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中国海事通信
― CHINA
MARITIME
NEWS ―
(第 207 号:平成 24 年 1 月(上海事務所作成))
<造船・舶用工業>
 船舶工業“第十二次五ヵ年”発展規画 発布------------------ P1
 2011 年 1-10 月中国舶用工業製品の輸出入----------------------- P2
 2010年の中国舶用工業の概況------------------------------- P5
 中国自主開発の舶用中速エンジンが発表される----------------------- P9
 上海岩綿有限公司から最新舶用ロックウール製品が登場---------------- P11
 中国初のプレジャーボート取引所が海口市に設立---------------------- P12
 プレジャーボートに重い税負担-------------------------------------- P12
 企業訪問(大連船舶工業公司(集団))-------------------------------- P13
船舶工業“第十二次五ヵ年”発展規画 発布
――建造方式の転換、構造調整により、造船強国の全面的確立を目指す――
● 4つの目標
● 4つの業種(造船業、船舶工業、海洋構造物製造業、修繕業)
● 政策支援措置
12 月 12 日、工業信息化部は正式に《船舶工業“第十二次五ヵ年”発展規画》を発布。
《規画》では、
“第十二次五ヵ年規画”期間(2011~2015)の中国船舶工業の発展目標を提示。
イ)2015 年までに、産業体系は更に改善され、産業構造は更に合理化の方向に向い、創造能
力と産業要素を総合的に上昇させ、ロ)国際造船市場でのシェアは依然として世界上位に位
置させ、中国を世界造船強国とし、ハ) “第十二次五ヵ年規画”期間、船舶工業の発展構想
と基本原則、重要任務、重点領域における政策措置等を確立させるもの。
業界専門家は、
「現在の船舶市場の低迷情況において、非常に適切な時期に《規画》を発表
したことは、船舶工業の発展に対して極めて重要な指導意義をもつと考える」と、述べてい
る。
“第十二次五ヵ年規画”期間中、船舶工業は、大から強へ変換する重要段階に入り、産業
発展は重要なチャンスに直面すると同時に、厳しい挑戦にも直面する。中国船舶工業は依然
として成長期にあり、世界の造船業の中心機能を請け負う趨勢は変化していない。
一方、国際金融危機の影響はより深く広がり、造船市場の需要も不足し、需要構造も明ら
かな変化が現れ、船舶安全、グリーン、環境保護の要求は全面的に高まっている。
《規画》では、
“第十二次五ヵ年規画”期間の船舶工業が直面する情勢に対して、全面的な
分析を行い、今後五年の期間中、船舶工業はモデルチェンジ・グレードアップの推進を重点
課題とし、技術進歩と創造によりモデルチェンジ・グレードアップを支援するとともに、品
質と利益の向上を産業発展の根本目標とし、軍民融合の推進を産業発展の戦略方針として、
工業化と情報化の深い融合の推進を図ることを産業発展の重要手段としている。
《規画》では、
“第十二次五ヵ年規画”船舶工業発展の具体的目標を以下の通り設定。
一、船舶技術の総合力を世界一流とする。主流船型の総合競争力を高め、50 以上の最新国際
規範要求を満たす、国際市場需要に適合した中国ブランド製品を形成する。ハイテク船舶の
重要技術を実現し、海洋工事装備の設計製造能力を世界上位にさせる等。
二、産業構造の転換を図る。環渤海湾、長江デルタ、珠江デルタの造船基地を世界級造船基
地とし、産業の集中度を上昇させ、トップ 10 造船企業の造船竣工量は全国総量の 70%以上
とする。海洋工事装備製造業の販売収入は 2,000 億元以上を目標とし、国際市場のシェアは
20%以上とする。国際競争力をもつ修理船企業を形成する。2015 年船舶工業収入は 1 兆 2,000
億元を目標とし、輸出総額は 800 億米ドル以上とする。
-1-
三、高効率、高収益型産業を目指す。工業増加額率は“第十一次五ヵ年規画”
(2006~2010)
末より 3 ポイント引き上げ、労働生産率は年平均 15%増とする。現代造船モデルを確立し、
IT化造船能力の向上を図る。
四、舶用機器の生産能力と技術力との向上を図る。舶用機器製造業の販売収入は 3,000 億元
を目標とし、主流船型における舶用設備の平均国産化率を 80%以上に高める。知的財産権を
有する国際著名ブランド製品を創成する。
《規画》では、目標の実現を保証するため、①技術進歩と創造の促進、②産業組織構造の
調整の加速、③ブランドと品質上昇の戦略実施、④生産効率の高い船舶建造システムの実現、
