1 相談内容はいろいろです。 その中で何を解決したいのかが重要です。 法律違反に対する行政指導は各行政機関です。 労働基準監督署 ハローワーク(公共職業安定所) 雇用均等室 税務署、年金事務所など 民事上の個別労働紛争 (個別労働紛争解決制度の対象) 民事上の個別労働紛争とは 労働基準法令等 職安法、均等法、育介法、パート法等 争点の整理 1 「紛争」とは、紛争の一方の当事者の主張に対し、他方の当事者がそれ に同意せず、両当事者(労働者と事業主)の主張が一致していない状態 税金、社会保険関係等 2 「個別労働紛争」とは、労働条件その他労働関係に 関する事項についての個々の労働者と事業主の間の紛争 2 民事上の個別労働紛争の解決方法はいろいろあります。それぞれ特徴は次のとおりです。 解決方法 対応機関 種別 三重労働局 (国の機関) 行政による 解決システム 三重県労働委員会 (県の機関) ・労働相談等 判例等の情報提供 数日以内 無 1ヵ月程度 無 ・あっせん 話合いの場の提供 (個別方式) 1ヵ月程度 有 (あっせん申請書) ・調停 調停委員による調停 (個別方式) 3ヵ月程度 有 (調停申請書) ・あっせん 話合いの場の提供 1ヵ月程度 (注)あっせん申請書は三重 県労働生活相談室へ提出 ・労働相談 法制度説明、 解決等に向けた助言 即 日 無 ・あっせん(受付事務のみ) (三重県労働委員会へ委任) 1週間程度 (委任手続のみ の期間) 有 (あっせん申請書 1枚のみ) 事案による 有 (簡易裁判所での 手続書類の一部は 窓口にあり) ・訴訟 ・労働審判 ・代理援助 ・ 書類作成援助 法テラス三重 ・法律相談 社労士会労働紛争 解決センター三重 (社)日本産業カウンセラー協 会 三重事務所 各企業(任意) 話し合いの場の提供 (個別方式) ・カウンセリング 資格を有する産業カウンセラー による問題解決に向けての支援 - 無料 無料 無料 *10,000円程度 メリット デメリット ・簡易 ・迅速 ・無料 ・非公開 任意の制度 (強制力なし) ・簡易 ・無料 ・迅速 ・非公開 (強制力なし) ・簡易 ・無料 ・迅速 ・非公開 (強制力なし) 任意の制度 任意の制度 - - 非公開 任意の制度 ・原則として1回で判決 ・和解による終了あり 60万円以下の金 銭支払いのみ * 6,000円程度 ・相手の言い分を聴いたうえでの措置 ・判決等により判断 *10,000円程度 ・和解による終了あり 有 30分 有 (1回の相談で (予約した日に来会の 終了する場合) 上,相談カードに記入) 弁護士・司法書士費用等を 一時立替 (資力の乏しい方のみ) ・あっせん 費用 (要求額50万円の場合) * 3,000円程度 有 (資力証明書等 関係書類の提出) 事案による ・見込みがあれば調停を行う * 6,000円程度 ・異議申立により訴訟へ移行 1回 5,000円 (税込み) 立替基準による 無 弁護士・司法書士による無料の 1回30分 無 法律相談 (同一案件3回 (口頭による資力審査、 (資力の乏しい方のみ) まで) 完全予約制) (法律相談援助) 企業・団体内 の自主的な 解決システム 有 解決に役立つ法制度や 相談機関の紹介 ・情報提供 (国が設立した公的な法 人) 話合いによる解決 (簡易裁判所のみ) 60万円以下の金銭支払のみ (簡易裁判所のみ) 判決までの仮の措置 (140万円以下は簡易裁判所) 判決等による解決 (140万円以下は簡易裁判所) 原則3回で審判 (地方裁判所のみ) 予約制。 面談による弁護士の相談 ・法律相談 (日本司法支援センター 三重地方事務所) 無 面談による助言・指導 ・仮処分(地位保全、仮払い) 三重弁護士会 即 日 電話等による通知 ・少額訴訟 司法による 解決システム 手続 (書面手続の有無) ・助言・指導 ・調停 津地方裁判所 (国の機関) 時間 (処理期間) ・紛争解決の援助 三重県労働相談室 (県の機関) 制度概要 有 (あっせん申請書) 1ヵ月程度 50分 (1回分。 