第3版

COBOL 開発環境 操作ガイド
ご注意
(1) 本書の内容の一部または全部を無断転載することは禁止されています。
(2) 本書の内容に関しては将来予告なしに変更することがあります。
(3) 本書は内容について万全を期して作成いたしましたが、万一ご不審な点や誤り、記載もれなど
お気付きのことがありましたら、ご連絡ください。
(4) 運用した結果の影響については、(3)項にかかわらず責任を負いかねますのでご了承ください。
輸出時の注意
本製品 (ソフトウェア)は日本国内仕様であり、外国の規格等には準拠しておりません。
本製品は日本国外で使用された場合、当社は一切責任を負いかねます。また、当社は本製品に関し
て海外での保守サービスおよび技術サポート等は行っておりません。
商標類
Microsoft®は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp.の登録商標です。
Visual C++®は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp.の登録商標です。
Visual Studio®は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp.の登録商標です。
Windows®は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp.の登録商標です。
Windows Server®は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp. の商標です。
Windows Server® 2012 は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp. の商標です。
Windows Server® 2012 R2 は、米国およびその他の国における米国 Microsoft Corp. の商標です。
Windows® 7 は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
Windows® 8 は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
Windows® 8.1 は、米国 Microsoft Corporation の米国およびその他の国における登録商標です。
Linux は Linus Torvalds の米国およびその他の国における商標または登録商標です。
Red Hat,Red Hat Enterprise Linux は米国 Red Hat,Inc.の米国およびその他の国における商標または
登録商標です。
その他,本書に記載の製品名は,各社の商標または登録商標です。
発行
2012 年 10 月(第 1 版)
2013 年
8 月(第 2 版)
2014 年 10 月(第 3 版)
日本電気株式会社の許可なく複製・改変などを行うことはできません。
著作権
Copyright © NEC Corporation 2012-2014
備考
本書は以下のオペレーティングシステムに対応しています。
製品名
COBOL Enterprise Edition for Windows クライアント開発環境
Windows 7
COBOL Enterprise Edition for Linux
クライアント開発環境
Windows 7
COBOL Standard Edition
Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2
Windows 7
Windows 8
Windows 8.1
OS
サーバ開発環境
Windows Server 2008
Windows Server 2008 R2
サーバ開発環境
Red Hat Enterprise Linux 5.5
Red Hat Enterprise Linux 6
はじめに
このマニュアルは、次に示すプログラムプロダクトの機能と操作方法について説明したものです。
COBOL Enterprise Edition
COBOL Standard Edition
対象読者
このマニュアルは、COBOL 開発環境の操作方法を知りたい方を対象としています。また、COBOL
の基本的な言語仕様と、Windows、および Visual Studio の操作方法について理解していることを前
提としています。
エディションによる機能差異の表現
次の記号を用いて、COBOL Enterprise Edition と COBOL Standard Edition の機能差異を説明していま
す。
【Enterprise】Enterprise Edition の Windows 版と Linux 版の共通機能であることを表します。
【Enterprise for Windows】Enterprise Edition の Windows 版のみの機能であることを表します。
【Enterprise for Linux】Enterprise Edition の Linux 版のみの機能であることを表します。
【Standard】Standard Edition の機能であることを表します。
マニュアルの構成
このマニュアルは、次に示す章と付録から構成されています。
第1 章
COBOL 開発環境を利用した開発
COBOL 開発環境を利用した開発について概要を説明しています。
第2 章
操作環境
COBOL 開発環境を利用してプログラムを開発するときの基本的な操作について説明して
います。
第3 章
ソリューション
COBOL 開発環境の開発資産を管理するプロジェクトをまとめるソリューションについて
説明しています。
第4 章
プロジェクト
COBOL の開発資産を管理するプロジェクトについて説明しています。
第5 章
ファイルの編集
COBOL 開発環境での原始プログラムを編集するエディター操作について説明しています。
第6 章
アプリケーションの生成
COBOL 開発環境での COBOL アプリケーションの生成について説明しています。
I
第7 章
Visual Studio のカスタマイズ
Visual Studio のカスタマイズによる、COBOL 開発環境に関する環境設定について説明して
います。
第8 章
ツール
COBOL 開発環境で利用可能なメニュー項目について説明しています。
第9 章
資産管理
COBOL 開発環境の開発資産の版管理について説明しています。
付録 A
コードスニペット仕様
COBOL 開発環境のコードスニペット機能について、提供するコードスニペットの仕様を
説明しています。
付録 B
テンプレート
COBOL 開発環境が提供するプロジェクト種別に対応したソースファイルのテンプレート
について説明しています。
付録 C
用語解説
このマニュアルで使用している主な用語について説明しています。
付録 D ビルドサーバーの設定
ビルドサーバーに設定可能な項目について説明しています。
関連マニュアル
このマニュアルは次のマニュアルと関連があります。必要に応じてお読みください。
COBOL プログラミングの手引
COBOL 言語説明書
COBOL ユーザーズガイド
このマニュアルでの表記
このマニュアル中では、「このシステム」と表現している場合、「COBOL 開発環境」を示していま
す。
このマニュアルでは、各製品を次のように表記しています。
製品名
Microsoft® Visual Studio® 2010
Microsoft® Visual Studio® 2012
Microsoft® Visual Studio® 2013
Microsoft® Windows Server® 2008、 Standard Edition Operating
System
Microsoft® Windows Server® 2008、 Enterprise Edition Operating
System
II
このマニュアルでの表記
Visual Studio
Windows Server 2008
Microsoft® Windows Server® 2008 R2、 Standard Edition Operating
System
Microsoft® Windows Server® 2008 R2、 Enterprise Edition Operating
System
Microsoft® Windows Server® 2012、 Foundation Edition Operating
System
Microsoft® Windows Server® 2012、 Essentials Edition Operating
System
Microsoft® Windows Server® 2012、 Standard Edition Operating
System
Microsoft® Windows Server® 2012、 Datacenter Edition Operating
System
Microsoft® Windows Server® 2012 R2、 Essentials Edition Operating
System
Microsoft® Windows Server® 2012 R2、 Standard Edition Operating
System
Microsoft® Windows Server® 2012 R2、 Datacenter Edition
Operating System
Microsoft® Windows® 7 Professional Operating System
Microsoft® Windows® 7 Enterprise Operating System
Microsoft® Windows® 7 Ultimate Operating System
Microsoft® Windows® 8 Pro Operating System
Microsoft® Windows® 8 Ultimate Operating System
