平成28年度 埼玉県保育士就職準備金貸付の手引き

平成28年度
埼玉県保育士就職準備金貸付の手引き
平成28年9月
社会福祉法人 埼玉県社会福祉協議会
目
次
1
事業の概要
・・・・・・・・・・・・・・・・1
2
申請
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・2
3
貸付
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・3
4
返還
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・4
5
返還猶予・返還免除
・・・・・・・・・・・・5
6
届出義務・提出書類
・・・・・・・・・・・・7
7
様式一覧
8
問い合わせ先
9
資料
・・・・・・・・・・・・・・・・・9
・・・・・・・・・・・・・・・9
(1)保育所等定義一覧
(2)様式集
・・・・・・・・・・・・・・10
・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
(3)埼玉県保育士修学資金等貸付事業実施要綱
・・・・・・25
1
事業の概要
(1)事業の目的
この事業は、保育所へ就職する潜在保育士(保育士資格を有し保育士として勤務
していない者)に就職準備金の貸付を行うことにより、保育人材を確保することを
目的とします。
(2)実施主体
社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会(以下「県社協」という)が行います。
(3)貸付対象者
次の①~④のすべてを満たす方
①保育士として県内(さいたま市を除く)保育所等に勤務することが決定した潜
在保育士の方
②保育士登録後1年以上経過した方、または保育士養成施設の卒業もしくは保育
士試験の合格から1年以上経過した方
③保育所等を離職後1年以上の方、または勤務経験が無い方
④以下の時間以上、保育士として勤務している方
・平成28年4月1日~10月10日の間に勤務された方:週30時間以上勤務
・平成28年10月11日以降に勤務された方:週20時間以上勤務
(4)貸付金の使途と貸付額
①就職準備にかかわる、以下に要する費用として貸付けます。
ア 保育所等への就職によって転居が伴う場合における転居費用
イ 転居先の賃貸物件の借り上げを伴う礼金や仲介手数料
ウ 保育所等で使用する被服費
エ 保育所等の勤務に復帰するに当たり研修等を受けた際の研修費用
オ 保育所等への通勤に要する移動用自転車等の購入費
カ その他、就職準備金として県が認める経費
②貸付額:以下のとおり一括で交付します。なお、貸付回数は他の都道府県での
貸付も含めて一人当たり一回限りとします。
・平成28年4月1日~10月10日の間に勤務された方:20万円以内
・平成28年10月11日以降に勤務された方:40万円以内
(5)利子
利子は無利子です。
(6)連帯保証人
貸付には連帯保証人が必要です。
①連帯保証人は貸付金を確実に返済できる収入等がある方で、書面によりその同
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意をいただきます。
②連帯保証人は借受者と連帯して債務負担するものとし、その保証債務は延滞利
子を包含するものとします。
③借受希望者が未成年者の場合は、連帯保証人は法定代理人でなければなりませ
ん。なお、連帯保証人となる法定代理人に返済能力がない場合は、新たに返済
能力のある連帯保証人を立てていただきます。
○留意点
この資金貸付は、潜在保育士の保育士復帰を支援することを目的とした
同種の貸付や補助金との併用はできません。
貸付金を定められた使途以外に使用された場合は、貸付契約を解除し、
貸付金は返金していただきます。
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申請
(1)申請方法・窓口
貸付申請は、勤務する保育所等が所在する市町村保育担当課に提出してください。
※申請書類は、市町村保育担当課が取りまとめて、県社協に提出します。
(2)申請書類
申請には、以下の書類が必要です。
①保育士就職準備金貸付申請書(様式第1号)
②誓約書(様式第2号)
③申込者及び連帯保証人の現住所の住民票
(個人番号が記載されていない、発行から3ヶ月以内のもの)
④保育士証の写し
⑤雇用契約書の写し
⑥保育所等に提出した履歴書の写し
⑦連帯保証人の課税証明書
⑧その他(①~⑦の他、県社協の長が必要と認めた書類)
※「雇用契約書の写し」が無い場合
採用証明書(通知)または、勤務する(している)事業者が発行する「保育
所等に保育士として従事し、かつ規定の勤務時間が確認できる書類」を提出し
てください。
(3)申請から決定までの流れ
申請から資金貸付の決定までの主な流れは以下のとおりです。
申請から決定までは、提出書類の確認、貸付審査を経て、1ヶ月後(※)に貸付
決定通知(もしくは不承認通知)を送付します。
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※期間は申請件数や提出書類の状況(不備があった場合など)により異なります。
貸付決定通知を受けた者は、印紙税法に定める額の収入印紙を添付した借用証書
(様式第3号)、印鑑登録証明書(借受者及び連帯保証人の分)
、振込口座申請書(様