継続可) 無 (電話による予約制) 無料 1回5,250円 ・弁護士による アドバイス ・県内各地(四日市・ 津・松阪・伊勢・熊野・ 名張)で相談可 費用が必要 (弁護士への 依頼する場合 の費用は、各 弁護士によっ て異なる。) 立替費用を 月賦返済 - (原則として 毎月1万円) ・労働問題以外も可 ・相談窓口の紹介可 - ・無料 ・法的判断に 基づく助言 - ・簡易 ・迅速 ・非公開 1回6,000円 ・簡易 ・非公開 (会員5,000円) ・迅速 ・継続可 任意の制度 (強制力なし) 費用が必要 (強制力なし) - - - - - - *申立手数料(収入印紙)及び郵便切手の金額です。 **実費+着手金(別途弁護士報酬等が加算されます。) 3 各対応機関の連絡先等は次のとおりです。 機関名 三 重 労 担当部署名 働 局 総務部企画室 雇用均等室 (男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、パート労働法関係) 三 重 県 労 働 委 員 会 三 重 県 労 働 相 談 室 (三重県雇用経済部雇用対策課) 津 地 方 ・ 簡 易 裁 判 所 民事部 三 重 弁 護 士 会 事務局 法 テ ラ ス 三 重 (日本司法支援 セ ン タ ー 三重地方 事務 所在地 電話番号 津市島崎町327-2 津第二地方合同庁舎3F 059-226-2110 津市島崎町327-2 津第二地方合同庁舎2F 059-226-2318 津市栄町1-954 三重県栄町庁舎5F 059-224-3033 津市栄町1-891 三重県勤労者福祉会館1F 0120-31-1018 (津市広明町13 県庁8F) (059-224-2454) (地方裁判所) 059-226-4744 (簡易裁判所) 059-226-4614 059-228-2232 津市中央3-1 津市中央3番23号 津市丸之内34-5 津中央ビル6F 050-3383-5470 名古屋市中区三の丸2-5-1名古屋合同庁舎第二号館 052-961-3044 中央労働委員会事務局中部地方事務所 ( 国 の 機 関 ) (集団的労使紛争に関すること) 三重県社会保険労務士会 事務局 津市島崎町255 社労士会館 059-228-4994 社団法人日本産業カウンセラー協会 三重事務所 津市羽所町513サンヒルズ2F 059-213-6960 4 各対応機関からのお知らせが裏面にあります。 監修:三重県労働委員会、三重県雇用経済部雇用対策課、法テラス三重(日本司法支援センター三重地方事務所)、三重県社会保険労務士会 協力:津地方裁判所、三重県社会福祉協議会、三重県消費生活センター、社団法人日本産業カウンセラー協会、中央労働委員会事務局中部地方事務所 お問合せ:三重労働局総務部企画室(H24.7改) 4 各対応機関からのお知らせ 三 重 労 働 局 ○紛争解決の援助、調停 ○助言・指導 男女雇用機会均等法、育児・介護休業法、及びパートタイム労働法に関する労使間の紛争 労働局の職員(総合労働相談員等)が、申出内容を相手方に電話連絡し、話し合いによる ・性別を理由とする差別的取扱い 解決を促進する制度です。申し込みは電話でも可能です。 ・妊娠・出産等を理由とする解雇その他の不利益取扱い ○あっせん ・職場におけるセクシュアルハラスメント 年間約100件程のあっせん申請を受理し、うち約5割があっせんを開催しています。開催 ・育児休業の取得等を理由とする解雇その他不利益取扱い ・パートタイム労働者から通常の労働者への転換の措置など。相談は雇用均等室へ。 した事案のうち約7割が和解成立し、解決しています。 三 三 重 県 労 働 委 員 会 ○労働委員会のあっせんの特徴 重 県 労 働 相 ○メンタルヘルス ○平成23年統計情報(概数) ・労働審判受理件数20件 (申立人が弁護士に委任している件数18件) ・終局件数 22 件 ( 内訳:調停 12 件 審判8 件 その他2 件) ・審判のうち異議申し立てにより訴訟移行した件数 6件 法 テ ラ ス 三 弁 護 士 ○ポルトガル語、 スペイン語の通訳 平日毎日9:00-16:30 電話相談に通訳を交えた 3者間通話で対応 会 ○弁護士の検索方法 ○ひまわり中小企業センター 三重弁護士会ホームページに設置した「ひまわ りリサーチ」ボタンにより検索することができます。 (登録、掲載内容は各弁護士の自己申告による。 全弁護士が登録しているとは限りません。) 弁護士を紹介する中小企業向けのサービスで す。 受付時間:月曜日から金曜日(祝日を除く) 10:00-16:00 重 (日本司法支援センター三重地方事務所) ○法律相談援助 重 労働相談(電話・面談) 月・水・金 9:00~17:00 火・木 9:00~19:00 毎月第2金曜日 13:00-16:00 ※2日前までに予約が必要です 富なあっせん員が、当事者双方の言い分を聞き、公労使それぞれの立場から適切な助言を 毎月第2・第4水曜日 行いつつ、トラブルの解決を目指します。労働委員会のあっせんをご希望の方は、まず、三 13:30-16:30 ※2日前までに予約が必要です 重県労働相談室にご相談ください。 三 室 ○弁護士相談 公益・労働者・使用者を代表する3名のあっせん員により行われることが特徴です。経験豊 カウンセリング 津 地 方 ・ 簡 易 裁 判 所 談 三 重 県 社 会 福 祉 協 議 会 ○緊急小口資金貸付 次の場所でも法律相談援助を実施しています。 ・三重弁護士会四日市支部 〒510-0068 四日市市三栄町2-11 三栄ビル2F 受付方法などはあらかじめお電話で法テラス三重までお問合せください。 緊急かつ一時的に生計の維持が困難となった低所得世帯に対する貸付制度です。 最高10万円の借入れが可能です。貸付には審査があります。 手続きなどご相談・申請は、お住まいの市町社会福祉協議会まで。 社団法人日本産業カウンセラー協会 三重県社会保険労務士会 ○総合労働相談所 ○あっせん (併設:年金相談センター) 電話059‐228‐6064 電話:059‐228‐4994 あっせん申請があり次第随時開催。 毎週水曜日 午後1時から午後4時まで開催 ○講師派遣等 「メンタルヘルス講座」、「リスニング研修」、「キャリアカウンセリング研修」等の講演会・研修会の講師を派遣 できます。 ○カウンセリング等 資格を持った産業カウンセラーが、働く人の悩みをお聞きし、問題解決への支援をさせていただ きます。 カウンセリング実施日:月曜日から金曜日10:00‐17:00(土日も応相談) 料金:一般1回 6,000円(会員1回5,000円) 059-213-6960(予約制) 三 重 県 消 費 生 活 セ ン タ ー 中央労働委員会事務局中部地方事務所 ○消費生活相談 ○集団的労使紛争に関する相談 消費者の商品やサービスに関する疑問や契約に関するトラブルを解決するため、消費生活相談 員が情報提供や助言を行います。 相談電話059-228-2212(平日9:00-16:00 除く祝日)、消費生活日曜相談(毎週日曜日9:3015:30)052-331-6516又はお住まいの市町消費生活相談窓口にお問合せ下さい。 メ モ 欄 各対応機関をご利用いただく際の相談事項の整理にご利用ください。 ① 採用年月日 年 月 日 ② 離職年月日 年 月 日 ③ 就労状況 ( 正社員・パート、アルバイト・派遣・期間契約社員・その他 ) ④ ⑤ 相談の内容 ( 該当する番号に○を付けてください。 ) 1 解雇 4 労働条件引き下げ 2 雇止め 5 配置転換 3 退職勧奨 6 在籍出向 7 いじめ・嫌がらせ 8 人事評価 9 そ の 他 ( ) 解決したい事項(誰に何を要望したいのかを簡潔に記載) (例) 解雇理由に納得がいかないので解雇の撤回を求めたが、応じてくれない。会社に解雇を撤回してもらいたい。 監修:三重県労働委員会、三重県雇用経済部雇用対策課、法テラス三重(日本司法支援センター三重地方事務所)、三重県社会保険労務士会 協力:津地方裁判所、三重県社会福祉協議会、三重県消費生活センター、社団法人日本産業カウンセラー協会、中央労働委員会事務局中部地方事務所 お問合せ:三重労働局総務部企画室(H24.7改)
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