食品着色料を調べよう ワークシート

食品着色料を調べよう
ワークシート
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氏名
食品の合成着色料とは
合成着色料とは、食品などの着色を目的として、人工的に製造された色素です。現
在使用されているのは、タール系色素といわれ、(
のです。食品に使うには、(
せん。合成着色料は(
)を原料に合成されたも
)で定められたものしか使用を許されていま
)などが指摘され、原料の表示義務の厳格化に伴って
食品には天然色素を使用する企業が増えてきています。
合成着色料と心配される病気
赤色102号:じんましん、(
)(赤血球の減少)。カナダ、(
)、
アメリカなどでは使用が禁止されています。
赤色106号:(
)、肝臓への影響。(
)などの疑いにより使用を
認めない国が多く、食品への使用を認めているのは日本のみである。
青色1号:(
)の疑いにより、EU 諸国では使用を認めていません。
黄色4号:じんましん、下痢、(
)の疑いがあります。
1 着色料は天然化合成か
食品に使用されている食品着色料が、天然のものか合成着色料かを確かめて、食品
の(
)を確認します。
(1) 調べた食品
漬物:赤(天然着色料)・(合成着色料)
(2) 使った道具(材料)
毛糸(毛
%)、駒込ピペット、家庭用ガラス、コップ、計量スプーン、
湯せんなべ
(3) 使った薬品
酢酸:市販の(
)
(4) 調べた方法
ア 毛糸を準備する
毛糸を500mg計量して束ねる。洗剤溶液で煮て、毛糸の(
)を取り除
きます。
イ 試料と毛糸を調整する
漬物:赤(天然色素)と漬物:赤・(合成色素)を5ml(
り、コップに入れて(
につける。
ウ 毛糸を染めて判定する
1杯)ずつ取
)倍に希釈する。酢酸を5ml加え、束ねた毛糸を溶液
毛糸を入れたコップを(
)する。染色された毛糸を判定します。
(5) わかったこと
毛糸染色の有無により、染色されない漬物が(
が(
)着色料。染色された漬物
)着色料を使用していることが確認できました。
2 合成着色料を調べよう(簡易分析)
「着色料は天然か合成か」で検出された合成着色料について、その種類を分析しま
す。なお、今回の実験では、危険性の高い薬品の使用はしていません。
(1) 調べたもの
合成着色料で染色した毛糸
(2) 使った材料
ペットボトル(1リットル)、ろ紙(
用)、家庭用ガラスコッ
プ、マッチ棒、湯せんなべ
(3) 使った薬品
エタノール(
%)、アンモニア(1%)・(
%)
(4) 調べた方法
ア 着色料の抽出①
1%アンモニア溶液を(
)ml調整する。実験1で染色した毛糸を用意し、
上記の溶液に入れます。
イ 着色料の抽出②
試料の毛糸を、コップごと湯せんします。毛糸の(
)が抜けたら、更に煮
詰めて水分を飛ばします。毛糸は色素が抜けて白くなり、につめたコップの底に
(
)が残ります。
ウ 着色料のポイント
コップに数滴蒸留水を落とし、マッチ棒などで色素を取ってろ紙の下部から
(
)cmにポイントします。ポイントしたならば、ドライヤーで乾かし、
さらにポイントを( )回程度重ねます。ろ紙は、ペットボトルの長さに合わ
せて切っておきます。
エ 展開準備
5%(
)溶液と25%(
)溶液を調整し、それぞれ10
mlずつ混合してクロマトグラフィーの展開液とします。前ページの展開液をペ
ットボトルに注ぎ、試料をポイントしたろ紙を入れます。ろ紙の上部は、キャッ
プにはさむなどして固定します。
オ 展開して判定
展開液がろ紙を上がると同時に、試料の(
)が上がっていきます。1~2
時間程度展開し、ろ紙を取り出してから乾かします。
(5) わかったこと
薬品が限られているので色素の分離は明確ではありません。具体的な合成着色
料の(
)を判別できませんが、使用されている色素のようすを知ることがで
きます。
3 合成着色料をもっと調べよう(正確な分析)
先に合成着色料の調査をしましたが、薬品の使用が限られていたために合成着色料
の細かい種類まではわかりませんでした。今回は、
(
)などある程度注意して
使う必要がある薬品を利用して、より正確な調査を行います。
(1) 調べたもの
煮詰めた合成着色料の色素(実験2より:緑・赤)
(2) 使った材料
ペットボトル(1リットル)、ろ紙(
)、家庭用ガラスコ
ップ、マッチ棒
(3) 使った薬品
エタノール(
%)、アンモニア(
%)、n-ブタノール(
%)
(4) 調べた方法
ア 着色料のポイント
「簡易分析」で煮詰めた合成着色料の色素を用意します。コップに数滴蒸留水
を落とし、マッチ棒などで色素を取ってろ紙の下部から(
)cmにポイント
します。ポイントしたならば、ドライヤーで乾かし、更にポイントを(
)回程
度重ねます。ろ紙は、ペットボトルの長さに合わせて切っておきます。
イ 展開準備
(
)99.0%:
(
)99.5%:
(
)1%を、
6:2:3の割合で調整し、クロマトグラフィーの展開液とします。上記の展開
液をペットボトルに注ぎ、試料をポイントしたろ紙を入れます。ろ紙の上部は、
キャップにはさむなどして固定します。
ウ 展開して判定
展開液がろ紙を上がると同時に、試料の(
)が上がっていきます。5~6
時間程度展開し、ろ紙を取り出してから乾かします。
(5) わかったこと
実験で得られた結果について、これらの合成着色料には、(
)の疑いが
あるものも含まれており、できるだけ使用をひかえるべきだと思われます。
いま、食品着色料の実情はさらに複雑になってきています。天然色素は、食品
表示の対象とならないので、(
)は天然色素の利用する傾向にあります。し
かし、天然色素であれば絶対に(
)であるとは言えません。私たちは、これ
らの情報により敏感になり、自分を守ることが大切です。
ア 赤い色素
「簡易分析」と異なり、合成着色料の種類が判るような展開結果が得られまし
た。合成着色料の赤色(
)号を展開したものと、今回使用した食品(赤い
漬物)から得た色素を展開したものを比べることができます。この食品は、赤色
(
)号の他、下部に黄色(
)号、上部に薄く出ているのが赤色(
)
号であり、3種類の合成着色料が使用されていることがわかります。
イ 緑の色素
緑色の色素については、青(
)号と黄色(
)号を展開したものと、今
回使用した食品(緑の漬物)から得られた色素を展開したものを比べることがで
きます。食品を展開したものの下部に黄色(
部に薄く青(
)号が展開しています。これらの結果から、この食品に含まれ
る合成着色料は、黄色(
した。
)号が展開しています。また上
)号、青(
)号の2種類であることがわかりま