式第4号)を提出いただきます。
【資金交付までの主な流れ】
①借受希望者から市町村の担当課に申請書類を提出
↓
②市町村担当課は、申請書類をとりまとめ、県社協に提出
↓
③県社協は、申請書類をもとに貸付の可否を審査
↓
④県社協から借受希望者へ貸付決定・不承認通知書を交付
↓
⑤貸付が決定した借受希望者は、借用証書(様式第3号)等を県社協に提出
↓
⑥県社協は、提出書類を確認後、資金を交付(指定口座に送金)
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貸付
(1)貸付金の交付
貸付金の交付は、貸付契約に基づき交付することとし、貸付決定後に指定口座に
一括で送金します。
(2)貸付金の送金時期について
貸付金は、毎月15日までに貸付契約が締結(借用証書(様式第3号)等を県社
協が受理)されたものについて、翌月に送金します。
(3)貸付契約の解除
貸付決定後、次のいずれかに該当する場合は、貸付契約を解除します。
①保育所等を退職したとき
②心身の故障のため勤務を継続する見込みがなくなったと認められるとき
③死亡したとき
④偽りの申込みその他不正な手段によって貸付けを受けたとき
⑤貸付けを受けることを辞退したとき
⑥その他貸付の目的を達成する見込みがなくなったと認められるとき
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返還
(1)返還の内容
①次のいずれかに該当する場合は、返還しなければなりません。
(災害、疾病、負傷、その他やむを得ない事由がある場合を除く。)
ア 貸付契約が解除されたとき
イ 県内(さいたま市を除く)において保育所等で保育士業務に従事しなかった
ウ 県内(さいたま市を除く)において保育所等で保育士業務に従事する意思が
なくなったとき
エ 業務外の事由により死亡し、又は心身の故障により業務に従事できなくなっ
たとき
②返還開始は、返還事由が生じた日の属する月の翌月からです。
③返還期間は、2ヶ月間です。
④返還方法は、一括とします。
※返還事由の発生から返還期間の例
・返還事由の発生 4月15日
・返還期間
5月~6月の2ヶ月の期間内に一括返還
上記期間内に返還できない場合、延滞利子が発生します。
(2)返還の流れ
①返還の事由が発生
↓
②県社協に速やかに連絡
↓
③県社協に「返還計画申請書(様式第10号)」を提出
↓
④申請書をもとに審査
↓
⑤納入通知書を送付
↓
⑥納入計画に沿って、指定口座に振込み
↓
⑦返還が完了後、借受者及び連帯保証人に対して「返還完了通知書」を送付し、預
っている借用証書(様式第3号)等を返却
(3)延滞利子
正当な理由なく、貸付金を返還しなければならない日(返還期間)までにこれを返
還しなかったときは、当該返還すべき日の翌日から返還の日までの期間の日数に応
じ、返還すべき額につき年5パーセントの割合で計算した延滞利子を徴収します。
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※「正当な理由」とは、以下のいずれかに該当する場合です。
①生活保護法第6条第1項に規定する被保護者であるとき
②貸付対象者及びその者と生計を一にする者で世帯の生計を維持するために主たる
収入を得る者(以下「世帯主」という。)が、地方税法の規定による市町村の非課
税者であるとき
③貸付対象者及び世帯主が、災害、疾病、失業、失職、廃業等により資金困難に陥り、
返還金を支払うのが困難であると認められるとき
④納付期限までに返還金を支払うことが出来なかった原因が、貸付対象者自身の責め
に帰さないと認められるとき
⑤その他、都道府県知事等が正当な理由として認めるとき
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返還猶予・返還免除
(1)返還の猶予
次に掲げる事由が継続している期間は、貸付金の返還債務を猶予できるものとしま
す。
①県内(さいたま市を除く)の保育所等において保育士業務に従事しているとき(返
還猶予事由に掲げる事由が継続している期間)
②災害、疾病、負傷、その他やむを得ない事由があるとき
※「①保育所等において保育士業務に従事しているとき」で人事異動等により、貸付け
を受けた者の意思によらず、県外において当該業務に従事した場合は、当該業務従事
期間として算入します。
※「②災害、疾病、負傷、その他やむを得ない事由により当該業務に従事できなかった
場合」は、引き続き当該業務に従事しているものとみなしますが、当該業務従事期間
には算入しません。また、
「その他やむを得ない事由」とは以下のア~キの場合です。
(猶予期間はそれぞれ定められ、いずれの場合も猶予期間については、保育業務等に従
事したとはみなされません。)
ア
指定施設に在職中に、出産休暇・育児休業を取得する場合
イ
育休法に規定する介護休業を取得する場合(ただし、連続1月以上の取得に限
る)
ウ
疾病・負傷等のため療養する必要があり、指定施設等在職中の病気休職等の取
得する場合該当し、かつ勤務しないことがやむを得ないと認められる場合
エ
指定施設等において保育士業務等以外の職種に採用された場合であって、保育
士業務等に従事する意思があると認める場合
オ
指定施設等を退職し別の指定施設等への再就職を希望する場合であって、保育
士業務等に従事する意思があると認める場合
カ
人事異動により、指定施設等での保育士業務等に従事できなくなったとき
