キックベースボール ルールブック

キックベースボール
ルールブック
第1編
競技編
第2編
審判編
古賀市子ども会育成会連合会
平成25年度 修正版
第1編 競技編
第1項
競技場(プレイングフィールド)
1-1
第2項
プレイヤー(競技者)
1-2
第3項
蹴者規定(キッカーのルール)
1-3
第4項
キッカーの正しい蹴り方
1-4
第5項
フェアボールとファウルボール
1-5
第6項
アウトとセーフ
1-5
第7項
走者の進塁制限
1-5
第8項
抗議権
1-5
第9項
触球(タッチ)
1-6
第10項
キッカー妨害
1-6
第11項
守備妨害
1-6
第12項
走塁妨害
1-6
第13項
走者が安全に進塁できる場合
1-6
第14項
その他の申し合わせ事項
1-7
目-1
第1項 競技場(プレイングフィールド)
(1) 学童用(女子)
① 塁間は15mとし、本塁より2塁の距離を、21.21mとする。
② フェアグランド内に、半径5mのフェアラインを設ける。
③ フェアグランド内の守備ラインは、半径7mとする。
区画線・ダイヤモンド
境界線
(ボールデッドライン)
3塁側
ファウル ライン
2塁
3塁
3塁
コー チャーズ
ボッ クス
2.5m
2.5m
1m
3塁側
プレイヤーズ
ベンチ
21.21m
5m
守
備
ラ
セ
ー
イ
ブ
2m 1m 2m
エ
ン
5m
リ
フェアライン
ア
1塁
ネックストキッカーズ
1m
ボックス
本塁
5m
5m
2m
1塁側ファウルライン
0.5m
15m
5m
キャッチャーズ
ボックス
サークル
バックライン
1塁
コーチャーズボックス
ネックストキッカーズボックス
1m
1塁側プレイヤーズ
ベンチ
1m
2m
2m
7m
1-1
1m
2m
境界線
(ボールデッドライイン)
第2項 プレイヤー(競技者)
(1) 守備側プレイヤーの位置
①
キャッチャーの守備位置
1. 試合開始、または再開となる時、キャッチャーはキャッチャーズボックス内に居
なければならない。
2. キッカーがボールを蹴るまでは、ボックス内から出ることはできない。
②
守備側プレイヤーは、キッカーがボールを蹴るまでは、セーブエリアに入ること
はできない。
境界線
(ボールデッドライン)
⑩外野左翼 (レフト)
3塁側
ファウル ライン
⑨外野中堅(センター)
③3塁手(サード)
2塁
3塁
コー チャーズ
ボッ クス
3塁
②2塁手(セカンド)
3塁側
プレイヤーズ
ベンチ
⑦3塁の前(前衛レフト)
⑥2塁の前(前衛センター)
守
備
⑧外野右翼
(ライト)
ラ
セ
ー
キャッチャーズ
ボックス
ネックストキッカーズ
ボックス
イ
ブ
エ
5m
ン
リ
フェアライン
ア
⑤1塁の前(前衛ライト)
①1塁手(ファースト)
1塁
本塁
1塁側ファウルライン
④捕手(キャッチャー)
サークル
バックライン
キャッチャーズ
ボックス
1塁
コーチャーズボックス
ネックストキッカーズボックス
1塁側プレイヤーズ
ベンチ
1-2
境界線(ボールデッドライン)
第3項 蹴者規定(キッカーのルール)
(1) 攻撃は、定められた蹴順により、キッカーズサークル内から本塁ベース上に置
かれたボールを蹴る事に始まる。
① キックの準備動作
キッカーは,主審の宣言 (手を上げる) でキッカーズサークルのバックライ
ンよりサークル内に入り、主審の笛を吹く (同時に手をおろす) 合図でス
タートしなければならない。
次の場合は審判の注意とする。
1.
主審が手を上げる前に、サークル内に入ったとき。
2.
サークル内にバックライン以外より入ったとき。
3.
サークル内に入って停止して後、位置を移動したとき。
4.
笛を吹く前に助走にはいったとき。
5.
サークル外より助走にはいったとき。
6.
「タイム」の要求なしにサークル外に出たとき。
7.
助走をやり直したり、助走中に停止したとき。
8.
曲線助走又は、ジグザグ助走をしたとき。
9.
助走中にサークルの白線を踏んだり,白線外に出たとき。
10.
キッカーが助走を始めるときに、片足を1歩下げて進む動作 (いわゆる後
戻り) でラインを踏んだとき。
② キックの動作
1.
ボールを蹴る瞬間、足がサークル内の白線を踏んだり、出たりするのは反
則としない。
2.
本塁ベースを踏んでもファウルとはしない。
3.
