「お父さんの育児に関するアンケート」結果報告書 この度、ペンギンくらぶでは、子育て中の皆さんが、男女の育児分担や男性が育児にかかわりやすい環境作り について、どのようなことを考えているのかを探るために、アンケートを実施しました。子育ての当事者、子育て支 援にかかわる方々、地域の方々などが、男女がともに家庭生活、仕事を大切にし、多様な生き方のできる環境作 りについて考える、小さなきっかけになれば幸いです。 ■アンケート概要・・・・・・・・・・・・・・・・・P2 ■集計結果(グラフ・集計表)・・・・・・・P2∼7 ∼全体を通して∼ 【回答者の年代】 【回答者の子どもの数】 【回答者の子どもの年齢】 【父親の育児への積極度】 【育児分担の程度】 【参加したいイベント・講座】 ■自由記述回答・・・・・・・・・・・・・・・・・P8∼13 (夫婦の育児分担や父親がより育児にかかわりやすい環境作りについて) ■調査票・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・P14 -1– ■アンケート概要 ・調査時期:2006 年 10 月∼12 月 ・調査対象:ペンギンくらぶ会員及び、ペンギンくらぶのイベント参加者。 母親父親両方の視点や意見を集めるために、1 家庭に調査票を 2 枚配布し、夫婦での回答を 依頼しました。 ・調査方法:調査票を郵送し、FAX、郵送、またはイベント参加時の持参の形で提出してもらいました。 ・有効回答数:父親 65 人、母親 89 人 ■集計結果 ∼全体を通して∼ アンケート実施前は、夫婦間の意識の差−父親側の「自分なりに頑張っている」という意識に対し、母親側は「もっ と積極的に育児にかかわってほしい」と考えている−が出ることを予想していました。 しかし、選択式回答の集計では、母親が父親に「もっと育児をしてほしい」と望むよりも、限られた範囲内での父親 の育児へのかかわりを、積極的に評価していることが伺える結果が出ました。 一方、記述式回答では、父親、母親ともに、職場や社会全体の理解や働き方の見直しの必要性を訴え、仕事との 兼ね合いから思ったように育児にかかわれない葛藤・かかわってもらえない残念さを挙げる声が多く出ました。 “ペンギン夫婦”は、お互いを思いやり協力しながらも、よりよい分担のあり方について模索し、職場環境や社会の 意識改革を望んでいるのではないでしょうか。 【回答者の年代】 回答者全体で、30 代が 76%を占めています。 回答者年代(父親) 20 代 4人 30 代 49 人 30代 40 代 11 人 40代 その他 1人 20 代 12 人 30 代 68 人 40 代 9人 2% 6% 17% 20代 その他 75% 回答者年代(母親) 10% 13% 20代 30代 40代 77% -2– 【回答者の子どもの数】 子どもの数は、1 人または 2 人の家庭が、85%超を占めています。 子どもの数(父親) 0% 15% 1人 31 人 2人 24 人 3人 10 人 4 人以上 0人 1人 43 人 2人 35 人 2人 3人 11 人 3人 4 人以上 0人 1人 2人 48% 3人 37% 4人以上 子どもの数(母親) 1人 12% 0% 49% 39% 4人以上 【回答者の子どもの年齢】 1 歳代の子どもがいる家庭の割合が多くなっています。 子どもの年齢(父親・複数回答あり) 7歳以上 7 歳以上 11 人 6歳 7人 5歳 12 人 4歳 6人 3歳 15 人 2歳 13 人 1歳 22 人 12 か月未満 18 人 6 か月未満 2人 7 歳以上 19 人 6歳 12 人 12 5歳 12 人 12 4歳 9人 3歳 22 人 2歳 20 人 1歳 25 人 12 か月未満 19 人 6 か月未満 2人 11 6歳 7 5歳 12 4歳 6 3歳 15 2歳 13 1歳 22 12か月未満 18 6か月未満 2 0 5 10 15 20 25 30 (人) 子どもの年齢(母親・複数回答あり) 7歳以上 19 6歳 5歳 4歳 9 3歳 22 2歳 20 1歳 25 19 12か月未満 6か月未満 2 0 5 10 15 20 25 30 (人) -3– 【父親の育児への積極度】 育児へのかかわりに対する「父親自身の評価」「母親から見た評価」は、ともに、「積極的に分担」「どちらかといえ ば積極的に分担」を合わせて 64%になっており、積極的に育児にかかわる父親の姿勢が伺えます。 