第3回 新潟中央警察署協議会開催概況 開催日時 平成26年12月11日(木) 午後1時30分から午後4時00分まで 開催場所 新潟中央警察署講堂、署指定特別警戒視察 新田会長 笹川委員 佐藤委員 出塚委員 (定数11人) メギール委員 委 員 安部委員 坂内委員 若林委員 髙 委員 計 9 人 出 席 者 舘川署長 警 察 長﨑副署長 渡邉留置管理課長 川瀬地域課長 石川会計官 藤田警務課長 伊藤生活安全課長 家老刑事課長 榎交通課長 沼田警備課長 議 事 概 第1 計 10 人 要 活動報告について 署長から、平成26年1月から11月末の活動状況について報告を受けた。 1 けいさつ相談の取扱状況 ○ 相談件数は、前年同期比379件増加 ○ ストーカー関係は、前年同期比5件増加 ○ DV関係は、前年同期比28件増加 2 刑法犯の認知と検挙状況 ○ 認知件数は、前年同期比12件増加 ○ 交番別認知件数は、柾谷小路交番、有明台交番、市役所前交番が認知件数 上位 ○ 検挙件数は、前年同期比47件減少 ○ 検挙人員は、前年同期比62人減少 ○ 検挙率は、前年同期比8ポイント減少 3 少年の補導状況 補導総数は、前年同期比14件増加 4 特別法犯の主な検挙状況 ○ 覚せい剤取締法違反 ○ 児童ポルノ禁止法違反 ○ 軽犯罪法違反 ○ 新潟県迷惑行為等防止条例違反 5 交通事故の発生状況 (1) 人身交通事故の発生状況 ○ 発生件数は、前年同期比20件減少 - 1 - ○ 負傷者数は、前年同期比28人減少 ○ 死亡事故は、2件発生で前年同期比1人増加 (2) 交通事故の特徴 ○ 高齢者事故は、前年同期比8件減少 ○ 交差点事故は、前年同期比19件減少 ○ 自転車事故は、前年同期比6件減少 第2 1 前回諮問事項の推進結果 交通事故防止活動の強化 (1) 高齢者交通事故防止対策 ○ ぷらっと本町における広報・啓発活動の実施 ○ 夜光反射材の直接貼付 ○ 街頭監視、赤ランプ活動等の強化 ○ 高齢者宅に対する訪問指導 (2) 交通法令関係の検挙 ○ 10月18日発生した、関屋浜松町地内における重傷ひき逃げ事件被疑者の の逮捕 ○ 関屋松波町付近で連続発生していた道路上に釘をまく事件で、11月26日 被疑者を道路法違反で逮捕 2 犯罪抑止活動の強化 (1) 新潟県犯罪のない安全で安心なまちづくり旬間・全国地域安全運動の実施 ○ 古町どんどん会場における防犯イベントの開催 ○ 訪問型防犯診断及び防犯広報の実施 ○ 新潟県銀行協会と協働した被害防止広報の実施 ○ 大学生ボランティアと協働した通学路点検の実施 (2) 特殊詐欺被害防止に向けた各種施策の強化 ○ 管内金融機関における声掛け訓練の実施 ○ 特殊詐欺被害防止のための声掛け強化の日の実施 ○ 高齢者対象の特殊詐欺被害防止講習会の開催 ○ 防犯落語を活用した被害防止広報の開催 ○ 防犯キャラクター「だまされま仙人」を活用した広報の推進 3 暴力団排除活動の強化 新潟一の繁華街である古町地区における暴力団排除活動の推進 ○ 古町地区飲食店に対する暴排ローラー「古町クリーン作戦」の実施 ○ 覚せい剤取締法違反事件被疑者の検挙 ○ 生活安全部門と連携したインターネットカジノ店の摘発 ○ 飲食店に対する年末年始の縁起物の売付等、暴力団資金源獲得活動に関 する実態把握の推進 第3 諮問事項(重点課題) 署長から、今後の重点課題について諮問を受けた。 - 2 - 1 交通事故防止活動の強化(継続) (1) 冬の交通事故防止活動の実施 (2) 年末年始における飲酒運転根絶対策の推進 2 犯罪抑止活動の強化(継続) (1) 年末年始における安全安心確保活動の推進 (2) 特殊詐欺被害防止に向けた各種施策の推進 3 暴力団排除活動の強化(継続) 新潟一の繁華街である古町地区における暴力団排除活動の推進 第4 答申 署長の諮問に対して、新潟中央警察署協議会として協議した結果、諮問どお り推進するよう答申した。 第5 1 質疑応答(○印は署長等からの説明) 先日大雪の日に高齢の方が自転車で自損事故を起こしたが、大雪の日に自転 車に乗ること自体が危険と思うがこの点について教えていただきたい。 ○ 自転車の利用者については、あくまで自分の責任で乗っているので、強制 的に乗るなとは言えませんが、交通安全指導で雪道での自転車の危険性等を 周知していきたいと思います。 2 当社社員が無灯火の車両と接触事故を起こし、管轄の警察署で物損事故とし て処理してもらった。その後数ヶ月後に保険会社から、人身事故扱いになり保 険金を支払った旨の通知があったが、このようなことがあり得るのか。 ○ 保険の扱いが人身事故になったとのことでありますが、軽微なけがのみで あれば、物損事故の証明だけで保険金が支払われることもあります。しかし、 警察と自賠責保険とは連携していて、何回も同じ人が保険金請求を行うなど の情報提供があれば事実確認を行います。 しも 3 下の地区周辺に「年金に関するアンケート」ということで年金額等を尋ねる 電話が数件あった。