空振り(空蹴り)をした場合はファウルとする。
1-3
第4項 キッカーの正しい蹴り方
(1) キッカーの蹴る動作を順に示す。
①
ネックストキッカーズボックスに入って、自分の番を待つ。
②
自分の番が来たら、キッカーズサークル内のどの位置から助走を始
めるかを決め、その位置に最も近いサークル外に早足で移動する。
③
サークル外で、ボールの方向に向かって主審の合図を待つ。
④
主審が手を上げたら、速やかにサークル内に入り、助走開始位置に
立ち次の合図を待つ。
⑤
主審が手をおろし,笛を吹いたら。ボールに向かって直線に助走し、
ボールを蹴る。
前項の①~⑤の動作を間違えたり、違反した場合、
再度③地点よりやり直しをする。
⑤
キッカーズサークル
直線助走
④ 停止
キャッチャーズボックス
③停止
ネックストキッカーズボックス
②早足
①
1-4
第5項 フェアボールとファウルボール
(1) フェアボール
①
②
キッカーの正しく蹴ったボールが、5mのフェアラインを超えて(ライン上を含
む)フェアボールとなる。
キッカーがボールを蹴った後、野手が守備ラインを越えてセーブエリアで
ボールを取ってもフェアボールとなる。
(2) ファウルボール
①
②
③
キッカーが正しく蹴ったボールが、5mのフェアライン内に止まったとき。
キッカーが正しく蹴ったボールを、5mのフェアラインライン手前で守備側野
手が触れるか、止めたとき。
キッカーが正しく蹴ったボールに、5mのフェアライン内でキッカーが再度
ボールに触れたりしたとき。
第6項 アウトとセーフ
(1) 次の場合、キッカーはアウトとなる。
①
②
③
ファウルを続けて3回したとき。
キッカーが1塁へ達する前にフェアボールに触れた(2度蹴りした)とき。
キッカーが1塁へ達する前に、野手によってボールを当てられたとき。
(2) 次の場合、走者はアウトとなる。
①
進塁、帰塁の別なく、どのベースへ走る場合でも、野手からボールによって
タッチされたり、当てられるのを避けるためにベースとベースの間を結ぶ直
線から2.5m以上離れて走った(ラインアウト)とき。
第7項 走者の進塁制限
(1) 離塁制限
①
②
走者は、キッカーがボールを蹴るまでは、塁から離れることはできない。
捕手、又は野手がボールを本塁上に置けば、 競技停止(ボールデッド)と
なり、走者はその位置以上の塁へ進むことはできない。(走者は帰塁する)
(2) 離塁反則
①
チームの1回目離塁違反はキッカーの1プレイ1ファウルとする。2回目以降
は、違反した走者がアウトとなる。(同時に複数のランナーが違反した場合
はホームに近い走者をアウトとする)
第8項 抗議権
(1) 抗議権は、如何なる時も監督のみとする。
1-5
第9項 触 球(タッチ)
(1) 走者が塁に触れた後、オーバーラン、又はオーバースライドした時、この走者
をアウトにするためには、タッチするかボールを当てなければならない。
第10項 キッカー妨害
(1) プレイが宣言されたときからキッカーがキックするまでに、野手が守備ラインを超えてセー
ブエリア内に入ったり、守備ラインを踏んだときは、キッカー妨害とする。
(2) プレイが宣言されたときからキッカーがキックするまでに、捕手がキャッチャーズボックス
から出たときは、キッカー妨害とする。
上記妨害が発生したとき、主審は笛と同時に両手を頭上に上げ、競技を停止し、反則者
を指し、次にキッカーに1ベースを与える。走者は押し出された走者のみ進塁する。
※ 審判の動作
1. 特にセーブライン近くに野手が守備位置を取ったときは注視する。
2. プレイを直視できるところに位置する。
※ 守備ライン
1. キッカーがボールを蹴ることに対し、時間と距離を置くため設けられたもの。
第11項 守備妨害 (1) 攻撃側が守備者のプレイを妨害した場合守備妨害とする。
(2) 守備妨害が発生した場合はボールデッドで、守備妨害した走者はアウトとし、他の走者
は妨害発生した時点の塁に戻す。
第12項 走塁妨害 (1) 野手がボールを持っていない時、あるいは処理していない時に走者の進塁を妨害した場
合走塁妨害とする。
(2) 走塁妨害が発生した場合はインプレイとし、ボールをホームへ置いた後、審判の協議に
より進塁させる場合がある。
第13項 走者が安全に進塁できる場合 (1) 1個進塁できる場合
①
フェアボールが野手に当たって跳ね返ったり、また野手の送球、返球がそれて境界線