Microsoft® Windows® 8.1 Pro Operating System
Microsoft® Windows® 8.1 Ultimate Operating System
Red Hat Enterprise Linux V5.5
Red Hat Enterprise Linux V6
Windows Server 2008 R2
Windows Server 2012
Windows Server 2012 R2
Windows7
Windows8
Windows8.1
Linux
Windows Server 2008、 Windows Server 2008 R2、 Windows Server 2012、 Windows Server 2012 R2、
Windows7、 Windows8 および Windows8.1 とで機能差がない場合、Windows と表記しています。
画面イメージ
このマニュアルに使用している画面イメージは、Visual Studio 2012 のイメージです。COBOL
Enterprise Edition の固有機能に関する部分はこの限りではありません。
キーの表記
このマニュアルでのジェネリックキーの表記とご利用のキーボードのキーの表記は異なる場合があ
ります。キーの対応については、Windows のマニュアルを参照して確認してください。
略語一覧
このマニュアルで使用する英略語の正式名称を次に示します。
英略語
正式名称
CSV
Comma Separated Values
DLL
Dynamic Linking Library
GUID
Global Unique Identifier
SQL
Structured Query Language
URL
Uniform Resource Locator
XML
eXtensible Markup Language
III
このマニュアルで使用する記号
このマニュアルで使用する記号を次に示します。
記号
意味
[ ]キー
文字キーや F(ファンクション)キーを意味する。
[ ]+[ ]キー
+の前のキーを押したまま、後ろのキーを押すことを意味する。
{ }
この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つを選択することを意
味する。項目が縦に複数行にわたって記述されている場合は、そのうち
の 1 行分を選択する。
{ }+
この記号で囲まれている複数の項目のうちから一つ以上を選択すること
を意味する。同じ要素の繰り返し指定はできないが、異なる要素であれ
ば、複数指定できる。例えば、{A|B|C}+と表記されている場合は、
A・B・C をすべて選択してもよい。項目が縦に複数行にわたって記述さ
れている場合は、そのうちの 1 行分を選択する。
〔 〕
この記号で囲まれている項目は、省略してもよいことを意味する。
複数の項目が縦または横に並べて記述されている場合には、すべてを省
略するか、記号{ }と同じく、どれか一つを選択することを意味する。
…
記述が省略されていることを意味する。
この記号の直前に示された項目を繰り返して複数個指定できる。
下線
括弧で囲まれた複数の項目のうち 1 項目に対して使用され、括弧内のす
べてを省略したときにシステムが取る標準値を意味する。
|
横に並べられた複数の項目に対して項目間の区切りを示し、「または」
を意味する。
[ ]
ウィンドウのメニューバーから選択するメニュー、コマンド、またはボ
タンを意味する。
常用漢字以外の漢字の使用について
このマニュアルでは、常用漢字を使用することを基本としていますが、次に示す用語については、
常用漢字以外の漢字を使用しています。
個所(かしょ)
罫線(けいせん)
桁(けた)
伝播(でんぱ)貼り付け(はりつけ)
KB(キロバイト)などの単位表記について
1KB(キロバイト)、1MB(メガバイト)、1GB(ギガバイト)、1TB(テラバイト)はそれぞれ 1、
024 バイト、1、0242 バイト、1、0243 バイト、1、0244 バイトです。
IV
1
1
COBOL 開発環境を利用した開発
COBOL 開発環境を利用した開発
この章では、COBOL 開発環境を利用した開発について説明します。
5
1
COBOL 開発環境を利用した開発
1.1 プロジェクトによる開発資源の管理
プログラムの開発作業を効率的に進めるために、COBOL 開発環境では、Visual Studio の「ソ
リューション」や「プロジェクト」という概念で、ソースファイルなど複数の資源を管理し
ます。ソリューションとは、複数のプロジェクトを一括して管理するための概念です。ソリ
ューションについては、「1.2ソリューションによるプロジェクトの管理」を参照してくださ
い。プロジェクトとは、アプリケーションの作成に必要な資源と、翻訳時オプションなど、
実行するためのあらゆる情報を一括して管理することで、アプリケーション開発を統合的に
行うための概念です。
ソリューションやプロジェクトを定義することで、複数のソースファイルのコンパイルから
実行可能ファイルの作成までを一括して実行できます。また、プロジェクト内のファイル間
の依存関係も管理でき、必要なファイルだけを対象とし、効率良くプログラムをコンパイル
できます。
開発資源をプロジェクトとして管理するために次に示すような定義をします。

プロジェクトを構成するソースファイル

プロジェクトを格納するソリューション

コンパイル時などに使用するツールのオプションや環境情報

コンパイル・リンク時に必要となるプログラム間の依存関係
これらの情報はプロジェクトごとに管理されます。
【Enterprise】作成するアプリケーションを 32 ビットや 64 ビットといったプラットフォーム
ごとに管理することも可能です。
【Standard】作成するアプリケーションは、64 ビットプラットフォームのみです。
6
1
COBOL 開発環境を利用した開発
1.2 ソリューションによるプロジェクトの管理
ソリューションとは、複数のプロジェクトを一括して管理するための概念です。Visual Studio
を使うと、実行可能ファイルや DLL ごとに必要な複数のプロジェクトを、ソリューションで
一元的に管理できます。
ソリューションの活用事例を次に示します。

ライブラリ用プロジェクトと、そのライブラリを使用するアプリケーション用プ
ロジェクトの一括管理

COBOL プロジェクトと、Visual C++や Visual Basic のような他言語のプロジェク
トの一括管理

開発プロジェクトと、その開発で利用する設計メモや技術情報の一括管理
ソリューションおよびプロジェクトの概念図を次に示します。
ソリューションの定義情報、およびソリューションに含まれるプロジェクトの定義情報は、
すべてソリューション定義ファイル(.sln)に格納されます。
7
1
COBOL 開発環境を利用した開発
プロジェクトおよびソリューションは、Visual Studio のソリューションエクスプローラーで管
理します。
ソリューションエクスプローラーについては、「2.5.2プロジェクト管理エリア」を参照して
ください。
8
1
COBOL 開発環境を利用した開発
1.3 開発の流れ
COBOL 開発環境での、COBOL アプリケーションは以下の流れで開発します。
① Visual Studio
の起動
②プロジェクトの作成
新規作成の場合
既存COBOLからの移行
既存COBOL資産
のインポート
プロジェクトの新規作成
プロジェクトを開く
③ソースファイルの
作成、編集
④プロジェクトの
プロパティ設定
⑤COBOL資産を資産管理
ツールへ登録
⑥ビルド
⑨ソースファイルの修正
⑦生成モジュールを
デバッグ環境へ転送
⑧デバッグ
⑩生成モジュールを資産
管理に登録
開発フロー
マニュアル記載箇所
①Visual Studio の起動
2.1Visual Studio の起動
②プロジェクトの作成
新規作成の場合
プロジェクトの新規作成
4.2プロジェクトの新規作成
既存 COBOL からの移行
既存 COBOL 資産のインポート
8.1既存 COBOL 資産のインポート
プロジェクトを開く
4.3プロジェクトを開く
③ソースファイルの作成、編集
5 ファイルの編集
④プロジェクトのプロパティ設定
4.6プロジェクトのプロパティ設定
9
1
COBOL 開発環境を利用した開発
⑤COBOL 資産を資産管理ツールへ
登録
9 資産管理
⑥ビルド
6 アプリケーションの生成
⑦生成モジュールをデバッグ環境
へ転送
6.6転送機能
⑧デバッグ
なし※
⑨ソースファイルの修正
5 ファイルの編集
⑩生成モジュールを資産管理に登
録
9 資産管理
※Visual Studio のデバッグ機能を使用した COBOL アプリケーションのデバッグは提供してお
りません。
10
1
COBOL 開発環境を利用した開発
1.4 既存 COBOL からの移行手順の概略
【Enterprise】Open COBOL Factory 21 /COBOL85 MFA 開発環境(以降、MFA と表記)または
COBOL85 Remote Workbench for IPF(以降、RWB for IPF と表記)をご利用中の場合、既存の
開発プロジェクトを変換するツールを用意しています。
【Standard】Open COBOL Factory 21/COBOL85 Pro(以降、Pro と表記)をご利用中の場合、既
存の開発プロジェクトを変換するツールを用意しています。
インポートツールを使って、既存 COBOL プロジェクトファイルから COBOL 用プロジェクト
を作成できます。
作成した COBOL 用プロジェクトを使って開発を行ってください。詳細は8.1「既存 COBOL
資産のインポート」を参照してください。
インポートの流れは以下のようになります。
1.インポート対象格納ディレクトリへ既存のCOBOL資産を格納します。
2.インポートを実行します。実行すると、ソリューションディレクトリが作成さ
れます。ソリューションディレクトリ下には、COBOLプロジェクトファイル
が作成されます。
