[AK4101A] AK4101A Quad Outputs 192kHz 24-Bit DIT 概 要 AK4101A は 192kHz 対応 4 出力ディジタル・オーディオ・トランスミッタ(DIT)です。AK4101A は AES3, IEC60958, S/PDIF, EIAJ CP1201 の各規格に対応しています。AK4101A は入力されたオーディ オデータと補助情報などをバイフェーズエンコードし、ケーブルへ出力します。オーディオシリアル ポートは 8 種類のフォーマットに対応します。 特 長 192kHzサンプリングレート対応 AES3, IEC60958, S/PDIF, EIAJ CP1201プロフェッショナル & 民生フォーマット準拠 CRCCコード, パリティビット生成 RS422ラインドライバ4系統内蔵 チャネルステータス&ユーザビット用バッファ64バイト内蔵 チャネルステータス&ユーザビットへ非同期/同期アクセス対応 多様なマスタクロックに対応: 128fs, 256fs, 384fs, 512fs オーディオフォーマット: 前詰め/後詰め/I2S 4線式シリアルホストインタフェース オーディオルーティングモード(トランスペアレントモード) 電源電圧: 4.75 ∼ 5.25V TTLレベルI/F 小型パッケージ: 44ピンLQFP Ta: - 40 ∼ 85 °C MS0250-J-01 2012/11 -1- [AK4101A] BICK VDD VSS TRANS BLS MCLK CKS0 CKS1 DIF0 DIF1 DIF2 ブロック図 Prescaler TXP1 LRCK SDTI1 SDTI2 TXN1 Audio Serial Interface SDTI4 RS422 Line Drivers SDTI3 Biphase Encoder C1 TXP2 TXN2 TXP3 TXN3 C2 C3 CRCC Generator C4 TXP4 TXN4 U1 U4 MUX U3 Register U2 V12 V34 FS0 Host Serial Interface FS1 FS2 MS0250-J-01 PDN ANS CDTO CDTI CCLK CSN FS3 2012/11 -2- [AK4101A] オーダリングガイド AK4101AVQ -40 ∼ +85°C 44pin LQFP (0.8mm pitch) TRANS V34 V12 U4 U3 U2 U1 DIF2 DIF1 VDD DIF0 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 ピン配置 PDN 1 33 TXP1 MCLK 2 32 TXN1 SDTI1 3 31 TXP2 SDTI2 4 30 TXN2 SDTI3 5 29 VSS SDTI4 6 28 VDD VDD 7 27 TXP3 VSS 8 26 TXN3 BICK 9 25 TXP4 LRCK 10 24 TXN4 FS0/CSN 11 23 CKS1 AK4101AVQ 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 FS1/CDTI FS2/CCLK FS3/CDTO C1 C2 C3 C4 ANS BLS CKS0 VSS Top View AK4101 との比較 Function Ambient Temperature CRCC generation by FS3-0 pins. CRCC generation by FS3-0 bits. AK4101 -10 ~ 70°C Synchronous mode X Asynchronous mode X O: 入力データがCRCCに反映されます。 X: 入力データはCRCCに反映されません。 MS0250-J-01 AK4101A -40 ~ 85°C O O 2012/11 -3- [AK4101A] ピン/機能 ピン名称 PDN I/O I 2 3 4 5 6 7 8 9 MCLK SDTI1 SDTI2 SDTI3 SDTI4 VDD VSS BICK I I I I I I/O 10 LRCK I/O 11 FS0 CSN I I AKMODE I 12 FS1 CDTI I I 13 FS2 CCLK I I 14 FS3 CDTO I O 15 16 17 18 19 C1 C2 C3 C4 ANS I I I I I 20 BLS I/O 21 22 CKS0 VSS No. 1 I - 機 能 パワーダウン&リセットピン (プルアップピン) このピンを “L”にするとパワーダウン状態になり、TXP/N pin は “L”、レジスタは初期化されます。 マスタクロック入力ピン オーディオシリアルデータ入力 1 ピン オーディオシリアルデータ入力 2 ピン (プルダウンピン) オーディオシリアルデータ入力 3 ピン (プルダウンピン) オーディオシリアルデータ入力 4 ピン (プルダウンピン) 電源ピン, 4.75V∼5.25V グランドピン, 0V オーディオシリアルデータクロック入出力ピン SDTI pin 用のシリアルクロック。DIF2-0 の設定で出力ピンにできま す。 入出力チャネルクロックピン L/R チャネルを示します。DIF2-0 の設定で出力ピンにできます。 サンプリング周波数選択 0 ピン(同期モード時) (プルダウンピン) ホストインタフェースチップセレクトピン(非同期モード時) (プルダウンピン) AK4112B モードピン(オーディオルーティングモード時) (プルダウンピン) 0: 非 AKM レシーバモード, 1: AK4112B モード サンプリング周波数選択 1 ピン(同期モード時) (プルダウンピン) ホストインタフェースデータ入力ピン(非同期モード時) (プルダウンピン) サンプリング周波数選択 2 ピン(同期モード時) (プルダウンピン) ホストインタフェースビットクロック入力ピン(非同期モード時) (プルダウンピン) サンプリング周波数選択 3 ピン(同期モード時) (プルダウンピン) ホストインタフェースデータ出力ピン(非同期モード時) (プルダウンピン) チャネル 1 チャネルステータスビット入力ピン チャネル 2 チャネルステータスビット入力ピン (プルダウンピン) チャネル 3 チャネルステータスビット入力ピン (プルダウンピン) チャネル 4 チャネルステータスビット入力ピン (プルダウンピン) 非同期/同期モード選択ピン (プルアップピン) 0: 非同期(Asynchronous)モード, 1: 同期(Synchronous)モード ブロックスタート入出力ピン (プルダウンピン) ノーマルモード時、最初の 4 バイトで “H”を出力します。オーディ オルーティングモード時は入力ピンになります。ノーマルモードで PDN pin = “L”の時、BLS pin は “H”を出力します。 クロックモード選択 0 ピン (プルアップピン) グランドピン, 0V MS0250-J-01 2012/11 -4- [AK4101A] No. 