内訳を見ると、母親より父親の方が「どちらかといえば∼」の割合が若干高くなっており、父親の自己評価が多少 控えめなのに対し、母親の方が積極的に評価しているのが特徴。円満の秘訣かもしれませんね!? 父親の育児積極度(父親自身の評価) 積極的に分担 14% 20% どちらかといえば 積極的 あまり積極的で ない ほとんど分担して いない 22% 44% 積極的に分担 13 人 どちらかといえば積極的 29 人 あまり積極的でない 14 人 ほとんど分担していない 9人 父親の育児積極度(母親から見て) 7% 4% 31% 25% 33% 積極的に分 担 どちらかとい えば積極的 あまり積極的 でない ほとんど分担 していない 無回答 -4– 積極的に分担 28 人 どちらかといえば積極的 29 人 あまり積極的でない 22 人 ほとんど分担していない 6人 無回答 4人 【育児分担の程度】 「よくする」割合が圧倒的に高い項目が、「子どもの散歩・遊び」と「風呂の世話」。休日や、仕事からの帰宅後に父 親が担当しやすい項目として、高くなっているのでしょうか。 「ミルクの授乳」に関しては、男性で 31%、女性で 37%が「全くしない」または「無回答」となっていますが、これらの回 答の中には「母乳のため」という注意書きが多く見られました。また、「幼稚園・保育園の送迎」に関しても同様に、 「全くしない」「無回答」に関しては、「まだ幼稚園・保育園に通っていないため」と注意書きがあるものや、注意書き はなくても子どもの年齢から見てそのように推測される回答が、多く見られました。 育児分担はどの程度?(父親自身の評価) 31% 子どもの散歩・遊び 幼稚園・保育園の送迎 5% 17% 病気のときの通院 9% 絵本の読み聞かせ 9% 17% 23% 38% 34% 35% 14% 48% 23% 寝かしつけ 29% 34% 食事を食べさせる 46% 38% 20% 23% よくする 3% 3% 17% 32% 11% おむつ交換 11% 60% 17% 20% 11% 58% 時々する 3% 11% 40% 22% 子どもの食事作り 3% 8% 32% 54% 風呂の世話 ミルクの授乳 65% ほとんどしない 15% 全くしない 3% 無回答 よくする 時々する ほとんどしない 全くしない 無回答 20 人 42 人 1人 0人 2人 幼稚園・保育園の送迎 3人 11 人 11 人 15 人 25 人 病気のときの通院 6人 22 人 23 人 9人 5人 絵本の読み聞かせ 6人 31 人 19 人 7人 2人 寝かしつけ 15 人 22 人 21 人 7人 0人 風呂の世話 35 人 26 人 2人 2人 0人 食事を食べさせる 14 人 39 人 11 人 0人 1人 子どもの食事作り 2人 11 人 21 人 30 人 1人 ミルクの授乳 7人 25 人 13 人 13 人 7人 おむつ交換 15 人 38 人 10 人 2人 0人 子どもの散歩・遊び -5– 育児分担はどの程度?(母親から見て) 子どもの散歩・遊び 53% 幼稚園・保育園の送迎 9% 13% 病気のときの通院 17% 20% 絵本の読み聞かせ 36% 寝かしつけ 40% 20% 25% 17% 26% 29% 31% 29% 27% 60% 食事を食べさせる 29% 27% 子どもの食事作り 12% ミルクの授乳 16% おむつ交換 よくする 3% 10% 27% 47% 時々する 9% 42% 20% 30% 3% 25% 27% 27% 11% 9% 45% 18% 6% 24% 39% 風呂の世話 8% 17% ほとんどしない 全くしない 4% 無回答 よくする 時々する ほとんどしない 全くしない 無回答 47 人 32 人 7人 1人 2人 8人 12 人 15 人 18 人 36 人 病気のときの通院 18 人 22 人 23 人 21 人 5人 絵本の読み聞かせ 15 人 35 人 26 人 10 人 3人 寝かしつけ 28 人 26 人 24 人 8人 3人 風呂の世話 53 人 26 人 8人 1人 1人 食事を食べさせる 24 人 40 人 22 人 2人 1人 子どもの食事作り 11 人 16 人 24 人 37 人 1人 ミルクの授乳 14 人 24 人 18 人 24 人 9人 おむつ交換 27 人 42 人 15 人 4人 1人 子どもの散歩・遊び 幼稚園・保育園の送迎 -6– 【参加したいイベント・講座】 父親自身が参加したい、また、母親が参加してほしいものとも、「自然観察イベント」がトップ。次いで、父親は「工 作講座」。