Teradata Integrated Web Intelligence

PROGRAM
Teradata Integrated Web Intelligence
13.03
TDMK 3A82
オンラインとオフラインを統合し、
顧客に関する 360 度の視界を確保する
Teradata Integrated Web Intelligence(Teradata IWI)は、Web
Teradata IWI は、各チャネルを通じたマーケティングおよび
アクセスログやソーシャルメディアのデータと、従来から存在する
顧客コミュニケーションを一貫して、効率的かつ効果的に行う
ダイレクトチャネルから得られた顧客取引明細データを統合し、
ことを支援します。
マーケティングに活用するためのプログラムです。マルチチャネル
統合と、単一の顧客ビュー(SCV: Single Customer View)を実
各チャネルからのデータが分断されたままでは、得られない知識
現するためのデータ連携、蓄積、分析、活用を包括支援します。
があります。例えばソーシャルメディア上で影響力が高く、なおか
つ自社に対してロイヤルティが高いのは誰なのか、このような顧
顧客は人間です。契約番号でも会員番号でも、クッキー ID でも
客に対して案内をしたときに、口コミ波及を含めどの程度 Web
電話番号でも、ましてや電子メールアドレスでもありません。しか
サイトへのアクセスが増大するのか、最終的にどの程度商品購入
しながら長い間、マーケティング担当者はその向こう側にいる顧
に結び付くのか、さらには購入顧客と未購入顧客ではどのように
客を別個の識別子として、チャネル毎に分断された形で把握して
プロフィールが異なるのか、といった流れを透過的に把握するた
きました。そしてそれは、チャネルごとにちぐはぐな顧客対応を
めには、顧客データが統合されていることが必要です。Teradata
許容し、顧客満足度を無駄に低下させ、ビジネス上の非効率を
IWI は、このようなチャネル統合と、単一の顧客ビューを求める
もたらしてきました。
マーケティング部門のニーズに対応します。Teradata IWI により、
分断されたオンラインデータ、複数のデータソース、そしてそれ
企業は以下のような分野におけるマーケティング活動上の課題改
ぞれに複雑なフォーマット。これらは技術的な問題ですが、それ
善に対処可能となります。
自体がビジネス上の課題にもなっていました。例えば、チャネル
統合型のキャンペーン案内、チャネルを横串にしたキャンペーン
オンラインチャネルの最適化
の評価、そして各チャネルの向こう側にいる、本来の「顧客」行
− オフラインチャネルの購買履歴を活用し、オンラインチャネル
動の理解を困難にしてきたのです。
消費者が作り出す大きなうねり
インターネットの進化に伴い、消費者との企業の関係は劇的に
における提案力を改善
− Web サイトの訪問イベントを用いたイベント主導型マーケティ
ング(EBM: Event Based Marketing)
− 顧客のチャネルをまたいだ訪問、購入経路の理解
変化しました。企業といつ、どのように付き合うかを決定する
のは消費者であり、ブランドの評判を決定するのは、ソーシャ
クロスチャネルでの顧客対応
ルメディアなどのチャネルを通じた消費者の声です。このよう
− 電子メールやダイレクトメール、電話などのコンタクトを通じた
なチャネルの影響力はますます大きくなり、既存のマスチャネ
リコメンデーションに際し、Web サイト上での訪問行動履歴
ルも含めた各チャネルの役割を変容させています。このような
環境下で成功を掴むためには、既存のチャネルと新たなチャネ
ルの間に存在するギャップを埋め、データを統合し、顧客に関
する包括的な理解を得て、企業の意思決定に活用することが必
要です。
Teradata IWI
を活用
− Web サイトなどにおける行動データを考慮に入れたロイヤル
ティ評価
− キャンペーン対象顧客選定時における、マルチチャネル顧客
行動の活用
− ショッピングカートの購買完了率改善、放棄バスケットの低減
Teradata IWI は、 オン ライン上 の 顧 客 行 動 デ ー タを 取 得
マーケティング経費対効果の最大化
し、 既存 のオフラインチャネル における顧 客 行 動 デ ータを
− 顧客に対する提案力の強化、ロイヤルティの強化、収益向上
Teradata データベース上で統 合し、マーケティングと顧 客 理
− 顧客満足度低下、離反/休眠の低減
解に活用するためのプログラムです。オンラインとオフライン、