キ
その他該当する場合
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(2)返還の免除
① 県内(さいたま市を除く)の保育所等において2年間引き続き保育士業務に従
事したとき。
※災害、疾病、負傷、その他やむを得ない事由により当該業務に従事できなかっ
た場合は、引き続き当該業務に従事しているものとみなす。ただし、当該業務
従事期間には算入しない。
※従事する事業所の法人における人事異動等により、貸付けを受けた者の意思に
よらず、県外において当該業務に従事した期間については、当該業務従事期間
に算入することができる。
② 保育士業務に従事している期間中に、業務上の事由により死亡し、又は業務に
起因する心身の故障のため業務を継続することができなくなった場合。
※返還免除の「年」
、「業務従事期間」の要件
1年あたりの必要最低従事時間数は以下のとおりです。
・平成28年4月1日~10月10日の間に勤務された方:年1,440時間
以上、週30時間以上勤務
・平成28年10月11日以降に勤務された方:年960時間以上、週20時
間以上勤務
※次のいずれかに該当する場合は、審査により免除できる場合があります。
①死亡又は障害により貸付けを受けた修学資金等を返還できなくなったとき
②貸付けを受けた資金を返還することができないと認められるとき
③県内(さいたま市を除く)において保育士業務に 1 年以上従事したとき
※留意点
返還猶予・返還免除を希望される場合は、県社協に必ず連絡を入れ、所
定の様式を県社協に提出してください。県社協は、返還猶予・返還免除の
申請があった場合は、その内容を審査し、決定または不承認通知書により
通知します。
ただし、偽りの申込み、その他不正な手段によって貸付けを受け、貸付
契約が解除された場合は返還猶予・返還免除にはなりません。
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届出義務・提出書類
次のいずれかの事項に該当したときは、借受者(借受者が死亡した場合は連帯保証
人)が、速やかに県社協に必要書類を届出なければなりません。
当資金の貸付を受けた者は、返還を免除されるか、又は返還を完了するまでいろい
ろな届出等を行う必要があります。
これらの届出等は、返還の免除や返還の猶予などの申請を行う場合の重要な証拠書類
となり、届出を怠ると返還の免除や猶予が受けられなくなることがあるので、速やかに
必ず届出を行うようにしてください。
なお、以下の例示にない場合は、個別にお問い合わせください。
(1)貸付申請時
提出書類名
様式番号
備考
以下のものを添付
①申込者及び連帯保証人の現住所の住民票
(発行から3ヶ月未満でかつ、個人番号の記載がないもの)
埼玉県
②保育士証の写し
保育士就職準備金
第1号
貸付申請書
③雇用契約書の写し
④保育所等に提出した履歴書の写し
⑤連帯保証人の課税証明書
⑥その他
(①~⑤の他、県社協の長が必要であると認めた書類)
誓約書
第2号
(2)貸付決定後、送金前に貸付解除をおこなうとき
提出書類名
貸付休止・再開・辞退届
様式番号
備考
第6号
(3)貸付後、返還する場合
提出書類名
返還計画申請書
様式番号
備考
第10号
(4)猶予申請後1年が経過し、さらに猶予を希望する場合、貸付を受けた者が引き続き返
還免除対象業務に従事しているとき
提出書類名
様式番号
業務従事届
第7号
返還猶予申請書
第8号
備考
7
(5)貸付を受けた者が2年間返還免除対象業務に従事したとき
※全額返還債務免除される場合
提出書類名
様式番号
業務従事届
第7号
返還免除申請書
第9号
備考
(6)返還免除対象業務に従事しなくなったとき
提出書類名
業務従事届
返還計画申請書
様式番号
備考
第7号
第10号
返還期間・金額について、県社協に事前に確認す
ること
(7)貸付を受けた者及び連帯保証人の氏名・住所等を変更した時
提出書類名
記載事項変更届
様式番号
備考
第5号
氏名の変更は戸籍抄本、住所変更は住民票を添付
(8)貸付を受けた者が死亡した時
提出書類名
記載事項変更届
(※業務中の事由による)
返還免除申請書
(※業務外の事由による)
返還計画申請書
様式番号
第5号
備考
死亡診断書または戸籍抄本を添付
第9号
第10号
※ 死亡した事由により、いずれかを提出。
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様式一覧
埼玉県保育士就職準備金貸付にかかる様式は、以下の県社協ホームページからダ
ウンロードできます。
URL:http://www.fukushi-saitama.or.jp/site/
【各種様式】
名
8
称
様式番号
保育士就職準備金貸付申請書
様式第1号
誓約書
様式第2号
借用証書
様式第3号
振込口座申請書
様式第4号
記載事項変更届
様式第5号
貸付休止・再開・辞退届
様式第6号
業務従事届
様式第7号
返還猶予申請書
様式第8号
返還免除申請書
様式第9号
返還計画申請書
様式第10号
求職活動期間等申告書
様式第11号
問い合わせ先
この事業については、以下にお問い合わせください。
○社会福祉法人埼玉県社会福祉協議会 生活支援部
(電話)048-822-1192
○埼玉県 福祉部少子政策課 企画・人材確保担当
(電話)048-830-3349
9
資金課