電子殻 (9ヶ国語版) 【日】 日本語 電子殻(でんしかく) 【英】 English electron shell 【独】 Deutsch Elektronenschale 【仏】 Français couche électronique 【西】 Español capa electrónica 【簡】 简体中文 电子层 diànzǐcéng 【繁】 繁體中文 電子層 diànzǐcéng 【韓】 한국어 전자껍질 tndak ptil 【露】 Русский Электронная оболочк а 原子構造の模型において、原子核を取り巻く電子軌道の集まりのこと。 電子殻は主量子数ごとに複数の層を構成しているとみなされ、エネルギー準位の低い方からK殻・L殻・M殻・N殻・O殻・P殻…と呼ばれている。 電子殻は同心球の状態で存在し、電子殻と電子殻の間は真空状態にある。 電子殻のアルファベットがKから始まるのは、発見当初はまだこれより小さい殻があると考えられていたことによる。しかし、K殻よりも小さい殻は発見されなかった。 電子殻それぞれに入ることのできる電子の数は 2n2 個に等しい。 電子殻と電子殻の間は真空状態。 各殻にある軌道(名) 収容できる電子数 各殻に収容できる電子数 1s 2 2 2 2p 6 3s 2 3p 6 3d 10 4s 2 4p 6 4d 10 4f 14 5s 2 5p 6 5d 10 5f 14 5g 18 8 18 32 50 各電子殻は、副殻(ふくかく)と名づけられた、電子の軌道形態によってさらに区分することができる。 副殻は、球形をイメージできる殻というより、電子殻上の電子の軌道であるため、副殻軌道と呼んだり、s軌道、p軌道とか呼ぶことも多いようだ。 副殻軌道の名前は、s, p, d, f, g, h, i, ・・・と続くが、最初の4軌道は線の形に由来しており、5軌道目からは f に続くアルファベット順(g,h,…)。 最初の4軌道の名前は、sharp(鋭い), principal(主な), diffuse(横方向に広がった), fundamental(基本的な) のそれぞれ頭文字。 副殻(ふくかく) subshells Unterschalen sous-couches subcapas -1- 亚电子层 yàdiànzǐcéng 亞電子層 yàdiànzǐcéng 부껍질 puk ptil Подоболочки by Synapse Media 2s 電子殻 (9ヶ国語版) 原子軌道 【英】 English 【独】 Deutsch Orbital atomic orbital 【仏】 Français orbitale atomique py軌道(正側) 【西】 Español 【簡】 简体中文 orbital atómico 原子轨道 yuánzǐguǐdào 【繁】 繁體中文 原子軌域 yuánzǐguǐyù 【韓】 한국어 원자궤도 wndakwedo 【露】 Русский Атомная орбиталь 【L殻の原子モデル】 例えば、L殻は一つの軌道ではなく、副殻にある4つの小軌道(s軌道1個、p軌道3個)が立体的に合体したものと考えられる。 s軌道は円形、p軌道は8の字、2つの楕円形に近い軌道と考えられている。 小軌道の電子の収容可能な数はすべて2個。 L殻には、s軌道1個、p軌道3個と合計4個の小軌道があるので、L殻の電子の収容可能な数は2×4で8個ということになる。 px軌道(正側) pz軌道(正側) s軌道 pz軌道(負側) px軌道(負側) py軌道(負側) 電子の電子軌道への配置には、規則性がある。以下、その規則性をイメージする。 殻 各殻にある軌道 K殻のs軌道に1個の電子が配置される。 K殻のs軌道に2個の電子が配置される。 = H (水素) = He (ヘリウム) K殻のs軌道に2個、L殻のs軌道に、1,2個、p軌道に1,2個と順次配置される。 = Li (リチウム)~Ne (ネオン) = Na (ナトリウム)~Ar (アルゴン) K殻のs軌道に2個、L殻のs軌道に2個、p軌道に2個、M殻のs軌道に1~3個、p軌道に1~3個、と順次配置される。 ※左記イメージだけでは、電子の電子軌道への配置の規則性がとらえにくいところから、 別に「基底状態の電子配置表」を作成しています。 -2- by Synapse Medi 【日】 日本語
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