第668号 - 山形県医師会

平成19年4月10日発行 昭和27年8月21日第3種郵便物認可〔山形県医師会会報〕
第668号
表 紙 写 真
「桜 千 片」
第22回山形県医家美術展出展 山形市 中
野 博
大手門での歓声、笑い声、子供の泣く声、フィルムを売る声等々が、千の風に乗って
届く所に三脚を構えました。ここに居る人は、釣り人数名(夢中になっていて桜が見え
ない人)、23歳位の男性が携帯電話で、例のポーズで写真を撮っておりました。それに
私です。
実は、もう2羽の残り鴨を加えたかったのですが……桜の絨緞を、アーという間に、
泳ぎ切ったため、「雅び」を嗜むゆとりが、ございませんでした。
生涯教育のお知らせ
開催日時及び場所
5月9日(水)
19:00~20:30
山形市
山形市立病院済生館
主な演題及び講師
がん治療症例検討会
取得単位
日医生涯教育
会の名称及び主催者又は連絡先
第1回済生館がん治療症例検討会
3単位
山形市立病院済生館
☎0236255555 野村
5月11日(金)
「心不全のリハビリテーション
19:00~21:00
―多職種によるアプローチ―」
山形市
九州厚生年金病院内科部長(老年病担当)
折口秀樹
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山形
【参加費 1千円】
日医生涯教育
5月12日(土)
16:00~18:00
山形市
山形国際ホテル
日医生涯教育
「うつ病の臨床」
山形大学医学部発達生体防御学講座 発達精神医学分野教授 大谷浩一
3単位
第6回山形心臓リハビリテー
ション研究会 学術講演会
ノバルティスファーマ㈱
☎0236312014 倉山
5単位
日医生涯教育協力講座セミナー
「精神・心身医学的疾患講座」
協和企画
☎0335732060 田邉
5月19日(土)
17:00~18:30
山形市
山形テルサ
「県下におけるマンモグラム読影の実態」
山形県医師会乳がん検診委員会 塚本 長
「乳癌検診における視触診の意義
―かかりつけ医を中心とした検診方式―」
くにとみ外科胃腸科医院院長 岡蒼邦泰
日医生涯教育
5月24日(木)
18:30~20:30
天童市
天童ホテル
「認知症診療の実際」
日本医科大学武蔵小杉病院内科助教授 北村 伸
日医生涯教育
5月25日(金)
「脳卒中の診断と治療」
18:30~20:00
―公立置賜総合病院開院6年間の脳卒中統計―
南陽市
公立置賜総合病院脳神経外科 診療部長 金城俊彦
グランドホクヨウ南陽
5単位
5単位
日医生涯教育
5単位
山形県乳癌検診講習会
山形大学医学部器官機能統御学講座
☎0236285336
三郡市医師会合同学術講演会
天童市東村山郡医師会
☎0236544528 山口
南陽市東置賜郡医師会生涯教育講習会
南陽市東置賜郡医師会
☎0238434414 大場
がんネットTVカンファレンス
開催日時及びテーマ(担当)
会 場
取得単位
会の名称及び申込先
5月10日(木) 16:30~18:00
悪性腫瘍に対する免疫療法の現状と今後(茨城)
5月17日(木) 16:30~18:00
乳癌脳転移に対する治療戦略(大阪)
5月24日(木) 16:30~18:00
TOPOⅡa遺伝子発現の意義(呉・中国)
5月31日(木) 16:30~18:00
CPC(中央)
多地点合同
メディカルカンファレンス
山形県立中央病院
日医生涯教育
第4会議室
(3階)
3単位
県立がん・生活習慣病センター
☎0236852752 安達
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
1
目 次
生涯教育のお知らせ
がんネットTVカンファレンス
お知らせ
総会公告
第24回糖尿病Up・Dat
e賢島セミナー
YBCラジオ番組「朝だ!元気だ!6時半!!」放送中
山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及び
メールによる周知文書の自動配信・メーリングリストについて
勤務医のページ
二三の醫學図書館に見る-荘内醫學會々報・荘内醫學會雑誌に就いて-
順仁堂遊佐病院 佐藤允男
郡市地区医師会コーナー
酒田の夜遊び
酒田地区医師会 佐藤 顕
寄 稿
目標が消えた時
山形市 武田和夫
一病理医の閑談・雑話 7.教えられ教えること
山形市 笠島 武
黄金の日々-私の映画小史
第3章「少年の町」
「永遠の処女」と「未完成交響楽」
上山市 渡辺好博
筆 硯
交 流
山形県医師会監事 小林正義
県医師会だより
平成19年度年間主要行事
山形県医師会第114回定例代議員会並びに同第93回定例総会について
郡市地区医師会長会議
第11回常任理事会
第13回全理事会
第28回山形県医師会学校医大会
医事紛争処理委員会・医療安全対策委員会・自浄作用活性化委員会合同委員会
介護保険委員会・老人福祉施設等担当医師連絡会合同会議
県医日誌
会員異動
医師連盟だより
医師国保だより
厚生年金基金だより
編集後記
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総 会 公 告
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壊 来る平成19年5月19日(土)午後4時15分(山形県医師会第115回定 壊
壊 例代議員会終了後)より、山形県医師会第94回定例総会を下記のと 壊
壊 おり開催いたしますので、定款第18条によりご案内申し上げます。 壊
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記
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山形県医師会第94回定例総会
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壊 日 時 平成19年5月19日(土) 午後4時15分
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壊 会 場 山形県医師会館 2階大ホール
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壊 1.開会の挨拶
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壊 2.会長の挨拶
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壊 3.議事録署名人選任
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壊 4.報告
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壊 敢 平成18年度山形県医師会会務報告
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壊 柑 山形県医師会第115回定例代議員会議決事項
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壊 5.議事
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壊 第1号議案 平成18年度山形県医師会会計決算の件
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壊 6.協議
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壊 7.閉会の挨拶
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壊 平成19年4月10日
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山形県医師会 壊
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会長 有 海 躬 行 壊
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壊 会員各位殿
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山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
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第24回糖尿病Up
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標記セミナーが下記の通り開催されますので、お知らせいたします。
記
テ ー マ “Up・Dat
eな糖尿病診療へのナビゲーション-即応用可能な日常診療の実際-”
日 時 平成19年8月25日(土)、26日(日)
会 場 志摩観光ホテル
〒5170593 三重県志摩市阿児町賢島 TEL 0599431211
参 加 費 50,
代を含みます。
(※宿泊費は含まれておりません。)また、8月
000円。pr
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25日の懇親会をかねた夕食、及び8月26日の昼食を事務局にてご用意させて頂きます。
参加申し込み 官製ハガキに氏名、所属、住所、TELを明記の上、事務局までお申込み下さい。
(参加
人数は100名にて締切らせて頂きます。)
事 務 局 中部労災病院 堀田 饒
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〒4558530 名古屋市港区港明110 TEL:0526525511(内線2000) FAX:0526525623
第1日目(8月25日)
セミナー質:糖尿病への検査と指標からアプローチ
講演:糖尿病とI
GTの診断から管理・治療へのフローチャート
伊藤千賀子(グランドタワー・メディカルコート)
症例検討のセミナー:困った症例
症例呈示:傍島 裕司(大垣市民病院 糖尿病・腎臓内科)
コメンテーター:清野 裕(関西電力病院)
:松岡 健平(済生会渋谷診療所)
セミナー実:2型糖尿病へ治療薬からアプローチ
講演:2型糖尿病の管理・治療の基本から治療薬選択へのフローチャート
荒木 栄一(熊本大学医学薬学研究部 代謝内科)
第2日目(8月26日)
セミナー蔀:糖尿病性合併症へ診断と治療からアプローチ
講演:降圧薬からみた糖尿病性合併症の管理・治療へのイノベーション
羽田 勝計(旭川医科大学 第2内科)
鼎談:糖尿病予防の為の戦略
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山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
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YBCラジオ番
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番組
Cラジオ
組「朝だ!元気だ!6時
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山形県医師会では、月曜日から金曜日まで
健康に役立つ楽しい番組ですので、患者さ
毎日朝6時30分から15分間、県民向けにYBC
んに聴取をお勧め下さい。
ラジオで健康情報番組「朝だ!元気だ!6時
5月の放送予定は下記のとおりです。
半錘」放送中です。
【放送時間:月曜日から金曜日の毎朝6時30分~6時45分】
放送日
テーマ
出演者
医療機関名
5月7日~11日
小児の感染症
佐藤 寛明
さ と う 小 児 科 医 院
5月14日~18日
不安と憂鬱について
斎藤 一夫
斎 籐 ク リ ニ ッ ク
5月21日~25日
前立腺がんについて
木全 亮二
北 村 山 公 立 病 院
5月28日~6月1日
耳・鼻・喉のお話
奥山 孝
ひがしね耳鼻咽喉科
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山形県医師会会報表紙写真募集中!
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壊 本会情報広報部では、本誌表紙を飾る写真を募集しております。会員各位 壊
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壊 におかれましては、季節をおりこんだ傑作、或いは先生方がお持ちの「自慢 壊
壊 の一品」などをどしどしお寄せくださいますようお願い申し上げます。
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壊 ⑴ 写真は通常のもので結構です。
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サービスサイズ又はキャビネサイズで、横位置のトリミングもお
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願いします。
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壊 ⑵ コメント、題字、寸感を100字程度にまとめ添付してください。
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山形県医師会会報編集係(023-631-4350) 壊
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山形県医師会会員専用ホームページのアカウント及
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山形県医師会では、会員専用ホームページ
を開設しております。このホームページでは
会員および医療機関の情報、県医師会および
各地区医師会の行事などを公開しております。
会員の先生方の専用ページとなっており、ア
クセスするためにはアカウントが必要となり
ます。
会員専用ホームページのアカウント
◆ユーザ名:
y+日医会員番号(日医刊行物送付番号)
◆パスワード:
生年月日西暦下2桁+月2桁+日2桁
(例):1950年1月2日の方:500102
※準会員の方は、本会までお申し込みくだ
さい。
周知文書の自動配信
周知文書あるいは県医師会からのお知らせ
をメールを利用して行っております。希望さ
れた会員には、県医師会会員用ホームページ
の「医師会ニュース」をメールにて配信いた
します。ご希望の会員は、是非お申し込みく
ださい。
花笠メーリングリスト
会員専用のメーリングリスト「花笠ML」
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上げております。
花笠MLは、県医師会会員どうしが情報・意
見交換を行う場を提供します。また、この趣
旨を通じて地域医療の発展、更には医療全体
の向上に寄与することを願うものです。
未加入の会員は、これを機会に是非ご参加
ください。
申し込み先
周知文書の自動配信、メーリングリスト「花
笠ML」への参加を希望される先生は、本会宛
メール(ke
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お申し込みください。
山形県医師会ホームページ:
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花笠MLアドレス:
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◇花笠メーリングリストでは、現在、下記のようなことについて、意見交換をしております◇
斬タミフル仙台での事例 斬75歳以上に「かかりつけ医」 厚労省、新制度を検討 斬H1N1
も登場しました。 斬MRワクチンの接種完了率 斬医師に僻地勤務義務? 斬都道府県医
師会広報担当理事連絡協議会報告 斬医師会の役割と医療情報連携 斬日医認定医制度 斬人頭払い制度 斬タミフル緊急安全情報 斬「不都合な真実」と東洋経済 斬日医の意見
広告 斬インフルエンザAにはシンメトリル?
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山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
二三の醫學図書館に見る
-荘内醫學會々報・
荘内醫學會雑誌に就いて-
順仁堂 遊佐病院 佐 藤 允 男
はじめに
この頃医学の情報も学会、研修会、書籍(単行
本)
、医学雑誌の他、ラジオ、テレビ、ビデオ、イ
ンターネット等々とメディアが増加し様々の姿で
情報を得ることが出来る様になっている。
知らないって事は恐ろしい。その末期には、一
時会員であったのに、機関誌の名前の正確な変遷
を知らない儘に、荘内醫學雑誌のバックナンバー
の調査を進めたことがあった。ちなみに当地荘内
の公共図書館では検索不能であった。
昭和51年に解散した荘内醫學會と、また刊行終
了した荘内醫學會雑誌(荘内醫學會々誌の後身)
のことである。
明治14年12月に、山形県荘内地方出身の、栗本
東明(
註:
1)
等の医学生が親睦と切磋琢磨を願って
「荘内醫學會」を組織した。ちょうど上京中の済生
館の筒井明俊(
註:
は計画の相談に乗ったと云わ
2)
れている。
主宰の栗本東明が医師となり、初め岡山、次い
で長崎に教師として赴任し、その後、留学して十
数年東京を離れていたが、会は幹事たちの働きで
続けられ、やがて会誌を発行する。
「資料:1~9」
初号は不明、明治38年には31号を発行していた。
「資料:5,
6,
7」
初号の発行は、明治35年11月ではないか、と考え
ている。
80号までの発行間隔と、栗本東明の外遊からの
帰国後に、そして明治35年の秋に入り、纏める機
運が盛り上がったのではないか、と考える。
題名は、31号から『荘内醫學會々報』であり、184
号のみ『荘内醫學會會報』である。
「資料:5~7」
荘内醫學會會報・荘内醫學會雑誌の調査は
1:国立国会圖書館架藏閲覧調査
2:医学雑誌総合目録・国内雑誌編 第7版981頁
日本医学図書館協会
3:金沢大学医学図書館
〒9208640 金沢市宝町131
℡0762652141
4:京都府立医科大学附属図書館
〒6020859 京都市上京区広小路通河原町
西入 ℡0752125404
5:東京慈恵会医科大学医学情報センター図書館
調べ
各図書館の架藏
私見では全号揃いの施設はない。
1:明治・大正期では金沢大学医学図書館・国立
国会図書館・京都府立医科大学附属図書館の
3箇所の架藏が優れている。 「資料:710」
2:昭和に入ると10数カ所に増加する。
浦本政三郎(
註:3)
が京都帝国大学から慈恵
会医科大学に赴任し、昭和期に入ると架藏の
図書館が増加する。
荘内醫學會々報が医学図書館・公共図書館に少
ないのは
1:会員の構成で多数が関東地方に住み、開業医
の会員であったこと。
2:関東大震災と戦災にあったこと。
「鳥海恭寛・
回顧録・会報153号」
1940年ころから約10年間は、出版は制限された。
後述の184号と200号によると、1941年に荘
内醫學會々報181号と182号を刊行し、休刊する。
1946年に荘内醫學會々報は183号で復刊され、
翌1947年にはA4版で、題字は左から右の横
書きの『荘内醫學會雑誌』が刊行。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
7
また次の1948年に一度『荘内醫學會會報184号』
版型は初めはA4⇒A5⇒B5⇒A4⇒B5と変化
を刊行。
題字は初めは縦書き、後、右から左の横書き、
その後荘内醫學會が解散して機関誌が刊行終了
雑誌本文は縦書きから、左から右への横書き
するまで、山形県鶴岡市の印刷所の印刷であった
が、その理由は不明。少年時代の藤沢周平が一時
調査した施設の架蔵
働いた鶴岡印刷株式会社はこのところであろう。
金沢大学医学部医学図書館調べ
半生の記(文春文庫ふ31)58P
『荘内醫學會會報184号』と『荘内醫學會雑誌』
200号による知見。
6枚袋綴S.
*荘内醫學會會報 no.
184,(
B4:
23.5.
20発行)。
このno.
184号による181号から185号の発行の
記録があり、200号により図書館では不明な刊行
の姿が見える。
号数 発行年月日 構成及び内容
no.
31,3338,4446,48,5358,6476,78,9,
81,8392[
87欠け頁あり]
no.
96,97,99,100,102114,117,125,
144178,187193,195217,220231
no.
248249
京都府立医科大学附属図書館調べ
no.
8689,
91101,
104112,
114116,
118123,
125128,130143,144149
no.
150155,
156161,
168170,
171173,
これから未合冊]
[
174,
177,
178
☆181号 昭和16年 6月15日
「荘内地方における木乃伊について」
☆182号 昭和16年12月31日(
181号と誤記)
國立國會図書館調べ
最終号]
no.
66166,
178140,
200250[
「電気心動図について」
☆183号 昭和21年 6月6日 会員消息号
結び
◎184号 昭和23年 5月20日
1、出版物としての荘内医学会会報・荘内医学会
集会・印刷物・会計・会員消息号
●185号 昭和22年 8月15日
臨時特別號「会報から雑誌」
雑誌特徴を挙げた。
2、今後機会を得て内容を研究したい。
3、本文の要旨は第28回北陸医史学同好会で口演
☆印:未見であるが発行されていることが判明。
した。
◎印:複写・供覧の資料
尚同会機関誌「北陸医史」に投稿した。
●印:横二段組みでA4版の大きさ、雑誌の近代化を
見る。
謝辞
1、寺畑喜朔金澤医科大学名誉教授は調査の筋道
荘内醫學會々報と荘内醫學會雑誌の体裁[
版型]
を示された。
縦書き三段組。
31号からはA4版(
?)
2、金沢大學医学図書館の司書(当時の)屶網
題字は楷書体、同版形でも 61号題字を明朝
(ナタミ)外志子先生は、保管資料の、閲覧の
体に印刷所の変更が時々あり。
184号まで會報、185号から雑誌となる。
145号はA5版 題字は明朝体で右から左へ。
174号 題字は白抜きで隷書?体。
184号:B5版で邦文タイプの仮印刷、縦書き。
185号 A4 題字は左から右への楷書体。
本文は左から右の横書きの2列組。
187号B5 題字は左から右への横書きゴシック体
便宜を図られた。
くりもと とうめい)
註 1:栗本東明(
嘉永6年~大正11年 医師・医学者医 栗本
良意の4男として(子息東一は五男と)田
現山形県鶴岡市大山)
に出生。慶
川郡大山(
応3年兄節安をたよりに江戸に出て、伊東
玄朴に師事、明治5年慶應義塾に学び、東
8
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
京医学校に学ぶ。
生理学教授を昭和26年まで勤務。晩年の山
明治17年東京大學医学部を卒業、岡山医学
形県衛生研究所所長の時にも後進を指導育
校、次いで熊本に転じ、翌18年長崎病院に
成した。
転じ、27年狂犬病予防の注射液を作り注目
をあびた。このころ寄生虫の研究もすすめ
資料 主に (北陸医史投稿中の拙稿に同じ)
られた。明治31年から33年まで内科学研究
1:上倉裕二編 山形県教育史 (
A5版515㌻)
の為に留学した。三年間はウ
イ
ル
ヒ
ョ
ウ
のもとで
昭和27年3月30日 山形県教育研究所
研究をしたといわれている。56人目の医学
101.
109.
113.
206.
267㌻
博士となる。本郷根津の真泉病院、次いで
大森病院の院長をつとめた。医学校の講師、
2:齋藤正一・佐藤治助編著 鶴岡地区医師会百
年史 (
A5版668㌻)
看護婦学校校長等々を歴任して、大正11年
平成4年3月20日 42.
43㌻ 鶴岡地区医師会
に、宿痾二度目の発症のため70歳で東京で
3:小山松勝一郎・水戸部浩子編著 酒田地区医
死亡。鶴岡市大宝館で顕彰されている。
師会史 上下2巻
平成元年10月30日
(A5.
567・485㌻)
つつい めいしゅん)
2:筒井明俊(
酉治 天保8年~明治26年 医師、
教師、官吏、神職。
神職筒井真文の長子 現山形県酒田市十王
酒田地区医師会
4:門山周智 飽海郡衛生誌
明治29年6月 門山氏
18.
7×12.
5cm,210p.
藏版
堂町に出生。17歳で江戸に上り東條一堂の
5:小野寺俊治 初期の日本医学雑誌 門下となり、医学も修めて、勤皇の志士ら
=日本医学雑誌の発達について敢=
と交わる。また長崎に遊学した。戊辰戦争
1891~1956年の日本医学雑誌
では軍医秋田方面に出陣した。
=日本医学雑誌の発達について柑=
明治2年酒田に学而館が設立されて教導と
日本医事新報の第1728号,
1736号
なる。翌3年刑部省出仕、4年山形県庁に入
昭和32年6月8日/
(
8月3日)
り、庶務・学務・勧業・衛生各課長を歴任
した。
明治13年東村山郡の郡長、15年には県立病
院の済生館の館長、後に司法省に入り、転
じて警視庁第四課長となる。晩年は郷里飽
海郡遊佐町蕨岡の大物忌神社の宮司となり
明治26年死去 蕨岡墓地。
6:寺畑喜朔 金澤大学医学図書館所蔵の明治期
発行の医学医事雑誌目録
『醫譚』
復刊77号 11~19頁
2001年7月15日 日本醫史學會関西支部発
行 大坂
7:寺畑喜朔 明治初期発行の日本医事雑誌につ
いて-その保存状況
『日本醫史學雑誌』第46巻第3号 412から
3:浦本政三郎(
うらもと せいさぶろう)
浙潮 明治24年~昭和40年
生理学者、民謡、尺八も一家をなした。
山形県鶴岡の榊原家の三男に出生、まもな
く熊本の浦本家の養子に。
山形県荘内中学から熊本中学に転じ、第五
413頁
2000年9月20日 日本医史学会発行 東京
8:荘内醫學會會報 第184号〔S.
23.
5.
20発行〕藁
半紙袋綴
荘内醫學會編発行 順仁堂蔵
9:荘内醫學會雑誌 高等学校から京大に学ぶ。
第200202,
204208,
210212,
214215,
220-
京大生理から東京慈恵会医科大学に転じ、
最終號]
号
250[
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
荘内醫學會編発行
順仁堂蔵
10:醫科大學共同學術雑誌目録 昭和十年 第二
版 B5,
202p
昭和十五年五月十五日 編集発行 岡山醫
科大學附属圖書館
11:医学雑誌総合目録 和文雑誌編 第4版 1963年
日本医学図書館協会
12:医 学 雑 誌 総 合 目 録・国 内 雑 誌 編 第7版,
981p.日本医学図書館協会
寺畑喜朔名誉教授の恵与]
[
付図
1:主な関係者
栗本 東明 博士
浦本 政三郎 博士
2:金沢大学醫學部医学図書館蔵
図1.金沢大学医学図書館蔵本の全部
3:荘内醫學會會誌第184号 順仁堂 蔵
9
図2.64号 題字が明朝体に
10
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
酒田の夜遊び
酒田地区医師会 佐 藤 顕
「夜遊び」と言っても釣りの話である。当時、開
の開始である。水中灯を海中におろし、船上にも
業して3年目のことだったと思う。その頃は勤務
煌々と電灯を点ける。船上は日焼けサロン状態で
医時代の習慣で休日も書類を書いたり文献を読ん
ある。
だりして過ごしていた。しかし実は勤務医時代と
仕掛けは幹糸と呼ばれるオモリを吊す糸から枝
違い、平日に時間的余裕があるので、何も休日に
状に12c
mの長さで細い糸(ハリス)を出して針を
机にかじりつく必要は無くなっていた。そんな折、
結んでいる。ハリスは35c
m間隔に8本、針にはキ
妻に趣味の一つもあった方が良いのでは?と勧め
ラキラ光る飾りを付けてある。船長に聞くとエサ
られた。特にやってみたいものもなかったが、以
は付けないで、そのまま仕掛けを海中に落とせば
前
「釣りバカ日誌」という映画をみて本当に釣りっ
よいという。エサもないのに魚が釣れるとは信じ
てそんなに面白いものなのかと興味を引かれてい
がたかったが、船の上では船長が絶対である。半
たこともあり、とりあえず釣りに挑戦してみるこ
信半疑で仕掛けを投入してみる。
とにした。
オモリが海底に着くと、張っていた糸が緩むの
初めは岸壁からキス釣りなどを試してみたが、
で、これを目安に海底から2mほど巻き上げてアタ
全く釣れない。釣具屋の店員に、初心者でも確実
リを待つ。
に釣れる釣りはないかと聞いてみると、
「電気釣
しばらくすると、船の上が騒がしくなる。何人
り」なら誰でも大漁間違い無しだという。なんで
かの竿にアタリが来ているのだ。
「よーし、来たぁ
も夜の海で、集魚灯と呼ばれる強力な水中ライト
来たぁ」と威勢の良い声が飛び交う。小生も眼を
を船底に吊して行う船釣りだという。
凝らして竿先を見つめる。ウン?竿先に小刻みな
釣具屋に必要な道具を見立ててもらい、ある夏
震えが来る。すぐに震えの振幅が大きくなりグッ
の日の夜、初めての電気釣りに挑戦となった。船
グッと竿先が海面へ沈み込む。慌てて巻き始める
には78人の釣り客が乗っている。山形や仙台から
が、重い!ズッシリとした手応えがある。巻き上
来た人が多いようだ。こうした個人客が個々に予
げてみると、なんと8本の針の内6本にアジが掛
約して乗り込む釣船を乗合船と呼ぶことは後で
かっているではないか!