又は、キッカーズサークルの弧線を越えたときは、1ベースが宣告されボールデッド
(ボールが出た時点)となる。
※ キッカーがすでに1塁を踏んでいれば2塁まで、走者がベースを踏んでいれば次の塁
までいける。
②
フェアボールが野手により、故意に蹴り返されたとき。
1-6
第14項 その他の申し合わせ事項 (1) ビンボール
野手が走者に対し、間近にいるにもかかわらず頭や顔等に意識的に強いボールを
頭や顔等に意識的に強いボールを
投げ当てることは禁止する。
投げ当てることは禁止
(2) インフィールドフライはなし。
(3) タッチアップはあり。
(4) 18年度監督会議申し合わせ・・・蹴り方について
◎ 助走が真っ直ぐであれば蹴り方によるファウルは基本的にはとらないものとする
インサイドキックなど蹴り方(故意か否か)の判定には個人差があり、トラブルの原因となってき
ました。
さらに判定の個人差をなくそうとするあまりルールブックにもないような規定・指導が氾濫し、ただ
でさえなじみの薄いキックベースのルールが混乱し経験の浅い指導者や子どもたちにとって敷居
の高いものになっているという現状があります。
子ども会育成会の球技大会においては規定・指導で子どもたちを縛るより子どもたちにのびのび
とプレイさせる方が本筋であろうという観点から、上記の申し合わせが今年度監督会議においてな
されました。
たとえば、1塁線延長方向より助走して3塁線方向に蹴るなどといった極端な蹴り方以外はファウ
ルとせず、センター方向への助走であればどちら方向へ蹴り出しても可とするような方針でお願い
致します。
(5) 走者が1塁を駆け抜けた直後、2塁へ向かう場合は1塁ベースの踏み直しは不要とする。
1-7
第2編
審判編
第1項
審判員の権限 2-1
第2項
審判員の構成 2-1
第3項
審判員の位置 2-1
第4項
審判員の交代 2-2
第5項
審判員の任務 2-3
目ー2
第1項 審判員の権限
(1) 審判員はルールに基づいて試合主催すると共に、試合中競技場における進
行の責任を負う。
(2) 審判員は、プレイヤー・監督・コーチだけでなく、場内に立ち入りを許可された
者に対しても、試合を進行する上で必要があるときは、所定の任務を負わせた
り、支障ある時はその行動を規制する事ができる。
(3) 審判員は、ルール上明確に規定されていない事項に関しては、自己の裁定に
基づき判断をくだすことができる。
(4) 審判員は、プレイヤー・監督・コーチなどが裁定に異議を唱えたり、故意に規
律違反を犯したり、スポーツマンらしくない言動をとったときには、その出場資格
を奪って試合から除くことができる。(監督は抗議権がある。)
(5) 審判員は必要とあらば、場内に立ち入りを許可された者、又は観衆を競技場
から退場させることができる。
第2項 審判員の構成 (1) 公式試合の審判員は1人の主審と3人の塁審で構成する。
しかし、必要のあるときは2人の線審を置くことができる。
(2) 審判員が所定数に満たないときは、審判員としての責任を果たすのに、最も
適したところに位置する。
第3項 審判員の位置 (1) 主審はキャッチャーのいない場所で一塁側、三塁側のキャッチャーズボックス
の後方に位置し、プレイの再会を宣言する。その後、プレイのよく見える位置へ
移動する。
注意 : 再開を宣言するときは、キャッチャーズサークル内に入らない。
(2) 一塁、三塁の塁審の立つ位置は、ベース後方に3~4m程度離れたところで
ライト線、レフト線の外側に位置し、主審の笛と同時に姿勢を低くし、キッカー、
走者、野手の動きを見る。
(3) 二塁塁審は野手の妨げにならない場所に位置する。
(4) 各塁審は走者が出たら、タッチプレイ、走者の離塁に備えて2~3m程度の所
に近づき、プレイを目の前で判定できる位置をとる。
(5) 二塁塁審は走者が出たら、原則として一、二塁間の延長線上に位置する。
2-1
(6) フォースプレイの時の距離は原則として4m程度に位置し、アウト・セーフの動
作は1動作とする。
注意 : きわどいプレイの時ほど、判定は大きな声で、ゼスチュアも大きくする。
(7) 外野フライに対しては、一塁側境界線から通常ライト野手の守備位置までは
一塁塁審が、ライトからレフトの守備位置までは二塁塁審が、レフトから三塁側
境界線までは三塁塁審がフライボールを追い、塁審がいないときは他の審判
が走者のプレイに対して補佐し、プレイの連係をはかる。
(8) キョウ殺プレイの時は進行方向の審判に任せるべきで、後追いの審判は3分