⑤産業構造の最適化を五つの主要な目標達成手段としている。
《規画》では、造船業、海洋構造物製造業、舶用工業、船舶修繕業等の重点領域の産業構
造を確定し、各領域における重点発展方向と重大創造プロジェクトを明確にした。
《規画》の順調な実施を保証するため、国は科学技術分野における創造領域の強化、財政
税務の金融支持政策の完備・改善、交流と連携の促進、業界管理の強化等により、中国船舶
工業の発展を目指す。
(12月28日付け中国船舶報より)
◎ 船舶工業“第十二次五ヵ年”発展規画は、1 月 6 日付で公開されました。詳細は「中国海
事通信増刊号」を参照下さい。
2011 年 1-10 月中国舶用工業製品の輸出入
――2011 年 1-10 月 中国舶用工業製品の輸出入額は 64.16 億米ドル――
●
輸出額は 21.14 億米ドル、前年同期比 21.5%増
●
輸入額は 43.02 億米ドル、前年同期比 6.15%増
1.概況
中国税関統計によれば、2011 年 1-10 月の中国舶用工業製品の輸出入額は 64.16 億米ドルで前年
同期比 10.76%増加した。その内、輸出額は 21.14 億米ドルで前年同期比 21.5%増加、輸入額は 43.02
億米ドルで前年同期比 6.15%増加した。また、2011 年 10 月の中国舶用工業製品の輸出額は 2.27
億米ドル(前年同期比 30.51%増)
、輸入額は 4.02 億米ドル(前年同期比 4.44%増)であった。
2. 舶用工業製品の輸出
-2-
(1)製品別の輸出額
2011 年 1-10 月の中国舶用工業製品の輸出額について製品別では、「レーダー及び無線航法援助
装置部品」が輸出額 4.26 億米ドル(前年同期比 97.58%増)で最も多く、
「未分類の無線航法援助
装置」2.65 億米ドル(前年同期比 3.03%増)
、
「未分類の溶接鎖」2.58 億米ドル(前年同期比 49.1%
増)と続いた。
中国舶用工業製品の輸出品目中 7 品目が輸出額 1 億ドルを超え、
「レーダー及び無線航法援助装
置部品」と「未分類の無線航法援助装置」の輸出総額が輸出額の 2 割以上を占め、前年同期比も
100%増加した。
(2)輸出国
2011 年 1-10 月、中国は世界の 193 の国と地域へ舶用工業製品を輸出した。中国舶用工業製品の
輸出額が 1 億米ドルを超えたのは次表の 7 ヶ国であった。
表2
輸出額上位 10
輸出国
輸出額(万米ドル)
前年同期比(%)
米国
29,620.2374
17.21
日本
25,143.4485
31.25
中国香港
24,182.8497
68.52
韓国
19,016.2547
13.72
シンガポール
12,780.0596
31.88
オランダ
11,427.8267
47.23
ドイツ
10,618.8355
36.25
インドネシア
6,151.0581
0.43
オマン
5,168.3612
-18.16
ノルウェイ
4,638.8048
32.53
地域別では、アジア地域が最も多く 11.71 億米ドル(前年同期比 22.1%増)でヨーロッパ地域
4.54 億米ドル(前年同期比 21.36%増)
、北米地域 3.27 億米ドル、ラテンアメリカ 7,625.24 万米
ドル、アフリカ 4,615.55 万米ドル、オセアニア 3,975.27 万米ドルと続いた。
(3)製造地及び貿易形態
2011 年 1-10 月、中国舶用工業製品を 1 億米ドル以上輸出した主な製造地は次表のとおりであっ
た。
表3
製造地の上位 4
-3-
製造地
輸出額(億米ドル)
前年同期比(%)
江蘇省
8.22
19.08
広東省
3.42
16.18
上海市
2.57
-16.22
福建省
1.02
201.54
2011 年 1-10 月、中国舶用工業製品の輸出形態では、加工貿易方式が 10.45 億米ドル(前年同期
比 13.97%増)で最も多く、次いで、一般貿易方式が輸出額 9.67 億米ドル(前年同期比 29.86%増)
と多く、これらで輸出総額の 95.16%を占めた。
3.舶用工業製品の輸入
(1)製品別の輸入額
2011 年 1-10 月、製品別で輸入額トップは「舶用ディーゼルエンジン」で 19.63 億米ドル(前年
同期比 7.3%減)であった。以下、
「レーダー及び無線航法援助装置部品」が 5.25 億米ドル(前年
同期比 96.41%増)
、
「舶用推進器及び翼板」が 5 億米ドルと続いた。
舶用工業製品 8 品目で輸入額が 1 億米ドルを超えた。
(2)輸入国
2011 年 1-10 月、中国は 68 の国と地域から舶用工業製品を輸入した。地域別では、アジア地域
からが最も多く輸入額は 26 億米ドル(前年同期比 7.16%増)で、ヨーロッパ地域 14.33 億米ドル
