何をアピール するか考えながら行きました。たまにカフェなどで必死に書いている人を見かけましたが、余裕を持って 履歴書はせめて前日くらいには書き上げておくべきだと思います。 ・面接での質問事項 面接では最後に質問はありますか?と聞かれます。ここで何も聞かないと興味が無いと思われてしまう かもしれません。その企業について説明会時に質問し忘れたことなどを考えてから面接に望むと良いと思 います。 ・積極的な姿勢 私は元々消極的な方でしたが、就活を通じて少し積極的になった気がします。説明会で質問をしたり、 午前の説明会で同じだった子とお昼ご飯を一緒に食べて午後の説明会まで時間を潰したりしました。積極 的に動くことで多くの情報を得られ、就活が楽しくなります! ・練習 面接での自己PRは必須なので1分バージョンや3分バージョンなど考えておいて練習します。声に出して 時間を計って練習することで本番の緊張はかなり減ります。面接で聞かれやすい質問についての回答も考 えておくとパニックにならないと思いますが、臨機応変な対応が必要とされることも多いので頼りすぎも NGです。 ・マナー セミナーなどで面接練習は実践しました。ネットでも手紙の出し方や書き方を載せているサイトも多い ので参考にしました。話し方や敬語の遣い方はきちんとしておくに越したことはないです。 ・笑顔とリアクション 私はコレだけで乗り切った…と思います。説明会では興味を持って聞いているぞ!という顔をして頷き、 集団面接でも他の人の意見も聞く姿勢を保ち、自分の順番や個人面接では絶えず笑顔で話しました。笑顔 のおかげで質問が柔らかくなる面接官もいた…と思います。 【就職活動を終えての感想】 おそらく私は短期集中型だったのではないかと思います。売り手市場だったからか、逆に不安になるく らい苦労せずに就活が終了しました。 自己分析などは回を重ねる毎に自分のしたい事が明確になりますし、面接も数をこなす毎にどのように 話せば伝わるかがわかってくると思います。更に自分なりのストレス解消法があると楽しく乗り切ること ができると思いますよ!! 【後輩にアドバイス】 最初はサイトの情報に頼ってしまいがちですが、自分で説明会に行って感じることが大事です。滋賀 大教育では民間企業でリクルーターをしている方があまりいないと思いますが、私の様に案外ゼミの先 輩がリクルーターで、企業の存在を知ることになったりしますので繋がりを持つといいと思います。 謙虚な姿勢で1社ずつ丁寧に受けていれば誠意は伝わると思いますので、熱意をもってがんばってくだ さいね!!最後は笑顔です!! T.Eさん(理数情報) 日立ソフトウェアエンジニアリング 内定 【私の就職活動の流れ】 11 月 ・ 就職サイトにエントリー。私は複数サイトを使って混乱したくなかったので毎ナビのみ活用した。 ・ 興味のある企業は全てエントリーした。この段階では有名な企業だからという理由で決めたこともあった。 12~1 月 ・ 一部の企業の説明会が始まるがまだ少なく、授業に影響を与えるほどではなかった。 この時期の企業はまだ本命ではなく面接などの練習も兼ねていた。 2~3 月 ・ 説明会や面接で一番忙しかった時期。日程調整はしっかりと行いたい。 ・ 大手もちらほら説明会を始めだす時期。また中小企業の内定もいくつか頂いた。 4月 ・ ほとんどの企業の選考も終え内定も頂いた。熟考の末、自分自身を一番評価してもらったところに決める。 【就職活動前の準備】 ・ インターンシップや合同説明会には行かなかった。これらでは企業は大して見えてこないと聞いた。 ・ 履歴書の欄を埋めるために「基本情報処理技術者」という資格を取った。これに関しては面接で聞かれるこ とも多く、意外と注目を浴びたかも知れない。 ・ 姉など実際に就職活動を行った人から話を聞き基本的な所作を学んだ。 ・ 就職サイトで自己分析を行い向いている職業が出たが、 あまり気にせず自分のやりたい方向の企業を受けた。 ・ 就職サイトや本でSPIなど筆記試験の勉強を毎日少しずつ行った。