6月号

平成 28 年
郵 趣 ひらの
6 月 19 日
第 243 号
全国郵趣大会 in 盛岡盛大に開催!
号
6月 11 日(土)
・12 日(日)、盛岡市盛岡駅前のメトロポリタン盛岡で全
国の郵趣家 140 名が集い第 34 回目となる郵趣大会が開催されました。記念
式典、顕彰事業セレモニー、記念講演(Ⅰ、Ⅱ)
、記念写真、セミナー、記
念パーティ、ワンリーフ人気投票、寄贈品オークション、お楽しみ抽選会、
テーブルバザール等盛り沢山のイベントが開催され、関西地区からは 9 会員
12 名(飯田、小西、小豆、中尾②、福井、堀中②、箕浦、八木、山本各氏:敬称略、
名簿記載順)の参加がありました。開催当日〝チャグチャグ馬コ“の行進も
あり郵趣研修と郵趣家同志の懇親を大いに楽しみました。
(報告:中尾謹三)
福井理事長
記念セレモニー
盛岡郵便局長
郵趣セミナー
今 月
郵趣講演
号
の 内 容
1P
5 うえのドイツ文化村
相馬靖生
8P
中 尾 謹 三
2P
6 20 周年記念イベント
編 集 部
11P
3 最近切手実逓便
青木章博
4P
7 雑記(編集後記改題)
中島一治
12P
4 宮古島訪問記
中尾トミ子
6P
1 全国郵趣大会
編
2 真田勇士小型印
集
部
1
全国郵趣大会スナップから
お楽しみ抽選会
寄贈品オークション
“わんこそば”競争
飯田会員ワンリー
フ展で見事入賞!
懇親会
記念写真(2枚分合成)
2
〝チャグチャグ馬コ“の行進
平野区内10郵便局にて真田十勇士記念小型印
6 月 1 日使用開始!(最終 6 月 30 日迄!)
中尾謹三
平野郵便局では NHK で毎日曜日放映中の「真田丸」のゆかりの町である平
野の町を楽しみましょう!と地元諸団体と協力してマンスリー企画に参加
オリジナルの記念小型印を作成し平野区内 10 局で 6 月1日から使用を開始
しました。日本郵便のホームページでその情報を知り6月1日、まずは①平
野郵便局を訪問し、下記チラシをいただき押印、続いて②大阪平野本町、③
平野大念仏寺、④平野加美正覚寺、⑤大阪平野北、⑥大阪平野西、⑦平野喜
連、⑧平野瓜破西二、⑨平野川辺、⑩平野長原、と全 10 局を駆け足で回り
ました。
どの郵便局
も窓口の対応
は極めて親切、
好意的で、押
印前に押印の
仕方について
こちらの要望
を聞かれると
ころも多く丁
寧に押印。押
印は責任者の
方か、また社
員の方が非常
に慎重、親切
に対応いただ
きました。
事前 PR が少
ないせいか窓
口では混雑は
ありませんで
した。平野局
以外へは初め
ての訪問を致
しましたが、
いずれの局も
明るく整然と
しており、親
切な対応は大
変良かったと
思いました。
3
最近切手の実逓便
第99回ライオンズクラ
ブ国際大会5月6日発行
サンリオキャラクター
5月13日発行
地方自治法施行60周年記念
(福島県)
5月11日発行
4
最近切手の実逓便
野菜とくだものシリーズ
第6集・5月20日発行
童画のノスタルジー
シリーズ第3集
5月27日発行
伊勢志摩サミット
5月26日発行
資料提供
青木、小池、大野、各氏、この他の
FDC は郵趣ひらのホームページ
http://web1.kcn.jp/jps-hirano/
でも紹介しています。
5
宮古島にテーマパーク!?
中尾トミ子
沖縄の梅雨の合間に 南の島宮古に出かけて来ました。
南国の空と海の美しさは、サンゴ礁から成り立っているからでしょうか
宮古ブルーと呼ばれる 透き通った ブルーとグリ―ンが入り混じり
太平洋や日本海とも違った美しさです。
宿泊したホテルの最上階ベランダから眺めると海を隔てすぐそばに
ドイツライン河地方に立っている様なお城が目の前にそびえて見える、
到着後 なぜこの小さな島にドイツのお城が有るのだろうか?