(前年同期比 8.05%増)と続いた。
国別では、7 ヶ国からの輸入額が 1 億米ドルを超えた。その内、韓国からが最も多く 14.72 億米
ドル(前年同期比 4.7%増)
、次に、日本の 10 億米ドル(前年同期比 15.05%増)、ドイツの 5.62 億
米ドル(前年同期比 1.12%増)と続いた。
(3)輸入地及び貿易形態
2011 年 1-10 月、中国で舶用工業製品の輸入が最も多かったのは江蘇省の 9.93 億米ドル(前年
同期比 1.36%減)であった。次いで、浙江省 5.3 億米ドル(前年同期比 10.94%減)
、上海市 5.26
億米ドル(前年同期比 5.93%増)と続いた。
中国の 10 の省と市で 1 億米ドルを超えた。
2011 年 1-10 月、中国舶用工業製品輸入の貿易形態では、加工貿易方式が 29.94 億米ドル(前年
同期比 3.27%減)と最も多く、次いで、一般貿易方式が輸出額 11.29 億米ドル(前年同期比 43.16%
増)
、保税区保管中継貨物貿易方式が 128.51 万米ドルであった。
-4-
2010年の中国舶用工業の概況
――2010 年中国舶用工業の就労者数約 12 万人、総生産高約 800 億元――
●
企業構造と分布
●
経済状況
●
舶用機器製造基地の建設
●
外資系舶用機器製造業
●
主要舶用機器製造業の売上
1.企業構造と分布
2010 年、全国規模以上の舶用機器製造企業は 795 社。企業性質別では、国有株式企業 50
社、集団株式企業 24 社、自営株式企業 592 社、香港マカオ台湾資本株式企業 22 社、外商株
式企業 81 社、その他の企業 26 社。企業規模別では、大規模企業 6 社、中規模企業 40 社、小
規模企業 749 社。舶用機器製造業に従事する人員は約 12.2 万人。
舶用機器製造業は主に江蘇、上海、遼寧、湖北、浙江、山東等の造船企業が集中する沿海、
河川沿線地区に分布。舶用主機の主要生産企業は上海、大連、青島、宜昌、合肥、鎮江、安
慶、興平、洛陽、濰坊、杭州、靖江等の地区に分布する;舶用補機の主要生産企業は、南京、
武漢、梧州、上海、南通、青島、江陰、張家港等の地区に分布する。
2.経済情況
2010 年、国際船舶市場の大幅な上昇、中国の造船生産量の過去最高を更新した情勢におい
て、中国舶用機器製造業も上昇傾向が現れ、舶用機器製造業の工業総生産高と主要舶用設備
の生産量は、前年比でやや増加、受注は大幅に増加し、契約延期と注文キャンセル情況は減
少した。しかしながら、船舶市場の需要は依然として弱気であり、船価は依然として低位を
徘徊し、国内外の舶用機器製品の生産能力過剰の問題が目立ち、中国国内の舶用機器市場の
競争は益々激しくなり、中国国内舶用工業の発展環境はより厳しさを増した。
全国規模以上の舶用機器製造企業は、工業総生産高 800.9 億元となり、前年比 11.8%増で
あった;そのうち、輸出取引高は 104.5 億元、ほぼ前年並みであった。営業業務収入は 774.1
億元、前年 18.7%増;利潤総額 54.7 億元で、前年 4.8%増であった。
2010 年、中国は舶用低速エンジン 320 台、430.6 万 kW を生産し、それぞれ前年比 4.6%
増、13.9%増であった。そのうち、滬東重機有限公司は 113 台/127.34 万kW、大連船用柴油
機有限公司は 76 台/114 万kW、中船三井造船柴油機有限公司は 39 台/86.58 万kW、宜昌船
舶柴油機有限公司は 70 台/50 万kW、青島斉耀瓦錫蘭菱重麟山船用柴油機有限公司は 10 台
/21.1 万kW、合肥熔安動力機械有限公司は 10 台/18.4 万kW。
-5-
2010 年主要舶用設備生産量
製品名称
単位
生産量
舶用低速ディーゼルエンジン
台/万 kW
320/430.6
舶用中速ディーゼルエンジン
台/万 kW
16,258/824.5
舶用高速ディーゼルエンジン
台/万 kW
12,687/223.6
舶用クレーン
台
1,018
舶用投揚錨装置
台
143
舶用舵装置
台
427
舶用分離機
台
1,200
舶用燃焼炉
台
600
3.舶用設備製造基地(園区)の建設
(一)大連三十里堡臨港工業区
同工業区は、舶用設備を主とする装備製造工業園と機械電子工業園であり、大連市普蘭店
湾新区渤海湾沿岸に位置し、総計画面積 53.4km2、二期に分けて建設し、そのうち、一期敷
地面積は 17.6 km2、2006 年 10 月、正式に着工した。2010 年 4 月、大連船用柴油機厰三十里
堡製造基地、台湾華一精密機械、東澳機械等のプロジェクトが竣工生産に入った;大連船舶
重工集団装備製造有限公司の装備基地建設プロジェクト、舶用推進器プロジェクト、船舶機
器プロジェクト、大連三環複合ベアリングプロジェクト、大連天元電機プロジェクト、石油
