2015-16年度ライオン誌日本語版委員会 第4回会議 報告書 日 時:2015年11月6日(金)13:30〜16:00 場 所:日本ライオンズ事務所 国際理事 西川 義規(兵庫県・姫路白鷺ライオンズ ) 安井 克之(北海道・旭川東ライオンズ ) 佐藤 宜之(大分ライオンズ ) 議長連絡会議世話人 近藤 正彦(330複合地区/東京八王子陵東ライオンズ 委員長 塚田 雅二(333複合地区/千葉県・佐倉ライオンズ ) 久津間康允(330複合地区/神奈川県・小田原白梅ライオンズ 中 嶋 辛(331複合地区/北海道・室蘭北斗ライオンズ ) 佐藤 義則(332複合地区/宮城県・蔵王ライオンズ ) 寺越 愼一(336複合地区/広島平和ライオンズ ) 出席者:国際理事 国際理事 委員 委員 委員 委員 ITアドバイザー ITアドバイザー クラ ブ クラ ブ クラ ブ ) クラ ブ クラ ブ ) クラ ブ クラ ブ クラ ブ クラ ブ 荘 英 隆(東京恵比寿ライオンズ ) 小柴 登司(沖縄県・浦添ウェスト ライオンズ クラ ブ )※オンライン クラ ブ ◉ 塚田委員長の開会あいさつに続き、西川、安井、佐藤各国際理事のあいさつと報告、近藤世 話人のあいさつがあり、その後、塚田委員長の進行で議事に入った。 【議事】 1. ライオン誌日本語版事務所の運営 (別紙-月次決算報告) 事前に送付された2015年9月度の月次決算報告を基に、会計担当者から現況が説明された。 9月はANZI-パシフィック・フォーラム及びUSA/カナダ・フォーラムの取材のため直接出版 費の旅費・交通費が多くなった上、事務所移転による職員の新規通勤定期代約33万円の支出 もあり、月次では約115万円、累計では453,537円の収支不足が生じていることが報告された。 2. 公式版ライオン誌編集者会議報告 (別紙-編集者会議報告) 10月6、7日にドイツ・バイエルン州アウクスブルクで開催された編集者会議について、出 席した佐藤委員から報告があった。会議には山田實紘国際会長ら執行役員と国際理事会PR 委員会メンバー、公式版18カ国語31版中23版の編集者が出席して行われた。ライオン誌のデ ジタル版移行計画が進む中、会議はこの課題に対する本部からのプレゼンテーションと各国 語版編集者によるディスカッションに最も多くの時間が割かれた。詳細は2016年3月の国際 理事会で検討されるが、現在のところ2018年1月以降は基本的に年4回の印刷版発行とブログ タイプのデジタル版の二本立てでライオン誌を制作する計画であることが示された。 3. 事務所統合委員会 必要な新規什器備品の設置が終わり、現在は就業規則など各種規定の検討が進んでいるこ とが報告された。また、ライオン誌日本語版事務所の銀行口座をガバナー協議会議長連絡会 議世話人名に改める提案があり、ライオン誌委員会としてこれを承認した。 4. 2015年11月号 (10月20日見本/96,700部発行) 出来 11月号本誌と増刊の出来について意見を交換した。本誌特集は「山田實紘国際会長公式訪 問」 、エリア・フォーラム・リポートはニュージーランドにおけるANZI-パシフィック・フォー ラム。増刊は「交付金事業」 「被災者の声」 「復興支援対策本部報告」で構成した。 5. 2015年12月号記事内容の確認 事前に送付された12月号校正を基に、記事の内容を検討した。特集は「ブダペスト国際理 事会」で、山田国際会長主宰の理事会として会長の動向を紹介するだけでなく、理事会全体 の流れも含めて紹介している。 「国際理事だより:安井克之国際理事」 、 「USAカナダ・フォー ラム・リポート:中嶋辛委員」 、 「編集室:佐藤義則委員」 。エリア・フォーラム・リポートにつ いて、USAカナダ・フォーラムを取材した中嶋委員からフォーラムの様子が報告された。ま た西川国際理事から、国際委員会で主催する1月の国際本部研修ツアーと3月の国連ライオン ズ・デーについて、案内の掲載要請があり、表2スペースを提供することにした。 6. 2016年1月号以降台割 (案) と主要記事予定 1月号以降の台割案が提出された。 1月号は特集「福岡国際大会展望」 、 「国際理事だより:佐藤宜之国際理事」 、 「ヨーロッパ・ フォーラム・リポート:佐藤義則委員」 、 「編集室:中嶋辛委員」 。