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 ピン名称 CKS1 TXN4 TXP4 TXN3 TXP3 VDD VSS TXN2 TXP2 TXN1 TXP1 DIF0 VDD DIF1 DIF2 U1 U2 U3 U4 V12 V34 TRANS I/O I O O O O O O O O I I I I I I I I I I 機 能 クロックモード選択 1 ピン (プルダウンピン) チャネル 4 差動反転出力ピン チャネル 4 差動非反転出力ピン チャネル 3 差動反転出力ピン チャネル 3 差動非反転出力ピン 電源ピン, 4.75V∼5.25V グランドピン, 0V チャネル 2 差動反転出力ピン チャネル 2 差動非反転出力ピン チャネル 1 差動反転出力ピン チャネル 1 差動非反転出力ピン オーディオシリアルインタフェース選択 0 ピン (プルダウンピン) 電源ピン, 4.75V∼5.25V オーディオシリアルインタフェース選択 1 ピン (プルダウンピン) オーディオシリアルインタフェース選択 2 ピン (プルダウンピン) チャネル 1 ユーザデータビット入力ピン (プルダウンピン) チャネル 2 ユーザデータビット入力ピン (プルダウンピン) チャネル 3 ユーザデータビット入力ピン (プルダウンピン) チャネル 4 ユーザデータビット入力ピン (プルダウンピン) チャネル 1&2 バリディティビット入力ピン チャネル 3&4 バリディティビット入力ピン (プルダウンピン) オーディオルーティングモードピン(同期モード時) 0: ノーマルモード 1: オーディオルーティング(トランスペアレント)モード Notes: 1. プルアップ、プルダウン抵抗はデバイス内部に接続されており、抵抗値は 43kΩ (typ)です。 2. プルアップ、プルダウンピンを除くすべての入力ピンはフローティングにしないで下さい。 MS0250-J-01 2012/11 -5- [AK4101A] 絶対最大定格 (VSS=0V; Note 3) Parameter Power Supply Input Current (All pins except supply pins) Input Voltage Ambient Operating Temperature Storage Temperature Notes: 3. 電圧はすべてグランドに対する値です。 注意: Symbol VDD IIN VIN Ta Tstg min -0.3 -0.3 -40 -65 max 6.0 ±10 VDD+0.3 85 150 Unit V mA V °C °C この値を超えた条件で使用した場合、デバイスを破壊することがあります。 また通常の動作は保証されません。 推奨動作条件 (VSS=0V; Note 1) Parameter Power Supply 注意: Symbol VDD min 4.75 typ 5.0 max 5.25 Unit V 本データシートに記載されている条件以外のご使用に関しては、当社では責任負いかねますので 十分ご注意下さい。 DC特性 (Ta=25°C; VDD=4.75~5.25V) Parameter Symbol min typ max Unit Power Supply Current (fs=108kHz, Note 4) IDD 10 20 mA High-Level Input Voltage VIH 2.4 V Low-Level Input Voltage VIL 0.8 V High-Level Output Voltage (Except TXP/N pins: Iout=-400µA) VOH VDD-1.0 V (TXP/N pins: Iout= -8mA) VOH VDD-0.8 V Low-Level Output Voltage (Except TXP/N pins: Iout= 400µA) VOL 0.4 V (TXP/N pins: Iout= 8mA) VOL 0.6 V Input Leakage Current Iin ±10 μA Notes: 4. 4mA(typ)@fs=48kHz, 12mA(typ)@fs=192kHz. プロ用出力ドライバ1chあたり20mA(typ)増加します。全4chにプロ用出力ドライバを接続した場合、消費 電流は90mA(typ)になります。 PDN pin = “L”, TRANS pin = “H”でプルアップ、プルダウンピン以外のすべての入力ピンをVSSに固定し た場合、消費電流は150μA(typ)です。 MS0250-J-01 2012/11 -6- [AK4101A] スイッチング特性 (Ta=25°C; VDD=4.75~5.25V; CL=20pF) Parameter Symbol min typ max Master Clock Timing fCLK 3.584 27.648 Frequency dCLK 40 60 Duty Cycle LRCK Timing fs 28 192 Frequency dLCK 45 55 Duty Cycle at Slave Mode 50 Duty Cycle at Master Mode Audio Interface Timing Slave Mode tBCK 36 BICK Period tBCKL 15 BICK Pulse Width Low tBCKH 15 Pulse Width High tLRB 15 LRCK Edge to BICK “↑” (Note 5) tBLR 15 BICK “↑” to LRCK Edge (Note 5) tSDH 8 SDTI Hold Time tSDS 8 SDTI Setup Time Master Mode fBCK 64fs BICK Frequency dBCK 50 BICK Duty tMBLR -20 20 BICK “↓” to LRCK tSDH 20 SDTI Hold Time tSDS 20 SDTI Setup Time Control Interface Timing tCCK 200 CCLK Period tCCKL 80 CCLK Pulse Width Low tCCKH 80 Pulse Width High tCDS 50 CDTI Setup Time tCDH 50 CDTI Hold Time tCSW 520 CSN “H” Time tCSS 50 CSN “↓” to CCLK “↑” tCSH 50 CCLK “↑” to CSN “↑” tDCD 45 CDTO Delay tCCZ 70 CSN “↑” to CDTO Hi-Z (Note 6) Power-down & Reset Timing tPDW 150 PDN Pulse Width Notes: 5. この規格値はLRCKのエッジとBICKの立ち上がりエッジが重ならないように規定しています。 6. CDTO pin は内部でプルダウン抵抗に接続されています。 MS0250-J-01 Unit MHz % kHz % % ns ns ns ns ns ns ns Hz % ns ns ns ns ns ns ns ns ns ns ns ns ns ns 2012/11 -7- [AK4101A] タイミング波形 1/fCLK VIH MCLK VIL tCLKH tCLKL dCLK = tCLKH x fCLK x 100 = tCLKL x fCLK x 100 1/fs VIH LRCK VIL tBCK VIH BICK VIL tBCKH tBCKL クロックタイミング VIH LRCK VIL tBLR tLRB VIH BICK VIL tSDS tSDH VIH SDTI VIL オーディオインタフェースタイミング (スレーブモード) LRCK 50%VDD tMBLR 50%VDD BICK tSDS tSDH VIH SDTI VIL オーディオインタフェースタイミング (マスタモード) MS0250-J-01 2012/11 -8- [AK4101A] VIH CSN VIL tCSS tCCKL tCCKH VIH CCLK VIL tCDH tCDS C1 CDTI C0 * * VIH VIL Hi-Z (with pull-down resistor) CDTO WRITE/READ コマンド入力タイミング tCSW VIH CSN VIL tCSH VIH CCLK CDTI VIL D3 D2 D1 VIH D0 VIL Hi-Z (with pull-down resistor) CDTO WRITE データ入力タイミング VIH CSN VIL VIH CCLK VIL CDTI A1 VIH A0 VIL tDCD CDTO Hi-Z (with pull-down resistor) D7 D6 D5 50%VDD READ データ出力タイミング 1 MS0250-J-01 2012/11 -9- [AK4101A] tCSW VIH CSN VIL tCSH VIH CCLK VIL VIH CDTI VIL tCCZ CDTO D3 D2 D1 D0 50%VDD READ データ出力タイミング 2 tPDW PDN VIL パワーダウン&リセットタイミング MS0250-J-01 2012/11 - 10 - [AK4101A] 動作説明 概要 AK4101AはAES3, IEC60958, S/PDIF, EIAJ CP1201の各インタフェースの規格に従ってオーディオデータ及び 補助情報などをバイフェーズエンコードし、伝送するモノリシックCMOS集積回路です。