今回はコメントから要望いただき ました、エクセルでの文字列操作を おべんきょうしましょう♪ エクセルの名簿があり、関数を使 って氏名を名字と名前に分ける方法 を紹介します。 (ただし、名字と名前 の間にスペースが入っていることが 前提です) ① 右のような名簿があり、A列に氏名が入力されてい ます。 関数を使って、E列に名字、F列に名前を抽出して みましょう! ② E2に「=LEFT(A2,SEARCH(" ",A2,1)-1)」と入力します。 意味は「A2のセルの左からはじめに見つけた空白のひとつ手前 の文字までを抽出する」ということです。 SEARCH 関数で空白の位置を調べています。( は空白 の意味でスペースを入れます) [LEFT 関数]=LEFT(文字列,文字数) ・文字列の左端から指定した数の文字を抽出します。 [SEARCH 関数]=SEARCH(検索文字列,対象,開始位置) 氏名のセルで名字と名前の間が全角スペース なら、” ”の間も全角スペースに。半角スペースな ら半角スペースにしないとエラーになります。 ・指定した文字の位置を調べます。 ③ 次はF2に「=TRIM(SUBSTITUTE(A2,E2,""))」と入力します。 意味は、「SUBSTITUTE 関数でA2からE2の文字を見つけて、 長さゼロの文字に置き換えなさい。」ということです。 SUBSTITUTE 関数で置き換えを行っています。さらに「TRIM 関数で余分な空白を削除しなさい。」としているので、氏名から 名字と空白を取り除いて名前を抽出することができます。 [TRIM 関数]=TRIM(文字列) ・指定した文字列から不要なスペースを削除します。 [SUBSTITUTE 関数]=SUBSTITUTE(文字列,検索文字列,置換文字列) ・文字列中の指定した文字を新しい文字に置き換えます。 ◎ このように関数を組み合わせて使うと、いろいろな処理ができます。 今回のように氏名の名字と名前の間にスペースが入っていない場合は、E2に「=LEFT(A2,2)」として、割り切って2文字だ け抽出します。これで名字が2文字の人はOKですが、それ以外の人の場合は1人1人調べて手作業で修正します。修正が 終わったら名前の抽出は、③と同じになります。 いかがでしたか?ちょっと難しかったですか?ここまでして抽出しなくても…次回は 同じ作業を「区切り位置」という機能を使って紹介します。 関数は種類が多いので、こんなことできないかなぁ~?と思ったときに、前回に紹介 した「オート SUM ボタン」の右▼を押して、関数を調べてみてください。 やってみて上手く機能したときは…楽しいですよ~きっと♪
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