61 - 情報規格調査会

No. 61
2004 年 3 月
目
次
標準活動トピックス:
「メタモデル相互運用枠組み」の標準化 .............................................. 2
堀内 一(東京国際大学),
大林 正晴((株)管理工学研究所),黒川 利明
((株)CSK)
最近の国際会議から:
JTC 1(Information Technology)総会報告 .................................................... 6
成田 博和((富士通(株))
SC 6(Telecommunications and Information Exchange Between Systems)総会報告 ................. 9
向井 幹雄(ソニー(株))
SC 28(Office Equipment)総会報告 ......................................................... 10
平山 和博((社)ビジネス機械・情報システム産業協会)
SC 34(Document Description and Processing Languages)総会報告 ............................. 12
小町 祐史(パナソニック コミュニケーションズ(株))
SC 35(User Interfaces)総会報告 .......................................................... 15
山本 喜一(慶應義塾大学)
解説:楕円曲線暗号の原理と国際規格について ........................................... 16
宮地 充子(北陸先端科学技術大学院大学)
声のページ:
標準化活動への貢献と自分への貢献について .................................................. 18
谷津 行穂(日本アイ・ビー・エム(株))
標準化貢献賞を受賞して思うこと ............................................................ 18
中尾 好秀(シャープビジネスコンピュータソフトウエア(株))
SC 23 の標準化活動に参加して............................................................... 19
助田 裕史((株)日立製作所)
北京ダックとエーゲ海の夕日 ................................................................ 19
小林 龍生((株)ジャストシステム)
2004 年 3 月以降 国際会議開催スケジュール ...................................................... 20
2003 年の DIS,IS 各段階の状況 ................................................................. 21
2003 年に開催された国際会議および我が国からの出席状況.......................................... 22
情報処理学会試行標準のページ:
音声認識のための読み表記:情報処理学会試行標準 IPSJ-TS 0004:2003 ........................... 30
新田 恒雄(豊橋技術科学大学)
編集後記 ..................................................................................... 30
<標準活動トピックス>
「メタモデル相互運用枠組み」の標準化
SC 32/WG 2小委員会
主査 堀内 一(東京国際大学)
幹事 大林 正晴((株)管理工学研究所)
委員 黒川 利明((株)CSK)
1. はじめに
ISO/IEC JTC 1/SC 32(データ交換と管理)のWG 2
(メタデータ)では,新たな標準化プロジェクトと
して「メタモデル相互運用枠組み(Framework for
Metamodel Interoperability)」を推進中である.
2000年1月から日本が中心となって提案活動を継続
し,2002年5月に,日本,中国,韓国,英国,及びカ
ナダによる5カ国共同プロジェクトとして発足したも
のである.2003年度より,経済産業省の「国際規格
共同開発事業」の1つとしても推進中である.ようや
く2003年10月のWG 2メルボンル会議で,規格の一部
がCD登録投票に入った段階ではあるが,ここに,そ
の狙いと規格開発の現状を報告する.
2. 本規格案の背景と狙い
2.1 SC 32/WG 2とメタデータレジストリ規格
SC 32(データの交換と管理)は,1998年7月に,
それまでSC 14(データ要素)とSC 21/WG 3(異機種
間相互運用,データベース)が統合して発足したSC
である.WGの構成は以下のとおり.
・ WG 1:open-edi
・ WG 2:メタデータ・レジストリ
・ WG 3:データベース言語(SQL)
・ WG 4:SQLマルチメディア
・ WG 5:リモートデータアクセス(2002年廃止)
WG 2はこれまで,旧SC 14の成果であるISO/IEC
11179規格を継承しながら,メタデータの規格化を進
めてきた.11179規格は,データ要素の管理属性や命
名規則,さらにその登録法などに関する規格群(第1
プロジェクト番号
部から第6部)としてスタートしたが,8年近く改定
を繰返し現在の版に至っている.最新の規格は,
「MDR:メタデータレジストリ規格」と呼ばれ,レジ
ストリのメタモデルも規格化している.
一方,B2Bの電子商取引にみられる企業間情報連携
では,メタデータ規格だけでなく,ビジネスやソフ
トウェアを記述したモデルの共有,あるいは業界団
体ごとに開発されるメタデータ登録簿(レジスト
リ)の規格化も求められ,MDR規格としての11179に
新たなる拡張が求められている.
2.2 「メタモデル相互運用枠組み」規格の狙い
ここで紹介する規格案(メタモデル相互運用枠組
み:ISO/IEC 19763,以下MMFI規格と呼ぶ)は,前
述のような背景から,1年半の検討期間を経て,
2002年5月に規格開発プロジェクトがスタートした
ものである.
MMFIは,現在のところ,第1部から第4部までの4部
構成をもつ規格群であり,各部とも,原則として2カ
国の共同編集(Co-editor)体制をとり,国際共同作
業による規格開発を目指している.本規格(MMFI規
格)は,eビジネスやeコマースにおける企業間連携
で求められるメタデータや業務モデルの共有基盤に
関するものである.各産業分野で,業界ごと企業ご
とに構築される登録簿(レジストリ)の,それぞれ
が具備するメタモデル(モデルを記述するモデル)
の記述方法と登録手段の標準化を通じて,例えば,
ebXML,UBL,あるいはUDDIなどの仕様に従って開発
されるレジストリ(そのメタモデル)群の相互運用
促進を期すものである.
タイトル
プロジェクトエディタ
1.32.22.01.01.00
Framework for metamodel interoperability
-- Part 1: Reference model
堀内 一(日本)
Bourne, Tim(英国)
1.32.22.01.02.00
Framework for metamodel interoperability
-- Part 2: Core Model (MOF/XMI
Extensions)
Framework for metamodel interoperability
-- Part 3: Metamodel for Ontology
大林 正晴(日本)
Baik , Doo- Kwon(韓国)
Framework for metamodel interoperability
-- Part 4: Metamodel for model mapping
黒川 利明(日本)
1.32.22.01.03.00
1.32.22.01.04.00
表-1
Jean, Berube(カナダ)
He, Queking(中国)
ISO/IEC 19763規格案の構成
2
図-1は,NWIの提案説得で用いられたレジストリ乱
立のイメージを示すものである.本規格の狙いは,
各レジストリの構造を規定するメタモデルを開発及
び登録するために,メタモデル定義の規範的な枠組
み(フレームワーク)を提供することで,図-2のよ
うなレジストリ相互運用の実現することにある.
3. 規格の構成と標準化活動
3.1 「メタモデル相互運用枠組み」規格の構成
本規格案は,メタモデル相互運用を目的として次
のような一連の規格から構成される.
・ 第1部:参照モデル
メタモデル枠組みの概念及びアーキテクチャを規
定する.以下の,第2部から第4部のメタモデル枠
組みの開発,及び登録に適用される.
・ 第2部:コアモデル
メタモデル枠組みの中核部分(コアモデル)につ
いて規定する.メタモデル枠組み規格の開発に使
われるメタモデル記述の機構,及び規範的な構成
要素を提供する.
・ 第3部:オントロジーのためのメタモデル枠組み
各種オントロジー・スキーマを登録するためのメ
タモデル枠組みを規定する.
ebXML EAN
Registry Registry
GCI
Registry
RosettaNet
Registry
Business
Category
CPFR
Registry
11179
Registry
Business
Negotiation
UDDI
Component
Registry
・ 第4部:モデルマッピングのためのメタモデル枠
組み
モデル間のマッピングの種類と規則を記述するた
めのメタモデル枠組みを規定する.
3.2 メタモデル枠組みのアーキテクチャ
(1) メタモデルとは
メタモデルとは,直感的には「モデルを記述する
モデル」といえる.より厳密には,「モデルの記述
要素(モデル要素)の意味と構文を記述したモデ
ル」をさす.ここでモデルとは,情報システムを構
成するソフトウェア,あるいは実世界における概念
や情報などを記述したものをいう.一般的に,その
記述にオブジェクト概念が用いられる.
「記述するものと記述されるもの」との関係は無
限に繰り返すこともある.つまり,メタモデルを記
述するモデル(メタ-メタモデル)も存在し,メタメタ-メタモデルも存在し得る.これらをメタ階層
(M0∼Mn)と呼ぶ.一般に,M0(Meta level 0)は
実世界の何らかの実体を反映する「値」が存在する
レベルである.情報システムのメタ階層では,実世
界はM0よりも低位である(M0∼M3の4階層はMOF仕様
に従ったものである).
図-3に,MMFI規格で想定するメタモデル概念を示
す.メタメタモデル(M2レベル)は,メタモデルを
支配し,モデル要素の意味と抽象構文を与える.メ
タモデルは,上位モデル(メタメタモデル)の表現
であり,下位モデルを支配し,モデル化要素の意味
及び抽象構文を与える.実際のモデル層(M1レベ
ル)では,メタモデルで支配されるモデル要素がモ
Consumer
Profile
Vender Shipper
Catalog Catalog
System
Development
MOF model
Production Planning &
Procurement
CALS
SC32 Seoul 020506
Manufacturing
PDES/STEP
Registry
Customer
Support
4
MMF Core Model
M3
Shipping
MMF for
Model Mapping
図-1
本規格が取り上げる問題
Type
Type
Instance
Instance
UML Metamodel
M2
Instance
UML<->IDEF1X
Model Mapping Metamodel
UML
model construct
IDEF1X Metamodel
IDEF1X
model construct
UML<->IDEF1X
model construct mapping
Class
M1
Type
Entity
Class<->Entity mapping
Type
Type
Instance
Instance
Type
Instance
人<->Person
人
Type
Type
Instance
Inst ance
:山田 太郎
:山田 太郎<->Taro Yamada
M0
:ジョン スミス
Person
Type
Instance
:Taro Yamada
:ジョン スミス<->John Smith
Symbolize
:John Smith
Symbolize
Universe of Discourse
図-2
メタモデル枠組みによるレジストリ相互運用
図-3
メタモデルとメタ階層
3
デルの作成に使用される.モデル化機能は,UML記法
のような具体的な構文を提供する.モデル化機能
も,それ自身メタモデルの支配を受ける.
(2) メタモデル枠組みとは
「メタモデル枠組み」とはモデルやモデル要素を
記述するメタモデルの標準的雛形をさす.
例えば,同じUMLに従ったモデルでも,モデルに組
み込まれる情報要素や実体定義,あるいは実体関連
定義について異なるものを使えば,それらのモデル
の交換や共有は難しい.
モデルに組み込まれる情報要素,実体定義,関
連 付 け ( パ タ ー ン ) な ど を モ デ ル 要 素 ( model
constructs)と呼ぶ.それらモデル要素を記述す
るメタモデルと,それらの間の対応規則を記述す
るメタモデルの両者を用意することで,異なるモ
デルの間で意味の翻訳や変換が可能となる.「メ
タモデル枠組み」はそのような問題指向のメタモ
デルの雛形であり,問題によってさまざまなもの
が必要となる.
本規格案では,図-4に示すように,メタモデル枠
組みを開発するための手段としてコアモデルを提供
する.
3.3 コアモデルの概要
コアモデルは,メタモデル枠組みの開発手段とな
るものでメタモデル化機能と呼ばれる.メタモデル
定義に関する厳密な規則を必要とすることから,OMG
( Object Management Group ) の MOF ( Meta Object
Facility)仕様を拡張すること,また,オブジェク
ト 定 義 を よ り 普 遍 的 な も の と す る た め に MDR
(ISO/IEC 11179)規格の一部を導入した.
MOFは4段階のメタ階層をもって,オブジェクトの
メタ情報を定義・格納・検索できるリポジトリ規格
である.XMLによるメタ情報交換仕様であるXMIも提
供されている.
Metamodel
Framework
Architecture
Metamodel Facility
(MOF)
本規格開発でMOF規格を使用することから,SC 32
のWG 2が受け皿となって,MOF/XMIのISO規格化もPAS
手続きに沿って進めているMDR(ISO/IEC 11179)規
格はオブジェクト定義に関する豊富な定義域を提供
できる利点をもつ.例えば,オブジェクトを定義す
るのに,オブジェクト概念(名前)域,表現要素の
概念域,表現要素の値域(バリュードメイン)など
の定義域を用いる.図-5は,オブジェクトとしてデ
ータ要素を表現するための定義域の関連を示すもの
である.
このようなMDRのメタモデルとMOFのメタモデルを
融合させてコアモデル規格案としたことより,次の
ような特長をもつメタモデル化機能となっている.
(1) 異なる背景で開発される各種メタモデルを,共
通の概念域と値域で扱うことが容易となる
(2) メタモデル間の関連を定義できる
(3) 異なる背景で開発される各種メタモデルを共通
の名前空間で扱うことが容易となる
(4) メタモデル要素の概念と実装を分離して扱うこ
とができる
(5) 複合したオブジェクトやその集合あるいは集約
の間の関連を定義できる
図-6は,MOFメタモデルを拡張しながらMDRメタモ
デルを統合したコアモデルの骨格を示すものであ
る.図の中央部分に,図-5で示したMDR規格の4象限
を,ModelConcept,ModelDomain,ModelInstance,
及びModelSelection,に置換えて導入している.こ
れらのオブジェクトクラスはすべてMOFのメタモデル
を継承して定義され,MOFのモデル記述力に加えて,
対象とするさまざまなモデルの構造ナビゲートや,
上位のメタモデルへの遡及などが可能となる.
Meta object defining
facility (MDR)
data_element_concept_conceptual_domain_relationship
Data_Element_Concept
0..*
expressed_by 1..1
Core model
having
1..1
1..1
represented_by
Meta Model
constructs
data_element_concept_expression
MMF Standards
Conceptual_Domain
specifying
conceptual_domain_representation
Metamodel Framework
expressing 0..*
Domain Specific
Metamodels
Model
constructs
Data_Element
represented_by
0..*
representing
1..1
0..*
representing
Value_Domain
Metamodel Instance
data_element_representation
図-4
メタモデル枠組みアーキテクチャ
図-5
ISO/IEC 11179 MDRの基本的構成
4
M M F Co r e
MMF Core (Model Element)
Namespace
(MOF1.4 から)
DataElementConcept
(MDR から)
ConceptualDomain
(MDR から)
+having
+specifying
ModelConcept
ModelDomain
0..n
1
TypedElement
(MOF1.4 から)
1
+expressed by
1
+typedModel
+governed by
ModelAssociationEnd
DataElement
(MDR から)
ModelElement
(MOF1.4 から)
ValueDomain
(MDR から)
+exposedEnd
+referencedEnd
Reference
(MOF1.4 から)
IsOfType
0..n
reforeTo
+governing
0..n
+expressing
ModelSelection
/exposed
ModelInstance
0..n
1
+representing
+represented by
Package
(MOF1.4 から)
+referent +referre
+owned by
1
ModelReference
Classifier
(MOF1.4 から)
IsOfInstance
+modelType
+having
0..n
ModelProfile
ModelConstruct
ModelClassifier
ModelAssociation
ModelPattern
ModelCollaboration
ModelCommponent
図-6
ModelCodedValue
ModelStereotype
ModelFramework
MMFIコアモデルの骨格
このようなオブジェクト定義メカニズムにより,異
なるモデルやメタモデルを統一的な基盤で定義でき,
異なる背景をもつレジストリやメタモデルの比較・変
換が可能となる.第3部のオントロジーのためのメタ
モデル枠組み,第4部のモデルマッピングのためのメ
タモデル枠組みは,これらの機能に基づいて規格開発
が行われる.
5. 結言
既に述べたように,本規格案は2003年10月のメル
ボルン会議でCD登録投票に合意したばかりであり,
今後,その投票結果への対処や,第3部,第4部の開
「メタモデル相互運用枠組み 標準化専門委員会」
「SC32/WG2小委員会」
(財)日本規格協会 業務オブジェクト
共有技術調査研究委員会
電子商取引推進協
議会(ECOM)
中国(武漢大学)
NRRプロジェクト
「リポジトリモデル検討
SWG」
実証
(財)流通システム 開発センタ
OMG
本プロジェクト
共同
韓国(高麗大学)
英 国
協力
4. 国内の取り組み
本規格開発は,日本,中国,韓国のアジア諸国が
中心となって進めている.国内では2003年度より経
済産業省の「国際規格共同開発事業」の1つとして採
択されている.また,ECOMのNR&R(National
Repository & Registry)プロジェクトとも連携し
て,ebXML仕様に基づく実証実験を行う計画である.
中国,韓国のメンバも,ebXML Asia Forumのメンバ
であることから,2005年度以降,本規格に基づいて
それぞれのebXMLレジストリを連携させる計画も進め
ている.
図-7は,国内の体制を示すものである.ECOMのNR&
Rプロジェクトだけでなく,OMGなどの協議会とも連携
している.OMGにおけるMOF仕様の改定やモデルマッピ
ング仕様開発にも積極的に参画・貢献している.
(社)情報処理学会 情報規格調査会
CBOP
カナダ
UMTP/Japan
図-7 MMFI規格開発の国内体制
発を進めなければならない.さらに,メタモデル登
録などの手続きに関する新たなNWIも提案しなければ
ならない.
本規格開発には,SC 32/WG 2コンビーナである米
国は直接参加していないが,11179規格の次期課題が
メタモデル連携にあることには十分な認識をもって
いる.