4系統のステレオ チャネルを同時に出力することができます。個別に受け取ったオーディオデータと補助情報などを内部で バイフェーズエンコードし、直接またはトランスを通して伝送ラインへ出力されます。動作モードは非同 期(asynchronous)、同期(synchronous)の2種類あります。詳細については、“非同期モード/同期モード”の項を 参照してください。 初期化 初期化にはPDN pinの立ち上がりから8 BICKサイクルかかります。また正しく同期をとるために、MCLKと LRCKは同期する必要はありますが位相を合わせる必要はありません。 MCLK と LRCK の関係 正しく同期をとるために、MCLK と LRCK は同じクロック信号から直接(分周器を通して)もしくは間接的 に(例えば DSP を通して)生成する必要があります。BICK と LRCK の関係は固定にし、動作中に変更しない で下さい。MCLK と LRCK の位相関係が初期状態から(128fs x 3) サイクルだけシフトすると内部フレームと ビットカウンタのリセットがかかります。この時、コントロールレジスタは初期化されません。なお、 MCLK は次の周波数に対応します。 CKS1 0 0 1 1 CKS0 0 1 0 1 MCLK 128fs 256fs 384fs 512fs fs 28k-192kHz 28k-108kHz 28k-54kHz 28k-54kHz Table 1. MCLK 周波数 非同期(Asynchronous)モード/同期(Synchronous)モード 1. 非同期 (Asynchronous) モード (ソフトウェアコントロール) ANS pinを “L”にすると非同期モードになります。このモードでは16から24ビットのオーディオサンプルは オーディオシリアルポートを通して受け取られ、チャネルステータスおよびユーザデータはシリアルホス トインタフェースを通して受け取られます。シリアルホストインタフェースによりチャネルステータスと ユーザデータ保持用の内部バッファメモリおよびコントロールレジスタにアクセスすることができます。 チャネル当たり4バイトのチャネルステータスとユーザデータが蓄えられます。このデータはオーディオシ リアルポートからのオーディオデータと多重化され、パリティビットが生成されます。ビットストリーム はバイフェーズエンコードされ、RS422ラインドライバを通して出力されます。チャネルステータスの CRCCコードはAES3のプロフェッショナルモードに従って生成されます。またこのモードではシリアルホ ストインタフェースを通したソフトウェアコントロールによりミュート、リセット、オーディオフォーマ ット選択、クロック周波数設定および出力イネーブルを行うこともできます。 MS0250-J-01 2012/11 - 11 - [AK4101A] 2. 同期 (Synchronous) モード (ハードウェアコントロール) 同期モードではコントロールデータ用にピンが設けられ、全チャネルステータス、全ユーザデータおよび バリディティビットはピンからシリアルに入力することができます。また16から24ビットのオーディオサ ンプルがオーディオシリアルポートを通して受け取られます。これらのデータは多重化され、パリティビ ットが生成されます。ビットストリームはバイフェーズエンコードされ、RS422ラインドライバを通して出 力されます。4系統のチャネルはそれぞれ個別にチャネルステータスピンとユーザデータピンを持ちます。 2-1. オーディオルーティングモード (トランスペアレントモード) ANS pin =TRANS pin = “1”にするとオーディオルーティングモード(トランスペアレントモード)になります。 このモードでは、チャネルステータス(C)、ユーザデータ(U)、バリディティ(V)の各ビットはそのまま通過 します。ブロックスタート(B)信号は入力になり、伝送するブロック構造をレシーバのブロック構造に合わ せます。C,U,Vはその時のオーディオサンプルと同一サブフレーム内で伝送されます。CRCCバイトは生成 されず、Cビットはそのまま通過します。オーディオルーティングモードではFS0/CSN pin はAKMODE pin になり、 “H”にするとAK4112Bと直接つなぐことができます。 “L”にするとAKM以外のレシーバと合わせ て使用できます。TRANS pin = “1”, ANS pin = “0”の設定はテストモードですので、使用しないで下さい。 Pin ANS TRANS 0 0 0 1 1 1 0 1 Modes Synchronous/Asynchronous Source for C, U and V bits Audio Routing Asynchronous mode C Pin ORed Control Register U Pin ORed Control Register V Pin ORed Control Register Normal mode (Test mode) Normal mode Audio routing mode Synchronous mode C, U and V pin Table 2. モード設定 BLS C (or U,V) C(R191) C(L0) C(R0) C(L1) C(L31) C(R31) C(L32) L0 R0 L1 L31 R31 LRCK (except I2S) LRCK (I2S) SDTI R191 L32 Figure 1. オーディオルーティングモードタイミング (AKMODE pin = “0”) MS0250-J-01 2012/11 - 12 - [AK4101A] BLS C (or U,V) C(R191) C(L0) C(R0) C(L1) C(L31) C(R31) C(L32) LRCK SDTI (except I2S) R190 L191 R191 L0 L30 R30 L31 SDTI (I2S) L191 R191 L0 R0 R30 L31 R31 Figure 2. オーディオルーティングモードタイミング (AKMODE pin = “1”) ブロックスタートタイミング ノーマルモード ノーマルモード(TRANS pin = “0”)ではブロックスタート信号は出力になります。各ブロックのフレーム0の チャネル2の先頭から2BICKサイクル後に “H”になり、最初の32フレームの間 “H”を保持します。 オーディオルーティングモード(トランスペアレントモード) オーディオルーティングモード(トランスペアレントモード) (ANS pin = TRANS pin = “1”)では、ブロックス タートは入力になります。I2Sモード以外のとき、ブロックスタート信号はLchの最初のBICK立ち上がりエ ッジから次のLRCK立ち上がりエッジ直前のBICK立ち上がりエッジまでの間に取り込まれ、次のLchがブロ ックの第1サブフレームとなります。