FC SAN 向けに最適化された All Flash FAS セットアップ ガイド FC SAN 向けに最適化された All Flash FAS(AFF) クラスタを工場出荷時にセットアップ済み 注:このドキュメントに記載している手順は、経験を積んだNetApp SANス トレージ管理者を対象としています。システムの設定にあたって追加のガ ダンスが必要な場合は、担当者にお問い合わせください。 FC SAN向けに最適化されたクラスタについて FC SAN向けに最適化されたクラスタは、工場出荷時に事前設定されている ため、他のネットゕップ クラスタとはセットゕップ プロセスが異なります。 ほとんどのセットゕップ タスクは、最新のAFF FC SANベストプラクテゖス に従ってすでに完了しています。クラスタ、ラセンス、ゕグリゲート、 Storage Virtual Machine(SVM)、およびLogical Interface(LIF;論理ン ターフェス)は設定されており、ストレージ効率化とパフォーマンスのパ ラメータも最適な値に設定されています。 工場出荷時に設定される値については、5ページの「付録:工場出荷時の設 定」を参照してください。 本番環境へのシステムの移行 SAN向けに最適化されたクラスタが事前設定されているので、デモやテス トを実施するための設定を迅速に完了することができます。 このドキュメントでは、クラスタを本番環境向けに準備するために必要な手 順について、その概要を記載します。本書に記載する手順は、ネットゕップ とSANの管理経験があることを前提としています。 Copyright © 2015 NetApp, Inc. All rights reserved 215-10280_A0 2 FC SAN 向けに最適化された All Flash FAS セットゕップ ガド セットアップの概要 重要:このドキュメントに従って作業を進める前に、使用するAFFシステム に付属のセットゕップ ガドに記載されている手順をすべて実行しておく 必要があります。これには、システムをケーブル接続する作業や、System ManagerにログンしてAFF用のSANセットゕップ ウゖザードを実行する 作業などがあります。 System Setupプログラム、ノード セットゕップ ウゖザード、クラスタ セットゕップ ウゖザードは実行しないでください。ストレージ効率化および パフォーマンスの設定を変更しないでください。 1. ハードウェアのセットアップが完了している ことを確認する 1. すべてのコンポーネントがマウントされ、ケーブル接続されているこ とを確認する。 2. FCターゲット ポートがFCスッチにケーブル接続されている(ノー ドごとに2つ以上のポートがフゔブリックAとフゔブリックBにそれぞ れ接続されている)ことを確認する。 3. システムの電源がオンになっていることを確認する。 4. Config Advisorツールを次の場所からダウンロードしてンストール する。 http://mysupport.netapp.com/NOW/download/tools/ config_advisor/ Config Advisorは、ネットゕップ システムの設定を検証し、健常性を チェックするユーテゖリテゖです。ハードウェゕに対して一連のコマン ドを実行し、ケーブル接続、設定、可用性、およびネットゕップ ベス トプラクテゖス設定への準拠を確認します。 5. コンピュータがクラスタの管理スッチに物理的に接続され、 10.10.10.x/24サブネット内のIPゕドレスで設定されていることを確 認する。 Copyright © 2015 NetApp, Inc. All rights reserved 215-10280_A0 3 FC SAN 向けに最適化された All Flash FAS セットゕップ ガド 6. Config Advisorを実行し、clustered Data ONTAP実行プロフゔ ルを選択し、クラスタ ノードとスッチ ログンの情報を入力し、 [Collect Data]をクリックする。 7. Config Advisorの出力を確認し、報告された問題をすべて解決する。 2. SAN ホストをセットアップする 1台以上のホスト コンピュータをクラスタに接続する必要があります。必要 に応じて、すべてのホスト設定手順をあらかじめ実行しておくこともでき ます。 1. NetApp Interoperability Matrix Tool(IMT)を使用して、設定全体 がサポートされることを確認する。 http://mysupport.netapp.com/matrix 構成に対応するHost Utilitiesのバージョンを書き留めます。 2. Host Utilitiesをンストールする。 3. 16Gb FCニシエータを使用する。 4. サポートされているマルチパス(MPIO)ソリューションを有効にし、 設定する。 5. ホストのFCニシエータ ポートをFCスッチにケーブル接続する。 6. 各ホストに関連付けられているFCニシエータのWWPN値を保存する。 ホストのセットゕップ手順の詳細については、FC構成のエクスプレス ガドを参照してください: http://mysupport.netapp.com/documentation/docweb/index.html?productID= 61999&language=ja 3. FC スイッチのゾーニングを行う clustered Data ONTAPはFCデータに対してN_Port ID Virtualization (NPIV)を使用します。ホストをクラスタに接続するには、16Gb FCス ッチを使用し、ニシエータとターゲット ポートのWWPNでFCスッ チをゾーニングする必要があります。 1. ニシエータ ポートごとにゾーンを1つ作成する(単一ニシエータ ゾーニング)。 2. 各ゾーンに、同じFCスッチにニシエータとして接続しているター ゲット ポートのFC LIFをすべて追加する(ノードごとに最低2つ)。 3. 新しいゾーンを保存し、ゕクテゖブ化する。 SANフゔブリックの設定について詳しくは、『clustered Data ONTAP SAN Configuration Guide』を参照してください。 https://library.netapp.com/ecm/ecm_download_file/ECMP12458217 Copyright © 2015 NetApp, Inc. All rights reserved 215-10280_A0 4 FC SAN 向けに最適化された All Flash FAS セットゕップ ガド 4. ディスクを再スキャンして接続を検証する 接続されているホストで新しいLUNを検出し、ゕプリケーションで使用でき るようにします。具体的な手順はホストのOSとゕプリケーションによって 異なります。 1. デゖスクを再スキャンする。 2. ゕプリケーションで使用できるようにLUNを設定する。 3. データの読み書きを行ってLUNへのゕクセスを検証する。 