第4号

第4号
第4号
発行日
発 行
平成16年5月10日
奈良市男女共同参画課
「あすなら」とは
「男 女 が 一 緒 に な っ て 明 日 の 奈 良 を
創 って いこう」と の願 いを こめて つけ
奈良市男女共同参画センターだより
目
られたものです。
次
◆男女共同参画トピックス
◆4コママンガ
◆あすならホームページの案内
◆男女共同参画週間講演会
◆セミナー紹介
◆センター紹介(大会議室)
◆女性問題相談室のご案内
◆男女共同参画トピックス
◆少子化をもたらしている要因(1)
現在、少子化が急速に進んでいます。こうした状況が続けば、労働人口が減少し経済成長率の低下などを
引き起こします。また、子供の数の減少は子ども同士の交流や社会性を育む面から、健全な成長にも影響
すると考えられます。この状況に対処するためには、男女の固定的な役割分担意識の払拭や育児環境の改
善など社会全体のあり方を幅広い視点で考えていく必要があります。そこで、2回にわたって少子化をも
たらしている要因について掲載したいと思います。
【少子化と結婚】
★晩婚化・非婚化の傾向
★晩婚化・非婚化の要因
若い世代の非婚化や晩婚化は、年々増 えていま
す。女性の晩婚化の理由として、図1の示すように
「仕事を持つ女性が増えて、女性の経済力が向上し
た」、(66.1%)、「独身生活の方が自由である」
(54.1%)、「結婚しないことに対する世間のこだ
わりが少 なくなった」(35.5%)、「仕 事 のために
は独身の方が都合がよい」(30.7%)などと 考えら
れているようです。一方、男性の晩婚化の理由は、図
2 の よ う に「独 身 生 活 の 方 が 自 由 で あ る」
(59.6%)が大きな理由となっています。
晩婚化の理由
結婚して一人前とか、結婚するのが 当たり前と
いった考えが弱まるとともに、結婚が家や親のためで
なく個人的なものへと意識が変化しています。一方、
自らの結婚に関しては、未婚の男女いずれもその約9
割が「いずれ結婚するつもり」であると回答していま
す。このように、男女とも「結婚」に対して肯定的に
捉える傾向が高いにもかかわらず、未婚率が上昇して
いるのが現状です。
女性の晩婚化の原因や子どもをもつことに対する
価値観に関する世論調査の結果から、未婚率上昇の要
因の主なものとして、以下のようなことが指摘されて
います。
《女性》図1
1.育児の負担感、仕事との両立の負担感
54.1
独 身生 活の 方が 自由
3 5.5
結 婚し ないこと に対 する世 間のこだ わりが 少なくなった
3 0.7
仕 事の ため には 、独身 の方 が都 合が よい
①家庭より仕事優先を求める企業風土
②男女の固定的な役割分担
③母親の孤立やそれに伴う孤独感や不安感
④長時間勤務等の勤務形態
⑤利用しやすい育児サービスがない
⑥結婚や子育てにかかる費用の上昇
6 6.1
仕 事を持つ 女性 が増 えて、女 性の 経済 力が 向上 した
24 .9
20.4
家事 、育児 に対 する負担 感、拘 束感 が大 きい ため
相 手に 高望 みし ている
社 会慣 行と しての 見合 いが 減少 した
8 .7
親離 れが できてい ない
9 .1
9 .2
兄弟の 数が 減った こと や 一人っ子 どうし が 増えたた めに
婚姻 による改姓 の障 害と なってい る
0.7
そ の他
2
わか らない
0
20
40
60
《男性》図2
5 9.6
独身 生活 の方 が自 由
26 .9
結婚 しない こと に 対す る世 間の こだ わりが 少なくなった
19.3
26
仕事 のた めに は、独身 の方 が都 合が よい
仕 事を持 つ女 性が 増えて、女 性の 経済 力が 向上 し た
80
2.個人の結婚観、価値観の変化
①女性の経済力向上
②子どもをもつことの意識の変化
③結婚に対する世間へのこだわりの減少
④独身の自由への要求
7 .3
家事 、育児 に対 する負 担感、拘 束感 が大 きいた め
1 2.5
相 手に 高望 みし ている
17 .3
社 会慣 行と し ての 見合 いが 減少 し た