3.COBOLプロジェクトファイル保存します。ソリューションファイルが作成さ
れ保存されます。
11
1
COBOL 開発環境を利用した開発
1.インポート対象格納ディレクトリへ
既存COBOL資産の格納します
2.インポートを実行します
インポート前
インポート対象格納ディレクトリ
インポート後
インポート結果格納ディレクトリ
ソリューションディレクトリ
ソリューションファイル(*.sln)
既存COBOLプロジェクト ファイル変換
ファイル(注1)
COBOLプロジェクト
ファイル(*.neccblproj)
既存COBOL・[ス
既存COBOL・[ス
既存COBOLソース
既存COBOL・[ス
既存COBOL・[ス
既存COBOLソース
変換しません
・例
ディレクトリ
プロジェクトファイル
インポート後に作成されるファイル
注1
【Enterprise】*.hcpr
【Standard】*.cpr
12
1
COBOL 開発環境を利用した開発
1.4.1 既存 COBOL プロジェクトをインポートする
インポートを行う前に、インポート対象格納ディレクトリに既存 COBOL 資産を格納しておく
必要があります。ソースファイル等の格納については、インポート後も継続して参照される
こととなりますので、充分に検討することが必要です。
COBOL プロジェクトファイルは以下のように変換されます。
インポート対象格納ディレクトリ
既存COBOLプロジェクトファイル格納ディレクトリ(DIR_PRJ)
既存COBOLプロジェクトファイル
(ソースファイルA、ソースファイルB)
(登録集原文M)
COBOLソース格納ディレクトリ(DIR_SRC)
COBOLプロジェクトファイル
(*.neccblproj)
ソースファイル
\DIR_SRC\ソースファイルA
\DIR_SRC\SUB\ソースファイルB
登録集格納ディレクトリ
\DIR_MCR\
ソースファイルA
サブディレクトリ(SUB)
ソースファイルB
登録集原文格納ディレクト(DIR_MCR)
登録集原文M
凡例
ディレクトリ
プロジェクトファイル
ソースファイル
プロジェクトファイルの変換
COBOLプロジェクトファイルからの参照
13
1
COBOL 開発環境を利用した開発
1.4.2 複数の既存 COBOL プロジェクトをまとめてインポートする
複数の既存 COBOL プロジェクトファイルは一括して変換されます。この場合、インポート格
納ディレクトリ配下のディレクトリに分類して、格納してください。プロジェクト間でソー
スファイル等を混同させたくない場合には、指定ディレクトリ配下にサブディレクトリを作
成して格納します。
インポート格納ディレクトリ
・ 既存COBOLプロジェクトファイル格納ディレクトリ
・ COBOLソース格納ディレクトリ
・ 登録集原文格納ディレクトリ
・ 【Enterprise】COBOL/S マクロ マクロオブジェクト登録ディレクトリ
・ 【Enterprise】GMP マクロ格納ディレクトリ
・ リンクライブラリ格納ディレクトリ
インポート対象格納ディレクトリ
既存COBOLプロジェクトファイル格納ディレクトリ(DIR_PRJ)
[A] 既存COBOLプロジェクトファイルA
(ソースファイルa)
(登録集原文M)
COBOLプロジェクトファイルA
(*.neccblproj)
ソースファイル
\DIR_SRC\ソースファイルa
登録集格納ディレクトリ
\DIR_MCR\
[A] サブディレクトリ
[B]
既存COBOLプロジェクトファイルB
(ソースファイルb)
(登録集原文M)
[C] 既存COBOLプロジェクトファイルC
(ソース指定なし)
COBOLプロジェクトファイルB
(*.neccblproj)
ソースファイル
\DIR_SRC\ソースファイルb
\DIR_SRC\SUB\ソースファイルbb
登録集格納ディレクトリ
\DIR_MCR\
COBOLソース格納ディレクトリ(DIR_SRC)
[a] ソースファイルa
[b] ソースファイルb
サブディレクトリ(SUB)
[b]
ソースファイルbb
登録集原文格納ディレクト(DIR_MCR)
登録集原文M
凡例
ディレクトリ
プロジェクトファイル
ソースファイル
プロジェクトファイルの変換
COBOLプロジェクトファイルAからの参照
COBOLプロジェクトファイルBからの参照
COBOLプロジェクトファイルCからの参照
14
COBOLプロジェクトファイルC
(*.neccblproj)
ソースファイル
登録集格納ディレクトリ
\DIR_MCR\
2
2
操作環境
操作環境
この章では、Visual Studio に統合された COBOL 開発環境を使ってプログラムを開
発するときの基本的な操作について説明します。
15
2
操作環境
2.1 Visual Studio の起動
開発資源をプロジェクトとして管理したり、各種ツールを使って編集したりするために Visual
Studio を起動します。
Visual Studio の起動方法として、以下の方法があります。
・ スタートメニューから Visual Studio2010、Visual Studio2012、または、Visual
Studio2013 を選択して起動します。
・ ソリューションファイルをダブルクリックします。
2.1.1 Visual Studio で使用するファイル
COBOL の開発環境で使用するファイルの一覧を以下に示します。
拡張子
.cbl 他※
.cbl 他※
.sln
ファイル種別
COBOL ソースファイル
登録集原文ファイル
ソリューション定義ファイ
ル
.neccblproj
.dll
COBOL プロジェクトファイ
ル
ライブラリ(DLL)ファイル
.exe
実行可能ファイル
.txt
テキストファイル
内容
COBOL 原始プログラムを格納するファイル。
登録集原文を格納するファイル。
ソリューションに関する情報を格納するファイ
ル。(COBOL 以外の言語のプロジェクトが含
むことも可能)
COBOL のプロジェクト構成を格納するファイ
ル。
他の実行可能ファイルやライブラリから呼び出
し可能な処理を格納するファイル。
実行可能になったプログラムを格納するファイ
ル。
メモ帳などで参照、更新が可能なテキストファ
イル。
注※)目的に応じて次の拡張子を使用します。
固定形式で書かれた原始プログラムをコンパイルする場合
.cob、.cbl、
【Enterprise】.cobm、.cblm、.pco、.pcom、.cblss、.cblmss、.pcoss、.pcomss、
【Standard】.cbx
自由形式で書かれた原始プログラムをコンパイルする場合
.cbf
COBOL ソースファイル、登録集原文ファイルおよびそれらの拡張子については、「プログラ
ミングの手引」を参照してください。
16
2
操作環境
2.1.2 Visual Studio で使用するファイル名の規則
Visual Studio では、次の規則に従ったファイル名を指定しなければなりません。
ファイル名の規則
次の文字は、ファイル名に使用できません。
#%&¥/:*?"<>|
全角、半角に関係なく、空白とピリオドはファイル名に使用できません。
Windows または MS-DOS の予約語(”nul”、”aux”、”con”、”com1”、”lpt1”)はファイル名に
使用できません。
2.1.3 起動時の状態
Visual Studio を起動したとき、初期状態では、[スタートページ]が表示されます。
この[スタートページ]には、最近使ったプロジェクトの一覧や、プロジェクトを開いたり、
作成したりするためのリンクなどが表示されます。
なお、この起動時の状態は、設定で変更することができます。
詳細は、「7.2.4起動時の状態に関する設定」を参照してください。
17
2
操作環境
2.2 Visual Studio の終了
Visual Studio を終了するには、[ファイル]-[終了]コマンドを選択します。
編集ウィンドウの内容を更新している場合は、保存するかを確認するメッセージが表示され
ます。
また、プロジェクトやソリューションの構成や設定を変更している場合にも、保存するかを
確認するメッセージが表示されます。
Visual Studio の終了時には、現在の Visual Studio 自身のウィンドウの表示位置と大きさ、最近
開いたファイルやプロジェクト等が保存され、次回の Visual Studio の起動時には、それらの
情報が復元されます。
最近開いたプロジェクトについては、Visual Studio の[スタートページ]に登録され、そこか
ら簡単に開くことが可能です。
18
2
操作環境
2.3 Visual Studio での COBOL アプリケーションの開発手順
【Enterprise】Visual Studio に統合された COBOL 開発環境では、大きく 2 つのアプリケーショ
ンが開発できます。
・ COBOL アプリケーション
・ COBOL ライブラリ
【Standard】Visual Studio に統合された COBOL 開発環境では、大きく 3 つのアプリケーショ
ンが開発できます。
・ COBOL バッチ型アプリケーション
・ COBOL 対話型アプリケーション
・ COBOL ライブラリ
これらのアプリケーション種別に対して、大まかな開発手順を示します。
2.3.1 COBOL アプリケーション、COBOL バッチ型アプリケーション、
COBOL 対話型アプリケーションの開発
COBOL でアプリケーションを作成できます。アプリケーションは、以下の流れで開発します。
プロジェクトの新規作成/プロジェクトを開く→原始プログラムの作成/編集→プロジェク
トのプロパティ設定→ビルド
以後、原始プログラムの編集、ビルド、デバッグを繰り返します。
2.3.2 COBOL ライブラリの開発
COBOL で動的ライブラリまたは静的ライブラリを作成できます。ライブラリは、以下の流れ
で開発します。
プロジェクトの新規作成/プロジェクトを開く→原始プログラムの作成/編集→プロジェク
トのプロパティ設定→ビルド
以後、原始プログラムの編集、ビルド、デバッグを繰り返します。