添加剤プロジェクト、大連海躍舶用ディーゼルエンジンシリンダーカバー及びファンクショ
ン部品等の 7 件のプロジェクトが開始。基地に入区した契約プロジェクトには、遼寧宝林集
団電纜(ケーブル)
、大連金州船機厰、大連鑫宏利船舶工程、大連金州重機厰、船舶工業園工
業気体、舶用ディーゼルエンジン重要部品、船舶装備付属設備及び金属構造等の 9 プロジェ
クトがある。
(二)大連船舶配套産業園(舶用機器産業園)
同産業園は大連長興島に位置し、2006 年 3 月に設立し、計画敷地面積は約 1,000ha、産業
園一区、二区及び付属設備サービス区の三部で構成され、二期に分けて建設された。一区は、
舶用設備、艤装部品及び舶用材料を主として生産;二区は、海洋装備、大型重型付属設備製
品とプラント設備を主として生産する。そのうち、一期(一区)はすでに竣工し、契約プロ
ジェクト 36 社、二期(二区と舶用機器サービス区を含む)は現在建設中で、敷地面積 819ha、
現在企業約 60 社が入園契約を締結。このほか、大連長興島環保科技園は、2010 年 1 月に正
式に同園区に入区。
-6-
(三)中船大崗柴油機核心部件及艤装件配套産業基地(ディーゼルエンジン主要部品及び
艤装部品産業基地)
同基地は、広州市番禺区中船大崗基地に位置し、2010 年 11 月 8 日起工式を挙行、敷地面
積約 13.3 万㎡、2011 年 6 月から試行生産を開始。プロジェクトが完成すれば、年産各種低速
ディーゼルエンジン、エンジンベース 160 セット(約 2 万トン)と艤装部品約 2.5 万トンの
能力を形成し、主要製品は、WӒRTSILӒと MAN B&W の 70 機型の機台、エンジンベース及
び船舶大型ハッチカバー等を含み、広州地区の基幹造船所の舶用機器需要を満たし、華南地
区に対する大型船舶舶用機器の自給を強化することができる。
(四)欧華船配園区(舶用設備園区)
同区は、舟山経済開発区新港工業園区に位置し、2010 年 10 月起工され、二期に分けて建
設を実施中、一期の総面積は 23.73 万㎡、大型鉄製艤装部品、ハッチカバー、パイプ系統、
舵装置系統、通風装置等の舶用設備機器を重点的に製造;二期では、船舶配電板、防水ドア、
投揚錨装置、クレーン機械、救命設備、艤装部品等の設備を重点的に製造。浙江欧華造船有
限公司は、積極的にハイエンドの舶用機器プロジェクトの導入或いは国内外の著名舶用機器
製造企業との連携を行う予定。
4.外資舶用機器製造業の進展情況
2010 年に外国資本が中国へ進出し舶用機器製造部門に投資する情況は、
“緩やかな回復”
となった。新たに進出投資した企業は 7 カ国、①韓国浦項製鉄、②ノルウェーSOTRA アン
カーチェーン社、③デンマーク AMF 社、④デンマーク Oxymat 社、⑤ドイツ Hatlapa 社、
⑥ESAB グループ、⑦アメリカキャタピラ社、⑧韓国 UPK 社、⑨シンガポール Aerotec 社、
⑩英国 Coldharbour 船舶社である。鋼板加工、アンカーチェーン、エンジン部品、エンジ
ンアフターサービス、甲板機械、溶接作業員研修、舶用ディーゼルエンジン部品の経営販売
等の分野に及ぶ。①韓国浦項製鉄と STX 造船海洋公司が合資で大連にて造船と海洋工事装
備用厚板加工センターを設立。②ノルウェーSOTRA アンカーチェーン社は南通に中国錨鏈
物流中継基地を設立。③デンマーク AMF 社が投資した寧波博庫貿易有限公司は正式に開業。
④デンマーク Oxymat 社が昆山に設立した初の PSA 窒素製造設備の中国支社は正式に営業
を開始。⑤伊薩(ESAB)
(中国)工芸中心を設立し、溶接作業員を専門的に養成訓練。⑥
キャタピラー社は、天津に新たに大型エンジン製造工場を建設し、3,500 シリーズのエンジ
ンを製造。⑦韓国 UPK 社と大連船舶配套産業園有限公司は、入園連携協議を結び、舶用通
風機、パイプ系統、鋳造物を研究製造。⑧英国 Coldharbour 船舶社と香港海翔有限公司と
が設立した合資企業は上海長興海洋装備産業園に入園し、船舶バラスト水処理システムを生
産販売。
中国市場で生産能力が不足している溶接及び切断自動化設備、窒素製造設備、パイプライ
ン接続システム、舶用通風機、舶用エアーコンディション、大型錨装置、船舶バラスト水処
-7-
理システム等も外資が進出を検討中。
外国資本が中国に進出し舶用機器製造部門に投資する目的には、以下の特徴がある:①本
国の生産能力過剰による市場開拓、②すでに中国に進出している企業の生産能力に対する増
資拡大、③中国で世界向けの生産と物流基地の確立、④中国市場に欠乏している舶用製品の
生産工場の設立、⑤舶用設備の R&D センターと研修センターの設立である。
5.2010 年主要舶用機器製造業生産企業一覧
