アメリカ ウナライーコース コース別活動記録 氏 名 (キャンプネーム) (ソウルメイト) …研修中、 お互いに協力して 乗り越えていった仲間 ○藤野荘子(そっこ) ・渡邉侑子(ユッコ) ○松崎沙梨央(さり) ・平尾瑞紀(みー) ○佐藤 優(ゆう) ・溝口知子(とも) 第 1日目/ 8月 1日 2009年 8月 1日 14時 35分、福岡の地を発つ。成 田空港を経由、厳重な審査を突破し、サンフランシスコ へと 降り立 った。自由の国に 入 った私た ちは、まず フィッシャーマンズワーフを観光した。そこでは名物 のクラムチャウダーを味わった。アシカを横目に見な がら、短時間のショッピング満喫した。その後、バスで 30分程かけ移動。かの有名なゴールデンゲートブリッ ジを見て、私たちはその偉大な歴史に圧倒された。そ の他にも、ショッピングモールで買い物をしたりとア メリカの日常にも触れた。 私たちは観光で得た感動に浸りながら、明日から始 まるサマーキャンプに期待をふくらませた。 第 2日目/ 8月 2日 荷物をまとめて、ホテルで朝食を済ませた後、集合場 所であるバークレーマリーナに向けて出発した。到着 し、ウナライー行きバスを待つこと 1時間…。 これから 2週間生活を共にする仲間たちと合流。7 時間のバスに揺られキャンプ場の駐車場に到着。私た ちは 2人ずつの 6グループに分けられた。それぞれの ト ラ イブ で 自 己 紹 介 を し た 後、そ こ か ら 7マ イル (11. 2km)歩いてやっとキャンプ場にたどり着いた。 たどり着いてすぐ、スリーピングバックとマットを 借り、スーツケースと一緒に各トラ イブのテントサ イ トへ運んだ。 その日私たちは初めてのアメリカでのキャンプファ イヤーを体験し、アメリカ人と日本人のテンションの 高さの違いに驚いた。 ○南 征爾(セージ) ・武内高浩(タカ) ○森本洸太(コウ) ・花田泰智(たいち) ○水谷友鴻(みず) ・家入清任(すが) 第 3、4日目/ 8月 3日、4日 モーニングミーティングでカウンセラーからキャン プサ イトの説明を聞いた後、私たちはスイムテストを 受けに湖へ行った。スイムテストは年齢に関係なく、 同じ条件下でのテストだった。日本人のキャンパーは ほとんどの人が合格することができた。その後はアメ リカ人のカウンセラーとバスケやフリスビーを楽しん だ。3日目のベスパー (お祈りの時間) では、日本人チー ムが「世界に一つだけの花」を披露した。 ベスパーが終わり、キャンプウナラ イー恒例のキャ ンプ ファ イヤーが始ま った。キャン パーやカウン セ ラーが各自、歌や劇、ダンス、コントなどの出し物を披 露してみんなで楽しんだ。初めは言葉が通じず、挫折 しかけたが、キャンプファイヤーを通じて、徐々に現地 のテンションになじんでいった。 第 5~ 7日目/ 8月 5日~ 7日:ト ライブハイク 私たちは Cr eek3、Lake2、Lake3、Lake4のグルー プに分かれた。 ○ Cr eek3は万年氷があるところを目指して Hi ke! 1日目はクロスカント リーを登ってタングルブルー というレ イクでゆっくり過ごした。 2日目に目的地へ行く予定だったが、雨が降ったので DayHi keをした。 目的地には行けなかったが、ハイクを十分楽しめた。 Cr eek3のトライブは比較的年齢の低い子たちが多く、 ハイク中もずっとにぎやかだった。途中で大雨に見舞 われるなどのアクシデントもあったが、皆やはり元気 に歩を進めていた。 そして、3日目についに目的地に到着。広い湖と広大 な草原に圧倒され、一瞬言葉を失ったが、すぐに到着し た嬉しさで、我を忘れてはしゃいでしまった。キャン プ 場に帰 った後も、その光景を忘れることができな かった。 ○ Lake4は ハ イ ク 中、 こ の時期と し て は 珍し く雨 や ア ラ レ が 降 って き た。し か し、そ の 代 わりに 日本 では見れな い よ うな大 きな虹を 見 るこ と が 出 来た。 - 18- ○ Lake3は、他のトライブとは合流せずに単独でハイ ク。レ イクの横から道なき道を只々ひたすら登り続け た。頂上に着いたと思いきや、さらに岩道。湖が見え た時、感動で足が軽くなり走り出した。翌日、雨が降り ト ランプ やギ ターで 1日を過ご し た。全てが初体験 だったが、有意義に過ごせた。 ○ 8マイルのコースを出発した Lake2のメンバーは平 坦な道から徐々に激しい岩が連なる道をロッククラ イ ミングして、無事大きな湖がある山の頂上にたどり着 いた。途中、雨などのアクシデントが起こったが、テン トの中でキャンパーたちとの交流が深まった。