特集は、福岡国際大会ホス ト委員会の中心メンバーによる座談会を企画する(担当:井村一男編集長) 。 2月号は特集「バンコク・フォーラム」 、 「国際理事だより:西川義規国際理事」 、 「編集室: 久津間康允委員」 。 「エリア・フォーラム・リポート」はインド・グジャラート州アーメダバー ドで開催されるISAAMEフォーラムで、寺越委員が取材を担当する。また、同フォーラム には西川、佐藤両国際理事も出席される。 3月号は特集「追跡・東日本大震災Ⅵ」 、 「国際理事だより:安井克之国際理事」 、 「編集室: 井村一男編集長」。「エリア・フォーラム・リポート」は南米のウルグアイで開催される FOLACフォーラムで、寺越委員が取材を担当する。特集は、東日本大震災から丸5年とな る2016年3月に合わせ、震災後に追跡取材を行った岩手県・陸前高田、宮城県・南三陸志津川、 福島県・飯舘の各クラブのその後を取り上げる。なお、東日本大震災をテーマとして継続し てきた毎年3月号での特集は、丸5年を区切りに今回を最後とするが、東日本大震災について は今後も、現在連載中の東日本大震災復興だよりなどで継続して取り上げていくこととする。 2015-16年度主要記事予定のうち、4月号以降の特集企画について検討した。薬物乱用防止 やライオンズクエストなどの案が出されたが、次回委員会で改めて具体的な検討を行うこと とし、各委員が再度企画案を持ち寄る。 ● ライオン誌サポーター・アンケートの内容を検討した。その中で特に、改善点や提言と して挙げられた意見を参考にして、今後更に読みやすい誌面作りに努めることとする。 7. ライオン誌デジタル化 前回会議前の小委員会では、現在の印刷版をベースとした電子版作成を念頭に、今後の展 開を検討していくとしたが、その後、公式版編集者会議で国際本部から、デジタル版は印刷 版の電子化やPDF配信ではなく、ブログタイプで作成するよう要請があり、今後、それに即 した形でデジタル版へ移行すべく計画の見直しを図る必要が生じた。ITアドバイザーを中心 としたデジタル化小委員会にその旨説明し、使用するシステムやコンテンツについて検討し ていくこととする。 また、前回会議で検討に入ることを決めた、1958年の創刊以来のバックナンバー全ページ のPDF化、及び電子版での公開について検討した。現在、凸版印刷と共同印刷に見積もりを 依頼しているが、画像データで保持しているDTP導入前の雑誌だけでも500冊あり、正確な 見積もりを出すためには少し時間がかかることが報告された。 8. その他 ● 冬季賞与について、過去の支給実績及び現在のライオン誌日本語版事務所運営状況を基 に検討した。その結果、昨年の冬季賞与と同水準で支給することとし、個別の支給額は 塚田委員長が決定する。 ● 残部が少なくなっているライオン誌出版物のうち、 『LCIF早分かり』については、栢森 新治LCIF理事の協力を得て改訂作業を進めていることが報告された。ライオンズスク ール中級編の改訂は現在ペンディングとなっているが、これに関連して前回会議で提案 された、332-D地区製作の新会員向けDVDを取り寄せ内容を確認した。その結果、委員 が所属している地区でも同様のDVDが作られていることが分かり、ライオン誌委員会 での製作・配布は見送ることになった。 閉会あいさつ 塚田雅二委員長 【次回以降委員会開催予定】 12月 9 日(水) 15:00〜17:30 第5回会議 日本ライオンズ事務所 1 月12日(火) 13:30〜16:00 第6回会議 日本ライオンズ事務所 2 月 9 日(火) 13:30〜16:00 第7回会議 日本ライオンズ事務所 2 月10日(水) 13:00〜 監査委員監査 日本ライオンズ事務所 ラ イ オ ン 誌 日 本 語 版 事 務 所 2015-2016 年 度 収 支 計 算 書 2015年9月 ( 収 入 の 部 ) 科 目 予 項 購 読 算 額 当月執行額 累 計 額残 高摘 目 料 収 入 125,400,000 10,405,851 31,217,550 94,182,450 国際協会補助金 68,400,000 5,728,301 17,184,900 