舶用機器
企業
主要製品
製品生産高(億元)
大連船用柴油機厰
32.7
低速大馬力舶用ディーゼルエンジン
滬東重機股份有限公司
30.3
低速大馬力舶用ディーゼルエンジン
武漢船用機械有限責任公司
23.3
投揚錨装置、舵装置、マリンクレーン
南京中船緑洲機器有限公司
21.4
甲板機械
濰柴控股集団有限公司
17.5
ディーゼルエンジン及びその付属品
宜昌船舶柴油機有限公司
15.4
低速大効率舶用ディーゼルエンジン
江蘇亜星錨鏈股份有限公司
14.5
舶用アンカーチェーン及びその付属品
鎮江中船設備有限公司
14.2
プロペラ、船舶補機、クレーン機械、舶用ディ
ーゼルエンジン
淄博柴油機厰
13.2
中、高速舶用ディーゼルエンジン
陜西柴油機重工有限公司
12.2
中、高速舶用ディーゼルエンジン
武漢重工鋳鍛有限責任公司
10.3
寧波市中策動力機電集団有限公司
10.3
杭州前進歯輪箱集団股份有限公司
7.4
中船重工中南装備有限責任公司
6.4
華海船用貨物通道設備公司
6.2
舶用通路設備
大連船用推進器厰
6.0
舶用推進器
淄博蓄電池厰
5.9
鉛酸蓄電池
武漢鉄錨煜接材料股份有限公司
5.7
鉄錨ブランドシリーズ溶接材料
大連船用閥門厰
5.5
広州柴油機厰
5.3
-8-
舶用軸系、舵系、プロペラ、ディーゼルエンジ
ンクランクシャフト
舶用ディーゼルエンジン、発電ユニット
舶用ギアボックス、可変プロペラ、変速ボック
ス等
各種精密光学計器、深水ポンプ及び油井探測
器、水力タービン電液速度調整器
各種材質のバタフライバルブとその他の舶用
バルブ
中速大効率ディーゼルエンジン及びディーゼ
ル発電機
青島欧堡工業鍋炉有限公司
4.3
青島双瑞防腐防汚工程有限公司
3.4
葫芦島渤船機械工程有限公司
3.4
大型船舶設備
杭州発達歯輪箱集団有限公司
3.3
舶用ギアボックス
重慶歯輪箱有限責任公司
3.1
舶用及び各種用途のギアボックス
青島淄柴博洋柴油機有限公司
3.0
舶用ディーゼルエンジン
莱鋼集団淄博錨鏈有限公司
3.0
舶用アンカーチェーン
中船重工海声科技有限公司
2.5
工業ボイラー
各種防腐蝕、防汚及び特殊塗料、海水淡水化装
置
ソナー設備、ナビゲーション設備、各種電源設
備
武漢川崎船用機械有限公司
2.5
舶用機械
青島錨鏈股份有限公司
2.4
舶用アンカーチェーン及びその付属品
青島海建化学有限公司
2.1
舶用塗料、重防腐蝕塗料、コンテナ塗料
湖北登峰換熱器有限公司
1.8
熱交換器
北京海蘭信数据記録科技有限公司
1.8
船舶積載航行データレコーダー
上海船用曲軸有限公司
1.7
上海新中動力機厰
1.6
江西朝陽機械厰
1.6
錦州航海儀器有限公司
1.5
大効率低速舶用ディーゼルエンジン半コンビ
ネーション式クランクシャフトシリーズ製品
ディーゼルエンジンと NR シリーズ径流増圧器
舶用金属複合ロックウール板耐火船室システ
ム
舶用ナビゲーション、一般航空及びタービン機
電設備
徳州恒力電機有限責任公司
1.4
舶用発電機
中国石油集団済柴動力総厰
1.2
舶用ディーゼルエンジン
重慶鑫業船舶件有限公司
1.1
舶用錨及び舶用艤装部品
台州市万通船舶機械有限公司
1.1
舶用甲板機械
(中国船舶工業経済研究中心)
中国自主開発の舶用中速エンジンが発表される
――中船重工柴油機動力有限公司が舶用中速エンジンを自主研究開発――
●
出力 1,320kw(900~1000rpm)
●
国際排ガス基準に適合
-9-
11 月 29 日、中国が自主知的財産権を有する舶用中速ディーゼルエンジン――6CS21/32 型
機が中国船級社(CCS)による製品設計認可証書を獲得。
同型機は中船重工柴油機動力有限公司が自主研究開発したもの。CCSによる製品認可は
中国舶用ディーゼルエンジン製品のグレードアップ・モデルチェンジ、技術レベルの向上に
対して重要な役割を果たすだろう。
工業信息化部中国共産党メンバー・中央紀律検査委員会の郭炎炎委員長、交通運輸部の徐
祖遠副部長、財政部国防司の呉祥云処長、中国船舶工業行業協会の張広欽会長、中国造船工
程学会の黄平涛理事長、中国船級社の中国共産党書記の孫立成氏、中船重工集団公司の董強
副総経理等が CCS 証書授与式に参列。
6CS21/32 型機は、わずか 3 年間で、研究開発、設計、製造、試験から CCS 認証取得に到
達。中国船舶工業の先進的中速ディーゼルエンジンでの最短研究製造期間、最高性能指標の
記録を達成。
同型機は国内材料標準と製造工程レベルに基づき設計され、製造コストが低く、ロット生
産後の国産化率は 90%以上に達する予定。
中柴動力公司の関係責任者は、仕様についてエンジンシリンダー径 210mm、ストローク
320mm、出力効率 1,320kW、回転速度 900~1,000 回/分と紹介。同製品の各項目における
