狛江市議会議員 2016.1・6 山本あき子の議会報告 http://yamamotoakiko.seikatsusha.me/ 12 月議会一般質問 ◇LGBT が自分らしくあるために LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシャル(両 性愛者)、トランスジェンダー(性同一性障害を含む 性別越境者)の頭文字を取った総称でありセクシャル マイノリティ(性的少数者)の人々を意味します。個 ◇中学校給食 中学校給食を望む陳情から 20 年以上が経った 2015 年 7 月、ついに小学校と同じように教室で温かい給食 が配膳される食缶方式の給食がスタートしました。以 人のセクシャリティは三つの要素①身体の性、②心の 前の民間委託(ボックスランチ方式)では異物混入な 性、③好きになる性の組み合わせによって決まる為、 どの問題が発生し安全性への信頼が持てませんでし 身体と心の性が一致していて異性に惹かれる人(性的 たが、今回の給食センターは設計段階から安全性確保 多数者)だけが正しいのではなく、多様性が認められ に重きが置かれています。食材の選定から洗浄、調理、 るべきです。アメリカでは 2015 年 6 月に連邦最高裁 判所の判決により全米で同性婚が合法となりました。 これはオランダ、フランスなどに続き 21 番目となり、 欧米諸国では同性婚が合法ということが常識となり さらにアレルギー対応も含め、安全で美味しい中学校 給食実現について詳しく質問しました。今後は給食セ ンターが食育の拠点として地域に広く開かれる事や、 つつあります。日本でも渋谷区や世田谷区では同性カ 中学生本人も給食に対する意見を言える機会を作っ ップルに対しパートナーシップを公的に認める制度 て欲しいと要望しました。 が始まっていますが国としての整備はこれからと言 えます。 LGBT 当事者から市への相談や要望の有無、また学 ◇市民と共に高める防災力 昨年行われた狛江市総合防災訓練は劇場型の「見る 校での相談の有無について、狛江市では現在までのと 訓練」ではなく実際に「体験する訓練」でした。防災 ころ相談や要望は皆無との答弁でした。いまや 14 人 力向上へ向けての取り組みに対する評価と課題につ に 1 人は LGBT と言われながら、自分の周りにはそう いて質問しました。防災力向上には地域力が欠かせな いう人が居ないという状況は、いかにカミングアウト い事や、避難所には他の地域から来る人もいるなど、 出来ない人が多いかという事実を物語っています。 実施して初めて分かる事も多く、課題が浮き彫りにな 身体を、心の性に合わせているケースでは、戸籍や 保険証の性別欄と見た目の性別が違う為に様々な問 った事が評価できます。今後は市民が感想や意見を言 える振り返りシートについて要望しました。 題に直面します。学校では自分が人と違う事に傷つき、 ☆一般質問詳細は山本あき子ホームページへ 誰にも相談できず追い詰められていく子どもも多い http://yamamotoakiko.seikatsusha.me/ のです。狛江市では現在 LGBT に対する施策はないも 狛江・生活者ネットワーク のの、LGBT に対する認識は必要との答弁がありまし 狛江市東和泉 1-1-25-101 ℡03-3430-1302 fax 03-5761-0678 E-mail [email protected] た。当事者が声を上げやすい環境作りの為に、相談窓 口の設置を要望しました。
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