パキスタンビジョン

幸手市立西中学校
学校だより
平成27年度
第8号
平成27年12月1日発行
幸手市下川崎387
℡43−4611
視野を世界に
校長
麻生偉佐男
今年のふれあい講演会は、パキスタン・イスラム共和国駐日全権大使ファルーク・アーミル閣下
に御講演いただきました。
パキスタンは、インドとイラン、アフガニスタンに接するインダス川の流域です。北にはカラコ
ラム山脈を抱え、中国とも接しています。人口は1億8千万人を超え世界第6位であり、国土の面
積79.6万㎢は日本の約2倍という大国です。
世界最古の文明の一つ、インダス文明の発祥の地です。かつて西遊記の三蔵法師が訪れた「天竺」
とも言われ、仏教文明を極めたガンダーラがありました。ヨーロッパとアジア、イスラム教と仏教
が接する文明の交差点ともいえる所です。
戦後、日本が復興の足がかりとしたのは繊維産業でした。その原料である綿花の大半がパキスタ
ン産でした。敗戦国であった日本は戦後賠償などの問題から、中国、香港、東南アジア諸国と交易
をすることがとても厳しい状況でした。1947年イギリスから独立したパキスタンは、日本にい
ちはやく原綿の輸出を許可してくれたのです。パキスタンの綿花が日本の復興を支え、戦後経済の
隠れた立役者となったのです。
現在では、70社を超える日本企業がパキスタン国内で活動しています。現地で販売される自動
車の新車はほとんどが日本製です。日本から中古車もたくさん輸出されています。
幸手市の東部、杉戸町、隣の千葉県野田市、さらに隣の茨城県坂東市には中古車の輸出を扱う会
社が多くあり、そこで働くパキスタンの人々も住んでいらっしゃいます。最近、この方々が3月上
旬に毎年集まってお祈りをしていることを知りました。東日本大震災で犠牲になった方々を追悼す
るためです。約60人が一堂に集まり、イスラムの祈りを捧げ参加者が次々にスピーチをします。
2年前、坂東市のレストランで行われたイベントに招かれました。近所に住んでいる中古車輸出
会社の専務さんが私を呼んでくれたのです。そこには坂東市の市長さんやファルーク・アーミル大
使も参加されていました。このことがご縁で大使館主催のナショナルデーレセプションにもお招き
いただくようになりました。
地域に住まわれているパキスタンの人々が、地震や津波の犠牲者のために集い、祈りを捧げ、援
助活動を行っていることを私は少しも知りませんでした。おそらく日本人のほとんどが知らないの
ではないでしょうか。そもそも、パキスタン・イスラム共和国のことをよく知らない人がほとんど
ではないかと思います。イスラム教についても、仏教やキリスト教ほど深く理解されているとは思
えません。日本のマスコミで報道されることも多くはありません。今回の講演会も日本の新聞社に
お知らせしましたが、取材はありませんでした。
講演はすべて英語で行われました。プレゼンのスライドに日本語訳が表示され、ポイントごとに
通訳の方の解説が入ったので、内容を理解するのはそれほど困難ではありませんでした。現在課題
になっていることとして、女性の活躍があります。フォーブス誌が選ぶ「30歳以下の30人」に
パキスタン女性が3人も選ばれていること、女性議員の比率の高さ、在外公館に多くの女性大使が
活躍していることなどの紹介がありました。また、近代的交通インフラの整備が経済発展、投資誘
導に重要な役割を果たすとの認識からパキスタンビジョン2025を定め取り組んでいることなど
が示されました。
また、「危機の時、共に」を合い言葉に東日本大震災の被害者救済活動にも取り組まれたことが紹
介されました。復興作業に携わった方々とご一緒の安倍首相の写真に思わず引き込まれてしまいま
した。現在も国は決して豊かとはいえないが、国外からの難民も積極的に受け入れていることは、
さまざまな国と比較しながら考えた生徒も多かったようです。まとめは、民主的で進歩的なパキス
タンが地域の安定と平和に寄与するとのお話でした。
この講演をきっかけに、中学生がパキスタン・イスラム共和国をはじめ世界の国々に関心を寄せ、
しっかりと学び、正しく理解し、パキスタンと日本の友好をさらに深め、ひいては世界の平和に貢
献できる人に育つことを願っています。
ふれあい講演会
12月の行事予定
12/1 火
12/2 水
12/3 木
12/4 金
12/5
12/6
12/7
12/8
12/9
12/10
12/11
12/12
12/13
12/14
12/15
12/16
12/17
12/18
12/19
12/20
12/21
12/22
12/23
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
木
金
土
日
月
火
水
12/24 木
あいさつ運動 1年2組
2年上級学校訪問
あいさつ運動 1年3組
1学年スキー保護者会
15:30~学習センター
あいさつ運動 1年4組
数学研究授業 1年3組
あいさつ運動 1年5組
全校人権集会(5、6校時)
11月24日(火)パキスタン駐日大
使ファルーク アーミル氏に御講演いただ
きました。生徒の感想の多くに、
「パキス
タンの綿花が、戦後の日本の繊維産業の
復興を支えてくれたこと」
「3.11の津波犠
牲者に祈りを捧げ、救助活動を行ってく
れたこと」
「国は豊かではないけれど、50
0万人の難民を受け入れていること」「パ
キスタンの自動車の90%が日本車であるこ
と」が記され、日本とパキスタンの関わ
りの深さを学ぶことができました。
全校三者面談期間(~12/16)
全校朝会
給食終了
短縮授業
天皇誕生日
2学期終業式
3年通知書交付
冬季休業日(12/25~1/7)
12/25 金
12/26 土
12/27 日
12/28 月
12/29 火 年末年始休日(12/29~1/3)
※1/8(金)3学期始業式
表彰の記録
市内音楽発表会
11月5日(木)本校の代表として、
3年1組、3年4組が参加しました。
校内合唱コンクールのときよりレベル
アップした「Do our best♪ 響け青春のハ
ーモニー」を披露してくれました。
~輝く西中生~
第51回幸手市小中学校市内ロードレース大会
区間賞
片野
Y
区間賞
知久
T
ふるさとづくり第60回市民体育大会
野球中学生の部
1位
剣道中学生女子の部
3位
長谷川
M
剣道中学生男子の部
3位
岡元
Y
薬物乱用防止啓発ポスターコンクール
埼玉県薬剤師会長賞
中井
R
埼玉県科学教育振興展覧会
県中央展
優良賞
齋藤
S
「アメンボなぜ浮くの?パートⅤ」
埼葛展
金賞
遠藤
A
「作ろう震源くんパート2」
交通安全ポスターコンクール
銀賞
國塚
M
コミュニティフェスティバル
10月31日(土)合唱コンク
ールとコミュニティフェスティバ
ルが開催されました。多くの方に
来校していただき、盛況のうちに
無事終了することができました。
ご協力有難うございました。