技術性能指標はいずれも国際先進レベルに達する。フル負荷状態において、同製品は卓越し
た経済性を有し、燃油消耗率は既存の国際先進製品より優れ、燃油消耗率は 185g/kWh 以下
で、180CST 重油を燃料として使用することができる。
このほか、同型機はモジュール化設計を採用し、その多くのモデルの動力ユニット解体組
立方式は、工場とユーザーに便宜を図り、高い信頼性と耐久性を有し、使用 30,000 時間まで
オーヴァーホール不要としている。
排気ガスの排出については、同エンジンは国際環境保護法規要求を完全に満たし、窒素酸
化物の排出において国際海事機関 Tier Ⅱ基準要求を満たすだけでなく、制限値より 15%以
上低く、更にもう一段高いレベルの Tier Ⅲ基準要求を満たす潜在力がある。
中柴動力公司は中船重工集団公司が工業信息化部、財政部等の国家部門委員会の支援によ
り、能力を集結し、現代企業モデルに基づき設立された組織。
専業化された舶用ディーゼルエンジン企業として、同社は国内舶用ディーゼルエンジンの
分野で最も優秀な研究開発能力と製造資源とを有している。同社の設立により中国舶用機関
技術の現状の早急な改善が図られ、中国船舶工業の国際的競争力を高めるとともに、国内舶
用機器市場の需要を満たされることになる。
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上海岩綿有限公司から最新舶用ロックウール製品が登場
――国内初のロックウール A60 認証――
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防火性能と防音性能
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EU、ロイド、中国船級社の認可も
11 月 30 日、上海新型建材岩棉有限公司は正式に最新の A60 舶用ロックウール製品を市場
に登場させた。
A60 ロックウールは、玄武岩及びその他の天然鉱石等を主要原料として、高温で溶解し生
成され繊維となり、再び適量の接着剤を加え、固化加工を経て製造されるもので、アスベス
ト成分を含まず、国際がん研究機関(IARC)から発がん性なしと認定されている。
同製品は不燃性で、火炎の拡散を防止することができる高い防火性能があり、750℃の耐熱
性能がある。熱伝導係数が安定し、時間により変化することがない。
良質な防音性能をもち、顕著に音声を吸収することができ、騒音下降係数は、0.95 以上に
達する。これらの特徴により、同ロックウールは、居住用船室、A 類機械船室等に使用する
ことができる。
国内初のロックウール A60 認証を受けた会社として、上海岩棉公司は、国内で最も優れた
舶用ロックウールサプライヤーである。
同社は 1986 年日本日東紡績株式会社からミネラルウール生産ライン一式を導入して、1998
年 ISO9001 品質保証体系認証を取得し、同社の製品は、電力、化学工業、石油化学等の業界
の使用許可或いは推薦を得て、
“上海市省エネ製品”の称号を獲得している。
2002 年、同社は新たに先進的なロックウール生産ライン 1 本を建設し、年間生産能力は 4
万トンに達し、現在、その関連舶用製品はすでに EU、ドイツ Lloyd 船級協会、中国船級社の
認可を受けている。
長年の研究開発を経て、同社は、更に国内初のドラム型ウール収集機、大型据置型ウール
スプレッドマシン等の主要工程設備の研究及び製造を行った。
高強度ロックウールボード、農業用ミネラルウール製品、舶用防潮ミネラルウール製品、
ミネラルウールバー、音声吸収スクリーン遮断用ミネラルウールボード等の専用製品を開発
し、国内における同産業の空白を埋めた。
(平成 23 年 12 月 16 日付中国船舶報より)
◎同社は、中国海事通信 12 月号(上海版)の企業訪問のコーナーで取り上げています。
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中国初のプレジャーボート取引所が海口市に設立
――中国初のPB取引所が海口市政府、CCYIA 等 4 者により共同設立――
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ユーザー向けのワンストップサービスを狙う
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海口市にもPB産業指導組織が
12 月1日、海口船舶プレジャーボート取引所の開業式典が 2011 年中国(海口)プレジャーボ
ート経済フォーラム・国際プレジャーボート展示会開幕式の中で行われた。これは中国初のプレジ
