昭和大学横浜市北部病院 産婦人科

昭和大学横浜市北部病院 産婦人科
Ⅰ.研修診療科の長 長塚正晃
Ⅱ.臨床研修責任者 長塚正晃
Ⅲ.臨床研修指導医数(厚生労働省認定) 6 名
Ⅳ.学会等の認定医・専門医・指導医数(H26 年度)
日本産科婦人科学会専門医 ·································· 12 名
日本周産期新生児学会周産期暫定指導医 ·················· 1 名
日本周産期新生児医学会母体胎児専門医 ·················· 1 名
日本産婦人科内視鏡学会内視鏡技術認定医 ··············· 1 名
日本超音波医学会指導医 ······································· 1 名
日本超音波医学会専門医 ······································· 2 名
日本人類遺伝学会臨床遺伝専門医 ··························· 1 名
日本女性医学学会女性ヘルスケア専門医 ·················· 1 名
日本女性心身医学会認定医 ···································· 1 名
Fetal Medicine Foundation オペレーター資格 ········· 3 名
新生児蘇生法インストラクター ······························ 2 名
母体急変時の初期対応講習インストラクター············ 1 名
日本プライマリ・ケア連合学会指導医 ····················· 1 名
日本プライマリ・ケア連合学会認定医 ····················· 1 名
Ⅴ.主な診療実績(H26 年)
分娩数 ································································ 1110 件
帝王切開分娩 ························································· 347 件
早期産 ·································································· 153 件
手術数
開腹手術(帝王切開除く) ···································· 123 件
腟式手術 ···························································· 158 件
腹腔鏡下手術 ······················································ 159 件
子宮鏡下手術 ······················································· 48 件
婦人科悪性腫瘍治療例数
子宮頸癌 ······························································· 4 例
子宮体癌 ····························································· 14 例
卵巣癌 ································································ 10 例
Ⅵ.診療科の特徴
昭和大学医学部産婦人科学教室の専修施設として臨床診療、教育、研究にあたっている。
産婦人科は産科・婦人科に分けられるが、当院では可能な限り産婦人科全般の診療にあた
っている。中でもハイリスク妊娠・分娩の管理、悪性腫瘍の画像診断・手術・化学療法、
良性腫瘍の腹腔鏡手術療法を中心とした専修が可能である。
原則的に産婦人科専門医が産婦人科初診外来を担当し、すべての医師が妊婦健診、婦人科
再診、特殊検査の外来診療枠を担当する。入院患者は原則チーム制で診療を担当している。
週1回のカンファレンスを行い治療管理方針の決定をしているので、症例を通した幅広い
疾患の研修が可能である。
当院は NICU を併設しており、妊娠 24 週以降のハイリスク・緊急母体搬送を受け入れて
いる。また週1回カンファレンスを行いハイリスク妊婦の情報共有、新生児の情報共有を
行っている。
婦人科悪性腫瘍に対しては、放射線診断医・治療医、病理医、骨盤外科関連医(外科、消
化器外科、泌尿器科)とも協調して、EBM に沿った管理指針のもと集学的治療にあたって
いる。特に放射線科とは画像カンファレンスを行い診断技術の向上をはかっている。また、
当院は緩和ケア病棟を有するため、婦人科がん患者の終末期医療にも携わることが可能で
ある。
Ⅶ.研修の概要
・外来診療:一般外来、専門外来があり、午前中に初診、婦人科外来、妊婦健診、
午後に専門外来として胎児精密超音波外来、子宮鏡外来、コルポスコープ外来を
行っている。外来研修では初診外来、午後の専門外来での研修が可能である。
また救急患者は上級医とともに対応し研修する。
・入院診療:3 班体制で入院診療にあたっており、班に配属されチーム医療を行う。
西棟マタニティハウスは分娩・産褥管理を行い、中央棟ではハイリスク妊婦、婦
人科良性および悪性腫瘍手術患者の管理を行う。3 班体制であるが各班が互いに密
に連絡を取り合っており、重症患者、貴重な症例などの経験が可能である。
Ⅷ.研修の特徴
・一般目標《GIO》
産婦人科はすべてのライフステージの女性を診療する科であり、正常の妊娠・分
娩・産褥経過を習得するとともに、各ライフステージ特有の女性の疾患を理解す
る必要がある。妊産婦と婦人科疾患患者を適切に管理できるようになるために、
妊娠・分娩・産褥経過の異常および婦人科疾患の診断・治療における問題解決能
力と臨床的技能と態度を身につける。
・具体的目標《SBOs》
<産科>
1. 妊娠・分娩・産褥の生理について理解を深める。
2. 正常妊娠、分娩、産褥の管理ができる。
3. 異常妊娠、分娩、産褥の管理ができる。
4. 胎児超音波検査および胎児心拍モニターを評価できる。
5. 帝王切開の助手を経験する。
6. 母児双方の安全性を考慮した薬物療法を行える。
7. 産科救急疾患に対し適切に対応できる。
<婦人科>
8. 婦人科良性、悪性疾患の診断・検査を行い、治療計画を立案する。
9. 婦人科細胞診、組織診の意義を理解し、診断する。
10. 婦人科における画像診断の意義を理解し、診断する。
11. 性感染症の特徴を理解し、診断、治療を行える。
12. 婦人科手術の術前、術後管理ができる。
・方略《LS》
LS
方法
該当
対象
場所
媒体
人的資源
時間
SBOs
1
講義
学習
時期
1,2,3,4,6,
指導医
4A
電カル
研修医
7,
研修医
病棟
プリント
指導医
指導医
1時間
金曜
午後
8,9,10,11
2
外来
2,3,7,8,9,
指導医
婦人科
電子
研修
10,11
研修医
外来
カルテ
3時間
毎週
1−
2回
3
病棟
1,2,3,4,6,
指導医
4A
電子
研修
7,
研修医
西4
カルテ
指導医
手術室
研修医
分娩室
指導医
適宜
毎日
午前
8,9,10,11
4
実技
研修
5,7,12
指導医
2時間
毎週
4回
・評価《Ev》
SBOs
目的
対象
測定者
時期
方法
1,2,3,7,8,9,
形成的
知識,技能,態度
指導医
研修修了時
症例報告
5,12
形成的
知識 技能
指導医
症例経験時
口頭試問
1〜12
形成的
知識,技能,態度
指導医
研修修了時
大学評価表を
10,11
看護師
用いた評価
Ⅸ.カンファレンス
病棟申し送り:毎朝
NICU ミーティング:毎週水曜日 17:30〜 /手術・症例カンファレンス:週1回
放射線カンファレンス:第 3 金曜日/ CTG カンファレンス:月1回
Ⅹ.当直
研修医当直:平日 1 回/週、土曜日・日曜日各 1 回/月(指導医と当直)
週間予定
月
午前
午後
7:30 病棟申し送り
特殊外来(NIPT 外来、
外来・病棟業務・手術
胎児精密超音波外来)
備考
病棟業務・手術
火
水
木
金
8:00 病棟申し送り
特殊外来(胎児精密超音波外来)
外来・病棟業務・手術
病棟業務・手術
8:00 病棟申し送り
特殊外来(ハイリスク妊婦外来、 NICU
外来・病棟業務・手術
検査外来)病棟業務・手術
8:00 病棟申し送り
特殊外来(胎児精密超音波外来)
外来・病棟業務・手術
病棟業務・手術
8:00 病棟申し送り
特殊外来(胎児精密超音波外来、 [最終週]
外来・病棟業務・手術
検査外来)
病棟業務
土
8:30 病棟申し送り
外来・病棟業務
日
当直業務
当直業務
ミーティング
症例報告発表