圧力調整器の用語解説, 流量表の見方

圧力調整器の用語解説・流量表の見方
参考資料
5
Ⅸ
圧力調整器の用語解説, 流量表の見方
Ⅰ
●圧力調整器の用語解説
圧一
力般
調工
整業
器ガ
ス
用
1 次 圧 力
■圧力調整器の1次側に供給される圧力。(P1)(入口圧力)とも言う。
1次設計圧力
■圧力調整器の設計で1次側の強度計算をする圧力。
調 整 圧 力
■使用圧力に減圧調整した圧力。(2次圧力)(P2)(出口圧力)とも言う。
2次設計圧力
■圧力調整器の設計で2次側の強度計算をする圧力。
標 準 流 量
■圧力調整器の指定調整圧力で放出される流量の定格値(標準状態)。
最 大 流 量
■圧力調整器の放出出来る最大の流量値(標準状態)。
標 準 状 態
■NTP(標準温度と圧力の定義:0℃, 1atm)での気体の状態のことを標準状態といい、
Ⅱ
圧理分
力科析
調学用
整機標
器器準
用ガ
ス
・
本カタログの流量定格は、0℃, 1atmの標準状態での空気(ガス体)の流量を示します。
使 用 温 度
■圧力調整器に供給するガスの温度。
出 入 口 接 続
■圧力調整器の1次側入口部、2次側出口部の継手形状及びサイズ。
圧
■圧力計は使用圧力値を表示し、最大目盛は常用圧力の1.5∼3倍。
力
計
Ⅲ
圧力計の最大目盛値では使用できません。
右高圧、左高圧
■圧力調整器の圧力計は使用圧力を正面に見て、1次側が右にある場合を右高圧、
1次側が左にある場合を左高圧と言う。
逃
し
弁
■圧力調整器の逃し弁は、圧力調整器のシートリークによる異常圧力上昇で製品が破損することを防止するもので、
高圧ガス保安法で規定する安全弁では有りません。
認定圧力調整器には逃し弁・安全弁は原則として取り付けていません。
設備の必要に応じて別途安全弁を設置してください。
瞬時圧力降下
■出口バルブを閉じた状態で2次圧力を調整し、使用流量でガスを流した時に2次圧力が降下する現象。
圧 力 変 動
■容器内(1次圧力)が低下するにつれて初期設定の調整圧力が変動する現象。
Ⅳ
供一
給般
設工
備業
・ガ
機ス
器
〈圧力変動特性〉
設定圧力
2
瞬時圧力降下
調
整
圧
力
圧力変動
次
Ⅴ
圧
力
標準流量
0
一次圧力
14.7MPa
2
次
圧
力
圧力降下特性曲線は1次圧力と2次圧力の差圧が3MPa以上での特性を示す.
3
4
7
5
6
1.
4
7
1.
3
1.
2
1.
1
流量表は、下記の試験による数値を記録することで得られます。
縦軸に2次圧力(MPa)、横軸に流量(r/min、m3/h(標準状態))を
示すグラフで、各2次圧力の圧力降下特性曲線及び限界流量を表示してい
ます。
6
1.
0
流量計
0.
9
P2
5
圧力降下特性曲線
0.
8
限界流量(数字は1次圧力を示す)
P1
大気放出
0.
7
ガス供給源
4
0.
6
0.
5
3
0.
4
出口(流量計)バルブ
圧力調整器
0.
3
0.
2
0.
1
0 20 40 60 80100 120 140 160180 200 220 240 260 280 300 320 340 360 380 400 420
流 量 m3/h (標準状態)[at Air]
供分
給析
設用
備標
・準
機ガ
器ス
Ⅵ
●流量表の見方(例;GS-200型 流量表)
(MPa) 1.
5
キ高半
ャ純導
リ度体
ア・用
ガ超特
ス高殊
用純材
圧度料
力 ガ
調 ス
整
器
圧力降下特性曲線
出口バルブを閉じた状態で2次圧力を調整し、出口バルブを開けガスを
流すと、流量が増えるに従って2次圧力が低下する変化を読み取ること
が出来ます。
装置の最高使用圧力の決定
必要2次圧力と必要流量の交点を決めた後、流量曲線に沿って流量がゼロとなった時の2次圧力を確認して装置の最高使用圧力を
決めてください。
限界流量
限界流量は、安定したガス供給ができる流量の最大値です。2次圧力あるいは1次圧力で異なる。
見方「例」
1. 出口バルブを閉じた状態で2次圧力を1MPaに調整し、流量を200m3/h(標準状態)流すと2次圧力は0.88MPaに降下します。
2. さらに流量を増やして行くと限界流量値約250m3/h(標準状態)となり、その時の2次圧力は0.85MPaです。
この条件で1次圧力は4.8MPa以上が必要です。
3. また、1次圧力が3.0MPaの場合は、約158m3/h(標準状態)が限界流量となります。
キ高半
ャ純導
リ度体
ア・用
ガ超特
ス高殊
供純材
給度料
設 ガ
備 ス
・
機
器
Ⅶ
大
臣
認
定
に
つ
い
て
Ⅷ
高
圧
ガ
ス
の
法
律
Ⅸ
参
考
資
料
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