お父さんは、子どもと一緒に取り組みながら、自分も童心に返れるような作業が好きなのかも。ペンギン くらぶでは今後も、お父さん対象や、お父さんとお子さんが楽しい時間を過ごせるイベントを企画していきます。 参加したいイベント・講座(父親・複数回答あり) 体操 17 工作 25 体操講座 17 人 工作講座 25 人 自然観察イベント 42 人 絵本読み聞かせ講座 自然観察 42 絵本読み聞かせ 6 料理 料理講座 11 人 ※その他 2人 (※その他:天体観測、アウトドア、 11 その他 6人 キャンプ、野菜作り) 2 0 10 20 30 40 50 (人) 父親に参加してほしいイベント・講座(母親・複数回答あり) 52 体操 45 工作 58 自然観察 体操講座 52 人 工作講座 45 人 自然観察イベント 58 人 絵本読み聞かせ講座 22 人 料理講座 31 人 ※その他 6人 22 絵本読み聞かせ 31 料理 6 その他 0 10 20 30 40 50 60 70 (人) (※その他:手遊び・歌・リトミック等の講座、自然体験イベント、育児講座、お父さんがグチを言う会− 他の家庭の様子・意見を参考にするため、キャンプ・スキー等、低年齢向けのふれ合いの遊びの場) -7– ■自由記述回答 夫婦の育児分担や父親がより育児にかかわりやすい環境作りについて、回答者の方々が様々な思いを込めて、 多くのご意見を寄せてくださいました。その声をご紹介します。(カッコ内は、回答者の年代とお子さんの年齢) 【父親の声】 ○ 会社勤めをしていると、どうしても育児を妻に任せきりになってしまう。育児関係で仕事を休むことが難しい。 (30 代、12 か月未満) ○ 仕事から帰宅後や休日は、なるべく育児に参加するように心がけているが、食事作りや寝かせつけなどは、 母親でなければうまくできないこともあり、どうしても母親に育児の負担がかかっていると感じている。早く帰 宅したりすることや、育休・有休を積極的に利用することが必要であろうが、それには職場の協力が必要であ る。(40 代、2 歳) ○ 妻にばかり任せて申し訳なく思っている。(30 代、6 か月未満) ○ 育児をどちらか一方が負担することは、非常に大変だと思う。夫婦の協力が不可欠だと思う。父親が育児を 分担しやすくするためには、やはり職場環境が整っていることが必要だと思います(休暇が取りやすいなど)。 (20 代、12 か月未満、1 歳) ○ 夫婦が仲良くすることが大事だと思う。(30 代、1 歳) ○ 自分も含めて、父親は育児をより分担すべきだと思います。ただ、身近な夫婦、家族を見ていると、男性は 「育児に参加したい」という思いを持っていながらも、環境(仕事の時間等)にはばまれているケースも多々あ るとは思います。育児に注ぎたい気持ちと、育児から一歩離れたい気持ちの両方を、お互いのパートナーが 理解しあえることが大切だと思います。(30 代、3 歳) ○ 仕事の軽減です。週休 1 日、下手をすると日曜出勤まであるのでキビシイです。サーヴィス残業も多いし。(40 代、5 歳、7 歳以上) ○ 私が仕事から疲れて帰ってくると、育児疲れした顔の妻がグチを言う。対して少しでも否定的なことを言おうも のなら、恐ろしいほどの反発をする。もし妻に私以上の稼ぎがあったなら、喜んで育児を代わってやりたいと 思う。妻が育児で負うストレスは私に伝播する。妻のストレスを、少しでも軽減してやりたいと思う。それが私 自身のストレス軽減にもなるのだから。妻のストレス解消となるような場を、社会が設けてほしいと思う。(30 代、 12 か月未満) ○ 仕事していたら、無理な話かと思う。残業なくて、ピッタリピッタリ 6 時には帰宅が毎日できるなら、話は別です が。残業がなくなる世の中が来るとは思えない。(30 代、2 歳、5 歳) ○ 妻が優しいこと。(40 代、3 歳、6 歳、7 歳以上) ○ 頑張っても母親には勝てないことはある。職場での仕事量が減り、定時で帰宅できるような環境であれば、も っと育児に参加できる。仕事にゆとりがあればよい。(30 代、12 か月未満) ○ 平日は仕事のため、なかなか子どもと接する時間がない。休日になるべく接するようにしているが、なかなか 慣れないせいか、うまくいかない。(30 代、12 か月未満) ○ 子どもの母親が「ぜひとも父親を参加させよう」「何が何でもやらせよう」と、強く思い続けることだと思います。 むしろ、母親の仕事といってもいいです。子どものトイレトレーニングのように、子どもへの読み聞かせのよう に、根気強く、たゆまず、父親をトレーニングしてやってほしい。