2014 年 5 月 12 日 テバ製薬株式会社 テバファーマスーティカル株式会社 この資料は、2014 年 4 月 29 日にテバ本社(イスラエル)が発表した報道資料の邦訳です。 訳に齟齬が生じる場合、原文が優先されます。 テバ、喘息および慢性閉塞性肺疾患(COPD)の適用でDuoResp Spiromax®が欧 州医薬品庁(EMA)より承認取得 2014 年 4 月 29 日、エルサレム-テバファーマスーティカル・インダストリーズ・リミテッ ド(NYSE:TEVA)<以下、テバ社>は本日、吸入ステロイド剤と長時間作動型吸入 β2 刺激 剤の併用療法に対して、欧州委員会から DuoResp Spiromax®の販売承認を受けたと発表しま した。 DuoResp Spiromax®は新しいマルチ用量乾燥粉末吸入器を採用しており、喘息およびCOPD の炎症を根本から抑える吸入ステロイド剤「ブデソニド」と、喘息またはCOPDにおける気管 支収縮を緩和する即効性で長時間作動型吸入β2刺激剤「ホルモテロールフマル酸塩水和物」の 組み合わせ(FDX)を一定用量で投与できます。 テバ社のTeva Global Specialty Medicinesのプレジデント兼CEOであるRob Koremansは 次のように述べています。「私たちはDuoResp Spiromax®の承認を嬉しく思います。これは吸 入器の大きな進歩です。医療従事者や患者から、より直観的に使用できるデバイスの必要性が 叫ばれています。吸入器に不慣れで投薬量が不十分であることが治療アドヒアランスにマイナ スの影響を与えるだけでなく、患者が薬物療法から十分な効果が得られないことは広く知られ ています」 Koremansは続けて「私たちはSpiromaxに誇りを持っています。本製品の開発における当社 の革新的なアプローチは、理想的な吸入器のための鍵となる機能を提供したことを意味してい ます。DuoResp Spiromax®は、現在喘息およびCOPDの治療に使用されている吸入器に革新を もたらします。それはヨーロッパでテバ社の呼吸器ポートフォリオを展開するための第一歩か つ重要なマイルストーンです」 DuoResp Spiromax®はブデソニドとホルモテロールフマル酸塩水和物の配合剤で、その効果 は十分に実証されています。Spiromax吸入器は独自の呼吸作動技術を採用しており、使用開 始から終了まで一定用量の薬剤を送達することができます。 吸入ステロイド/長時間作動型吸入β2刺激剤の配合剤を一定用量で吸入できることは、喘息お よびCOPDのコントロールを実現する上で重要なステップです。しかしながら、世界中の吸入 器使用者の多くが吸入量不足であったり、吸入しすぎるなどの問題をかかえています。 Spiromax吸入器は、ヒューマンエラーの観点からだけでなく設計上の問題をも解決するべ く、患者の服薬における課題点をふまえて設計されています。その結果、この吸入器は3つの 簡単なステップ<口を開ける、息をする、口を閉じる>で使用開始から終了まで一定用量の薬 剤を送達することができるよう設計されました。加えて、患者は薬の味とパッケージ横の線量 インジケータによって、うまく服用できたかを知ることができます。 欧米では、DuoResp Spiromax®とブデソニド/ホルモテロールフマル酸塩水和物のマルチ用 量乾燥粉末吸入器の有効性を比較する2つの後期臨床試験が進行中です。いずれも2014年内に 結果報告できると見込んでいます。 喘息および COPD について 喘息患者は欧州全域に 3,000 万人おり、毎年約 82,000 人が入院しています。その医療費は推定で 33.9 億ユーロです。COPD の患者さんは欧州全域に 2300 万人おり、毎年約 110 万人が入院していま す。その医療費は推定で 48.4 億ユーロです。
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