また、新聞などからの一般常識は試験 だけでなく面接でも聞かれるので少しは勉強しておくといい。 ・ 履歴書(やエントリーシート)もあらかじめ書いておき、毎日コミュニケーションの人に添削して頂いた。 内容は「わかりやすく、面白く」を心掛けた。例えば見やすいように箇条書き中心で、 「!!」や太線(太 字)なども使って印象に残るようにした。 ・ 必要なものは就職活動前に用意して行動に余裕を持てるようにした。 (証明写真、スーツ、履歴書、名刺入 れ、朱肉など) 【就職活動で気をつけたこと】 ○ 説明会 ・ ノート等はとらず、説明に集中した。 ・ 質問を必ずした。 ・ 隣の人たちとは積極的に話し情報交換を行った。 説明の中でここが他社とは違う、などと比較して見るようにした。そうすればその会社がどのようなところか わかり、質問もしやすい。また面接時も「御社のここが~」などと動機なども述べやすい。 説明会から目をつけられることもあるらしいので目立って損は無い。疑問を解消するためにも積極的に質問す べし。 ○ 面接 ・ 質問に対する答えは用意したものを丸覚えだと不自然な答えになるのでキーワードだけ覚えておき自分の言 葉でしゃべるようにした。 ・ 1日1社だけを受けるようにし他の会社で言うことと間違えないようにした。 ・ 自分なりのリラックス法を持っておくといい。私の場合はかなり早めに行き、その場に慣れようとしたり、 隣の人と話をしたりして緊張をほぐした。 マナーなどのミスは学生なので仕方がない。ある程度は許容範囲だと思う。それよりもそれらの失敗で尻ごみ してしまうほうが駄目だと思う。 また、 「自分らしさ」を出すことを心掛けた(私の場合は面白さ) 。履歴書に書いていること以外の質問は必ず される。それらで面白い(というよりも印象に残る)返しを心掛けた。 例)Q.あなたが仕事でしたくないことはなんですか? A. 「何もしない」ことをしたくないです。私はじっとしていられない性格なのでいわゆる窓際族になるくら いなら~(以下略) ○ 筆記試験 ・ 当たり前だが体調を整え集中力を保つようにした。 私は筆記試験では落とされなかったのであまり合格ラインは高くないのかも知れない。どこの会社も似たよう な問題なので慣れてくると時間に余裕を持って解けるようになる。 また意外と雑学も役に立つし、一般常識はあまり出てこなかった。 【その他】 ・ 企業から連絡は「非通知」で携帯に来ることが多い。非通知拒否ははずしておくこと。また、出来るだけい つでも出れるようにしておきたい。 ・ メールチェックは必ず毎日行うこと。説明会などの日程の予約が取れないなどということがないようにした い。 ・ 一番重要なのは「慣れる」こと! 面接、筆記などは数をこなし失敗したと思うところを修正していけばい い。 S.Yさん(理数情報) 関包スチール株式会社 内定 【就活サイト】 大学にガイダンスにいらっしゃったサイトを含め、合計3ヶ所に登録しました。 他のサイトには掲載されていない企業を知るのも目的の一つでしたが、企業情報以外の、模試やニュースメー ルなどのコンテンツに違いがあるので、複数のサイトを利用したほうがいいと思います。 ただ、複数のサイトを利用するとどうしても重複している企業があるので、エントリーした企業は、あらかじ めリストにしておくのがいいと思います。また、メールが毎日たくさん来るので、チェックが大変になることに は注意してください。 【エントリー】 エントリーの総数は、最終的には 100 社を超えました。すべての企業の選考に参加した訳ではありませんが、 自分に合いそうな企業なら、まずエントリーするようにしました。数が多くなると管理が大変なので、この点で も、エントリーした企業のリスト作成は必要だと思います。 【説明会】 私が始めて行った説明会は、就活サイトの合同企業説明会でした。これは、1日で何社もの企業の話を聞くこ とができ、周りの就活生の様子を知ることができるので、是非参加してください。ドームなどの広い会場の場合 は、見る企業のブースの場所を予め調べておいたほうがいいと思います。