父親は、最初から親ではないと思うのです。 密着度の高い母と子に比べ、育児のスタート期から遅れがちな父親だからこそ、父なりのかかわり方 を見つけていかなければいけないと思います。(30 代、12 か月未満、2 歳、4 歳) -8– ○ 帰宅が早くなること(30 代、1 歳) ○ 仕事上のストレスが強いと、育児に対する気持ちがいかない。(40 代、4 歳、7 歳以上) ○ 仕事を辞める。(40 代、1 歳、7 歳以上) ○ 職場で、男性も育児が当たり前という意識を皆が持つ必要あり。(40 代、1 歳、6 歳、7 歳以上) ○ 正直、寝かしつけ、子どもの食事作りなどは妻に任せきりです。私よりも妻がやる方が子どもも安心するだろ うし、無理して私がやることでもないと思う。その分、家事など私ができる範囲で、妻の負担を補えればよいと 思う。(20 代、12 か月未満) ○ 平日は仕事で、育児について携われることは非常に限られてしまうのが現状です。まずは休日に育児に参加 する、子どもと遊ぶことも育児と思って、肩肘張らずに行っていきたい。(30 代、12 か月未満) ○ 仕事から早く帰れるようになること。(30 代、1 歳) ○ 授乳時期はどうしても母親にくっつく時間が長く「手が出せないなあ」と感じることがあった。育児を分担するに は、「これは絶対お父さんの仕事」という風に決めておくと仕事がしやすい。めったにしない仕事を突然すると、 失敗して夫婦同士のケンカにつながることもあるので...。絶対に無理だけど、父親も育児休業が取れる時 代が来てほしい。(30 代、1 歳) ○ 育児分担しなければならないと思っている。話し合いが必要。(40 代、1 歳、3 歳) ○ 仕事が早く終わればよいが、現状では難しい。(30 代、12 か月未満、3 歳) ○ 特別な分け方はしていないが、仕事で帰りが遅くなることが多いので、妻に任せることが多い。(30 代、2 歳、5 歳) ○ 育児分担ということだけに着眼点を置くのではなく、生活全体(←育児を含めますが)に対する夫婦の分担と いうことに着眼点を置くべきではないでしょうか。そういう意味からも、生活全体を分担すべきと思います。お 互いに得意分野があるわけで、やれること、できること、できないこと、お父さんがやった方がよいこと、お母さ んがやった方がよいこと、があるのではないでしょうか。やっぱり必要なのは、夫婦が話し合うことだと思いま す。(40 代、2 歳、7 歳以上) ○ 時間的な問題もあるとは思いますが、“育児”に限定せず、家事分担もできれば、さらに円滑な家族としての 姿を子どもに見せられると思います(実際にはできていませんが...)。(30 代、12 か月未満、3 歳) ○ 自分は 1 週間交替で日勤・夜勤の勤務をしているため、夜勤の時の夜は、子ども達の面倒で、いつも妻に迷 惑を掛けています。(30 代、1 歳、4 歳、7 歳以上) ○ 何かやらなければと思っていても、妻が本当に困っていることや、やってほしいことが分からず、見当違いなこ とをしてしまいがちです。こういう風に参加する、こういう風に分担するといった具体例を多く挙げていただくと、 よりよい育児参加ができるのではないかと思います。(30 代、3 歳) ○ 育児分担をするという意識は持っていない。当然、夫婦で自然体で子育てをしていきたい。時間と気持ちの余 裕が必要であり、親子の会話を大事にすることが必要。(40 代、5 歳、7 歳) ○ 帰宅時間が早くできれば。(現在平均 22:30 頃)(30 代、3 歳) ○ 労働時間を短縮したいです。(40 代、2 歳) ○ 楽しんで育児を行う。(30 代、6 か月未満、1 歳) ○ 仕事で帰りが遅くなってしまい、いつも妻に育児を任せています。そのことに対して、とても感謝しています。 休みの日は、協力できることは手伝っていますが、妻の考えているとおりのことができずに迷惑をかけていま す。(30 代、2 歳) ○ 父親がもっと育児を分担しやすくなるためには、もっと早く仕事を終え、帰宅できるようにならなければ難しい。 -9– (30 代、1 歳、3 歳) ○ 職場での育児に対する理解。父親が育児をすることの意義の啓発。(40 代、1 歳、3 歳) ○ 幼稚園等の平日の行事に行ければ、よりコミュニケーションを取る時間が増えると思う。(30 代、2 歳、5 歳) ○ 一緒に分担して育てたいとは思っているが、時代が追いついていない。会社自体が、“父親は死ぬほど働き、 母親は家と子を守る”という体質改善をしないと、育児の分担は簡単ではない。