ャーボート取引所となる。同取引所はすでに海南省海口市政府の認可を受け、海口市での工商登
記を完了しており、国の関連部門からの回答を受けて、来年前半には正式に対外サービスを開業
する計画となっている。これは海口市が積極的にプレジャーボート産業を発展させ、プレジャー
ボート産業チェーンを構築する上で重要な一歩といえる。
海口船舶プレジャーボート取引所は、海口市政府と中国交通運輸協会クルーズ船・プレジャーボ
ート分会(CCYIA)の共同主導のもと、海南港航控股集団と CCYIA の下部組織である北京中交
四海クルーズ船・プレジャーボート発展センターにより共同設立された。同取引所は一般的な営
利目的のプレジャーボート取引センターとは異なり、非営利サービス機関として、国や海南省の
政策による恩恵を十分に利用し、各種資源の集積と生産要素の統合を図ることで、存分にそのサ
ービス機能を発揮し、プレジャーボート企業とバイヤーのための国際的な情報交換の場と総合的
なワンストップサービスのプラットフォームを整備していく。
CCYIA の鄭煒航副会長兼秘書長は 2009 年末には早くも海南省におけるプレジャーボート産業
の潜在的な発展性に目をつけ、2010 年1月に海口市に対し中国初のプレジャーボート取引所の共
同創設を提案し、海口市首脳から強力な支援を取り付けていたという。海口市は 2010 年3月の第
1回海口プレジャーボートフォーラム開催以降、
「海南国際旅遊島」政策がもたらす優位性を生か
し、プレジャーボート産業の成長余地をさらに広げ、プレジャーボートの研究開発・建造・マー
ケティング・展示会・メンテナンス・講習等の完全な産業チェーンを構築するべく力を注いでい
る。今年初めには、海口市の冀文林市長をトップとするプレジャーボート産業指導チームが設置
された。また、海口市政府が今年公布した1号文書の内容は、もっぱらプレジャーボート経済の
発展を目指すものとなっている。現在、海口市ではプレジャーボート産業発展の初期研究をすで
に終え、プレジャーボート産業発展計画を打ち出している。
プレジャーボートに重い税負担
――「中華人民共和国車船税法実施条例」が1月1日から施行――
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ユーザーへの税負担増加
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業界は反発
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国務院第 182 回常務会議で 2011 年 11 月 23 日に採択された「中華人民共和国車船税法実施条
例」が、2012 年1月1日から施行された。
プレジャーボートに適用される税額区分は以下の通り。
1. 艇長 10 メートル以下のものは 600 元/m
2. 艇長 10 メートル超、18 メートル以下のものは 900 元/m
3. 艇長 18 メートル超、30 メートル以下のものは 1,300 元/m
4. 艇長 30 メートル超のものは 2,000 元/m
5. 補助機関付帆船は 600 元/m
これについて、中国交通運輸協会クルーズ船・プレジャーボート分会(CCYIA)は「車船税」に
おけるプレジャーボートの税負担は明らかに重く、新興産業の発展初期の状況が考慮されず、プ
レジャーボート業界の修正意見も反映されていないとみている。これは、2009 年末の「観光業発
展の加速に関する国務院の意見」において明確に打ち出された方針「
(1)条件を備えた地域にお
いてクルーズ船・プレジャーボート等の新たな観光の発展を支援する。
(2)クルーズ船・プレジャ
ーボート等の観光設備製造業を国家奨励類産業目録に編入する」に合致せず、消費市場の初期段
階における中国プレジャーボート産業の発展、中国における新たな観光業態としてのプレジャー
ボート業の育成および幅広い中間層への航海体験の機会拡大にとってマイナスとなるというのが
同会の見方だ。
企業訪問
――日本企業との新たな連携を目指す、大連船舶工業公司(集団))―――
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大連船舶工業公司(集団)
(DSIC)
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大連船舶工業船機重工有限公司(DSEI)
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大連船用鍋炉工程公司(DMBE)
12月14日~16日の日程で、大連船舶工業公司(集団)等大連市の舶用企業を訪問する機
会がありましたので、以下のとおりご紹介します。