現建物を見てみる事にして主人と二人で散歩方々出掛けたがすでに閉館時
間になっていて外観のみの見学でした。
翌日、うえのドイツ文化村に再度でかけ、
お城のある事情と自然と調和を大切に創
造されたテーマパークであることを知り
ました。
勇気と慈愛から生まれた友情
1873 年 7 月 12 日、ドイツ商船R.J.ロ
ベルトソン号が航行中、台風に遭い上野
宮国沖のリーフに座礁難破した。
これを発見した宮古島住民は一晩中松
明の灯で勇気づけ、激浪の海にサバニを
漕ぎ出し 8 名の乗組員全員を救助。一カ
月余りに渡り手厚く看護して、無事本国
に帰国させた。
この報告を受けたドイツ皇帝ウィルヘ
ルム一世は島民の博愛の心を称えるため
軍艦を派遣し、宮古島に「博愛記念碑」
を建立した。うえのドイツ文化村は宮古
島市上野にドイツ文化をテーマとして、
ライン河を見下ろす古城マルクスブルク
城を原寸大で模し、博愛記念館を中心に
子ども向け施設等々が作られた。
2000 年に沖縄で開催された 九州・沖
縄サミット会議に出席されたゲアハル
ト・シュレーダー前首相もこの地を訪問
され日独友好に大きく貢献されている。
6
うえのドイツ文化村は平成 8 年オープンし今年は開園 20 年目を迎える!
上野宮国沖のリーフに座礁難破した。
ドイツの商船 R.J.ロベルトソン号
7
うえのドイツ文化村
相馬靖生
「沖縄宮古 28.5.23」の消印
が薄くて読みにくいのが残念。
風景印だったら最高なのに。
「宮古島を訪ねた」との文面で
宮古島からの発信を確認でき
た。
「うえのドイツ文化村」記
念印 3 個は何だろうか。初めて
の記念印なので興味をそそる。
8
何処の国に来ているのだろうか。ここは沖縄県宮古島市上野にある
テーマバーク。旧上野村とドイツとの交流の歴史を背景として建設さ
れた。1996 年(平成 8 年)に完成し、グランドオープンしたから
開設して既に 20 年目を迎えたことになる。
ドイツとの交流は今から 143 年前に遡る。
1873 年(明治 6 年)7 月、ドイツの商船エル・イ・ロベルトソン号が
旧宮古郡下地村宮国沖で台風のため座礁した。座礁を知った宮古の住
民たちは、荒波の中へ小さな船で漕ぎ出し、船長と乗組員を救助。
住民による看護と生活扶助を受け、船長他乗組員は約1カ月後にドイ
ツに無事帰国することが出来た。
1876 年(明治9年)これに感動したドイツ皇帝ヴイルヘルム一世は、
軍艦チクローグ号を派遣し、ドイツ皇帝碑文碑(博愛記念碑)、を設置、
除幕式が行われた。
注: 明治 6 年から 9 年までの沖縄は、琉球王国(1429~1879)の時代で
あった。450 年間も続いた王朝時代末期の出来ごとである。
沖縄が日本に帰属して 51 年目の 1931 年(昭和 6 年)に甚大な台風被害
が宮古島を襲う。台風の影響で住居8割と小学校が 11 校被害。
その2年後の 1933 年(昭和8年)沖縄県宮古支庁は台風被害からの復
興を著した記念誌を編纂。その中で過去の災害復興の象徴としてドイ
ツ皇帝碑文碑も見直された。1936 年(昭和 11 年)駐日ドイツ大使らを
来賓とした「ドイツ皇帝感謝碑 60 周年記念式典」が催され、近衛文
麿の筆による「ドイツ商船遭難の地の碑」が建立。これが現在の文化
村内に設置されている。
1937 年(昭和 12 年)ロべルトソン号救助が災害や天変地異において
協力する逸話として尋常小学校修身書の「博愛」の項に掲載。
それから 50 年後の 1987 年(昭和 62 年) にドイツ文化村建設構想を策
定。9 年目の 1996 年(平成8年)に完成。グランドオープンした。
2000 年には沖縄における九州・沖縄サミット会議に出席したゲアハ
ルト・シュレーダー前ドイツ首相も訪れるなど、日独の文化交流の拠
点として地名度を上げてきている。
9
