JAZZ & RAGTIME

(財)堀江オルゴール博物館
特別演奏会
JAZZ & RAGTIME
2012 年
2 月 9 日(木)
10 日(金)
Scott Joplin から
George Gershwin
まで
11 日(土)
12 日(日)
スタインウェイ・デュオアート
ピアノ―ラ
ダブルバンジョーによる
午後 3 時より
AN AMERICAN IN PARIS
PORGY AND BESS
THAT CERTAIN FEELING
RHAPSODY IN BLUE
(財)堀江オルゴール博物館
MAPLE LEAF RAG
西宮市苦楽園四番町7-1
THE ENTERTAINER
電話
0798-70-0656 FAX 0798-72-0110
URL
http://www.orgel-horie.or.jp
ROSE LEAF RAG
OLE MISS RAG
入館料
900円
予約優先
定員30名
Scott Joplin と George Gershwin
スコット ジョプリンとガーシュイン
1896 年~1917 年にかけてアメリカで流行った黒人音楽のラグタイムは、これまでの西洋クラシックにはみられないシンコペーシ
ョンを効かせたピアノ音楽で、自動ピアノのピアノロールという形でアメリカ全土に広がりました。1899 年にスコット・ジョプリン
が“Maple Leaf Rag”を発表し、この音楽によってラグタイムの音楽形式が確立されました。それ以来スコット・ジョプリンは亡く
なる 1917 年までラグタイムの王様と呼ばれてきました。
ジョージ・ガーシュインは“Maple Leaf Rag”が大ヒットする 1 年前の 1898 年にニューヨークで生まれ、ラグタイムの洗礼を受
けながら育ちました。1924 年 2 月 12 日のリンカーン大統領の生誕記念日にニューヨークで行われた「アメリカ音楽とは何か?」と
題するコンサートでガーシュインは“Rhapsody in Blue”を演奏し、聴衆の割れるような拍手と喝采をあびました。そしてガーシュ
インは作曲家として成功を収めるとともに、彼が初めて白人音楽と黒人音楽を融合させると同時にポピュラー音楽を芸術音楽にまで
高めた作曲家として名を残しました。
プレイヤーピアノによる演奏
ジョプリン作曲及び演奏
♪ Maple Leaf RAG (メープル
リーフ ラグ)
1899 年;ラグタイム中の最高傑作と言われています。
♪
The Entertainer (エンターテイナー)
1902 年;ラグタイムといえばこの曲と言われるほどポピュラーな曲です。
♪
Ole Miss RAG(オル ミス ラグ)
1913 年;ジョプリンが作曲し演奏したロールが出版されましたが、1916 年に W.C
ンディがこの曲の著作権を取っています。
ハ
ジョプリン作曲 アダム ラメイ編曲
♪ Rose Leaf RAG (ローズ リーフ ラグ)
1907 年;ラグタイムの中で最も洗練され抒情的な雰囲気を持った曲です。
ガーシュイン作曲 ルドルフ マーチン演奏
♪ An American in Paris(パリのアメリカ人)
ガーシュインは 1928 年春にヨーロッパの休暇旅行に出かけ、訪れたパリを世界で最
も美しく刺激に満ちた街という印象を受け、作曲しました。
再生ピアノ(スタインウェイ
デュオアート)で演奏する曲
ガーシュイン作曲及び演奏
♪ That certain feeling
(素敵な気持ち)
1925 年にミュージカル「Tip toes」の為にガーシュインが作曲し、兄のアイラが作
詞しています。
♪
Rhapsody in Blue
(ラプソディー イン ブルー)
1924 年作曲のアメリカ音楽を代表する楽曲です。
ガーシュイン作曲 アダム キャロル演奏
♪ Porgy and Bess(ポーギ―とベス)
ガーシュインが亡くなる 2 年前の 1935 年に書かれた本格オペラでアメリカ音楽の
古典となっています。その中の歌「サマータイム」はポピュラーソングのスタンダ
ードナンバーとして広く親しまれています。ピアノロールへの録音はロンドンで
Adam Carroll によって演奏されました。
*曲目は変更になる場合もございます。あらかじめご了承下さいませ。
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
◆
◇
交通案内
・バス
「苦楽園」バス停下車徒歩 10 分
〈阪急電車 夙川駅〉から
阪急バスのりば②
「苦楽園循環」行き又は「芦屋浜(営)前」行き
〈JR芦屋駅〉から
阪急バスのりば①
「夙川駅」行き又は「苦楽園循環」行き
・高速道路
〈神戸方面〉から
阪神高速神戸線深江出口降りる
〈大阪方面〉から
阪神高速神戸線芦屋出口降りる
・タクシー
JR芦屋駅、又は阪急夙川駅から 10 分
(財)堀江オルゴール博物館
〒662-0088 西宮市苦楽園四番町7-1
URL http://www.orgel-horie.or.jp
電話 0798-70-0656 FAX 0798-72-0110
自動ピアノ
ピアノの自動演奏はプレイヤーピアノと呼ばれ
るものから始まります。穿孔されたロール紙を自
動ピアノにセットすると電気モーターでフイゴが
動き、空気が穴を通ってピアノのハンマーを動か
すというものですが、穿孔の方法は楽譜を見なが
ら職人が機械的にカットするものと、ハンドプレ
イと呼ばれる、実際の演奏によるハンマーの動き
をロールに記録し、その記しに従ってカットする
方法がありました。その後、強弱や音の長さなど
さらに細部にわたりピアニストの演奏をそのまま
再現出来る、表現力を持った自動ピアノ(再生ピ
アノ)が誕生します。
自動バンジョー
1895 年にコイン投入式自動バンジョーとして
製作されたものと、1918 年に製作されたオーケス
トラタイプの自動バンジョー(バンジョーに加え
ピアノ、2 個のドラム、シンバル、タンバリン、
トライアングル、カスタネットが合奏する)をも
とに、1996 年に Ramey 氏が復元したバンジョー自
動演奏楽器が当館に収蔵されています。1920 年に
自動ピアノが普及したために、自動バンジョーは
世間から姿を消してしまったため、Ramey 氏が復
元する 1995 年頃までの間、自動バンジョーの演奏
は聞かれることがなかったのです。
演奏曲目
この中から 1~2 曲
♪Sunset Frolics
♪Original RAG
♪Maple Leaf RAG
♪The Cascades