− 無用なマーケティング経費の低減
2 つのチャネルから得られた顧客データを統合することによっ
− Teradata データベースにデータを追加することによる、既存
て、顧客に関する包括的な洞察を得ることが可能となります。
のビジネスインテリジェンス投資の保護
PROGRAM
13.03
これら課題への対処は、直接的には、分断されたデータが引き
起こしたネガティブな要因、例えばチャネルごとにちぐはぐな顧客
対応とそれによる顧客満足度低下、ビジネス上の非効率や販売
機会損失を埋めるものです。しかしながらその本質は、従来から
のオフライン・マーケティング環境、そして今日のインターネット
やソーシャル、モバイルといった技術環境に、顧客リレーション
シップを構築、維持、強化するという、昔ながらの商売における
鉄則を復権させることです。強固なリレーションシップを構築す
ることは、長期にわたる経済価値を企業にもたらします。加えて、
そこから得られる知識は顧客の意向であり、今後の企業経営戦
略の策定において羅針盤の役目を果たします。チャネル、顧客、
そしてデータを統合し活用することは、個々の接客活動から顧客
TDMK 3A82
マーケティングの投下資本収益率を改善する
10の機会
1 . 各チャネルを通じた提案の関連性を増し、転換率を改善する
2 . 決済途中で放棄されたショッピングカートの機会損失金額を理解する
3 . 放棄ショッピングカートを発生させた顧客に対して、フォロー提案
を行う
4 . マルチチャネルにおける販売機会から販売までの行動を理解する
5 . 顧客からのインバウンド接触に対して、重要度、優先度、購買可能
性に基づき対応する
6 . 検索連動型広告やバナー広告などの効果を、チャネル横串で評価する
7 . 在庫状況に応じて提案を行う、欠品商品や販売停止のサービスを提
案しない
8 . 各チャネルにおける返品状況を分析する
9 . チャネルをまたいでキャンペーンの効果を評価/比較する
10. 低コストチャネルへの移行誘導を行う
管理プロセス、マーケティング活動、そして企業経営戦略のすべ
今日のオンラインチャネルにおける顧客行動を理解するための環
てに一貫性を提供する基盤となるのです。
境は、アクセスログ解析、電子メール配信管理、ソーシャルモニ
複雑なニーズに対するシンプルな解決策
タリングなどそれぞれ孤立した形で存在しています。これに対し
て Teradata IWI が提供する仕組みは、統合されたデータウェア
Teradata IWI は以下のコンポーネントで構成され、統合された
ハウスを基盤にしているため、各チャネルをまたがるような顧客
データウェアハウスを基盤に、各チャネルからのデータを統合し、
行動を時系列で理解することが可能です。そしてこれに伴い、
マー
活用可能な形式で保持します。
ケティング活動の効果をチャネル透過的に理解できるようになっ
ています。
− Web サーバー、ソーシャルメディアとデータ連携するためのア
ダプターおよびシステム構築サービス
− 各チャネルのデータを、顧客単位で統合するためのデータモ
デル(Teradata Industry LDM)
− データ管理のためのデータウェアハウス・プラットフォーム
(Teradata Database)
また、プライバシーセンシティブな顧客データを集中管理するこ
とにより、企業としてのプライバシーポリシーとセキュリティポリ
シーに準拠しつつ、顧客のパーミッションに従順な形でデータ管
理を行うことが可能です。このような対応は、顧客が透過的な対
応を期待し、顧客対応の巧拙が企業ブランドに強く影響を与える
− 準構造化データの専門分析プラットフォーム(Teradata Aster)
昨今において、より重要になっています。Teradata IWI は包括的
− データ分析、活用のための各種分析ツール(データマイニング、
な顧客コミュニケーションの実現によって、販売機会を最大限に
キャンペーン管理、レポーティングなど)
− データ活用のコンサルティングサービス
活かすことができるだけでなく、顧客にとって信頼に値する企業
であるための基盤を提供します。
テラデータ製品に関する情報やお問い合わせは
・Teradataは、Teradata Corporationの登録商標です。本文中の社名、製品名は各社の商標または登録商標です。・本文中に記載されている製品情報は、予告なく変更する場合がありますのでご了承下さい。
・このカタログの記載情報は、2013年3月現在のものです。
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