下のFigure 3を参照して下さい。 LRCK 2 (except I S) (n-1)th channel 1 nth channel 1 LRCK 2 (I S) (n-1)th channel 1 nth channel 1 BICK (1) Figure 3. オーディオルーティングモード時のブロックスタートタイミング “(1)”の範囲内でブロックスタート信号を受け取ると、“nth channel 1”がブロックの第 1 サ ブフレームとなります。 MS0250-J-01 2012/11 - 13 - [AK4101A] C, U, V シリアルポート ノーマルモード ノーマルモード(TRANS pin = “0”)のとき、C, U, V bitsはオーディオデータの次のサブフレームで受け取られ ます(同期モードではピンから、非同期モードではコントロールレジスタから)。V bitを “0”にすることでオ ーディオデータが変換に適していることを示します。V12 pinはチャネル 1 と 2、V34 pinはチャネル 3 と 4 のバリディティをそれぞれ示します。Figure 4と Figure 5を参照して下さい。 オーディオルーティングモード(トランスペアレントモード) オーディオルーティングモード(トランスペアレントモード) (ANS pin = TRANS pin = “1”)のとき、C, U, V bitsはオーディオデータと同じサブフレームで受け取られます。Mode 5と7以外の全DIFモードでC, U, V bits はLRCK立ち上がりエッジ直後のBICK立ち上がりエッジで受け取られます。Mode 5と7(I2S)のときは、C, U, V bits はLRCK立ち下がりエッジから2番目のBICK立ち上がりエッジで受け取られます。Figure 6とFigure 7 を参照して下さい。 LRCK Channel1 Channel 2 BICK Channel 1 C,U,V C,U,V Previous Channel 2 C, U, V Figure 4. Normal, DIF modes 0, 1, 2, 3, 4, and 6 LRCK Channel 1 Channel 2 BICK Channel 1 C, U, V C,U,V Previous Channel 2 C, U, V Figure 5. Normal, DIF modes 5 and 7 (I2S) LRCK Channel 1 Channel 2 BICK C,U,V Channel 1 C, U, V Channel 2 C, U, V Figure 6. Audio routing, DIF modes 0, 1, 2, 3, 4, and 6 MS0250-J-01 2012/11 - 14 - [AK4101A] Channel 1 LRCK Channel 2 BICK Channel 1 C, U, V C,U,V Channel 2 C, U, V Figure 7. Audio routing, DIF modes 5 and 7 (I2S) オーディオシリアルインタフェース オーディオシリアルインタフェースはオーディオデータを入力するために使われ、ビットクロック(BICK)、 ワードクロック(LRCK)および4つのデータピン(SDTI1-4)の合計6ピンで構成されます。LRCKはLおよびRチ ャネルを示します。同期モード時はDIF2-0 pin、非同期モード時はコントロールレジスタによって各入力モ ードを選択します。ただし、非同期モード時はDIF2-0 pinと内部でORが取られます。オーディオデータフ ォーマットは前詰めおよび後詰めモードで16から24ビットに対応します。またI2Sモードにも対応します。 AK4101Aはマスタモード、スレーブモードのどちらにも設定できます。 Mode 0 1 2 3 4 5 6 7 DIF2 0 0 0 0 1 1 1 1 DIF1 0 0 1 1 0 0 1 1 DIF0 0 1 0 1 0 1 0 1 SDTI 16bit, Right justified 18bit, Right justified 20bit, Right justified 24bit, Right justified 24bit, Left justified 24bit, I2S 24bit, Left justified 24bit, I2S Master / Slave Slave Slave Slave Slave Slave Slave Master Master LRCK H/L (I) H/L (I) H/L (I) H/L (I) H/L (I) L/H (I) H/L (O) L/H (O) BICK 32fs-128fs (I) 36fs-128fs (I) 40fs-128fs (I) 48fs-128fs (I) 48fs-128fs (I) 50fs-128fs (I) 64fs (O) 64fs (O) Table 3. オーディオデータフォーマットモード [NOTE: (I): Input, (O): Output] LRCK(i) 0 1 2 15 16 17 15 14 30 31 0 1 2 15 16 17 30 31 15 14 1 0 0 1 BICK(i) 1 0 SDTI(i) 15:MSB, 0:LSB Rch Data Lch Data Figure 8. Mode 0 タイミング MS0250-J-01 2012/11 - 15 - [AK4101A] LRCK(i) 0 1 2 13 14 15 17 16 30 31 0 1 2 13 14 15 30 31 17 16 1 0 12 13 30 31 19 18 1 0 10 11 30 31 21 20 0 1 0 1 0 1 BICK(i) 1 0 SDTI(i) 17:MSB, 0:LSB Rch Data Lch Data Figure 9. Mode 1 タイミング LRCK(i) 0 1 2 11 12 13 19 18 30 31 0 1 2 11 BICK(i) 1 0 SDTI(i) 19:MSB, 0:LSB Rch Data Lch Data Figure 10. Mode 2 タイミング LRCK(i) 0 1 8 9 10 11 30 31 23 22 21 20 1 0 0 1 8 9 23 22 BICK(i) 1 0 SDTI(i) 23:MSB, 0:LSB Rch Data Lch Data Figure 11. Mode 3 タイミング MS0250-J-01 2012/11 - 16 - [AK4101A] LRCK 0 1 2 21 22 23 21 2 1 0 30 31 0 1 2 21 22 23 21 2 1 0 30 31 0 1 BICK 23 22 23 22 23 22 SDTI(i) 23:MSB, 0:LSB Rch Data Lch Data Figure 12. Mode 4, 6 タイミング Mode 4: LRCK, BICK: Input Mode 6: LRCK, BICK: Output LRCK 0 1 2 3 23 22 21 22 23 24 2 1 0 31 0 1 2 3 22 23 24 3 2 1 0 31 0 1 BICK SDTI(i) 23 22 23 23:MSB, 0:LSB Rch Data Lch Data Figure 13. Mode 5, 7 タイミング Mode 5: LRCK, BICK: Input Mode 7: LRCK, BICK: Output MS0250-J-01 2012/11 - 17 - [AK4101A] サンプリング周波数設定 民生モードにおいて、チャネルステータスのバイト 3 のビット 3-0 は FS3-0 pins で設定できます。