(30 代、3 歳、6 歳) ○ 仕事から早く帰れるような環境があれば、もっと分担できるかも。(30 代、12 か月未満) ○ 休日の使い方の工夫。(30 代、1 歳、5 歳) ○ 「気持ち」ですね!!どこかで区切るのではなく、相手が大変だから気遣う気持ちが大切だと思います。(30 代、1 歳、3 歳) 【母親の声】 ○ 毎日帰りが遅いため、平日はほとんど育児にノータッチ。「育休」は男性が取りづらいので、残業ナシとか、会 社が育児をする男性に対して考えてほしい。ムリだろうけど法律で義務とかにしてほしい。(30 代、12 か月未 満) ○ 父親は仕事があるため、どうしても自分がやらなければ...と思う部分が多く、休日も体を休めてもらうことも あり、分担をお願いしづらいので、気付いて自らやってくれる部分はお願いすることが多い。(40 代、2 歳) ○ 平日は仕事で帰宅が遅いため、育児にほとんど参加できないのが現状。せめて7時頃帰宅できれば、夕食の 支度の時間に見ていてもらえるし、お風呂にも入れてもらえるのになあ∼と思います。まだ7ヶ月と月齢が低 いため、これから遊びや食事の面でお願いできる機会が増えるかな?と期待しています。(30 代、12 か月未 満) ○ 会社で育児休暇を義務的に取れるようにしてほしい。(30 代、6 か月未満) ○ 家庭内では、どうしても母親(妻)に対する甘えが出てしまうので、幼稚園・自治体等の外団体での父親参加 行事がもっと増えると、子育てに参加しやすく、抵抗感も減ると思う。(30 代、3 歳、6 歳) ○ 主人の仕事柄、朝早く、なかなかうまく時間配分ができない。やってもらいたい事がたくさんあるけれど、私は 仕事をしていないため、強く主人に「∼してほしい」と言いにくい。(20 代、1 歳) ○ 日頃、仕事で夜遅かったりするので、特に育児分担はしていないが、休日に遊んであげたり一緒にお風呂に 入ったりして、コミュニケーションだけは取ってもらいたい。(20 代、2 歳) ○ 主人はもともと世話をすることが好きな人で、育児もできるだけ一緒にしたいという考えなので、とても助かっ ています。育児は女の仕事という考えを持った人が友人の中にはいるので、中学や高校のうちから、夫婦 2 人ですることが当たり前、という意識づけをしていけば、実際に自分が父親になった時に、協力することを当 然と思えると思います。(20 代、12 か月未満、1 歳) ○ 仕事で自宅にいる時間が少ないのが悩み。休日も仕事の疲れを十分取ってほしいと思うので、子どもと少し でも接してくれている姿を見ると嬉しくなる。少ない時間の中でもできることはしてくれていると感じている。主 人は「この年齢での接し方が分からない」と話すこともあるので、2 人の橋渡しが私の役目と思っている。(20 代、1 歳) ○ 会社の休みが少なすぎたり、子どもと平日顔を合わせる時間がほとんどないので、職業上難しいと思います。 (30 代、1 歳) ○ 仕事軽減。お父さんとの参加イベントを増やす(ペンギン以外でも)(30 代、2 歳、4 歳) ○ 慣れないことかもしれないけど、育児期は過ぎてしまえばあっという間。もっと今の子どもとの関わりを大切に、 - 10 – 密に過ごしてほしいのにと思います。(40 代、3 歳、6 歳) ○ お父さんの体力・健康。会社から早めに帰れる(保育園のお迎えに間に合う)。子どもが病気の時、子どもの 行事等の理由でも会社を休みやすい環境か?(30 代、2 歳、7 歳以上) ○ 父親の育児教室・講座など、出産後はあまり機会がないので、父親のための(気軽に夫婦で参加できる)育 児についての講座や、他の方たちの育児体験談などを聞ける場などがあると、父親の育児に対する意識が 変わるのでは?と思います。パパだって、乳児の世話もできる!!ということを、パパ達に分かってほし い!!(ママもたまには 1 人で出かけたいので)(30 代、3 歳、6 歳) ○ 我が家の場合は、夫が働き妻が主婦をしており、母乳育児ということで、夫が家にいる夜以外は、ほとんど妻 が育児に関わっています。子どもが夜中うまく眠れず夜泣きすることが時々あり、夫が抱っこで眠らせることも ありますが、でも母乳育児ということも関連して妻が見ることが多くなり、少しつらいです。それでも夫はできる 範囲、関われる時間内はとてもよくやってくれていると思います。(30 代、12 か月未満) ○ 他の家族に聞いて比べてみると、主人はよく面倒を見てくれていると思う。家庭を大切にしてくれるので、子ど も達はもちろん、私も助かっているし、感謝している。