PROGRAMME

2010 年 6 月 12 日 室内楽第 12 期修了コンサート
PROGRAMME
◇ ベリオ:夢のように
◇ マザ:テンポ ディ メヌエット
長尾咲良 VL(小2)
児玉優志 VL(小3)
この曲を練習し始めた時は、全く合わせられなくて大変でした。
でも練習やレッスンをするうちに尐しずつ合わせられるようになり、楽しく二人で演奏で
きるようになりました。今日は私たちも楽しんで弾きたいとおもいます。みなさん、聴い
てください。
◇ プレイエル:2台バイオリンのための二重奏曲 OP.48-1
第1,3楽章
富田悠介 (小4)
渡辺弘暉 (小4)
プレイエルは、フランスで活躍したオーストリア人です。 ピアノを作ったことでも有
名な作曲家です。 今日僕たちは、第1番の第1・第3楽章を演奏します。最初は二人の
息が合わなかったりして上手く弾けませんでしたが、吉井先生に相手の弓をよく見て合わ
せることなどを教わって練習したら上手く演奏できるようになりました。
第1楽章は明るい曲なので、楽しく弾きたいです。
第3楽章はテンポよくリズミカルに弾きたいです。
今日は、吉井先生に教わったように楽しく演奏しますので、どうぞお聴きください。
◇ クーラウ:4手のためのソナチネop,66より
第3番
伊井ほのかPF(小6)
鈴木香帆PF(小6)
私たちが演奏する曲はクーラウのソナチネOp66-3です。
1楽章<アレグロ>は美しい旋律が曲全体を華やかにしています。素敵なお城での舞踏会、
鮮やかな色のドレス、キラキラと光るシャンデリア、女の子が憧れる世界がそこにありま
す。2楽章<アレグロ ヴィヴァーチェ>は1楽章の気取った雰囲気とは違いパーティー
も終盤といった感じでしょうか・・・とても生き生きとした印象です。お祭りの最後は華
やかにオーケストラを感じる一瞬です。2人で夢中で弾いてしまい息を合わせるのも忘れ
て暴走!!なんてこともたびたび・・そのたびに先生方から「相手の音を聴くように」と
熱いご指導を頂きました。
相手の音を聴いて自分もまたその音を感じる楽しさ、そうして音楽を作っていくこと、
この曲を通して学びました。今日は練習通り演奏して聴いて下さる皆様と楽しめたら嬉し
いです。
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◇ モーツアルト:弦楽四重奏曲
Op.157
1st vl 大槻茉莉子(中3)
2nd vl 飯田拓斗(中2)
va 大久保初音(中2)
vc 中村隆人(中2)
作曲依頼を受けたオペラ「ルーチョ・シッラ」の初演のため、イタリアのミラノへ赴い
た16歳のモーツァルトは、1772年末~1773年にその地で6曲の弦楽四重曲を作
曲した。
これらは、「ミラノ四重奏曲」と総称されている。
第4番のこの曲は、形も内容も明るい「イタリア風」の構成で、3楽章からなり、ソナタ
形式の2つの楽章を軽快なロンドの終楽章で結んでいる。
練習を始めた頃は、4人が何も言わず、シーンとして先生方からは「曲のことより返事
をしなさい、声を出しなさい!」と注意され、声だしからのスタートでした…。ですが、
練習を重ねる度にみんなから「もう尐しテンポ早くしてみませんか?」「ここはもう尐し
クレッシェンドしたほうがいいと思います。」「立って弾いてみる?」などと意見を出し
合い工夫して練習できるようになっていました。
今日は4人で協力しあったモーツァルトをお聞きください.
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◇ バツェヴィチ:4 台のバイオリンのための四重奏曲
1st木村恭子
2nd 熊井雅美
3rd 勅使河原真実
4th 志賀恵子
グラジナ・バツェヴィチは 1909 年ポーランドで生まれた女流作曲家兼バイオリニスト。
手ほどきに、父親からピアノとバイオリンのレッスンを始めました。
1928 年にワルシャワ音楽院でバイオリンとピアノを専攻しましたが、バイオリニストと作
曲家として卒業しました。その後、パリに留学し。ナディア・ブーロンジェに習い、後に
はハンガリア人のカール・フレッシュにも師事しました。
ソリストとして、作曲家としてまたはコンクールの審査員として活躍したのち、1930 年
にポーランド放送響のコンサートミストレスに就任し,自身の作品も多く取り上げられま
した。第 2 次世界大戦中もワルシャワに住み、地下組織で秘密のコンサートを続けました。
家庭人としては 1936 年には結婚し、女児を授けましたが、彼女は後に著名な画家となり
ました。第 2 次大戦後は教授となり教えることに力を入れました。
この曲には、ピッチカート(弦を指ではじく)、グリッサンド(音を引きずる)、スル ポ
ンティチェロ(駒の近くで弾く風が吹くような音)など、特殊な奏法と、どこか東洋的な
平行 4 度の進行、クラクションがなるようなびっくりする音など、聴き手を飽きさせない
手法が散りばめられています。
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