また、プ ロフェッショナルモードにおいて、チャネルステータスのバイト 0 の ビット 7-6 およびバイト 4 のビット 6-3 は FS3-0 pins で設定できます。 FS[3:0] 0000 0001 0010 0011 0100 0101 0110 0111 1000 1001 1010 1011 1100 1101 1110 1111 Sampling Frequency 44.1kHz Not Indicated 48kHz 32kHz 22.05kHz Reserved 24kHz Reserved 88.2kHz Reserved 96kHz Reserved 176.4kHz Reserved 192kHz Reserved Byte 3 Bits 3-0 0000 0001 0010 0011 0100 0101 0110 0111 1000 1001 1010 1011 1100 1101 1110 1111 Table 4. サンプリング周波数設定(民生モード) FS[3:0] 0000 0001 0010 0011 0100 0101 0110 0111 1000 1001 1010 1011 1100 1101 1110 1111 Sampling Frequency Not Defined 44.1kHz 48kHz 32kHz Not Defined Not Defined Not Defined Not Defined For vectoring 22.05kHz 88.2kHz 176.4kHz 192kHz 24kHz 96kHz Not Defined Byte 0 Bits 7-6 00 01 10 11 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 Byte 4 Bits 6-3 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 0000 1000 1001 1010 1011 0011 0001 0010 1111 Table 5. サンプリング周波数設定(プロフェッショナルモード) MS0250-J-01 2012/11 - 18 - [AK4101A] データ伝送フォーマット TX出力で伝送されるデータのフォーマットは Figure 14に示されます。各ブロックは 192 フレームで構成さ れ、各フレームは 2 つのサブフレームで構成されます。各サブフレームは 32 ビットの情報を持ちます。受 け取った各データビットはバイフェーズマークエンコーディングにより 2 つのバイナリ状態のシンボルに 符号化されます。プリアンブルはデータと区別できるようにバイフェーズエンコーディングになっていま せん。バイフェーズエンコードにおいて、入力シンボルの前半分の状態は常に直前のシンボルの後半分の 状態の反転になっています。シンボルの後半分の状態は、ロジック 0 では前半分と同じ、ロジック 1 では 前半分の反転になります。Figure 15は 16 個のシンボル状態にエンコードされた 8 個のデータビットのサン プルストリームを示します。 M Channel 1 W Channel 2 B Channel 1 W Channel 2 M Channel 1 W Channel 2 Sub-frame Frame 191 Sub-frame Frame 0 Frame 1 Figure 14. ブロックフォーマット 0 1 1 0 0 0 1 0 Figure 15. バイフェーズエンコードされたビットストリーム サブフレームは下の Figure 16のように定義されます。ビット 0-3 は同期のためのプリアンブルです。プリ アンブルには 3 種類あります。ブロックプリアンブル(B)はフレーム 0 の第 1 サブフレームに含まれます。 チャネル 1 プリアンブル(M)はフレーム 0 以外の全フレームの第 1 サブフレームに含まれます。チャネル 2 プリアンブル(W)は全フレームの第 2 サブフレームに含まれます。 各プリアンブルに対するシンボルのエンコードは下の Table 6のように定義されます。ビット 4-27 は 24 ビ ットのオーディオサンプルが 2 の補数で含まれ、ビット 27 がMSBです。16 ビットモードではビット 4-11 はすべて 0 です。ビット 28 はバリディティフラグです。オーディオサンプルに信頼性がない場合 “1”にな っています。ビット 29 はユーザデータビットです。192 ビットのユーザデータワードの先頭ビットはフレ ーム 0 に、最終ビットはフレーム 191 にそれぞれ含まれます。ビット 30 はチャネルステータスビットです。 チャネルステータスビットも同様に 192 ビットワードの先頭ビットはフレーム 0 に、最終ビットはフレー ム 191 にそれぞれ含まれます。ビット 31 はビット 4-31 に対する偶数パリティビットです。 0 3 4 L S Sync B 27 28 29 30 31 M S V U C P B Audio sam ple Figure 16. サブフレームのフォーマット データのブロックはサンプリング周波数(fs)の 64 倍の定ビットレートで伝送される連続したフレームから 成り立ちます。ステレオオーディオでは、L または A チャネルのデータはチャネル 1 に、R または B チャ ネルのデータはチャネル 2 に含まれます。モノラルオーディオでは、オーディオデータはチャネル 1 に含 まれます。 Preamble B M W Preceding state = 0 11101000 11100010 11100100 Preceding state = 1 00010111 00011101 00011011 Table 6. サブフレームのプリアンブルエンコーディング MS0250-J-01 2012/11 - 19 - [AK4101A] ラインドライバ AK4101Aは4つのRS422ドライバを内蔵します。AES3の規格では、ラインドライバは内部インピーダンス 110Ω ±20%のバランス出力で、110Ωの負荷に対し2∼7Vppのバランス出力をドライブする能力が要求されて います。RS422ドライバの内部インピーダンスはシリーズに56Ωの抵抗を挿入することで規格を満たします。 民生(S/PDIF)では75Ω ±20%の出力インピーダンスと0.5Vpp±20%の出力レベルが要求されています。330Ωと 100Ωの並列接続によってこの要求を満たすことができます。パワーダウンもしくはソフトウェアミュート によって出力をグランドにすることができます。 56 0.1u Transformer TXP XLR Connector TXN Figure 17. プロフェッショナル用出力ドライバ回路 330 0.1u Transformer TXP RCA Phono Connector 100 TXN Figure 18. 民生用出力ドライバ回路 MS0250-J-01 2012/11 - 20 - [AK4101A] シリアルコントロールインタフェース 非同期モードでは、4つのデュアル機能ピンが4線式マイコンインタフェース用のCSN, CCLK, CDTI, CDTO pins になります。内部66バイトのコントロールレジスタが読み書き可能です。コントロールレジスタの内 容のうち一部はAK4101Aの動作モードを設定します。Figure 19はシリアルコントロールインタフェースの 読み出しおよび書き込み動作時のシリアルデータのフローを示します。C1-0 bits はチップアドレスです。 AK4101AではC1-0 bits は “11”固定です。R/W bit が “0”の場合は読み出し、 “1”の場合は書き込み動作です。 A7-0 bits で構成されるレジスタアドレスはデコードされ、コントロールレジスタの各バイトを選択するの に使われます。