今後,メタデータやメタモデルの登録機構,あるい
はレジストリの相互運用は,ネットワークを通じたビ
ジネス連携のために不可欠な基盤となることが想定さ
れる.日本・中国・韓国による規格共同開発と実証実
験を通じて,ともすると欧米中心の登録機構に対して
積極的なカウンター提案を行って行きたい.
5
<最近の国際会議から>
■ JTC 1(Information Technology/情報技術)総
会報告
情報規格調査会
理事 成田 博和(富士通(株))
1. 開催場所: シンガポール
2. 開催期間: 2003-11-17/21
3. 参加国/出席者数:17 カ国/72 名
議 長 (Scott Jameson , 米 ) , セ ク レ タ リ (Lisa
Rajchel,米),豪(1),加(1),チェコ(1),デンマー
ク(1),仏(1),独(3),アイルランド(2),伊(1),日
(6: 石崎 俊[慶大],大蒔 和仁[産業技術総合研究
所],平野 芳行[NEC],向井 幹雄[ソニー],山本 泰
[日本 IBM],成田 博和),韓(4),オランダ(2),ニ
ュージーランド(1),ノルウェー(2),シンガポール
(5) , 南 ア フ リ カ (1) , 英 (4) , 米 (8) , SC 2 議 長
(日:芝野 耕司[東京外語大]),SC 6 議長代理(韓),
SC 6 セクレタリ(韓),SC 7 議長(加),SC 17 セクレ
タリ(英),SC 22 議長(米),SC 23 議長代理(日:田
中 邦麿[帝京平成大]),SC 24 議長(米),SC 24 セク
レタリ(英),SC 25 セクレタリ(独),SC 27 議長(独),
SC 28 議長(日:齋藤 輝),SC 28 セクレタリ(日:出
井 克人[キヤノン]),SC 29 議長(日:渡辺 裕[早
学]),SC 31 議長(米),SC 32 議長(米),SC 35 議長
(仏),SC 36 議長兼 IIT-RG(米),SC 37 議長(米),
Free Standard Group , ITU-T( 米 ) , IEC (JeanPierre Brotons-Dias),ITTF (Keith Brannon),ISO
(Reinhard Weissinger*)
(*19 日の JTC 1 新 Web サイト・トレーニングセッ
ションのみ出席)
4. 特記事項
今回の JTC 1 総会での主要な議事は次のとおり.
(1) SC 11 の SC 23 への統合
(2) 新分野対応等今後の計画
(3) JTC 1 の プ ロ シ ジ ャ に 関 わ る 検 討 ( JTC 1
Directives の改訂)
(4) JTC 1 標準の新たな提供形態,付加価値アップ
に向けた検討
(5) IPR ポリシー,その他
進行は初日の 17 日は JTC 1 及び各 SC(SubCommittee)からのビジネスプランの報告,18 日以
降は,18 日午後に併行して実施された上記(3),(4)
に関する Ad hoc 会議,19 日の JTC 1 の新 Web サイ
トの使用に関するトレーニングセッションをはさん
で,メンバ各国,各 SC からの寄書の審議,ラポータ
グループ,スペシャルグループからの報告と審議,
Ad hoc 会議の状況報告と審議,最終日の 21 日には
審議結果に基づく決議の採択の順で行われた.
以下では,日本に関連した話題とその他の主要な議
事を中心に報告する.
4.1 SC 11 の SC 23 への統合(関連決議 7)
本年末で SC 11 の幹事国を降りるとの米国の意思
表示を受けて,SC 11 の活動を日本が幹事国を務め
る SC 23 に統合するという日本提案は,仏,英,米
の支持の元に,満場一致で承認された.統合に伴う
新タイトル,スコープも日本提案どおり支持され,
SC 23 の次の会議で新プロジェクトと共にレビュー
するよう JTC 1 が SC 23 に指示した.
(注) ECMA の van den Beld 氏からは個人的には日本案
に反対との意見も事前には聞こえてきたが,ECMA
(スイス)は今回の JTC 1 総会には欠席した.
4.2 新分野対応等今後の計画
(1) JTC 1 長期ビジネスプランとその実現プラン
(関連決議 2)
昨年の JTC 1 総会で承認した長期ビジネスプラン
( JTC 1 N 6923 ) と そ の 実 現 プ ラ ン ( JTC 1 N
6924)は現在も有効であることを確認し,JTC 1 セ
クレタリと議長に今回の総会の決議を反映すること
を要請した.
(2) 新分野対応スタディグループ(関連決議 8)
新分野対応を積極的に進めるとの昨年の JTC 1 総
会での決定を再確認し,JTC 1 が取組む追加の新分
野候補を各国と SC に提案するよう要請した.
スタディグループは,議長が指名され,さらに 3
人以上の国あるいは SC からの参加者がある場合に設
置される.
(3) Web Services スタディグループの設置(関連決
議 9)
Web Services の標準化に関する JTC 1 の貢献戦
略を検討するためのスタディグループの設置を決定
した.
・ 議長:D.Deutsch(米:Oracle),セクレタリ:
F.Coallier(加)
・ JTC 1 事務局から各国,SC 等に参画の呼びかけを
行う.加,仏,米の 3 カ国が既に参加の意思を表
明済み.
・ 次回の JTC 1 総会(2004 年 10 月)で活動結果を
報告する.
6
(4) Privacy Technology スタディグループの設置
(関連決議 16)
Privacy Technology(プライバシポリシー,プロ
セス,システム)の標準化に関する JTC 1 の貢献戦
略を検討するためのスタディグループの設置を決定
した.
・ 議長:J.Hopkinson(加)
・ JTC 1 事務局から各国,SC 等に参画の呼びかけを
行う.加,米,仏の 3 カ国が既に参加の意思を表
明済み.
・ 次回の JTC 1 総会(2004 年 10 月)で活動結果を
報告する.
(5) 特 別 ワ ー キ ン グ グ ル ー プ JTC 1 SWG for
Technology Watch の継続
昨年の総会で設置を決定した SWG for Technology
Watch の継続と議長のカナダの Coallier 氏の継続を
確認した.(関連決議なし)
・
・
・
(注) Technology Watch は JTC 1 のスコープ内の情報通
信技術の今後の発展と関連する組織についての,
JTC 1 メンバ各国と SC に向けた年次状況報告書
4.3 JTC 1 の プ ロ シ ジ ャ に 関 わ る 検 討 ( JTC 1
Directives の改訂)(関連決議 12A)
JTC 1 Directives の改定案(JTC 1 N 7212)を今
回 の 総 会 で 纏 め た 文 書 JTC 1 N 7302 “Items
Related to the JTC 1 Directives - Edition 5 and
Subsequent Editions” で Edition 5 で反映すると
決定した修正とともに JTC 1 Directives Edition 5
として承認した.
承認された修正を盛り込み,2004 年 2 月 1 日まで
に Edition 5 を出版することを JTC 1 セクレタリに
指示した.
また,Edition 5 に引き続く Edition での対応と
なったその他の事項についても寄書を求める等,必
要な対応を取ることを JTC 1 セクレタリに指示した.
・ JTC 1 N 7212 に盛り込まれたすべての修正(ほ
とんどが日本の提案)は原案通り承認された.
・ 日本が SC 25 の FCD 15018 に関して行ったアピー
ル文書 JTC 1 N 7120 の内容と米国からの日本を
支 持 す る 寄 書 JTC 1 N 7189 に 記 載 さ れ た
Directives の改訂の必要性は,Ad hoc 会議で加,
仏の積極的な支持を受けた.
・ Edition 5 ではアピールに関する条項 11.1.4 を
改訂して,アピールに含める内容を明確化するこ
ととなった.内容には,問題解決に向け,アピー
ル実施前に行った努力とその結果についても記載
することとした.(関連文書:JTC 1 N 7302 項
番 4)
・ 今回の日本のアピ−ルの原因となった CD から
FCD に移る際の手順を定めた条項 12.6.3.6 につ
いては曖昧なため,柔軟性を維持しつつ,手順を
・
・
・
・
明確化するための寄書を求めることになった.ア
ピ−ル手順の一層の明確化に向けても寄書を求め
ることになった.(関連文書:JTC 1 N 7302 項
番 5)
日本の Referencing Explanatory Report(RER)
に 関 す る 寄 書 JTC 1 N 7260 に つ い て は ,
Directives に含める具体的な文言についての寄
書を求めることになった.(関連文書:JTC 1 N
7302 項番 9)
NP 投票手順についての SC 17 からの寄書につい
ては,SC 17 の主張へのサポートがなく,日本が
ドラフトして JTC 1 N 7212 に含まれている原案
どおりとなった.(関連文書:JTC 1 N 7302 項
番 10)
NP 承認のための 5 カ国ルールに関する仏の提案
JTC 1 N 7243(電子メールや電話会議等での参加
を公式に参加と認めるという提案)は,既に
Directives に様々な参画形態が認められている
(Directives 6.1.2.4)ことを徹底することにな
り,Directives への更なる変更は行わないこと
となった.(関連文書:JTC 1 N 7302 項番 13)
標準の開発期間短縮に関する ISO TMB の決議
30/2003 を認識して,Edition 5 に反映すること
を決定した.(関連文書:JTC 1 N 7302 項番
14)
JTC 1 の開発期間に関する統計データを ITTF に
要求した日本の寄書(JTC 1 N 7265)については,
ITTF が Web サイトにデータを 2004 年 1 月 1 日ま
でに掲載することとなった(関連決議なし).
投票が有効であるための定足数(関連決議
12B):すべての投票は有効であるためには,P
メンバの 50%以上が回答する必要があることを
Edition 5 で明確化することを決定した.尚,回
答には棄権も含まれる.本件は SC 22 の 1 プロジ
ェクトを SC 2 に移管するため SC 2 で行われた投
票が P メンバの 50%未満の回答のもとに実施さ
れたことに起因して問題提起され,明確化された.
(棄権:アイルランド,オランダ,日本)
Ad hoc Group on Procedures の 設 置 : JTC 1
Directives の Edition 5 に引き続く Edition に
向けて提出される寄書をレビューし,改版案を作
成するための “Ad hoc Group on Procedures”
を設置することを決定した.この Ad hoc では,
JTC 1 Directives の構成,形態(ハイパーリン
ク化等 Usability の向上)についてもレビューを
行い,次回ベルリン総会での検討に向けて提案も
行う.この Ad hoc グループの管理,召集は JTC
1 セクレタリ及び議長が行う.(関連文書:JTC
1 N 7302 項番 2,15)
7
4.4 JTC 1 標準の新たな提供形態,付加価値アップ
に向けた検討(関連決議 13, 14)
Ad hoc 会議でまとめた各国の標準化関連組織のた
めの標準関連の新たな収入源に関する提案書(JTC 1
N 7303)を承認し,ISO の Market 試行チームへの提
案とすることを支持した.提案には,従来からの
JTC 1 の標準ドキュメントの提供だけではなく,標
準に加えて実装,市場シェア,コンソーシアム活動,
トレーニング等の Web サイトへのハイパーリンクを
サポートし付加価値 CD,広告を埋め込んだ電子ドキ
ュメント,期限付きの CD の提供などが含まれている.
本件には次の背景がある.
・ 各国の標準化関連組織の多くが標準の販売を収入
源として運営され,そのためせっかく作成された
ICT 標準が高価格で販売され,標準普及の妨げと
なっている.
・ 売上収入への影響を調査するため,一部 ICT 標準
ドキュメントの適正な価格での電子的販売の試行
が ISO 及び各国の標準化関連組織で行われており,
標準の普及を促進する新たな収入源が求められて
いる.
また,新たな収入源に関する JTC 1 参画者,専門
技術者向けのアンケート(Standards Availability
and Packaging)が作成され,JTC 1 参画者,専門技
術者からの直接のインプットを得ることになった.
4.5 IPR ポリシー(関連決議 25A,25B,25C)
・ ISO/IEC の特許ポリシーに関する懸念(JTC 1 N
7226, N 7259, N 7263, N 7330)が日本,英国,
SC 29 から表明され,出席した多数の国の支持を
得た.これらの寄書は,IPR ポリシーに責任を持
つ,ISO/IEC の上層委員会での検討に向けて,
ISO と IEC の CEO に送付し,迅速な回答を求める
こととなった.
・ ITTF からの IPR 問題への対応に関する今後の勧
告に迅速に対応するために,すべての SC と WG に
ドキュメント保管の現状をレビューすることを勧
告した.
・ ITU-T Director's ad hoc IPR グループで検討中
の Patent Statement Declaration Form の改定と
商標の使用に関する指針の準備の進捗を歓迎する
決議を行った.
・ 昨 年 の JTC 1 総 会 以 来 の 懸 案 で あ る IPR
Statement をデータベース化し一般に公開する件
は 2004 年 1 月末までに JTC 1 メンバのテスト,
レビュー用に公開することが ITTF から約束され
た(関連決議なし).
4.6 Livelink への移行(関連決議 40)
JTC 1 の Web サイトが移行する予定の ISO の
Livelink の説明,デモを受けて,Livelink への移行
に向けての問題点・懸念事項に関する寄書を各国と
SC から求めることを決議した.寄書は JTC 1 事務局
と自国の TMB 代表に提出するよう要請した.
4.7 その他
(1) Freely Available Standard(関連決議 18)
JTC 1 の PAS(Publicly Available Specification)
との混乱を招くため,Web から無償でダウンロード
可能な標準を “Publicly Available Standard” と
呼 ぶ の を 止 め て , ”Freely Available Standard”
と呼ぶべきとの日本提案は合意された.
(2) プロジェクトの移管(関連決議 24)
SC 22 のプロジェクト(ISO/IEC 14651,文字のソ
ート)を SC 2 に移管する件は SC 2 での投票が P メ
ンバの 50%未満の回答のもとに実施されたことから,
投 票 が 有 効 で あ る た め の 定 足 数 が Directives
Edition 5 で明確化された.(関連決議 12B)
尚,プロジェクトの移管は SC には決定権はないた
め,JTC 1 レベルでの投票となり,最終的には SC 2
と SC 22 の提案通り移管は承認された.
賛成: 9 カ国(豪,アイルランド,伊,日本,ニ
ュージーランド,シンガポール,南ア,英,
米)
反対: 4 カ国(仏,韓,オランダ,ノルウェー)
棄権: 4 カ国(加,チェコ,デンマーク,独)
(3) 議長の任命・再任(関連決議 30A)
日本関連は以下の通り.
・ SC 28 議長任命(2006 年 JTC 1 総会まで):斉藤 輝
・ SC 29 議長再任(2006 年 JTC 1 総会まで):渡辺 裕
尚,SC 36 の議長の再任に関しては,英国から反
対が表明され,その後,決議案採択時に JTC 1 議長
から SC 36 議長から個人的な理由で再任は受けられ
ないとの申し出があったことが報告され,再任の申
請は撤回された.英国の反対は,議長としての運営
に公正でない点があったということらしい.
SC 11 の SC 23 への統合に伴い,JTC 1 の SC の幹
事国の国別引き受け数は,米:5,日:4(SC 2,SC
23,SC 28,SC 29),独:2,英:2,加:2,仏:1,
韓:1 となる.
(4) 無料で Web からダウンロードできる JTC 1 標準
に対する IEC 基準(関連決議 21)
IEC が定めた無償で Web からダウンロードできる
JTC 1 標準に対する承認基準(JTC 1 N 7269)に着
目し,ISO 評議会に対して既存の ISO の承認基準を
この IEC の基準と整合性をとることを要請した.
(IEC の新基準と ISO の既存の基準との主要な違い
は,TR はすべてのタイプを無料公開の対象とするの
ではなく,参考情報として提供されるタイプ 3 に限
定するという点であり,細かな点で議論を継続する
かわりに早期に決着させる道を選択した.)
(5) IEEE の JTC 1 カテゴリ A リエゾン申請(関連決
議 28)
8
IEEE とのリエゾン担当者の推奨案にしたがって,
IEEE に JTC 1 のカテゴリ A リエゾン申請を行うよう
勧めることとした.条件は文書 JTC 1 N 7269 に示
されているが,JTC 1 の SC のスコープ内のすべての
ファストトラック提案は,事前に SC による審査をパ
スしている必要があることなどが含まれている.
(6) Free Standards Group(FSG)の PAS Submitter
申請
FSG の PAS Submitter 申請に対する 10 月末期限の
投票は賛成 17(コメント付き 5 件を含む),反対 0,
棄権 2 であった.今回の JTC 1 総会では提出された
コメントに対する回答文書が FSG から提出された.
これにより,各国の懸念は基本的には払拭されたと
考えられる.ITTF によれば,FSG から提出される
PAS は承認されれば,ECMA からのファストトラック
と同様に,FSG 標準と ISO 標準の 2 つの出版物とな
るとのことであった.
ITTF の IPR,出版,ロゴに関する口頭での見解に
対して,ドイツが文書で正式に回答することを要求
し合意された.(関連決議なし)
(7) SC 37(バイオメトリックス)関連トピックス
・ IBIA ( International Biometric Industry
Association ) が CBEFF ( Common Biometric
Exchange Formats Framework)に対する登録機関
なることを暫定的に承認した.(関連決議 17)
・ IBIA を SC 37 の A リエゾンとすることを ITTF に
勧告した.(関連決議 26)
・ BioAPI Consortium を SC 37 の C リエゾンとする
ことを ITTF に勧告した.(関連決議 27)
・ ISO/TC 68 で進めている ISO 19092(Biometric
Information Management and Security for
Financial Applications)の開発に JTC 1 の SC
27,SC 37 が参画することについて,TC 68 議長
に JTC 1 議長からコンタクトするよう指示した.