まだ打 ち解け合っていなかったキャンパーとの仲を深めるよ いきっかけとなった。 このコースでは急な斜面を滑り降りたり、草をかき 分け進んだりした。その途中でアラレが降り始めた。 現地ではアラレは降らないと聞いていたがいきなり降 り出したので、 め ったに ない 貴重な体験に なった。 次の日は雨 が降 ってい た が、出発した。 2日 目 だ か ら も っと 先 へ 行 くと 思 った が 来た道を戻り、 行きがけに通 った所で Lake4と合流した。 3日目は Lake4の人とフリスビーをしたりして過ごし た。帰りがけにキャンプ場を前に観た景色が壮大で圧倒 され、今までの疲れも吹っ飛んだ。 第 8日目/ 8月 8日 「モーニングミーティング!」 カウンセラーたちの叫び声で目を覚ました私達は、 もう少し寝ていたいという正直な気持ちを抑えつつ、 重い腰を上げてミーティングへと向かった。 ミーティングでは、いよいよ 3日後に迫ったチョ イ スハイクのコース決めがあった。皆それぞれ自分の気 持ちや体調と相談しながら、自分に合ったコースを選 んだ。その中でも際だって日本人の希望者が多かった のが、全コースの中で最も厳しいと言われるゴンゾー コースだった。安全性の関係で日本人の希望者の中か ら 1人だけゴンゾーを諦めなければならなかったはず が、特別に全員行ける事になり、私たちはアメリカ人の 心の広さに改めて感動した。後から聞いた話なのだが、 日本人の希望者を全員行かせる代わりに、実はアメリ カ人の希望者が 1人自ら諦めて くれていたという事 だった。私たちはその優しさに心から感謝すると共に、 その思いを無駄にしてはいけないと、ますます気を引 き締めた。 第 9日目/ 8月 9日 この日はみんなが楽しみにしていたスペシャルデー だ。朝起きてセントラル(本部前)に集まると、カウン セラーたちが仮装してさわいでいた。朝食はアメリカ ンシリアル。今年のスペシャルデーのテーマは、アニ マル!ということで、みんなそれぞれトラや鹿の格好 をしていたので、日本人チームも女子は浴衣、男子は は っぴを着てア クテ ィビ テ ィに参加し た。クラフト シャーク(作業小屋)では、フェイスペイントというも のをした。みんなかえるやふくろうなどに変身したり して楽しんだ。昼食はアメリカンサ イズのピザをいっ ぱい食べた。午後のアクティビティはレ イクサ イドで 綱引きや、エッグト スをして楽しんだ。夕食のカレー やポテトをたくさん食べた後、いよいよまちにまった ジャパンナイト!思った以上の歓声で大成功となった。 は っぴ など をみんなにプレ ゼント し た後、キャンプ ファ イヤー!随行の森田さんの歌やキャンパーのラッ プなどで最高に素晴らしい 1日が終わった。 - 19- 第 10日目/ 8月 10日 チョ イスハ イクの前日。こ の日のモーニング ミー ティングは、昨日やったエッグト スなどに参加した人 達にお菓子をくば った後に、明日のチョ イスハイクの チェック場所を確認した。その後、荷物を整え、ゴン ゾーの人は、あめ玉をふくろから出したりいろいろな 準備をしていた。 その間、ほかの日本人は、現地の人に日本食を食べて もらうために、おかゆ、みそ汁、かしわめしを作った。 現地の人達は、よろこんで食べてくれた。 その後は、日本人のほとんどがレ イクサ イドに集ま り、ミサンガを作ったり、バスケットボールをしたりし ていた。 次の日はゴンゾーが朝早く出るので、ゴンゾーだけ Lake2のトライブ付近で就寝した。 2日目は、Of fday!湖のほとりで洗濯したりトラン プしたり…とてものどかな 1日だった。 そして 3日目。私たちはキャンプ場へ向けてまた出 発した。初日に痛めた足は悲鳴をあげ、もう何度諦め かけたことだろう。気がついたら私たちはお互いを励 まし合い、そして目的地に向かってがむしゃらに歩い ていた。 “BeyondYourLi mi t s ”これは私たちが知ら ぬ間にかけ合っていた合言葉。私達は、お互いに協力 しあい、そして自分たちの限界に臨むという貴重な体 験をすることができた。 私たちがキャンプ場に戻ったのは 4日目の夕方だっ た。 第 11~ 14日目/ 8月 11~ 14日 (サウスフォークスコース) 2番 目 に 距 離 が 長 い Sout hFor ks 。ク ロ ス カン ト リーはあまりないと聞いていたが、実際は 4分の 1ぐら いがクロスカントリーだった。 目的地に着いたのは 1日目の夜 9時半。そこは水が そのまま飲めるほどきれいなレ イクだった。 3日目に、ウナライーの近くにあるレ イクに行き、1 泊した。 ウナライーへ出発したのは朝 10時半。ガンガン岩を 登って、ウナラ イーを見下ろす山に着いた。