ただ、せっかく多くの企業が集まって いるので、興味を持った企業以外もチェックしたほうがいいです。私は、途中で志望を変更したのですが、初め のうちは興味がある分野の企業しか見ていなかったので、変更後は出遅れの状態からのスタートになってしまい ました。 個別の説明会では、話の内容をメモすることを心がけました。そのための就活ノートも作りました。私の場合、 大学ノートに、企業ごとにページを変えて書き分けていました。 また、説明会では、質問する時間があることがほとんどなので、いくつか質問を用意して、質問したほうがい いです。質問コーナーを人事の方が担当の一人としていらっしゃることが多いので、その方が面接官であった場 合、覚えてもらえていれば、印象がいいと思います。そして、質問したことや回答は、他の人の質問なども含め て就活ノートに書いておきます。他の人の質問で使えそうなものは、他の機会に使えるので、チェックしておい たほうがいいです。 【履歴書】 生協で売っている大学の履歴書は、考えて書く項目が多いので抵抗があるかも知れませんが、早い段階で考え ておくと、面接前に慌てなくてよくなるので、早めに面接対策するつもりで書きましょう。 履歴書は必ずコピーを取りました。面接では、履歴書の内容から1つか2つくらいは質問されるので、何を書 いたか把握しておくと答えやすくなります。 印鑑を押す練習をしておいたほうがいいです。真っ直ぐ押すのは、以外に難しいです。私は、印鑑についてい る目印の位置が若干ずれていたので、自分で印を付け直して使っていました。 【面接】 面接では、自己 PR や志望動機、長所短所など、だいたいの企業で聞かれる質問があるので、それらは、前もっ て答えを考えておきましょう。また、集団面接では、志望動機が前の人と同じになってしまうと焦るので、2パ ターン用意しておけば安心できるかもしれません。 また、面接の最後に「何か質問はありませんか」と聞かれることがあるので、説明会のときと同様に、考えて おいたほうがいいです。ただ、面接をするたびに聞かれると、質問することが浮かばなくなることもあるので、 他の企業の説明会などで、他の人が質問したことをチェックしておくと、考えが浮かびやすくなると思います。 【その他】 私は、就活をするにあたり、面接や筆記試験以外の、例えば「スーツは黒がいい」などの細かいことが気にな ってしまいました。グレーのスーツを着ていただけで、不合格になるとは思いませんが、気になって面接で実力 が出せないと困るので、なるべく気をつけて、不安を取り除くようにしました。 そこで、そういった、合否に直接関係なさそうだけれども、念のため気をつけていたことを少し書いておきま す。 ・ メールアドレスは大学のものを使うのがいい。 ・ 郵送物には、添え状をつけ、封筒用ビニール袋の中に入れてから封筒に入れる。 ・ 手紙だけではなく、メールにも時候の挨拶を書く。 ・ スカートの丈は、座って膝が半分隠れる程度。 ・ 履歴書は、ボールペンよりも万年筆で書く。 しかし、これらをしたから合格するとか、しなかったから不合格になるとかいったものではないと思います。 実際、いくつか知らずに選考に進んで、受かった企業もあります。 本番はあくまでも、筆記試験や面接です。ただ、添え状など、マナーとして知っておいて損はないものもあり ます。また、就活関連の本に、記載されているものもあります。 だから、気になって仕方ない人は、メインの筆記試験や面接対策に差し支えない程度にやってみるのがいいの ではないかと思います。 H.Mさん(環境教育) 株式会社日立ツール 内定 私は、大学入学当初は教員になることを目指していました。しかし、自分が教員になると思っていたことがた だぼんやりと考えていただけであるということに気づき、1 度自分の将来を見つめなおしてみようと考えました。 そこから、一般企業への就職の道を選びました。この体験記では、私が就職活動を進める上で大切にしていたこ とを中心に書きます。 私が就職活動を意識しだしたのは、3 回生の 6 月でした。リクルートなどが主催するイベントに参加し、自己 分析などの方法について学びました。 