(関連決議 29)
・ILO で進めている船員手帳の開発に SC 17,SC 27,
SC 37 が今後も協力していく意向を明確化した
(関連決議 37)
(8) 次回ベルリン総会向けの寄書の提出期限 (関連
決議 39)
・ 寄書の提出期限:2004 年 9 月 24 日
・ 寄書に対するコメントの提出期限:2004 年 10 月
8日
5. 今後の開催予定
2004-10-25/29 ベルリン(独)
2005-11
カナダ(tentative)
2006-11
シドニー(豪)(tentative)
6. その他
昨年 11 月の総会では Linux スタディグループの設
置が決まり,その結果,FSG の Linux Standard Base
(LSB)が今後 6 カ月以内に PAS 提案される見通しで
ある.今回の総会では,Web Services と Privacy
Technology の 2 つのスタディグループの設置が決定
された.いずれも米,加,仏の 3 カ国が既に参画を
表明しており,日本としても早急に審議体制を決め
る必要がある.今回は特許関連の問題点を指摘する
寄書が日本を含めて,数件提出され,情報通信技術
分野での特許問題の複雑さがあらためて浮き彫りに
なった.ISO,IEC の枠組の中で,特許問題に決定権
を持つ,上層組織である ISO,IEC の特許問題対応委
員会への日本の代表に状況を十分,インプットして
おく必要がある.
■ SC 6 ( Telecommunications and Information
Exchange Between Systems/通信とシステム間の情
報交換)総会報告
SC 6 専門委員会
委員 向井 幹雄(ソニー(株))
1. 開催場所: Jeju Island(韓国)
2. 開催期間: 2003-11-28
3. 参加国数/出席者数: 6 カ国/13 名
議長(Joon-Nyun Kim,韓国),セクレタリ(Jooran
Lee,韓国),米(1),英(2),仏(1),韓国(3),チェ
コ (1) , 日 (1 : 向 井 幹 雄 ) , ITU-T(1) , ASN.1
Rapporteur(1)
4. 特記事項
4.1 WG 1 主要報告
WG 1 は物理層およびデータリンク層を扱っている
作業委員会である。今回の主要な案件は,
・ WG 1 コンビーナが交代し,韓国の Joon-Nyun Kim
氏が担当することになった.
・ WG 1 からのリエゾン担当(決議#6.1.2)は,
IEEE 802 および IEEE RA を R. Tasker 氏が,
IEEE 802.11/15 を,H. Jeon が担当することにな
った.この効力は,次回の SC 6 総会までである.
・ データリンクテストスートに関するプロジェクト
(8882-2,X.25 Conformance)は,番号の見直し
後 , WG 7 へ 移 管 す る こ と に な っ た ( 決 議
#6.1.4).
4.2 WG 7 主要報告
WG 7 は,ネットワークおよびトランスポート層を
扱っている作業グループである.今回,WG 7 コンビ
ーナの Jim Long 氏(UK)が急逝されるという不幸が
9
あり,関係者で寄せ書きを作成し,冥福を祈った.
後任は今のところ,未定である.
プロジェクトの進展(本件に関しては日本は静
観)は,以下のとおり.
・ RMCP(Relayed Multicast Protocol)を 3 パート
に分割(SC 6 N 12588 決議#6.7.7).
・ Part 1 を FCD 投票へ.
・ Part 2 は中間会議(2004 年 3 月)後,CD 投票へ.
・ GMP(Group Management Protocol)を FCD 投票.
4.3 SC 6 レベル主要報告
(1) NFCIP ( Near Field Communication Interface
protocol)関連報告
JTC 1 へ Fast-track 提案し SC 6 扱いになってい
る NFCIP-1(DIS 18092)関連の進捗について特別報
告要請があり,技術内容および今後の予定について
次のような報告を行った.
・ 2004 年 10 月 22 日が DIS 18092 の投票期限であ
ったが 100%賛成で承認された.
・ NFCIP-1,-2 技術の概要
(20cm くらいまでの近接通信用のプロトコル技
術)
・ 今後の業務の見込みとして,以下のような近接通
信プロトコルに関連する案件の可能性があがって
いる.
- NFCIP-2 Switching Interface protocol to
NFCIP-1(18092),14443,15693
- NFCIP-3 Interface Protocol to the upper
application layer
- NFCIP-1 に関する測定評価法
(2) NFCIP-1 ( ISO/IEC 18092 ) の 無 償 公 開 ( 決 議
#6.7)
NFCIP-1 はすでに ECAM-340 として,フリーで利用
可能な状態になっている.SC 6 は,ISO カウンシル
決議 1998-50 を考慮して,ECMA からの要求を受け入
れ,ISO website にて,無償扱いにすることを要求
することを決定した.
(3) その他
日本にとって問題のありそうな事項は,今回の総
会では特になかった.なお,US が,今回 P メンバに
復帰した.
(1) JTC 1 レベルの Web サービス検討グループ担当
の決定(決議#6.7.36)
SC 6 か ら は , Paul Sandoz , M. Olivier
Dubuisson,Paul Thorpe の 3 名を,JTC 1 レベルの
Web サービス検討グループ担当として任命した.
(2) SC 6 からのリエゾン担当(決議#6.3)
Internet Society/IETF 担当のリエゾンに,Jack
Houldsworth および Dae-Young Kim が任命された.
期限は,次回総会まで有効.
5. 今後の開催予定
2004-11
オーランド(米)
6. その他
韓国が幹事国になっているのは,SC 6 のみなので
非常に力を入れている.KATS(Korean Agency for
Technology and Standards,日本の JISC に相当.)
の責任者が Social Event の挨拶時に,費用の点で参
加が難しい方には,KATS から,費用負担の可能性も
示唆された.
■ SC 28(Office Equipment/オフィス機器)総会
報告
SC 28 国内委員会
事務局 平山 和博((社)ビジネス機械・
情報システム産業協会)
1. 開催場所:済州島(韓国)
2. 開催期間:2003-10-21/24
3. 参加国数/出席者数:11 カ国/41 名
議長(齋藤 輝,日),セクレタリ(出井 克人[キヤ
ノン],日),米(5),独(2),中(3),韓(10),フィリ
ピン(2),タイ(2),蘭(独が代理),オーストラリア
(1),インドネシア(1),マレーシア(2),日本(10:
山田 尚勇,小渋 弘明,伊藤 丘[コニカミノルタ・
ビジネス・テクノロジーズ],伊藤 哲也[コニカミノ
ルタ・ビジネス・テクノロジーズ],稲垣 敏彦[富士
ゼロックス],竹信 秀俊[キヤノン],大根田 章吾
[リコー],臼井 信昭[富士通],大久保 彰徳[リコ
ー],平山 和博)
4. 特記事項
2002 年 11 月に幹事国をブラジルから日本が引き
継いで,最初の総会である.議長,幹事とも初舞台
であったが,事前の入念な準備もあり,厳正かつ組
織的な総会指揮と運営で参加国から高い評価を得た.
4.1 新議長の承認
事務局から推薦されている斎藤輝氏を,来るべき
JTC 1 総会で指名されるべき SC 28 議長として承認
した.以降,斎藤 Acting chairman の司会で総会は
進められた.
4.2 各プロジェクトの進行状況の確認と次ステップ
への進行承認
ブラジルの幹事国時代に滞っていた事務処理(CD
登録,Standard No.の取得,投票の実施など)を新
10
幹事が整理し,着実に実行してきたことが報告され
た.それを踏まえ各プロジェクトの状況と提案が各
エディタからなされ,以下のビジネスプラン(主た
るものを抜粋)が決議された.
a) Print Quality Attributes for Machine
Readable Digital Postage Marks:FCD 投票に
進める.
この規格は,Postage Mark(郵便物の切手の
ような役割を果たす)をプリンタで印字する場
合の印字品質と測定方法を規定する.
b) Method of the Determination of Toner
Cartridge
Yield
for
Monochromatic
Electrophotograqphic Printers and Multifunction Devices that contain printer
components:FDIS 投票に進める.
この規格は,モノクロの複写機やプリンタの
トナーカートリッジの寿命(1 個のカートリッ
ジで何枚の印字が出来るか)の測定方法を規定
する.
c) Amendment to ISO/IEC 15775(アジア版テスト
チャート):FPDAM に進める.
ISO/IEC 15775 は,複写機(カラー,モノク
ロ)のコピー出力の画質を評価するためのテス
トチャートを規定する.ドイツが提案して IS と
して成立した.このアメンドメントは漢字など
の非アルファベット文字の品質を評価するよう
な観点が抜けているのを補うものである.同時
に,ISO/IEC 15775 では不充分な他の点も補っ
ている.
d) 画質評価関連プロジェクトの整理統合
・ ISO/IEC 13660 の改訂として再定義し推進す
る.(エディタ:稲垣氏)
・ NP19751 を multi-part 規格として進める.
(エディタ:Dr. Zeise)
上記 2 グループは共通の測定法を開発するた
め に 必 要 に 応 じ て Special Working Group
Meeting を開催する(コンビーナ:稲垣氏).
なお,画質関連プロジェクトには以下のもの
がある.
(1) ISO/IEC 13660 改訂
現在の ISO/IEC 13660 は,モノクロの 2 値画
像のハードコピー出力(複写機,プリンタな
ど)の画質を評価するための画質属性の定義と
その測定方法を規定している.その内容を大幅
に補充すると共に構成を再編する.
・ Part 1: Monochrome including the projects
registered as ISO/IEC 13660 Addenda;
“System Compliance Test Chart” and
“Banding”
上記の測定を簡単な測定器で自動的に行
う方法を規定すると共に,画質属性として
Banding(むら)を加える.
・ Part 2: Colour for the project registered
as ISO/IEC Addendum; “Measurement of
Image Quality Attributes for Hardcopy
Output ‐ Large Area Colour Image”
カラー画像の画質評価のための画質属性
の定義と測定方法を規定する.
(2) NP19751 : Image Quality Standards for
Printer Systems
米国提案で,ハードコピー出力の画質評価を
人間の感覚に基づいて行う方法を規定する.
(上記の 13660 は測定器による測定データに基
づく方法)
e) Yield 関連の以下の 4 プロジェクト(トナーカ
ートリッジ,インクカートリッジ)を総合的に
審 議 す る た め の Working Group ( Office
Equipment Consumable Yield)の設立を決定し
た.(コンビーナ:Mr. Jeran)
i) NP19752: Method for the Determination of
Toner Cartridge Yield for Monochromatic
Electrophotograqphic Printers and Multifunction Devices that contain printer
component
ii) Method for the Determination of Toner
Cartridge Yield for Colour Electrophotograqphic
Printers
and
Multifunction Devices that contain printer
components(上記 i)のカラートナーカート
リッジを対象としたもの)
iii) Method for the Determination of Ink
Cartridge Yield for Colour Ink Jet
Printers and Multi-function Devices that
contain printer components(上記 i)のカ
ラーインクジェットプリンタを対象とした
もの)
iv) Colour Test Pages for Measurement of
Office Equipment Consumable Yield ( 上
記 ii,iii)に使用するテストパターンを規
定するもの)
4.3 SC 28 活動ロードマップ検討 WG
議長より発議があり,SC 28 の将来ビジョンとし
てのロードマップを検討するため,Advisory Group
on Strategic Issues を設置することを決定した.
(コンビーナ:Dr. C.W.Kim)
4.4 リエゾン関係
各関連組織へのリエゾンとして,これまでリスト
アップされていたものの必要性,カテゴリーを再検
討し,不必要なものは廃止し,必要なものについて
は正式な手続きの下にリエゾンオフィサを明確に指
11
名することとした.
(a) 必要と認められたもの
・ IEC/TC 100 ( Colour Management 関 連 ) :
Schmelzer 氏
・ JTC 1/SC 31(Postal mark standards):Zeller 氏
・ CIE Division 8 and TC1-57(Colour):Richter 氏
・ ISO/TC 42/WG 18(Digital camera):日本から
後日指名
・ ISO/TC 130(業務用印刷機):臼井氏および Ng
氏
・ ISO/SCIT ( Steering Committee for Image
Technology):Schmelzer 氏.Alternate として
Richter 氏
(b) 必要性の調査を事務局に求めたもの
・ ECMA
4.5 Communicator の制度
1999 年総会で,「SC 28 の活動を啓蒙し,参加者
拡大を図るため,アジア・欧州・米州担当の
Communicator を任命し,お互いに連絡を取りながら
活動すること」を決議した.また,この制度を存続
するか否かを毎年の総会で見なおすことになってい
る.本総会で,さらに継続することを決定し,各地
域担当を再任した.(アジア地域で開催した「アジ
ア太平洋セミナー」の効果で今回の総会にアジアの
多数の国から参加があった.)
4.6 日本からの Fast-track 提案
JIS X 6911 ( Information to be included in
specification sheets – Data Projector , 「 デ ー
タプロジェクタの仕様書様式」)を紹介し,日本か
ら Fast-track 提案するに際し,担当 SC として SC
28 を推薦することを表明した.JIS X 6911 は,PC
と接続しプレゼンテーション資料などを投影するデ
ータプロジェクタの一様な性能比較を可能にするた
め,仕様書の記述項目と記述内容を規定する.本件
が承認され SC 28 が担当として指名された場合には,
Ballot Resolution Meeting(BRM)のコンビーナは
伊藤丘氏が担当することとし,エディタは日本から
出すことが了解された.
5.今後の開催予定
2004-05
ドイツ
■ SC 34 ( Document Description and Processing
Languages/文書の記述と処理の言語)総会報告
SC 34 専門委員会
委員長 小町 祐史(パナソニック
コミュニケーションズ(株))
1. 開催場所: フィラデルフィア(米)
2. 開催期間: 2003-12-06/11(各 WG も含む)
3. 参加国数/出席者数: 10 カ国/29 名
議長(Jim Mason,米),セクレタリ(Ken Holman,
加),日本(7: 村田 真[国際大],野口 高成[ネクス
トソリューション],大久保 彰徳[リコー],加藤 弘
之[国立情報学研究所],内藤 求[シナジー・インキ
ュベート],上村 圭介[グローバルコミュニケーショ
ンセンター],小町 祐史),米(6),英(4),韓国(4),
加(3),ノルウェー(2),ベルギー(1),仏(1),オー
ストラリア(1),タイ(1)
4. 特記事項
4.1 SC 34 セクレタリアト
カナダの Ken Holman がセクレタリになって最初の
会議であったが,雪のため,12 月 6 日(土曜)午前
の Opening Plenary に彼の到着が間に合わず,セク
レタリアト報告だけを翌日の朝に行うという変則的
なスケジュールとなった.
Ken Holman は,事前にメールで連絡していたとお
り , セ ク レ タ リ ア ト 管 理 者 報 告 ( Secretariat
Manager's Report)と題する Web 文書上ですべての
SC 34 関連活動を管理する計画を説明し,その内容
の説明の後,更新のために必要な情報提供を各
National Body とコンビーナに対して求めた.情報
提供はすべて,セクレタリアト管理者報告に示され
る XML 素片(XML fragments)によって行われること
になる.
4.2 総会での報告
(1) WG 2(Information Presentation)報告
ISO/IEC 10179 ( 文 書 ス タ イ ル 意 味 指 定 言 語 ,
DSSSL)/Amd.1 の出版と PDAM 2 の準備が報告され,
DSSSL ライブラリへの追加の利用者要求として,
DocSII ( Asian Document Style Standardization
for Information Interchange)会議での中国,韓国,
シンガポール,ラオス,ミャンマー,タイ,バング
ラデシュ,スリランカ,およびモンゴルの寄書が紹
介された.
(2) ISO/IEC 10036(Procedures for registration
of font-related identifiers)登録機関報告
ISO/IEC 10036 登 録 に 関 す る ウ ェ ブ ペ ー ジ ,
XML2003 Conference で の プ レ ゼ ン テ ー シ ョ ン ,
12
Glyph ID の 応 用 例 と し て の 日 本 提 案 の W3C Note
“Embedding Glyph Identifiers in XML Documents”が
紹介された.
4.3 数学用及び科学用の公開実体集合(ISO/IEC TR
9573-13)の改訂
数式のための実体(entity)を追加するプロジェ
クトである.実体ではなく,MathML の要素を使うこ
とが望ましいとの意見が出されたが,既存のシステ
ムと従来からの利用者への配慮から,実体を提供す
ることを確認した.実体にコメントとして割当てら
れる名前は,ISO/IEC 10646 で用いられる名前とし,
実体集合定義には,SGML 版と XML 版との両方がある
ことが望ましいとの勧告が提出された.
エディタに対しては,National Body によるレビ
ューのための CD 改訂版テキストを用意することが指
示された.
4.4 文書スキーマ定義言語(DSDL,ISO/IEC 19757)
(1) パート 2(RELAX NG)
FDIS 投票の結果,国際規格として承認されたこと
が報告され,ISO/IEC 19757-2:2004 の版下を出版の
ために ISO 中央事務局に提出する.さらに,正規文
法に基づく妥当性検証用の別の記法として RELAX NG
コンパクト構文をパート 2 の Amendment として開発
することが決まり,PDAM テキストを J. Clark が作
成することになった.