知った。まずビックリしたのが、釣り客の持ち込
釣具屋の話はどうやらホラではなかったようだ。
むクーラーの大きさである。私はスーパーの買い
アジを取り込み、仕掛けを再投入。これを繰り返
物カゴ程度のクーラーを用意していったのだが、
して私のクーラーボックスは見る間に一杯になっ
他の釣り客には100Lクーラーを持ち込んでいる
ていく。いやー、これは面白いと一人で喜んでい
人も少なくない。
たが、他の釣り客は意外に冷静なことに気がつい
18時、船は夕焼けの日本海に向かって出港。30
た。よくよく周りを見渡してみると、アタリが来
分ほど走ってポイントへ到着。電気釣りでは釣れそ
ているのに巻き上げずにジッと竿先を見つめてい
うなポイントにアンカーを降ろして船を固定する
る人たちがいる。船長に聞いてみると、ヒラメの
が、風の具合によって船の位置は微妙に変化する。
アタリを待っているのだという。
陽が沈み、辺りが闇に包まれると「電気釣り」
この電気釣りの仕組みはこうだ。強烈な光に向
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
かって周囲のプランクトンが集まり、そのプラン
11
込んでから巻き上げろというものだ。ヒラメ釣り
クトンを求めて小魚が集まる。小魚が集まると、
を始めた頃、この40が待てずに慌てて巻き上げ、
それを狙うヒラメやタイが集まってくる。仕掛け
アジに残っているヒラメの歯型をみて悔しい思い
を下ろして小魚が掛かると、それを巻き上げずに
をしたものだ。
海底付近にとどめておく。すると、針に掛かった
8月後半からは真鯛狙いの釣船が増える。真鯛
小魚を弱った魚と見間違えたヒラメが食いつき、
狙いの場合は、アジやイワシを使うのではなく、
ヒラメが小魚を飲み込んだ瞬間、小魚ごと針に掛
コールデルという大きなミミズのような活きエサ
かるという寸法である(食わせ釣りと呼ばれる)
。
を使う。コールデルは大きいものだと伸ばすと
ヒラメの食欲旺盛な時には一晩で3尾以上も釣り
1mにもなるのだが、これを5c
mくらいずつに折
上げる人もいる。
りたたむように針に掛けていくと、コールデルの
結局、この日はクーラーボックスに入りきらな
糸球体(?)ができあがり、これを海底付近に漂
いアジを釣り上げることに成功したのだが、納竿
わせる。実はこのコールデル、日本には生息して
後に荷物の整理をしながら、既に次回どうやった
いない。元々はフランス産だそうで、現在はベト
ら自分もヒラメが釣れるんだろうかと考え始めて
ナムで養殖され空輸されてくる。何故、普段海に
いた。こうしてこの日、慢性難治性の「釣りバカ」
いないコールデルにマダイが反応するかは不明だ
病を発症してしまったのだった。
が、どこかマダイの食欲をそそるものがあるのだ
この電気釣り、季節によって狙う魚種が異なる。
ろう。針掛かりしたマダイを巻き上げていくと、
3月になるとメバルを狙った電気釣りを始める気
真っ暗な海中から次第にその姿が現れる。ライト
の早い釣船が出てくる。メバルは昼間でも釣れる
アップした海面で、桜色の魚体が虹色に反射する
のだが、
「眼張」と書くようにメバルは目が大きく、
姿は美しく、電気釣りの魅力の一つである。
しかも目がよいのが特徴である。目がよいので、
9月下旬からはワラサの季節となる。ワラサは
釣り人はなるべく細いハリス(針を結んだ糸)を
出世魚で、アオコ、イナダ、ワラサ(60c
m以上)、
使い、メバルに不自然さを気取られぬようにする。
ブリ(80c
m以上)というのが酒田辺りの呼称。強
極めて警戒心の高い魚なのである。しかし、ある
烈な引きが魅力である。群れで回遊してくるので、
船長に言わせると夜のメバルは寝ぼけていて少々
釣れるときには船中にアタリが来ることが多く、
ハリスが太くとも食いついてくるという。実際、
船上は大騒ぎとなる。ブリともなれば、あまりの
確かに面白いようによく釣れる。東京湾でも晩春
重量感で竿を立てることも困難な場合もあり、釣
から初夏にかけて「夜メバル」と呼ばれるメバル
り上げるには文字通り死力を尽くしたファイトが
狙いの夜釣りがさかんに行われることからも、意
必要である。
外に船長の言うとおりなのかも知れない。
こうして早春から晩秋まで楽しめる
「電気釣り」
本格的な電気釣りはアジやイワシが回遊してく
であるが、実は新潟・山形・秋田の3県以外では
る5月末からで、ヒラメ狙いでアジやイワシを
ほとんど行われていない(おそらく集魚力が強い
使った食わせ釣りに多くの船が出船する。このヒ
ため漁業者への影響が危惧されるためと思われ
ラメ釣りには有名な「ヒラメ40」という格言があ
る)
。しかし見方を変えると、
日本中でこの辺りで
る。仕掛けに掛かったアジはヒラメに襲いかから
しか楽しめない「釣法」であるとも言える。ロー
れると本能的に逃げようとする
(前アタリ)
。それ
カルであるが故に、解説書なども少なく、自身の
に食いついたヒラメはゆっくりと咀嚼しながら嚥
経験と創意工夫が頼りである。エビデンスやガイ
下する。ヒラメが針ごとアジを飲み込み、針がヒ
ドラインも無く(!)
、自分の自由な発想で釣りを
ラメに掛かるまでには40秒ほどかかるという意
楽しめる。そんな所にも魅力を感じてしまうのか
味である。ヒラメのアタリがあってもすぐに巻き
もしれない。
上げずに40数えて、しっかりヒラメがアジを飲み
12
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
目標が消えた時
山形市 武 田 和 夫
入学式も終わりピカピカの一年生も学校や友達
少なかったようだ。とにかく目の前の獲物の目標
に馴染み、大学ではオリエンテ−ションから本格
の難関の希望校には入ったが、将来の目標が未だ
的な講義の季節になった、体育会系は新入生を集
定まらない者に五月病が多かった。
め練習が本格的になる。六大学野球などで話題に
子供の教育に夢中になっていた母親が、子供が
なる者はほんの一部の人達で、大部分はその他大
成長し別居し家を離れると、鬱状態になる「空の
勢の、選手予備軍ならまだ良いが、球拾い型舞台
巣症候群」も、する事がない目標消滅が原因らし
裏支え役である。 い。しかし女性は普段から趣味やカルチャ−スク
サ−クル活動も新人を獲得し、歓迎お花見会で
−ルや、止むを得ないご近所とのお付き合いなど
活動も活発になるが、クラブにもサ−クルにも属
で、本当の引き籠もりになるのは少ないらしい。
さない学生も大勢いる。新入生も憧れの希望校に
だが男性の特に会社人間は、定年で会社に行く
入った者もいるだろうが、浪人生活からの脱出に
という目的が無くなると、何をしたら良いか分か
本当の希望校でない大学に入った者もいるだろう。
らなくなってしまう者もいる。定年後自由になっ
医師や弁護士を目指す目的が明確な者以外は、彼
たらあれもしたいこれもしたいと、会社を去る日
らの目標はとにかく大学入学で、目的が達成され
を心待ちにし、今後の予定が決まっている人は大
その後のことはこれからである。入学したらすぐ
丈夫である。特に目標がないとパソコンに触った
次の目標を見つけ行動できる者は良いが、勉強々
り女房と散歩する位では、社会の一員として自分
々と親にいわれ塾や家庭教師に引っ張られて来た
が何か役に立つことをしているという意識が生ま
者は、自分で次の行動に移れず指示が無いと動け
れない。自分が社会に貢献している生き甲斐とい
ない。知能は高くやらせれば能力は有る、然し自
うものが持てない。孫の通学の見守りでも近所の
分で計画し行動することは訓練しなかったので苦
公園の清掃でも、社会に必要だという存在価値を
手である。逐次指示を出せばマニュアルに従って
自分に見つけないと、定年鬱や認知症に近づきや
仕事はするが、指示がないとそこで止まってしま
すい。
うコンピュ−タ同様の人間である。でもコンピュ
五月病予防には新入生をクラブ、サ−クル活動
−タウィルスのように勝手に動いて情報を盗むよ
でも、活動資金集めのバイトでも、とにかく集団
り、
指示待ちほうがまだ安全かも知れない。
に引き込んで、無理にも周囲との交流を広める事
東京大学などで本郷の五月祭が開かれる頃、折
が効果があるといわれる。高齢者の定年後鬱病や
角入ったのに講義にも出ず、無論クラブやサ−ク
認知症予防には、社会奉仕に生き甲斐を見出せる
ル活動もせず、無気力になる学生が出て五月病と
ように、引きこもりになり勝ちな老人を、近所の
いわれた。これも大学進学は国家資格を得る手順
女性と協力して家から外に引き出すのが一番だろ
と考える、医学部や弁護士を狙う法学部学生には
う。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
13
一病理医の閑談・雑話
7.教えられ教えること
山形市 笠 島 武
子供を天から与えられて、慈しみ育てることは
ンクフルトで体験した。少なくとも35年間時代を
至福の一つであって、両親の生きる希望の証しと
共にした。モーツァルトの歌曲“すみれ”(
K.
467)
も言えよう。子と親が一緒に絡まり手繰り合うよ
はゲーテの詩による。
うに接し、互いに求めることや嫌なことも感じ共
ゲーテの父ガスパルはその父つまり、ゲーテの
有するのが、育ての極意かもしれない。とはいう
祖父が蓄財を残したため、余裕ある環境の下で大
ものの成長してある年齢に達すると、広く深く知
学を出て法学博士になった。しかも、大法官(都
識を涵養しなければならなくなる。明治時代より
市国家の首長)の娘と結婚し、フランクフルトの
前の時代では、教育機関に入ることは義務づけら
名門に列せられた。ドイツでは早くから大学が創
れていなかった。昨今、教育について話題がのぼ
設されていて、14世紀に既にハイデルベルグ、ケ
り、種々の事柄が様々な観点からマスコミで報じ
ルン、エアフルト、次いで、ライプツィヒの各大
られている。子を育てることと教えることが、難
学が出来ていた。それ以前にはプラハ、ウィーン
しい時代になったのか。子供が少なくなってゆく
が大学をもっていた。
ドイツ圏では、
この時期オー
時代というのに。学校と家庭のこの時代での対応
ストリアを含めると40の大学があった。さらに、
が問われているが、もうしばらく時間がかかりそ
ルターの宗教改革以来、教育の義務制は世界に先
うだ。
行していた。こういった環境のなかで、父ガスパ
親と子の交わりは、時代の変遷と共に異なって
ル自身はもとより、家庭教師もつけて息子のヴォ
来たとはいえ、変貌する社会の中で、親が冷静に
ルフガングの為の勉強環境をつくった。妹のコル
対応し、子の将来を鳥瞰熟慮した態度でなされる
エーリアとは1歳違いで二人だけの兄妹であった。
べきことは変わらぬ筈だ。
しかしながら、父自身は恵まれた財力のためか、
立派に子を育てた二人の天才の父親について、
とくに定職についていなかったといわれる。
既
少し考えてみるのもよいかなと考えた。二人とも
に10代でゲーテはドイツ語、ラテン語、フランス
にその子たちが世に令名を馳せなければ、歴史の
語、英語、イタリア語、ギリシャ語をマスターし
なかの微かな一点にも成らなかったであろう。二
ていた。父は息子をライプツィヒ大学で法学を学
人の子は共に幼児期から少年期に学校に行ってい
ばせ自分が叶わなかった出世を求めた。本人の
ない。
ゲーテの希望はゲッティンゲン大学であり、古典
ひとりの父はヨハン・ガスパル・ゲーテで、も
言語学を学びたかった。ゲーテは父の意に沿った。
うひとりの父はレオポルド・モーツァルトである。
その先、彼は偉大な軌跡を歩んだ。父の希望に必
この子供たちは1000年に一人でも現れるか否か
ずしも沿わなかった軌跡ともいえるが、父は幼児
という天才である。ヨハン・ヴォルフガング・フォ
期から息子の才能を汲み取ったことは確かなであ
ン・ゲーテは1749年、ヨハン・ヴォルフガンク・
ろう。
アマデウス・モーツァルトは1756年にそれぞれ生
モーツァルトの父レオポルトは、アウグスブル
まれている。同時代に生まれた二人であるが、
ゲー
グで製本業を営む家の長男であった。職人を嫌い、
テが80歳を超える長寿であったに対し、僅か35歳
教会の歌手となり学資を支給された。ザルツブル
でモーツァルトは世を去った。ゲーテは14歳のと
グ大学に神学を学ぶはずで遊学したが、法律学を
き、当時7歳であったモーツァルトの演奏をフラ
学び、学費が断ち切られやむなく司教座に近侍と
14
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
して仕えた。やがてその宮廷楽団に入り、その後
ベートは富豪の娘でもあり、ゲーテは自叙伝で母
副楽長になった。妻のアンナ・マリアは明るい性
が子供の様であったと述べている。
一方、
モーツァ
格であった。二人の間の7人の子のうち姉のマリ
ルトの母アンナ・マリアは官吏を父としたごく標
ア(ナンルル)と彼だけが成人した。
準的な家で育ったやさしい性格で、家事に熱心で
父はヴァイオリンを弾くと共に作曲し、ヴァイ
あったという。彼は優しさと明るさを母から受け
オリン教本を表した。そして子供達を幼児期から
継いだと手紙に残している。
教えた。さらに、算数や国語(ドイツ語やラテン
彼らと現代の教育と比べることは容易でない。
語)など今でいう一般教育も楽器の練習と共に日
しかし、得がたい才能を感じ取り、育て、それを
課とした。モーツァルトは姉のナンルルが弾くピ
発揮させる家庭環境、心の整えと厳しさを親が備
アノを毎日聴いて暮らし、自身も練習し上達が著
えていたことは確かである。現代に生きる私たち
しかった。そして、5歳のとき弾いた曲を父が楽
は個人の才能を見出す力が彼らに劣っているよう
譜にした。それが初めての作品であった。それは
に思われる。卒業証書、終了証書、免許などは現
父が教えていた旋律に似ていたが、これまでに聴
代では教育効果を判定する重要な意味をもつ。し
いたことがないもので、加えて、和声の使い方、
かし、真の才能は家庭という最も小さな教育現場
構成がしっかりしており、音楽家である親が作品
で見出されることを忘れてはならない。
と認めなければならなかった。父の教育の成果で
あり才能の発見者であった。その後、父の英才教
参考図書(主なもの)
育と彼自身の努力で、後世に不滅の芸術を残した。
坂井栄八郎:ゲーテとその時代、朝日選書、
二人の父親はいずれも子には厳格で、自分達の
朝日新聞社、1996.
希望した進路を期待した。しかし、必ずしも厳密
海老沢 敏:モーツァルトの生涯、白水社、
にはそれは叶えられなかった。父親のはかない夢
復刊)
1984(2004,
はいつの時代にも存在するのである。この天才達
石井 清司:モーツァルトをめぐる人たち、
の父たちでも。
ヤマハミュージックメディア、2002.
