八幡小学校・八幡幼稚園だより 10月15日号 1.大野幼稚園との交流学習(幼稚園) 10月13日(火)に本園に大野幼稚園児26 名が来園し、交流学習を行いました。 本校の子どもたちとすぐに打ち解け合い、一緒 になって室内の遊具や園庭で遊んだり、ダンス等 を一緒になって楽しんだりして過ごしました。わ ずか3時間ばかりの交流でしたが、それぞれが精 一杯楽しみました。帰りには、みんなでバスの前 に並び、バスが見えなくなるまで手を振って別れ を惜しみました。4月から半年が過ぎ、子どもた ちの成長には目を見張るものがあります。相手に 伝えたいことを自分のことばでしっかりと話したり、相手の考えを尊重しながら、自分の思 いを加えて答えたりする場面も見られるようになってきました。 2.本校の給食(その2) 先週に引き続き、本校の給食について説明いたします。使用している放射線量測定器です が10 bq/kg が測定の限界値となります。11 bq/kg は「11 bq/kg」、10 bq/kg は「10 bq/kg」と表示されますが、それ以下は不検出という表示になります。例えば、10月8日 のメニューは「とり南蛮うどん」「煮干しと揚げ大豆の甘煮」でした。この食材を測定器に 入れ、およそ1時間かけて測定します。その前に機器の校正や用具整備等に45分、食材の 下処理に30分程かかります。ですから、作業を8時に開始して、10時過ぎにようやく食 材の検査を終えます。万が一のことを考え、給食提供の2時間前には検査自体を終えるよう にしています。(ここで10 bq/kg より大きい数値が出た場合は、再検査となります。再検 査して、さらに上回る場合は該当食材の除去またはヒートレスのレトルト食品等の提供とな りますが、先週の学校だよりにてお知らせしたとおり、この状況に陥ったことはありません。) 検査食材 産 地 検査重量(g) I 131 Cs 134 Cs 137 玉ねぎ 北海道 200 不検出 不検出 不検出 I ヨウ素 人 参 北海道 178 不検出 不検出 不検出 Cs セシウム 小松菜 宮城県 206 不検出 不検出 不検出 さつま芋 千葉県 228 不検出 不検出 不検出 ね ぎ 茨城県 198 不検出 不検出 不検出 鶏 肉 岩手県 183 不検出 不検出 不検出 なお、検査終了後にも、データ入力、検査用具洗浄・清掃という行程がありますので、午 前中いっぱいかけての作業となります。こうして、「安全・安心な給食」の提供につなげて います。 さて、上の「表」からもお分かりのとおり福島県産が見あたりません。本校においては、 米飯は厳正に検査された相馬市産を市内業者を通じて使用していますが、相馬市産・福島産 については、室内や工場内において製造・生産されている「豆腐」、「もやし」以外は使用し ていないのが現状です。 (外国産も主たる食材としては使用していません。バナナ等を除く。) 「食の安全・安心」については、様々な意見があることは皆さまもご承知のことと存じま す。市場に流通している福島県産は、生産段階・流通段階で検査され、基準を超える産品は 流通させないことになっています。また、給食であるがゆえに、前述したとおり学校ではさ らに厳しい基準を設けて測定をしています。私は、厳正な検査を経由しての福島県産を使う ならば、安心・安全に「新鮮=栄養価の高い」を付け加えることができると考えております。 しかしながら、この件については、異論も数多くあります。保護者の皆さまのお子さんに対 する思いや願いもあります。そこで、皆さまから忌憚のないご意見を賜りたいと存じます。 よって、後日になりますが、各家庭に「食に関するアンケート」をお願いしたいと考えてお ります。宜しくお願いします。 【学校給食に使用する食材の放射線検査(4段階)】は次頁のようになります。 ① 生産者段階での検査 ② 流通段階での検査 ③ 給食提供前の検査(学校で検査) ④ 給食提供後の検査(学校において、一週間分をまとめて検査) 【ミキサーした食材を鉛製測定容器内へ】 3.10月19日~10月25日までの日程 月 日(曜日) 小 学 【③の様子 右下が食材をいれる測定容器】 校 幼 稚 園 10月19日(月) ○全校朝会 ○委員会活動 ○みどりのふれあい広場 ○教育実習(~23日) 10月20日(火) ○学習発表会練習 ○クラブ活動 ○加配校訪問 ○休業日 ○幼稚園教育課程研究協議会 10月21日(水) ○学習発表会練習 ○児童作文コンクール審査会 10月22日(木) ○学習発表会練習 ○特別支援学級合同学習会 ○見学学習(6年・地層) ○バイオリン教室 ○誕生会(10月・11月生) 10月23日(金) ○学習発表会練習 ○職員会議 ○みどりのふれあい広場 10月24日(土) ○向陽中学校文化祭 8:10~ 向陽中 10月25日(日) ○相馬市ミニサッカー大会 7:00~ 光陽サッカー場 4.超大型台風23号 幼稚園の遠足が危ぶまれる原因となった台風23号は「超大型」でした。勢力がスーパー なのではなく、その大きさが「超大型」というものでした。「超大型」になることはあまり なく、100個に1つくらいの割合とのこと。 そこでその「超大型」の基準ですが、強風域(風速15 m/s 以上の強い風が吹いているか、 吹く可能性のある範囲)の「半径」が 「大型」…500 km 以上800 km 未満 「超大型」…800 km 以上となります。 よって、台風の中に長さ2000㎞の日本列島がすっぽり入ってしまう大きさとなります。 台風が「超大型」になるのは、2011年台風6号以来、4年ぶりのことです。また、超大 型の台風は21世紀になってから、今まで3回しかありません。前述しましたが台風の発生 数から計算すると、100個に1つくらいの割合です。 5.ニホンカモシカ現る 10日(土)11時頃、本校体育館でバレーを練習していた児童が体育館脇を小走りする ニホンカモシカ(体高・体長(1m前後)・特別天然記念物)に遭遇しました。カモシカを 見掛けたら「.近づかない」「逃げ道をふさがない」「立ち去る・見守る・おどろかせない」 が基本とのこと。また、人を襲ったりしない動物で,帰巣本能があるそうです。ただし、犬 にほえられると興奮するので、遭遇させることは禁物とのこと。
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