(2) パート 3(Schematron)
規則に基づく妥当性検証を扱うこのパートについ
ては, エディタの R. Jelliffe から素案が提出され
たが,まだ不完全な箇所があるので,修正の後 CD を
作成することになった.自社の特許に Schematron が
抵触しているという主張をする企業があることが,
メンバから報告された.
(3) パート 4(Selection of validation candidates)
名前空間ルーティング言語をパート 4 の改訂に際
しての追加として,FCD テキストを作成することが
エディタに指示された.FCD 投票の結果は,次回の
SC 34 会議(2004 年 4 月)の後になるため,日本ま
たはバンコクにおいて編集会議を開催して FCD 投票
結果対処を行うことにした.
(4) パート 5(Datatypes)
エディタの J. Tennison が,データ型を定義する
ための機構を素案として提出した.日本が,この機
構で定義できないデータ型として和暦データ型があ
ることを主張したため,この機構はすべてのデータ
型を定義できるわけではないことを,明記すること
になった.J. Clark からは,XSLT,XPath などを用
いて定義するデータ型機構は複雑すぎるというコメ
ントがあった.これらのコメントに基づいて修正を
行うことがエディタに指示された.
さらに日本は,データ型の登録機構を作ることを
提案したが,登録作業を引き受けるところがないこ
とが明らかになった.
(5) パート 7(Character repertoire validation)
素案があらかじめ提出されていたが,エディタの
D. G. van Wijk が 欠 席 し た . こ の 素 案 は ,
Unicode:ISO/IEC 10646 のサブレパートリを記述す
るものではなく,文字データベースを記述している.
審議の結果,サブレパートリを記述するように修正
することになった.
(6) パート 10(Validation management)
修正案を審議し,詳細変更の後 CD 投票に付すこと
になった.
(7) その他
ISO が規格の中で URL を割当てる ISO 自体の機構
をもち,その機構によって,DSDL のパートだけでな
く他の規格も,外部の制御対象ではない永続する名
前空間識別子を割当てる必要性を検討した.そこで,
ISO 規格の基本名前空間を設立する可能性を調査す
ることを,JTC 1 に要求(PURL を使うこともできる
が,有料化される可能性があるので同様の機構を ISO
として用意してはどうかという問いかけ)すること
にした.
4.5 文書スタイル意味指定言語(DSSSL,ISO/IEC
10179)の Amd.2
事前に用意した ISO/IEC 10179(DSSSL)の Amd.2
の PDAM テキストの内容を確認し,そのテキストを
PDAM 処理のために SC 34 セクレタリアトに送付する
ことにした.
4.6 DSSSL ラ イ ブ ラ リ ( ISO/IEC TR 19758 ) の
Amendment
前 回 の WG 2 会 議 で 合 意 し た TR 19758 の
Amendment のプロジェクトについて,Amd.1∼Amd.3
に細分化し,それぞれに対して,今回から SC 34 セ
クレタリアトが求めるプロジェクト ID を割当てるこ
とを示す文書(SC 34 N 0470)を作成した.
事前に用意した ISO/IEC TR 19758 の Amd.1(基本
組版体裁および表の拡張)の PDAM テキスト(SC 34
N 0471 ) の 内 容 を 確 認 す る と 共 に , ISO/IEC TR
19758 の Amd.2[多言語(南/東アジアの組版)拡張]
の PDAM テ キ ス ト ( SC 34 N 0472 ) を 作 成 し ,
ISO/IEC TR 19758 の Amd.3[多言語(その他のアジア
の組版)拡張]の作業案(SC 34 N 0473)を作成した.
Amd.1 および Amd.2 の PDAM テキストは PDAM 処理
のために SC 34 セクレタリアトに送付することにな
り,Amd.3 の作業案については,関連するアジア諸
国の要求をいれて PDAM テキストを作成することが,
エディタに対して指示された.
4.7 トピックマップ(TM,ISO/IEC 13250)関連
(1) ISO 13250 の再構成における適合性
ISO/IEC 13250 の新版の各パートがそのパートへ
13
の適合性に関する要件を規定する節をもつ必要性に
ついて議論があった.パート 1 の適合性の節は,
個々のパートの適合性によって表される規格全体へ
の適合性をカバーし,パート 3 は,XTM 文書を読む
応用と書く応用との 2 水準の適合性をもつことが求
められた.
(2) ISO/IEC 13250-1 トピックマップ -- 概要およ
び基本概念
SC 34 N O446 をパート 1 の最初の作業案として受
理し,規格全体の概要,さまざまなパートがどのよ
うに協調するかの規定,および 13250 全体に関する
適合性の節を与える,13250 に対するパート 1 の必
要性を確認した.また,トピックマップの基本概念
への導入を与える附属書(参考)をも含むことが要
求された.
(3) ISO/IEC 13250-2 トピックマップ -- データモ
デル
エディタに対して,CD 投票で受取った National
Body のコメントに対応すると共に,今会期中の諸議
論を組込んだ改訂テキストを作ることが指示された.
(4) ISO/IEC 13250-3 トピックマップ -- XML 構文
エディタに対して,会議中の議論を組込んだ CD テ
キストを作ることが指示された.
(5) ISO/IEC 13250-4 トピックマップ -- 正準 XML
構文
エディタに対して,会議中の議論を組込んだ CD テ
キストを作ることが指示された.さらに WG 3 は,そ
の規定を試験するために,正規構文の実装を求め,
次の会議に合わせて少なくても 2 つの実装をもつこ
とを目指すことになった.
(6) HyTime 構文(HyTM)
HyTime に基づくトピックマップ構文(HyTM)の利
用者コミュニティがないという National Body から
の回答に基づき,このパートを ISO/IEC 13250 の再
構成から省略することにした.
(7) 参照モデル
SC 34 N O447 を参照モデルの Use Case 案として
受理すると共に,会議中に受取ったコメントおよび
WG メールリストで受取ったコメントに基づいてその
新版を用意して,その新版を次の会議での検討のた
めに提出することが,エディタに対して指示された.
Use Case およびそれに基づく要件は,参照モデル議
論の開始点であり,参照モデルによって,トピック
マップと他の知識表現との関係を規定するのに利用
できる.そこで WG 3 は,その参照モデルが RDF デー
タとトピックマップデータとの統合を可能にするの
にどのように用いられるかを検討する.(RDF は,
URI でアドレスできるデータに, 構造をもつ付加情
報を関連付けるので, トピックマップによるウェブ
上の知識空間の要素技術になり得る。)
(8) ISO/IEC 18048 トピックマップ -- 問合せ言語
(TMQL)
SC 34 N O448 を TMQL に関する利用者要求の 1.2
版として受理し,SC 34 N O449 を TMQL に関する Use
Case 案として受理した.エディタには,次の会議で
の検討用にそれぞれの新版を用意することが指示さ
れた.
このプロジェクトの進捗に関する ISO の要件を満
たすため,エディタには,なるべく早く TMQL の作業
案を用意することも指示された.
(9) ISO/IEC 19756 ト ピッ ク マ ッ プ -- 制 約 言語
(TMCL)
SC 34 N O405 を TMCL の利用者要求として受理
し,SC 34 N O408 を TMCL の最初の作業案として
受理した.
Graham Moore および Mary Nishikawa が TMCL のエ
ディタとして指名され,次の会議での検討のために
新作業案を用意することが指示された.
(10) トピックマップ遠隔アクセス(および更新)プ
ロトコル
分散環境でのトピックマップ素片の交換を支援す
るプロトコルの必要性が,Graham Moore によって提
示された.このプロトコルの利用者要求があれば,
彼と Ann Wrightson とに送付することが求められ.
彼らに対しては次の会議での検討のために要件文書
を用意することが指示された.
5. 今後の開催予定
2004-04-17/20
Amsterdam(オランダ)
6. その他
SC 34 会 議 と 同 じ 会 場 で 平 行 し て 開 催 さ れ た
XML2003 Conference において,日本メンバによる次
の SC 34 関連のプレゼンテーションが行われた.
村田 真
・ Combining multiple vocabularies without
tears(ISO/IEC 19757 関連)
野口 高成
・ Style specification leads ISO standards
document to XML format(ISO/IEC TR 9573-11
関連)
上村 圭介
・ Document
Style
Requirements
from
a
Perspective
of
Multilingual
Document
Formatting(ISO/IEC TR 19758 関連)
・ Glyph Registry and Its Application(ISO/IEC
10036 関連)
14
■ SC 35(User Interfaces/ユーザインタフェー
ス)総会報告
SC 35 専門委員会
委員長 山本 喜一(慶應義塾大学)
1. 開催場所: パリ(仏)
2. 開催期間: 2003-12-04/05
3. 参加国数/出席者数: 6 カ国/13 名
議長(Yves Neuville,仏),セクレタリ(Nathalie
Cappel-Souquet, 仏),加(2),スウェーデン(2),韓
国(1),日(5:中尾 好秀[シャープ],中村 一章[キ
ヤノン],鈴木 哲[青山学院大],松原 秀行[富士ゼ
ロックス],山本 喜一),米(3),JTC 1/SC 22(1),
ISO/TC 159/SC 4/WG 5(1)
4. 特記事項
(1) AFNOR 内 の人 事 異 動 によ っ て , セク レ タ リ が
France Lafarga から Nathalie Cappel-Souquet
へ交代した.
(2) 米国 INCITS V2(InterNational Committee for
Information Technology Standards Technical
Committee V2 ) か ら AIAP-URC ( Alternate
Interface Access Protocol – Universal
Remote Console)の提案があり,来年中に ANSI
規格として制定後 Fast-track で JTC 1 に提案す
るとの説明があった.会議での議論の結果,
Fast-track は撤回し,SC 35 に NP として提案す
ることになった.この件は,情報機器にとどま
らず家電すべてを含む accessibility 規格にな
る可能性が高く,国内での早急な対応が必要で
ある.
(3) 青 山 学 院 大 の 鈴 木 氏 か ら 日 本 に お け る
accessibility 規格開発の現状と,SC 35 への提
案の可能性についてプレゼンテーションを行っ
た.現在計画している,情報機器に関する
accessibility 規格をさらに具体化する方向性に
ついては,各国とも賛成し,早期に NP を提案す
るよう要請された.
(4) 会議全体の運営に関し,WG を統合して実質的な
審議を行うべきという主張を Sweden とともに行
ったが,Canada から新 WG 設立の提案がなされ長
時間の議論となってしまった.結果として,双
方の提案を次回総会までにきちんとまとめて再
度議論することになった.
(5) WG 2 コンビーナ山本及び WG 4 コンビーナ中尾
好秀氏について,3 年の任期が終了したので,次
の 3 年間の任期延長について日本 NB の承認を求
められている.
(6) INSITS V2 からの NP 提案が予定されていること
から,次回総会を日本で開催することが強く求
められ,日本 NB の承認が得られたならばという
条件付で開催を了承した.
5. 今後の開催予定
2004-05-31/06-04
2004-11
東京
Winchester(英)
6. その他
WG の審議は 1∼2 日で終わったが,SC 35 の運営
をめぐっての総会での議論が長く,実質的な審議の
効率が悪すぎる.以前からこの点を強く主張してい
るのだが,なかなか改善されない.
今回は,北駅のすぐ前のホテルに宿泊したので,
会場への通勤,食事とも問題がなかった.さらに市
内の St. Michel 付近のホテルの方がの方が便利で
ある.
15
<解説:楕円曲線暗号の原理と国際規格について>
SC 27/WG 2小委員会
委員 宮地 充子(北陸先端科学技術大学院大学)
1. はじめに
ISO/IEC JTC 1/SC 27/WG 2では,情報セキュリテ
ィのアルゴリズム及びプロトコルに関する国際規格
の策定を進めている.その中の1つのプロジェクトで
あ る 15946 は cryptographic techniques based on
elliptic curves(楕円曲線に基づく暗号手法)に関
する国際規格を定める.15946は4つの技術から構成
される.この度,著者がプロジェクトエディタを務
める15946-4の国際規格が完成し,15946の全4技術の
国際規格が発行されることになった.本稿において
は,楕円曲線暗号の原理について解説すると共に,
国際規格となった15946-4を含む15946に関して解説
する.楕円曲線暗号及び暗号全般に関して,詳しく
知りたい読者は参考文献 1)を,また楕円曲線につい
て興味を持たれた読者は,2)を読まれることをお薦
めする.
2. 楕円曲線暗号
楕円曲線暗号とは,1985年に発表された楕円曲線上
の離散対数問題(ECDLP)の難しさを安全性の根拠に
する暗号である.一般に楕円曲線暗号とは,ECDLP に
基づく公開鍵暗号の総称であり,メッセージの秘匿を
実現する暗号,完全性を実現するディジタル署名,鍵
共有法等の機能が実現できる.エルガマル暗号やDSA
署名などの既存の有限体上の離散対数問題(DLP)を
用いる暗号系は,すべて楕円曲線暗号に変換できる.
ECDLPはDLPに対する強力な解法である指数計算法が直
接適用できないことから,同じ安全性を高速かつコン
パクトに実現できるとして,有望な公開鍵暗号系とし
て盛んに研究されるようになった.
2.1 楕円曲線暗号と有限体上の暗号の違い
楕円曲線暗号と有限体上の暗号にはプロトコル自
体の大きな違いはない.基本的に有限体の元を楕円
曲線の元に,有限体の乗法を楕円曲線の加法に対応
させて,双方のプロトコルが実現できる.両者の大
きな違いは,その安全性であるECDLPとDLP上の既存
攻撃にある.DLPに対する攻撃である指数計算法やそ
の改良は,全てのDLPに準指数時間の攻撃を与える.
このため,1012MIPS年の安全性を確保するには1,024
ビット程の大きさの有限体が必要になる.一方ECDLP
には,任意の楕円曲線に対して適用可能な準指数時
間攻撃は提案されていない.この結果,指数時間攻
撃しか存在しない楕円曲線が構成でき,現時点では
160ビット程の大きさで同じ安全性が実現できる.
2.2 楕円曲線
暗号で利用する楕円曲線について簡単に述べる.
楕円曲線とは,有限体Fp (p≧
に対して,
5 の素数)の元a,b
E: y2 = x3 + ax +b (D = 4a3 + 27b2 ≠0 ) (1)
で定まる曲線である.ここでD = 4a3 + 27b2 は判別
式と呼ばれる.楕円曲線は(1)を満たす点の集合であ
るが,xÆ∞のときyÆ∞と考えて,無限遠点O =(∞,
∞)もEの点になる.特に,楕円曲線のFp-有理点の集
合を,
E(Fp) = { (x,y) ∈ Fp2│ y2 = x3 + ax +b } ∪{ O }
で定める.楕円曲線のパラメータa,bを含む体 Fp
を楕円曲線Eの定義体と呼ぶ.楕円曲線には O が零
元になるような加法が定義でき,高々数回の定義体
上の演算で実現できる.この加法によりE(Fp)は有限
可換群になり,暗号系が構成できることになる.
2.3 楕円曲線暗号の例
具体的な楕円曲線暗号として楕円ディッフィ・ヘ
ルマン鍵共有法について紹介する.楕円曲線暗号の
安全性は,有限体Fp上の楕円曲線E/Fp上の離散対数問
題(ECDLP)に基づく.ここで,ECDLPについて定義
する.
定義[ECDLP]
有限体 Fp 上の楕円曲線E/Fp,E(Fp) ∋ G, Y に対
して,
Y = xG = G + … + G (Gのx回の和)
となる x が存在するなら,そのxを求めよ.
■
ECDLPにおいて楕円曲線とその加法の代わりに有限
体とその乗法を用いる問題,すなわちy=gx (mod p)
よりxを求める問題がDLPである.
以下E/Fpを楕円曲線とし,G ∈ E(Fp)を位数(l G=
Oとなる最小の正整数 l)が大きな素数 l の元とす
る.E(Fp)及びGはシステム内で共通に利用されるデ
ータで,システムパラメータと呼ばれる.
ユーザAの鍵生成
1. 乱数 xA ∈ {1, … , l -1}を選ぶ.
2. PA = xA Gを計算する.
3. xAを秘密鍵,PAを公開鍵として出力する.
ユーザBも同様に鍵 (xB, PB)を生成する.
鍵共有
AとBが通信なしに,それぞれの公開鍵PA,PBを利用
して,鍵を共有する場合を考える.
16
1. Aは公開ファイルからBの公開鍵PBを入手し,
KA,B=xAPB = xA xBG
を計算する.
2. Bは公開ファイルからAの公開鍵PAを入手し,
KB,A = xBPA=xBxAG
を計算する.