彼らに共通していることは、子の才能を幼児か
ゲーテ:わが生涯より、詩と真実抄(斉藤栄治訳)
ら見つけ出し、才能を涵養するための家庭環境を
白水社、1964(2002,
復刻)
母親と共に用意し、維持したことであろう。ゲー
テの父は語学を直接教えたが、他のことの多くは、
写真;ゲーテがいたワイマールの街
(左)
、
モーツァ
家庭教師に委ねた。一方、モーツァルトの父は音
;ザルツァッハ川の
ルトの街ザルツブルグ(右 )
楽だけでなく全てを教えた教師でもあった。母親
手前が旧市街で対岸が新市街。
の状況は多様だ。ゲーテの母カタリーナ・エリザ
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
15
黄金の日々−私の映画小史
第3章「少年の町」
「永遠の処女」と「未完成交響楽」
上山市 渡 辺 好 博
昭和20年(1945年)
、太平洋戦争が終わって日
楽映画を楽しんだが、例えばガーシュインの伝記
本に平和がやってきた。散々悪口を言っていた敵
映画「アメリカ交響楽」や有名な音楽家が次々に
国アメリカの映画も上映されるようになった。私
出演した「カーネギーホール」
、シューマン夫妻の
は、中学生だった。学校から家までが遠く、バス
物語「愛の調べ」もよかったが、映画的には、
「未
の便もよくないので、知人宅に下宿した。新潟市
完成交響楽」に遠く及ばないものだった。
の中心街からさほど遠くない所から、映画館の立
ジョーン・フォーンテイーン主演の「永遠の処
ち並ぶ前を通って通学した。映画の看板屋もあっ
女」
も忘れられない映画の一つだった。シャルル・
て、封切り映画の看板がすべてそこで製作されて
ボワイエが競演し、薄幸の女性が憧れの男性と結
いた。立ち止まって職人が俳優の似顔絵を書くの
婚できない内に病死するという悲恋映画であった。
をしばらく眺めた。
「ユーコンの叫び」
「少年の町」
WB(ワーナースブラザース)映画作品で、当時
「わが道を往く」など魅力的な題名の映画が次々に
ワーナー社の作品にはこういう傾向の作品が多
封切られた。知性的で面白いアメリカ映画への誘
かった。アメリカ映画各社それぞれ特色があり、
惑は勉強意欲をそぐに十分だった。
「少年の町」は
MGM会社は明るい喜劇調、コロンビア会社は地味
不良少年を改心させるというヒューマニズム溢れ
な伝記映画という風に。
「永遠の処女」はその年の
る映画、日本人をアメリカびいきにさせる格好の
キネマ旬報ベストテンにも入った。
ジョーン・フォ
映画で、日本に対する占領政策に大いに役立った。
ンテイーンはその後も数々の悲恋映画のヒロイン
中学時代に見た数々の外国映画の中で特に印象深
を演じ、ヒッチコックの「断崖」や「レベッカ」
かったものに、ドイツ映画「未完成交響楽」があ
でも好演し我々をはらはらどきどきさせた。そし
る。ハンス・ヤーライがシューベルトに扮し、マ
てとうとうアカデミー賞主演女優賞に輝いた。何
ルタ・エガード扮する恋人と麦畑で演ずるラブ
年か後にも「忘れ字の面影」
「旅愁」などの悲恋映
シーンの何と素晴らしかったことか。シューベル
画でも素晴らしかった。生まれが東京で、小さい
トの名曲が次々と流れ、クラシック西洋音楽の素
頃東京に育ったという経歴までもファンには好印
晴らしさに心を奪われた。それ以来たくさんの音
象を与えた。その頃1946年頃活躍した魅力的な女
16
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
優に、リタ・ヘイワースがいる。
「ギルダ」をはじ
で何人かの個性的な女優イングリッド・バーグマ
め、
「情炎の女サロメ」「カルメン」など数々の映
ン、クローデット・コルベール、デイートリッヒ、
画で世の男性をとりこにし、大天才(オーソン・
モーリン・オハラらが現れ、名監督の映画で、多
ウエルズ)も、稀代のプレイボーイ(インドの王
くの男性をとりこにした。男優では個性的なハン
子アリ・カーン)も骨抜きにされたといわれた。
フリー・ボガード(カサブランカ)と、クラーク・
それ以外にも妖艶とかさまざまな形容詞がつけら
ゲーブル
(風と共に去りぬ)
。そしてゲーリー。
クー
れた魅力あるアメリカ女優が次々に現れた。一世
パー(モロッコ)とジョージ・ラフト(海の魂)
を風靡したマリリン・モンロー出現(1950年)ま
の印象が強烈で忘れられない。
(図1)「我が道を往く」でのビング・クロスビー。
「少年の町」とともに終戦直後の若者の心をつか
んだ名作。
(図2)ジョーン・フォンテイーン。
アメリカ映画清純派女優の代表。
(図3)リタ・ヘイワース。
アメリカ映画妖艶女優の代表。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
17
交 流
山形県医師会監事 小 林 正 義
平成19年度より米沢市での各種がん検診にもDi
gi
t
alRadi
ogr
aphySys
t
em(以下DR)が導入
される見通しとなり、そのための読影体制の変更などの検討やDRの学習が必要となった。胃が
ん、肺がん、乳がんの読影委員会で検討がなされ、米沢市医師会保健検診委員会として先進地
区の視察が必要との結論に至った。
先ずは、当地と同様な規模で同じ山形県結核成人病予防協会で検診活動を行い検診センター
が新設されDRも導入されている酒田市の庄内検診センターが候補に上がり、早速センター長の
本間清和先生にご相談したところ「いつでもいいですよ。どうせなら前日クルーザーにご招待
しますよ。」と望外の快諾をいただいた(お土産は米沢牛1頭!!…実際は地元産ワイン数本)。
昨年6月のことだったと記憶している。
これを受けて具体的な人数日時の調整にはいり時期はお盆過ぎがよかろうとのことになった。
ちょうどこの時期、教室の先輩でもある中目千之鶴岡地区医師会長にお会いする機会があり、
この時DRのことが話題になり「DRならうちの検診センターはすでに50,
000件程度の実績があ
るよ。見に来るかい?日曜でもいいよ。」とのお誘いを受けた。願ってもないことなので早速予
定を変更し、山形県結核成人病予防協会庄内検診センターと鶴岡地区医師会庄内地区健康管理
センターの2か所を見学することにして、日時は8月19日松、8月20日掌と決定した。人員は
古川会長を筆頭に医師12人に当医師会の事務局長、予防協会3人の合計16名である。宿泊は、
中目先生ご推奨の湯の浜温泉「海辺のお宿一
久」、翌日の昼食はかねて本会監事中里純先生
に予約していただいていた、庄内のイタリアン
「アル・ケッチァーノ」である。予防協会から
往復のマイクロバスを準備してもらえること
となり、まるで修学旅行に行くような気分で当
日を迎えた。
18
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
8月19日午後3時30分バスは米沢市医師会館を出発、日没少し前に湯の浜到着。旅館の窓か
ら見えた夕日が素晴らしかった。そして、お約束の大宴会では中目先生も鶴岡の銘酒をお土産
にご参加くだされ、うまい料理とおいしいお酒で大いに盛り上がり、米沢市医師会としては異
例の歌舞音曲も繰り出され深夜におよぶ楽しい時間が過ごせた。
(米沢牛の陶板焼きが出て来た
時は嬉しいようながっかりしたような複雑な気分ではあった)。
さて、翌日の本番であるが、午前9時、鶴岡地区医師会庄内地区健康管理センター到着。こ
こは医師会館と同じ建物で少し古いが立派な建物であった。中目会長自ら案内してくだされ、
DRに関しても今までのデータもプリントで配布され問題点、間接撮影や直接撮影などとの比較
も分かりやすく説明された。
読影体制なども非常に参考になるものであった。モニターは100万画素と300万画素の物を見
せていただいたが消化管の読影には300万画素以上は必要と感じた。それにしても、検診受診
者数が多いことに驚かされた。在宅サービスセンター、ケアプランセンター、介護老人保健施
設、リハビリテーション病院、看護学校なども運営されているそうで我が医師会との格差を認
識させられた。新型の検診バスも興味深く見学した。そして、だいぶ時間をオーバーして酒田
へと向かった。
庄内検診センターでは、本間所長が長靴姿で出迎えてくださった。先生は早朝から我々のた
めにクルーザーで鯵釣りをされ「時間がなかったのでそのまま来た」とのことであった。お土
産にと大量の新鮮な鯵を持たせて下さった。小生は塩焼きとナメロウにして賞味したが大変結
構なお味であった。
庄内検診センターには中目先生を初めとする鶴岡地区医師会の先生方も同行された。想像以
上に立派な建物で、スペースにも余裕を感じ受
診者の方々にも好評だとのことであった。DR
に関してはまだ始動して間もなくで現在試行
錯誤の状態であることが伺われた。これからど
うするかを考えねばならない我々にも鶴岡と
は別の意味で大変参考になった。おぼろげなが
ら米沢市の読影体制もどうすればよいか判断
できるような気がした。
庄内検診センターを辞して向かったのが「ア
ル・ケッチァーノ」、今をときめくイタリアンレストランである。外見は山小屋風で我々のバス
は1度通り過ぎてしまった様なところであるが、料理は非常に個性的かつ美味で地元ならでは
の食材をうまく組み合わせた素晴らしいものである。小生を含むメンバーの何人かは奥田シェ
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
19
フのサイン本まで購入してすっかりファンに
なってしまった。
帰りのバスでは今日は甲子園の決勝だと気
づき(3時半ぐらいだったと思う)もう終わっ
ているかもしれないなと思いつつ、ラジオをつ
けてもらったら大熱戦中で、お蔭で退屈せずに
無事米沢に到着できた。
わが米沢市と庄内地方は、同県内とはいえ時
間的には東京より遠い(車で約2時間30分)。
ちなみに拙宅から福島市までは車で45分、仙台市1時間30分、山形市50分で行ける。県医師会
の行事なども会場を別に設定されることが多く米沢からはかなり遠い不便な所という印象しか
なかった(庄内地方の人から見ても同様であろう)。今回、鶴岡地区・酒田地区両医師会の会長
先生のご好意で検診センターの見学、DRの勉強を口実に楽しい時間が持てたことは大いなる収
穫であった。さすが海坂藩、やはり本間様であった。改めて中目、本間両医師会長、休日にも
かかわらず出勤され懇切丁寧な案内をしてくださった2つの検診センターの職員の皆様に感謝
の意を表する。何か当方でできますことがありましたらいつでもお申し付けください。
さて、山形県医師会は山形大学医師会も含め12の郡市医師会で構成されているが郡市医師会
間の交流は大事なことではあるが、難しいことでもある。置賜地域では南陽市東置賜郡医師会、
長井市西置賜郡医師会、米沢市医師会の3医師会の持ち回りで昨年90回を迎えた置賜医会やゴ
ルフ、麻雀などで親睦に努めているが、遠いところになるとなかなか容易なことではない。県
医師会でも以前は野球大会などで盛り上がったこともあったが、競技人口の減少やら何やらで
中断されたままである。勿論野球でなくとも結構であるが(ゴルフだけではちと寂しい)何か
良い方策があればよいと思うのだが…。
20
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
県医師会だより
平成19年度年間主要行事
4月
8月
斬病院協議会との懇談会(山形市)
1
斬第116回日本医師会定例代議員会(日医)4/
斬知事との懇談会(山形市)
斬第65回日本医師会定例総会(日医)4/
1
9月
斬日医総研創立10周年記念公開講座(日医)4/
13
斬第61回東北医師会連合会総会・学術大会
斬禁煙推進委員会(県医)4/
5
1・2
(青森県)9/
斬会館検討委員会(県医)4/
12
(宮城県)9
7・8
斬東北医師会連合会職員研修会
/
斬学術委員会(県医)4/
18
斬産業保健セミナー(山形市)
斬地域保健医療委員会(県医)4/
24
斬会計監査(県医)4/
26
斬消化器検診中央委員会(県医)4/
27
5月
斬本会第115回定例代議員会、同第94回定例総会
(県医)5/
19
斬山形県医師会協同組合総代会(県医)5/
19
斬社保・生保指導に関する山形社会保険事務局、
県健康福祉企画課、県長寿社会課との打合会
(県医)5/
30
斬郡市地区医師会保険担当理事連絡協議会
(県医)5/
30
斬禁煙推進山形県民大会(山形市)5/
12
斬産業医委員会(県医)5/
11
斬救急・大規模災害等対策委員会(県医)5/
16
斬医師連盟執行委員会(山形市)5/
25
10月
斬全国医師会勤務医部会連絡協議会(沖縄県)
10/
13
斬東北医師会連合会共同利用施設連絡協議会
(宮城県)10/
13
斬全国医師信用組合協議会(富山県)10/
20
斬第35回全国医師協同組合総会(東京都)10/
20
斬東北ブロック選出日医代議員打合会
(東京都)10/
27
斬第117回日本医師会臨時代議員会(日医)10/
28
斬山形県医家美術展(山形市)
11月
斬第60回日本医師会設立記念医学大会
1
(日医)11/
斬第38回全国学校保健・学校医大会
(香川県)11/
10
6月
12月
斬東北各県医師会事務局長会議(秋田県)6/
8
平成19年度全国医師会共同利用施設(臨時)総会
斬郡市地区医師会事務連絡協議会(鶴岡市)6/
14 (日医)12/
15
斬山形県医師信用組合総代会(山形市)6/
10 1月
斬移動理事会(新庄市)6/
27
2月
斬情報広報委員会(県医)6/
6
斬日本医師会医療情報システム協議会
斬有床診療所委員会(県医)6/
12
(日医)2/
16・17
7月
斬本会第116回定例代議員会、同第95回定例総会
斬第34回本会親睦ゴルフコンペ
(県医)2/
24
゙
ラ
ッ
サ
ム
カ
゙
ー
テ
゙
ン
ク
ラ
フ
゙
)7/
8 3月
(フ
斬第19回東北学校保健・学校医大会(岩手県)
斬第34回山形県公衆衛生学会(山形市)3/
5
7/
21・22 斬産業医集団研修会(県医)
斬第3回男女共同参画フォーラム(神奈川県)7/
28 斬産業保健フォーラム(山形市)
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
21
山形県医師会第 114回定例代議員会
並びに同第 93回定例総会について
本会第114回定例代議員会並びに同第93回定例総会は、去る3月18日(日) 午前9時30分より、県医師会
館二階大ホールにおいて開催され、平成18年度本会会計補正予算、平成19年度事業計画、同予算、同会
費賦課、同会費減免等について審議され、それぞれ原案どおり可決承認されました。
また、代議員会終了後引続き午前10時から開催された第93回定例総会においても、代議員会おける議
決事項を承認し閉会しました。
以下、当日の審議の概略について報告します。
山形県医師会第 114回定例代議員会
日時 平成19年3月18日(日) 午前9時30分~
会場 山形県医師会館 2階大ホール
出 席 者
代議員議席
1 三條 忠夫 2 鈴木 裕子 3 吉岡 信弥 4 窓橋 介 5 和田 潤一
6 武田 雅身 7 片桐 忠 8 原田 正夫 9 佐藤 紀嗣 10 清治 邦夫
11 小室 淳 12 江口 儀太 13 後藤 重雄 15 沓沢 茂夫 16 新澤 陽英
17 本間 清和 18 土門 斉 19 水戸部勝幸 20 菊池 章 21 影沢 峰行
22 佐藤 顕 23 中目 千之 24 土田 兼史 25 竹田 浩洋 26 黒羽根洋司
27 伊藤 末志 28 上野 欣一 29 福原 晶子 30 加藤 浩司 31 原田 正夫
32 柄澤 勉 33 池田 英之 34 桑島 一郎 35 窓橋 秀昭 36 仁科 盛之
37 島津 博達 38 島田 耕司 39 笹井 祐之 41 加藤 丈夫 43 貞弘 光章
45 荒木 隆夫 46 片桐 茂 47 徳永 正靱 48 大内 清則 49 笠島 和子
50 根本 元 51 門馬 孝 52 金谷 透 53 岡部 健二 54 中島 久雄
55 金杉 浩 56 多田 悦巳 57 羽根田 敦 58 山口登喜雄 59 神村 裕子
60 橘 英郎 61 坂野 信
役 員
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下斑三郎、栗谷 義樹
常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫、板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫
理 事 大沼 央、藤山 忠信、山科 昭雄、深尾 彰、齋藤 忠明
監 事 小林 正義、中里 純、大泉 晴史
顧 問 岸 陽一、鈴木 伸男、大友 尚、竹内 輝博
22
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
資格確認
2.山形大学医学部との懇談、長井市西置賜郡
定刻午前9時30分、氏名点呼の結果、代議員定
医師会における移動理事会で会員との意見交換を
数61名中57名の出席代議員を確認、代議員会は適
いたしました。
法に成立。
3.各種研修会・講習会に協力し、山形県糖尿
病対策会議を設置しました。
会長の挨拶
4.県立日本海病院と酒田市立病院との統合再
編問題について、本会の立場から意見を具申しま
有海躬行会長 本日、皆様には年度末のご多忙の
した。
ところご出席いただきまして
厳しい医療環境の中、限られた医療資源を最大
ありがとうございます。日頃
限に利用し、皆様のご教示・ご協力をいただきな
は本会事業にご理解とご尽力
がら進んでまいります。本年7月には参院選が予
を賜り、お陰さまで順調に経
定されています。医療福祉がこれ以上後退しない
過しておりますことをご報告
ようにするためには、会員が一丸となることが必
申し上げますとともに、厚く
要であります。
御礼申し上げます。
本日は、平成18年度補正予算案、平成19年度事
5年半に亘る小泉内閣のなりふりかまわぬ財政
業計画案並びに会計予算案等についてご審議いた
主導の政策は、医療・福祉に取り返しのつかない
だくことになっています。なにとぞご理解のうえ
ダメージを与えました。診療報酬マイナス改定、
ご承認たまわりますようお願い申し上げます。
療養病床削減、7対1看護などいずれも医療現場
に混乱をもたらし、良質・安全な医療の後退が懸
議事録署名人選任
念されています。安倍内閣が発足しましたが政策
5番 和田 潤一 代議員
は変わらず、医療費適正化計画により医療費はさ
56番 多田 悦巳 代議員
らに削減されようとしています。
昨年4月から日医は唐澤執行部に代わり、政府
報 告
とのパイプを太くして現状打開に努めています。
データベースに基づく正しい主張をすることで国
敢 第115回日本医師会臨時代議員会の件
民の理解を得る必要があります。政策決定は政治
の場でなされますが、医療の方向についても例外
須藤副会長より報告があり了承。
ではありません。7月には参院選挙が予定されて
(詳細については日本医師会雑誌平成18年12
おり、厚労副大臣の武見敬三氏の推薦が決まって
月1日号別冊参照)
います。私達の医療を守るためにも一丸となって
応援しなければなりません。
柑 山形県医師会諸規程の一部改正の件
本会事業については、会員の皆様と各担当理事
のご尽力により着実に進められました。詳細につ
松下副会長より次のとおり説明があり了承。
いては会報等でご報告しておりますので、主なる
1番目は山形県医師会就業規則についての
ものについて簡単に申し上げます。
1.勤務医不足と過重労働対策として、県内主
28条の新設ですが、これは子の看護休暇につい
て新たに定めたものです。第30条は、定年以降
要11病院医局との懇談会で意見を聴取し、解決策
の再雇用について改正を行ったものです。従い
を検討するために、地域医療連携体制検討委員会
まして、28条を29条に、以下繰り下げるという
を発足させました。さらにドクターバンクを開設、
ことになっております。
小児救急電話相談事業を開始、会費賦課検討委員
2番目、山形県医師会再雇用規程の新設。こ
会から勤務医会費の引き下げの答申を受けました。
れは就業規則について説明を申し上げました
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
23
30条の改正を受けて、新たに規程を設けたもの
重点目標としては、1、医療の質の向上、2、
です。
プロフェッショナルオートノミーの堅持でありま
山形県医師会育児休業に関する規則につきま
す。
しては、育児休業の延長、1年6カ月まで可能
まず第1の医療の質的向上事業では、生涯教育
になっております。第4条の改正は、第2条2
に努め、高い倫理観を涵養して、良質・安全な医
項の新設を受けて改正されたものです。
療を目指します。TV会議の活用をはじめ、医療
4番目の山形県医師会介護休業に関する規則
情報ネットワークによる情報公開に努めます。特
につきましても、要介護状態にいたるごとに1
に本年度の日本医師会医療情報システム協議会の
回の介護休暇を取れること。それを受けて第4
実行委員会を担当いたします。皆様のご協力をお
条が改正されたものですが、これは今まで3カ
願いしたいところであります。
月限度となっていたので93日の範囲内までと
2番目の地域医療・保健・福祉活動の推進につ
少し延長になったものです。
いては、揺り籠から墓場までの世代間に切れ目の
5番目、山形県医師会給与規程ですが、山形
ない医療・福祉活動を推進します。限られた医療
県職員の給与改正に準じて行われているもので
資源を活用するためには、病診連携が最も重要で
す。18年12月1日に期末勤勉手当の支給額4.
4
あり、日常診療はもとより救急医療に活用できる
カ月から4.
3カ月分に、19年4月1日からですが、
よう工夫いたします。医師不足等による勤務医の
少子化に対応しまして、3人目以降のお子さん
過重労働の改善を支援し、安定した地域医療の実
などに対する支給月額を千円引き上げて5千円
現に努めます。医師会に対する認識不足や偏見を
から6千円、同じく期末勤勉手当につきまして
なくすための対外広報の充実にも力をそそぎたい
は、4.
3カ月から4.
2カ月に減額されたものです。
と思います。
6番目、山形県医師会母体保護法指定基準の
3番目の会員の組織強化はきわめて重要です。
改正ですが、これは文言の追加、研修機関の条
開業医・勤務医の相互理解に努め、特に勤務医の
件、それから入院設備、救急体制の整備、設備
入会促進を図るために、本年度から会費賦課を一
の条件、諸設備指定の申請の手続き等について
部軽減いたしました。
改正されたものです。
4番目の医業の健全化事業については、医療制
度改革や診療報酬改定等に際し迅速な情報提供に
議 事
努め、会員の福祉に留意します。
5番目の医事問題対策では、住民の権利意識の
第1号議案 平成18年度山形県医師会会計補正予
算の件
高揚やマスコミの情報等による、医療不信からト
ラブルが生じやすくなっています。相談窓口の活
用を図るとともに、会員自らが留意すべき事項に
山科理事より、第1号議案について説明があり、
ついての研修会等を考えております。
採決の結果、別記原案のとおり可決承認されました。
以上が事業計画の概略でありますが、各担当理
事を中心に、具体的な事業を組み立て、慎重に運
第2号議案 平成19年度山形県医師会事業計画の件
営して参りたいと思います。事業を遂行するため
には、会員の皆様のご理解・ご協力が何よりも大
有海会長より次のとおり説明があり、採決の結
切であり、心強いものであります。本年も何とぞ
果、別記原案のとおり可決決定しました。
ご指導賜りますようお願い申し上げます。
事業内容につきましては、昨年度と大きく変わ
ることはありません。医療環境の厳しい中、集中
と選択によって効率的な事業展開を図るよう努力
して参りたいと思います。
24
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
第3号議案 平成19年度山形県医師会会計予算の件
県内には各地域の基幹病院を中心に拠点病院、あ
第4号議案 平成19年度山形県医師会会費賦課の件
るいは協力病院ができてまして、それで開業医の
第5号議案 平成19年度山形県医師会会費減免の件
先生がそのような患者さんを診てくださって、急
変の時にはいつでも受け入れるというようなこと
上記第3号から第5号議案までは、関連がある
は既にコンセンサスが出来ています。医師会の方
ものとして一括上程され、松下副会長よりそれぞ
でも在宅医療を検討する部会があるかと思います
れ提案理由の説明があり、採決の結果、別記原案
が、先ほどの平成19年度の医師会の事業計画の中
のとおり可決承認されました。
でも在宅医療の促進をうたってあるわけですので、
是非この神経難病、あるいはレスピレーターをつ
協 議
ないだ難病の患者さんなどについても、ディス
カッションしていただければと思います。また、
41番 加藤丈夫代議員 今日の配布資料、山形県
医師会としても医師会の会員の先生方に、そうい
難病医療ネットワーク協力
うことを積極的に進めるよう働きかけていただけ
可能医療機関(無床診療所)
れば非常にうれしく思います。
名簿は、ここに載っている先
生方から了解を得て、医師会
本間清和議長 昨日の医師連盟の会議でも、開業
で提示するということで出
医が在宅医療に踏み切れな
させていただいています。実
いでいるのは、結局、大学時
は山形県に難病医療等連絡
代に在宅医療のカリキュラ
協議会医療部会がありまして、私が部会長を仰せ
ムを教わってこなかった、そ
つかっているわけですが、ここにおられる県立河
れから卒後教育の中でも在
北病院の片桐先生もメンバーの1人ですが、そこ
宅医療を学ぶチャンスもな
で何年か前から山形県難病医療ネットワークをつ
いということで、最近なかな
くっております。これは難病の患者さん、特に神
か日本全国開業医の往診回数が増えないというこ
経難病で、手足が全く動かなくて呼吸もできない
とを武見先生に申し上げましたが、国の方では考
レスピレーターをつないだ患者さんで、意識は
慮に入れて取り組んでいきたいという話はありま
はっきりしてるわけですが、そういう患者さんが、
した。ご要望ということでよろしいでしょうか。
今までは慢性の患者さんを診る病院に長くいたと
いうこともあったわけですが、今は国の方針、厚
51番 門馬 孝代議員 2つのことについて教え
生労働省が各県に指示をしまして、在宅にもって
ていただきたいと思います。
いくということで、在宅が進んでおります。ただ、
レセプトの電算化が進んで
これは神経難病ですので、神経内科の医者が大体
いるわけですけれども、平成
診ることが多いんですが、病院で検査なり診断な
23年からは手書きのレセプ
りして、あとは在宅で大丈夫だということになっ
トを提出している人たちは
ても、近くの無床診療所の先生方は、よく分から
どのようになるのかという
ない病気だということで、特にレスピレーターを
ことと、それから消費税が上
つないでいると敬遠してしまうことが多いわけで
がるようなことが話題に上っている時ですが、現
す。山形県全域となりますと、ここの名簿に登録
在、5%でなんとかやりくりしてるわけですけれ
した開業の先生方だけでは足りなくて、難病の患
ども、消費税が上がってきますと、薬剤費なんか
者さんの往診などをやっていただける開業の先生、
は逆ざやになってしまうことが考えられますが、
いわゆる難病ネットワークに登録してくださる先
その見解というか、今後どのようになるのか教え
生方を私どもは非常に必要としているわけです。
ていただければと思います。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
25
板坂勝良常任理事 前半の方をお答えさせていた
ご承知のとおりだと思いま
だきます。手書きのレセプト
す。これによりまして、これ
の電算化の場合、どうなるか
まで度々の医療費改定があ
と い う こ と で す が、2月20
りまして、医業経営に圧迫を
日付で日本医師会から都道
受けることになっているこ
府県社会保険担当理事に情
とは、これもすべてご承知の
報が入っております。今年の
ところであります。日本医師
4月からオンラインによる
会では、どうしてもこれを改善しなければならな
電算化の試行が始まるわけですけれども、日本医
いということで、ゼロにするか、軽減税率にする
師会としては、そのオンライン電算化の試行に関
か。あと、もう1つは患者さんにそのまま5%賦
しては了解したと。ただ、全体にもっていくのは
課する、普通税率と呼んでおりますけど、それに
まだ問題があるというのが医師会の見解のようで
ついて、どれが一番いいかということを会員に調
す。厚労省と今後も検討していかなければならな
査を行った結果、ゼロ税率か軽減税率がいいとい
いということが医師会の基本的考え方です。どう
うのが88%の支持を受けておりまして、毎年税制
いうことが問題になるかというと、1番、薬効薬
改革の重要な要望事項として、このことについて
理作用に基づいた医薬品の投与を認めること、2
政府の方に提言をいたしているところです。今年
番、被保険者証有効性確認システムの確立、3番、
度の要望についても、1番目、2番目、3番目と
レセコンの統一基準化、4番、レセプトデータ利
してこの問題を取り上げているところです。毎年
活用に関する問題、民間利用の禁止など、5番、
そのようにしているのですが、なかなか実現して
IT化財源の別途確保を掲げている。これらを明
いないと。それは消費税の問題はどちらにするに
確にするまでは全面賛成はできないというのが日
しても、消費税法を改正しなければこれが出来な
本医師会の考え方のようです。
いということで、改正に踏み切るところまではい
手書きのレセプトに関しては、現在のところ、
たっていないというのが現状であります。しかし、
厚労省では例外規定として、年間1,
200枚、月間
昨日の武見さんのお話によりますと、医療費財源
100枚、いずれかにあたる医療機関は規定外とす
はどうしても確保しなければならないと。その財
ることが考えられているようです。そうしますと、
源となるものは消費税の値上げしかないんだとい
大体、いま手書きのレセプトの6割がそれで救わ
うようなことを申されておりますので、必ず今度
れるそうです。残りの4割に関しては、厚労省は
の参議院選挙の結果とも少し影響があるのではな
日本医師会に医師会で代行してはどうかというこ
いかと思いますけれども、必ずそのことが上がっ
とを持ち出されているようですけれども、個人情
てくると思います。そうするとますます負担に
報の問題もあり、それは賛成できないということ
なって、今の薬価のままですと完全に逆ざやにな
で、今からその残りの4割に対してどう救うかと
ると思います。昨日、詳しくお聞きすることが出
いうことを考えていくようです。
来なかったんですが、武見さんにお聞きしてみた
ところが、大きな問題だというふうに言っておら
松下鈆三郎副会長 それでは消費税問題について
れまして、それをそのままにするということはま
的確なお答えになるかどうか分かりませんが、現
ずないのではないかと思います。いくら何でも、
在把握している状況についてお答えさせていただ
厚労省の役人たちは、それをそのままにして消費
きます。
税だけ上げるなんて愚かなことは多分しないだろ
われわれの行っている医療に対しまして、われ
うと、私個人の考えでありますが、そう思ってお
われは控除対象外消費税の対象機関になっており
ります。日本医師会といたしましても、消費税が
まして、患者さんに医療費の5%消費税を賦課す
上がる時がそれを変えるチャンスという捉え方を
ることができないことになっております。皆さん
して、多分強力にそれについて政府の方に働きか
26
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
けて、何らかの改善が図られるようになるのでは
また、医師法の第19条に、診療・治療の求めに対
ないかと予想しております。いま知り得たところ
する応招義務があります。その語句にとらわれて
はこれぐらいですが、足りないところは会長から
生きてる患者さんのみの対応だけと考えられてお
補足していただきたいと思います。
りますが、警察の求めに応じた検死も診療行為の
1つ で あ り ま す。平 成18年 の 県 内 の 検 案 数 は
を診療報酬内に盛り込んだと言われておりまして、
1,
635人でありました。その検案割合は警察医が担
当したのが648人、39.