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1.大連船舶工業公司(集団)
(DSIC)について
(沿革)
DSIC(大連市中山区竹青街)は、中央政府の機関であったが民営化政策により集団公司と
なり、中国船舶重工集団公司(CSIC)直轄の組織として、イ)大連船舶重工集団有限公司、
ロ)大連船用柴油機有限公司、ハ)大連船用推進機有限公司、ニ)渤海船舶重工有限責任公司等
の生産・安全・品質管理を行っている。DSICの史總経理は、遼寧省船舶工業行業協会会長及
び遼寧省造船工程学会理事長を兼務。
(企業活動)
DSICは、国営企業であり、12のグループ企業に対して100%出資を行っている、グル
ープ企業のうち、舶用機器メーカーとしてはイ)大連船舶工程船機重工有限公司、ロ)大連船用
鍋炉工程有限公司があり、設計企業としては大連船舶工程技術研究中心有限公司等が、船用品の
輸出入には大連中船貿易公司がある。また、研修生の海外派遣を行っている大連船舶工業国際経
済技術合作有限公司もグループ企業である。
DSIC本社は関連企業の生産管理、グループ企業の総合管理等を行っている。グループ企業
の売り上げは年間約10億元(約10%が大連重工関連)である。
(大連重工の昨年の売り上げは
約270億元)
船用品の輸出入に関しては、大連中船貿易公司が中心となり、韓国貿易振興会(KOTRA)
との窓口となりマッチング会を実施。
グループ企業の大連船舶工業国際経済技術合作有限公司は、毎年2~3万人、日本の造船業、
機械加工業、食品加工業等へ「技能実習生」を派遣している。最近は日本の農家へも200~3
00人毎年派遣している。技能研修が終了した研修生には、CSICグループの管理者として就
職斡旋も行っている。現在も70名が研修センターで語学研修等を実施中。国営の派遣会社であ
り、周囲の期待・信頼も高い。
2.大連船舶工業船機重工有限公司(DSEI)について
(沿革)
DSEI社は、本年4月、大連市中心部から約50km北方の普湾新区三十里堡臨海工業区に
新工場を設立。切断から組み立て溶接、塗装までライン生産が可能。現在舶用低速エンジン(M
AN
6S50MC)のフレームとベッドプレートを中心に製造。隣接した機械加工工場では、
イタリア製及びドイツ製の最新の機械加工機により、機械加工を実施。
DSEI社は、DSICのグループ企業(国営)となったが、技術者は大連船用柴油機有限公
司(DMD)出身であり、2006年に日立造船にフレームとベッドプレートを提供した実績も
ある。
(我が国との連携)
DSEI社(新工場)は、イ)DMDの技術力を継承し製品の品質が高く、ロ)新型生産設備
の導入により価格競争力も高く、ハ)国営企業としての信頼性も高い、という特徴がある。特に、
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舶用低速エンジン(MAN 6S50MC他)のフレームとベッドプレートの生産に関し、新工
場の効率性の高い生産力を活用し、ブランド力のある日本企業(日立、三井、川重、三菱)との
協力を望んでいる、とのこと。
3. 大連船用鍋炉工程公司(DMBE)について
(沿革)
DMBE社は、船舶用ボイラーの国産化率向上のため、1991年国内船及びソ連輸出用のボ
イラー生産を行う国営企業として大連市旅順区に設立。
1995年以降、ボイラー生産は中断。フェアリーダー、ボラード等の甲板機械、ウインドラ
スを製造。舶用ゴミ焼却炉や舵板の製作実績もある。北海道向けの融雪機械も製造。現在、仙台
市向けの融雪機を製作中。
(我が国との連携)
DMBE社は、BVによるISO9001取得し、日本、韓国、ポーランド等へ艤装品を輸出。
様々な製品を製作できるのが特徴。製品ごとに工程管理・資材管理を行い、多様な製品を同時に
生産。国営企業であり、国際交流には積極的。日本の舶用企業のアイデアを実現するための技術
協力を歓迎するとのこと。
4. 私見
大連船舶工業公司(集団)傘下の舶用関係企業について、新興の産業団地に立地するDSEI
社や旧来型の工場で生産を行っているDMBE社等非常に広範囲の企業との情報交換を行うこと
ができた。
これらの企業は、造船業の街「大連」で、舶用機械製造の実績を積み、技術力を向上させ、外
国(日本)企業との新たな事業展開を目指しているところ。
ご興味ある方、大連船舶工業公司(集団)について、詳細な資料等ご覧になりたい方は
① 日本舶用工業会
事務局
又は
② ジェトロ上海代表処 舶用機械部
Tel 021-6270-0489 内 2600 渡邉又は金
まで、ご連絡下さい。
ジェトロ上海代表処 舶用機械部
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渡邉、金