の1以上の深追いをしてはいけない。
(9) 審判員はキック球、送球に向かって動く。
(10) 選手の邪魔にならない位置を確認し、動くときはいつでも野手を見て、捕球や
送球の妨害をしないように気をつける。
ランナー無しのときの審判の位置
U2
どちらか
U3
U2
U主
U1
U2
U3
:
:
:
:
主審
一塁審
二塁審
三塁審
U1
U主
第4項 審判員の交代 (1) 審判員はその受け持つ試合中交代する事はできない。ただし、審判員が負傷
したり、急に病気になったりして、審判員としての責任を果たせなくなったときは
この限りではない。
2-2
第5項 審判員の任務 (1) 主審が行う宣言
① プレイボール(試合の開始) ・・・・・・・ 笛・ジェスチュア・コール
② プレイ(試合の再開)
・・・・・・・ 笛・ジェスチュア
③ ゲームエンド(試合の終了) ・・・・・・・ ジェスチュア・コール
④ タイム(試合の中断)
・・・・・・・ ジェスチュア・コール
⑤ コールドゲーム(試合の終了)
・・・・・・・ ジェスチュア・コール
⑥ ボールデット(競技停止)
・・・・・・・ 笛・ジェスチュア
2-3
(2) 集合と挨拶(あいさつ)
① 選手は、キャプテンを先頭に下図のように整列する。
② 審判員も下図のように整列し、主審は対戦チームの紹介、試合の注意事
項等を簡単に説明します。(7イニング ・ 50分制、等)
③ 主審の指示(礼)により相互の礼を行います、審判員も帽子を取って会釈する。
(主審の指示のことばでよい)
キャプテン
整列した選手
1塁
一
塁 二 主
塁 塁
審 塁 審
審
三
塁
塁
審
2-4
3塁
(3) 試合の開始 プレイボール
主審のプレイボールの宣言の位置
この時だけキッカーズサークル
のセンターで野手に向かって行
う。
再会の位置
キッカーが助走を開始した時から
の動き。
キャッチャーのいない場所に立つ
① 試合は、後攻チームの各プレイヤーがそれぞれの守備位置につき、攻撃
チームのランナーコーチが一 ・三塁のボックスに入って、第1キッカーがキッ
カーズサークルの後方に立ったとき、プレイボールの宣言をします。
注意: プレイを宣言する前に、守備側プレイヤーが10名いるかどうか、キャッ
チャーがボックス内にいることを確認する。
② キッカーをサークルに入場させるため、主審が片手を頭上に上げたとき
が、プレイの宣言です。
③ キッカーが、サークル内に入り助走体制に入ったら、上げた手をおろしな
がら笛を吹く。(この時の笛は、強く・短く吹く)
2-5
第45回古賀市子ども会球技大会ル-ル(女子の部)
女子混合
小学生女子
キックベ-スボ-ル
公認球(周径62cm程度)
5.00m
7.00m
15.00m
なし
なし
正選手10名(うち中学生3名以内)
正選手10名
7イニング
イ ニ ン グ 数
50分を越えて新しいイニングに入らない
事前に登録されている選手(原則として小学4年生以上)
出 場 選 手 資 格
あり
タ ッ チ ア ッ プ
なし
指
名
打
者
スタ-ティングメンバ-のみ1回できる
リ エ ン ト リ -
登録がなされている選手の中から選出し、試合ごとの交換はしない。
メ ン バ - 表
運動靴を使用する
靴
(スパイク・スリッパ・裸足は厳禁)
延長戦はなし。抽選で決定する。抽選は最後の選手10名+監督の11名で行う
延
長
戦
監督のみできる。
抗
議
権
オレンジベ-ス(代用品)を使用する
1 塁 ベ - ス
〇 自チ-ムの試合15分前にコ-トに集合する。
〇 攻守交代は駆け足で行う。
〇 きたないヤジ(応援者含む)は没収試合とすることがある。
(審判に対しての応援者による判定の抗議に対しても)
〇 各チ-ムの監督、主将、塁審員、中学生は市子連指定の識別標を付ける。
〇 ラフプレ-は1回目は警告、2回目以降は退場を命ずることがある。(22年度補足)
〇 ベンチは対戦表の左側が1塁側、右側が3塁側とする。
〇 すべり込みについては、行わない。
〇 優勝決定戦のみ、延長戦を行う。
〇 選手はビブスを着用する。
〇 その他については、キックベ-スボ-ル・ル-ルブックに基づくものとする
(H25年度修正版)
○コーチャーズボックスには、大人のコーチが入ることが出来る。(22年度補足)
種
使 用 ボ -
フ ェ ア ラ イ
守 備 ラ イ
塁
コ-ルドゲ-
盗
選
手
編
目
ル
ン
ン
間
ム
塁
成
平成25年7月