6%です。救急医、病院医
が検案したのが634人、38.
8%でした。一般開業
の先生が診られたのが353人で21.
6%となってお
現在1.
53%の消費税分が診療報酬の中に含まれて
ります。ますます増加する検案を円滑に行うには、
いるというような見解がなされているところです。
常に学習することが必要であると思われます。厚
実際を調べてみますと、やはり損税という形に
労省は数年前から年1回、死体検案講習会を和光
なっているのは、これは明らかであろうと思いま
市で行っております。これは内容・講師ともに素
す。日医の方でもいまご報告のとおり、毎年その
晴らしいのでありますが、終日3日間というハー
財源、あるいはその税率についての要望と言いま
ドなスケジュールで、全国で100名と限定されて
すか、こういうものは絶えず出しているわけであ
おりますので、一般の開業医の先生向きとは申さ
ります。皆様にも渡っておられると思いますが、
れません。他県でもやっております死体検案研修
重点的な要望というのはきっちりと毎年出してい
会をぜひ県医師会主催で継続開催されることを希
る。しかし、この消費税の問題につきましては、
望して発言いたしました。
有海躬行会長 殆どいまのとおりだと思います。
3%の消費税導入の際に、0.
76%と、それからそ
の後の5%の税率に改正の時に0.
77%の消費税分
これ平場ではなかなか論が進まないという状況に
あります。やはり、展開のあるところに相当強い
武田憲夫常任理事 先日の常任理事会で先生のご
政治力と圧力をもって要望していくということで
提案が協議されまして、学術
ないと、普通なんでもない時に消費税がどうのと
の方で担当して講習会を開
言っても、なかなかかみ合わないということもあ
くようにということを仰せ
りまして、日医の方でもそれには相当準備をして、
つかっております。具体的に
日医総研等も総動員いたしまして、対応していこ
は4月18日に学術委員会が
うという心構えは持っておるようですので、注意
開催されますので、その時に
深く見守る必要があると思っているところです。
決めさせていただきますが、
今のところ有海会長とも相談しまして、生涯教育
6番 武田雅身代議員 ここ10年間、全国的に死
講習会とは別立てで開催したい。それからその辺
体検案数が非常に増加して
に関しての細かいところは武田先生のお知恵も拝
おります。山形県においても
借しながら開催させていただければと思っており
その傾向にありまして、これ
ます。
は犯罪の低年齢化、広域化、
凶悪化、あるいは多国籍化、
有海躬行会長 ただいま武田先生の方から貴重な
加えて人口の高齢化による
ご提案がありました。これは先ほど私、事業計画
ものと思われます。
案の中で揺り籠から墓場までと申し上げたんです
さて、刑事訴訟法の第229条に検察官あるいは
が、実は生命の発生から死体にいたるまで、われ
司法警察員が検視を行うとあり、その検視規則の
われの守備範囲というものが広くなっているとい
第5条に、医師の立ち会いが求められております。
うふうな、社会的な要求もあるだろうと思います。
医師はその場合に、死因とか死後の経過時間等に
そこで、これは重要な問題だと捉えております。
ついて医学的な判断を述べなければなりません。
昨年度は山形県におきまして、武田先生が会長を
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
なさって警察医大会が開かれました。全国では確
27
閉会の挨拶
か600名ぐらいの会員の先生方がおられます。山
形はまだそういう組織化されておりませんが、や
本間議長より、以上をもって本日の山形県医師
はり皆で揺り籠から墓場まででなくて、墓場の先
会第114回定例代議員会を終了する旨述べられ全
までお手伝いするというようなこともわれわれの
日程を終了しました。
務めではないかと考えているわけでありまして、
早速に検討に入らせていただいたということです。
よろしくお願いいたします。
山 形 県 医 師 会 第 93回 定 例 総 会
日時 平成19年3月18日(日) 午前10時~
会場 山形県医師会館二階大ホール 1.開会の挨拶 4.報 告
2.会長の挨拶 敢 山形県医師会第114回定例代議員会議決事項
3.議事録署名人選任 5.協 議
伊 藤 末 志 先生 6.閉会の挨拶
桑 島 一 郎 先生 28
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
第1号議案 平成18年度山形県医師会会計補正予算の件
平成18年度山形県医師会会計補正予算
収 入 の 部
(単位 : 円)
款
2.補 助 金 等 収 入
項
補正予算額
3.民 間 補 助 金 収 入
5.事
業
収
入
1.受
託
収
入
8.特定預金取崩収入
1.役員退職慰労積立金取崩収入
補正されなかった款に関わる額
当 期 収 入 合 計(A)
前 期 繰 越 収 支 差 額
収
入
合
計(B)
11,
885,
000
9,
034,
000
32,
047,
000
11,
777,
000
7,
808,
000
4,
800,
000
156,
097,
000
207,
837,
000
27,
536,
000
235,
373,
000
当初予算額
比較増減(△)
9,
789,
000
6,
938,
000
29,
399,
000
9,
129,
000
3,
009,
000
1,
000
156,
097,
000
198,
294,
000
24,
910,
000
223,
204,
000
2,
096,
000
2,
096,
000
2,
648,
000
2,
648,
000
4,
799,
000
4,
799,
000
0
9,
543,
000
2,
626,
000
12,
169,
000
支 出 の 部
1.事
款
業
項
費
2.社 会 保 険 対 策 費
10.救急医療体制整備費
18.生活習慣病対策費
20.諸 委 員 会 費
22.会 報 等 刊 行 費
30.ブロック医師会連絡費
2.管
理
費
5.予
備
費
3.役 員 退 職 金
1.予
備
費
補正されなかった款に関わる額
当 期 支 出 合 計 ( C )
当 期 収 支 差 額(A-C)
次 期 繰 越 収 支 差 額(B-C)
補正予算額
64,
974,
000
2,
383,
000
3,
408,
000
7,
260,
000
1,
952,
000
12,
307,
000
1,
352,
000
125,
192,
000
4,
800,
000
16,
609,
000
16,
609,
000
28,
598,
000
235,
373,
000
△ 27,
536,
000
0
当初予算額
72,
393,
000
3,
540,
000
2,
000,
000
8,
686,
000
4,
000,
000
15,
304,
000
2,
551,
000
120,
393,
000
1,
000
1,
820,
000
1,
820,
000
28,
598,
000
223,
204,
000
△ 24,
910,
000
0
比較増減(△)
△
7,
419,
000
△
1,
157,
000
△
△
△
△
△
1,
408,
000
1,
426,
000
2,
048,
000
2,
997,
000
1,
199,
000
4,
799,
000
4,
799,
000
14,
789,
000
14,
789,
000
0
12,
169,
000
2,
626,
000
0
第2号議案 平成19年度山形県医師会事業計画の件
平成19年度山形県医師会事業計画
重点目標
1.医療の質の向上
2.プロフェッショナルオートノミーの堅持
Ⅰ 医療の質的向上事業
1.生涯教育の推進
敢 研鑽と評価
契 各種研修会、講習会等の開催
形 医学雑誌の発行
径 諸医学会への協力
恵 生涯教育推進方策の検討
慶 卒後臨床研修医制度に対する支援
柑 医政、生命倫理問題の検討
桓 医療情報システムの拡充
契 医療情報ネットワークの拡充、活用
形 情報公開の推進
径 日医標準レセプトソフトの普及、支援
2.地域医療・保健・福祉活動の推進
敢 全県的医療システムの充実
契 病・診並びに老健福祉施設等との連携
強化
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
形 救急医療、防災救護体制の充実
径 地域医療調査事業の実施と評価
柑 広報活動事業
契 マスコミを活用した対外広報の充実
形 ITを活用した広報の推進
桓 地域保健・福祉事業の推進
契 地域保健検診の充実
形 在宅医療並びに介護保険の推進
径 健康スポーツ医学活動
恵 学校保健活動
慶 産業保健活動
慧 感染症等対策
憩 公害防止、環境保全活動
3.診療情報提供の推進
4.会員組織の強化
敢 会報の充実・活用
柑 会員の加入促進
29
Ⅱ 医業の健全化事業
1.保険医療制度改善の推進
2.医療保険・介護保険担当医の指導懇談
3.医業税制対策
4.医療従事者確保対策
Ⅲ 会員福祉に関する事業
1.日医医師年金並びに日本医師・従業員国民
年金基金への加入促進
2.医師信用組合・医師会協同組合の運営推進
3.山形県医療機関厚生年金基金、医師国保組
合等への協力
4.会員親交事業の推進
Ⅳ 医事問題対策事業
Ⅴ 事務処理体制の改善事業
Ⅵ 会館管理事業
1.会館検討
第3号議案 平成19年度山形県医師会会計予算の件
平成19年度山形県医師会会計収支予算書
平成19年4月1日から平成20年3月31日まで
質 事業活動収支の部
1.事業活動収入
科 目
大 科 目
中 科 目
1.会 費 収 入
敢 会
費
収
入
柑 会館建設積立金収入
2.補 助 金 等 収 入
敢 国庫補助金収入
柑 地方公共団体補助金収入
桓 民間補助金収入
3.負 担 金 収 入
敢 負 担 金 収 入
4.寄 付 金 収 入
敢 寄 付 金 収 入
5.事 業 収 入
敢 受
託
収
入
柑 団体保険取扱事務収入
桓 講習会・研修会等収入
6.会館維持管理収入
敢 賃 貸 料 収 入
柑 会館維持協力収入
7.雑
収
入
敢 諸 手 数 料 収 入
柑 使 用 料 収 入
桓 受 取 利 息 収 入
棺 雑
収
入
事 業 活 動 収 入 計
(単位:円)
本年度予算額
142,
985,
000
134,
845,
000
8,
140,
000
10,
541,
000
1,
000
2,
065,
000
8,
475,
000
2,
605,
000
2,
605,
000
1,
000
1,
000
43,
427,
000
21,
425,
000
19,
800,
000
2,
202,
000
5,
116,
000
3,
024,
000
2,
092,
000
2,
182,
000
680,
000
162,
000
20,
000
1,
320,
000
206,
857,
000
前年度補正後
予 算 額
145,
928,
000 △
137,
836,
000 △
8,
092,
000
11,
885,
000 △
1,
000
2,
850,
000 △
9,
034,
000 △
2,
605,
000
2,
605,
000
1,
000
1,
000
32,
047,
000
11,
777,
000
20,
270,
000 △
0
5,
116,
000
3,
024,
000
2,
092,
000
2,
447,
000 △
1,
280,
000 △
162,
000
5,
000
1,
000,
000
200,
029,
000
増減額(△)
2,
943,
000
2,
991,
000
48,
000
1,
344,
000
0
785,
000
559,
000
0
0
0
0
11,
380,
000
9,
648,
000
470,
000
2,
202,
000
0
0
0
265,
000
600,
000
0
15,
000
320,
000
6,
828,
000
30
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
2.事業活動支出
科 目
大 科 目
中 科 目
1.事 業 費 支 出
敢 医学向上費支出
柑 社会保険対策費支出
桓 医療経済対策費支出
棺 産業保健対策費支出
款 学校保健対策費支出
歓 地域医療活動費支出
汗 介護・在宅医療対策費支出
漢 緩和ケア従事者研修費支出
澗 診療情報提供推進費支出
潅 救急医療体制整備費支出
環 健康スポーツ医学対策費支出
甘 病診連携強化推進費支出
監 労災・自賠責保険対策費支出
看 医療政策対策費支出
竿 医療安全対策費支出
管 有床診療所対策費支出
簡 医療情報推進費支出
緩 生活習慣病対策費支出
缶 福祉親交費支出
翰 諸委員会費支出
肝 広報活動費支出
艦 会報等刊行費支出
莞 調 査 費 支 出
観 図書購入費支出
諌 渉 外 費 支 出
貫 東北医連学会費支出
還 会史編纂刊行費支出
鑑 郡市地区医師会連絡費支出
間 助 成 金 支 出
閑 ブロック医師会連絡費支出
関 委 託 費 支 出
陥 旅費交通費支出
韓 給 料 手 当 支 出
館 福利厚生費支出
舘 職員退職金支出
丸 雑
支
出
2.管 理 費 支 出
敢 役 員 報 酬 支 出
柑 役員退職金支出
桓 会 議 費 支 出
棺 通 信 費 支 出
款 消 耗 品 費 支 出
歓 印 刷 費 支 出
汗 消耗什器備品費支出
漢 施設管理費支出
澗 修 繕 費 支 出
潅 車 輌 費 支 出
環 光 熱 水 費 支 出
甘 賃 借 料 支 出
監 保 険 料 支 出
看 租 税 公 課 支 出
竿 負 担 金 支 出
管 救 護 費 支 出
簡 表彰弔慰費支出
緩 雑
支
出
事 業 活 動 支 出 計
事 業 活 動 収 支 差 額
本年度予算額
146,
886,
000
2,
668,
000
3,
459,
000
200,
000
3,
441,
000
2,
800,
000
2,
100,
000
3,
464,
000
300,
000
300,
000
9,
062,
000
300,
000
2,
902,
000
600,
000
600,
000
500,
000
200,
000
2,
328,
000
11,
570,
000
1,
200,
000
3,
100,
000
2,
300,
000
12,
357,
000
1,
786,
000
702,
000
2,
000,
000
1,
000
1,
000
2,
530,
000
3,
882,
000
2,
551,
000
1,
600,
000
5,
006,
000
52,
672,
000
8,
103,
000
1,
000
300,
000
54,
233,
000
12,
099,
000
1,
000
15,
459,
000
4,
120,
000
2,
490,
000
1,
000,
000
1,
000,
000
1,
964,
000
1,
000,
000
300,
000
2,
800,
000
420,
000
1,
560,
000
4,
000,
000
4,
255,
000
200,
000
1,
000,
000
565,
000
201,
119,
000
5,
738,
000
前年度補正後
予 算 額
130,
646,
000
2,
668,
000
2,
383,
000
200,
000
3,
000,
000
2,
800,
000
2,
100,
000
2,
500,
000
300,
000
300,
000
3,
408,
000
300,
000
2,
346,
000
600,
000
600,
000
500,
000
200,
000
2,
220,
000
7,
260,
000
1,
200,
000
1,
952,
000
2,
300,
000
12,
307,
000
1,
786,
000
702,
000
2,
000,
000
1,
000
1,
000
1,
900,
000
3,
888,
000
1,
352,
000
1,
600,
000
5,
006,
000
52,
605,
000
8,
060,
000
1,
000
300,
000
59,
520,
000
12,
099,
000
4,
800,
000
14,
689,
000
4,
600,
000
2,
490,
000
1,
000,
000
1,
000,
000
1,
964,
000
1,
000,
000
300,
000
2,
800,
000
620,
000
1,
560,
000
4,
000,
000
4,
333,
000
200,
000
1,
500,
000
565,
000
190,
166,
000
9,
863,
000
増減額(△)
△
△
△
△
△
△
△
△
16,
240,
000
0
1,
076,
000
0
441,
000
0
0
964,
000
0
0
5,
645,
000
0
556,
000
0
0
0
0
108,
000
4,
310,
000
0
1,
148,
000
0
50,
000
0
0
0
0
0
630,
000
6,
000
1,
199,
000
0
0
67,
000
43,
000
0
0
5,
287,
000
0
4,
799,
000
770,
000
480,
000
0
0
0
0
0
0
0
200,
000
0
0
78,
000
0
500,
000
0
10,
953,
000
4,
125,
000
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
31
実 投資活動収支の部
1.投資活動収入
科 目
大 科 目
中 科 目
1.特定資産取崩収入
敢 役員退職慰労積立金取崩収入
柑 職員転退職死亡積立金取崩収入
桓 車輌購入準備積立金取崩収入
棺 東北医連学会準備積立金取崩収入
款 事務合理化資金積立金取崩収入
歓 会館補修工事積立金取崩収入
汗 会史編纂積立金取崩収入
漢 災害対策積立金取崩収入
澗 会館建設積立金取崩収入
潅 財政維持積立金取崩収入
2.固定資産売却収入
敢 什器備品売却収入
柑 車輌運搬具売却収入
投 資 活 動 収 入 計
本年度予算額
1,
059,
000
1,
000
1,
000
1,
000
1,
000
1,
050,
000
1,
000
1,
000
1,
000
1,
000
1,
000
2,
000
1,
000
1,
000
1,
061,
000
前年度補正後
予 算 額
7,
808,
000
4,
800,
000
1,
000
1,
000
1,
000
3,
000,
000
1,
000
1,
000
1,
000
1,
000
1,
000
0
0
0
7,
808,
000
増減額(△)
△
△
△
△
6,
749,
000
4,
799,
000
0
0
0
1,
950,
000
0
0
0
0
0
2,
000
1,
000
1,
000
6,
747,
000
2.投資活動支出
科 目
大 科 目
中 科 目
1.特 定 資 産 支 出
敢 役員退職慰労積立金支出
柑 職員転退職死亡積立金支出
桓 車輌購入準備積立金支出
棺 東北医連学会準備積立金支出
款 事務合理化資金積立金支出
歓 会館補修工事積立金支出
汗 会史編纂積立金支出
漢 災害対策積立金支出
澗 会館建設積立金支出
潅 財政維持積立金支出
2.固定資産取得支出
敢 土 地 購 入 支 出
柑 建 物 購 入 支 出
桓 構築物購入支出
棺 什器備品購入支出
款 車 輌 購 入 支 出
投 資 活 動 支 出 計
投 資 活 動 収 支 差 額
本年度予算額
25,
642,
000
1,
000,
000
6,
000,
000
500,
000
500,
000
1,
000,
000
500,
000
1,
000
1,
000,
000
15,
140,
000
1,
000
1,
054,
000
1,
000
1,
000
1,
000
1,
050,
000
1,
000
26,
696,
000
△ 25,
635,
000
前年度補正後
予 算 額
25,
594,
000
1,
000,
000
6,
000,
000
500,
000
500,
000
1,
000,
000
500,
000
1,
000
1,
000,
000
15,
092,
000
1,
000
3,
004,
000
1,
000
1,
000
1,
000
3,
000,
000
1,
000
28,
598,
000
△ 20,
790,
000
増減額(△)
△
△
△
△
48,
000
0
0
0
0
0
0
0
0
48,
000
0
1,
950,
000
0
0
0
1,
950,
000
0
1,
902,
000
4,
845,
000
蔀 予備費支出
科 目
大 科 目
中 科 目
1.予
備
費
敢 予
備
当 期 収 支 差 額
前 期 繰 越 収 支 差 額
次 期 繰 越 収 支 差 額
本年度予算額
費
5,
733,
000
5,
733,
000
△ 25,
630,
000
25,
630,
000
0
前年度補正後
予 算 額
16,
609,
000 △
16,
609,
000 △
△ 27,
536,
000
27,
536,
000 △
0
増減額(△)
10,
876,
000
10,
876,
000
1,
906,
000
1,
906,
000
0
32
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
第4号議案 平成19年度山形県医師会会費賦課の件
平成19年度山形県医師会会費賦課
本会会費賦課徴収規程第2条別表を次の通り定め、平成19年度会費を徴収する。
B 4柑 12,
000円
A 会員
A 1 132,
000円
(基礎教授、同助教授及び臨床講師、
(医業総収入 2,
500万円未満)
A 2 144,
000円
臨床助手、同医員、基礎助手、同
研究生等)
(医業総収入 2,
500万円以上)
半 免 66,
000円
半 免 22,
500円
C 会員 6,
000円(医師法に基づく研修医)
準 会 員 6,
000円
B 会員
(山形県在住の医師で特別の事由に
B 1 70,
000円(院長級)
より本会に入会し得ない者で郡市
B 2 60,
000円(医長級)
地区医師会長が認めた者)
B 3 45,
000円(医 員)
B 4敢 45,
000円(臨床教授、同助教授)
第5号議案 平成19年度山形県医師会会費減免の件
平成19年度山形県医師会会費減免
1.高 齢 会 員
2.病気等による減免会員
A 会員 63 名
A 会員 4 名
B 会員 97 名
B 会員 3 名
計 160 名
計 7 名
山形県医師会会報 平成18年4月 第668号
33
郡 市 地 区 医 師 会 長 会 議
日 時、平成19年3月17日(土) 午後3時30分~
会 場、山形グランドホテル
出席者
ジュというようなことで、ますます悪循環に陥っ
○郡市地区医師会長
て、病院での人手不足が叫ばれている。
徳永 正靱(山 形)、三條 忠夫(天・東)
さらに7対1看護ということがありまして、こ
介(寒・西)、青山 新吾(上 山)
れもまた看護師さんの引き抜きというようなこと
清治 邦夫(北村山)、須藤 俊亮(新・最)
で、大病院はいいが、弱小、小さい中小病院にお
本間 清和(酒 田)、中目 千之(鶴 岡)
いては引き抜き等において人手不足になるという
新野 晃敏(長・西)、古川 和秀(米 沢)
ことである。何しろ、噂によりますと、東京大学
○県医役員
は500人位集めたそうで、周りの県では看護師を
会 長 有海 躬行
いくら養成しても、みんな持って行かれるという
副 会 長 松下斑三郎、栗谷 義樹
ようなことらしく、東大病院の目の前の病院が引
常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫、
き抜きで倒産したというふうな噂すらある。この
窓橋 板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫
ような厳しい状況ではあるが、私どもはなんとか