51,215,100 特 別 負 担 金 57,000,000 4,677,550 14,032,650 42,967,350 広 告 料 収 入 2,500,000 54,000 514,512 1,985,488 そ の 他 収 入 3,760,000 275,476 1,385,245 2,374,755 頒布品収支差額 2,000,000 147,976 △ 256,410 2,256,410 息 60,000 35,000 50,748 9,252 入 1,700,000 92,500 1,590,907 109,093 事務改善等積立金 取 崩 高 為 替 差 損 準 備 金 取 崩 高 資 料 整 備 準 備 金 取 崩 高 5,400,000 5,400,000 1,500,000 1,500,000 繰 越 収 支 差 額 金 32,953,260 受 雑 合 取 利 収 計 171,513,260 10,735,327 33,117,307 138,395,953 要 ( 支 出 の 部 ) 科 目 項 直 接 目 出 算 額当月執行額累 計 額残 高摘 費 70,930,000 6,400,279 16,911,323 54,018,677 費 35,520,000 2,869,833 8,557,357 26,962,643 発 送 事 務 費 14,400,000 1,240,314 3,541,630 10,858,370 旅 費 交 通 費 7,000,000 1,571,090 3,412,214 編集関係諸費 500,000 6,480 25,120 474,880 原稿料・編集費 6,500,000 712,480 1,374,520 5,125,480 広告関係諸費 10,000 82 482 9,518 他 7,000,000 2,852,084 2,852,084 4,147,916 費 5,020,000 392,665 1,410,149 3,609,851 旅 費 交 通 費 5,000,000 371,440 1,332,700 3,667,300 費 20,000 21,225 77,449 △ 57,449 事務所移転関連費 5,000,000 1,075,264 2,176,744 資 費 1,500,000 78,354 1,264,690 東 日 本 大 震 災 被 災ク ラフ ゙特 別費 400,000 32,910 98,730 301,270 費 53,780,000 3,903,767 11,709,208 42,070,792 費 31,500,000 2,104,497 6,428,581 25,071,419 福 利 厚 生 費 5,150,000 389,744 762,803 4,387,197 旅 費 交 通 費 1,200,000 330,242 427,712 772,288 通 信 費 1,500,000 80,442 486,306 1,013,694 備 品 費 200,000 事 務 用 品 費 1,000,000 印 刷 そ 委 版 予 の 員 会 会 議 料 事 整 備 務 人 件 図 9/2-7ANZI、9/17- 3,587,786 19US/CANADAフォーラム 費 雑 資料データ化 305,658 694,342 費 10,000 費 20,000 407 407 19,593 I T 関 連 費 2,000,000 149,256 501,768 1,498,232 129,600 400 消 書 2,823,256 新規什器代他 200,000 85,879 耗 顧 品 問 10,000 料 130,000 支 払 手 数 料 60,000 11,394 31,266 28,734 料 7,800,000 597,078 2,096,754 5,703,246 水 道 光 熱 料 150,000 40,193 70,810 79,190 租 課 300,000 7,108 10,303 289,697 減 価 償 却 費 50,000 退 職 給 付 費 用 2,300,000 105,000 315,000 1,985,000 410,000 2,527 87,326 