COMSOL Ver4.xがインストール後起動できない場合

COMSOL活用ガイド
タイトル:COMSOL Multiphysicsプロパティの変更
Version:Ver4.0a, 4.1
OS:all
モジュール:all
Q:COMSOLMultiphysics インストール後起動できません。起動時一瞬デスクトップを
表示してすぐに強制終了されてしまいます。
A:いくつかの原因が考えられますが、そのうち多くの場合は、以下の対応で改善が見込ま
れます。
1:グラフィックスボードが、現在のOpelGLかDirectXに対応できていない場合が考えられま
す。この場合ソフトウェアレンダリングを強制的に設定します。
1-1:Windowsの場合:スタートメニューからCOMSOLのショートカットを探し、そこからプロ
パティを開きます。(ショートカット上で右クリックしプロパティーを選択。)
1-2:リンク先の指定を下記の通り修正します。
標準:C:¥COMSOL41¥bin¥win64¥comsol.exe
変更:C:¥COMSOL41¥bin¥win64¥comsol.exe -3drend sw
1-3:Linuxの場合:COMSOLのスタート時に次のコマンドを実行してください。
comsol -3drend sw
1-4:コマンドの変更は次のファイルからも行えます。
ホームディレクトリより:comsol/v41/comsol.prefs
標準:graphics.rendering.3drend=ogl
変更:graphics.rendering.3drend=sw
2:上記1でうまく動作が確認できない場合、システムフォントが原因として考えられます。
2-1: Windowsの場合:スタートメニューからCOMSOLのショートカットを探し、そこから
プロパティを開きます。(ショートカット上で右クリックしプロパティーを選択。)
2-2:ショートカットを次のように変更します。
標準:C:¥COMSOL41¥bin¥win64¥comsol.exe
変更:C:¥COMSOL41¥bin¥win64¥comsol.exe –DCS.systemfont=off
参照情報:
COMSOLのインストールディレクトリ中のログファイルで問題を確認できる場合があります。
ソフトウェアレンダリングに問題がある場合:
# An unexpected error has been detected by Java Runtime Environment:
#
# SIGSEGV (0xb) at pc=0xad8e24b3, pid=2198, tid=3077778208
#
# Java VM: Java HotSpot(TM) Client VM (11.3-b02 mixed mode, sharing
linux-x86)
# Problematic frame:
# C [libGL.so.1+0x164b3] glXGetConfig+0x23
システムフォントに問題がある場合
# A fatal error has been detected by the Java Runtime Environment:
#
# EXCEPTION_ACCESS_VIOLATION (0xc0000005) at pc=0x0000000057ed4234, pid=3508,
tid=3660
#
# JRE version: 6.0_20-b02
# Java VM: Java HotSpot(TM) 64-Bit Server VM (16.3-b01 mixed mode windows-amd64 )
# Problematic frame:
# C [fltextrenderer.dll+0x14234]
*本件で改善できない場合は、お手数ですが弊社サポートまでご連絡下さい。
また、ご依頼の際に症状およびCOMSOLディレクトリ中の最新logファイルも一緒にお送り願
います。