19
2
操作環境
2.3.3 各手順の詳細
各手順の詳細は、以下を参照してください。
・ プロジェクトの作成/プロジェクトを開く/プロジェクトのプロパティ設
定・・・4 章
・ プログラムの作成/編集・・・5 章
・ ビルド・・・6 章
・ デバッグ
20
2
操作環境
2.4 Visual Studio の画面構成
Visual Studio は、以下に示す画面項目から構成されています。
編集ウィンドウ
プロジェクト管理エリア
ソリューションエクスプロ
ーラー
クラスビュー
リソースビュー
プロパティエリア
プロパティウィンドウ
オブジェクトブラウザー
サーバーエクスプローラー
ツールバー
メニューバー
ステータスバー
ツールボックス
ダイアログボックス
Web ブラウザー
オンラインヘルプ
情報出力エリア
[出力]ウィンドウ
[エラー一覧]ウィンドウ
[タスク一覧]ウィンドウ
[検索結果]ウィンドウ
プログラム等を編集するウィンドウ。
プロジェクトを管理するためのウィンドウエリア。
ソリューションを管理するためのウィンドウ。
プログラムをクラス単位で管理するためのウィンドウ。
リソースを管理するためのウィンドウ。
ソリューションを構成する項目のプロパティが表示さ
れるエリア。
プロパティが表示されるウィンドウ。
プロジェクトで使用できるシンボルを調べることがで
きるウィンドウ。
データベースのサーバーを管理するためのウィンドウ。
Visual Studio の機能へアクセスするボタン群のまとまっ
た領域。
メニューが表示されている領域。
Visual Studio の状況を示す領域。
Visual Studio で使用できる項目がアイコンで管理されて
いるウィンドウ。
Visual Studio でメッセージ等を表示したり、検索を行な
ったりするためのウィンドウ。
ローカルや外部の情報を表示するためのウィンドウ。
ヘルプを表示するためのウィンドウ。
検索結果やビルド結果などの情報が出力されるエリア。
ビルドの結果や実行結果を表示するためのウィンドウ。
ビルドエラーを一覧で表示するためのウィンドウ。
タスクを一覧で表示するためのウィンドウ。
検索や置換の結果を表示するためのウィンドウ。
21
2
操作環境
メニューバー
ツールバー
編集ウィンドウ
プロジェクト
管理エリア
情報出力エリア
プロパティ
ウィンドウ
ステータスバー
各々のウィンドウについては、次節以降にて、説明します。
なお、Visual Studio を全画面表示にするには、[表示]-[全画面表示]コマンドを選択して
ください。
22
2
操作環境
2.5 Visual Studio のウィンドウ
ここでは、Visual Studio のウィンドウの種類や構成について説明します。
2.5.1 編集ウィンドウ
プログラム等の編集に用いる編集ウィンドウは、以下の二つの形式をサポートしています。
・ タブ付きドキュメントとしてドッキング
・ フローティング
図 2-1
タブ付きドキュメントとしてドッキング
図 2-2
フローティング
23
2
操作環境
また、ウィンドウの状態として、以下の三つパターンがあります。
ドッキングウィンドウ
Visual Studio に一体化したウィンドウ。
ドッキングウィンドウとすることで各種のウィンド
ウを一つのエリアにまとめることが可能になりま
す。
そのため、一つのエリアで特定のウィンドウに着目して
作業する場合に有効です。
タブ付きドキュメント
タブの付いたウィンドウとして、編集ウィンドウエ
リアに表示されるドッキングウィンドウ。
フローティングウィンドウ
Visual Studio 内で独立して宙に浮いたウィンドウ。
他のウィンドウとは関係なく、自由に配置すること
が可能になります。
そのため、複数のウィンドウを並べて作業する場合に有
効です。
図 2-3
ドッキングウィンドウとタブ付きドキュメント
タブ付きドキュメントウィンドウ
ドッキングウィンドウ
24
2
図 2-4
操作環境
フローティングウィンドウ
フローティングウィンドウ
ウィンドウの種別の詳細に関しては、MSDN のヘルプ「方法 : ウィンドウを整列およびドッ
キングする」を参照してください。
2.5.2 プロジェクト管理エリア
プロジェクト管理エリアは、初期状態では、プロジェクトおよびソリューションの管理を行
う[ソリューションエクスプローラー]、クラスの構成を管理するための[クラスビュー]、
リソースを管理するための[リソースビュー]、ヘルプを参照、検索するための[目次][イ
ンデックス][検索]の各ウィンドウが表示される領域であり、タブを選択することによっ
て、各ウィンドウに切り替わります。
(1) ソリューションエクスプローラー
ソリューションエクスプローラーとは、ソリューションを管理するためのウィンドウです。
表示するには、[表示]-[ソリューションエクスプローラー]コマンドを選択します。
25
2
操作環境
このソリューションエクスプローラーでは、ソリューションを構成するプロジェク
トおよびファイルの関連をツリー形式で整理して表示することで、各ファイルに対
して容易にアクセスすることができます。
[ソリューションエクスプローラー]へファイルをドラッグアンドドロップした場合には、
ドロップした場所によって、以下のようになります。
・ プロジェクト名直下:プロジェクト資産として追加されます。
・ [ソースファイル]直下:ソースファイルとして追加されます。
・ [その他ファイル]直下:ビルド対象外のファイルとして追加されます。
ソリューションエクスプローラーの詳細については、 MSDN のヘルプ「ソリューション エ
クスプローラーの使用」を参照してください。
注意事項
Visual Studio を「管理者として実行」している場合は、ファイルをドラッグアンド
ドロップすることができません。
(2) クラスビュー
プログラムをクラス単位で管理するためのウィンドウです。
COBOL ではサポートしておりませんので、利用することができません。
26
2
操作環境
クラスビューの詳細については、MSDN のヘルプ「クラスビュー」を参照してください。
(3) リソースビュー
プロジェクトで利用するリソースを管理するためのウィンドウです。
COBOL ではサポートしておりませんので、利用することができません。
リソースビューの詳細については、MSDN のヘルプ「リソースビュー ウィンドウ」を参照し
てください。
2.5.3 プロパティ ウィンドウ
ソリューションエクスプローラーやクラスビュー、リソースビューで選択されてい
る項目のプロパティが表示されるウィンドウです。
ソリューションエクスプローラーで選択されている項目にて表示される内容は以下の通りで
す。
ソリューションの場合
アクティブ構成
スタートアッププロジェクト
パス
説明
現在アクティブな構成が表示される。
スタートアッププロジェクトが表示される。
ソリューションのパスが表示される。
ソリューションの説明が表示される。
プロジェクトの場合
プロジェクトファイル名
プロジェクトフォルダ
プロジェクトのファイル名(*.neccblproj)が表示され
る。
プロジェクトのフォルダ名が表示される。
ファイルの場合
サイズ
ファイル名
ファイルの種類
完全パス
更新日
読み取り専用
選択されているファイルのサイズ(バイト)で表示
される。
選択されているファイル名が表示される。
選択されているファイルの種類が表示される。
選択されているファイルの絶対パスが表示される。
選択されているファイルを更新した日時が表示され
る。
選択されているファイルが読み取り専用かどうかが
表示される。その場合、True/False で表示する。
プロパティウィンドウの詳細については、MSDN のヘルプ「[プロパティ]ウィンドウ」を
27
2
操作環境
参照してください。
2.5.4 オブジェクトブラウザー
プロジェクトで使用できるシンボルを調べることができるウィンドウです。
COBOL ではサポートしておりませんので、利用することができません。
オブジェクトブラウザーの詳細については、MSDN のヘルプ「オブジェクト ブラウザー」を
参照してください。
2.5.5 サーバーエクスプローラー
データベースのサーバーを管理するためのウィンドウです。
サーバーエクスプローラーの詳細については、MSDN のヘルプ「サーバーエクスプローラー
/データベースエクスプローラー」を参照してください。
2.5.6 ツールバー
ツールバーは、メニューバーの下に表示されます。ツールバーの表示と非表示を切り替える
には、[表示]-[ツールバー]コマンドを選択します。
マウスポインタをボタンの上に持っていくと、ツールバーボタンの用途についての短い説明
をポップアップウィンドウで表示されます。
ツールバーは、各機能用に分類され、それぞれの表示位置をマウスで移動することができま
す。
[ファイルを検索]ボタンの右側のドロップダウンリストに文字列を入力し、[ファイルを
検索]ボタンを選択すると、アクティブな編集ウィンドウで文字列の検索を行います。
2.5.7 ステータスバー
ステータスバーは、Visual Studio の最下行に表示されます。
ステータスバーの左側の部分には、メニューコマンドを選択したときにそれぞれの簡単な説
明が表示されます。また、編集ウィンドウがアクティブになっている場合には、ステータス
バーの右側の部分に、挿入/上書きの入力状態およびカーソル位置の行、列、文字位置が表
示されます。
2.5.8 ツールボックス
Visual Studio で Windows フォームや Web フォームに追加できるコントロールなどの項目をア
28
2
操作環境
イコンで表示するウィンドウです。COBOL では Windows フォームや Web フォームでの画面
設計をサポートしておりませんので、利用することはできません。
ツールボックスについては、MSDN のヘルプ「ツールボックス」を参照ください。
2.5.9 ダイアログボックス
コマンドやボタンの選択によって、ダイアログボックスが表示される場合があります。
ダイアログボックス内の項目の選択方法などの操作方法については、OS 添付のヘルプを参照