322,674 54,914 △ 54,914 保守・修 繕費 借 雑 室 税 公 費 50,000 固定資産廃棄損 ( 収 入 )-( 支 出 ) 1,930,000 1,930,000 繰 越 収 支 差 額 金 32,953,260 32,953,260 当 期 収 支 差 額 金 合 計 171,513,260 △ 1,147,912 10,735,327 △ 453,537 要 453,537 33,117,307 138,395,953 貸 借 対 照 表 2015年9月30日現在 (単位:円) 資 産 の 部 流動資産 ( 現 304,951,722 81,797,518 298,061,715 ) 流 動 負 債 ( 49,784,099 ) 金 14,894 未 払 金 5,264,224 普 通 預 金 130,885,959 仮 受 金 17,160 定 期 預 金 160,000,000 前 受 会 費 31,217,553 郵 便 振 替 貯金 2,737,401 預 金 536,483 未 収 入 金 1,179,952 送料預り金 12,748,679 貯 蔵 品 53,460 頒 布 品 1,127,851 前 渡 金 859,096 前 払 費 用 859,491 立 替 金 2,253 仮 払 金 341,358 固定資産 ( 有形固定資産 ( 什 器 備 品 無形固定資産 ( その他の固定資産 ( 32,013,419 ) 退職給付引当金 32,013,419 正 味 財 産 の 部 223,154,204 金 130,000,000 662,387 ) 資 料 整 備 準 備 金 13,342,234 事務改善等積立金 21,903,461 239,200 ) 為 替 差 損 準 備 金 25,408,786 239,200 ( り 固定負債 6,890,007 ) 基 662,387 電話加入権 合 負 債 の 部 未処分収支差額金 5,988,420 ) 前期繰越収支差額金 32,953,260 差入保証金 5,988,420 当期収支差額金 △ 453,537 計 304,951,722 合 計 32,499,723 304,951,722 2015年ライオン誌編集者会議 報告書 日 時:2015年10月6日(火)9:00〜16:15/7日(水)9:00〜14:00 場 所:ドリント・ホテル(ドイツ・バイエルン州アウクスブルク) 出席者:山田實紘国際会長、ジョー・プレストンLCIF理事長、ボブ・コーリュー国際第1副会長、 国際理事会PR委員会(ロバート・リトルフィールド委員長他) 、公式版18カ国語31版中 23版の編集者(オーストラリア・パプアニューギニア、オーストリア、バングラデシュ、 ベルギー、イギリス・アイルランド、ブラジル、カナダ、デンマーク、フィンランド、 フランス、ドイツ、インド、インドネシア、日本、韓国、ノルウェー、ポーランド、 ポルトガル、スウェーデン、スイス、タイ、本部[英語、スペイン語] ) 、本部職員 (PR・コミュニケーション部他) ' 10月6日、デイン・ラジョイ国際本部PR・コミュニケーション部長(ライオン誌マネージング・ エディター)の開会あいさつに続いて、各公式版編集者を始めとする出席者の自己紹介があり、 その後ラジョイ部長の司会で会議が進行した。また7日には山田實紘国際会長、ジョー・プレス トンLCIF理事長、ボブ・コーリュー国際第1副会長が出席、それぞれライオン誌に関して話をさ れた。 会議では、グローバル開発計画、国際協会100周年の最新情報と編集者の役割、公式版ラ イオン誌のデジタル版移行計画、災害援助・地域奉仕に対するライオン誌の関わり、国際理 事会方針書、国際協会のブランドのトピックが取り上げられた。 山田實紘国際会長スピーチ ● 公式版ライオン誌は、各国で行われているさまざまな奉仕活動を発信するという大事な 役割を持っている。国際理事会では、ライオン誌をデジタル時代に対応させると共に、 環境に配慮した形態へと変化させることを決定しているが、どのようなフォーマットに なろうとも、編集者の皆さんがライオンズのすばらしいニュースを世界中に広めていく ことが大切。そのために、いい仕事をしてほしい。 