(30 代、2 歳、6 歳) ○ 夫婦でよく会話をすることが大事だと思う。(30 代、3 歳、6 歳、7 歳以上) ○ 我が家はとても育児に協力的で助かっています。主人が子どもと 2 人でベビーカーで出かけた時に、周りの 視線がとても気になったと言っていたことがあります。やはり、父子だけの光景は珍しいのでしょうか?そうい うことが不自然でなくなるぐらい、お父さんの育児参加が日常的なことになればいいなと思います。(30 代、12 か月未満) ○ 人見知りなどが始まると、ほとんどママじゃないとダメになってしまうのが大変。仕事帰りの早いパパは、家事 はママに任せて子どもの世話を全てするようでないと、父子のかかわりが減っていく。(20 代、12 か月未満) ○ 主人は仕事で忙しいが、積極的に子どもに接してくれている方だと思う。(30 代、12 か月未満) ○ 授乳以外は全て父親にもできること。子どもはすぐ大きくなります。父親もできる限り育児をすることで、その 喜びや苦労を夫婦で共有できる。絆もより深まることでしょう。育児しない手はない!!と思うのですが。男性 が育児する、しないは、パーソナリティによるところも大きいのでしょうね。パートナーが根気強く、意識改革を 促すほかないのかもしれません。(40 代、12 か月未満、2 歳、4 歳) ○ 「お父さんは働いているから育児はお母さんの仕事」という意識が根底にあるためか、遊ぶことはしても、世話 となると全くしない。(30 代、1 歳) ○ 私自身、父に構ってもらった思い出が少ないため、子どもにはそうさせたくないと思っているのだが、土日に遊 ぶのが精一杯で、平日は朝に会えるのがやっとの状態。もっと早く帰宅できると、子どもと接する時間も増え ると思う。(30 代、1 歳) ○ 子どもにもっと関わりたいという思いは、恐らく持っていると思いますが、現実的には時間がありません。平日 は深夜の帰宅、休日も出勤したり、家に持ち帰った仕事をしたり、時には会社のイベント(ゴルフなどスポー ツ)にかりだされたり。雇用する側、更には社会全体に、もっと「家庭に帰る」意識体制が必要。(40 代、4 歳、7 歳以上) ○ 土日出勤なので、休みはほとんど私 1 人で 3 人の子どもの世話をしています。歳が離れているので、大きい 子に合わせると小さい子の機嫌が悪くなったりします。平日の休みは昼寝をしていることが多いので、子ども と休みが合わないのが一番きつい。(30 代、2 歳、7 歳以上) ○ 子どもが小さい頃(0∼3 歳)は、ほとんど育児をしなかったが、最近はよく子どもと遊んだり、色々と協力してく れるようになりました。多分、0∼3 歳は、どうやって手助けしたらよいのか分からなかったこともあり、結果とし - 11 – て母親に任せる、という形になってしまったように思います。(40 代、5 歳) ○ 私がまだ仕事をしていないので、どうしても育児は母という形になりがちです。育児に限らず、家事・生活全般 の夫婦のあり方を考えないといけないと思います。(30 代、1 歳、7 歳以上) ○ 今は母親(私)が育児休暇中で在宅しており、任せっきりで、夫は平日朝会うだけ。週末には、兄達(8 歳、6 歳)の遊び相手はするものの、末っ子はまだ小さいせいもあり、兄達の足手まといになることもあり、面倒を見 ないから、私は全く手ぶらになる時がなく、結構つらい。仕事に出て保育園に入れていた時の方が、自由にな る時間があり楽だった気がする。夫も、仕事に行っているときの方が協力的だった!!早く復帰した方がいい かな...?とか考えてしまう。上の表の質問(5)も 3 人目のときの答えで、1 人目 2 人目の時は全部「よくす る」だったかな?ぐらい、違う。(40 代、1 歳、6 歳、7 歳以上) ○ 子どもはまだ 8 か月になったばかりです。初めての子というのもあるのか、旦那はいまいち接し方が分かって いません。それに子どもができてからも「自分が一番」で、子どものことより自分のことを先にやっています。周 りのお父さんの子育てをしている姿を見ることによって、少しずつでも気持ちが変わるのでしょうか...。そう いう機会がほしいです。(20 代、12 か月未満) ○ 主人の帰宅が遅いため、どうしても平日は非協力的になりがちである。主人の休日であっても、主人が休養 するので、結局、ほとんどがママの分担となってしまっている。(平日遅くまで働いているため、疲れていること は仕方がない!!)(30 代、1 歳) ○ 子育て中の親は勤務時間を 18:00 までとかに配慮してほしい。