8 月以降からは合同企業説明会などに参加し、11 月以降に企業ごとに開かれるセミナーに参加しました。セミ ナー自体は基本的に自由参加となっていますが、企業によってはセミナーの参加回数を数える企業もあり、就職 活動は情報収集が鍵を握ると言えます。1 月以降は各社の説明会に参加し、2 月の下旬頃には面接や SPI 試験など を受け始めました。私が今の会社に内定を頂いたのは、3 月の中旬で周りと比べると少し早かったかもしれませ ん。大企業は企業倫理憲章を守るので、4 月から始めます。中小企業は、大企業に優秀な学生を取られたくない ので、先に採用活動を始めます。自分が狙う企業によってスケジュールを考えるためにこのことは知っておいた 方が良いと思います。 以上では私の就職活動の流れをおおまかに書きましたが、ここからは私が就職活動の中で 1 番大切にしていた ことを書きます。 私が 1 番大事にしていたことは、説明会やセミナーで必ず 1 つ以上は質問をするということです。興味のない 企業であったとしても、自分が気になることを見つけだし、積極的に質問をしていました。 また、説明会が終わった後は、個別に質問をしに行きました。人事の方に個別に質問をするのは、顔と名前を 覚えてもらうチャンスです。私は、いくつかの企業で個別に質問をした時に名前を聞かれ、さらに人事の方の名 刺をもらうこともありました。こうしてつながりを作り、若手社員の方を紹介してもらったりしたこともありま した。 今は、インターネットやメールが発達し、なんでもパソコンや携帯の画面で行えてしまうので、面接まで人に 合わなくても進むことが可能になっているところもあります。しかし、そのために逆に自分にあった会社を“感 じる”ことができなくなっているのではないかと思います。だから、私は就活で必要な力は、 「行動力」ではない かと考えています。積極的に「人」に会い、疑問に思ったことは積極的に質問する。質問をすることで、 「御社に 興味を持っている」ということもアピールできます。 実は私も、就活を始めてからはネットばかりを頼っていましたが、ある企業との出会いがきっかけで、 「会社選 びは、 “人”だ。 」と考えるようになりました。 「どんな仕事を選んでも、しんどいと感じることはある。それなら、 自分に合う人が周りにいること、魅力的な先輩がいることを基準に選ぼう!」と考えるようになりました。 自己分析も就活サイトで無料でしてくれるところがありますが、それくらいのことで自分の価値や仕事を選ぼ うとしないでください。説明会に出向き、人と話すことで、知らなかったことが分かり、興味を持てるようにな ります。自己分析は早い時期に終わらせた方がいいと言う人がいますが、私は自己分析は就活が続く限り、終わ らないと思います。説明会や面接でいろんな人と出会うことによって、自分の価値観や会社選びの基準も少しず つ変わります。そうして、自分のことがわかってくるのだと思います。 就職活動は、人によっては長くつらいものに思えるかもしれませんが、学生の間に社会のことを知り、自分と は違う価値観を持っている人と出会うチャンスです。私は、就活を終える前と後では、成長したと実感できまし たし、就活を通じて社会人の方とつながりを作ることができました。今でも、その方とは連絡を取ることもあり ます。就活を、やらなければいけないものと考えるのではなく、自分の成長する糧と考えて積極的に動くことが 結果的にいい方向へと導いてくれるのではないでしょうか。 M.Sさん(環境教育) 日本事務器株式会社 内定 【就活期間】 12 月~5月 【流れ】 7 月にリクルートの一日インターンシップに参加。 この時期から就活を始める就活生は、就活に対するモチベーションがすごく高く企業研究も熱心。大手企業を 狙う方、希望職種をすでに決定している方、就活に関する情報交換を他の大学生としたい方は、この時期に就活 仲間を作っておくと良いと思います。 12 月に企業のエントリーを開始。合同就職説明会に参加。 合同就職説明会は、就活の仕方が分からない方は一度参加してみると良いかもしれません。