3. AとBはE(K)の元KA,B=KB,Aを鍵として共有する.
3. 国際規格15946(楕円曲線に基づく暗号手法)に
ついて
楕円曲線に基づく暗号手法の国際規格を定める
15946は,General(楕円曲線全般)の規格 (159461) , Digital signatures ( 添 付 型 署 名 ) の 規 格
(15946-2) , Key establishment ( 鍵 確 立 ) の 規 格
(15946-3) , Digital signatures giving message
recovery(メッセージ回復型署名)の規格(159464)の4つから構成される.15946-1,2,3の各パート
は1998年から審議が始まり2002年に国際規格に,
15946-4は2000年から審議が始まり,2004年に国際規
格となった,
15946-1 は楕円曲線暗号を実現する際に必要にな
る要素,楕円曲線のパラメータの生成方法やその検
証方法,楕円曲線の元を整数に変換する方法等の規
格である.付属書として,楕円曲線の各種加算公式
も記載されている.15946-2 は楕円曲線を用いたデ
ィジタル署名の規格である.具体的な方式として,
EC-GDSA (ドイツ),EC-DSA (米国),EC-KCDSA(韓
国)の各方式が規格化されている.15946-3 は楕円
曲 線 を 用 い た 鍵 共 有 法 の 規 格 で あ る . Key
establishmentの技術はKey agreement(鍵共有)と
Key transport(鍵輸送)からなる.Key agreement
においては,鍵共有を行うエンティティはそれぞれ
対等であり,どのエンティティも共有鍵の値を予め
決定できない.Key transportにおいては,一方が共
有する鍵を決定し他方に輸送することで鍵確立を行
う.15946-3では,これら2種類のKey establishment
として,全10方式が規格化されている.15946-4は楕
円曲線を用いたメッセージ回復型署名の規格であ
る.15946-2ではメッセージの全てが署名検証の入力
に必要な署名方式を取り扱うのに対し,15946-4では
メッセージの一部が署名検証の入力に必要になる,
あるいはメッセージの入力を必要としない署名方式
を取り扱う.本規格においてはメッセージ回復型署
名具体的な方式として,ECNR (フィンランド),ECMR
(日本,松下電器),ECAO (日本,NTT),ECPV (米
国),ECKNR(韓国)の各方式が規格化されている.
4. おわりに
楕円曲線暗号は必要な安全性を小さな鍵サイズで
実現できるため,有限体上の暗号より高速かつコン
パクトに実現できる.今後,携帯電話などの携帯端
末の高機能化に伴い,暗号機能の装備は必須となる
だろう.このとき楕円曲線暗号のはたすべき役割は
非常に大きい.また楕円曲線暗号の研究開発分野に
おける日本の技術水準は非常に高い.本国際規格が
楕円曲線暗号の普及への布石となり,高セキュリテ
ィ機能を掲載した端末が普及することを願う.
参考文献
1) 宮地充子,菊池浩明 共編:情報セキュリティ,
オーム社(2003).
2) 山本芳彦:現代数学への入門 -- 数論入門 2 --,
岩波書店(1996).
17
<声 の ペ ー ジ>
標準化活動への貢献と自分への貢献について
谷津 行穗(日本アイ・ビー・エム(株))
2003 年 7 月に標準化貢献賞をいただき,それまで
の自分の活動をあらためて振り返る機会を得ました.
その間,多くの方々の力をお借りしながらの「国際」
の場での貢献,また自分の成長にとって大きな 9 年間
でした.
最初に浮かんだことは,標準化活動に参加するよう
になってもう 9 年も過ぎたのかという時間の経過の
実感と,その間の技術の進歩による作業環境の変化で
す.初めての国際会議への参加は 1994 年の晩秋の
Sankt Augustin というドイツのボン郊外の小さな町
での1週間でした.SC 7/WG 6 という 20 人ほどの会
議でしたが,「国際標準の会議」とはどのようなもの
かという不安でいっぱいの幕開けでした.日常の仕事
柄,海外の方々との会議はいろいろと場数を踏んでい
るつもりでしたし,電話会議やお互いの国を訪問して
の交渉もいろいろと経験をしておりました.しかし決
定的に違う点は価値判断の指標でした.「どのように
したらいくらもうかるか?」などという気持ちではな
く,「いかに世界の IT 業界に関わる人が助かるか?
世界の人が共通の言葉で会話できるようにするには
どう考えたらよいか?」という大きな視点でのものの
見方を要求されている,ということでした.ひょっと
してこういうことが社会貢献や voluntary というこ
となのかな,などと勝手に思ったりしていましたが,
現実は各国の代表あるいは専門家として参加されて
いる方々の意見を謙虚に受け止め理解し,たとえ反対
意見でも相手を尊重して受け答えする,という基本的
な人間の接し方を学んだ場でした.
このように外国の方々との会議などでよく言われ
ることは,「シャイな日本人」ということです.「ま
とまった story で話そう」「理路整然と論理的に話そ
う」「ちゃんとした英語で話そう」という気持ちが先
にたち,タイミングよく会話することに躊躇する,と
いうことではないかなと思います.そのようなことに
打ち勝つつもりで率先しているのは「まず声に出して
意見を言う」,論理性はその次,ということです.あ
まりに乱暴かもしれませんが,まず声にださなければ
参加者はこちらを向いてくれませんし,意見を言う順
番などというものはありません.もちろん,まるで論
理性無視では会話になりませんので,話すべきことは
ある程度の筋道を立ててメモしておきます.このよう
な準備をして会議に臨むと,今までの主張と異なる説
を展開する人(国)が出てきたりしたときに,なぜそ
うなっているかなどということに思考を割く余裕も
生まれて,いろいろな国の立場を考え国連の駆け引き
をみるような場面に遭遇することもあります(おおげ
さですが).しかし,専門家集団としての WG ですの
で,しっかりとした技術および経験のバックグラウン
ドを備えた方々との共同作業はいろいろな意味でよ
い刺激になりました.たとえば,意見の表し方,反論
の仕方,自説とは異なるが結果を譲るときの態度,な
どなど非常によい財産を得たと思っております.
20 世紀も終わり近くになると,標準規格のいろい
ろな作業のやり方もインターネット中心の進め方に
なり,あまりメンバが顔をあわせなくとも物事をすす
められるようになってきました.文書の review しか
り,また海外の方とのコミュニケーションもしかり,
よりスピードアップがはかられるようになりました.
自分たちが標準規格を提案・議論するのと,その対象
である IT が進歩することとの追いつ追われつがこれ
からもずっと続いていくのでしょう.まだまだやるこ
とは尽きない,という思いです.このようにして出来
上がった標準規格が長く使われていく,というかたち
での貢献は,おおきな喜びです.また,自分にとって
は,世界の専門家や組織代表の方々との議論を通じて
交流することは,仕事の上での議論とはまた違った意
味でよい刺激になり,自分の見識を高めるよい機会と
なりました.今後も多くの皆さんが標準化活動に参加
されて,自分の貢献とともに,自分の価値を高めるネ
ットワークを世界に広げる機会として活用されるよ
う願っており,自分も発展していきたいと思っており
ます.
標準化貢献賞を受賞して思うこと
中尾 好秀(シャープビジネスコンピュータ
ソフトウエア(株))
2003 年 7 月,標準化貢献賞を頂き,大変光栄に思
っております.これまでの標準化活動を支援頂いた
方々に心よりお礼申し上げます.
私が始めて国際会議に参加したのは 1992 年で,そ
れ以来国際標準化の活動を通じて多くのことを学ぶ
ことができました.その中で特に印象に残っているの
は,初めてプロジェクトエディタを担当した「ペンジ
ェスチャ規格」の標準化です.1990 年頃は PDA やペ
ン付 WP で「ペンジェスチャ」が広く使われており,
日本からこの規格を 1993 年に SC 18/WG 9 に New Work
Item として提案しました.提案した関係で,何も分
からないままに私がプロジェクトエディタを担当す
18
ることになりました.初めての経験であり,拙い英語
力のために大変な苦労をしました.昼間の会議で出さ
れたいろいろなコメントをベースに,夜ホテルでドラ
フトの修正を行うなど会議期間中は連日深夜まで作
業をしました.
通信方式やハードウエアなども,国により方式や技
術が異なるため国際標準をまとめることは難しいこ
とですが,ユーザインタフェースの標準化は,人間と
直接つながる部分であり,国や民族により文化や習慣
が異なっているため,特に難しいのではないかと思い
ます.提案した「ペンジェスチャ」もベースとなる校
正用の「ペンジェスチャ」は国によって異なっており
(国内でも関東と関西で異なる),またペンジェスチ
ャのストローク形状の意味や感覚が国により全く逆
になっているものも数々あります.このような事情か
ら標準化の作業は会議のたびに大きく揺れ,一進一退
で一時はまとまるかどうか危惧されました.しかし,
議論を重ねる中で「新しい共通のペンジェスチャ」を
作ると言う合意が徐々に形成され,最終的に JTC 1 加
盟国の 100%の賛成投票で国際標準(ISO/IEC 14754)
とすることが出来ました.
国際会議に参加して 2 年目に New Work Item を提案
し,エディタまで引き受けるなど,今から考えると大
胆なことを進めて来た感じですが,これらの経験を通
して技術面だけでなく国際的な人間関係や相互理解
など,いろいろなことを勉強し貴重な経験をすること
ができました.
昨年 4 月にシャープ株式会社を定年退職して現職
となりましたが,ISO/IEC JTC 1/SC 35 の活動は続け
ることになりました.今後とも微力ながら標準化のお
手伝いをさせて頂きたいと思いますのでよろしくお
願い致します.
SC 23 の 標 準 化 活 動 に 参 加 し て
活に大きな影響を与えることとなった.「今度の仕事
は光ディスクとは全く無関係なので,なかなかタッチ
できなくなる.引き継いでくれないか?」
「えっ,一体何を引き継げと???」と,頭の中は
「?」で一杯であったが,結局は SC 23 の委員を引き
継ぐことになってしまった.「SC 23」という言葉は,
当時の私にとってまだ単なる「符牒」に過ぎず,訳の
解らないまま,東京タワーのお膝元,機械振興会館に
足繁く通う日々が始まった.思えば,今,この原稿を
書いていることも,その時に決まってしまっていたの
かも知れない.
その「告知」からはジェットコースターに乗ってい
るような毎日であった.10 日ほどの間に,WG と専門
委員会へ出席した.しかし,委員の諸先輩方の発する
言葉は,CD?,DIS?,JTC 1?,ECMA?等など暗号のよう
な言葉のオンパレードで,挨拶と技術内容以外は全く
理解できなかった.横文字の暗号が理解できぬまま,
ふと気付くと,私は見慣れぬ「ハングル」の看板にま
で取り囲まれていた.SC 23 のソウル会議(1995 年 10
月)に出席することになってしまったのだ.告知日か
らわずか半月ほどしか経過していなかった.先の上司
からは,「ともかく何でも覚悟を持って引き受けろ.
引き受けたら,皆様に迷惑がかからないように必死で
やれ.」などという乱暴な指示が出ていた.幹事や
Ad hoc リーダ等を調子に乗って引き受けてしまった
が,あまりの危うさに,今でもドキドキしてしまう.
その後,MO,CD,DVD 等の標準化舞台で様々な失敗
を犯してきたが,厳しくも心優しい諸先輩方にその都
度フォローしていただき,良い勉強をさせていただい
た.特に,欧米メンバ(百戦錬磨のコンサルタントが
多い)に対しても臆せず論戦を挑むこと,会議場外で
の会話を充実させることなどの大切さを教えていた
だいたように思う.また,同業他社の先輩方には,各
地の会議場外で一緒に遊んでいただいたことも忘れ
難い思い出である.この場をお借りして,厚く御礼を
申し上げたい.
助田 裕史((株)日立製作所)
1995 年以来 SC 23 での光ディスク標準化に参加し,
SC 23 及び同 WG 2 の幹事を務めてきた.多くの方々
のご指導・ご支援をいただき,オタオタヨロヨロしな
がらも,充実した日々を皆様と共有できたことを心よ
り感謝したい.今回,本稿執筆の機会をいただき,95
年当時のドキドキが思いがけずよみがえってきた.
10 年近く前のこと,当時所属していた光ディスク
研究グループの上司が突然「異動なんだ.」と,ポツ
リ.全く予期せぬ訳では無かったが,頼りになる上司
を失うことに少なからずショックを覚えた.しかし,
引き続き耳に飛び込んできた言葉が,その後の私の生
北京ダックとエーゲ海の夕日
小林 龍生((株)ジャストシステム)
正直に告白すると,国際会議で,さまざまな国,さ
まざまな都市を訪れ,ホストが準備してくれる遠足に
参加できることが,標準化活動を続けている動機付け
の 1 つではない,と言うと嘘になる.まあ,SC 2/WG 2
や Ideographic Rapporteur Group(IRG)といった文
字コードの標準化は,言語文化に係わる議論をしてい
るわけで,結構,代表団同士の利害が衝突したりして,
19
ギスギスすることもあるわけで,遠足や宴会で親交を
深めることは,議事の進行に大いに寄与もするわけだ.
だから,SC 2 の会議や IRG の会議を日本でホストす
る際も,限られた予算の中で,出来るだけ来日する人
たちに楽しんでもらおうと,知恵を絞る.
徳島で IRG を行ったときは,鳴門の渦潮観光を敢行
した.次に,東京で IRG をホストしたときは,東京湾
のディナー付きクルーズに参加した.遠足とバンケッ
トがセットで行えたので,これはなかなか効率がよか
った.そのあとの,SC 2 の時は,NTT の千田さんの尽
力で,はとバスの和食ディナーから歌舞伎観劇という
ツアーに参加した.ぼくもはとバスは初めてだったの
で,結構感激したりした.
最近は,アジア漢字圏の国や地域もがんばっていて,
IRG の際のバンケットなんか,ちょっと派手すぎるの
ではないか,と思うこともある.しかし,香港やマカ
オ,シンガポールなどの中華料理の多様性,味比べも
また格別なものがある.IRG に香港から来ている北京
出身の Lu Qin 女史など,以前は,北京ダックは香港
に限る,と言っていたのに,香港が中国に返還された
とたん,やっぱり,北京ダックは北京に限る,などと,
簡単に宗旨変えしてしまった.それでも,そんな話に
花を咲かせながらの,各国語チャンポンの食事もやは
り楽しい.
そんなわけで,思い出は数々あれど,やはり最高は,
2 度にわたるギリシャホストの SC 2 会議でして.ク
レタ島の夕日がエーゲ海に沈むのを見ながら飲んだ
ウゾ(まあ,隣にいたのが絶世の美女ではなく,芝野
SC 2 議長だってのがナンなんですが)と,アテネ会
議の際,泊まりがけで週末旅行に行ったサントリニ島
の民宿での素朴な朝食は格別なものがありました.
で,次回,2004 年 6 月にカナダのトロントで SC 2
の会議が開催される際は,日本で親しくしていたカナ
ダ人の神父と再会できることを,今から楽しみにして
いるわけで.
えっと,何のために,国際会議に出席しているんで
したっけ.
∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪∽♪
< 2004 年 3 月 以 降
国際会議開催スケジュール>
JTC 1
2004-10-25/29
Berlin, Germany
SC 27
2004-04-26/27
Singapore, Singapore
SC 2
2004-06-24/25
Markham, Canada
SC 28
2004-05-24/28
Nuremberg, Germany
SC 6
2004-11-TBD
Orland, USA
SC 29
2004-07-26/27
Redmond, USA
SC 7
2004-05-10,14
Brisbane, Australia
SC 31
2004-05-19/20
Orland, USA
SC 17
2004-10-TBD
Sydney, Australia
SC 32
2004-05-24/28
Xian, China
SC 22
2004-09-06/10
Seoul, Korea
SC 34
2004-04-17/20
Amsterdam, Netherlands
SC 23
2004-TBD
TBD
SC 35
2004-05-31/06-04 東京, 日本
SC 24
2004-07-TBD
TBD, USA
SC 36
2004-03-08/12
Montreal, Canada
SC 25
2004-06-25
千歳市, 日本
SC 37
2004-06-14/15
Seoul, Korea
20
≪ 2003 年 の DIS, IS 各 段 階 の 状 況 ≫
表-1
2003 年に出版された国際規格などの集計
区
分
件 数
総ページ
表-2
2003 年に投票に付された DIS 段階のものの集計
平均ページ
区
分
件
数
IS(初版)
22( 54)
1,750( 5,032)
79( 93)
FDIS・DIS
60( 84)
IS(改訂版)
54( 19) 10,337( 4,224)
191(222)
DIS FDAM・DAM
23( 11)
IS Amendment
14(
Tech. Cor.