CDTI pin におけるD7-0 bits は書き込み動作時にマイコンから来るコントロールデータです。 CDTO pin におけるD7-0 bits は読み出し動作時に指定されたアドレスにあるコントロールレジスタからのデ ータです。アドレスとデータビットはCSN pin = “L”によってフレームされます。書き込み動作時、各アド レスおよびデータビットはCCLKの立ち上がりエッジで取り込まれます。読み出し動作時、アドレスビット はCCLKの立ち上がりエッジで取り込まれ、CDTOのデータはCCLKの立ち下がりエッジで出力されます。 CCLKの最大周波数は5MHzです。 CSN 0 1 2 3 4 5 6 * * * * * 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 22 23 A6 A5 A4 A3 A2 A1 A0 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 20 21 CCLK CDTI WRITE C1 C0 Hi-Z (with pull-down resistor) CDTO CDTI READ CDTO R/W A7 C1 C0 * * * * * R/W A7 A6 “L” A5 A4 A3 A2 A1 A0 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 Hi-Z (with pull-down resistor) C1-C0: R/W: *: A7-A0: D7-D0: D1 D0 D0 Hi-Z Chip Address (Fixed to “11”) READ/WRITE (0:READ, 1:WRITE) Don’t care Register Address Control Data Figure 19. コントロールインタフェースタイミング μP AK4101A CSN CCLK CDTI CDTO CSN1 CCLK CDTI CDTO CSN2 AK4101A CSN CCLK CDTI CDTO Figure 20. Typical connection with μP Note: CDTO pin は内部にプルダウン抵抗が接続されているので、 外部でプルアップしないで下さい。 MS0250-J-01 2012/11 - 21 - [AK4101A] レジスタマップ Addr 00H 01H 02H 03H 04H 05H Register Name Clock/Format Control Validity/fs Control Ch 1 A-channel C-bit buffer for Byte 0 Ch 1 A-channel C-bit buffer for Byte 1 Ch 1 A-channel C-bit buffer for Byte 2 Ch 1 A-channel C-bit buffer for Byte 3 06H09H Ch 1 B-channel C-bit buffer for Byte 0-3 0AH0DH Ch 1 A-channel U-bit buffer for Byte 0-3 0EH11H Ch 1 B-channel U-bit buffer for Byte 0-3 12H15H 16H19H 1AH1DH 1EH21H 22H25H 26H29H 2AH2DH 2EH31H 32H35H 36H39H 3AH3DH 3EH41H Ch 2 A-channel C-bit buffer for Byte 0-3 Ch 2 B-channel C-bit buffer for Byte 0-3 Ch 2 A-channel U-bit buffer for Byte 0-3 Ch 2 B-channel U-bit buffer for Byte 0-3 Ch 3 A-channel C-bit buffer for Byte 0-3 Ch 3 B-channel C-bit buffer for Byte 0-3 Ch 3 A-channel U-bit buffer for Byte 0-3 Ch 3 B-channel U-bit buffer for Byte 0-3 Ch 4 A-channel C-bit buffer for Byte 0-3 Ch 4 B-channel C-bit buffer for Byte 0-3 Ch 4 A-channel U-bit buffer for Byte 0-3 Ch 4 B-channel U-bit buffer for Byte 0-3 D7 CRCE V4 D6 DIF2 V3 D5 DIF1 V2 D4 DIF0 V1 D3 CKS1 FS3 D2 CKS0 FS2 D1 MUTEN FS1 D0 RSTN FS0 CA7 CA6 CA5 CA4 CA3 CA2 CA1 CA0 CA15 CA14 CA13 CA12 CA11 CA10 CA9 CA8 CA23 CA22 CA21 CA20 CA19 CA18 CA17 CA16 CA31 CA30 CA29 CA28 CA27 CA26 CA25 CA24 CB7 … CB31 UA7 … UA31 UB7 … UB31 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … CB0 … CB24 UA0 … UA24 UB0 … UB24 … … … … … … … … … … … … Table 7. レジスタマップ Notes: (1) ステレオモードでは A が Lch、B が Rch を示します。 (2) 非同期モード時、DIF2-0, CKS1-0 bits の設定はピン設定と内部で OR が取られます。 (3) アドレス 42H∼FFH にはデータを書き込まないで下さい。 (4) PDN pin = “L”で、レジスタは初期化されます。 MS0250-J-01 2012/11 - 22 - [AK4101A] 詳細説明 Addr 00H Register Name Clock/Format Control R/W Default D7 CRCE R/W 1 D6 DIF2 R/W 0 D5 DIF1 R/W 0 D4 DIF0 R/W 0 D3 CKS1 R/W 0 D2 CKS0 R/W 0 D1 MUTEN R/W 1 D0 RSTN R/W 1 RSTN: タイミングリセット 0: 内部フレームとビットカウンタのリセット。コントロールレジスタは初期化されません。 TXP pin は “H”、TXN pin は “L”になります。ノーマルモード時、BLS pinは “H”になりま す。 1: 通常動作 (Default) MUTEN: 非同期モードのパワーダウン&ミュート 0: パワーダウン。コントロールレジスタは初期化されません。 TXP, TXN pins は “L”になります。ノーマルモード時、BLS pin は “H”になります。 1: 通常動作 (Default) CKS1-0: マスタクロック周波数選択 (Table 1) Default: “00” (Mode 0: MCLK=128fs) CKS1-0 bitsの設定はピン設定と内部でORが取られます。 DIF2-0: オーディオデータフォーマット (Table 3) Default: “000” (Mode 0: 16bit後詰め) DIF2-0 bitsの設定はピン設定と内部でORが取られます。 CRCE: プロフェッショナルモード時の CRCC 有効 0: CRCC は生成されません。 1: プロフェッショナルモード時は CRCC が生成され、民生モード時は生成されません。 (Default) Addr 01H Register Name Validity/fs Control R/W Default D7 V4 R/W 0 D6 V3 R/W 0 D5 V2 R/W 0 D4 V1 R/W 0 D3 FS3 R/W 0 D2 FS2 R/W 0 D1 FS1 R/W 0 D0 FS0 R/W 0 FS3-0: サンプリング周波数選択 (Table 4, Table 5) Default: “0000” (民生モード時は “44.1kHz”、プロフェッショナルモード時は “未規定”) V1-4: バリディティフラグ 0: Valid (Default) 1: Invalid V12 pin 0 0 0 0 1 1 1 1 V1 bit 0 0 1 1 0 0 1 1 V2 bit 0 1 0 1 0 1 0 1 V bit on TX1 0 0 1 1 1 1 1 1 V bit on TX2 0 1 0 1 1 1 1 1 Table 8. 非同期モード時のV bitの設定 MS0250-J-01 2012/11 - 23 - [AK4101A] Addr 02H 06H 12H 16H 22H 26H 32H 36H Register Name Ch 1 A-channel C-bit buffer for Byte 0 Ch 1 B-channel C-bit buffer for Byte 0 Ch 2 A-channel C-bit buffer for Byte 0 Ch 2 B-channel C-bit buffer for Byte 0 Ch 3 A-channel C-bit buffer for Byte 0 Ch 3 B-channel C-bit buffer for Byte 0 Ch 4 A-channel C-bit buffer for Byte 0 Ch 4 B-channel C-bit buffer for Byte 0 R/W Default D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 CA7 CA6 CA5 CA4 CA3 CA2 CA1 CA0 CB7 CB6 CB5 CB4 CB3 CB2 CB1 CB0 CA7 CA6 CA5 CA4 CA3 CA2 CA1 CA0 CB7 CB6 CB5 CB4 CB3 CB2 CB1 CB0 CA7 CA6 CA5 CA4 CA3 CA2 CA1 CA0 CB7 CB6 CB5 CB4 CB3 CB2 CB1 CB0 CA7 CA6 CA5 CA4 CA3 CA2 CA1 CA0 CB7 CB6 CB5 CB4 CB3 CB2 CB1 CB0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 1 R/W 0 R/W 0 D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 CA15 CA14 CA13 CA12 CA11 CA10 CA9 CA8 CB15 CB14 CB13 CB12 CB11 CB10 CB9 CB8 CA15 CA14 CA13 CA12 CA11 CA10 CA9 CA8 CB15 CB14 CB13 CB12 CB11 CB10 CB9 CB8 CA15 CA14 CA13 CA12 CA11 CA10 CA9 CA8 CB15 CB14 CB13 CB12 CB11 CB10 CB9 CB8 CA15 CA14 CA13 CA12 CA11 CA10 CA9 CA8 CB15 CB14 CB13 CB12 CB11 CB10 CB9 CB8 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 C0-7: Channel Status Byte 0 Default: “00100000” Addr 03H 07H 13H 17H 23H 27H 33H 37H Register Name Ch 1 A-channel C-bit buffer for Byte 1 Ch 1 B-channel C-bit buffer for Byte 1 Ch 2 A-channel C-bit buffer for Byte 1 Ch 2 B-channel C-bit buffer for Byte 1 Ch 3 A-channel C-bit buffer for Byte 1 Ch 3 B-channel C-bit buffer for Byte 1 Ch 4 A-channel C-bit buffer for Byte 1 Ch 4 B-channel C-bit buffer for Byte 1 R/W Default C8-15: Channel Status Byte 1 Default: “00000000” MS0250-J-01 2012/11 - 24 - [AK4101A] Addr 04H 14H 24H 34H Register Name Ch 1 A-channel C-bit buffer for Byte 2 Ch 2 A-channel C-bit buffer for Byte 2 Ch 3 A-channel C-bit buffer for Byte 2 Ch 4 A-channel C-bit buffer for Byte 2 R/W Default D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 CA23 CA22 CA21 CA20 CA19 CA18 CA17 CA16 CA23 CA22 CA21 CA20 CA19 CA18 CA17 CA16 CA23 CA22 CA21 CA20 CA19 CA18 CA17 CA16 CA23 CA22 CA21 CA20 CA19 CA18 CA17 CA16 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 1 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 CA16-23: Channel Status Byte 2 for A-channel Default: “00001000” Addr 08H 18H 28H 38H Register Name Ch 1 B-channel C-bit buffer for Byte 2 Ch 2 B-channel C-bit buffer for Byte 2 Ch 3 B-channel C-bit buffer for Byte 2 Ch 4 B-channel C-bit buffer for Byte 2 R/W Default D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 CB23 CB22 CB21 CB20 CB19 CB18 CB17 CB16 CB23 CB22 CB21 CB20 CB19 CB18 CB17 CB16 CB23 CB22 CB21 CB20 CB19 CB18 CB17 CB16 CB23 CB22 CB21 CB20 CB19 CB18 CB17 CB16 R/W 0 R/W 0 R/W 1 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 CB16-23: Channel Status Byte 2 for B-channel Default: “00000100” Addr 05H 09H 15H 19H 25H 29H 35H 39H Register Name Ch 1 A-channel C-bit buffer for Byte 3 Ch 1 B-channel C-bit buffer for Byte 3 Ch 2 A-channel C-bit buffer for