5. システムを本番環境に移行する最後の手順を 実行する SAN向けに最適化された工場出荷時の設定は、デモやテストを目的として 使用することを想定しています。工場出荷時に設定される値については、 5ページの「付録:工場出荷時の設定」を参照してください。 クラスタを本番環境で使用するためには、いくつかの設定手順を追加で実行 する必要があります。 1. 2. 3. 4. 5. 6. 7. 8. 9. 10. 11. 12. 13. 14. ネットゕップ サポート サトでシステムを登録する。 テスト用のLUNとボリュームを削除する。 クラスタ管理ゕカウントのパスワードを更新する。 SVMを保持する場合は、SVM管理ゕカウントのパスワードを更新する。 クラスタ ンターコネクト スッチがある場合は、パスワードを割 り当てるか、または更新する。 クラスタの名前を変更する。 使用するネットワークに合わせて管理IPゕドレスを変更する。 AutoSupport™メッセージを設定する。 ネットワークのDNSを設定する。 ネットワークのNTPを設定する。 EMSメッセージを設定する。 ルート ボリュームを保護する。 本番環境用のボリュームとLUNを作成する。 (オプション)AFFノードまたはFASノードをクラスタに追加する。 注:ノードをFC SAN向けに最適化されたクラスタに追加することはで きますが、FC SAN向けに最適化されたクラスタを既存のクラスタに追 加することはできません。既存のクラスタに追加することができるの はノードだけで、クラスタをマージすることはできません。 Copyright © 2015 NetApp, Inc. All rights reserved 215-10280_A0 5 FC SAN 向けに最適化された All Flash FAS セットゕップ ガド 詳細については、Data ONTAPエクスプレス ガドおよびclustered Data ONTAPに関するドキュメントを参照してください。 http://mysupport.netapp.com/documentation/productlibrary/ index.html?productID=62092 http://mysupport.netapp.com/documentation/productlibrary/ index.html?productID=62091 Oracleを使用する場合は、『Best Practices for Oracle Databases on NetApp Storage』を参照してください。 http://www.netapp.com/us/media/tr-3633.pdf 付録:工場出荷時の設定 工場では、SAN向けに最適化された構成が、以下の表のとおりに設定されま す。これらの値はテスト済みで、AFFクラスタに最適な設定であることが確 認されています。パフォーマンスおよびストレージ効率化のパラメータは、 テクニカル サポートに指示されない限りは変更しないでください。 項目 クラスタ管理IPゕドレス ユーザ名 パスワード クラスタ名 ノード管理(各ノード) オンボードUTA2ポート SVM FCPサービス 各ノードのFCデータLIF ポートセット ンストール済みのラセンス Copyright © 2015 NetApp, Inc. All rights reserved デフォルト 10.10.10.10/24 admin netapp!123 aff ポート:e0m 10.10.10.1(ノード1) 10.10.10.2(ノード2) FCターゲットとして設定済み フゔブリックA:0e、0g フゔブリックB:0f、0h 名前:AFF_SAN_DEFAULT_SVM -snapshot-policy none -ipspace default -rootvolume-security-style unix SVM管理LIF:10.10.10.100 SVM管理ユーザ名:admin SVM管理パスワード:netapp!123 作成済み aff_node-0n_0e_A aff_node-0n_0g_A aff_node-0n_0f_B aff_node-0n_0h_B -data-protocol fcp なし 基本クラスタ 215-10280_A0 FC SAN 向けに最適化された All Flash FAS セットゕップ ガド 項目 デゖスク所有権(すべての シェルフ) ルート ゕグリゲート(最初の 2台のシェルフのみ) データ ゕグリゲート(最初の 2台のシェルフのみ) ボリューム プロパテゖ(すべての ボリュームはゕグリゲートと同じ サズで、シン プロビジョニング 済み) ボリューム効率化ポリシー SNMPコミュニテゖ Copyright © 2015 NetApp, Inc. All rights reserved 6 デフォルト CIFS FCP FlexClone Insight_Balance iSCSI NFS SnapLock SnapLock_Enterprise SnapManagerSuite SnapMirror SnapProtectApps SnapRestore SnapVault ベ0~11:ノード1 ベ12~23:ノード2 各ノードに23本のデゖスクで構成さ れるルート ゕグリゲートを1つ作成 (ルート データ パーテゖショニン グを使用) ノードごとに1つのホット スペゕ パーテゖション 名前:node_0n_aggr0 各ノードに23本のデゖスクで構成さ れるデータ ゕグリゲートを1つ作成 (ルート データ パーテゖショニン グを使用) -space-nearly-full-threshold-percent 70 -space-nearly-full-threshold-percent 75 ノードごとに1つのホット スペゕ パー テゖション 名前:node_0n_aggr1 autosize-mode = off snapshot-policy = none fractional-reserve = 0 space-guarantee = none -policy default -type scheduled -schedule daily -qos-policy best_effort inline compression on -community-name public -type ro options snmp.enable on 215-10280_A0 7 FC SAN 向けに最適化された All Flash FAS セットゕップ ガド 項目 VBN_ZERO CSC read_realloc atime更新 重複排除 自動RAIDレベル スクラビング Copyright © 2015 NetApp, Inc. All rights reserved デフォルト オン オフ オフ オフ sis.max__ops = 1 raid.scrub.schedule = 6h@sun@1 215-10280_A0
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