imm cologne 2011 - ケルン国際家具見本市 2011年1月

imm cologne 2011 - ケルン国際家具見本市
2011年1月18日(火)〜23日(日)
ドイツ連邦共和国 ケルンメッセ会場
- ファイナルレポート –
同時開催のダブル見本市が出展者と来場者を魅了
すべての期待を上回ったimm cologne 2011
・128カ国から13万8000人が来場
・全世界からハイレベルのバイヤーが集う
・48カ国、1,213社の出展企業も大いに満足
2011年のimm cologneとLivingKitchenは1月23日、素晴らしい成果を残して閉幕しました。
最終日推定を含めた来場者総数は13万8000人、前年比38%増となりました。「会期中にここで
起こったことが信じられません。imm 以外にどの見本市が、来場者数で明らかな2ケタ増を発表
することができるでしょう?これは今年のドイツのすべての消費財見本市にとって最高のシグナル
であり、見本市というものが非常に効果的なマーケティングツールであることを証明するものです」。
今回のimmを満足した様子でこう総括するのは、ケルンメッセのゲラルド・ベーゼ社長です。「私
たちはみな、imm cologneと LivingKitchenというサクセスストーリーの一部なのです。ケルン
が特にビジネス面において、また国際的なキッチン家具製造分野の拠点という意味において、再
び家具産業の本場となったことは間違いありません」と続けます。ドイツ家具工業会(VDM)専務
理事ディルク=ウヴェ・クラース氏も同意見です。「過去10年間で群を抜いてナンバーワンの家具
見本市でした。来場者数も契約件数も増加し、会場はこの上なく良い雰囲気にあふれていました」
と話します。「これはドイツの家具産業にとって “家具の年2011年” の絶好のスタートであり、ケ
ルンメッセにとっては大きな成功を意味します」。
インテリアとキッチンの世界を結びつけたこのユニークな見本市は、バイヤーと一般来場者の両
方を納得させるものでした。会期中コンスタントに来場者が会場に詰め掛けたことに、出展各社は
大いに満足しています。imm cologneとLivingKitchenには、128カ国から13万8000人のバ
イヤーと一般ユーザーが訪れました。これは前回2010年のimm cologneと比較して38%増と
いう数字です。ドイツ国内はもちろん、海外からのバイヤーが大幅に増加し、特にオランダ、フラン
ス、イタリア、スイスをはじめ、東欧全域そしてロシアからの来場が目立ちました。また、ドイツにと
って重要な輸出市場であるアジア、中近東、北米からのバイヤー増も顕著でした。ほとんどすべて
の国からの来場者増が見られます。「国内・海外両方の来場者を引きつけるため、私たちは様々
な取り組みを展開し、努力を重ねました。この数字は私たちの活動が功を奏し、また報われたこと
を示しています」とゲラルド・ベーゼ社長は話します。
終始活況を呈した会場
「来場者はこの見本市を非常に好意的に受け止めている。通路はどこも人であふれ、雰囲気も良
く、商談も活発に行われている。ケルンが家具ビジネスのかがり火となった」というのがメディアの
一致した論調です。出展者も同様の意見です。
・
「当社ブースはいつも盛況で、顧客の満足度も高く、雰囲気は最高でした」
(レオ・リュプケ氏、interluebke・COR Sitzmoebel 社長)
・
「素晴らしい見本市でした。どのホールもいっぱいで、当社ブースも景気がよかった頃と同じく
らい活況を呈しました。すべての取引先が当社を来訪して下さったばかりでなく、新規の顧客
を得ることができました。特にオランダとベルギーからの新規が目立ちました。例年より1日早
い金曜日から会場を一般公開したのも正しい判断でした。そして、最後になりますが、重要な
こととして、ケルンで再び国際的なキッチン見本市が開催されるようになったことはいいことだ
と思っています。一言でいえば、すべての面で満足しており、来年の見本市が今から楽しみで
す」(ゲロ・ヴァルター・フロムホルツ氏・Walter Frommholz GmbH & Co.KG 執行役員)
・ 新設の「ピュア・テキスタイル」部門でも会場の雰囲気は極めていいものでした。
「見本市の成果には非常に満足しています。国際的なテキスタイルメーカーが選ばれて11ホ
