H24.7.18 健康科学センター 熱中症の事故を防止する 119番通報 (救急車要請) 救急車要請) [1] 熱中症になった者の状態 (意識の程度、呼吸、脈拍、顔色、体温、手足の温度など) [2] 熱中症になった者のプロフイ― 熱中症になった者のプロフイ―ル イ―ル (名前、性別、年齢、住所、連絡先、運動歴、身長、体重) [3] 熱中症になった際の環境の状況 (活動開始時刻、気温、湿度、活動内容など) [ 4] 事故発生場所の詳細 (住所、連絡先、その場所の目安、行くための手順など) [ 5] 校門に、救急車を誘導する人員を配置 [ 6] 病院を手配 [ 7] 本人の荷物(靴 本人の荷物(靴を忘れずに)、緊急保健カードのコピーを準備 を忘れずに)、緊急保健カードのコピーを準備 [ 8] 費用を用意し、救急車に同行する教員を手配 搬送の実際 上記[1]~[4]を伝える 119番通報 携帯電話で、119番通報する 携帯電話で、119番通報する時 119番通報する時 ○電源は切らず、電波の届くようにしておく ○使用している携帯電話の番号を聞かれるため、準備しておく ○連絡先は携帯電話に登録しておく。 119番通報から救急車が到着するまで、通常7分。 救急車到着 熱中症の手当は一般に発症から20分以内 20分以内の手当が必要。 20分以内 救急車をただ待つのではなく、、迅速に手当を行なう。 受け入れ病院が決まっている場合 受け入れ病院が決まっている場合、 が決まっている場合、病院を伝える。 自家用車での搬送 自家用車での搬送 熱中症に対応できる医療施設は、救急救命の診療科目を持つ施設となります。 最寄病院の電話番号を、各自の携帯電話にと登録しておくと良いでしょう。 医療施設へ 連絡・確認 事前に電話で 事前に電話で確認 電話で確認 をとり、その施設へと向かう。 医療施設へ 出発 自家用車はクーラーを十分に効かせる。 ただし、本人が寒いと訴える際には、この限りではない。 医療施設へ 到着 出来る限り、早急に診断だけでも受ける。 準備しておく物 [1] 冷却剤 [2] 送風器具 [3] 水 、又は 、又は、 ぬるま湯 [4] 塩分濃度0 塩分濃度0.9%(水1Lに塩1つまみ)の飲み物 (水1Lに塩1つまみ)の飲み物 [5] スポーツ・ドリンク [6] 携帯電話 [7] (氷嚢、アイスパックなどと、冷水を作るために十分な量の氷) (うちわ、扇風機、服など、どのようなものでも可) (可能ならば、霧吹きを用意し、その中に水を入れておく) (塩分濃度0.1~0.2%、糖分濃度3~5%) 本人の荷物(保険証コピー・靴等)、緊急保健カードのコピー 本人の荷物(保険証コピー・靴等)、緊急保健カードのコピー 現場での手当 [1] 意識の有無、程度の確認 ①意識の状態を確認。 (名前を呼ぶ、肩を軽くたたく、応答ができる場合、絶対にわかる質問をするなど 意識の状態がどの程度なのかを判断する。) ②意識が無い(呼びかけるなどをしても反応がない)、意識が回復しない状態は危険 また、応答が鈍い、言動がおかしいなどの場合も注意が必要。 ③必要な手当を行いつつ、至急、119番通報又は病院搬送する。 [2] 意識が無い・レベルが低い場合 意識が無い・レベルが低い場合 (救急法講習会時、配付資料を参照) ①気道の確保 ②呼吸の確認 ③脈拍の確認(できる限り) 意識がある場合 意識がある場合 バイタルサイン(意識、呼吸、脈拍、顔色、体温、手足の温度など)のチェックをし、 涼しい場所へ運ぶ。衣服を緩め(必要に応じて脱がせ)、症状に対応していく。 ① ふくらはぎや腹部の筋肉の痙攣(全身のものではない) ふくらはぎや腹部の筋肉の痙攣 1Lの水に塩1つまみの塩水を飲ませる。冷水タオルで震えている部分をマッサージする。 ② 失神(数秒程度内のもの) 横に寝かせ、足を心臓より高く挙げるなどして、心臓へ戻る血液の増大を図る。 ③ 顔色が蒼白で、 顔色が蒼白で、脈が微弱 で、脈が微弱 寝かせた状態で足を心臓よりも高くなるように挙げる。 ④ 飲水できる スポーツ・ドリンクなどを飲ませる ⑤ 足先など末端部が冷たい その部分の保温と、さするようにマッサージをする。 ⑥ 顔色が赤い場合 顔色が赤い場合 寝かした状態よりやや上半身を高くなる、座らせた状態とする。 ⑦ 吐き気、嘔吐 水分補給が行えないので、すみやかに医療機関へと運ぶことが必要。 [ 3] 冷却 ・「意識が無い、又は、反応が悪い」ならば、冷却を開始 冷却を開始しつつ救急車を呼ぶ。 冷却を開始 ・ その間に移動が可能ならば、冷却を継続しながら、涼しい場所(クーラーの入っているところ、 ・ 風通しの良い日陰など)運ぶ。 現場での冷却 意識が回復し、寒いと訴えるまで冷却 注意点として、震えを起こさせないようにすること。 冷 却 の ポ イ ン ト ○ 震えを起こさせない (その為には積極的にマッサージをする) ○ 下記の方法を、併用して行う ○ 冷却は、意識が回復し、寒いと訴えるまでは続ける ○ その後に点滴もしくは水を飲ませるなどをする ○ 意識が回復しても再び意識が無くなることも想定されるため、継続注意をして観察する ○ やり過ぎを恐れず、積極的に行なう (人間は低温に対して強く、高温に弱いから) ① 冷水タオルマッサージと送風 ・衣類をできるだけ脱がせて、体に水をふきかける、その上から、冷水で冷やしたタオルで全身 特に手足(末端部)と体幹部をマッサージする。 ・ 風をおこすようにうちわ、タオル、服 うちわ、タオル、服などで送風する。使用する水は冷たいものよりも、常温の水もしく うちわ、タオル、服 はぬるいお湯が良い。 ② 氷(氷嚢、アイスパック) 氷嚢、アイスパック)などで冷却 ・氷嚢、アイスパック等を、腋下動脈(両腕の腋の下にはさむ)、頚動脈(首の横に両方から当てる) ・ 大腿動脈(股の間にあてる)に当てて、血液を冷却する。 ③ 水を体表面にかけて送風( 水を体表面にかけて送風(気化熱によって冷却) 気化熱によって冷却) ・霧吹きなどで、水を吹きかけてその気化熱で冷却する。繰り返し吹きかけつつ送風する。 ・皮膚表面を冷却しないで、かつ、震えを起こさせないよう注意。 ・できるだけ温水のほうがよいと考えられるが、温水でないといけないものではない。 ・送風にはドライヤーで温風を用いるのもよいが、うちわなどで扇ぐことでも可。 救急法講習会で配布した資料を、すぐ取り出せるところに、置いてください 部活動においては、全部員への周知徹底をお願いいたします。 (全部員が事故防止に努められるよう、又、万一起こってしまった事故を適切に処理できるよう) 定期的に救急箱の確認を行って下さい(飲み薬は絶対に入れておかない,又、与えないで下さい)
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