(30 代、1 歳) ○ 夫の残業が減り、休みがきちんと取れれば、もっと分担しやすくなると思います。仕事の忙しい時期は育児に ノータッチになってしまいます。土日祝日が本来の休みなのに、週 1 あるかないかの休日では、子どもと触れ 合える時間も少なくなってしまいます。社会全体の制度・風潮が変わることが大事だと思います。(30 代、1 歳) ○ 男子トイレにベビーベッドを設置する。仕事の休みが取りやすくなる、残業しない、育休の義務化。 私が専業主婦なので、仕事をしている夫は、育児分担は分かっているつもりでもどこか、子どもの世話はお手 伝い的に思っているようです。仕方のないことですが、そうすると、主婦は土日もない。せめて精神面でもっと サポートしてほしい、と考えます。(30 代、1 歳、3 歳) ○ 仕事の帰りが遅いため、平日はほとんど母親が世話をしています。家族一緒のゆとりの時間がほしいです。 (30 代、12 か月未満、3 歳) ○ 会社の方で時間を作ってくれなければムリ。育児参加をやりたい気持ちはあるようだが、疲れていて心身とも にその余裕がないように思う。それでもやる人はやるのだろうが、夫に「夫は外で仕事、妻は家庭を守る」とい う基本概念があるので、それが変わらないと、変わらないと思う。(30 代、1 歳) ○ 相手のやり方を認めたり黙認して、まずは試させることが必要ではないでしょうか。但し、やる・やらないは本 人次第だと思うので、やる気のない人には、家庭を維持する上で、育児以外に必要な何かをやってもらうとい う風に割り切った方がいいのでは。できることをできる時に、お互いがやればいいと思います。(30 代、2 歳、5 歳) ○ 手先が器用でまめなので、何でもよくやってくれて本当に助かっています。我が家では、得意な方が家事をす ることにしています。(40 代、7 歳以上 2 人) ○ 共働きではないので、食事作りや通院までしてもらおうとは思いません。話を聞いてくれて、ちょっと目が離せ ない時などに手伝ってくれる程度で、ずいぶん気が楽になります。(30 代、12 ヶ月未満、3 歳) ○ 休みが少なかったり、家に帰ってくる時間が遅いと、協力してもらう時間も少なくなる。会社が、早帰り制度や、 - 12 – 休みは休みと、きちんとするといい。(30 代、4 歳) ○ 夫は家にいる時は積極的に子どもの相手をし、世話をしてくれます。しかし仕事も忙しく、週末も決して休める わけではないので、母子の時間が長く、ストレスがたまる時があります。もっと生活を楽しめるような余裕があ ったらと思っています。(30 代、3 歳) ○ 特に分担することもなく、その場に応じてできることをしてほしい。子どもの話をたくさん聞いてあげてほしい。 (40 代、5 歳、7 歳以上) ○ 仕事が激務で普段の日は 1 時間ぐらいしか接する時がないので、仕方がないと思っています。(30 代、2 歳) ○ 夫の仕事が休みの日は、子どもと遊んだり散歩に連れ出してくれるので助かる。(30 代、6 か月未満、1 歳) ○ 家事も育児も積極的に分担してくれるので、本当に助かっているし感謝しています。子どももそんなパパが大 好きで、仕事が休みになる週末をいつも楽しみにしています。(30 代、4 歳) ○ 我が家はかなり協力的ですが、仕事上の負担(残業、休日出勤等)が大きいと、父親の育児分担は難しくなっ てくるのではないかと思います。(30 代、2 歳) ○ とてもよくやってくれているので、感謝している。子どもが起きる前に出社し、寝てから帰宅という生活では、と ても分担などできないと思う。ぜひぜひ、育児休暇を義務付けるとか、家庭の日サービスなどを、国や県レベ ルで検討してもらいたい。(30 代、1 歳) ○ 仕事のため帰る時間が遅く、もっと早く帰宅できれば、子ども達の食事を食べさせたり、スキンシップ等を増や せるのでは。お風呂の中で子ども達に1から 30 まで毎日教えています。3 歳の子どもは、ほとんど数えられる ようになりました。(30 代、1歳、3 歳) ○ 帰宅が遅いため、平日子どもと接する時間が少ないので、土日や、夜の帰宅が早くなった時などにできるもの に、育児も偏ってしまう。(30 代、12 か月未満、3 歳、7 歳以上) ○ なぜお父さんが育児に参加することが大切かという講演会や、ビデオ、保健センターでの講義など、あらゆる 場で話す必要がある。日本は昔の風習で、男は育児をしないもの(しない方が楽だ!もあると思う)と考えす ぎているのでは。