理 事 大沼 央、藤山 忠信、山科 昭雄
してこれを乗り越えて、地域の医療福祉に尽力し
齋藤 忠明
ていく責務と、またそういう心構えを持っていか
監 事 小林 正義、大泉 晴史
なければならないと思っているところである。
副 議 長 島津 博達
これはとりもなおさず国民皆保険という制度の
堅持であり、久しく言われている混合診療の排除
挨 拶 山形県医師会長 有海躬行
を主目的にするものである。先刻、県内の主だっ
先生方には年度末でお忙しい中をお集まりいた
た病院の医局を訪問させていただき、先生方のお
だき、また、日ごろ、私どもの県医師会事業、地
話をお聴きしますと、やはり相当大変な状況だと、
域の医療・介護につきましてひとかたならぬご尽
なんとかこれは自身の手で解決、あるいはいい方
力を賜り、重ねて厚く御礼を申し上げる。
向に向けていかなければならないという思いを強
第5次行政改革法案が通り、私たちにとっては
くしたわけである。その地域の特性に合わせて開
非常に激動の時代だということを認識している。
業医も勤務医もなく、お互いにわれわれの仕事を
特に療養型病床が削減されることは本当に大変な
認め合って、いい方向に工夫していくことが必要
ことであり、地域の医療がどうなるかという懸念
ではないかと痛切に感じて、県医師会におきまし
を抱かざるを得ないのである。そのために医療難
ても、そういうような方向でいろいろと話し合い
民が恐らく全国では2万人位、介護難民は4万人
をお願いしているところである。
位出るのではないかという予測もあるわけで、地
本日はいろいろな行事が重なっておりますけれ
域医療が崩壊するのではないかという懸念が大き
ども、よろしくご協力をお願い申し上げる。
い。それから医師不足、特に小児科、産婦人科等
において非常に顕著になってきているということ
であるが、これは卒後研修制度が大きく関与して
いることがあり、地域においては人手を欲しがっ
ている、大変なことである。
立ち去り型のサボター
34
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
報告・協議
敢 平成19年度本会事業計画(案)について
・少し狭いような感じが若干する。
・一番心配なのが、30年、40年後の配管の痛み。
・会館では、大規模な会議はなるべく開かな
有海会長より、平成19年度本会事業計画(案)
いで、ホテルなどを使うようにして、会館
について、資料によって説明。
は事務的なものだけにするようにしていっ
(詳細については、本誌別掲の代議員会報告参照)
た方がいい。
・もしお金を使うんだったら、自分たちの将
柑 平成19年度本会会計予算(案)について
来のためにケア付きのようなものを少し作
ることも考えてもらった方がいいという意
松下副会長より、平成19年度本会会計予算
(案)について、資料によって説明。
(詳細については、本誌別掲の代議員会報告参照)
見が結構出ていた。
・電車で来る場合、現在よりはアクセスが少
し悪くなるとの意見があった。
・全員の意見を聞いたわけではないが、今回
桓 会館関係情報について
出てきた物件に対しては賛成であった。
・逆に長い目で見れば立派なものを作って、
有海会長より、会館関係情報について、資料
各地区医師会で会員の理解を得て千円と言
によって説明後、意見交換を行い、主に次のよ
わず、お金を徴収しても何十年も残る立派
うな意見があった。
なものを作った方がいいのではないかとい
う意見もあった。
・地区医師会が買って、県医師会に貸そうか
という意見も出ている。
・山形市内からは遠くなり、役職を兼ねてい
る場合は大変だと思う。
・市外からは高速道路も近いし非常に便利な
場所なので、いい話だと思う。
・増改築するだけでいいという意見もあった
が、出来ればきれいで、新しいものでもい
いと思う。
・特に大きな反対はなく、原則賛成であった。
・近くの建物と対比されるのではないかとい
う意見があった
・中古物件なので、登記簿とか、抵当権など
確認されたい。
棺 地域医療連携体制について
・鉄骨造りということだが、鉄筋と違ってど
うなのか。
・山形市からの往復で大変だという話がある
武田常任理事より、地域医療連携体制につい
て、資料によって説明。
が、市外からは非常にアクセスがいいとい
うことが大きいのであり、庄内、置賜から
款 山形県小児救急電話相談事業について
来ていただく方々の便利さを考えている。
・場所、十分な土地の広さ、駐車場問題、建
物の耐久性の問題、実際の値段、資金計画
中條常任理事より、山形県小児救急電話相談
事業について、資料によって説明。
については大変素晴らしいのではないかと
思う。基本財産はできたら残しておいた方
歓 郡市地区医師会提出議題について
がいいのではないかと思う。
・出来るだけ資金を使わずにやった方がいい
のではないかと思う。
斬酒田看護専門学校について
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
第 11 回
常
任
理
事
35
会
日 時、平成19年3月14日(水) 午後3時30分~
会 場、山形県医師会館
出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
常任理事 佐藤 泰司、三原 一郎、武田 憲夫
板坂 勝良、鈴木 明朗、中條 明夫
事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員
〔Ⅰ〕報告事項
1.会員訃報について
会員氏名 斎藤 朗 先生(52歳)
【山形市医師会】
死亡年月日 3月7日(水)
告 別 式 3月11日(日) 午後2時
場 所 「セレモニーホール山形」
(山形市)
喪 主 斎藤 雪江 様(奥様)
有海会長参列
3.平成18年度都道府県医師会事務局長連絡会に
ついて
3月1日(木) 日本医師会館
伊藤事務局長出席
伊藤事務局長より、最初に唐澤日医会長の挨拶、
滝澤日本医師会事務局長から「都道府県医師会と
日本医師会の連携」
、二川厚生労働省医政局総務課
長から「新たな医療計画都道府県医師会の役割」
について講演があった旨報告。
4.本会医事紛争処理委員会・医療安全対策委員会
・自浄作用活性化委員会の合同委員会について
3月2日(金) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
須藤副会長より報告。
(詳細については、本誌別掲)
有海会長より、多くの参列者があり、ご冥福を
お祈りしてきた旨報告。
5.平成18年度臨床検査精度管理調査報告会につ
いて
3月2日(金) 日本医師会館
鈴木常任理事出席
2.第50回社会保険指導者講習会伝達講習会につ
いて
3月1日(木) 鶴岡地区医師会館
栗谷副会長、三原常任理事出席
鈴木常任理事より、日本医師会の精度管理調査
は、全国から3030施設が参加する日本最大のサー
ベイで、平成18年10月に実施した臨床検査制度管
理調査の分析等について説明があった旨報告。
三原常任理事より、「実践救急医療」について、
板坂先生と荘内病院の石原良先生から講演があり、
31名の参加者があった旨報告。
6.本会肺がん患者の症例検討会・呼吸器検診研
修会について
3月3日(土) オーヌマホテル
有海会長、鈴木常任理事出席
鈴木常任理事より、最初肺がん患者の症例検討
会を行ったが、大勢の参加者では症例が見にくく、
地区ごとに分けて開催する方法が良いと思われる
こと、続いて、呼吸器検診研修会を開催、県立日
36
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
本海病院の内村文昭先生から「知っておきたい読
影の基礎とCTの進歩」についての講演があり、
47名の出席者があった旨報告。
7.日本医師会初級パソコンセミナーについて
3月3日(土)・4日(日) 県医師会館
有海会長出席
有海会長より、能登日本医師会情報企画課長、
NTTラーニングシステム、インストラクターが
来形して、38名の参加者のもと開催された旨報告。
11.本会産業医集団研修会について
3月9日(金) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
須藤副会長より、平成18年度の産業医研修事業
報告、
平成19年度産業医研修事業について協議し、
特に各郡市地区医師会に委託して実施している
リーダー研修会について、実施報告書に領収書の
添付を求めることになった旨報告。
12.第28回山形県医師会学校医大会について
3月10日(土) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
8.本会循環器検診研修会について
3月5日(月) 鶴岡地区医師会館
栗谷副会長出席
栗谷副会長より、久保田教授の司会で進められ、
私から会長の挨拶を申し上げ、山大医学部の今田
恒夫先生と県立中央病院の藤山純一先生からの講
演、医師26名、技師8名の出席者があった旨報告。
3月6日(火) ホテルメトロポリタン山形
有海会長、鈴木常任理事出席
鈴木常任理事より、前日の鶴岡会場と同じ内容
で開催され、医師22名、技師2名の出席者であっ
たが、広報・周知の方法を一考する必要がある旨
報告。
9.感染症危機管理対策協議会について
3月8日(木) 日本医師会館
鈴木常任理事出席
鈴木常任理事より、飯沼日本医師会常任理事か
ら「感染症対策をめぐる最近の動向」
、厚生労働省
の三宅課長から「感染症法の改正、新型インフル
エンザ対策」、関課長から
「ワクチン産業ビジョン」
についてそれぞれ報告が行われ、都道府県医師会
から事前に寄せられた質問事項を中心に協議が行
われた旨報告。
佐藤常任理事より報告。
(詳細については、本誌
別掲)
13.第19回東北学校保健・学校医大会担当理事打
合会について
3月10日(土) 岩手県医師会館
中條常任理事出席
中條常任理事より、今年は7月22日(土)・23日(日)
の両日、盛岡市において開催、
「学校医としてどの
ように子どもたちと向き合うか」のメインテーマ
で、一般講演とシンポジウムに各県から1題ずつ
出すことになった旨報告。
14.会議・行事等について
敢 山形県立中央病院中長期ビジョンに関する
意見交換会
3月1日(木) 県立中央病院
有海会長出席報告。
柑 災害拠点病院等連絡調整会議第2回幹事会
3月2日(金) 県建設会館
中條常任理事出席報告。
桓 山形県介護学習センター運営委員会及び介
護機器普及事業運営協議会
3月2日(金) 同学習センター
佐藤常任理事出席報告。
10.社会保険医療担当者の個別指導について
3月8日(木) 置賜総合文化センター
立会 中條常任理事
中條常任理事より報告。
棺 鶴岡准看護学院卒業証書授与式
3月2日(金) 同学院
三原常任理事出席報告。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
款 山形県生活習慣病検診等管理指導協議会が
ん登録委員会
3月5日(月) 県庁
有海会長出席報告。
歓 第33回山形県公衆衛生学会・運営委員会
3月7日(水) 県立保健医療大学
有海会長出席報告。
汗 第2回学校・地域保健連携推進事業検討委
員会
3月7日(水) 県庁
佐藤常任理事出席報告。
漢 山形県暴力追放運動推進センター理事会
3月7日(水) オーヌマホテル
伊藤事務局長出席報告。
澗 酒田看護専門学校卒業証書授与式
3月8日(木) 酒田市総合文化センター
栗谷副会長出席報告。
潅 山形大学蔵王協議会総会
3月8日(木) 山形医学交流会館
栗谷副会長出席報告。
環 山形県産業保健フォーラム
3月8日(木) 山形ビッグウイング
有海会長出席報告。
甘 山形県四師会禁煙推進委員会
3月8日(木) 県看護協会会館
中條常任理事出席報告。
監 第2回自殺予防対策推進会議
3月9日(金) 小白川庁舎
佐藤常任理事出席報告。
看 第1回山形県保健医療推進協議会医療専門
部会
3月12日(月) 県庁
須藤副会長出席報告。
竿 平成18年度山形県国保保健事業推進委員会
3月13日(火) 山形国際ホテル
中條常任理事出席報告。
37
管 山形産業保健推進センター運営協議会
3月14日(水) 山形グランドホテル
有海会長出席報告。
簡 山形県医師信用組合常務会
3月14日(水) 県医師会館
有海会長、須藤副会長出席
有海会長より報告。
15.医師連盟関係について
敢 日本医師連盟事務局長会議
3月1日(木) 日本医師会館
伊藤事務局長出席報告。
〔Ⅱ〕通知事項
1.山形県北方領土問題教育者会議の設立について
須藤副会長より、県北方領土返還促進協議会会長か
ら、標記会議を設立し、この協議会の教育者部門と位
置づけて今後活動していくとの通知がある旨説明。
2.平成18年度生涯教育制度を終了するに当たっ
ての生涯教育申告書および報告書提出のお願い
武田常任理事より、日本医師会長から、標記生
涯教育申告書および報告書の提出依頼がある旨説
明があり、事務的に対応することと決定。
3.労災診療費審査点検事務の補助に係る試行に
ついて
板坂常任理事より、日本医師会長から、労災診
療費審査点検事務の補助に係る試行について通知
があるが、労災指定医療機関並びに各郡市地区医
師会長には山形労働局から直接通知される旨説明。
(詳細については、本誌前月号に掲載済み)
4.広域連合の国民健康保険の保険者番号について
板坂常任理事より、県健康福祉部長から、金山
町、真室川町、鮭川村及び戸沢村を構成町村とす
る最上地区広域連合の国民健康保険の保険者番号
について通知がある旨説明があり、各郡市地区医
師会長あて通知することと決定。
(詳細については、
本誌前月号に掲載済み)
38
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
5.評価療養に係る費用の消費税の取扱いについて
松下副会長より、日本医師会常任理事から、
「評
価療養」に係る特別の料金について、被保険者か
ら徴収する特別の料金は「非課税」
、被保険者以外
(治験スポンサー等)から徴収する場合は、従来ど
おり「課税」として取り扱うとの連絡がある旨説
明があり、各郡市地区医師会長あて通知すること
と決定。
6.パンフレットの送付について
鈴木常任理事より、日本高血圧学会生涯教育委
員会委員長から、パンフレット「家庭血圧の正し
いはかり方」を、会員を通じ患者さんへ配布して
いただきたいとの通知がある旨説明があり、A会
員(各10枚)分取り寄せ、会報と一緒に送付する
ことと決定。
7.
「山形県救急隊心肺蘇生法プロトコール」の作
成について
中條常任理事より、県救急業務高度化推進協議
会会長から、標記について通知がある旨説明。
(本
会会員用ホームページ「医師会ニュース」に掲載)
8.
「日本医師会 女性医師バンク」周知活動の資
料送付について
栗谷副会長より、日本医師会常任理事から、標
記に関する周知活動用の資料が送付されている旨
説明。
〔Ⅲ〕協議事項
1.平成19年支部創設120周年記念山形県赤十字
大会へのご案内について
6月15日(金) 鶴岡市文化会館
須藤副会長より、日本赤十字山形県支部長から、
標記大会への出席案内がある旨説明があり、欠席
と決定。
2.山形県産業廃棄物協会の理事就任について
須藤副会長より、県産業廃棄物協会会長から、
伊藤事務局長に対し、理事の就任依頼がある旨説
明があり、受諾することと決定。
3.無輸血治療について
須藤副会長より、エホバの証人の山形医療機関
連絡委員会から、標記について通知がある旨説明
があり、各病院で対応しており、本会としては直
接関わりあいを持っていないので、承っておくこ
ととした。
4.平成19年度産業医研修事業の計画調査について
須藤副会長より、産業医学振興財団理事長から、
標記産業医研修事業について照会がある旨説明が
あり、回答は須藤副会長に一任と決定。
5.第27回日本医学会総会の開会式・閉会式・会
頭招宴へのご案内について
開会式 4月6日(金)
閉会式 4月8日(日) 大阪国際会議場
武田常任理事より、第27回日本医学会総会会頭
から、開会式・閉会式・会頭招宴への出席案内が
ある旨説明があり、欠席と決定。
6.第4回山形県保険者協議会の開催について
3月26日(月) 山形国際ホテル
板坂常任理事より、県保険者協議会会長から、
第4回協議会への出席案内がある旨説明があり、
板坂常任理事出席と決定。
7.アンケートの提出依頼について
松下副会長より、県医療機関厚生年金基金理事
長から、厚生年金基金の実施状況に関する照会が
ある旨説明があり、事務的に回答することと決定。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
8.入学式のご案内について
4月10日(火) 鶴岡准看護学院
松下副会長より、鶴岡准看護学院長から、入学
式への出席案内がある旨説明があり、中里監事出
席と決定。
9.第38回全国学校保健・学校医大会開催について
11月10日(土)
全日空ホテルクレメント高松ほか
佐藤常任理事より、香川県医師会長から、標記大
会への参加者予備調査依頼がある旨説明があり、本
会からの出席予定者は6名と回答することと決定。
10.第53回山形県縦断駅伝競走大会に対する協力
依頼について
4月27日(金) ~29日(日)
中條常任理事より、実行委員長から、第53回山
形県縦断駅伝競走大会に対する協力依頼がある旨
説明があり、協力了承。
11.市民公開講座「COPD肺の健康を考えるセ
ミナー」名義後援のお願い
4月22日(日) 山形テルサ
中條常任理事より、山形新聞社代表取締役社長
から、標記市民公開講座への名義後援依頼がある
旨説明があり、了承。
12.救急病院の認定に関する意見の聴取について
山形県立中央病院
中條常任理事より、県健康福祉部長から、救急
病院の認定に関する意見の聴取があるが、山形市
医師会長は、
「適正と思われる」との意見である旨
説明があり、本会としてもそのように意見を申し
述べることとした。
13.「夢未来やまがた・食育シンポジウム」記事
39
14.平成19年度全国医師会勤務医部会連絡協議会
への参加者等の予備調査について
10月13日(土) 沖縄ハーバービューホテル
栗谷副会長より、沖縄県医師会長から、標記連
絡協議会への参加者等の予備調査依頼がある旨説
明があり、本会からの出席予定者は5名と回答す
ることと決定。
追 加 要 項
〔 I〕通知事項
1.高額療養費の現物給付化について
板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、
70歳未満の患者についての高額療養費の現物給
付化について通知があるが、具体的な取扱いにつ
いて現在調整中であり、詳細については追って連
絡されるとの説明があり、詳細が示されてから対
応することと決定。
2.山形県医療給付事業改正に伴うポスター等の
配布について
板坂常任理事より、県長寿社会課長から、山形
県医療給付事業改正に伴うポスターへの県医師会
名の掲載並びに標記に関する配布依頼がある旨説
明があり、掲載を了承し本会会報と一緒に配布す
ることと決定。
3.山形県難病医療ネットワーク協力医療機関
(無
床診療所分)に関する資料の送付について
須藤副会長より、県難病医療等連絡協議会医療
部会長から、標記協力可能医療機関名簿が送付さ
れている旨説明。
4.文科省「地域医療等社会的ニーズに対応した
質の高い医療人養成推進プログラム」について
の情報提供の件
収録紙面企画・広告協賛のお願い
三原常任理事より、山形新聞社から、標記に関
する広告協賛依頼がある旨説明があり、お断りす
ることと決定。
須藤副会長より、日本医師会常任理事から、標
記に関する情報提供がある旨説明。
40
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
I〕協議事項
〔I
1.日医総研創立10周年記念 市民公開講座開催
案内および参加者派遣依頼について
4月13日(金) 日本医師会館
須藤副会長より、日本医師会長から、標記につ
いて通知がある旨説明があり、各郡市地区医師会
長あて通知するとともに、本会から有海会長、栗
谷副会長、佐藤常任理事出席と決定。
2.社会保険病院に関する調査について
板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記に関する照会がある旨説明があり、回答は板
坂常任理事に一任と決定。
3.平成19年度医師会立看護師、准看護師学校養
成所入学状況調査及び名簿の作成について
松下副会長より、日本医師会常任理事から、標
記について通知がある旨説明があり、酒田地区医
師会並びに鶴岡地区医師会へ照会の上、回答する
ことと決定。
4.第3回山形県四師会禁煙推進委員会の開催に
ついて
4月5日(木) 県看護協会館
中條常任理事より、県看護協会長から、標記委
員会への出席案内がある旨説明があり、中條常任
理事並びに委員出席と決定。
5.山形県国民健康保険診療報酬審査委員会の委
員の推薦について
板坂常任理事より、県健康福祉部長から、県国
民健康保険診療報酬審査委員会の公益を代表する
委員1名が3月31日付で退任することになり、そ
の後任者の推薦依頼がある旨説明があり、人選に
ついては板坂常任理事に一任と決定。
6.本会給与規程の一部改正について
伊藤事務局長より、本会給与規程の一部改正に
ついて説明があり、平成19年4月1日より原案ど
おり一部改正することと決定。
7.山形県保健看護功労知事感謝状贈呈者について
松下副会長より、標記感謝状贈呈者の推薦につ
いて、各郡市地区医師会長に推薦を求めていたと
ころ、長井市西置賜郡医師会長から1名の推薦が
あった旨説明があり、協議の結果、県あて推薦す
ることと決定。
8.医師連盟関係について
敢 遠藤利明政経セミナー「感謝の集い」につ
いて
4月24日(火)
ANAインターコンチネンタルホテル東京
須藤副委員長より、発起人から、遠藤利明政
経セミナー「感謝の集い」への出席案内がある
旨説明があり、欠席、パーティー券を購入する
ことと決定。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
第 13 回
全
理
事
41
会
日 時、平成19年3月28日(水) 午後3時30分~
会 場、県医師会館、酒田地区医師会館(テレビ会議)
出席者
会 長 有海 躬行
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
常任理事 三原 一郎、武田 憲夫、板坂 勝良
鈴木 明朗、中條 明夫
理 事 大沼 央、藤山 忠信、山科 昭雄
齋藤 忠明、原田 順二
監 事 小林 正義、中里 純、大泉 晴史
議 長 本間 清和
副 議 長 島津 博達
事 務 局 伊藤事務局長ほか事務局員
〔Ⅰ〕報告事項
1.第11回常任理事会について
3月14日(水) 県医師会館
須藤副会長より、第11回常任理事会報告は既に
メールで報告しているとおり、報告事項15件、通
知事項12件、協議事項23件であった旨説明があり、
それぞれ了承された。
4.都道府県医師会広報担当理事連絡協議会につ
いて
3月15日(木) 日本医師会館
有海会長、三原常任理事出席
三原常任理事より、唐澤会長の挨拶、
「日医の広
報活動」についての報告、広島県医師会と福岡県
医師会から活動報告が行われた旨報告。
5.かかりつけ医認知症対応力向上研修会について
3月15日(木) 米沢すこやかセンター
松下副会長、中條常任理事出席
松下副会長より、篠原守信先生、横川弘明先生、
竹内輝博先生の3人の講師から講演があり、医師
23名、他11名、合わせて34名の参加者があった旨
報告。
6.社会保険医療担当者の個別指導について
3月15日(木) 酒田希望ホール
立会 栗谷副会長
栗谷副会長より報告。
2.診療に関する相談申込状況(2月分)について
板坂常任理事より、2月分の診療に関する相談
は、県医師会での受付5件の診療・病気に対する
苦情・相談であった旨報告。
3.都道府県医師会介護保険担当理事連絡協議会
について
3月15日(木) 日本医師会館
佐藤常任理事出席
有海会長より、佐藤常任理事から報告が届いて
いる旨説明。
7.都道府県医師会生涯教育担当理事連絡協議会
について
3月16日(金) 日本医師会館
武田常任理事出席
武田常任理事より、唐澤会長のあいさつの後、
生涯教育制度の関連事項の報告があり、山形県医
師会の平成17年度生涯教育制度申告集計結果は、
77.