小
計
353(
415)
22( 57)
554(
252)
112(139) 12,944( 9,923)
ISP
ISP
9)
11(
0)
0(
11(
0)
0(
0)
505(
10( 10)
539(
593)
53( 59)
133(149) 14,038(10,516)
105( 71)
計
計
表-3
SC
投 票
4)
0)
Tech. Report
合
25(
小
116( 71)
505(
Amendment
小
25( 46)
46(
0)
0)
0(
0)
0)
46(
0)
DISP
計
83( 95)
総ページ
平均ページ
10,783(10,873) 179(129)
1,473(
556)
64( 50)
12,256(11,429) 147(120)
FDISP・DISP
0(
0)
0(
0)
0(
0)
FDAM・DAM
0(
0)
0(
0)
0(
0)
0(
0)
0(
0)
0(
0)
小
計
Draft Tech. Report
合
計
13( 12)
96(107)
883( 1,488)
67(124)
13,139(12,917) 136(120)
( )内は 2002 年の数字
2003 年の SC 別 NP, CD, DIS, IS 各段階の件数集計
NP段階
結 果
承 認
その他
CD
投 票
CD段階
FCD
投 票
PDTR
投 票
FDIS/FDISP
投 票
DIS段階
DIS
投 票
DTR
投 票
IS段階
IS/ISP
TR
出 版
出 版
JTC 1 −
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
−
0
(0)
0
(0)
2
(18)
0
(0)
SC 2
1
(0)
0
(0)
1
(0)
1
(0)
0
(3)
0
(0)
3
(2)
0
(0)
0
(0)
2
(1)
0
(0)
SC 6
1
(2)
1
(2)
0
(0) 22
(21)
29
(7)
0
(0)
1
(9)
13
(30)
1
(0) 47
(37)
1
(3)
SC 7
10 (6)
6
(3)
4
(3)
9
(11)
4
(7)
0
(3)
4
(6)
1
(1)
2
(3)
4
(13)
4
(1)
SC 11 0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(1)
0
(0)
1
(3)
0
(0)
SC 17 4
(4)
0
(2)
4
(2)
6
(0)
8
(6)
0
(0)
5
(3)
0
(0)
0
(0)
3
(4)
0
(0)
SC 22 4
(1)
4
(1)
0
(0)
3
(5)
2
(2)
6
(3)
1
(7)
0
(2)
3
(3)
7
(9)
2
(0)
SC 23 0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
4
(0)
0
(0)
0
(3)
0
(0)
SC 24 0
(2
0
(2)
0
(0)
7
(0)
9
(0)
0
(0)
1
(2)
0
(0)
0
(0)
1
(0)
0
(0)
S C 2 5 15 (13) 12 (1)
3 (12) 3
(2)
10
(3)
1
(0)
5
(5)
1
(0)
1
(0)
0
(10)
0
(1)
SC 27 0
(6)
0
(6)
0
(0) 12
(12)
4
(5)
2
(3)
3
(4)
0
(0)
3
(0)
2
(10)
0
(2)
SC 28 5
(0)
0
(0)
5
(0)
0
(0)
3
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
SC 29 0
(0)
0
(0)
0
(0) 28
(19)
20
(21)
4
(2)
25
(13)
0
(0)
2
(2) 23
(21
0
(2)
S C 3 1 10 (3)
7
(2)
3
(1)
8
(8)
8
(7)
2
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
SC 32 3
(1)
2
(1)
1
(0)
2
(4)
1
(14)
0
(2)
12
(5)
0
(0)
1
(1) 25
(4)
2
(0)
SC 34 1
(1)
1
(0)
0
(1)
2
(2)
0
(2)
3
(0)
2
(0)
0
(0)
0
(3)
4
(1)
1
(1)
SC 35 0
(2)
0
(0)
0
(2)
0
(1)
0
(2)
2
(0)
1
(5)
0
(0)
0
(0)
2
(5)
0
(0)
SC 36 5
(5)
2
(4)
3
(1)
7
(1)
0
(1)
1
(0)
1
(0)
1
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
S C 3 7 10 (4)
8
(0)
2
(4)
7
(2)
1
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
0
(0)
69 (50) 43 (24) 26 (26) 117 (88)
99
(80)
21 (13) 64
(61)
20
(34)
13 (12) 123 (139) 10 (10)
合計
1. ( )内は 2002 年の数字
2. NP 段階 CD 段階および DIS 段階の投票は 2003 年 1 月 1 日から 12 月 31 日の間に投票に付された案件の数
3. NP 段階の結果は 2003 年 1 月 1 日から 12 月 31 日の間に投票期限が到来し,且つ 2003/2 末迄に結果が判明した数
4. IS 段階の件数は 2003 年 1 月 1 日から 12 月 31 日の間に出版された数
5. IS 段階の件数には Technical Corrigendum(Cor.)を含んでいるが,DIS 以前の段階には Draft Cor.などを含んで
いないので,横並びで比較するとき注意が必要である
21
<2003 年に開催された国際会議および我が国からの出席状況>
注:日本代表出席者で他〇〇名は,委員以外および代理出席者数を表す.
会議名
JTC1 Plenary
期間
11-17/21
開催場所
Singapore
JTC1 CCCLM
06-02/03
SC2/WG2
10-20/23
SC2/WG2/IRG
11-17/21
SC6 Plenary
SC6 HoD/C
SC6 Plenary
02-21
02-19
11-28
SC6 HoD/C
11-26
SC6/WG1
SC6/WG1
02-17/19
11-24/26
SC6/WG7 Directory
SC6/WG7
SC6/WG7 & ITU-T SG17/
Q11-OSI Maintenance
Rapporteur
SC6/WG7 ITU-T/ISO ASN.1
Rapporteur
SC6/WG7 ASN.1 & ITU-T
Q12/SG17 Joint
SC6/WG7 & ITU-T/SG17
Joint
SC6/WG7 Directory
Groups & ITU-T Q.9/SG17
Joint
SC6/WG7
02-17/21
02-17/21
02-18
Geneva,
Switzerland
Mountain View, US 阿南 康宏(マイクロソフトプロダクトディベロップメント), 大蒔 和仁(産
業技術総合研究所), 小林 龍生(ジャストシステム), 千田 昇一(NTT), 中
出 秀樹(三菱総研)
Guilin, China
阿南 康宏(マイクロソフトプロダクトディベロップメント), 小林 龍生(ジ
ャストシステム), 関口 正裕(富士通), 山本 知(日立)
London, UK
なし
London, UK
なし
Jeju Island,
向井 幹雄(ソニー)
Korea
Jeju Island,
向井 幹雄(ソニー)
Korea
London, UK
なし
Jeju Ialand,
向井 幹雄(ソニー)
Korea
London, UK
辻 宏郷(三菱電機)
London, UK
なし
London, UK
なし
06-16/19
Somerset, US
なし
09-10/18
Geneva,
Switzerland
Geneva,
Switzerland
Geneva,
Switzerland
山口 純一
SC6/WG7 ASN.1
11-24/27
SC7 Plenary
05-12/16
SC7 Editor Training
SC7 AG
05-10
05-11,15
SC7/SWG5
SC7/SWG1
SC7/SWG5
SC7/WG2
SC7/WG2
SC7/WG4
SC7/WG4
SC7/WG6
05-12/14
05-12/16
10-27/31
05-12/16
10-27/29
05-12/16
10-20/24
05-12/16
09-10/19
09-11/17
11-24/26
石崎
通),
(SC2
大),
渡辺
芝野
日本代表出席者
俊(HoD, 慶大), 大蒔 和仁(産業技術総合研究所), 成田 博和(富士
平野 芳行(NEC), 向井 幹雄(ソニー), 山本 泰(日本 IBM), 芝野 耕司
Chairman, 東京国際大), 田中 邦麿(SC23 Chairman 代理, 帝京平成
齋藤 輝(SC28 Chairman), 出井 克人(SC28 Secretariat, キヤノン),
裕(SC29 Chairman, 早大)
耕司(東京外語大)
なし
山口 純一, 辻 宏郷(三菱電機)
Jeju Island,
なし
Korea
Jeju Island,
なし
Korea
Montreal, Canada 山本 喜一(HoD, 慶大), 小川 清(名古屋市工業研究所), 加藤 重信(品質経
営研究所), 塩谷 和範(SRA 先端), 篠木 裕二(日立), 田中 明(日立), 西山
茂(NTT アドバンステクノロジ), 伏見 諭(情報数理研究所), 松尾谷 徹(東
理大), 東 基衞(WG6 Convener, 早大), 込山 俊博(WG6 Secretariat, NEC)
Montreal, Canada 東 基衞(早大), 西山 茂(NTT アドバンステクノロジ), 山本 喜一(慶大)
Montreal, Canada 山本 喜一(慶大), 加藤 重信(品質経営研究所), 西山 茂(NTT アドバンステ
クノロジ), 東 基衞(WG6 Convener, 早大)
Montreal, Canada 加藤 重信(品質経営研究所)
Montreal, Canada 山本 喜一(慶大)
Recife, Brazil
加藤 重信(品質経営研究所)
Montreal, Canada 山本 喜一(慶大)
Washington DC, US 山本 喜一(慶大)
Montreal, Canada 小川 清(名古屋市工業研究所), 塩谷 和範(SRA 先端), 篠木 裕二(日立)
Seoul, Korea
塩谷 和範(SRA 先端), 篠木 裕二(日立)
Montreal, Canada 東 基衞(Convener, 早大), 込山 俊博(Secretariat, NEC)
22
SC7/WG6
10-27/31
SC7/WG7
SC7/WG7
SC7/WG9
SC7/WG9
SC7/WG10
05-12/16
10-27/31
05-12/16
10-27/31
03-24/28
SC7/WG10
SC7/WG10
05-12/16
10-27/31
SC7/WG12 DIS 24570
NESMA PAS Resolution
SC7/WG12
SC7/WG12
SC7/WG17
SC7/WG18
SC7/WG19
SC7/WG19
04-10/11
SC7/WG20
SC7/WG21
SC7/WG21
05-12-16
05-12/16
11-03/06
SC17 Plenary
10-08/10
SC17/WG1
SC17/WG1
SC17/WG1
SC17/WG3
03-04/06
06-03/05
10-06/08
04-14/16
SC17/WG3
SC17/WG3
07-22/24
10-06/08
SC17/WG4
SC17/WG4
03-10/14
06-23/27
SC17/WG4
09-22/26
SC17/WG5
SC17/WG8
10-06/07
03-03/07
SC17/WG8 Task Force 2
06-16/20
SC17/WG8 Task Force 2
11-24/28
SC17/WG9
SC17/WG10
10-07/08
02-05/07
SC17/WG10
07-14/16
SC17/WG10
12-08/10
SC22 Plenary
09-16/19
ECMA TC39 C#, CLI
ECMA TC39 C#, CLI
01-27/30
03-25/28
05-12/16
11-17/21
05-14/16
05-12/13
05-08/13
09-15/18
Lannion, France
古賀 恵子(日立), 山田 淳(東芝), 東 基衞(Convener, 早大), 込山 俊博
(Secretariat, NEC)
Montreal, Canada なし
Recife, Brazil
加藤 重信(品質経営研究所)
Montreal, Canada 松尾谷 徹(東理大)
Recife, Brazil
松尾谷 徹(東理大)
Noordwijk,
小川 清(名古屋市工業研究所), 岡崎 靖子(日本 IBM)
Netherlands
Montreal, Canada 小川 清(名古屋市工業研究所), 伏見 諭(情報数理研究所)
Recife, Brazil
小川 清(名古屋市工業研究所), 岡崎 靖子(日本 IBM), 伏見 諭(情報数理研
究所)
E-Mail
なし
Montreal, Canada
Dublin, Ireland
Montreal, Canada
Montreal, Canada
Montreal, Canada
Geneva,
Switzerland
Montreal, Canada
Montreal, Canada
Stockholm,
Sweden
Singapore
西山
高橋
田中
加藤
塩谷
なし
茂(NTT アドバンステクノロジ)
光裕(電力中央研究所)
明(日立)
重信(品質経営研究所), 塩谷 和範(SRA 先端)
和範(SRA 先端), 篠木 裕二(日立), 田中 明(日立)
東 基衞(早大), 小川 清(名古屋市工業研究所)
小川 清(名古屋市工業研究所)
なし
大山 永昭(HoD, 東工大), 林 義昭(NMDA), 寄本 義一(凸版印刷), 大坪 直
彰(全銀協), 斎藤 八郎(DNP テクノリサーチ), 廣川 勝久(ジーピーネッ
ト), 榊 純一(松下電器), 中澤 明(三協精機製作所), 大谷 佳光(NTT), 瀬
戸 洋一(日立), 向井 幹雄(ソニー), 平山 和博(JBMIA)
Barcelona, Spain 中澤 明(三協精機), 寄本 義一(凸版印刷)
Paris, France
中澤 明(三協精機), 寄本 義一(凸版印刷)
Singapore
中澤 明(三協精機), 寄本 義一(凸版印刷)
Helsinki,
榊 純一(HoD, 松下電), 伴 弘司(NTT), 寄本 義一(凸版印刷)
Finland
London, UK
榊 純一(松下電器), 寄本 義一(凸版印刷)
Singapore
榊 純一(松下電器), 林 義昭(NMDA), 山本 和宏(シャープ), 寄本 義一(凸
版印刷)
Rennes, France
大山 永昭(東工大), 谷内田 益義(東工大), 寄本 義一(凸版印刷)
Colorado, Springs, 寄本 義一(凸版印刷), 高木 伸哉(松下電器), 谷内田 益義(東工大), 宮野
US
哲紀(大日本印刷)
Helsinki,
佐伯 和人(三協精機), 谷内田 益義(東工大), 宮野 哲紀(大日本印刷), 寄
Finland
本 義一(凸版印刷)
Singapore
大坪 直彰(HoD, 全銀協)
東京, 日本
大谷 佳光(NTT), 金子 良明(富士通), 苅部 浩(TDK テクノ), 日下部 進(ソ
ニー), 榊 純一(松下電器), 鶴身 和重(ソニー), 原田 節雄(ソニー), 劉
維正(共同印刷)
Colorado Springs, 苅部 浩(日本 IC カードシステム利用促進協議会), 鶴身 和重(ソニー)
US
Paris, France
苅部 浩(日本 IC カードシステム利用促進協議会), 榊 純一(松下電器), 鶴
身 和重(ソニー)
Singapore
齋藤 八郎(DNP テクノリサーチ)
Sydney,
榊 純一(松下電器)
Australia
Colorado Springs, 榊 純一(松下電器), 寄本 義一(凸版印刷)
US
Amsterdam,
寄本 義一(凸版印刷)
Netherlands
Oslo, Norway
筧 捷彦(早大), 木戸 彰夫(日本 IBM), 黒川 利明(CSK), 後藤 志津雄(日
立), 湯淺 太一(WG16 Convener, 京大)
Redmond, US
頃末 和義(マイクロソフト)
Cupertino, US
黒川 利明(CSK)
23
ECMA TC39 C#, CLI
ECMA TC39 C#, CLI
SC22 Study Group on
LINUX
SC22 Ad hoc on Marketing
and Education
SC22/WG4
ASC INCITS J4 COBOL
Meeting 240
ASC INCITS J4 COBOL
Meeting 241
ASC INCITS J4 COBOL
meeting 242
ASC INCITS J4 COBOL
Meeting 243
ASC INCITS J4 COBOL
Meeting 244
SC22/WG5
SC22/WG5
SC22/WG9/ARG
SC22/WG9
SC22/WG9/ARG
SC22/WG9/ARG
SC22/WG9/ARG
SC22/WG9
SC22/WG14
SC22/WG14
SC22/WG20
SC22/WG20
SC22/WG21
SC22/WG21
SC23 Ballot Resolution
on DIS 17341 & 17342
SC24 Plenary
06-10/13
09-29/10-02
05-28/30
Redmond, US
Illminster, UK
London, UK
頃末 和義(マイクロソフト)
黒川 利明(CSK)
木戸 彰夫(日本 IBM), 黒川 利明(CSK), 田代 秀一(METI)
09-15
Oslo, Norway
06-26/28
01-20/24
Las Vegas, US
Carmel, US
筧 捷彦(早大), 木戸 彰夫(日本 IBM), 黒川 利明(CSK), 後藤 志津雄(日
立)
高木 渉(HoD, 日立), 今城 哲二(日立)
高木 渉(日立)
03-17/20
Texas, US
なし
05-12/14
Kokomo, US
高木 渉(日立)
07-21/25
11-10/13
South Lake Tahoe, なし
US
Las Vegas, US
高木 渉(日立)
03-30/04-04
07-28/08-01
02-07/09
06-20
06-20/22
10-03/05
12-11/13
12-12
03-31/04/04
10-21/24