しかし、人がとに かく多いため、なんとなく参加してしまうとただ疲れるだけのものになってしまうと思います。このときに個人 情報を渡した企業から、後々説明会の参加の案内電話やメールがたくさん来ました。 1 月ごろから企業説明会に本格的に参加。試験・面接を行う。 企業単独の説明会へいくと、企業の雰囲気、仕事内容、社員の生の声が聴けます。社風を就職の重点に置いて いる方は、多くの説明会に参加した方が良いと思います。 その場でエントリーシートを書かされる場合も少なくないので、興味ある企業の説明会におくときは、下調べ や、自己分析を少ししてから行くと良いと思います。 またこのときに、並行して選考に進んでいる他の企業名を聞かれることも多いです。エントリーしている企業 を業界別に整理しておくと良いと思います。 3 月、4月ごろは、選考には進んでも三次選考・最終選考で落とされたり、エントリーしていた企業が全滅し てエントリーからやりなおしたりと、焦りも出てきて一番精神的に滅入る時期だと思います。 だらだらとした就活になっていると感じたら、一度就活から離れた方が良い気分転換になると思います。この 時期に、自分のペースで就活をできると良い結果に繋がると思います。 【自己分析・企業研究】 ・就職サイトで自己分析、他己分析を行う。 ・自分が今まで頑張ってきたこと、自分の業績を箇条書きでいいので書きだす。頑張ってきたことや結果を数字 で示すことを心がけました。 ・就職ノートを作り、会社説明会や選考を受けるごとに、人事の方の名前のチェックや、志望動機、質疑応答の 内容、雰囲気などを書き出しました。履歴書や面接、企業比較する時に役立ちます。 【説明会】 興味がある企業はもちろんですが、同じ場所で違う時間帯に行う他の会社の説明会に参加したり、ひとつでも 多くの説明会に参加するように心がけました。少し早めに行くと、他の就活生や企業の方と話す余裕もでき、色々 な企業の選考内容などの情報交換、悩み相談も出来る、グループワークも円滑にできました。 【履歴書】 企業によって、専用のエントリーシートを書かされることもあります。聞かれる内容は履歴書の内容と類似し ていることが多いです。自己 PR、志望動機、入社後したいことを聞かれることが多かったです。これらの内容を 何パターンか用意しておくと面接の時にも役立ちます。 履歴書は、面接前に見直したり、他の企業の履歴書を書くときにも参考になるため毎回コピーをとっておくと 良いです。証明写真と印鑑など、履歴書一式を常備していると安心です。 【面接】 文章を丸暗記しても、緊張して忘れてしまったりします。 マニュアル本を参考にするのもいいと思いますが、 自分の言葉で話すことを心がけるほうが大事だと思います。 面接は慣れることが大事だと思うので、本命企業がある場合も、その前に2,3社他の企業で面接の練習をして おくと良いと思います。 個人面接、役員面接まで進むと、教育学部なのになぜ教師にならないのかと、なぜ教育学部にはいったのかと、 聞かれることが多かったです。 就活は、自分のペースでやることが一番大事だと思います。 早く終わったから就職が上手くいくわけではないと思います。自分にあった企業を、自分が働きたいと思った企 業を見つけられるように頑張ってください。 M.Sさん(環境教育) びわこ銀行 内定 【就活期間】 2006 年 11 月~2007 年5月 (内定3社) 【流れ】 ○ 10 月中旬~企業のエントリーを開始。10 月後半、合同就職説明会に参加。 とりあえず自分の興味のあった企業にエントリーをしていきました。初めは大手企業や名前の知っている企業 にエントリーしていましたが、他にも企業はたくさんあるので、気になった企業にはどんどんエントリーしたほ うがいいと思います。 合同就職説明会では、人の多さに圧倒されました。人気のある企業はすぐに人が集まってしまい、話を聞くこ とができなくなってしまうので事前にどこの企業を見るか、どのような企業が来ているのかを調べていくといい と思います。 ○ 12 月頃~エントリーした企業から企業単独の説明会の案内が届く。 就職情報サイトを通じメールで案内が届きますが、この時点では説明会を行う企業は多くありません。しかし 大手企業では説明会予約の定員がすぐに満員になってしまい、なかなか予約が取れないことがあったので案内が 届いたらすぐに返事をしたほうがいいと思います。 ○ 1月頃~企業説明会が増える。採用試験が始まる。 単独説明会を行う企業が増えます。時間を調整して1日に2、3社行きました。ここでは、企業の雰囲気や仕 事内容など詳しく知ることができます。会社説明会ではノートに説明会で話している内容などを書いていきまし た。質問時間もあるので気になったことは積極的に聞いたほうがいいです。 採用活動を始める企業もあります。エントリーシートなどの提出期限がどの企業も近いので余裕を持って書い たほうがいいと思います。 ○ 2月・3月頃~採用活動が活発になる。 この頃は企業の採用活動が一番活発になります。1月に提出したエントリーシートや履歴書の結果も分かりま す。1日に2、3社の採用試験を受けに行くこともあるので体調管理と時間調整が重要です。面接ではエントリ ーシートに書いた内容を聞かれることが多いので、提出したエントリーシートをコピーしておき、見直していく ほうがいいと思います。 3次選考で落とされたり、最終選考で落とされたりして落ち込むこともありました。ただ、この頃になると自 分のやりたいことが明確になり、エントリーする業種や試験を受けに行く企業が絞られてくるので自分の就活を 見直す良い機会になりました。 ○ 4月、5月頃~採用活動とともに内々定、内定が出され始める。 この頃からだんだん内定が出される人が出てきます。自分の周りで「決まった」という人がいると焦りますが、 自分のペースで満足のいくまで頑張るほうがいいと思います。 何度も面接を受けるうちに、だんだん慣れていきました。5月に銀行から内々定をいただいたのですが、まだ 選考途中の企業があったので返事を待ってもらいました。 【地元での就活】 地元に戻るか、関西に残るか決めかねていたので、はじめは両方で行いました。しかし時間もお金もかかるの で両親とも話し、最終的には関西に残ることにして就活を行いました。面接で「地元に帰らなくてもいいのです か」 「ご両親は賛成していますか」という質問をされることが多かったので、答えられるように準備をしていきま した。もし地元に帰らず、関西で就職をするという人は両親とよく話し合って決めたほうがいいと思います。 【説明会】 興味のある業種が3つほどあったので、 「食品系」 「環境系」など業種ごとにノートを分け、それぞれに「この 業種に興味を持った理由」 「この会社の良いところ」などを書いていました。そのほうが面接のときに便利だと思 います。 【エントリーシート・履歴書・面接】 WEBでエントリーシートを提出する企業や履歴書を郵送する企業、 説明会終了後にエントリーシートを書く企 業など色々あります。志望動機や自己PRは定番なので考えていったほうがいいです。 (面接でも聞かれます) 面接ではエントリーシートの内容がメインです。初めは集団面接が多いのですが、選考が進むと個人面接にな りじっくりと話を聞いてもらえたので話しやすかったです。ただ、4人の面接官に一人という時もあり緊張しま した。面接では、 「どのような場面で大学で学んだことを生かせるか」なども聞かれました。 【一般常識試験】 テストセンター受験や企業での受験があります。一般常識試験は行わないところもありますが、多くの企業が 行うので参考書などで勉強しておいたほうがいいと思います。 就活を行ううえで、自己分析の重要性を感じました。自己分析をしっかり行うとエントリーシートや履歴書、 面接で答えやすくなります。学内セミナーや就活情報サイトなどを活用するといいです。後は、体調管理をしっ かりとして、自分が納得のいくまで就活を行ったほうが後悔しないと思います。
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