3%(20位)であったこと、3県の都道府県医
師会から活動事例が行われた旨報告。
42
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
8.郡市地区医師会長会議について
3月17日(土) 山形グランドホテル
有海会長ほか役員出席
14.本会緩和ケア研修会について
3月24日(土) 県立中央病院
有海会長より報告。
(詳細については、
本誌別掲)
武田常任理事より、ライフプランニングセン
ター ピースハウス病院の二見看護部長から「こ
れからのホスピス・緩和ケアを考える」と題して
講演が行われ、62名の参加者があった旨報告。
9.山形県医師会役員等合同懇親会について
3月17日(土) 山形グランドホテル
有海会長ほか役員出席
有海会長、武田常任理事出席
15.会議・行事等について
当日は殆どの役員が出席したので報告を省略した。
10.本会第114回定例代議員会・同第93回定例総
会について
3月18日(日) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
有海会長より報告。
(詳細については、
本誌別掲)
11.東北医師会連合会理事・代表者合同会議につ
敢 山形県介護支援専門員協会第37回定例理
事会
2月24日(土)
折居和夫委員出席
伊藤事務局長より説明。
柑 山形県医師国保組合臨時組合会
3月1日(木) 県医師会館
藤山理事出席報告。
いて
3月21日(水) ホテルメトロポリタン仙台
有海会長、須藤・松下・栗谷副会長出席
須藤副会長より、平成19年度予算案を承認、第
116回日医定例代議員会の代表質問・個人質問、
理事及び常任理事の交代、第61回東北医師会連合
会総会・学術大会等について説明があり、佐藤常
任理事が日医代議員会で個人質問を行うことに
なった旨報告。
12.都道府県医師会情報システム担当理事連絡協
議会について
3月22日(木) 日本医師会館
三原常任理事出席
三原常任理事より、唐澤会長の挨拶、中川常任
理事の趣旨説明、敢TV会議システムの運用、柑
文書管理システムの拡張、桓ORCAプロジェク
トについての説明と質疑応答が行われた旨報告。
13.本会介護保険委員会・老人福祉施設等担当医
師連絡会合同会議について
3月23日(金) 県医師会館
有海会長ほか役員出席
栗谷副会長より報告。
(詳細については、本誌別掲)
桓 第4回日医学校保健委員会
3月15日(木) 日本医師会館
佐藤常任理事出席
有海会長より説明。
棺 山形県腎等臓器移植推進機構第2回理事会
3月16日(金) あこや会館
有海会長出席報告。
款 身体障害者療護施設「南陽の里」落成式典
並びに祝賀会
3月18日(日) 南陽市・熊野大社
有海会長出席報告。
歓 山形県薬事審議会
3月19日(月) 県庁
有海会長出席報告。
汗 山形県防災会議
3月19日(月) 県庁
中條常任理事出席報告。
漢 山形県国民保護協議会
3月19日(月) 県庁
中條常任理事出席報告。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
43
澗 医療制度改革にかかる病院との情報交換会議
3月20日(火) 自治会館
栗谷副会長出席報告。
3.労災診療援護貸付金貸付契約を締結している
労災指定医療機関に対する労災診療費の支払回
数の変更について
潅 山形県救急業務高度化推進協議会AED普
及啓発専門部会
3月22日(木) 県庁
中條常任理事出席報告。
板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記支払回数の変更について通知があるが、RI
C契約医療機関への労災診療費の支払い(立替払
い)は特段影響が無いとの通知である旨説明。
環 第5回日医IT化推進検討委員会
3月22日(木) 日本医師会館
三原常任理事出席報告。
4.リハビリテーション料の見直しに関する諮問
書及び答申書の送付について
甘 第2回山形県保健医療推進協議会
3月23日(金) 県庁
有海会長出席報告。
監 第4回山形県保険者協議会
3月26日(月) 山形国際ホテル
板坂常任理事出席報告。
看 山形県医師信用組合理事会
3月28日(水) 県医師会館
有海会長ほか役員出席。
須藤副会長より報告。
16.医師連盟関係について
敢 山形県医師連盟執行委員会
3月17日(土) 山形グランドホテル
有海委員長ほか役員出席。
有海委員長より報告。
〔Ⅱ〕通知事項
1.2007年度自賠責保険に係る研修会の実施につ
いて
板坂常任理事より、日本医師会長から、本県が
標記研修会の対象地域であるとの通知がある旨説
明があり、研修会を予定することと決定。
2.㈶労災保険情報センターが行う長期運転資金
貸付制度の実施ついて
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記の
実施について通知がある旨説明。
板坂常任理事より、日本医師会長から、標記に
関する諮問書及び答申書が送付されているが、関
連告示・通知が発出され次第改めて連絡するとの
通知がある旨説明。
5.いわゆる労災かくしの排除について
板坂常任理事より、山形労働局長から、いわゆ
る労災かくしの排除について通知がある旨説明。
6.電子化加算の取扱いについて
板坂常任理事より、日本医師会常任理事から、
電子化加算の取扱いについて通知があるが、平成
19年4月1日より、400床以上の病院は、試行的
オンラインシステムを活用した診療報酬の請求を
行っていることが必須要件となり、その他におい
ては従来どおりであるとの通知である旨説明。
7.タミフル服用後の異常行動の発生に伴う緊急
安全性情報の発出について
有海会長より、日本医師会常任理事から、標記
について医療関係者に注意喚起がなされたとの通
知がある旨説明。
(本会会員用ホームページ「医師
会ニュース」に掲載)
8.保険者協議会の組織構成資料、及び厚生労働
省「第5回標準的な健診・保健指導の在り方に
関する検討会」
、
「第5回保険者による健診・保
健指導の円滑な実施方策に関する検討会」の資
料(抜粋)の送付について
鈴木常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記に関する資料が送付されている旨説明。
44
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
〔Ⅲ〕協議事項
1.平成19年度定時総会開催について
4月16日(月) つたや本店
須藤副会長より、新庄市最上郡医師会長から、
平成19年度定時総会への出席案内がある旨説明
があり、有海会長出席と決定。
2.平成19年度本会定時総会並びに成人病検査セ
ンター評議員会後の合同懇親会へのご案内につ
いて
4月21日(土) 寒河江市西村山郡医師会館
須藤副会長より、寒河江市西村山郡医師会長か
ら、標記合同懇親会への出席案内がある旨説明が
あり、須藤副会長出席と決定。
3.外来化学療法センターのオープニングセレモ
ニーの御案内について
3月29日(木) 県立中央病院
7.学術講演会に関わる後援名義借用の件
6月27日(水) ホテルメトロポリタン山形
武田常任理事より、山形大学医学部の久保田教
授から、
「慢性腎臓病(CKD)対策講演会」への
後援依頼がある旨説明があり、後援了承。
8.平成19年度日本医師会生涯教育制度について
武田常任理事より、日本医師会長から、標記に
ついて通知がある旨説明があり、各郡市地区医師
会長あて通知することと決定。
9.第61回東北医師会連合会総会並びに学術大会
東北各県医師会担当理事打合会の開催について
4月14日(土) 青森グランドホテル
武田常任理事より、青森県医師会長から、標記
担当理事打合会への出席案内がある旨説明があり、
武田常任理事出席と決定。
10.第39回山形肺癌懇話会「後援」のお願いにつ
須藤副会長より、県立中央病院長から、
標記オー
プニングセレモニーへの出席案内がある旨説明が
あり、有海会長出席と決定。
4.山形県社会福祉審議会臨時委員の推薦について
いて
6月23日(土) 山形国際ホテル
武田常任理事より、山形肺癌懇話会会長から、
第39回懇話会への後援依頼がある旨説明があり、
後援了承。
須藤副会長より、県健康福祉部長から、標記臨
時委員の推薦依頼がある旨説明があり、後任につ
いては県立中央病院に推薦を依頼することと決定。
11.平成19年度入学式について
4月10日(火) 酒田市総合文化センター
5.平成19年度山形県交通安全対策協議会委員会
の開催について
4月23日(月) 県庁
松下副会長より、酒田看護専門学校長から、平
成19年度入学式への出席案内がある旨説明があ
り、栗谷副会長出席と決定。
須藤副会長より、県交通安全対策協議会長から、
標記委員会への出席案内がある旨説明があり、事
務局職員出席と決定。
12.第19回東北学校保健・学校医大会について
7月21日(土)・22日(日)
ホテルメトロポリタン盛岡ニューウイング
岩手県医師会館
6.中皮腫患者に関する調査研究への協力について
須藤副会長より、日本医師会長から、標記調査
研究への協力依頼がある旨説明があり、各郡市地
区医師会長あて通知することと決定。
伊藤事務局長より、岩手県医師会長から、有海会
長に対して、第19回東北学校保健・学校医大会の副
会長への就任並びに実行委員会委員1名、一般演題
演者1名、シンポジスト1名の推薦依頼がある旨説
明があり、副会長就任を承諾、実行委員会委員は佐
藤常任理事を推薦、一般演題演者、シンポジストに
ついては、佐藤常任理事に一任と決定。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
13.第38回全国学校保健・学校医大会分科会にお
ける研究発表の演題募集について
11月10日(土) 全日空ホテルクレメント高松
伊藤事務局長より、香川県医師会長から、標記
における演題募集案内がある旨説明があり、各郡
市地区医師会長あて通知することと決定。
45
I〕通知事項
〔I
1.平成19年度小児救急医療啓発事業の実施に係
る協力について
中條常任理事より、県健康福祉部長から、標記
事業の実施に係る協力依頼がある旨説明があり、
協力了承。
14.山形県感染症診査協議会委員の推薦について
伊藤事務局長より、県健康福祉部長から、標記
委員の推薦依頼があるが、第10回常任理事会にお
いて佐藤常任理事に一任と決定されており、この
度名簿のとおり推薦することになった旨説明があ
り、了承。
15.山形社会保険健康づくり事業推進協議会委員
2.子宮がん検診の二次検診におけるコルポスコ
ピー等の実施について
鈴木常任理事より、県生活習慣病検診等管理指
導協議会子宮がん部会長から、子宮頸がん検診の
二次検診は、必ずコルポスコープを有する医療機
関で受診するようにとの通知がある旨説明があり、
子宮がん検診委員会等で説明することとした。
の推薦について
鈴木常任理事より、山形社会保険事務局長から、
標記委員の推薦依頼がある旨説明があり、佐藤常
任理事を再推薦することと決定。
16.山形県国民保護協議会委員及び幹事の推薦に
ついて
中條常任理事より、県知事から、標記委員の推
薦依頼がある旨説明があり、有海会長を再推薦す
ることと決定。
3.
「介護予防事業における特定高齢者把握のため
の判定方法の見直しについて」事務連絡の送付
について
伊藤事務局長より、日本医師会介護保険担当理
事から、標記に関する事務連絡が送付されている
旨説明。
I
I
〕協議事項
〔I
1.平成19年度救急教育連絡会議の開催について
5月10日(木) ウェルサンピア山形
・Dat
17.第24回糖尿病Up
e 賢島セミナー広報依
頼書について
8月25日(土)、26日(日) 志摩観光ホテル
三原常任理事より、糖尿病Up
・Dat
e 賢島セミ
ナー準備委員会から、第24回セミナーに関する広
報依頼がある旨説明。
(詳細については、
本誌別掲)
中條常任理事より、県消防学校長から、標記連
絡会議への出席案内がある旨説明があり、中條常
任理事出席と決定。
2.
「平成19年度全国医師会共同利用施設(臨時)
総会」への参加予定者数の予備調査について
12月15日(土) 日本医師会館
追 加 要 項
〔 I〕報告事項
1.平成18年度医療型多機能サービスの展開に向
けた訪問看護充実の検討事業について
伊藤事務局長より、佐藤常任理事から、標記に
関する打合せの報告が届いているので読んでいた
だきたい旨説明。
鈴木常任理事より、日本医師会長から、標記臨
時総会への参加者予備調査依頼がある旨説明があ
り、本会からの出席予定者は5名と回答すること
とした。
46
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
3.山形産業保健推進センター運営協議会委員就
任の依頼について
歓 たけみ敬三後援会名簿獲得等のご報告並び
に後援会名簿の継続促進について
須藤副会長より、山形産業保健推進センター所
長から、有海会長に対して運営協議会委員の就任
依頼がある旨説明があり、受諾することと決定。
須藤副委員長より、日本医師連盟委員長から、
たけみ敬三後援会名簿獲得等の報告並びに後援
会名簿の継続促進について通知がある旨説明が
あり、会員あて通知することと決定。
4.医師連盟関係について
敢 加藤紘一君を激励する会について
4月25日(水)
東京・ANAインターコンチネンタルホテル
須藤副委員長より、紘友会会長から、標記激
励する会の開催案内がある旨説明があり、欠席、
パーティー券を購入することと決定。
5.その他
敢 本会第115回定例代議員会・同第94回定例
総会の開催日程について
伊藤事務局長より、本会第115回定例代議員
会・同第94回定例総会の開催日程について協議
願いたい旨説明があり、5月19日(土)午後4時か
ら開催することと決定。
柑 菅原元君推薦のお願いについて
柑 消費税の申告方式について
須藤副委員長より、菅原元後援会から、山形
県議会議員選挙への推薦依頼がある旨説明があ
り、推薦することと決定。
桓 御推薦のお願いについて
伊藤事務局長より、これまで、簡易課税方式
により消費税を納税していた旨説明があり、協
議の結果、平成19年度から本則課税方式を採用
することと決定。
須藤副委員長より、あべ信矢後援会会長から、
山形県議会議員選挙への推薦依頼がある旨説明
があり、推薦することと決定。
桓 都道府県医師会特定健診・特定保健指導連
絡協議会(指導者研修会)の開催について
4月21日(土) 日本医師会館
棺 県議会議員選挙における立候補者の推薦に
ついて
鈴木常任理事より、日本医師会常任理事から、
標記連絡協議会(指導者研修会)の開催案内が
ある旨説明があり、各郡市地区医師会長あて通
知するとともに、本会から、三原・板坂・中條
常任理事、原田理事、小林監事出席と決定。
須藤副委員長より、新庄市最上郡医師連盟委
員長から、県議会議員選挙における坂本喜美雄
立候補者の推薦依頼がある旨説明があり、推薦
することと決定。
款 たけみ敬三議員の新規ポスター(室内用)
のご活用について
須藤副委員長より、日本医師連盟委員長から、
たけみ敬三議員の新規ポスター(室内用)の活
用について通知がある旨説明があり、会員あて
送付することと決定。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
第28回山形県医師会学校医大会
第28回本会学校医大会は、去る3月10日(土)午後
2時より山形県医師会館において開催された。
平成18年度
学校保健功労被表彰者名簿
初めに栗谷副会長の開会の辞、有海会長の挨拶、
佐藤常任理事より日本医師会学校保健委員会報告、
大 竹 修 一 先生(山形市)
続いて、学校保健功労者の表彰が行われ、各地域
菅 原 一 布 先生(天童市)
において学校保健活動に功績のあった会員8名が
土 田 秀 一 先生(寒河江市)
県医師会長より表彰された。
間 山 忠 先生(東根市)
山形県教育委員会教育長(布川保健・食育主幹
佐 藤 進 先生(遊佐町)
代理)から祝辞をいただいた後、被表彰者を代表
犬 塚 信 先生(鶴岡市)
して犬塚 信先生から謝辞があった。
茂 木 瑞 夫 先生(南陽市)
その後、佐藤常任理事の座長で、山形県精神保
遠 藤 一 平 先生(米沢市)
健福祉センター所長 有海清彦先生から「10代の
心の健康・その光と影」~思春期の心の健康につ
いて考える~、山形県教育庁義務教育課課長補佐
齊藤 隆先生から「特別支援教育について」
、山
形県立総合療育訓練センター小児科医長 伊東愛
子先生から「軽度発達障害における教育と医療の
連携」と題して特別講演が行われた。
この度学校保健功労者表彰を受けられたのは次
の方々です。
誠におめでとうございます。
有海 清彦 先生
齊藤 隆 先生
伊東 愛子 先生
47
48
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
医事紛争処理委員会・医療安全対策委員会・
自浄作用活性化委員会合同委員会
本会医事紛争処理委員会・医療安全対策委員会・
医療安全対策委員会
自浄作用活性化委員会合同委員会は、去る3月2
会 長 有海 躬行 日(金)午後3時30分より、県医師会館2階大ホー
副 会 長 須藤 俊亮
ルにおいて開催された。
担当理事 板坂 勝良
初めに有海会長より、
「それぞれ連動していて非
委 員 長 小田 隆晴
常に関係が深いということで3つの合同委員会を
副委員長 沓沢 茂夫
開催させていただく。医事紛争、医療安全、自浄
委 員 細矢 貴亮、三條 忠夫、片桐 忠
作用といった問題は非常に大きい問題であること
佐藤 宏、豊野 充、松橋 昭夫
に他ならない。本日中央での処分が出ていたが、
医師サイドの問題も少なくない。そういう点では
自浄作用活性化委員会
われわれは医療を守り自浄作用していかなければ
会 長 有海 躬行 ならない。
副 会 長 須藤 俊亮、松下鈆三郎
特に最近では福島県の大野病院でのお産による
担当理事 佐藤 泰司、板坂 勝良、中條 明夫
事故が刑事訴訟になっており、われわれとしても
藤山 忠信、齋藤 忠明
残念なことであり、納得できないことである。そ
委 員 長 髙橋 秀昭
の件についても、本会理事会から反対の声明を出
副委員長 和田 潤一
している。
委 員 門馬 孝、神村 匡、後藤 慎一
また、無過失補償制度の検討が始まり、われわ
池田 英之
れも協力して進めていかなければならないと考え
ている。
○医療安全対策委員会 委員長・副委員長選出
日常一生懸命やっている先生方をどのようにし
て守るかと同時にこれからどのように対処してい
委員長に小田隆晴委員、副委員長に沓沢茂夫委
くべきか、忌憚のないご意見を頂戴しながら、施
員を選出した。
策を考えていきたい。」との挨拶があり、有海会長
の司会で協議が進められた。
○自浄作用活性化委員会 委員長・副委員長選出
主な協議内容は次の通りである。
委員長に窓橋秀昭委員、副委員長に和田潤一委
○出席者
員を選出した。
医事紛争処理委員会
委 員 長 有海 躬行 ○要 項
副委員長 須藤 俊亮、松下鈆三郎、栗谷 義樹
1.平成18年度都道府県医師会医事紛争担当理事
常任委員 板坂 勝良
委 員 中島 久雄、宮脇 法親、武田 雅身
連絡協議会について
平成19年2月8日(木) 於、日医会館
原田 一博、佐藤 宏、鈴木 伸男
阿達 敦彦、篠原 守信
須藤副会長より、日医医賠責保険の運営に関す
る経過報告、医療安全と医賠責等について説明が
あった旨報告。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
2.本県における医事紛争状況について
49
度に対する不満、苦情が1番多く、次いで、医療機
関の紹介希望、医療行為の内容などである。電話で
伊藤事務局長より、本県の医事紛争状況等につ
事務局職員が相談を受け、私から「こう返事してく
いて説明。
ださい」ということで、返事を返している。
3.診療に関する相談申込状況について
医師会の約4倍の237件の相談が寄せられており、
山形県医療安全相談窓口の状況は、平成18年は
山形県医師会診療に関する相談申込状況
相談内容は対応・接遇、健康相談が多い。
山形県医療安全相談窓口の状況
4.その他
板坂常任理事より説明。
平成18年山形県医師会診療に関する相談申込状
診療情報提供書をFAXでやり取りすることに
況は、67件の相談があり、医師、医療スタッフの態
ついて意見があった。
介護保険委員会・老人福祉施設等担当医師連絡会
合同会議 本会介護保険委員会・老人福祉施設等担当医師
○出席者
連絡会合同会議は、去る3月23日(金)午後3時30分
会 長 有海 躬行
より、県医師会館において開催された。
副 会 長 栗谷 義樹 初めに有海会長より、
「本日は、県の方にもオブ
担当理事 佐藤 泰司、鈴木 明朗、斎藤 忠明
ザーバーとして出席していただいている。我々は
委 員 長 折居 和夫
共通の老人介護の問題を互いに工夫しあって行わ
副委員長 金杉 浩
ないと大変な事態になると認識している。それに
委 員 栗田 啓司、秋葉 太郎、原田 一博
は医療費あるいは社会保障の削減などがある。政
沓沢 茂夫、影沢 峰行、土田 兼史
策としては療養病床の廃止、入院日数の短縮、病
床利用率の効率化等と窮屈な時代になってきてい
齋藤 潔、仁科 盛之
老人福祉施設等担当医師
る。これから短時間の間に地域ケア整備構想が実
志田 國治、白田 一誠、粟野 美穂
施され大きくクローズアップされてくる。我々は、
斎藤 聰、松田 俊春
めげること無く、仕事の工夫を考える必要がある
ことから先生方の知恵を出していただき忌憚のな
オブザーバー 健康福祉企画課 仁科課長、
いご意見をいただきたい。
」との挨拶があり、続い
荒木課長補佐
て委員長に折居委員、副委員長に金杉委員を選出
長寿社会課 小野課長補佐、
し、折居委員長の司会で協議が進められた。
鈴木課長補佐
主な協議内容は次のとおりである。
介護保険推進室 嶋貫室長補佐
〇委員長、副委員長選出
委 員 長 折居委員
副委員長 金杉委員
50
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
〇報 告
に訪問していて、4月、5月には療養病床の施設
1.第13回都道府県医師会介護保険担当理事連絡
への訪問を予定している。また、山形県内には療
協議会について
平成19年3月15日 於、日本医師会館
養病床が少ないので全国衛生部長会議において療
養病床の一律カットについては反対の要望をする
旨説明。
佐藤常任理事より、地域ケア整備構想(仮称)
モデルプラン事業を実施した新潟県
(高齢化地域)
、
3.医療区分1の患者の受け皿について
東京都(都市地域)、福岡県北九州市(療養病床地
域)の3地域からの報告に続いて、杏林大学医学
健康福祉企画課荒木課長補佐より、療養病床ア
部高齢医学鳥羽教授より、
「地域ケア整備構想と慢
ンケート調査を全国一斉に実施した結果、山形県
性期医療区分の考え方」、
厚生労働省老健局地域ケ
での回答率は100%であり、病床利用率は山形県
ア・療養病床転換推進室榎本室長より、
「地域ケア
(88.
5%)、全国平均(88.
3%)で差はなかった。ま
整備構想(仮称)の策定に向けて」について講演
た、山形県での医療機関の転換意向では対象病床
が行われた旨報告。
数1,
327床中、転換しないとした病床数が878床
(66.
2%)と多く、転換意向を示した病床数は113
〇議 題
床(8.
5%)、未定336床(25.