2 3.3
親 離れ ができてい ない
兄弟 の数 が減 った ことや 一人 っ子 どうしが 増えた ため に
3.親から自立して結婚生活を営むことへの
ためらい
11 .6
婚 姻に よる改 姓の障 害と なってい る
①親との同居の下での快適な生活
②結婚前の生活水準の維持
2 .5
その 他
4
わ からない
0
20
40
60
80
総理府 男女共同参画社会に関する 世論調査(平成9年)
★結婚することの
利点ランキング★
◆4コママンガ
◆未婚女性の場合
第1位 子ども家庭がもてる
第2位 精神的な安らぎの場が得られる
第3位 愛情を感じている人と暮らせる
第4位 親や周囲の期待に応えられる
第5位 経済的余裕が持てる
◆未婚男性の場合
第1位 精神的な安らぎの場が得られる
第2位 子どもや家庭がもてる
第3位 愛情を感じている人と暮らせる
第4位 親や周囲の期待に応えられる
第5位 社会的信用や対等な関係が得られる
(2002年 国立社会保障・人口問題研究所「出生動向基本調査よ り)
◆あすならホームページのご案内
奈良市男女共同参画センターあすならのホームページができま
した!!
アドレス
http://www4.kcn.ne.jp/~asnara
施設案内、女性問題相談室、キッズ・スペース、セミナーの
案内などの情報を掲載中です。
◆男女共同参画週間講演会
男女は共に社会のパートナーです。この機会に、
男女共同参画について少し考えてみませんか。
◆講
師:吉永みち子さん(ノンフィクション作家)
◆テーマ:共生時代のパートナーシップ
◆と
き:6月25日(金)午後1時∼午後3時
◆定
員:150名(無料託児あり)
◆参加料:1,000円
◆申し込み
往復はがきに住所、氏名、電話番号、託児希望者は子どもの
名前、年齢を書いて6月1日∼14日必着でセンターへ。
Eメールも可。1枚に2人までの応募可。多い場合は抽選。
◆奈良市国際婦人交流協会共催公開講座
「海外で暮らして気づいたこと∼イスラム教の国パキスタンで∼」
山 岡 荘 平さん(現大宮小学校校長 元海外日本人学校教員)
・日 時:6月10日(木)10:00∼11:30
・場 所:奈良市男女共同参画センターあすなら 大会議室
・定 員:150名
・参加料:無料(申込みは不要)
・問い合わせ:奈良市男女共同参画センターあすならまで
男女共同参画社会の実現に向
け、奈良市国際婦人交流協会と
共催して開きます。
◆センター紹介(大会議室)
講演会、研修会、会議などの使い方ができます。ぜひ一度使ってみませんか!
定
面
料
設
員:120名(机なしで使用した場合の定員は170名)
積:198㎡
金:① 9:00∼12:30
②13:30∼17:00
③17:30∼21:00
①②③とも(男女共同参画に関する利用)4,400円
(一 般)8,800円
備:マイク設備(ワイヤレス2本、有線マイク1本、カセット、CD)
スクリーン、演台、司会者台
◆女性問題相談室のご案内
人間関係、夫婦問題、子育て、自分の生き方や、DV、セク
ハラに関する悩みなど、ひとりで悩まず気軽に相談してくださ
い。
女性相談員がお待ちしています。
◆男女共同参画センターあすなら女性問題相談
◎日
時:毎週月・水・金・土曜日
10:00∼12:00
13:00∼16:00
◎場
所:男女共同参画センターあすなら女性問題相談室
◎電話番号:34−1378
◆西部会館女性問題相談
◎日
時:毎週月・水曜日
10:00∼12:00
13:00∼16:00
◎場
所:西部会館2階 相談室
◎電話番号:46−3978
◆相談方法:面接・電話相談(予約不要)
◆費
用:無 料
※秘密は厳守します。
〒630−8122
奈良市三条本町8番1号(JR奈良駅西口すぐ)
電
話
0742(34)1525
FAX
0742 (33) 6938
Email
[email protected]
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ホームページ http://www4.kcn.ne.jp/~asnara