02-11/13
10-15/17
04-06/11
10-26/31
09-23
Las Vegas, US
Dresden, Germany
Padua, Italy
Toulouse, France
Toulouse, France
Sydney, Canada
San Diego, US
San Diego, US
Oxford, UK
Hawaii, US
Busan, Korea
Mountain View, US
Oxford, UK
Hawaii, US
Cambridge, UK
06-27
Jeju Island,
Korea
San Diego, US
Jeju Island,
Korea
San Mateo, US
SC24 FCD 19776 Editing 08-01
SC24/WG6
06-23/24
SC24/WG6 FCD 19777
Editing
SC24/WG7
11-17
SC24/WG8
04-04/08
SC24/WG8
06-19/27
SC24/WG8
SC25 Plenary
12-08/12
09-19
SC25 PT SOHO
05-12/14
SC25 PT SOHO
09-19
SC25/WG1
SC25/WG1
02-17/21
09-15/19
SC25/WG3 IPTG
02-11/13
SC25/WG3 IPTG
05-29/31
06-23/24
Jeju Island,
Korea
Stuttgart,
Germany
Jeju Island,
Korea
Orlando, US
Zurich,
Switzerland
Helsinki,
Finland
Zurich,
Switzerland
London, UK
New York, US
Wellington,
New Zealand
Alexandria, US
高田 正之(江戸川大)
高田 正之(江戸川大)
なし
石畑 清(明大)
石畑 清(明大)
なし
石畑 清(明大)
石畑 清(明大)
なし
なし
なし
なし
越田 一郎(東京工科大), 林田 聖司(東芝)
越田 一郎(東京工科大), 林田 聖司(東芝)
浜田 満(HoD, 富士通), 石田 隆(松下電器), 岡西 俊治(ソニー), 菅谷 寿
鴻(東芝), 田中 邦麿(Convener, 帝京平成大)
藤村 是明(産業技術総合研究所)
なし
藤村 是明(産業技術総合研究所)
なし
藤村 是明(産業技術総合研究所)
藤村 是明(産業技術総合研究所)
藤村 是明(産業技術総合研究所)
藤村
山本
工),
山本
是明(産業技術総合研究所)
和幸(HoD, 松下電工), 宮島 義昭(NTT 東日本), 植野 嘉章(松下電
廣瀬 直樹(日本 IBM)
和幸(松下電工)
山本 和幸(松下電工), 宮島 義昭(NTT 東日本)
山本
山本
Chen
宮島
廣瀬
和幸(松下電工), 新谷 保之(松下電器), 鳥羽 彰(東芝キャリア)
和幸(松下電工), 新谷 保之(松下電器), 鳥羽 彰(東芝キヤリア),
Hui-Yeen(パナソニック台湾研究所)
義昭(NTT 東日本), 植野 嘉章(松下電工), 小川 温雄(電波技術協会),
直樹(日本 IBM)
なし
24
SC25/WG3
09-15,18
SC25/WG3 IPTG
09-16/17
SC25/WG3 Ad hoc
09-16/17
SC25/WG4
09-16/18
SC27 Plenary
SC27 & ISO/TC68/SC2
SC27/WG1 Ad hoc on the
revision of ISO/IEC
17799
SC27/WG1
05-05/06
05-02
04-24/26
Zurich,
Switzerland
Zurich,
Switzerland
Zurich,
Switzerland
Zurich,
Switzerland
Quebec, Canada
Quebec, Canada
Quebec, Canada
04-28/05-02
Quebec, Canada
SC27/WG1
10-20/24
Paris, France
SC27/WG2
04-28/05-02
Quebec, Canada
SC27/WG2
10-20/24
Paris, France
SC27/WG3
04-28/05-02
Quebec, Canada
SC27/WG3
SC28 Plenary
10-20/24
10-21/24
Paris, France
Jeju Island,
Korea
SC28 Comment
Disposition on FCD
19752
SC29 Plenary
09-01/02
Berlin, Germany
07-28/30
SC29 AGM
12-07
Trondheim,
Norway
Hawaii, US
SC29/WG1 JPEG 2000
JPSEC Ad hoc
SC29/WG1 JBIG
SC29/WG1
01-30/31
Paris, France
03-04/06
03-10/14
東京, 日本
Seoul, Korea
SC29/WG1
07-14/18
SC29/WG1 JBIG
07-15/16
Strasbourg,
France
東京, 日本
SC29/WG1 JPEG 2000
JPSEC Ad hoc
SC29/WG1
11-13/14
Paris, France
12-08/12
Hawaii, US
SC29/WG1 JBIG
12-09/10
SC29/WG11 MPEG-7 Ad hoc 03-09
東京, 日本
Pattaya,
Thailand
宮島 義昭(NTT 東日本), 植野 嘉章(松下電工), 廣瀬 直樹(日本 IBM)
宮島 義昭(NTT 東日本), 植野 嘉章(松下電工), 廣瀬 直樹(日本 IBM)
宮島 義昭(NTT 東日本), 植野 嘉章(松下電工), 廣瀬 直樹(日本 IBM)
松井 俊浩(産業技術総合研究所), 山崎 信行(慶大)
竜田 敏男(HoD, 日本 IBM), 北浦 康弘(METI)
北浦 康弘(METI), 竜田 敏男(日本 IBM)
金澤 祐治(METI), 佐藤 慶浩(日本 HP), 高取 敏夫(JIPDECI), 中尾 康二
(KDDI 研究所), 宮川 寧夫(IPA), 山崎 哲(日本 IBM)
金澤 祐治(METI), 北浦 康弘(METI), 佐藤 慶浩(日本 HP), 高取 敏夫
(JIPDECI), 中尾 康二(KDDI 研究所), 宮川 寧夫(IPA), 山崎 哲(日本 IBM)
大崎 友和(METI), 佐藤 慶浩(日本 HP), 高取 敏夫(JIPDECI), 中尾 康二
(KDDI 研究所), 永沼 美保(日本 HP), 原田 敬(日立), 平野 芳行(NEC), 宮
川 寧夫(IPA), 山崎 哲(IBCS), 吉田 健一郎(JQA)
大熊 建司(東芝), 北浦 康弘(METI), 櫻井 幸一(九州大), 竜田 敏男(日本
IBM), 近澤 武(三菱電機), 矢田 健一(IPA), 山岸 篤弘(IPA)
大塚 玲(IPA), 北浦 康弘(METI), 櫻井 幸一(九州大), 竜田 敏男(日本
IBM), 近澤 武(三菱電機), 藤岡 淳(NTT), 宮地 充子(北陸先端科学技術大
学院大), 小柳津 育郎(IPA), 苗村 憲司(慶大), 古屋 聡一(日立), 山岸
篤弘(IPA)
田渕 治樹(NITE), 北浦 康弘(METI), 竜田 敏男(日本 IBM), 近澤 武(三菱
電機), 中尾 康二(KDDI 研究所), 矢田 健一(IPA), 山岸 篤弘(IPA)
小柳津 育郎(IPA), 北浦 康弘(METI), 田渕 治樹(NITE), 山岸 篤弘(IPA)
山田 尚勇(HoD, 東大), 小澁 弘明, 伊藤 丘(コニカミノルタビジネステク
ノロジーズ), 伊藤 哲也(コニカミノルタビジネステクノロジーズ), 稲垣
俊彦(富士ゼロックス), 大根田 章吾(リコー), 竹信 秀俊(キヤノン), 大
久保 彰徳(リコー), 臼井 信昭(富士通研究所), 岩井 篤(JBMIA), 平山 和
博(JBMIA), 斎藤 輝(Chairman), 出井 克人(Secretariat, キヤノン), 船
山 美保(Assistant Secretary, キヤノン)
宇田 稔(ミノルタ), 竹信 秀俊(キヤノン)
小林 直樹(HoD, NTT 東日本), 会津 昌夫(キヤノン), 金子 格(早大), 渡辺
裕(Chairman, 早大), 小倉 由紀子(Secretariat, IPSJ/ITSCJ)
渡辺 裕(早大, Chairman), 石井 克己(キヤノン), 加藤 敏夫(キヤノン),
小倉 由紀子(Secretariat, IPSJ/ITSCJ)
岩村 恵市(キヤノン), 林 淳一(キヤノン)
坂無 英徳(産業技術総合研究所), 小野 文孝(東京工芸大, Rapporteur)
野水 泰之(HoD, リコー), 上野 幾朗(三菱電機), 小川 茂孝(アイシーティ
ーリンク), 福原 隆浩(ソニー), 石井 克己(キヤノン), 石川 智恵(キヤノ
ン), 岩村 恵市(キヤノン), 宇田 茂晴(リコー), 大谷 渉(リコー), 加藤
敏夫(キヤノン), 櫻井 幸一(キヤノン), 鈴木 康友(キヤノン), 田邉 集
(早大), 出井 克人(キヤノン), 仲田 公明(富士フイルム), 林 淳一(キヤ
ノン), 平尾 浩一郎(NEC), 松原 章雄(リコー), 吉田 通弘(リコー)
上野 幾朗(HoD, 三菱電機), 小川 茂孝(アイシーティーリンク), 他 10 名
坂無 英徳(産業技術総合研究所), 小野 文孝(東京工芸大, Rapporteur), 他
2名
石井 克己(キヤノン), 岩村 恵市(キヤノン), 林 淳一(キヤノン)
野水 泰之(HoD, リコー), 石川 孝明(早大), 上野 幾朗(三菱電機), 小川
茂孝(アイシーティーリンク), 尾上 孝雄(大阪大), 梶原 浩(キヤノン),
福原 隆浩(ソニー), 原 潤一(リコー), 他 9 名
坂無 英徳(産業技術総合研究所), 小野 文孝(東京工芸大, Rapporteur)
浅見 知弘(JVC), 山田 昭雄(NEC), 渡部 秀一(シャープ), 他 4 名
25
SC29/WG11 MPEG-4 Ad hoc 03-09
SC29/WG11 MPEG IPMP,
MPEG-21 関連 Ad hoc
SC29/WG11
03-09
03-10/14
SC29/WG11 MPEG-21/IPMP 06-02/05
Architecture Ad hoc
SC29/WG11 MPEG-7 Ad hoc 07-20
SC29/WG11
07-20
SC29/WG11 MPEG
07-21/25
IPMP,MPEG-21 関連 Ad
hoc
SC29/WG11 MPEG-4 Ad hoc 07-21/25
SC29/WG11 MPEG
10-19
IPMP,MPEG-21 関連 Ad
hoc
SC29/WG11 MPEG-4 Ad hoc 10-19
SC29/WG11 Audio Ad hoc 10-19
SC29/WG11 MPEG-7 Ad hoc 10-19
SC29/WG11
10-20/24
SC29/WG11 Audio Ad hoc
SC29/WG11 MPEG-4 Ad hoc
SC29/WG11 MPEG-7 Ad hoc
SC29/WG11 MPEG IPMP,
MPEG-21 関連 Ad hoc
SC29/WG11
12-07
12-07
12-07
12-07
SC31 Plenary
05-14/15
SC31 HoD/C
SC31 BRM 19762
SC31/WG1
05-14
09-17
06-13
12-08/12
Pattaya,
Thailand
Pattaya,
Thailand
Pattaya,
Thailand
Santa Clara, US
Trondheim,
Norway
Trondheim,
Norway
Trondheim,
Norway
Trondheim,
Norway
Brisbane,
Australia
Brisbane,
Australia
Brisbane,
Australia
Brisbane,
Australia
Brisbane,
Australia
浅井 光太郎(HoD, 三菱電機), 菊池 義浩(東芝), 杉原 義得(JEITA), 宮本
義弘(NEC), 矢ケ崎 陽一(ソニー), 他 14 名
上野 孝文(松下電器), 金子 格(早大), 小池 真由美(東大), 小暮 拓世(松
下電器), 杉浦 麻貴(アットネットホーム), 妹尾 孝憲(松下電器), 他 2 名
浅井 光太郎(HoD, 三菱電機), 浅見 知弘(JVC), 上野 孝文(松下電器), 金
子 格(早大), 菊池 義浩(東芝), 小池 真由美(東大), 合志 清一(NHK), 小
暮 拓世(松下電器), 笹木 美樹男(デンソー), 杉浦 麻貴(アットネットホ
ーム), 杉原 義得(JEITA), 妹尾 孝憲(松下電器), 則松 武志(松下電器),
橋田 浩一(産業技術総合研究所), ブン チュンセン(NTT ドコモ), 堀岡 力
(NTT), 宮本 義弘(NEC), 守谷 健弘(NTT), 矢ケ崎 陽一(ソニー), 安田 浩
(東大), 山田 昭雄(NEC), 渡部 秀一(シャープ), 渡辺 裕(SC 29 Chairman,
早大), 小倉 由紀子(SC 29 Secretariat, IPSJ/ITSCJ), 他 25 名
金子 格(早大), 小池 真由美(東大), 小暮 拓世(松下電器), 他 2 名
浅井 光太郎(HoD, 三菱電機), 会津 昌夫(キヤノン), 浅見 知弘(JVC), 数
井 君彦(富士通研), 金子 敏充(東芝), 笹木 美樹男(デンソー), 山田 昭
雄(NEC), 渡部 秀一(シャープ),他 2 名
浅見 知弘(JVC), 上野 孝文(松下電器), 江村 恒一(松下電器), 数井 君彦
(富士通研), 金子 格(早大), 金子 敏充(東芝), 上林 達(東芝), 菊池 義
浩(東芝), 喜多村 政贊(For more convenient AV life), 小池 真由美(東
大), 合志 清一(NHK), 小暮 拓世(松下電器), 笹木 美樹男(デンソー), 杉
原 義得(JEITA), 妹尾 孝憲(松下電器), 戸栗 康裕(ソニー), 守谷 健弘
(NTT), 安田 浩(東大), 山田 昭雄(NEC), 渡部 秀一(シャープ), 渡辺 裕
(早大, SC 29 Chairman), 小倉 由紀子( SC 29 Secretariat, IPSJ/ITSCJ),
他 24 名
上野 孝文(松下電器), 金子 格(早大), 喜多村 政贊(For more convenient
AV life), 小池 真由美(東大), 小暮 拓世(松下電器), 妹尾 孝憲(松下電
器), 他 3 名
菊池 義浩(東芝), 杉原 義得(JEITA), 他 10 名
上野 孝文(松下電器), 金子 格(早大), Craig A. Schultz, 小暮 拓世(松下
電器), 妹尾 孝憲(松下電器)
杉原 義得(JEITA), 鈴木 芳典(日立), 他 10 名
守谷 健弘(NTT), 他 2 名
数井 君彦(富士通研), 山田 昭雄(NEC), 渡部 秀一(シャープ), 他 2 名
浅井 光太郎(HoD, 三菱電機), 伊藤 聡(東芝), 上野 孝文(松下電器), 数
井 君彦(富士通研), 金子 格(早大), 上林 達(東芝), Craig A. Schultz, 小
池 真由美(東大), 小暮 拓世(松下電器), 笹木 美樹男(デンソー), 杉原
義得(JEITA), 鈴木 芳典(日立), 妹尾 孝憲(松下電器), 橋田 浩一(産業技
術総合研究所), 守谷 健弘(NTT), 山田 昭雄(NEC), 渡部 秀一(シャープ),
渡 辺 裕 ( 早 大 , SC 29 Chairman), 小 倉 由 紀 子 (SC 29 Secretariat,
IPSJ/ITSCJ), 他 16 名
Hawaii, US
守谷 健弘(NTT), 他 2 名
Hawaii, US
杉原 義得(JEITA), 鈴木 芳典(日立), 他 12 名
Hawaii, US
浅見 知弘(JVC), 笹木 美樹男(デンソー), 山田 昭雄(NEC), 他 4 名
Hawaii, US
伊藤 聡(東芝), 上野 孝文(松下電器), 金子 格(早大), Craig A. Schultz,
小池 真由美(東大), 小暮 拓世(松下電器), 妹尾 孝憲(松下電器), 他 1 名
Hawaii, US
浅井 光太郎(HoD, 三菱電機), 浅見 知弘(JVC), 伊藤 聡(東芝), 上野 幾
郎(三菱電機), 上野 孝文(松下電器), 金子 格(早大), Craig A. Schultz,
小池 真由美(東大), 小暮 拓世(松下電器), 笹木 美樹男(デンソー), 杉原
義得(JEITA), 鈴木 芳典(日立), 妹尾 孝憲(松下電器), 守谷 健弘(NTT),
山田 昭雄(NEC), 渡辺 裕(早大, SC 29 Chairman), 小倉 由紀子(SC 29
Secretariat, IPSJ/ITSCJ), 他 18 名
Paris, France
柴田 彰(HoD, デンソーウェーブ), 細川 照彦(JEITA), 渡辺 淳(デンソー
ウェーブ), 飯田 圭哉(METI), 辻本 有伺(デンソーウェーブ), 寺前 浩二
(デンソーウェーブ), 村上 敬亮(METI)
Paris, France
柴田 彰(デンソーウェーブ)
Chicago, US
なし
Toulouse, France 高井 弘光(デンソーウェーブ)
26
SC31/WG1
SC31/WG2
10-10
10-23
SC31/WG3
SC31/WG3/SG1
SC31/WG3/SG1
SC31/WG3
SC31/WG3/SG1
02-10/11
02-9/10
06-10/11
06-12
11-03/04
SC31/WG3/SG1 BRM
18047-3
SC31/WG3
11-03/04
SC31/WG4/ARP BRM
TR18001
SC31/WG4/ARP
02-10
SC31/WG4/SG3
02-11/13
SC31/WG4/SG2
03-18
SC31/WG4
03-19/20
SC31/WG4/SG3
SC31/WG4/SG1
SC31/WG4/SG3
SC31/WG4/ARP
05-12/13
07-16/17
09-29/30
10-01
11-05
02-10
SC31/WG4/SG2 BRM 15963 10-01
SC31/WG4
10-02/03
SC32 Plenary
01-27/31
SC32/WG1
SC32/WG1
SC32/WG2 Open Forum
SC32/WG2 11179, 20943,
20944, 5218 Editing
SC32/WG2
SC32/WG2
01-20-24
06-16/20
01-20/24
01-27/02-04
SC32/WG3
SC32/WG3 ISO/IEC
9075-1,2,3,4,9,10,11,
13,14 Editing
SC32/WG3
01-20/30
01-20/31
SC32/WG3
10-20/24
SC32/WG4 FCD
13249-2,3,5 Editing
SC32/WG4
01-27/30
10-27/31
Princeton, US