国際協会100周年 ● 国際協会100周年に関して、現在、ライオンズクラブの真価を表す100の物語を作成中で、 そのうち25話(メルビン・ジョーンズ、初めての国際化[カナダへのエクステンション] 、 国連、 「ウィ・サーブ[モットー] 」 、ヘレン・ケラー、白杖など)については全公式言語 に訳して配信する。本部版をテンプレートとして、各国でもそれぞれの物語を作ってほ しい。今後、100周コーディネーターへの情報を公式版編集者にも送る。 フランス版では、100周年記念誌の発行を準備している。内容は、メルビン・ジョーン ズなど国際協会草創期、地球規模での活動、フランスにライオンズが誕生して以降の歴 史を中心に構成する予定。カナダ版でも記念誌の発行を計画しており、内容は、カナダ にエクステンションされた1920年以前と以後に分けて、ストーリーを展開する。 この他、1オンス銀貨の発売計画(LCIFへの10㌦献金付)があること、また数カ国で 記念切手の発行が計画されていることなどが紹介された。 公式版ライオン誌のデジタル化移行 ● 公式版ライオン誌のデジタル版移行計画については、ラジョイ部長を中心に、ジェイ・ コップ シニア・エディターによるプレゼンテーションと、ロバート・リトルフィールド 国際理事会PR委員会委員長の講演など、多くの時間を割いて現状説明と意見交換が行 われた。 現在、電子化、モバイル化が進む他、ソーシャル・メディアの普及などで時代は急速 に変化している。その中で、国際理事会は公式版ライオン誌のデジタル版移行を決定し た。この件を昨秋、イギリス・バーミンガムで開催されたヨーロッパ・フォーラムで報告 したところ、公式版編集者を始めヨーロッパの会員から幾つかの意見が出され、それを 更に国際理事会と本部で検討し、年4回の印刷版発行という形で軌道修正した。本部版 は2017年7月からデジタル版への切り替えを予定しており、デジタル版はウェブベース のブログタイプで作成する計画で、現在、WordPressのテンプレートから本部版にふさ わしいレイアウトを選び、具体的な作業を進めている。 各国語版編集者の反応 ● インド版:インドでは全会員がインターネットに接続出来るわけではない。印刷版の廃 止には反対。 ● 韓国版:電子化が強調されるが書籍は残っている。韓国は年齢層の高い会員が多く、ま だまだアナログが中心であり、それぞれの国の事情に合わせて段階的に進めていくべき ではないか。一(PR部の回答:本部版も正直なところ、デジタル版への移行には不安 があるが、時代の変化や森林保護などを考えると、移行は進めるべきと判断している) ● インドネシア版:インドネシアでは現在、毎月雑誌を発行しており、そのPDF版もイン ターネットで公開している。デジタル版はこうした雑誌形式でもいいのか、ブログ形式 にすべきか?(PR部の回答:ブログ形式にしてほしい) ● 日本語版:デジタル化には賛成だが、その準備をするためにも経費の裏付けが必要だ。 補助金が幾らになるのか出来るだけ早く方針を示してほしい。 (PR部の回答:現在6㌦ のところ4㌦程度に減額することを考えているが、正式決定ではなく、2016年3月の理事 会で具体的な討議をした上で、もう少し詳しい話が出来ると思う) ● フランス版:タブレットで読めるデジタル版を準備している。デジタル化に対応出来な い会員についても、年4回の印刷版が出せるなら十分だと考えている。ただ、どのタイ ミングでデジタル版を発行するのかが難しい。重要なイベントごとにリアルタイムで更 新するのは不可能だし、速報は情報の信頼性が損なわれる恐れもあり、月1回の更新が 妥当ではないか。 ● オーストリア版:デジタル版がブログタイプとなれば頻繁に更新することになり、年4 回の印刷版発行と合わせると、マンパワーが足りないし、コストも今より多くなるので はないか。 (PR部の回答:本部版はマンスリー更新を基本に考えているが、各国の事情 に合わせて隔月更新にしてもいい。マンパワーの不足に関しては、フリーランスのスタ ッフを活用したらどうか) ● イギリス・アイルランド版:自分はライオン誌の他に2冊、雑誌の編集に関わっているが、 デジタル版では広告が入らなくなる。 (PR部の回答:年4回の印刷版発行で少しカバー 出来るはずだと考えている) ● PR部:公式版としての使命は、デジタル版になると更に重要になる。一般の人が見て ライオンズクラブに好印象を持つようビジュアル・イメージに力を入れることが大切。 本部版はWordPressを使うが、他のブログ用アプリケーションを使ったり、ブログサー ビスを利用しても構わない。また、デザインや内容も含め、現在31の公式版があるよう に、各国の独自性を持たせてもらって結構。 災害援助、地域奉仕への関わり ● ブラジル版、日本語版、オーストリア版、ドイツ版の各編集者から、それぞれプレゼン テーションが行われた。日本語版は、東日本大震災に対するライオン誌の対応について 発表。災害発生直後の動き、支援活動の報道、被災クラブ追跡取材、震災を忘れない連 載記事、LCIF指定交付金事業を報告する増刊の発行について説明し、最後に震災に対 して全世界から寄せられた支援に感謝を表した。プレゼンの後には、涙を流される出席 者も多く、出席者からの要望により、使用したプレゼンテーション資料は動画に書き出 した上でYouTube上で限定公開することにした。 国際理事会方針書 ● PR部:国際理事会方針書では、現在、年6回以上の発行となっているが、デジタル版に 移行すると共に、年4回印刷版を発行することに伴い、指定記事の扱いなどを検討し直 す必要がある。これについて、各編集者の意見を聞きたい。 ● オーストリア版:年6回の発行のため、国際会長メッセージなどの指定記事を全て載せ ることは出来ない。現在は直近の記事だけを載せているが、それで間違いないか。 (PR 部の回答:理事会方針書を正確に反映するためには全ての指定記事を掲載しなくてはい けない) 。これを聞いたオーストリア版編集者の「月に2本の記事を載せるのか」との問 いに、PR部はその通りと回答。 ● デンマーク版:デンマークも年6回の発行であり、指定記事を2本載せなくてはいけない となると、デンマーク国内の記事が少なくなり、非常に困難。 (PR部の回答:新国際会 長テーマは前年まで16ページあり、確かにこれを全て掲載するとなると、ページ数の少 ない版や発行回数の少ない版の編集を圧迫すると認識している。理事会方針書について は、3月の理事会で見直しを検討したい) ● ポルトガル版:ポルトガル語を言語とする公式版は、ポルトガル版とブラジル版の2版 があるが、同じポルトガル語でも両国で微妙に表現が異なる。 (PR部の回答:本部のポ ルトガル語スタッフが翻訳しているが、元ファイルも同送するようにする) ● スペイン語版:ニュース交換センターから配信される記事は、ライオンズの国際的な面 を強調する上で大事。特に今日交換した各国のライオン誌を見ていると、文字は読めな いが、写真を見ているだけで感情を動かされる。日本語版の震災のプレゼンでもそうだ ったが、写真や動画など、ビジュアルの力は大きく、これらは国境や人種、言葉も関係 がない。そうした素材を配信してほしい。 (PR部の回答:ライオンズの本質、ライオン ズは何をしていて、人々にどういう影響を与えているか、それが一目で分かるビジュア ル素材をお互いに交換し、本部からも配信したい) ● ポーランド版:ポーランドでは国際協会補助金以外に負担金を集めておらず、取材等を して記事を作成するのは困難であり、本部から配信されるニュース交換センターがとて も助けになっている。 ● ブラジル版:ブラジルでは年に3㌦程度の負担金を集めているが、これらを使って国際 大会の取材をしてもいいか?(PR部の回答:問題ない) ● インド版:インドも負担金を集めている。その中で、ノン・ライオンに向けたスペシャ ル・エディションを作成している。 (PR部の回答:すばらしい取り組みなので、ノン・ラ イオンに向けた情報のアウトラインをPR部で作成して配信したい) 最後に、オーストリア版編集者から、デジタル版への移行前にもう一度編集者会議を開い てほしい旨の要請があり、PR部からは予算もあるため確約出来ないが、2017年のシカゴ国 際大会前にオークブルックで会議を持つなど、前向きに検討したいとの回答があった。 。
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