県で以前「通話録音装置」を貸し出していたと聞いたが、 効果があるなら、私の地区の防犯協会でも同様の取組を検討したいと考えてい ることから、この装置について教えていただきたい。 ○ 通話録音装置については、県が夏頃に行った事業で、県内で180台位を導入 し、希望者に貸出したものですが、既に事業は終了しています。この機械に ついては市販されているものですが、値段等不明であるので県に確認したい と思います。 4 危険ドラッグの店が閉店したとのことだが、その後の状況について教えてい ただきたい。 ○ この店については、インターネット上の販売ページも休止されています。 しかし、首都圏等を中心に、危険ドラッグは蔓延している状況にあることか - 3 - ら、今後もサイバーパトロールや警察本部との連携により対策を進めていき たいと思います。 5 特殊詐欺の被害が多く出ているが、今後の対策について教えていただきたい。 ○ 特殊詐欺については、高齢者が被害に遭う「オレオレ詐欺」が多発してい ます。 「オレオレ詐欺」という言葉を知らない人はいないと思われますが、 「自 分は被害に遭わない。」と思っている人が多いようです。警察では、高齢者 対象の集会等で広報したり、金融機関と連携して、高齢者の高額引き下ろし には、警察官が臨場、確認して被害防止を図っているところです。 6 秋頃、萬代橋からの飛び込み事案があったと思うが、交番には救命活動用の 装備は常備されているのか。また、萬代橋の管轄はどうなっているのか教えて いただきたい。 ○ 交番には、救命を第一にした高性能の装備はありませんが、ロープ等は装 備されています。また萬代橋の管轄については、橋の上は新潟中央署の管轄 で信濃川の水面は新潟東署の管轄となっていますが、事案があれば、当然当 署も新潟東署も臨場します。 7 高齢者は黒い服を着ている人が多く、夜間見付けにくく危険である。各種会 合等で明るい色の服を着るように指導してほしい。また自転車を運転する若い 人が、かかとの高い靴を履いているのが目に付く。危ないと思うので注意でき ないものか。 ○ 警察本部や各警察署で進めているのが、「反射材」の配布です。各交番にも 配布して、配ってもらったり、時には本町に出向いて配ったりしています。 ただ、配ってもなかなか活用されないのが現状であり、最近では配布時に すぐ貼付することを勧めています。反射材は約57メートル先から見えること が実証されているので、非常に有効です。 かかとの高い靴については、原動機付き自転車や自動車の運転については 道路交通法の細則で規定がありますが、自転車には適用されません。危険が あれば積極的に指導していきたいと思います。 8 サイバー補導について、今まであったかどうか。また、児童虐待の件数につ いて教えていただきたい。 ○ サイバー補導については、警察署では実施せず、警察本部少年課で実施し ています。また、児童虐待については、件数は公表できませんが、警察で把 握した児童虐待事案は、専門機関である新潟市の児童相談所に通告をしてい ます。 9 私の地区で子供連れ去り事案や不審者事案が発生して、民生委員とPTAが 地域で連携して、下校時の見守り活動を実施した。交番でもパトロールの強化 をお願いしたい。 - 4 - ○ この地区の不審者情報については把握しています。警戒活動を実施しまし たが、行為者の特定には至っておりません。ただ、その後類似の事案は発生 していません。引き続き、パトロール強化を図っていきます。 10 私の地区で最近道路が広くなり、大きなカーブとなっている場所がある。そ の公園の前に横断歩道の設置をお願いしたい。 ○ 現場を確認した上で、検討したいと思います。 11 アジア系の留学生が多くいるが、歩きスマホ、自転車スマホが目立つことか ら、新入生が入る4月頃に、彼らの通う学校で指導をしてもらいたい。 ○ 毎年学生が入れ替わる時期に、学校へ出向き講義を行っています。通訳を 介して指導していますが、どこまで理解できているのか分からない状態です。 今後、もっと研究して、詳しく分かりやすい話をしたいと思います。 12 小学校とコミュニティーセンターの解体が決まった。解体後は新しい建物が 建つと思うが、この様な施設に交番入居は可能かどうか。 ○ 対象となる交番の施設の年数、場所、地域住民の要望等を考慮しながら検 討することになります。新しいところを探すということになれば、その際に 検討することとなります。 13 交番の看板は、どうして目立たないのか。目立ってこそ交番だと思う。 ○ 最近の新しい施設は、目立つようにしていますが、予算の関係もあり、す ぐに全てを替えることは難しい状況です。警察本部にもより良い施設になる よう意見したいと思います。 第6 速度取締り指針について 交通課長から、新潟中央署の速度取締り指針について、協議会委員に説明が 行われ、指針のとおり推進することを全員一致で決定した。 第7 署指定特別警戒の視察 会議終了後、署指定特別警戒を視察し、警察活動等への理解を深めた。 - 5 -
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