3%)で本県での転換
1.有床診療所の問題について
意向については、全国と同傾向で、全国的にみて
も介護老人福祉施設への転換意向を持つ医療機関
佐藤常任理事より、本会有床診療所委員会はこ
は少ないとの説明。
こ数年間開催されていないことから有床診療所委
員会を開催するべきか先生方の意見を伺いたいと
4.その他
の説明があり、有床診療所の実態を把握するため
アンケート調査や委員会開催について検討するこ
下記事項について意見交換をした。
ととした。
斬有床診療所委員会
斬療養病床転換に対する支援措置
2.山形県内の療養病床の削減について
斬介護サービス情報公表事務手数料及び調査
事務手数料
長寿社会課小野課長補佐より、地域ケア整備構
斬看護師、介護士の不足
想(仮称)の策定に当たっては、地域における将
斬要介護認定の位置づけ
来の動向や当面の介護サービス等を踏まえつつ検
斬山形県医療推進協議会と地域医療協議会と
討を進めることが必要として、本県では夫々の地
域及び医療機関の実状を把握するため2月、3月
の整合性
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
斬3月 1日
第50回社会保険指導者講習会伝
通知の改正について、各郡市地区医師会長宛
通知。
達講習会を鶴岡地区医師会館で開催。
平成18年度都道府県医師会事務
斬〃
斬〃
ンセン病」の語の取扱いについて、各郡市地
本医師会館で開催され、伊藤事務局長出席。
区医師会長宛通知。
山形県立中央病院中長期ビジョン
斬〃
ション医療の一部改正について、各郡市地区
れ、有海会長出席。
医師会長宛通知。
山形県医師国保組合臨時組合会が
斬〃
県医師会館で開催され、藤山理事出席。
2日
医事紛争処理委員会・医療安全対
会を県医師会館で開催。
斬〃 3・4日
斬〃
任理事出席。
斬〃
山形県介護学習センター運営委員
斬〃
7日
第33回山形県公衆衛生学会・運営
委員会が県立保健医療大学で開催され、有海
センターで開催され、佐藤常任理事出席。
会長出席。
鶴岡准看護学院卒業証書授与式が
斬〃
事出席。
斬〃
務局長出席。
斬〃
斬〃
感染症危機管理対策協議会が日本
酒田看護専門学校卒業証書授与式
が酒田市総合文化センターで挙行され、栗谷
政府管掌健康保険及び船員保険に
副会長出席。
おける一部負担金等の徴収猶予及び減免の取
乳幼児健康支援一時預かり事業の
8日
医師会館で開催され鈴木常任理事出席。
救急蘇生法の指針
(医療従事者用)
扱いについて、各郡市地区医師会長宛通知。
山形県暴力追放運動推進センター
理事会がオーヌマホテルで開催され、伊藤事
日本医師会認定産業医制度の平成
を各郡市地区医師会長宛送付。
第2回学校・地域保健連携推進事
業検討委員会が県庁で開催され、佐藤常任理
代議員会議案書を各郡市地区医師
区医師会長宛通知。
斬〃
循環器検診研修会を鶴岡地区医師
会及び介護機器普及事業運営協議会が同学習
19年度認定及び更新申請について、各郡市地
斬〃
会報編集会議を県医師会館ほかで
会館、ホ
テ
ル
メ
ト
ロ
ホ
゚
リ
タ
ン
山形で開催。
会長宛送付。
斬〃
6日
斬〃 5・6日
同学院で挙行され、三原常任理事出席。
斬〃
山形県生活習慣病検診等管理指導
開催。
理事出席。
斬〃
5日
海会長出席。
災害拠点病院等連絡調整会議第2
回幹事会が県建設会館で開催され、中條常任
日本医師会初級パソコンセミナー
協議会がん登録委員会が県庁で開催され、有
査報告会が日本医師会館で開催され、鈴木常
斬〃
肺がん患者の症例検討会・呼吸器
を県医師会館で開催。
平成18年度臨床検査精度管理調
斬〃
3日
検診研修会をオーヌマホテルで開催。
策委員会・自浄作用活性化委員会の合同委員
斬〃
労災保険におけるリハビリテー
に関する意見交換会が県立中央病院で開催さ
斬〃
斬〃
公共機関、
関係団体等における
「ハ
局長連絡会、日本医師連盟事務局長会議が日
斬〃
斬〃
51
斬〃
山形大学蔵王協議会総会が山形医
学交流会館で開催され、栗谷副会長出席。
52
斬〃
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
8日
山形県産業保健フォーラムが山形
斬〃
ヒ
゙
ッ
ク
゙
ウ
イ
ン
ク
゙
で開催され、有海会長出席。
斬〃
山形県四師会禁煙推進委員会が県
修会を米沢市すこやかセンターで開催。
斬〃
看護協会館で開催され、中條常任理事出席。
斬〃
9日
斬〃
出席。
斬〃
について、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
「山形県学校保健の現況」
を各郡市
山形県医師会母体保護法指定医師
斬〃
斬〃
10日
斬〃
斬〃
12日
第1回山形県保健医療推進協議会
斬〃
13日
斬〃
開催され、有海会長出席。
斬〃
斬〃
医療制度改革にかかる病院との情
長出席。
常任理事出席。
同第93回定例総会の議決事項について、各郡
市地区医師会長宛通知。
斬〃
医師会館で開催され、佐藤常任理事出席。
東北医師会連合会理事・代表者合
長、須藤・松下・栗谷副会長出席。
協議会が日本医師会館で開催され、有海会長、
第4回日医学校保健委員会が日本
21日
同会議がホ
テ
ル
メ
ト
ロ
ホ
゚
リ
タ
ン
仙台で開催され、有海会
都道府県医師会広報担当理事連絡
三原常任理事出席。
本会第114回定例代議員会並びに
斬〃
都道府県医師会介護保険担当理事
連絡協議会が日本医師会館で開催され、佐藤
斬〃
20日
報交換会議が自治会館で開催され、栗谷副会
会が山形ク
゙
ラ
ン
ト
゙
ホ
テ
ル
で開催され、有海会長出席。
斬〃
山形県防災会議、山形県国民保護
協議会が県庁で開催され、中條常任理事出席。
山形産業保健推進センター運営協議
15日
山形県薬事審議会が県庁で開催さ
れ、有海会長出席。
で開催。
斬〃
19日
斬〃
区医師会長宛通知。
斬〃
身体障害者療護施設「南陽の里」
落成式典並びに祝賀会が南陽市・熊野大社で
日本医師会認定健康スポーツ医制
第11回常任理事会を県医師会館
第114回定例代議員会・同第93回
定例総会を県医師会館で開催。
平成18年度山形県国保保健事業
度の平成19年度認定申請について、各郡市地
14日
18日
斬〃
條常任理事出席。
斬〃
山形県医師連盟執行委員会を山形
ク
゙
ラ
ン
ト
゙
ホ
テ
ル
で開催。
推進委員会が山形国際ホテルで開催され、中
斬〃
山形県医師会役員等合同懇親会を
斬〃
医療専門部会が県庁で開催され、須藤副会長
出席。
郡市地区医師会長会議を山形ク
゙
ラ
ン
山形ク
゙
ラ
ン
ト
゙
ホ
テ
ル
で開催。
中條常任理事出席。
斬〃
17日
ト
゙
ホ
テ
ル
で開催。
第19回東北学校保健・学校医大会
担当理事打合会が岩手県医師会館で開催され、
山形県医療機能調査に係る調査項
目の追加について、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
第28回山形県医師会学校医大会
を県医師会館で開催。
斬〃
評価療養に係る費用の消費税の取
扱いについて、各郡市地区医師会長宛通知。
の指定基準の一部改正について、各郡市地区
医師会長宛通知。
広域連合の国民健康保険の保険者
番号について、各郡市地区医師会長宛通知。
地区医師会長宛送付。
斬〃
山形県腎等臓器移植推進機構第2
回理事会があこや会館で開催され、有海会長
白川庁舎で開催され、佐藤常任理事出席。
医師の非常勤職員報酬日額の改定
都道府県医師会生涯教育担当理事
常任理事出席。
第2回自殺予防対策推進会議が小
斬〃
16日
連絡協議会が日本医師会館で開催され、武田
産業医集団研修会を県医師会館で
開催。
斬〃
かかりつけ医認知症対応力向上研
斬〃
22日
都道府県医師会情報システム担当
理事連絡協議会が日本医師会館で開催され、
三原常任理事出席。
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
斬〃
を県医師会館で開催。
山形県救急業務高度化推進協議会
AED普及啓発専門部会が県庁で開催され、
斬〃
中條常任理事出席。
斬〃
斬〃
23日
斬〃
業の改正について、各郡市地区医師会長宛通知。
分科会における研究発表の演題募集について、
各郡市地区医師会長宛通知。
緩和ケア研修会を県立中央病院で
斬〃
第4回山形県保険者協議会が山形
斬〃
開催。
斬〃
26日
28日
第13回全理事会を県医師会館ほ
かで開催。
斬〃
30日
日本医学会分科会への新規加盟に
ついて、各郡市地区医師会長宛通知。
斬〃
31日
東北ブロック選出日医代議員打合
せ会が東京・ホ
テ
ル
ク
゙
ラ
ン
ト
゙
ハ
゚
レ
ス
で開催され、有海
山形県医師信用組合理事会が県医
師会館で開催され、有海会長ほか役員出席。
斬〃
中皮腫患者に関する調査研究への
協力について、各郡市地区医師会長宛通知。
国際ホテルで開催され、板坂常任理事出席。
斬〃
第38回全国学校保健・学校医大会
斬〃
第2回山形県保健医療推進協議会
24日
重度心身障がい(
児)
者医療給付事
斬〃
が県庁で開催され、有海会長出席。
斬〃
外来化学療法センターオープニン
海会長出席。
介護保険委員会・老人福祉施設等
担当医師連絡会合同会議を県医師会館で開催。
29日
グセレモニーが県立中央病院で開催され、有
第5回日医IT化推進検討委員会
が日本医師会館で開催され、三原常任理事出席。
53
審査委員の選任に係る検討委員会
会長、須藤・松下・栗谷副会長、佐藤常任理
事出席。
54
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
会 員 異 動
3月31日現在会員数 1,
697名 A会員 728名 B会員 888名 C会員 1名 準会員 80名
○ 会 員 訃 報
死亡年月日
平成19年3月7日
○ 入 月 日
3.
19
3.
26
月 日
2.
28
3.
30
〃
〃
3.
31
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
享 年
52歳
会員区分
A
A
氏 名
吉 田 信
高 橋 邦 之
旧勤務地
東置賜郡川西町
愛知県
会員区分
B
B
B
A
A→B
B
A→B
B→A
A
氏 名
勝 島 矩 子
勝 島 由利子
飯 野 養一郎
大道寺 七兵衛
吉 田 良 夫
長谷部 達 郎
高 橋 邦 弘
浅 野 正 二
大 塚 聡
備 考
会員区分変更
〃
現住所変更
〃
会員区分変更
会員区分
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
準
B
B
氏 名
鈴 木 理 香
宗 幹 之
池 田 栄 一
松 尾 幸 城
新 関 武 史
福 井 忠 久
芳 賀 弘 明
柄 澤 哲
石 井 里 佳
佐々木 隆 志
山 際 岩 雄
塚 本 重 治
清 水 博
佐 藤 和 人
三 浦 章
鈴 木 博 貴
渋 間 久
備 考(移転先)
東京都
動
郡市地区医師会
山
形
市
山
形
市
酒
田
市
山
形
市
山
形
市
米
沢
市
山
形
市
酒
田
市
南陽市東置賜郡
○ 退 氏 名
齋 藤 朗
会
郡市地区医師会
新庄市最上郡
山
形
市
○ 異 月 日
3.1
〃
〃
3.
16
〃
3.
19
3.
26
3.
30
〃
郡市地区医師会
山
形
市
会員区分変更
新規開業
法人化
会
郡市地区医師会
酒 田 地 区
山 形 大 学
山
形
市
山
形
市
山 形 大 学
山 形 大 学
山 形 大 学
山 形 大 学
山 形 大 学
山 形 大 学
山 形 大 学
山 形 大 学
山 形 大 学
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山形市
宮城県
新潟県
神奈川県
宮城県
新庄市
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
3.
31
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
〃
山
形
市
山
形
市
山
形
市
山
形
市
天童市東村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
寒河江市西村山郡
新庄市最上郡
新庄市最上郡
酒 田 地 区
酒 田 地 区
酒 田 地 区
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
鶴 岡 地 区
南陽市東置賜郡
南陽市東置賜郡
南陽市東置賜郡
米
沢
市
米
沢
市
B
準
B
準
B
B
B
準
準
準
準
準
B
準
準
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
B
松 井 幹 之
櫻 井 真 一
藤 原 耕
堀 野 智 史
鈴 木 健 二
土 屋 洋 子
豊 田 健太郎
高 橋 信 也
磯 部 秀 樹
森 谷 敏 幸
三 浦 卓 也
佐々木 淳 也
間 中 英 夫
大 楽 勝 之
佐 藤 大 祐
西 田 徹
吉 村 洋 三
木 村 まり子
佐 藤 清
安孫子 正 美
遠 藤 栄 一
斎 藤 豊
松 尾 茂
竹 内 幸 宏
大 本 英次郎
乙 供 通 稔
北 嶋 将 之
安 島 雄 二
東置賜郡
宮城県
寒河江市
新庄市
山形市
山形市
山形市
山形市
福島県
西村山郡河北町
山形市
山形市
山形市
宮城県
55
56
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
医師連盟だより
山形県医師連盟執行委員会
日 時、平成19年3月17日(土) 午後4時30分~
場 所、山形市「山形グランドホテル」
出席者
あるいは状況等についてもお聞きしたいと思うの
委 員 長 有海 躬行
でよろしくお願い申し上げる。
副委員長 須藤 俊亮、徳永 正靭、清治 邦夫
中目 千之、新野 晃敏
2.報 告
執行委員 佐藤 泰司、板坂 勝良、鈴木 明朗
中條 明夫、藤山 忠信、窓橋 介
古川 和秀、大泉 晴史、島津 博達
敢 日本医師連盟執行委員会
1月16日(火) 於、日本医師会館
大内 清則、菅原 一布、和田 潤一
有海委員長、須藤副委員長、松下会計
長岡 迪生、矢島 恭一、鈴木 伸男
責任者出席
柄沢 勉、青木 真、小室 淳
常任執行委員 仁科 盛之、青山 新吾、本間 清和
須藤副委員長より次のとおり報告があった。
三條 忠夫、大沼 央、三原 一郎
この執行委員会は決算の会議で、平成17年度
斎藤 忠明
の収支決算の報告があり承認された。また、平
会計監督者 小林 正義
成19年度日本医師連盟会費について、1月18日
会計責任者 松下斑三郎
に開催された執行委員会で承認されていること
同職務代行者 山科 昭雄
であるが、会員1人あたり2万円とすることが
確認された。なお、特別会費を、3年に1度参
1.挨 拶
山形県医師連盟委員長 有海 躬行
議院議員選挙の年ということであるが、会員1
人あたり1万円をお願いしたいとの説明があっ
た。また、参議院議員選挙立候補者の支援につ
お忙しいところお集り頂きお礼申し上げる。ま
いて、日本医師連盟は武見敬三議員を推薦して
た本日は、武見敬三厚生労働副大臣にお出で頂き
いるのでよろしくお願いしたい旨説明があった。
ご挨拶を頂く予定になっている。ご存じのとおり
本日の委員会は、武見議員が日本医師会の推薦を
得て、本年7月の参議院議員選挙に立候補予定で
柑 山形県医師連盟常任執行委員会
2月7日(水) 於、山形県医師会館
その応援ということが主たる議題である。武見議
員はご存じのとおり医師会の力というものをわ
須藤副委員長より次のとおり報告があった。
かって頂いて、西島議員と共に中央において戦っ
最初に1月16日(火) の日本医師連盟執行委員
ておられる。特に武見議員は厚生労働副大臣とい
会について報告をし、次に武見敬三後援会名簿
う重い立場にあるわけで、このような人を高位当
の獲得として会員1人あたり12名の獲得をお
選させ、われわれの仲間としてご活躍頂くことが
願いした。なお、締め切りは3月16日であった
目的である。なお、最近の各地区医師連盟の活動
が、山形県はまだ少ないようなので、これから
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
も獲得をお願いしたい。次に政治活動用ポス
ターについては、掲示場所等注意して掲示して
57
桓 統一地方選挙における立候補予定者の推薦
について
頂きたい旨お願いした。
須藤副委員長より、今井栄喜氏、澤渡和郎氏、
3.協 議
志田英紀氏から4月に行われる県議会議員選挙
における推薦依頼が来ている旨説明があり、協
敢 第21回参議院議員通常選挙におけるたけ
み敬三候補の支援について
議の結果、推薦することに決定。なお、今後推
薦依頼が来た場合は、委員長に一任することに
決定。
有海委員長より、日本医師連盟は武見敬三議
員を推薦しているが、選挙において高位当選で
棺 その他
きなければ大変なことになってしまうだろうと
の説明があり、協議の結果、本連盟も武見敬三
陰 山形県医師連盟からの交付金について
議員を推薦し支援してゆくことに決定。
須藤副委員長より、日本医師会は19年度予算
伊藤事務局長より、山形県医師連盟から地
概算要求課題として「分娩に関する脳性麻痺に
区医師連盟への交付金について説明があり、
対する障害補償制度」に関する制度案を強く要
了承された。
求して、これが制度化されるまでのプロセスに
ついて説明があり、このような要求が制度に反
最後に第21回参議院議員通常選挙における立
映されるには、日本医師連盟の政治的な力と武
候補予定の武見敬三厚生労働副大臣および石井日
見議員、西島議員の働きが非常に重要であり、
医連常任執行委員より挨拶があった。
このような議員を推薦し支援してゆくことが重
要であるとの説明があった。
柑 第21回参議院議員通常選挙における立候
補予定者の推薦について
須藤副委員長より、第21回参議院議員通常選
挙において渡辺孝男議員より推薦依頼がきてい
る旨の説明があり、協議の結果、推薦すること
に決定。
58
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
医師国保だより
山形県医師国民健康保険組合公告第481号
記
区 分
保
有
額
処
分
額
差引保有額
給付費支払準備金
98,
634,
739 円
10,
000,
000 88,
634,
739 保健事業引当準備金
92,
596,
911 円
15,
000,
000 77,
596,
911 (組合規約の一部改正、給付費支払準備金・保健事
業引当準備金処分の知事認可指令長第45号)
平成19年3月1日開催の本組合第100回臨時組合会
で議決された「組合規約の一部改正」、「給付費支払準
備金及び保健事業引当準備金処分」について、山形県
知事の認可がありましたので公告します。
平成19年3月22日
山形県医師国民健康保険組合 理事長 荒 井 冨
山形県医師国民健康保険組合
規約の一部を改正する規約
山形県医師国民健康保険組合公告第482号
(平成18年度会計補正予算・平成19年度事業計画及び会計予算)
本組合の平成18年度会計補正予算、平成19年度事業
計画及び会計予算が、平成19年3月1日開催の本組合
第100回臨時組合会において、議決されましたので公
告します。
平成19年3月1日
山形県医師国民健康保険組合 理事長 荒 井 冨
山形県医師国民健康保険組合規約の一部を次のよう
に改正する。
山形県医師国民健康保険組合
平成18年度会計補正予算(第2号)
第12条中「15万円」を「10万円」に改める。
平成18年度山形県医師国民健康保険組合の会計補
第17条中「6,
600円」を「7,
100円」に「3,
300円」
を「3,
800円」に「3,
500円」を「4,
000 正予算は、次に定めるところによる。
円」に改める。
附則
(施行期日)
この規約は、平成19年4月1日から施行する。
(経過措置)
1 改正後の規約第12条の規定は、平成19年3月31
日以前に給付事由が発生したものにかかる給付に
ついては、なお従前の例による。
2 改正後の規約第17条の規定は、平成19年度分の
保険料から適用する。
(歳入歳出予算の補正)
第1条 歳入歳出予算総額を歳入歳出それぞれ5,
077
千円を減額し、歳入歳出それぞれ595,
970千円とする。
2 歳入歳出補正予算の款項の区分及び当該区分ごと
の金額並びに補正後の歳入歳出予算の金額は、「第
1表歳入歳出補正予算」による。
第1表
平成18年度歳入歳出補正予算(第2号)
歳 入
款
項
補正前の額
5高 額 医 療 費
8,
114
共同事業交付金 1共同事業交付金
8,
114
補正されなかった款項にかかわる額 592,
933
歳 入 合 計
601,
047
歳 出
給付費支払準備金及び
保健事業引当準備金処分の件
本組合の給付費支払準備金及び保健事業引当準備金
の一部を下記のとおりそれぞれ取り崩し、平成19年度
会計予算の財源に引き当てたいので、その処分に関し
国民健康保険法第27条第1項第6号の規定により議
決を求めます。
款
9諸 支 出 金
項
補正前の額
(単位:千円)
補正額
計
△5,
077 3,
037
△5,
077 3,
037
0 592,
933
△5,
077 595,
970
(単位:千円)
補正額
計
1,
201
74 1,
275
1,
201
74 1,
275
42,
265 △5,
151 37,
114
1予
備
費
42,
265 △5,
151 37,
114
補正されなかった款項にかかわる額 557,
581
0 557,
581
歳 出 合 計
601,
047 △5,
077 595,
970
10予
1償還金及び還付金
備
費
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
山形県医師国民健康保険組合
平 成 19 年 度 事 業 計 画
59
議会の開催準備などにより多忙の年となりそうです。
また国庫補助は、普通調整補助の全額カットにより、
Ⅰ.諸情勢と基本方針
定率補助32%のみとなるなど財政的にも厳しい状況
本組合は、職域の国民健康保険として同種同業の連
にあります。
帯意識に支えられ昭和33年4月1日山形県医師会を母
昨年度は、組合財政の見直しのため財政検討委員会
体団体として設立発足、第1種組合員と第2種組合員
を設置し、事業全般にわたり検討をしていただいた結
及びその家族の健康保持と医療の確保に大きな役割を
果、11月に検討委員会から答申を受けました。
果たしながら設立以来50年目を迎えるに至りました。
こうした状況から、平成19年度の事業については、
さて、昨年6月に国民皆保険制度を堅持し、医療保
答申書の内容に沿って事業を見直し、適正かつ効率的
険制度の将来にわたる持続的かつ安定的な運営をはか
な事業運営に努めることといたします。
るための医療制度改革関連法案が成立いたしました。
この改革は、
「医療費適正化の総合的な推進」、「新た
Ⅱ.事業計画
な高齢者医療制度の創設」、「保険者の再編・統合」を
1.保険料の賦課
軸に行われました。
敢 医療給付費分保険料
この改正の中で組合に関係する事項としては、内臓
財政検討委員会の答申を踏まえ、定額部分を一
脂肪型肥満に着目した健診及び保健指導が医療保険者
人当たり月額500円引き上げる。
に義務付けられること及び75歳以上の被保険者が後
・所得割 月額
期高齢者医療制度に移行することがあげられます。
{(市町村民税課税標準額)×13/1000}×1/12
健診及び保健指導については、実施結果に関し磁気
・第1種組合員割 月額 7,
100円
データによる管理、実施状況や成果を踏まえた後期高
・第2種組合員割 月額 4,
000円
齢者支援金の加算・減算に関する実施報告、保険者間
・世帯員割 月額 3,
800円
で加入者異動時のデータ提供などが義務化されます。
柑 介護納付金分保険料
また、75歳以上の被保険者については、後期高齢者
算出方法は、現行どおりとする。
医療制度の被保険者に移行することとなりますが、組
合員については国民健康保険法第13条の改正により
「被保険者でない組合員」として組合員資格を保持でき
2.保険給付
敢 給付割合
・第1種組合員(医師) 7割
ることになりました。
・第2種組合員(従業員) 7割
被保険者でない組合員として医師国保組合に残留す
・世帯員 7割
るか否かは、組合員の判断となりますが、組合員が残
※ 前期高齢者(70歳~74歳)
留しなければ、75歳未満の家族及び従業員も医師国保
9割(一定以上所得者7割)
組合には、残ることができず市町村国保や社会保険に
3歳未満の者 8割
加入することとなります。
柑 任意給付
市町村国保や社会保険の保険料と医師国保組合の保
財政検討委員会の答申を踏まえ、葬祭費の支給
