j.Podの集合住宅 j.Podでつくる集合住宅 j.Pod工法ではさまざまなサイズのPodが 規 格 化 さ れ て い ま す。 標 準 P o d は 間 口 3.64m、奥行2.73mと6畳間相当の内部空 間を確保しており、モノコック構造体とし て安定した耐震性能が保証されます。その 他ミニPodは奥行1.82mでバルコニーのよ うな屋外空間にも適用できます。 j.Podは規則的なパターンで部屋単位のPod を配列することで、機能性と耐震性に優れ た木造集合住宅に最適な工法といえます。 標準Pod(6畳間)の構成 ミニPod(4畳間)の構成 施工は地組みした Podをクレーンで積み 上げ、コーナーアング ルどうしをボルトで 緊結します。この施 工法は逆の手順で 「減築」も可能なこ とを示しています。 兵庫県営夢前清水谷住宅(第3期) 建設地 姫路市夢前町置本字清水 戸数 20戸(2階建て) 工期 平成18年7月-平成19年3月 性能評価 BCJ基評-LW0059-01 木造3階建て集合住宅の計画事例 木造3階建て公営住宅 3階建ての計画では1階に強度の高い「耐震シェルター」仕様のPodを用います。標準PodとミニPodを組み合わせ、さらにGAPの在来木造軸 組で階段室などをつくると単身者タイプやファミリータイプ、バリアフリータイプなど多彩なプランの混ざった公営住宅団地も可能です。 技術管理 (LLP)j.Podエンジニアリング TEL/FAX 06(6809)3143 E-mail [email protected] (1009) j.Podの集合住宅 RC構造を併用した木造8階建て集合住宅の可能性検討 j.Pod 木質系のユニット工法で「どこまで高層化が可能 か」という課題に対して、平成21年度国土交通省木 造住宅市場活性化推進事業の一環として検討しまし た。 建物中央に、十字型 RCラーメン構造のコアを設け、 RCラーメン その四隅に Podを4個ずつ配置します。各階の RC柱 は 12本、Podは 16個で、シンメトリーの明快な構 造となりこれを8層積み上げます。 Podどうしは上 計画概要 下、左右、前後ともコーナーアングルを介してボル 建設場所 国内(想定) 建築面積 382.4㎡ 延床面積 3,095.4㎡ 軒高さ GL+25.00m 最高高さ GL+28.10m 基礎深さ GL−1.70m トで連結します。 Podの上面には水平剛性を確保す るためのブレースを設けているので、各隅の 4個の Podは平面的に一体となります。またPodと RCコア との接合はコーナーアングルを介して、各階の RC梁 に埋設したアンカーボルトで連結します。 8階建てj.Pod集合住宅イメージパース 建築・防災計画 9?<684 12 3 ',+ ',+ 9?<684 ',+ # 5=45 $. )* $. )* 312 ( 9?<684 リート耐火構造部分で処理され、防火上の問題はないと考えます。 $& # 5=45 住戸の設備配管については、各層の中で横引きされ、中央のコンク ',+ C-TYPE 構造なので、ゾノライト系けい酸カルシウム板によって隙間なく覆 います。これは鉄骨造の2時間耐火材料に相当します。 ! ',+ 3 12 9?<684 % B-TYPE -" % $& $& 9?<684 % 定材)、接合部を含めたフレーム(天井、壁、床)は、一体となる :?>7 を想定しています。外壁、屋根はALC版125mm厚(2時間耐火認 % ;4< 主要構造部の国産製材を耐火被覆することで、耐火構造になること ! 9?<684 現行の建築基準法において、木造8階建てに適用される防火規定で は非常に設計が困難な状況にあります。しかし当計画に関しては、 ',+ % % # $. )* $& $. )* $& 5=45 5=45 312 C-TYPE # $& A-TYPE ( 5=45 B-TYPE # 防災計画の要点 9?<684 A-TYPE 5=45 現行の工法では木造8階建てを可能にする認定された材料がなく、 防火性能の大臣認定をとれる仕様の開発が必要です。軽量かつ耐火 # 性能の高い、新たな認定部材となるような製品の開発を平行して行 9?<684 うことにより、計画は現実化する見通しです。 構造・施工計画 構造と施工の考え方 構造計画の特徴は、RCの耐震コアのまわりにクラスター状に積層されたPodが、Pod単位で軸力を X方向最大応答変位(rad) 支えるように機能することです。地震時の水平力は RCコアで負担しますが、転倒モーメントによ る各Podの軸力は、下階では累積されて大きくなります。これに対してPodの鉛直耐力(座屈耐 力)で、各階の軸力に応じた高強度のPodを配置しています。国産のスギを使用した場合でも、リ 8階 ブフレームの数や、ヤング係数の大きさや、座屈止めの配置によってPodの耐力を上げることがで 7階 きます。高強度のPodは、すでに耐震シェルターに用いており、安全性は(財)日本建築総合試験 所にて実施した「 j.Pod耐震シェルター」の実験で検証しています。施工はRCコアと木造ユニット を順次積層してゆくことで、水平区画と各階の鉛直精度を高めるように配慮します。 いるレベル 2地震動 d` Õ©Ö (告示波)による各階 (各方向)の層間変形 角は 1/100以下とな り、そのとき j.Podの 木造部分は弾性範囲に 高軸圧耐力のj.Pod (耐震シェルター仕様) 5階 JMA-KOBE波 時刻歴応答解析 超高層建築の設計で用 告示波 6階 ^ ^ ipÍ ^ Ï × hwº ^ Ï × ØEHM¤"_§!*-R 4階 3階 2階 1/500 1/250 1/166 1/125 レベル2地震動による最大層間応答変形角 納まっています。 j.Pod工法協会 〒540-0032 大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋 TEL06(6809)3143 http://www.jpod-eng.com (1009)
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