情報通信 研究 テーマ アイラプロジェクト - 状態遷移図による直観的プログラミング環境 - ◆キーワード 情 報 通 信 状態遷移図 アニメーション ブラウザプログラミング ◆産業界の相談に対応できる分野 サイバーマルチメディア一般 一言 アピール 工学部情報工学科 教授 鎌田 賢 ・ 米倉 達広 TEL 0294-38-5136・5142 FAX 0294-38-5282 URL http://islaypub.net/ e-mail {kamada, yone} @ mx.ibaraki.ac.jp 絵的で直観的なプログラミング環境を実現します。 アイラ(Islay)は、小学生でも使っているほど直観 的なインターフェースをもつ対話的アニメーショ ン用のプログラミング環境です。直観的わかりやす さの起源は、キャラクタの動作記述に状態遷移図を 用いること、キャラクタ間の関係をオブジェクト指 向概念でモデル化していることにあります。 茨城大学VBLインターネットグループで開発さ れ、そのエディタ(図1)およびインタープリタ(図2)の Windows版は、茨城大学発の学生ベンチャ会社の 商品として販売されています。論理的思考のトレー ニング、プログラミングの入門のみならず、ウェブ や携帯電話、ゲーム機で動作する教材アニメや実際 的なビデオゲームの制作にも使われています。 図1.状態遷移図によるキャラクタ動作の記述例 52 米倉 達広 純粋に論理的な思考だけで、様々なソフトウェアを構築できる 研究概要 何に 使える? 鎌田 賢 アイラプロジェクトでは、一般的なアニメやゲー ムに限らず、3次元モデルに基づく本格的ビデオ ゲームのプロトタイピング、シミュレーションも 可能なロボット制御、デバイスドライバ開発、ウェ ブブラウザGUIの拡張、ウェブサービス構築までを 含む、ありとあらゆるソフトウェアが状態遷移図で 書ける(単に設計の道具としてではなく、状態遷移 図がそのまま動作する)環境の実現を目指して研究 を進めています。これにより、実現したい機能のア イデア(発想)、イメージ(企画力)と、それをかみ砕 いて考察できるセンス(設計力)があれば誰でもが一 流のソフトウェア開発者やWebサービス設計者に なれる日が来ることを念じています。 図2.対話的アニメーションの実行例 論理的思考のトレーニング、対話的アニメーション制作、ビデオゲームのプロトタイピン グ、ロボット制御、デバイスドライバ開発、ウェブブラウザ GUI の拡張、ウェブサービス 構築に利用できます。
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