してください。
2.5.10 Web ブラウザー
ローカルや外部の情報を表示するためのウィンドウです。
既定値では、Visual Studio 上で Internet Explorer にて表示されます。
また、[ファイル]-[ブラウザーの選択]コマンドを選択することで、表示するブラウザ
ーを選択し、ファイルを表示することも可能です。
Web ブラウザーの詳細については、MSDN のヘルプ「統合開発環境の Web ブラウザー」を参
照してください。
2.5.11 オンラインヘルプ
オンラインヘルプを開くには次の方法があります。
・ ダイアログボックス内の[?]ボタンを選択すると、そのダイアログボックス
に関するトピックがヘルプビューアーに表示されます。
・ [ヘルプ]メニューから[ヘルプの表示]を選択し、ヘルプビューアーでトピ
ックを選択すると、その内容が表示されます。
2.5.12 情報出力エリア
Visual Studio での種々の情報が出力される領域であり、タブを選択することによって、各ウィ
ンドウに切り替わります。各ウィンドウについては、次項以降を参照してください。
(1) [出力]ウィンドウ
ビルド時のエラーメッセージや、アプリケーションのコンソールへの出力メッセージ、デバ
ッグ時の実行結果などが表示されるウィンドウです。
29
操作環境
2
出力ウィンドウをクリップボードにコピーするには
(1) 出力ウィンドウをアクティブにします。
(2) コピーする部分を選択状態にします。全部を選択する場合には、「全て選択」
項目を選択します。
(3) 出力ウィンドウ上で右クリックメニューを表示します。
(4) 「コピー」項目を選択します。
(2) [エラー一覧]ウィンドウ
ビルド時のエラーメッセージが一覧として表示されるウィンドウです。エラーメッセージは、
最初の 1 行のみ表示します。エラーメッセージ全体を確認したい場合は出力ウィンドウを参
照してください。
(3) [タスク一覧]ウィンドウ
ビルドエラーなどを元にタスクが表示されるウィンドウです。
COBOL では、タスク一覧ウィンドウをサポートしておりません。
(4) [検索結果]ウィンドウ
ソースファイルなどに対して、検索を行なった場合の結果が表示されるウィンドウです。
(5) [コマンド]ウィンドウ
Visual Studio のメニュー動作をコマンドやエイリアスで実行するためのウィンドウです。
詳細は、MSDN のヘルプ「コマンドウィンドウ」を参照してください。
30
2
操作環境
2.6 Visual Studio のメニュー
2.6.1 メニューバー
COBOL 開発環境での操作環境は、以下のメニューで構成されます。
(1) ファイル
(2) 編集(エディタ)
(3) 表示
(4) プロジェクト
(5) ビルド
(6) デバッグ
(7) 【Enterprise】COBOL
(8) チーム
(9) ツール
(10) テスト
(11) アーキテクチャ
(12) 分析
(13) ウィンドウ
(14) ヘルプ
ここに示すメニュー以外は利用不可です。
個々のメニューについて、以下に概要を記し、その詳細は併記した章節番号を参照ください。
サポートの有無で使用する記号の意味は、次の通りです。
○:COBOL でサポートしているメニュー
×:COBOL でサポート対象外のメニュー
→:(章節)で示すサブメニューへのリンク
なお、サポート対象外のメニューは、表示され選択可能な項目、表示されない項目、メニュー
では表示されますが非活性の項目がありますので注意してください。
31
操作環境
2
(1) [ファイル]メニュー
ファイルの新規作成、オープン、クローズ、保存、印刷といったファイルに関する
機能が集約されたメニューです。
メニュー名
概要
新規作成
プロジェクトやファイルを新規に作成する。
開く
追加
ソリューション、プロジェクトやファイルを開
く。
ソリューションへプロジェクトを追加する。
閉じる
現在アクティブなファイルを閉じる。
ソリューション
を閉じる
選択されたファ
イルを上書き保
存
名前をつけて選
択したファイル
を保存
保存オプション
の詳細設定
すべてを保存
現在アクティブなソリューションを閉じる
テンプレートの
エクスポート
ソース管理
プロジェクトやファイルをテンプレートとして
エクスポートする。
ソース管理(Visual Source Safe)に関するサブメ
ニュー。
ブラウザーで選択されたファイルを表示する。
ブラウザーで表
示
ブラウザーの選
択
ページ設定
印刷
最近使ったファ
イル
最近使ったプロ
ジェクトとソリ
ューション
終了
編集中のファイルを保存する。
サポートの有無
(章節)
→
(2.6.1(1)(a))
→
(2.6.1(1)(b))
→
(2.6.1(1)(c))
○
(5.5)
○
(3.4)
○
(5.4.1)
編集中のファイルに名前をつけて保存する。
○
(5.4.3)
保存に関するオプションを設定する。
○
(5.4.4)
○
(5.4.2)
×
開いているファイルをすべて保存する。
×
○
(2.5.10)
ブラウザーを選択した上でファイルを表示する。 ○
(2.5.10)
○
印刷時のレイアウト設定を行う。
(5.6)
○
現在アクティブなファイルやヘルプなどを印刷
(5.6)
する。
最近使ったファイルの履歴を表示し、選択された ○
(5.3)
ファイルを開く。
○
最近使ったプロジェクトやソリューションの履
歴を表示し、選択されたプロジェクトやソリュー (3.3)
(4.3)
ションを開く。
○
Visual Studio を終了する。
(a) [新規作成]サブメニュー
メニュー名
プロジェクト
32
概要
新規にプロジェクトを作成する。
サポートの有
無
(章節)
○
(4.2)
操作環境
2
Web サイト
新規に Web サイトを作成する。
×
チームプロジェクト
ファイル
チームプロジェクトを作成する。
新規にファイルを作成する。
既存コードからプロ
ジェクトを作成
ファイル(既存コード)とプロジェクト種別を選択
して、プロジェクトを作成する。
×
○
(5.2)
○
(4.2)
(b) [開く]サブメニュー
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
プロジェクト/ソリ
ューション
Web サイト
チームプロジェクト
ファイル
変換
○
(4.3)
×
Web サイトを開く。
×
チームプロジェクトを開く。
○
ファイルを開く。
(5.3)
ファイルを変換する。(Java→C#、VB6→VB2005) ×
プロジェクトまたはソリューションを開く。
(c) [追加]サブメニュー
メニュー名
概要
新しいプロジェクト
新しい Web サイト
既存のプロジェクト
既存の Web サイト
サポートの有
無
(章節)
○
新規にプロジェクトをソリューションに追加する。
(3.5.1(1))
新規に Web サイトをソリューションに追加する。 ×
既存のプロジェクトをソリューションに追加する。 ○
(3.5.1(2))
既存の Web サイトをソリューションに追加する。 ×
(2) [編集]メニュー
開発環境の中でもエディタに関する機能が集約されたメニューです。
メニュー名
概要
サポートの有無
元に戻す
最後に行った編集作業を元に戻す。
やり直し
[元に戻す]メニューで行った編集作業を再度実
行する。
リファクタリングで行なった編集を元に戻す。
(章節)
○
(5.7.19)
○
(5.7.20)
×
リファクタリングで行なった編集をやり直す。
×
選択されているテキストを削除し、クリップボー
ドに保存する。
選択されているテキストをクリップボードに保
存する。
クリップボードに保存されているテキストをカ
ーソル位置に貼り付ける。
コピーした内容を順に切り替えて確認しながら
○
(5.7.12)
○
(5.7.13)
○
(5.7.14)
○
直前の全体的な
操作を元に戻す
直前の全体的な
操作をやり直す
切り取り
コピー
貼り付け
クリップボード
33
2
操作環境
リングの切り替
え
削除
貼り付ける。
(5.7.14)
選択されているテキストを削除する。
すべて選択
テキスト全体を範囲選択する。
検索と置換
検索と置換に関するサブメニュー。
ジャンプ
指定された行番号へ位置付ける。
移動
○
(5.7.11)
○
(5.7.8)
→
(2.6.1(2)(a))
○
(5.13)
×
ソース コード内のシンボルやファイルを検索し
て移動できる。
カーソル位置へ選択されたファイルを挿入する。 ○
(5.14)
→
その他機能を呼び出すためのサブメニュー。
(2.6.1(2)(b))
→
ブックマークに関するサブメニュー。
(2.6.1(2)(c))
→
アウトラインサブメニュー。
(2.6.1(2)(d))
→
Intellisense に関するサブメニュー。
(2.6.1(2)(e))
テキストとして
ファイル挿入
詳細
ブックマーク
アウトライン
Intellisense
(a) [検索と置換]サブメニュー
メニュー名
クイック検索
クイック置換
フォルダーを指定し
て検索
フォルダーを指定し
て置換
シンボルの検索
概要
サポートの有
無
(章節)
○
(5.9.1)
○
(5.10.1)
○
(5.9.2)
○
複数のファイルにまたがった置換を実行する。
(5.10.2)
オブジェクトブラウザーにてシンボルを検索する。 ×
現在アクティブな編集ウィンドウに対して検索を
実行する。
現在アクティブな編集ウィンドウに対して置換を
実行する。
複数のファイルにまたがった検索を実行する。
(b) [詳細]サブメニュー
メニュー名
サポートの有
無
一連番号を空白に戻
す
標識領域の編集
一連番号を空白に戻す。(固定形式でのみ有効)
ドキュメントのフォ
ーマット
選択範囲のフォーマ
ット
アクティブなドキュメントを整形する。
(章節)
○
(5.15)
○
(5.19.1)
○
(5.19.2)
○
(5.19.3)
×
選択された範囲を整形する。
×
キーワード補完
一連番号の振り直し
34
概要
入力途中の文字列を COBOL キーワードに補完す