Byte 3 Ch 2 B-channel C-bit buffer for Byte 3 Ch 3 A-channel C-bit buffer for Byte 3 Ch 3 B-channel C-bit buffer for Byte 3 Ch 4 A-channel C-bit buffer for Byte 3 Ch 4 B-channel C-bit buffer for Byte 3 R/W Default D7 D6 D5 D4 D3 D2 D1 D0 CA31 CA30 CA29 CA28 CA27 CA26 CA25 CA24 CB31 CB30 CB29 CB28 CB27 CB26 CB25 CB24 CA31 CA30 CA29 CA28 CA27 CA26 CA25 CA24 CB31 CB30 CB29 CB28 CB27 CB26 CB25 CB24 CA31 CA30 CA29 CA28 CA27 CA26 CA25 CA24 CB31 CB30 CB29 CB28 CB27 CB26 CB25 CB24 CA31 CA30 CA29 CA28 CA27 CA26 CA25 CA24 CB31 CB30 CB29 CB28 CB27 CB26 CB25 CB24 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 0 R/W 1 R/W 0 C24-31: Channel Status Byte 3 Default: “01000000” MS0250-J-01 2012/11 - 25 - [AK4101A] Addr Register Name 0AH0DH Ch 1 A-channel U-bit buffer for Byte 0-3 0EH11H Ch 1 B-channel U-bit buffer for Byte 0-3 1AH1DH Ch 2 A-channel U-bit buffer for Byte 0-3 1EH21H Ch 2 B-channel U-bit buffer for Byte 0-3 2AH2DH Ch 3 A-channel U-bit buffer for Byte 0-3 2EH31H Ch 3 B-channel U-bit buffer for Byte 0-3 3AH3DH Ch 4 A-channel U-bit buffer for Byte 0-3 3EH41H Ch 4 B-channel U-bit buffer for Byte 0-3 R/W Default D7 UA7 … UA31 UB7 … UB31 UA7 … UA31 UB7 … UB31 UA7 … UA31 UB7 … UB31 UA7 … UA31 UB7 … UB31 R/W 0 D6 … D5 … D4 … D3 … D2 … D1 … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … … R/W 0 … R/W 0 … R/W 0 … R/W 0 … R/W 0 … R/W 0 D0 UA0 … UA24 UB0 … UB24 UA0 … UA24 UB0 … UB24 UA0 … UA24 UB0 … UB24 UA0 … UA24 UB0 … UB24 R/W 0 U0-31: User Data Default: all “0” MS0250-J-01 2012/11 - 26 - [AK4101A] コントロールレジスタの初期値 ビット CRCE DIF2-0 CKS1-0 V4-1 FS3-0 MUTEN RSTN Channel Status Byte0 - Bit0 - Bit1 - Bit2 - Bit3-5 - Bit6-7 Byte1 - Bit0-7 Byte2 - Bit0-3 - Bit4-7 初期値 1 000 00 0000 0000 1 1 CRCC 生成 16bit, 後詰め MCLK=128fs Valid データ fs=44.1kHz 通常動作 通常動作 0 民生モード 0 オーディオモード 1 著作権保護なし 000 エンファシスなし 00 Mode 0 00000000 カテゴリーコード: General 0000 ソース番号: 指定なし 1000 チャネル: A 0100 チャネル: B Byte3 - Bit0-3 0100 fs=48kHz - Bit4-5 00 クロック精度: 標準 - Bit6-7 00 User Data All zeros Table 9. コントロールレジスタの初期値 MS0250-J-01 2012/11 - 27 - [AK4101A] パッケージ 44pin LQFP (Unit: mm) 1.70max 12.0 0 ~ 0.2 10.0 23 33 0.80 12.0 22 10.0 34 12 44 1 11 0.09 ~ 0.20 0.37±0.10 0°∼10° 0.60±0.20 0.15 材質・メッキ仕様 パッケージ材質: リードフレーム材質: リードフレーム処理: エポキシ系樹脂 銅 半田(無鉛)メッキ MS0250-J-01 2012/11 - 28 - [AK4101A] マーキング AK4101AVQ XXXXXXX 1 1) Pin #1 indication 2) Date Code: XXXXXXX(7 digits) 3) Marking Code: AK4101AVQ 4) Asahi Kasei Logo 改訂履歴 Date (Y/M/D) 03/07/28 12/11/12 Revision 00 01 Reason 初版 仕様変更 Page Contents 28 パッケージ パッケージ図の寸法を変更 MS0250-J-01 2012/11 - 29 - [AK4101A] 重要な注意事項 z z z z z z 本書に記載された製品、および、製品の仕様につきましては、製品改善のために予告なく変更することがありま す。従いまして、ご使用を検討の際には、本書に掲載した情報が最新のものであることを弊社営業担当、あるい は弊社特約店営業担当にご確認ください。 本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報は、半導体製品の動作例、応 用例を説明するものです。お客様の機器設計において本書に記載された周辺回路、応用回路、ソフトウェアおよ びこれらに関連する情報を使用される場合は、お客様の責任において行ってください。本書に記載された周辺 回路、応用回路、ソフトウェアおよびこれらに関連する情報の使用に起因してお客様または第三者に生じた損害 に対し、弊社はその責任を負うものではありません。また、当該使用に起因する、工業所有権その他の第三者の 所有する権利に対する侵害につきましても同様です。 本書記載製品が、外国為替および、外国貿易管理法に定める戦略物資(役務を含む)に該当する場合、輸出す る際に同法に基づく輸出許可が必要です。 医療機器、安全装置、航空宇宙用機器、原子力制御用機器など、その装置・機器の故障や動作不良が、直接ま たは間接を問わず、生命、身体、財産等へ重大な損害を及ぼすことが通常予想されるような極めて高い信頼性 を要求される用途に弊社製品を使用される場合は、必ず事前に弊社代表取締役の書面による同意をお取りくだ さい。 この同意書を得ずにこうした用途に弊社製品を使用された場合、弊社は、その使用から生ずる損害等の責任を 一切負うものではありませんのでご了承ください。 お客様の転売等によりこの注意事項の存在を知らずに上記用途に弊社製品が使用され、その使用から損害等 が生じた場合は全てお客様にてご負担または補償して頂きますのでご了承下さい。 MS0250-J-01 2012/11 - 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