参考資料#6 【ジャズ言語についての参考資料】 【担当】 佐藤 【概要】 第二の提言『Jazz 言語について』の参考資料として、アメリカのスタジオミュージシャン用に、譜面をジャズとして演奏する 場合の解釈を載せた本の一部を、参考資料として載せる。また、その解釈における注意点を載せる。 【解釈における注意点】 以下に各パートにおける注意点を載せる。資料と照らし合わせて考察する。 (1)スウィングは1拍を3連符に分けて最初の二つをタイで結んだものとする。 (2)4分音符はヘヴィアクセント(山形アクセント)をつけて短く演奏する。 (3)1小節目の3拍目裏から次の小節まで音を伸ばす。指定がない限り勝手に音を切らない。 (5)このfpクレッシェンドは、この形のフレーズに対し、時としてこのようなニュアンスをかける場合があることを示している。 (8)fpクレッシェンドのかかるフレーズは、時としてこの2種類のパターンで演奏される。 (9)小節線をまたぐタイのかかる音符は、シンコペーションをかけ強く演奏される。 (10)4分音符の音価を持つ音符は、4分音符と同様に扱う場合、やはり短く演奏される。 (17)3連符はテヌートをつけ、少し濁るような『Daw』というシラブルで演奏される。 また、具体的により複雑な譜面に対し様々なアーティキュレイションを適用した例を紹介するサイトの URL を以下に載せる。 http://tamayurasushio.web.fc2.com/ 上記のホームページ内のメニュー『PROJECTS』より『Super Critical Sound’s Bells』のホームページを開き、そのトップペー ジ内の下部、実践課題の Practice 1 において Blues、Straight No Chaser のテーマに適用の過程が詳しく掲載されている。 【考察】 上記のような譜面の解釈は、黒人が伝統として受け継いできた音楽を、白人が譜面に書き出して、体系化するうえで必要 となったもので、多くの例外も含まれる。一方で、このような資料は、ビッグバンドのような大勢の人数で一つの曲を演奏する 場合、暗黙の了解のもとの、譜面の解釈の指標としての体系化が求められた結果の産物と言える。しかし、複雑化を進める ジャズの、それを体系化しきることは難しく、この決まりがケースバイケースであることも、注目しておくべき事実である。 【参考資料】 以下に、参考資料として、上記で紹介して本の一部を掲載する。
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