Atlanta, US
辻本 有伺(デンソーウェーブ)
小橋 一夫(松下電器), 柴田 彰(デンソーウェーブ), 高井 弘光(デンソー
ウェーブ)
Orland, US
高井 弘光(デンソーウェーブ)
Orland, US
高井 弘光(デンソーウェーブ), 平野 忠彦(マイティカード)
Toulouse, France なし
Toulouse, France 高井 弘光(デンソーウェーブ)
Adelaide,
高井 弘光(デンソーウェーブ)
Australia
Adelaide,
高井 弘光(デンソーウェーブ)
Australia
Adelaide,
高井 弘光(デンソーウェーブ)
Australia
Orlando, US
吉岡 稔弘(松下産業機器), 渡辺 淳(デンソーウェーブ), 大塚 裕(オムロ
ン), 平野 忠彦(マイティカード),渡部 晴夫(日本信号)
Orland, US
吉岡 稔弘(松下産業機器), 大塚 裕(オムロン), 平野 忠彦(マイティカー
ド), 渡辺 淳(デンソーウェーブ), 渡部 晴夫(日本信号)
Orland, US
渡辺 淳(デンソーウェーブ), 澤田 喜久三(吉川 RF システム), 菅原 喜和
(吉川 RF システム), 平野 忠彦(マイティカード),渡部 晴夫(日本信号)
Sydney,
小橋 一夫(松下電器)
Australia
Sydney,
渡辺 淳(デンソーウェーブ), 小橋 一夫(松下電器), 柴田 彰(デンソーウ
Australia
ェーブ), 吉岡 稔弘(松下産業機器)
Paris, France
渡辺 淳(デンソーウェーブ), 渡部 晴夫(日本信号)
Nice, France
澤田 喜久三(吉川 RF システム)
Edingburgh, UK
渡辺 淳(デンソーウェーブ)
Edinburgh, UK
吉岡 稔弘(松下産業機器), 大塚 裕(オムロン), 小橋 一夫(松下電器), 中
曽根 晟二(アパ産協), 福永 成明(アパ産協), 渡辺 淳(デンソーウェーブ)
Edinburgh, UK
小橋 一夫(松下電器), 吉岡 稔弘(松下産業機器), 渡辺 淳(デンソーウェ
ーブ)
Edinburgh, UK
渡辺 淳(デンソーウェーブ), 大塚 裕(オムロン), 小橋 一夫(松下電器),
中曽根 晟二(アパ産協), 福永 成明(アパ産協), 吉岡 稔弘(松下産業機器)
Santa Fe, US
鈴木 健司(東京国際大), 土田 正士(日立), 堀内 一(東京国際大), 遠城
秀和(NTT データ), 大林 正晴(管理工学研究所), 黒川 利明(CSK), 小寺 孝
(日立), 白鳥 孝明(日本 IBM), 芝野 耕司(WG4 Convener, 東京外語大)
Santa Fe, US
遠城 秀和(NTT データ), 森田 勝弘(アクセンチュア)
小樽, 日本
遠城 秀和(NTT データ), 森田 勝弘(アクセンチュア)
Santa Fe, US
黒川 利明(CSK), 菅又 久直(ECOM), 堀内 一(東京国際大)
Santa Fe, US
大林 正晴(管理工学研究所), 堀内 一(東京国際大)
Santa Fe, US
Melbourne,
Australia
Santa Fe, US
Santa Fe, US
大林 正晴(管理工学研究所), 黒川 利明(CSK), 堀内 一(東京国際大)
大林 正晴(管理工学研究所), 堀内 一(東京国際大)
小寺 孝(日立), 土田 正士(日立)
01-27/30
Stockholm,
Sweden
Hobart,
Australia
Santa Fe, US
01-27/30
Santa Fe, US
SC32/WG4
10-27/31
SC34 Plenary
05-03,07
Melbourne,
Australia
London, UK
06-02/06
小寺 孝(日立), 白鳥 孝明(日本 IBM), 土田 正士(日立)
小寺 孝(日立), 白鳥 孝明(日本 IBM), 土田 正士(日立)
小寺 孝(日立), 土田 正士(日立)
白鳥 孝明(日本 IBM), 鈴木 健司(東京国際大), 芝野 耕司(Convener, 東京
外語大)
白鳥 孝明(日本 IBM), 鈴木 健司(東京国際大), 芝野 耕司(Convener, 東京
外語大)
白鳥 孝明(日本 IBM), 芝野 耕司(Convener, 東京外語大)
小町 祐史(HoD, パナソニック コミュニケーションズ), 西川 マリ(シュル
ンベルジュ), 野口 高成(ネクストソリューション), 村田 真(国際大学)
27
SC34 Plenary
12-06,11
09-22,27
Philadelphia, US 小町 祐史(HoD, パナソニック コミュニケーションズ), 大久保 彰徳(リコ
ー), 加藤 弘之(国立情報学研究所),内藤 求(シナジー・インキュベート),
野口 高成(ネクストソリューション), 村田 真(国際大学), 上村 圭介(グ
ローバルコミュニケーションセンター)
London, UK
村田 真(国際大学)
Philadelphia, US 村田 真(国際大学)
London, UK
小町 祐史(パナソニック コミュニケーションズ), 野口 高成(ネクストソ
リューション)
Philadelphia, US 大久保 彰徳(リコー), 上村 圭介(グローバルコミュニケーションセンタ
ー), 小町 祐史(パナソニック コミュニケーションズ), 野口 高成(ネクス
トソリューション)
London, UK
西川 マリ(シュルンベルジュ)
Montreal, Canada 西川 マリ(シュルンベルジュ)
Philadelphia, US 内藤 求(シナジー・インキュベート), 加藤 弘之(国立情報学研究所)
Paris, France
山本 喜一(HoD, WG2 Convener, 慶大), 鈴木 哲(青学大), 中尾 好秀(WG 4
Convener, シャープビジネスコンピュータソフトウェア), 中村 一章(キヤ
ノン), 松原 幸行(富士ゼロックス)
Paris, France
なし
Paris, France
中尾 好秀(シャープビジネスコンピュータソフトウェア), 中村 一章(キヤ
ノン), 松原 秀行(富士ゼロックス), 山本 喜一(Convener, 慶大)
Paris, France
中尾 好秀(シャープビジネスコンピュータソフトウェア), 中村 一章(キヤ
ノン), 松原 秀行(富士ゼロックス), 山本 喜一(慶大)
Paris, France
鈴木 哲(青学大), 中村 一章(キヤノン), 松原 秀行(富士ゼロックス), 山
本 喜一(慶大), 中尾 好秀(Convener, シャープビジネスコンピュータソフ
トウェア)
Paris, France
なし
Paris, France
鈴木 哲(青学大), 中村 一章(キヤノン), 山本 喜一(慶大)
Paris, France
仲林 清(HoD, NTT-X), 池田 満(大阪大), 原 潔(日本ユニシス), 平田 謙次
( 産 能 大 ), 岡 本 敏 雄 (WG2 Convener, 電 通 大 ), 奥 井 康 弘 (WG2
Secretariat, 日本ユニテック), 黒木 将人(WG2 Assistant Secretary, 日
本ユニテック)
Seoul, Korea
仲林 清(HoD, NTT-X), 池田 満(北陸先端科学技術大学院大), 古賀 明彦(日
立), 原 潔(日本ユニシス), 平田 謙次(産能大), 岡本 敏雄(WG2 Convener,
電通大), 奥井 康弘(WG2 Secretariat, 日本ユニテック総合研究所), 黒木
将人(WG2 Assistant Secretary, 日本ユニテック)
Versailles,
池田 満(大阪大), 平田 謙次(産能大), 岡本 敏雄(電通大), 奥井 康弘(日
France
本ユニテック), 黒木 将人(日本ユニテック)
Oslo, Norway
なし
Paris, France
岡本 敏雄(電通大) 奥井 康弘(日本ユニテック), 黒木 将人(日本ユニテッ
ク)
Geneva,
なし
Switzerland
Seoul, Korea
古賀 明彦(日立)
Paris, France
奥井 康弘(日本ユニテック), 黒木 将人(日本ユニテック)
Seoul, Korea
奥井 康弘(日本ユニテック総合研究所), 原 潔(日本ユニシス), 黒木 将人
(日本ユニテック)
Paris, France
岡本 敏雄(電通大), 奥井 康弘(日本ユニテック), 黒木 将人(日本ユニテ
ック)
Seoul, Korea
仲林 清(NTT-X)
SC34/WG1
SC34/WG1
SC34/WG2
05-03/04
12-06/07
05-02/04
SC34/WG2
12-06/11
SC34/WG3
SC34/WG3
SC34/WG3
SC35 Plenary
05-02/05
08-01/04
12-06/08
12-04/05
SC35/WG1
SC35/WG2
12-01/03
12-02/04
SC35/WG3
12-01/05
SC35/WG4
12-01/05
SC35/WG5
SC35/WG6
SC36 Plenary
12-01/03
12-01/03
03-20,22
SC36 Plenary
09-25/27
SC36 Initiatives 2003
Workshop
SC36 CLFA Ad hoc
SC36 CLFA Ad hoc
03-19
01-09/11
03-18,22
SC36 CLFA Rapporteur
05-29/30
SC36 CLFA Rapporteur
SC36 ISP Rapporteur
SC36 ISP Rapporteur
09-22,26
03-20
09-22,25
SC36 Marketing
Rapporteur
SC36 Marketing
Rapporteur
SC36/WG1
03-22
03-20
Paris, France
SC36/WG1
SC36/WG1
SC36/WG2
05-26/27
09-25/26
03-18
Kiev, Ukraine
Seoul, Korea
Paris, France
SC36/WG2
09-23
Seoul, Korea
黒木 将人(日本ユニテック), 原 潔(日本ユニシス), 平田 謙次(産能大),
岡本 敏雄(電通大), 奥井 康弘(日本ユニテック)
池田 満(北陸先端科学技術大学院大)
池田 満(北陸先端科学技術大学院大), 古賀 明彦(日立)
仲林 清(NTT-X), 池田 満(大阪大), 原 潔(日本ユニシス), 平田 謙次(産
能大), 岡本 敏雄(Convener, 電通大), 奥井 康弘(Secretariat, 日本ユニ
テック), 黒木 将人(Assistant Secretary, 日本ユニテック)
池田 満(北陸先端科学技術大学院大), 古賀 明彦(日立), 原 潔(日本ユニ
シス), 仲林 清(NTT-X), 平田 謙次(産能大), 岡本 敏雄(Convener, 電通
大), 奥井 康弘(Secretariat, 日本ユニテック総合研究所), 黒木 将人
(Assistant Secretary, 日本ユニテック)
28
SC36/WG3
SC36/WG3
01-13
03-21,22
London, UK
Paris, France
なし
平田 謙次(産能大), 岡本 敏雄(電通大), 奥井 康弘(日本ユニテック), 黒
木 将人(日本ユニテック)
岡本 敏雄(電通大)
池田 満(北陸先端科学技術大学院大), 古賀 明彦(日立), 仲林 清(NTT-X),
平田 謙次(産能大)
平田 謙次(産能大), 岡本 敏雄(電通大), 奥井 康弘(日本ユニテック), 黒
木 将人(日本ユニテック)
なし
仲林 清(NTT-X), 平田 謙次(産能大), 岡本 敏雄(電通大)
平田 謙次(産能大), 奥井 康弘(日本ユニテック), 黒木 将人(日本ユニテ
ック)
なし
SC36/WG3
SC36/WG3
07-09
09-23,27
Athens, Greece
Seoul, Korea
SC36/WG4
03-21,22
Paris, France
SC36/WG4
SC36/WG4
SC36/WG5
06-12/13
09-23,26
03-17,21
Paris, France
Seoul, Korea
Paris, France
SC36/WG5
06-10/11
SC36/WG5
09-26
Darmstadt,
Germany
Seoul, Korea
SC37 Plenary
09-11/12
Rome, Italy
SC37 Ad hoc SG1, SG2 and
SG3 on Harmonized
Biometric Vocabulary
SC37 Conformity
Assessment Rapporteur
SC37/SG1
SC37/SG1
09-09
Rome, Italy
岡本 敏雄(電通大), 奥井 康弘(日本ユニテック総合研究所), 黒木 将人
(日本ユニテック), 平田 謙次(産能大)
瀬戸 洋一(HoD, 日立), 尼子 大介(三菱商事), 小松 尚久(早大), 中野 義
彦(沖電気), 星野 幸夫(NEC ソフト), 向井 幹雄(ソニー), 森 雅博(富士通
研)
星野 幸夫(NEC ソフト)
12-15/16
New York, US
なし
04-09
09-07/08
Ottawa, Canada
Rome, Italy
SC37/SG2
SC37/SG2
SC37/SG3
SC37/SG3
SC37/SG4
SC37/SG4
SC37/SG5
SC37/SG5
SC37/SG6
SC37/SG6
04-10/11
09-09/10
04-07/08
09-07/09
04-10/11
09-08
04-07/08
09-09/10
04-09
09-09/10
Ottawa, Canada
Rome, Italy
Ottawa, Canada
Rome, Italy
Ottawa, Canada
Rome, Italy
Ottawa, Canada
Rome, Italy
Ottawa, Canada
Rome, Italy
内田 薫(NEC)
早川 昭二(富士通研), 星野 幸夫(NEC ソフト), 三村 昌弘(日立), 向井 幹
雄(ソニー)
亀井 俊男(NEC)
中野 義彦(沖電気), 中村 敏男(沖電気)
亀井 俊男(NEC), 平塚 誠一(NEC)
平塚 誠一(NEC), 森 雅博(富士通研)
尼子 大介(三菱商事), 瀬戸 洋一(日立)
尼子 大介(三菱商事), 新崎 卓(富士通研), 瀬戸 洋一(日立)
内田 薫(NEC), 小松 尚久(早大)
池野 修一(セコム), 内田 薫(NEC), 小松 尚久(早大), 三村 昌弘(日立)
瀬戸 洋一(日立)
瀬戸 洋一(日立)
29
< 情 報 処 理 学 会 試 行 標 準 の ペ ー ジ >
音声認識のための読み表記:情報処理学会試行標準 IPSJ-TS 0004:2003
学会試行標準/WG 4 小委員会
主査 新田 恒雄(豊橋技術科学大学)
音声は日常的に利用される便利なメディアですが,
音声をコンピュータとのインタフェースに利用する
際には,幾つかの問題が生じます.その 1 つに未知語
の問題があります.人間同士では,知らない語彙が出
てくるとその意味を推測したり,質問して自分の記憶
に入れるでしょう.音声認識ソフトウエアの場合にも,
システム開発者は必要な語彙を予め登録しますが,全
ての語彙をカバーすることはできません.そこで,エ
ンドユーザが未知語を登録する機能,あるいは登録さ
れているものとは異なる発音を登録できる機能を提
供しています.これにより,コンピュータはユーザの
定義した未知語を含む発話を認識し,結果を表示した
り音声で応答することが可能になります.
音声認識ソフトウエアでは,新しい単語に対してエ
ンドユーザに語彙の登録(表示文字列の登録:例えば
「最高値」)と,どのように発音したいかの指定(読
み表記の指定:例えば「さいたかね」)をしてもらい
ます.この方法がソフトウエアごとに異なると,エン
ドユーザに戸惑いと不便を与えることになります.現
実に,音声認識の応用範囲が拡大するにしたがい,読
み表記の不統一が混乱を招く恐れが出てきました.そ
こで,WG 4 小委員会(音声インタフェース)は,最
初の活動に読み表記を選定しました.
今回まとめられた学会試行標準は,エンドユーザが
利用する簡易形式として,「音声認識のための読み表
記」を最初に規定しています.この規定では「経営:
けいえい」,「ユーザ:ゆーざー」のように平仮名で
読みを表記します.次に,システム開発者が発音をよ
り詳細に記述できる形式についても,「音声認識のた
めの詳細読み表記」として規定を設けました.こちら
は片仮名で「経営:ケーエイ(あるいはケイエーな
ど)」,「秋田:ア(キ)タ」(括弧内は母音の脱落
や無声化),「三月:サンカ゜ツ」(カ゜は鼻濁音)
とより詳細な表記が可能です.
(詳細は,当調査会ホームページの情報処理学会試行
標準を参照:http://www.itscj.ipsj.or.jp/ipsj-ts/
02-04/toc.htm)
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<編 集 後 記 >
10 年程前にはほとんどの規格は装置に依存していた
が,数年前から業種ごとの独自性に起因したアプリケ
ーションに依存する規格が増えているように感じてい
る.最近,「xx の枠組み」という規格名称を見ること
が多い.今回の標準化トピックスに掲載した「メタモ
デル相互運用枠組み」のように電子商取引における業
種を跨いだ B2B ビジネス連携をスムーズに行うために,
規格全体の構造,業界ごとの関数/フォーマットなど
の登録及び管理プロセスなどが規格化されており,概
要を掴むのに便利である.現在,欲しい枠組みは Web
サービスの枠組みである.Web サービスは企業間のデ
ータ連携から grid 技術の自律化技術にまで範囲を拡
大しようとしているが,新しい流れに対応した全体像
が見当たらない.
2004 年 1 月 20 日に日本経済団体連合会が戦略的な
国際標準化の推進に関する提言を発表した.政府,大
学,公的研究機関,国際標準化機関への産業界からの
期待の表明であり,企業に対してはビジネスに直結し
た国際的な標準化推進のため,知財権確保とともに標
準化推進部門の強化の提言でもある.標準化に参加し
ている企業人は,自分達が関わる標準化の価値や内容
を「xx の枠組み」と捉えて,企業の中で説明してほし
い.そうすることによって標準化を支える技術者の輪
が増えるのではないかと期待している.
[KN 記]
国際規格開発状況検索:
http://lucia.itscj.ipsj.or.jp/standard/
servlets/DocumentSearch?ID=102
発
行
人
社団法人 情 報 処 理 学 会
情報規格調査会
広報委員会
〒105-0011 東京都港区芝公園 3-5-8
機械振興会館 308-3
Tel: 03-3431-2808 Fax: 03-3431-6493
[email protected]
http://www.itscj.ipsj.or.jp/
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