る。
一連番号を振りなおす。(固定形式でのみ有効)
標識領域を編集する。(固定形式でのみ有効)
2
操作環境
選択範囲にタブを設
定
選択範囲のタブの設
定を解除
大文字に変換
選択範囲にタブを設定する。
×
選択範囲に設定されたタブを解除する。
×
選択されたテキストを大文字に変換する。
小文字に変換
選択されたテキストを小文字に変換する。
左右スペースの削除
タブを半角スペース
に変換
半角スペースをタブ
に変換
選択範囲のコメント
選択範囲のコメント
解除
スペースの表示
選択されたテキストからスペースを削除する。
タブを半角スペースに変換する。
○
(5.11)
○
(5.12)
×
○
(5.7.22)
○
(5.7.23)
×
×
右端で折り返す
コードの表示を右端で折り返す。(自由形式でのみ
有効)
インクリメンタル検
索
行インデント
行インデント解除
半角スペースをタブに変換する。
選択されたテキストをコメント化する
選択されたテキストのコメントを解除する
スペースやタブを表示する。
行単位でインデントを設定する。(自由形式でのみ
表示)
行単位でインデントを解除する。(自由形式でのみ
表示)
○
(5.7.21)
○
(5.7.24)
○
(5.17)
○
(5.7.16)
○
(5.7.17)
(c) [ブックマーク]サブメニュー
メニュー名
ブックマークの設定
/解除
すべてのブックマー
クを有効にする
すべてのブックマー
クを無効にする
ブックマークを有効
にする
前のブックマーク
次のブックマーク
ブックマークをクリ
ア
フォルダ内の前のブ
ックマーク
フォルダ内の次のブ
ックマーク
ドキュメント内の前
のブックマーク
ドキュメント内の次
のブックマーク
概要
ブックマークの設定、解除を行う。
サポートの有
無
(章節)
○
(5.8)
すべてのブックマークを有効にする。
すべてのブックマークを無効にする。
選択されたブックマークを有効にする。
現在設定されているブックマークにて、前のブック
マークへ移動する。
現在設定されているブックマークにて、次のブック
マークへ移動する。
すべてのブックマークを削除する。
[ブックマーク]ウィンドウのフォルダ内の前のブ
ックマークへ移動する。
[ブックマーク]ウィンドウのフォルダ内の次のブ
ックマークへ移動する。
現在のドキュメントにて、前のブックマークへ移動
する。
現在のドキュメントにて、次のブックマークへ移動
する。
35
操作環境
2
ドキュメント内のブ
ックマークをすべて
クリア
タスク一覧へのショ
ートカット追加
現在のドキュメントにて、すべてのブックマークを
削除する。
タスク一覧にドキュメントへのショートカットを
追加する。
(d) [アウトライン]サブメニュー
メニュー名
概要
アウトラインの展開
/折りたたみ
すべてのアウトライ
ンの切り替え
アウトラインの中止
カレントを表示
定義に折りたたむ
サポートの有
無
(章節)
○
テキストの一部分の展開と折りたたみを交互に実
(5.18)
施。
テキストの全部の展開と折りたたみを交互に実施。 ○
(5.18)
○
エディタウィンドウからすべてのアウトライン情
報を削除する。
現在選択されているユーザー定義領域のアウトラ
イン情報を削除する。
すべての型のメンバを折りたたむ。
(5.18)
○
(5.18)
×
(e) [Intellisense]サブメニュー
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
メンバの一覧
入力候補
完了モードの切り替
え
スニペットの挿入
型や名前空間から有効なメンバを一覧表示する。
入力途中の文字列を補完する。
入力候補モードと候補提示モードを切り替える。
×
×
コードスニペットを挿入する。
○
(5.16)
×
(3) [表示]メニュー
ツールバーや Visual Studio 内の各ウィンドウの表示/非表示を制御するメニュー
です。
メニュー名
概要
サポートの有無
(章節)
開く
ファイルを開く
アプリケーショ
ンの選択
コード
チームエクスプ
ローラ
ソリューション
エクスプローラ
ー
チームエクスプ
36
ソリューションエクスプローラーのファイルの
編集ウィンドウを開く
(ファイルを選択している時のみ表示)
ソリューションエクスプローラーのファイル
を、アプリケーションを選択して開く
(ファイルを選択している時のみ表示)
選択されたソースファイルのコードを表示する
チームエクスプローラを起動する。
○
(5.3)
ソリューションエクスプローラーを起動する。
○
(2.5.2(1))
チームエクスプローラを起動する。
×
○
(5.3)
×
×
2
ローラ
アーキテクチャ
エクスプローラ
ー
SQL Server オブ
ジェクトエクス
プローラー
ブックマークウ
ィンドウ
呼び出し階層
クラスビュー
コード定義ウィ
ンドウ
オブジェクトブ
ラウザー
エラー一覧
出力
アーキテクチャエクスプローラーを起動する。
×
SQL Server オブジェクトエクスプローラーを起
動する。
×
ブックマークウィンドウを起動する。
○
(5.8)
×
コード上のメンバ(クラスに属する変数や関数)
に関する呼び出し情報を表示する。
クラスビューを起動する。
コード定義ウィンドウを起動する。
×
エラー一覧ウィンドウを起動する。
出力ウィンドウを起動する。
○
○
(2.5.12(1))
×
○
(2.1.3)
×
→
(2.6.1(3)(a))
→
(2.6.1(3)(b))
○
(2.5.6)
○
(2.4)
○
リソースビューを起動する。
スタートページを表示する。
ツールボックス
検索結果
その他のウィン
ドウ
ツールバー
ツールボックスを起動する。
検索結果のウィンドウを起動するためのサブメ
ニュー。
その他ウィンドウを起動するためのサブメニュ
ー。
各ツールバーの表示/非表示を切り替える。
全画面表示
Visual Studio を全画面表示にする。
すべてのウィン
ドウ
保留中のチェッ
クイン
前に戻る
全てのウィンドウを画面に表示する。
次に進む
次のタスク
前のタスク
プロパティマネ
ージャー
プロパティペー
ジ
×
×
オブジェクトブラウザーを起動する。
リソースビュー
スタートページ
操作環境
チェックアウトされているソース一覧を表示す
る。
Web ブラウザーにて一つ前に参照した項目を表
示する。
Web ブラウザーにて次に参照した項目を表示す
る。
タスク一覧にて次のタスクを表示する。
タスク一覧にて前のタスクを表示する。
プロパティマネージャーを起動する。
×
プロジェクトのプロパティページを表示する。
○
(4.6)
○
○
×
×
×
(a) [検索結果]サブメニュー
メニュー名
概要
サポートの有無
(章節)
検索結果1
検索結果1ウィンドウを表示する。
検索結果2
検索結果2ウィンドウを表示する。
○
(2.5.12(4))
○
(2.5.12(4))
37
操作環境
2
シンボルの検索結
果
シンボルの検索結果を表示する。
×
(b) [その他のウィンドウ]サブメニュー
メニュー名
概要
コマンドウィンド
ウ
Web ブラウザー
コマンドベースで Visual Studio を操作するウィン
ドウを表示する。
Web ブラウザーを表示する。
Page Inspector
ロードテストの実
行
テスト結果
レイヤーエクスプ
ローラー
ソース管理エクス
プローラー
UML モデルエクス
プローラー
データツール操作
パッケージマネー
ジャーコンソール
ドキュメントアウ
トライン
履歴
Page Inspector を起動する。
ロードテストを実行する。
(章節)
○
(2.5.12(5))
○
(2.5.10)
×
×
ロードテストの実行結果を表示する。
レイヤーエクスプローラーを起動する。
×
×
ソース管理エクスプローラーを起動する。
×
UML モデルエクスプローラーを起動する。
×
データツール操作ウィンドウを表示する。
パッケージマネージャーコンソールを表示する。
×
×
ドキュメントアウトラインを起動する。
×
チーム プロジェクト、分岐、フォルダ、またはフ
ァイルに関する詳細な履歴データが表示される。
変更がチェックインされるまで、ローカル ワーク
スペースに保存される。
プロパティウインドウを起動する。
×
保留中の変更
プロパティウイン
ドウ
サーバーエクスプ
ローラー
タスク一覧
F# Interactive
コード分析
コードメトリック
スの結果
サーバーエクスプローラーを起動する。
タスク一覧を起動する。
.NET Framework ファミリーの言語のひとつであ
る、F#を対話形式で利用できる。
コード分析ツールを起動します。
開発中のコードをより理解できるようにする、ソ
フトウェアの一連の基準の結果を表示する。
サポートの有無
×
○
(2.5.3)
○
(2.5.5)
×
×
×
×
(4) [プロジェクト]メニュー
アプリケーション開発の単位であるプロジェクトを管理するためのメニューです。
なお、このメニューはプロジェクトを開いている際に表示されます。
メニュー名
38
概要
新しい項目の追加
現在のプロジェクトに新しい項目を追加する。
既存項目の追加
現在のプロジェクトに既存項目を追加する。
サポートの有
無
(章節)
○
(4.4)
○
2
新しいソリューショ
ンフォルダーの追加
プロジェクトのアン
ロード
プロジェクトの再読
み込み
ソリューションの再
スキャン
参照の追加
スタートアッププロ
ジェクトに設定
スタートアッププロ
ジェクトの設定
プロジェクト依存関
係
プロジェクトのビル
ド順序
ソリューションの
NuGet パッケージの
管理
NuGet パッケージの
管理
NuGet パッケージの
復元の有効化
プロジェクトツール
ボックスアイテムを
最新の情報に更新
プロパティ
ソリューション配下に新しいソリューションフォ
ルダを追加する。
プロジェクトをアンロードし、使用不可にする。
アンロードしたプロジェクトを再度読み込み、使用
可能にする。
ソリューションの再スキャンを行う。
プロジェクトが参照するアセンブリを追加する。
最初にビルドやデバッグを行うプロジェクトとし