とくに重要な施設としては寄贈
された 2 枚のべルリンの壁がある。
壁は高さ 4.3mのコンクリート製。
西ベルリン側(正面)には大きな
落書きがあり、底部は東ベルリン
側がより長くL字になっている。
これは底を掘っての逃亡を困難と
している。べルリン分断の象徴と
なったブランデンブルグ門前に設
置してあった無傷の壁 52 個の中か
ら選ばれたものである。
10
20 周年記念イベント計画(案)
(1)平野支部創立 20 周年記念誌の発刊
①内容:全会員による投稿、平野支部の歴史、郵趣活動結果、
受賞記録、会員の変遷(記録)
、過去主要記事の紹介
②体裁:B5 版図版はカラー
③費用:実費斡旋(予定)
・・・事前予約
④スケジュール
*7 月例会、原稿募集開始
*8 月末、原稿締め切り
*9 月編集・校正・印刷
(2)創立 20 周年記念祝賀会
①日時:平成 28 年 10 月 16 日(日)
②内容:支部創立 20 周年記念祝賀会
*ご来賓のご挨拶
*20 年の足取りを振り返り
*記念講演会
*祝賀会(懇談会)
*ミニ切手展(マイリーフ展を含む)
*記念誌の発刊
*記念郵趣品作成
(3)第 38 回ひらの秋の切手展
①日時:11 月 3 日(祝)~5 日(日)
②場所:平野郵便局・コミュニティルーム
③内容:会員による作品展
「平野郵趣会オリジナル郵趣品作成の歩み」の展示も検討
④イベント:記念小型印申請、オリジナル記念郵趣品の作成
(オリジナルフレーム切手等)
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7月度郵趣例会
雑
★日
時:7月17日(日)午後1時半~4時頃まで
★場
★内
所:平野郵便局 コミュニティルーム
容:郵趣例会(郵趣情報交換、寄贈品オークション、盆回し)
記 (編集後記改題)
熊本、大分の地震未だ終息の気配も無く避難生活なさっている人々の不安定、
体調不良など如何ばかり察するに余りある、近頃やや気に掛るのは日本列島
西から東に思わぬ処に地震が報じられ、見る毎に落ち着かぬ気分、地面の下で
何が蠢めいているのか、ま、取越し苦労に終わればなによりですが、5月末か
ら何か鬱陶しく感じて居ると気象情報で近畿地方も6月4日梅雨入りの発表あ
り例年通りの入梅らしい、梅雨明け後は可なりの猛暑らしく体調整えねばネ。
オバマ米国大統領の広島訪問など話題のG7サミット。無事打ち上げ、警備に
携わった人々も、先ずはヤレヤレ?
でもG7と言うから他国の首脳方々、何時
お越しになり離日されたのかな。TVニュース、紙面などで大きく名前が挙がっ
ていたのはオバマさんのみのように思えたが、一方G7記念切手も何種にも多種
発行小型シート、切手帳全体で何種類発売されたのかな、数々の郵趣品作成に
走り回った人も多かったのでは、G7切手も乍ち発表された今年のふみの日切手
も中々ユニークな図これからも次々登場する切手に期待し、楽しみましょう。
今年も梅雨日々に鬱陶しい雨空、しかしこの時期もなくてはならぬ季節、例
年なら2つや3つ発生する台風、未だゼロ!
予報では7~9月に今の分も合わ
せて発生かとの話も聞く、願わくば、何とか穏やかな夏空で、と願うのみ、
諸氏くれぐれも御自愛を!
今月の句
*やれ打つな 蝿が手をすり 足をする
*おおそうじや 逃げるがかちぞ やよ蛍
一茶
中島一治
公益財団法人 日本郵趣協会登録・平野支部(平野郵趣会)
事務局:〒547ー8691 平野郵便局・私書箱第22号 森 直彦
支部長:中尾謹三 副支部長:阪井敬、山本泰司
編集者:中島一治、青木章博、安井康二、中尾トミ子(連絡先0745-33-3021)
ホームページ 郵趣ひらの: http://web1.kcn.jp/jps-hirano/
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