険料を比べれば、組合員が医師国保組合に残留するこ
額を50,
000円引き下げる。
とは、家族・従業員にとっても大きなメリットがある
陰 出産育児一時金 350,
000円
ものと思います。
隠 葬祭費 100,
000円
平成19年度は、
制度改革実施の前年ということから、
韻 傷病手当金
後期高齢者医療制度への対応、特定健診・特定保健指
1.第1種組合員 導の義務化への対応など制度改革の準備作業が加わる
ほか、全国医師国民健康保険組合連合会第46回全体協
日額 5,
000円
(7日を超える入院について入院初日から
180日間支給、組合加入期間365日以上)
60
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
2.第2種組合員 日額 2,
000円
(7日を超える入院について入院初日から90
日間支給、組合加入期間365日以上)
4.広報活動
敢 医療費通知
保険給付費に対する被保険者の理解を得るため、
桓 自家診療承認制の維持
引き続き年間分を年1回、医療費通知を実施する。
医師国保組合は、組合員が被保険者であり、医療
柑 医師国保だより
担当者であり、また同時に医療費支払者(保険者)
県医師会会報の「医師国保だより」欄の活用を図
でもあるという特殊な立場にあることから、自家診
療という宿命的な問題を抱えている。
このため、自家診療の請求制限は、財政上現行の
給付内容を維持していくための自助努力であること
から、引き続き被保険者の理解と協力を求める。
るとともに、必要に応じ別途広報し、組合の事業に
対する理解と協力が得られるよう努力する。
5.組合設立50年記念事業
平成19年度は、本組合設立50年を迎える記念すべき
ただし、重症でかつ緊急を要した場合の自家診療
年にあたるため、7月開催の通常組合会終了後に記念
については、理事会の決定により、承認された場合、
式典を挙行する。
法定の給付割合で給付する。
6.関係団体との連絡提携
棺 医療費適正化対策
「全国国保組合協会」
、
「全国国保組合協会東北支部」
、
医療費適正化対策の最たるものは、前述の自家診療
「全国医師国保組合連合会」
、
「東北北海道医師国保組合
請求制限にありますが、保険者として当然行うべきレ
連絡協議会」
、
「山形県国保連合会」及びその他の関係団
セプト点検調査については、毎月のレセプト点検のほ
か縦覧点検も含め3ヶ月ごと計画的に実施する。
3.保健事業
敢 無給付世帯の表彰
3年間引き続き無給付の世帯については、7月開
体との連絡を密にし、調査研究、情報収集を図る。
また、来年度の全国医師国保組合連合会第46回全体
協議会の開催が、東北北海道ブロック医師国保組合主催
により、
山形県担当で開催することが決定したことから、
関係各位のご協力を得ながら開催準備を行う。
催の通常組合会の際に表彰を行う。
柑 被保険者の健康診断
第1種組合員とその配偶者並びに第2種組合員及
び30歳以上の家族を対象に実施している健康診断
については、財政検討委員会の答申を踏まえ、平成
20年度から保険者に義務付けられる特定健診の検
査項目を加え、この料金については組合で全額負担
とし、それ以外の現行検査項目については、保険点
数の3割相当額を自己負担とする方法に改める。
桓 保健体育事業助成
被保険者の健康の保持増進を図るため、市郡・地
区医師会ごとに実施する健康増進の事業に対する助
成 は、財 政 検 討 委 員 会 の 答 申 を 踏 ま え、限 度 額
100,
000円を50,
000円に引き下げる。
棺 インフルエンザ予防接種助成
全被保険者を対象にインフルエンザ予防接種を
行った場合、自家接種も認め、1人当たり1,
000円の
助成を行う。
山形県医師国民健康保険組合
平 成 19 年 度 会 計 予 算
平成19年度山形県医師国民健康保険組合の会計予
算は、次に定めるところによる。
(歳入歳出予算)
第1条 本組合会計の歳入歳出予算の総額は、歳入歳
出それぞれ636,
428千円と定める。
2 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金
額は、「第1表 歳入歳出予算」による。
(歳出予算の流用)
第2条 国民健康保険法施行令第15条第3項の規定
により、歳出予算の各項の金額を流用することので
きる場合は、次のとおりと定める。
敢 保険給付費の各項に計上された予算額に過不足
を生じた場合における款内でのこれらの経費の各
項の間の流用
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
第1表
平成19年度会計 歳入歳出予算
歳 入
款
1国 民 健 康 保 険 料
(単位:千円)
金 額
項
1国 民 健 康 保 険 料
2 使用料及び手数料
1手
3国
庫
支
出
支
出
料
金
1国
2国
4県
数
庫
庫
負
補
担
助
金
金
金
1県
補
助
金
5共 同 事 業 交 付 金
1共 同 事 業 交 付 金
6財
産
7繰
収
入
8繰
入
1財
2財
産
産
運
売
用
払
収
収
入
入
1準
2他
備
会
金
計
繰
繰
入
入
金
金
金
越
金
1繰
9諸
収
越
金
入
1 加算金、延滞金、過怠金
2預
金
利
子
3雑
入
歳 入 合 計
389,
134
389,
134
1
1
159,
813
3,
265
156,
548
1
1
5,
724
5,
724
4
3
1
25,
002
25,
001
1
56,
582
56,
582
167
3
1
163
636,
428
61
山形県医師国民健康保険組合共済会
平 成 19 年 度 事 業 計 画
Ⅰ.基本方針
本共済会は、昭和50年4月1日に医師国保組合の第
1種組合員を会員とした互助組織として発足し、各種
給付事業を行うほか会員事業所が行う労働保険事務の
受託処理など、医師国保組合の事業を補完するものと
して会員の福祉共済に大きく寄与してきました。
これまで、給付改善や社会情勢に対応した給付事業
の実施を行ってきましたが、昨年4月から保険業法が
改正され、本共済会のような「無認可共済」
(根拠法
のない共済)は、規制されることになりました。
このため、平成19年度事業については前年度踏襲と
いたしますが、今後共済会の在り方について、検討の
歳 出
1組
款
合
会
項
費
1組
2総
務
険
給
合
会
費
費
1総
2徴
3保
(単位:千円)
金 額
付
務
管
収
理
費
費
費
1療
2高
3移
4出
5葬
6傷
養
諸
額
療
養
送
産 育 児 諸
祭
諸
病
手
当
費
費
費
費
費
金
4老 人 保 健 拠 出 金
1老 人 保 健 拠 出 金
5介
護
納
付
金
1介
護
納
付
金
6共 同 事 業 拠 出 金
1共 同 事 業 拠 出 金
7保
健
事
業
費
1保
8積
立
10予
支
事
業
費
金
1積
9諸
健
出
立
金
金
1償 還 金 及 び 還 付 金
備
費
1予
備
歳 出 合 計
費
3,
572
3,
572
45,
594
44,
679
915
281,
710
250,
263
15,
796
1
7,
350
2,
300
6,
000
200,
100
200,
100
53,
374
53,
374
6,
369
6,
369
23,
686
23,
686
5
5
701
701
21,
317
21,
317
636,
428
必要があります。
Ⅱ.事業計画
1.共済会会費
月額4千円の会費は、据え置きとする。
2.給付事業
加入期間365日以上の会員に対し、次の給付を行う。
敢 傷病見舞金
会員が7日を超えて入院した場合、入院初日から
傷病見舞金として日額5,
000円を180日間支給する。
(組合の傷病手当金と併給)
柑 傷病給付金
傷病見舞金支給期間満了後の181日目から傷病見
舞金の支給期間を通算して365日に達するまでの期
間、傷病給付金として日額10,
000円を支給する。
桓 出産給付金
山形県医師国民健康保険組合共済会公告第73号
(平成19年度事業計画・会計予算)
会員及び会員の配偶者が出産した場合、出産給付
金として100,
000円を支給する。
棺 死亡弔慰金
平成19年3月1日開催の第65回総代会において平
会員が死亡した場合、死亡弔慰金として本共済会
成19年度事業計画及び会計予算が議決されましたの
加入期間に応じ次の額を支給する。
加入期間 5年以上20年未満 250,
000円
で公告します。
20年以上30年未満 300,
000円
平成19年3月1日
山形県医師国民健康保険組合共済会 理事長 荒 井 冨
30年以上 350,
000円
62
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
款 高齢者褒賞給付金
汗 介護手当金
会員が満77歳になった場合、高齢者褒賞給付金と
会員又は会員の配偶者が、介護保険法による要介
して100,
000円を支給する。
護状態(要介護状態区分1~5)となった場合、生涯
歓 生存退会給付金
1回に限り介護手当金として200,
000円を支給する。
会員が中途で退会する場合、生存退会給付金とし
3.労働保険事務の受託処理
て本共済会加入期間に応じ次の額を支給する。
労働保険事務組合において実施する。
加入期間 10年以上20年未満 100,
000円
20年以上30年未満 200,
000円
30年以上 300,
000円
山形県医師国民健康保険組合共済会 平成19年度会計予算
山形県医師国民健康保険組合共済会の平成19年度会計予算は、次に定めるところによる。
(歳入歳出予算)
第1条 本共済会会計の予算の総額は、歳入歳出それぞれ92,
059千円と定める。
2 歳入歳出予算の款項の区分及び当該区分ごとの金額は、「第1表 歳入歳出予算」による。
第1表
平成19年度会計 歳入歳出予算
歳 入
款
1会
項
費
1共
2繰
入
金
3繰
越
金
4諸
(単位:千円)
金 額
収
済
会
会
費
1繰
入
金
1繰
越
金
入
1預
金
2雑
歳 入 合 計
利
子
入
40,
801
40,
801
2,
817
2,
817
48,
356
48,
356
85
1
84
92,
059
歳 出
1総
款
務
(単位:千円)
金 額
項
費
1会
2総
2給
付
費
3積
立
金
1給
務
議
管
付
理
諸
費
費
費
1積
立
金
1繰
出
金
1予
備
歳 出 合 計
費
4繰
出
金
5予
備
費
14,
734
1,
214
13,
520
19,
300
19,
300
850
850
1
1
57,
174
57,
174
92,
059
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
63
平成18年12月分の保険給付費の状況
本組合被保険者にかかる12月分の療養諸費及びその他の諸給付並びに老人保健該当者の医療諸費につ
いては、次のとおりです。
1.療養諸費
12月分の療養諸費の状況は、組合負担額で入院6,
714千円、入院外7,
332千円、歯科2,
787千円、診療費
合計で16,
833千円となりました。組合負担額の前年度同期比では入院9.
08%減、入院外3.
71%増、歯科
13.
63%増、診療費計で0.
12%減とほぼ同額で推移しています。
また、昨年度高めで推移した調剤は5.
96%減と引き続き減少しています。
療養諸費
区 分
件数
日数
費 用 額
円
第1種 入 院
医
組合員
入院外
第 2 種 入 院
組 合 員
及
び
世 帯 員
科
入院外
計
歯
科
第1種組合員
第 2 種 組 合 員
及 び 世 帯 員
計
調
剤
入院時食事療養費
訪
問
看
護
療
養
費
移
送
費
療 養 諸 費 合 計
本 年 度 累 計
前 年 度 同 期 比
一 部 負 担 金
他
薬剤一部負担金 負
組合負担額
10
86
3,
268,
620
211 295
2,
916,
060
20 259
6,
171,
250
702 1,
059
7,
480,
340
943 1,
699 19,
836,
270
106 227
1,
853,
350
230 404
2,
113,
550
336 631
3,
966,
900
404 514
4,
325,
660
(
30) (
969)
631,
382
0
0
0
27
338,
375
0
0
1,
170
- 29,
098,
587
14,
701
- 237,
180.
421
104.
5
102.
2
円
2,
394,
475
2,
035,
316
4,
319,
875
5,
296,
449
14,
046,
115
1,
298,
579
1,
488,
179
2,
786,
758
3,
048,
271
379,
442
0
238,
096
0
20,
498,
682
167,
755,
981
98.
3
円
874,
145
865,
000
1,
541,
176
1,
891,
439
5,
171,
760
554,
771
595,
739
1,
150,
510
1,
121,
258
227,
760
0
100,
279
0
7,
771,
567
62,
470,
076
112.
0
円
担
法 1件当り 1人当り
額 費 用 額 費 用 額
円
0
0
15,
744
- 310,
199
0
292,
452
0
618,
395
0
0
0
29,
632
0
29,
632
0
156,
131
24,
180
0
0
0
0
828,
338
0 6,
954,
364
120.
8
円
326,
862
13,
820
308,
563
10,
656
21,
035
17,
484
9,
189
11,
806
10,
707
21,
046
0
12,
532
0
17,
017
16,
134
97.
8
円
4,
983
4,
445
3,
095
3,
751
7,
485
2,
825
1,
060
1,
497
1,
632
238
0
128
0
10,
981
89,
977
99.
7
2.その他組合の諸給付
12月 分 の そ の 他 の 諸 給 付 は、高 額 療 養 費10件955,
761円、葬 祭 費3件450,
000円、傷 病 手 当 金4件
127,
000円を給付しました。
その他組合の諸給付
種 別
件 数
金 額
備 考
円
高 額 療 養 費
出産育児一時金
10
0
955,
761
0
第1種組合員2人
費
3
450,
000 第2種組合員1人
傷 病 手 当 金
4
127,
000 第2種組合員1人
葬
合
祭
計
17
第1種組合員1人
1,
532,
761
64
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
3.組合の老人保健該当者の医療諸費
12月分の老人保健該当者の医療諸費費用額は、入院8,
985千円で老健該当者1人当たり前年同期比
21.
61%減、入院外5,
355千円で6.
32%減、歯科531千円で12.
18%増、診療費計14,
871千円で16.
37%減と
なりました。
12月までの医療諸費合計では老人保健1人当たり費用額で2.
12%の減となりました。
老人保健該当者の医療諸費 区 分
件数
日数
老 人 保 健
負
担
額
費 用 額
円
入
院
入
院
外
歯
科
計
薬 剤 の 支 給
入院時食事療養費
施
設
療
養
費
入
訪
問
所
通
所
計
看
護
医
療
費
移
送
費
医 療 諸 費 計
本 年 度 累 計
19 224
326 570
53
88
398 882
157 220
(
16) (
485)
0
0
0
0
0
0
2
22
0
0
557
5,
402
-
8,
984,
630
5,
355,
240
531,
390
14,
871,
260
2,
805,
210
338,
152
0
0
0
179,
600
0
0
18,
194,
222
186,
093,
079
円
6,
837,
040
4,
161,
350
392,
585
11,
390,
975
2,
157,
586
211,
332
0
0
0
125,
720
0
0
13,
885,
613
151,
426,
213
4.保険給付費支払額の状況
12月分の保険給付費は22,
031千円で、前年に比
べ235千円減額しましたが、12月までの支払額は
前年度より1,
526千円の増加となっています。
平成18年度 保険給付費支払額の状況
17,407
18,904
円
22,031
20,348
18,625
円
0
0
6,
230
0
0
0
6,
230
0
0
0
0
0
0
0 16,
905
0
0
0
0
0 23,
135
0 719,
195
円
472,
875
16,
427
10,
026
37,
365
17,
868
21,
135
0
0
0
89,
800
0
0
32,
665
34,
449
円
24,
615
14,
672
1,
456
40,
743
7,
686
926
0
0
0
492
0
0
49,
847
491,
011
5.共済会の諸給付金の状況
12月分の共済会の諸給付は、傷病見舞金2件
105,
000円、傷病給付金1件310,
000円、死亡弔慰
金2件700,
000円を給付しました。
種 別
件数
金額
備 考
円
傷 病 見 舞 金
傷 病 給 付 金
24,805
21,488 21,547
円
2,
147,
590
1,
187,
660
138,
805
3,
474,
055
647,
624
126,
820
0
0
0
36,
975
0
0
4,
285,
474
33,
947,
671
共済会の諸給付金の状況
平成17年度
平成18年度
17年度実績月平均
18年度当初予算月平均
22,098
一 部 負 担 金
他
法 1件当り 1人当り
薬剤一部負担金 負 担 額 費 用 額 費 用 額
22,639
死 亡 弔 慰 金
20,436
出 産 給 付 金
介 護 手 当 金
高齢者褒賞給付金
生存退会給付金
合 計
2
1
2
0
0
0
0
5
105,
000
310,
000
700,
000
0
0
0
0
1,
115,
000
会員1人
会員1人
会員2人
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
厚生年金基金だより(No.
154)
平成19年度予算のお知らせ
去る2月22日第36回代議員会において平成19
年度予算案が承認され、3月15日付で厚生労働大
臣あて届出をしましたのでお知らせいたします。
事業運営の重点事項
陰資産運用の効率化を図り、より健全な財政を確立する。
隠設立事業所の新規加入促進を図る。
韻迅速丁寧確実な事務処理により、関係者の付託に答える。
吋事務経費の節減を図る。
事業計画の基礎数値
①加入員数(年間平均)および平均給与月額
加 入 員 数
平均給与月額
男 子
1,
447人
322,
302円
女 子
4,
704人
248,
836円
計
6,
151人
266,
119円
65
予定貸借対照表
(平成20年3月31日現在) (単位:百万円)
資 産 勘 定
科 目
推計額
預
貯
金
103
未 収 掛 金
106
未 収 受 換 金
6
未収政府負担金
2
信 託 資 産
12,
019
保 険 資 産
2,
269
当年度不足金
156
計
14,
661
負 債 勘 定
科 目
推計額
未払運用報酬等
22
未払業務委託費
10
未 払 給 付 費
32
未 払 移 換 金
63
数 理 債 務
2,
270
最低費任準備金
9,
393
別 途 積 立 金
2,
871
計
14,
661
(注)年金資産の運用利回りは、委託運用機関の予想値を参考に算出
し、信託銀行年金信託(掛金シェア81%)及び生保第一特約(掛
金シェア6.
5%)の利回り5.
0%、生保一般勘定(掛金シェア12.
5%)
の利回り1.
25%としました。
一方、代行部分の予定利率を6.
82%(平成17年度国の厚生年金
の運用実績値)で算定したため、当年度不足金1億5千6百万円
を計上しました。なお、平成19年度末には別途積立金27億1千5
百万円を次年度へ繰り越す見込みです。
(参考:平成17年度当基金の運用実績は23.
12%、当年度剰余金は
17億円余を計上しております。)
《業務経理・業務会計》
②年金給付および一時金給付
年度末年金受給権者
年度中一時金受給者
人数
839人
286人
年 金 額
175,
437千円
52,
281千円
③中途脱退者
人数
中途脱退者
729人
現価相当額
248,
352千円
平成1
9年度予算
《年金経理》
予定損益計算書 (単位:百万円)
(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)
費 用 勘 定
収 益 勘 定
科 目
推計額
科 目
推計額
年 金 給 付 費
162 掛 金 等 収 入
1,
260
一時金給付費
換
金
53 受
63
移
換
金
249 政 府 負 担 金
9
拠
出
金
1 信託資産に係る
541
当期運用収益
信 託 報 酬
44 保険資産に係る
59
当期運用収益
保 険 事 務 費
7 業務会計からの
10
受
入
金
業 務 委 託 費
21 当 年 度 不 足 金
156
指定年金数理人費
1
数理債務増加額
359
最低責任準備金
1,
201
計
計
2,
098
2,
098
予定損益計算書
(単位:千円)
(自 平成19年4月1日 至 平成20年3月31日)
費 用 勘 定
収 益 勘 定
科 目
推計額
科 目
推計額
役 職 員 給 与
10,
765 事 務 費 掛 金
49,
107
役職員諸手当
3,
577 受 取 利 息
91
旅
費
2,
110
退職手当引当費
1,
655
需
用
費
10,
232
会
議
費
622
代 議 員 旅 費
692
代議員会需用費
72
代議員会会議費
320
年金経理へ繰入
10,
000
雑
支
出
1,
265
当年度剰余金
7,
888
計
計
49,
198
49,
198
予定貸借対照表
(平成20年3月31日現在)
(単位:千円)
資 産 勘 定
負 債 勘 定
科 目
推計額
科 目
推計額
現
金
当
金
100 引
13,
234
預
貯
金
本
金
59,
812 基
10
未収事務費掛金
4,
093 繰 越 剰 余 金
42,
883
権 利 金 敷 金
10 当 年 度 剰 余 金
7,
888
計
計
64,
015
64,
015
(注)事務費掛金率を3/1000から2.
5/1000へ引下げますが、経費
節減に努め、年金経理へ1千万円繰入れます。
平成19年度末には繰越剰余金5,
077万円を次年度へ繰越す予定
です。
66
山形県医師会会報 平成19年4月 第668号
編 集 後 記
医学会総会が大阪でこの6日から開催されたの
には桜が咲き残り、朝のうす暗がりの残る歴史あ
で、産業医の単位をこの機会にまとめてとろうと
る土地に春の名残を醸し出している。ボンヤリと
の魂胆で参加した。もうひとつの楽しみは夜9時
見とれているうちにいつの間にか電車は京都に近
17分に酒田駅を出る寝台特急日本海を利用し、途
づいていた。降りる準備の着替えを始めてやや
中で湖西線に入る電車の中から明け方に通過する
あって、そういえば湖西線の沿線沿いには雄琴温
琵琶湖を眺めることだった。若い頃は寝台特急で
泉や琵琶湖競艇もあったことを思い出し、私のさ
も難なく熟睡できたが、歳のせいか夜中に何度か
さやかな旅情はここであっさりと立ち消えになっ
目が覚めるので流石に快適な旅とは言いかねた。
たのであった。医学会総会をそれなりに真面目に
それでも明け方の琵琶湖の眺めは良い天気にも恵
聞き、夜の街に繰り出すことを止めて近くでひっ
まれて期待したとおりだった。朝靄の湖面がよう
そりと呑んですませたのは、年齢ばかりのせいで
やく昇りかけた朝日にオレンジ色に照り輝き、素
もないように思えた。
晴らしく美しい。湖岸の瓦屋根の民家はまだ寝静
(栗谷義樹)
まっているが、なだらかな山々の中腹や街道沿い
発
68号
山 形 県 医 師 会 会 報 第6
〃 ¥ 525
本会会誌の誌代525円は、山形県医師
行
者 有 海 躬 行
平成19年4月5日 印刷
平成19年4月10日 発行
編 集 委 員 栗 谷 義 樹
〃 〃 佐 藤 泰 司
三 原 一 郎
中 條 明 夫
発 行 所 社団法人
会会費賦課微収規程第2条別表に定め
る会費の中に含まれる。
山形県医師会
2432 山形市荒楯町一丁目8番9号 〒990TEL023-631-4350 FAX023-631-4352 印 刷 所
㈱
誠
文
堂
山形市本町一丁目7番50号 印
刷