て選択したプロジェクトを設定する。
最初にビルドやデバッグを行うプロジェクトを設
定する。
プロジェクト間の依存関係を設定する。
(4.5)
×
○
(4.8)
○
(4.8)
×
NuGet パッケージの管理画面を起動する。
×
○
(3.9)
○
(3.9)
○
(3.7.1)
○
(3.7.2)
×
NuGet パッケージの管理画面を起動する。
×
ビルド中に足りない NuGet パッケージを復元する
構成をソリューションに追加する。
プロジェクトツールボックスアイテムを最新の情
報に更新する。
×
プロジェクトのプロパティを設定する。
○
(4.6)
プロジェクトのビルド順序を表示する。
操作環境
×
ソリューションエクスプローラーと[プロジェクト]メニューの関係
ソリューションを選択している場合
新しい項目の追加
既存項目の追加
新しいソリューションフォルダの追加
スタートアッププロジェクトの設定
プロジェクト依存関係
プロジェクトのビルド順序
ソリューションの NuGet パッケージの
管理
NuGet パッケージの復元の有効化
プロジェクトツールボックスアイテム
を最新情報に更新
プロパティ
プロジェクトを選択している場合
39
操作環境
2
新しい項目の追加
既存項目の追加
プロジェクトのアンロード
プロジェクトの再読み込み
参照の追加
スタートアッププロジェクトに
設定
プロジェクト依存関係
プロジェクトのビルド順序
NuGet パッケージの復元の有効化
プロジェクトツールボックスア
イテムを最新情報に更新
プロパティ
(5) [ビルド]メニュー
プロジェクトならびにその上位にあるソリューション単位でのビルド、リビルドを
行うメニューです。
なお、このメニューはプロジェクトを開いている際に表示されます。
メニュー名
ソリューションのビ
ルド
ソリューションのリ
ビルド
ソリューションのク
リーン
ソリューションでコ
ード分析を実行
選択範囲のビルド
選択範囲のリビルド
選択範囲のクリーン
プロジェクトのビル
ド
プロジェクトのリビ
ルド
プロジェクトのクリ
ーン
バッチビルド
構成マネージャー
ビルド成果物のコピ
ー
40
概要
現在のソリューションに含まれるプロジェクトす
べてをビルドする。
現在のソリューションに含まれるプロジェクトす
べてをリビルドする。
現在のソリューションに含まれるすべてのプロジ
ェクトの出力ファイルを削除する。
現在のソリューションのコード分析を行う。
サポートの有
無
(章節)
○
(6.2.7)
○
(6.3.3)
○
(6.4.3)
×
○
(6.2.6)
○
(6.3.2)
○
(6.4.2)
○
(6.2.4)
○
現在アクティブなプロジェクトをリビルドする。
(6.3.1)
○
現在アクティブなプロジェクトの出力ファイルを
(6.4.1)
削除する。
○
ダイアログにてプロジェクトやモードを選択して
(6.5)
ビルドする。
ソリューションのビルドに関する構成を管理する。 ○
(3.8)
【Enterprise】ビルド成果物をビルドサーバー内にコ ○
(6.6.1)
ピーする。
【Standard】ビルド成果物をローカル環境の任意の
指定先にコピーする。
現在のソリューションにて選択されたプロジェク
トをビルドする。
現在のソリューションにて選択されたプロジェク
トをリビルドする。
現在のソリューションにて選択されたプロジェク
トの出力ファイルを削除する。
現在アクティブなプロジェクトをビルドする。
2
【Enterprise】ビルド
成果物のクライアン
トへの転送
ビルド成果物をクライアントへ転送する。
操作環境
○
(6.6.2)
ソリューションエクスプローラと[ビルド]メニューの関係
ソリューションを選択している場合
ソリューションのビルド
ソリューションのリビルド
ソリューションのクリーン
バッチビルド
構成マネージャー
ビルド成果物のコピー
【Enterprise】ビルド成果物のクライアン
トへの転送
プロジェクトを選択している場合
ソリューションのビルド
ソリューションのリビルド
ソリューションのクリーン
ソリューションでコード分析を実行
(プロジェクト名)のビルド
(プロジェクト名)のリビルド
(プロジェクト名)のクリーン
バッチビルド
構成マネージャー
ビルド成果物のコピー
【Enterprise】ビルド成果物のクライ
アントへの転送
複数のプロジェクトを選択している場合
41
操作環境
2
ソリューションのビルド
ソリューションのリビルド
ソリューションのクリーン
選択範囲のビルド
選択範囲のリビルド
選択範囲のクリーン
バッチビルド
構成マネージャー
ビルド成果物のコピー
ビルド成果物のクライアントへの
転送
(6) [デバッグ]メニュー
ビルドしたアプリケーションをデバッグする場合に使用するメニューです。
なお、このメニューはプロジェクトを開いている際に表示されます。
メニュー名
概要
サポートの有無
(章節)
ウィンドウ
グラフィックス
デバッグ開始
デバッグなしで
開始
プロセスにアタ
ッチ
続行
すべて中断
パフォーマンス
分析の開始
デバッグの停止
すべてデタッチ
すべて中止
再起動
例外
ステップイン
ステップオーバ
ー
42
デバッグに使用する各ウィンドウを呼び出すサ
ブメニュー。
グラフィックス診断に使用する各ウィンドウを
呼び出すサブメニュー。
デバッグモードで実行を開始する。
通常モードで実行を開始する。
→
(2.6.1(6)(a))
→
(2.6.1(6)(b))
×
×
アタッチするプロセスを選択する。
×
×
デバッグを続行する。
デバッグしているプログラムをすべて中断する。 ×
×
デバッグを停止する。
アタッチしているプロセスをデタッチする。
デバッグしているプログラムをすべて終了する。
デバッグしているプログラムを再起動し、デバッ
グをやり直す。
例外が発生した場合のデバッグ動作に関する設
定をする。
1文を実行して次の文の先頭で中断する。関数呼
び出しの場合は、関数先頭で中断する。
1文を実行して次の文の先頭で中断する。関数呼
び出しの場合は、関数の中の全ての文を実行し、
×
×
×
×
×
×
×
2
ステップアウト
ブレークポイン
トの設定と解除
ブレークポイン
トの作成
すべてのブレー
クポイントの削
除
すべてのデータ
ヒントをクリア
データヒントの
エクスポート
データヒントの
インポート
すべてのブレー
クポイントを無
効にする
オプションと設
定
操作環境
関数呼び出しの次の文の先頭で中断する。
呼び出された関数から呼び出し元の関数へ戻る。 ×
×
ブレークポイントを設定、または、解除する。
関数を指定してブレークポイントを作成する。
×
プロジェクト内に設定されているブレークポイ
ントをすべて削除する。
×
すべてのデータヒントをクリアする。
×
データヒントのエクスポートする。
×
データヒントのインポートする。
×
プロジェクト内に設定されているブレークポイ
ントをすべて無効にする。
×
オプション設定画面を開く。
○
(7.5)
デバッグ状態と[デバッグ]メニューの関係
デバッグ開始前
ウィンドウ
デバッグ開始
デバッグなしで開始
プロセスにアタッチ
例外
ステップイン
ステップオーバー
ブレークポイントの設定と解除
ブレークポイントの作成
すべてのブレークポイントの削除
すべてのブレークポイントを
無効にする
すべてのデータヒントをクリア
データヒントのエクスポート
データヒントのインポート
オプションと設定
(a) [ウィンドウ]サブメニュー
メニュー名
概要
サポートの有
43
2
操作環境
無
(章節)
ブレークポイント
出力
ウォッチ
自動変数
ローカル
イミディエイト
呼び出し履歴
スレッド
モジュール
プロセス
メモリ
逆アセンブル
レジスタ
ブレークポイントウィンドウを表示する
出力ウィンドウを表示する
ウォッチウィンドウを表示する
自動変数ウィンドウを表示する
ローカルウィンドウを表示する
イミディエイトウィンドウを表示する
呼び出し履歴ウィンドウを表示する
スレッドウィンドウを表示する
モジュールウィンドウを表示する
プロセスウィンドウを表示する
メモリウィンドウを表示する
逆アセンブルウィンドウを表示する
レジスタウィンドウを表示する
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
×
デバッグ状態と[ウィンドウ]サブメニューの関係
デバッグ開始前
ブレークポイント
出力
イミディエイト
(b) [グラフィックス]サブメニュー
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
インストールされて
いるアプリケーショ
ンパッケージのデバ
ッグ
診断の開始
イベント一覧
ピクセル履歴
パイプラインステー
ジ
オブジェクトテーブ
ル
イベント呼び出し履
歴
DirectX コントロー
ルパネル
44
インストールされているアプリケーションをアタ
ッチします。
×
グラフィックス診断の下でアプリを実行します。
グラフィックスイベント一覧ウィンドウを表示し
ます。
グラフィックスピクセル履歴ウィンドウを表示し
ます。
グラフィックスパイプラインステージウィンドウ
を表示します。
グラフィックスオブジェクトテーブルウィンドウ
を表示します。
グラフィックスイベント呼び出し履歴ウィンドウ
を表示します。
DirectX コントロールパネルを開きます。
×
×
×
×
×
×
×
操作環境
2
(7) 【Enterprise】[COBOL]メニュー
【Enterprise】
メニュー名
概要
ログイン
ビルドサーバーへログインする。
ログアウト
ビルドサーバーからへログアウトする。
サポートの有
無
(章節)
○
(6.2.2)
○
(6.2.3)
(8) [チーム]メニュー
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
Team Foundation
Server への接続
Team Foundation Server への接続や設定を追加す
る。
×
(9) [ツール]メニュー
Visual Studio の統合環境以外の別ツールの呼び出し・登録を行うメニューです。