メンバー 皆で「ただいまー」と叫び、山を下りていった。 (ボーダーハイクコース) Bor derには、すが・とも・随行の森田さんの 3人が 参加した。私たちはすぐ に他のハイクに合流し、ログ レ イクにむかって山を登り続けた。昼のうちにログレ イクに 到 着 し、す ぐ さ ま水着にき が え 飛び こ ん だ。人 数 が多いので 夜もと ても に ぎ や か だ っ た。次 の 日 は、午 前はひなた ぼ っ こ し、 午後は DAY ハ イ ク で ヘッポーズ ヘ ッ ド に 登 っ た。そ こ から は 大 きな湖が見 え、と て も きれいで今 でも忘れられない。翌日はテンゴーブルークリークま で移動した。その日は、キャンパー達からアメリカの トランプを教えてもらったり、日本のトランプを教え たり、チョ イスハイクの最後の日を楽し く過ごした。 最初はつらくて帰りたかったチョ イスハイクもとても 楽しいものとなった。 (ゴンゾーコース) “Cr az y”という意味の GONZO。 初日は、朝 5時出発のはずが、6時になり、1日で目 的地の湖へ行くために夜 10時まで日陰のない PCT (登 山道)を歩き続けた。着いた場所は、何もない所だった。 すぐに、夕食をとり就寝した。 (バージニアイーグルコース) バージニアイーグルコースは、1日目 PCT(登山道) を通って約 10マイルの道のりを歩き、モスキートレ イ クのほとりのキャンプ場に到着した。キャンパーたち はすぐにレ イクであそんだり、まわりを散歩したりし て、夜は歌を歌ったりして食事を楽しみながらねむり - 20- についた。2日目はそのレ イクですご すのかと思いき や、昼ご ろになって移動。約 6マイルの道を歩いて目 的地のバージニア イーグルに到着した。このキャンプ のメインとなる 24時間瞑想とは、自分 1人用の昼食と 夕食をもって、前日に決められた場所で 24時間 1人で すご すというものだった。森の中で 1人ですご すこと によって、自分自身を見直すことができ、とても良い経 験となった。 第 15日目/ 8月 15日 今日がウナライーで過ごす最後の日。 朝食を 取 った後、お皿を 全て洗 った。モーニング ミーティングでウナラ イーTシャツを貰って、全員で 集合写真。クラフトシャークで皆からメッセージをT シャツなどに書いてもらった。 昼食後は、トラ イブ毎にキャンプ場のゴ ミ拾い。ま た、テーブルなども全てセントラルに戻した。刻々と 別れの時が近づく…。 最後のアクティビティでは、カヌーやペイント、ミサ ンアガ作りをした。 夕食は皆でセントラルで食べ、写真もたくさん撮った。 レ イクで行われたベスパーで「旅立ちの日」を歌い、 キャンプファイヤーでは「BeAmbi t i ous 」を歌った。そ の後、キャップやソングブック、修了証を頂き、最後の キャンプファイヤーを思う存分楽しんだ。 この日は、セントラルやインデ ィアンテント かその 周りで皆で就寝。 第 16日目/ 8月 16日 朝 5時起床。レ イクに行った人は、朝 4時起床。朝早 くから、食器を叩く音で起こされた。朝食にシナモン ロールやシリアルなどを食べ、駐車場へ向け 7マイル のハイク。行きよりはきつくなかった。 駐車場に着くと、陽気な音楽とともにカウン セラー や CI T(登山道)が踊っていた。 そしてバスが到着。アドレ スなどを交換したり写真 を撮 ったりし て別れを惜し んでいた。涙が止まらな か った。そし てバ スが 出発。最後ま で、み ん な手を 振ってくれた。 バスの中で、映画を見ながらバスにゆられていたら、 だんだん体調をくずす人続出…。 ホテルに着き、夕食を食べに行った。そこでは、思い 出話に花が咲いた。ホテルに戻り、久々のシャワーを 浴びると水が茶色…初めての体験だった。 明日が、サンフランシスコ出発だ。 第 17、18日目/ 8月 17、18日 朝、7時に起床。 アメリカでの最後の食事を取り、路線バスで空港へ。 早目に空港に着いたので、いつもよりゆっくりと買い 物が出来た。 サンフランシスコから飛行機で 10時間。成田に到着。 久々に階段を登った。成田では、お土産を買ったり、そ ばやうどんなどの日本食を食べた人もいた。 福岡への飛行機では、皆、疲れて寝ていた。福岡に着 いて写真を撮り、到着式。 ウナラ イーから帰るのは寂しかったけれど、やはり 帰ってこれて嬉しかった。 これで、この旅も終わり。色々とあった 18日間だっ たけど、本当にウナライーに行けて良かった。皆さん、 ありがとうございました。 - 21-
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