外国の育児参加方法や参加率や男性の育児休暇制度などの現状を見せ、理解していくこ とが必要では。人を制するような子にはなってほしくない。2 人で子育てをし、温かい家庭を築けることを望む。 (30 代、1 歳、3 歳) ○ 父親の仕事が忙しく、なんとかやりくりをして協力してくれている。育児時間を持ちたくてもなかなか持てないと いうのが、現状だと思うので、就労形態がもっと緩やかになればいいと思う。(30 代、12 か月未満) ○ 休みの日はたくさん遊んでほしいと思うが、仕事で疲れていると思うと頼みづらい。子どもと遊んで、というより、 子どもから遊ぼうと言うといいと思う。(30 代、1 歳、5 歳) ○ 平日はどうしても無理なので(帰宅が遅い)、休日、余裕がある時間には積極的に子どもと接する時間を取っ てもらいたいし、そうしている様子です。子どももそれを理解できる年齢になったので、「お休みの日はお父さ んと遊べる」と思っている様子。「お父さん=遊んでくれる」。(30 代、4 歳) ○ 育児を、ママの手伝いとしてではなく、自分のものとしてとらえて、積極的に関わってほしい。ママ抜きでも子 どもたちと遊びに出かけてほしい。(30 代、2 歳、5 歳) ○ 職場での労働時間がもっと短くなれば、父親が家にいる時間も増え、もっと子育てしやすい世の中になると思 う。職場は男社会で理解がない。(30 代、1 歳、3 歳) ○ 主人自身の気持ちの持ち方。(30 代、4 歳、7 歳以上) ○ 仕事が早く終わること。(本人はやる気はある)(30 代、3 歳、7 歳以上) - 13 – ■調査票 「お父さん用」調査票を掲載しました。 「お母さん用」は 【4】「お父さんご自身として」→「お母さんから見て」 【7】「参加してみたいと思うもの」→「お子さんとお父さんに参加してもらいたいと思うもの」 となっています。 【お父さんの育児に関するアンケート】 NPO 法人 子育て応援・ペンギンくらぶ このアンケートは、子どもの乳幼児期における、お父さんの育児へのかかわりについてお伺いし、ペンギンくら ぶのイベント・講座や情報誌の企画に活用させていただくものです。ご協力よろしくお願いいたします。 ※ アンケート配布期間中に、同じ方が複数回このアンケートを手にされた場合は、1 回のみのご回答で結構で す。 ※ 選択形式の質問は、当てはまる番号に○をつけてください。 【1】回答者の年代を教えてください。 ①10 代 ②20 代 ③30 代 ④40 代 ⑤その他( 【2】お子さんは何人いらっしゃいますか。 ①1 人 ②2 人 ③3 人 ④4 人以上( 人) ) 【3】お子さんの年齢にあてはまるものすべてに○をつけてください。 ①6か月未満 ②12か月未満 ③1歳 ④2歳 ⑤3歳 ⑥4歳 ⑦5歳 ⑧6歳 ⑨7歳以上 【4】お父さんご自身として、日頃お父さんは、育児を積極的に分担していますか。 ①積極的に分担している ②どちらかといえば積極的に分担している ③あまり積極的には分担していない ④ほとんど分担していない。 【5】お父さんの育児へのかかわりについてお伺いします。ご家庭でお父さんは、以下の育児をどの程度分担して いると思いますか。それぞれ、あてはまるものをひとつ選び、○を付けてください。(おむつ交換、ミルクの授 乳など、期間が限られるものに関しては、それが必要だった当時の分担状況をお願いします) よくする 時々する ほとんど しない 全くしない おむつの交換 ミルクの授乳 子どもの食事作り 食事を食べさせる 風呂の世話 寝かしつけ 絵本読み聞かせ 病気のときの通院 幼稚園・保育園の送迎 子どもの散歩・遊び 【6】「夫婦の育児分担について日常感じていること」や、「お父さんがもっと育児を分担しやすくなるために必要な こと」などについて、ご自由にお書きください。 【7】お父さん対象や、お父さんとお子さんで参加できるペンギンくらぶの講座やイベントで、参加してみたいと思う ものを選んでください。(いくつでも可)。 ①体操講座 ②工作講座 ③自然観察イベント ④絵本読み聞かせ講座 ⑤料理講座 ⑥その他( ) 【8】お父さんの育児について、体験談などを更に伺っても差し支えない方は、お名前、連絡先(電話番号、メール アドレスなど)を教えていただければ幸いです。 御協力ありがとうございました。講座係員にお渡しいただくか、ペンギンくらぶ(FAX029−271−9450)へF AX又は郵送くださいますようお願いいたします。 - 14 –
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