DTP基礎Ⅰ 大山 記糸夫・清水 修二 選択必修(12V生以降) 演習 1年次 後期 4単位 ※V生限定 授業目的・方針、到達目標 目的・方針:DTPソフトInDesignの特徴を理解し、その入力作業と印刷入稿の要領を実 習する。 ビジュアルデザイン 到達目標:DTPソフトInDesignによる商業印刷物及び上製本作成のための入力と印刷 入稿の下版まで。 作業概要:カタログ様印刷物(某学校案内読本A4判16P)と上製新刊本(旅行記四六判 128P本文・表紙・扉・カバー・帯)をレイアウト指示書通りに製作し、印 刷入稿用データにすること。 授業内容 1:講義/印刷物(「本」を含む)のサイズ・基本構造とInDesignの特徴を理解し、文 章(コピー・本文)の下処理・整理方法と配置画像の事前処理を知る。DTP作業者 としてフォントと組み版について理解し、出版・印刷業務の手順について進行 表・台割・見積書をもとに知見を得る。 2:実製作〈A4カタログ〉入力/新規書類(ドキュメント)の作成方法。指示書に従 ったレイアウト決め。版面=マージンの概念、際の化粧断裁に対処する断ち落と しのための塗り足し。 3:実製作〈A4カタログ〉入力/レイアウトグリッドの重要性とテキストグリッド を使う意味(テキストフレームとの違い)。マスターページの概念、レイヤー処理 の必要性。自動ページ(ノンブル)の処理。 4:実製作〈A4カタログ〉入力/テキストグリッドへの文字の流し込み。テキストの ボックス間連結。書式設定などの文字処理。 5:実製作〈A4カタログ〉入力/画像・図版の配置、調整。校正の要領と修正。 6:実製作〈A4カタログ〉入力/下版準備、出稿処理(プリフライトとパッケージ)。 PDFの作成。見開きトンボ付きプリント。CD-R焼き付け。提出。 7:実製作〈四六判上製本〉入力/新規書類作成。本文レイアウト決め。表紙周りの 作成。ドキュメント内にトンボを作成する方法。縦組み印刷物の表紙の仕様。 8:実製作〈四六判上製本〉入力/原稿整理、データ収集及び下処理。扉・目次ペー ジ(自動目次作成機能とエクセルデータからの表組配置とテキストからの表組作 成)。タブによる字間調整とタブリーダー。 9:実製作〈四六判上製本〉入力/本文の流し込み、自動ページ増殖の仕方。マスタ ーページ処理と自動ノンブル、セクションの切り方。 10:実製作〈四六判上製本〉入力/文字スタイル・段落スタイルの登録と適用。 InDesignで重要な日本語文字組み版設定。 11:実製作〈四六判上製本〉入力/括弧内文字の級下げ処理。ルビ・圏点処理。小見 出しの処理、段落境界線の設定。 12:実製作〈四六判上製本〉入力/画像の配置と章見出しの処理。インライングラフ ィックスとアンカー付きオブジェクト。文字の回り込み設定。 −308− 13:実製作〈四六判上製本〉入力/本文校正と修正についての説明。 14:実製作〈四六判上製本〉入力/索引作成と奥付。 15:実製作〈四六判上製本〉入力/出稿処理とPDF出力、見本プリントの作成と注意 書き。CD-R焼き付け。提出。 準備学習 PCの扱いに初歩的経験(文字入力等)があること。また、グラフィックアプリケーショ おくこと。また、シラバスに準じて実習を行いますので、テキストに一通り目を通して おいて下さい。特に印刷物の仕様、事前処理や印刷現場のことに触れたCHAPTER1と CHAPTER2は読んで、業界用語などになじんでおいて下さい。 評価方法 課題提出(印刷入稿用のデータと確認用プリント)によって評価します。ただし、デザ インセンスは問いません。データ入稿までの実務を重視します。 採点は「入力指示書及び授業で触れた案件に従い採点フォームを作っており、その可 否」を判断材料とし、レイアウト指示通りすべてを適正に処理できたときを満点とし未 処理・不適正を1点ずつの減点法(一部加算を含む)にて採点します。 同一基準にて受け持ち学生を採点し、清水講師担当分を大山が再点検し最終評価にな ります。 使用テキスト 『プラクティスインデザイン』大山記糸夫著 各自準備物 課題提出用未使用CD-Rとデータバックアップ用メモリースティックかHD。 −309− ビジュアルデザイン ン(PhotoShopとIllustrator)にいくらか(どのようなツールと機能があるかなど)慣れて
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