ールに出展し見本市を充実させたのは大成功で、来場者の反応も非常にポジティブでした。
来場者が『ピュア・テキスタイル』の製品をじっくり時間をかけて見ていたのが印象的でした。見
本市への出展は当社にとって意義深く、価値あるものだったと言えます」
(クラウス・シャーフ氏・SAHCO Hesslein GmbH & Co.KG セールスマネージャー)
・ 「imm cologneは当社にとって最も重要な見本市ですが、今年の出展の成果については特
に喜んでいます。新製品は大きな反響を呼び、ドイツだけでなく欧州他国、アメリカやアジアか
らもバイヤーが当社ブースを訪れました。特に良いと感じたのは、見本市の展示コンセプトが
格段に進歩したことです。各ホールの展示は高級感があり、ピュア・ビレッジやピュア・テキス
タイルといった新機軸のコンセプトも効果的に提示されて、来場者で賑わっていました。こうし
たすべての要因が見本市を活気づけ、メーカー各社の楽観的なムードを一層盛り上げていま
した」(パトリス・ベルト氏、Roset Möbel GmbH社長)
・ 「とても満足しています。業界全体の景況感が大幅に上向いたことを感じます。ドイツの家具
業界は2010年の時点で既に回復していましたが、この見本市で、あらためてバイヤーと消費
者が景気回復を前向きにとらえていることが証明されました。当社ブースへの来場も非常に
多く、特にドイツ、ベルギー、オランダからのバイヤーが増えました。新製品の展示が功を奏し
たことはもちろんです。出展により大きな成果が得られました」
(アンドレア・ジアチェッティ氏、MDF ITALIA S.p.A. リージョナル(地域担当)マネージャー)
imm cologneの素晴らしい雰囲気は、LivingKitchenの会場でも同様に感じられました。
・
「私たちが会期中ケルンで体験したことは、非常に多くを語っています。特にキッチンが華々し
くカムバックしたことをうれしく感じています」
(ハンス・シュトロットホフ氏、MHK Group Chairman 会長)
・
「見本市の盛況とその成果にとても満足しています。ドイツそして海外からのバイヤーと一般
来場者の反応は、どちらも非常にポジティブでした。来場者の数も当初予想をはるかに上回り
ました」
(ローランド・ハーゲンブーハー氏、Siemens-Electrogeräte GmbH 社長)
トレンド
・ 家具の張り地は無地が主流です。これにカラフルなストライプや抽象的な図形模様でアクセン
トをつけます。究極のトレンドカラーである白は健在です。革は加工をほとんどしない自然の
ままのものが人気で、感触がよく、座ってくつろぎたくなるような持ち味が特徴です。
・ LED照明が家具にも定着してきました。クロゼット、壁面収納ユニット、サイドボード、ディスプ
レイキャビネットの大部分に、この省エネ性の高い照明技術が使われています。LED照明は
明るさと雰囲気づくりの両方に貢献します。
・ サステイナビリティー(永続性)は家具づくりでもますます重要化しています。このため、材料と
して木が好まれる傾向が強まっています。収納家具やキッチン家具はもちろん、座り心地のよ
い椅子、寝椅子、そしてソファー部材にも木が使われています。木はかつてのステータスを取
り戻しました。特にオーク材を加工せずに使った家具、その樹皮をつけたままの家具なども目
立ちました。
<imm Cologne / LivingKitchen 2011 データ>
出展企業数 1,213 社
出展国数 48 カ国
ドイツ国内からの出展企業数 521 社
同代理店 32 社
海外からの出展企業数 614 社
同代理店 46 社
出展企業全体における海外企業の比率 54%
*すべての数字は 見本市統計管理協会(FKM) の指針に基づき算出されたものです。
インフォメーション:
www.imm-cologne.de
www.purevillage.de
www.livingkitchen-cologne.de
次回の imm cologne は 2012 年 1 月 16 日~22 日に開催されます。
【お問合せ先】
ケルンメッセ株式会社
〒106-0045 東京都港区麻布十番2-20-6 ジャノメ麻布十番ビル7F
TEL:03-5418-6245 FAX : 03-5418-6246
e-mail: [email protected] / URL: www.koelnmesse.jp