メニュー名
既存 COBOL 資産の
インポート
プロセスにアタッチ
データベースへの接
続
サーバーへの接続
SharePoint 接続の追
加
コードスニペットマ
ネージャー
ツールボックスアイ
テムの選択
アドインマネージャ
ー
ライブラリパッケー
ジマネージャー
拡張機能と更新プロ
グラム
GUID の作成
エラールックアップ
ATL/MFC トレース
概要
サポートの有
無
アタッチするプロセスを選択する。
データベースへの接続を行う。
(章節)
○
(8.1)
×
×
サーバーへの接続を行う。
SharePoint 接続を追加する。
×
×
既存 COBOL 資産のインポートを行う。
○
(8.2)
ツールボックスへのアイテムを追加、削除を行う。 ×
コードスニペットマネージャーを起動する。
アドインマネージャーを起動する。
×
NuGet のパッケージ管理を行うサブメニュー。
×
拡張機能と更新プログラムを起動する。
○
(8.3)
×
×
×
GUID を作成する。
エラールックアップを起動する。
ATL/MFC トレースツールを起動する。
45
操作環境
2
ツール
PreEmptive
DotFuscator and
Analytics
Spy++
Spy++ (x64)
ILDasm
Visual Studio コマン
ドプロンプト
WCF サービス構成
エディター
外部ツール
PreEmptive DotFuscator and Analytics CE を起動する。 ×
Spy++を起動する。
Spy++ (x64)を起動する。
ILDasm を起動する。
Visual Studio コマンドプロンプトを起動する。
×
×
×
×
WCF サービス構成エディターを起動する。
×
設定のインポートと
エクスポート
カスタマイズ
○
(8.6 )
環境設定情報のインポート/エクスポートを行う。 ○
(8.5)
○
ツールバーのカスタマイズを行う。
オプション
開発環境の設定を行う。
外部ツールの登録を行う。
○
(7 )
(10) [テスト]メニュー
このメニューはサポートしていません。
(11) [アーキテクチャ]メニュー
このメニューはサポートしていません。
(12) [分析]メニュー
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
パフォーマンス分析
の開始
一時停止したパフォ
ーマンス分析の開始
パフォーマンスウィ
ザードの起動
パフォーマンスレポ
ートの比較
プロファイラー
同時実行ビジュアラ
イザー
ソリューションでコ
ード分析を実行
<プロジェクト名>で
コード分析を実行
46
ぱふぉーます分析を開始する。
×
一時停止したパフォーマンス分析を開始する。
×
パフォーマンスウィザードを起動する。
×
パフォーマンスレポートの比較を表示する。
×
アプリケーションの性能上の問題を計測、評価、特 ×
定するためのサブメニューを表示する。
マルチスレッド アプリがどのように動作するかを ×
調べるサブメニューを表示する。
ソリューションでコード分析を実行、を表示する。 ×
<プロジェクト名>でコード分析を実行、を表示す
る。
×
2
<プロジェクト名>の
コード分析を構成す
る
ソリューションのコ
ード分析を構成する
選択したプロジェク
トのコードメトリッ
クスを計算
ソリューションのコ
ードメトリックスを
計算
ウィンドウ
<プロジェクト名>のコード分析を構成する
×
ソリューションのコード分析を構成する
×
選択したプロジェクトのコードメトリックスを計
算
×
ソリューションのコードメトリックスを計算
×
操作環境
×
(13) [ウィンドウ]メニュー
Visual Studio 上のウィンドウの制御を行うメニューです。
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
新規ウィンドウ
分割
分割の解除
フローティング
ドッキング
タブ付きドキュメン
トとしてドッキング
自動的に隠す
非表示
タブを固定する
すべて自動的に隠す
水平タブグループの
新規作成
垂直タブグループの
新規作成
すべてのドキュメン
トを閉じる
ウィンドウレイアウ
トのリセット
ウィンドウ…
現在アクティブなエディタウィンドウを複製する。
現在アクティブなウィンドウを分割する。
アクティブなウィンドウの分割を解除する。
ドッキング形式のウィンドウをフローティング形
式にする。
アクティブなウィンドウをドッキング可能にする。
アクティブなウィンドウをタブ付きドキュメント
にする。
アクティブなウィンドウを自動的に隠すようにす
る。
ドッキング形式のウィンドウを非表示にする。
アクティブなタブ付きドキュメントのタブを固定
する。
アクティブなウィンドウをすべて自動的に隠すよ
うにする。
タブ付きドキュメントを上下に並べて表示する。
○
○
○
○
タブ付きドキュメントを左右に並べて表示する。
○
ウィンドウをすべて閉じる。
○
○
○
○
○
○
○
○
ウィンドウレイアウトを初期状態にリセットする。 ○
表示されているウィンドウを選択して切り替える。 ○
(14) [ヘルプ]メニュー
ヘルプを呼び出すためのメニューです。
47
2
操作環境
メニュー名
概要
ヘルプの表示
ヘルプコンテンツの
追加と削除
ヘルプ設定の設定
How-To ビデオ(スト
リーミング)
MSDN フォーラム
ヘルプを表示する。
ヘルプビューアーを開き、コンテンツの管理を表示
する。
ヘルプ設定に関するサブメニューを表示する。
スタートページの、How-To ビデオ(ストリーミング)
を表示する。
マイクロソフト社の Msdn フォーラムページへオン
ラインで接続する。
マイクロソフト社の Visual Studio の Connect へオ
ンラインで接続する。
新しいプロジェクトウィンドウでオンライン-サン
プルのノードを表示する。
カスタマーエクスペリエンス向上プログラムへの
参加、不参加の設定画面を表示する。
Visual Studio の製品登録を行う。
マイクロソフト社のトラブルシューティングへオ
ンラインで接続する。
マイクロソフト社のサポートオンラインに接続す
る。
DVD 版ヘルプの注文に関するページを表示する。
○
○
マイクロソフト社の Microsoft Visual Studio 製品フ
ァミリのプライバシーに関する声明サイトへ接続
する。
Visual Studio のバージョン情報を表示する。
(COBOL 開発環境のバージョン情報も表示する)
○
サポートの有
無
(章節)
バグの報告
サンプル
カスタマフィードバ
ックのオプション
製品の登録
トラブルシューティ
ング
テクニカルサポート
DVD 版ヘルプの注
文
オンラインのプライ
バシーに関する声明
Microsoft Visual
Studio のバージョン
情報
○
○
○
○
○
○
○
4
○
0
○
○
注意事項
[製品の登録]は Visual Studio のための機能であり、COBOL は関与しません。
2.6.2 [コンテキストクリック]メニュー
Visual Studio のウィンドウ内でマウスの右ボタンをクリックすると、マウスポインタ位置にコ
ンテキストメニューが表示されます。
右クリックを行う場所により、初期状態で表示されるメニュー項目が変わります。
48
C
C
3
5
2
操作環境
(1) エディタウィンドウ内
メニュー名
概要
サポートの有無
(章節)
スニペットの挿
入
ブレークポイン
ト
カーソル行の前
まで実行
フラグが設定さ
れたスレッドを
カーソル行の前
まで実行
キーワード補完
標識領域の編集
切り取り
コピー
貼り付け
アウトライン
ブレークポイントサブメニュー。
○
(5.16)
×
カーソル位置の行の前まで実行する。
×
フラグが設定されたスレッドをカーソル位置の
行の前まで実行する。
×
入力途中の文字列を COBOL のキーワードに補
完する。
標識領域を編集する。
○
(5.15)
○
(5.19.3)
○
(5.7.12)
○
(5.7.13)
○
(5.7.14)
○
(2.6.1(2)(d))
コードスニペットを挿入する。
選択されているテキストを削除し、クリップボー
ドに保存する。
選択されているテキストをクリップボードに保
存する。
クリップボードに保存されているテキストをカ
ーソル位置に貼り付ける。
アウトラインサブメニュー。
(2) [ブレークポイント]サブメニュー
クリックした行にブレークポイントやトレースポイントが挿入されていない場合
49
操作環境
2
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
ブレークポイントの
挿入
トレースポイントの
挿入
ブレークポイントを挿入する。
×
トレースポイントを挿入する。
×
クリックした行にブレークポイントやトレースポイントが挿入されている場合
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
ブレークポイントの
削除
ブレークポイントの
無効化
場所
条件
ヒットカウント
フィルター
ヒット時
ラベルの編集
エクスポート
ブレークポイントを削除する。
×
ブレークポイントを無効にする。
×
場所を変更する。
条件によるブレークを設定する。
ヒットカウントによるブレークを設定する。
フィルターを設定する。
ヒット時の動作を設定する。
ブレークポイントラベルの編集ウィンドウを表示
する。
名前を付けて保存する。
×
×
×
×
×
×
×
(3) エディタウィンドウのタブ上
メニュー名
サポートの有
無
(ファイル名)の保
存
閉じる
現在アクティブなファイルを上書き保存する。
すべてのドキュメン
トを閉じる
このウィンドウ以外
すべて閉じる
完全パスのコピー
全てのファイルを閉じる。
(章節)
○
(5.4.1)
○
(5.5)
○
選択したウィンドウ以外を閉じる。
○
選択したドキュメントの完全パスをクリップボー
ドへコピーする
選択したドキュメントを含んでいるフォルダーを
エクスプローラーで開く
フローティングで表示する。
全てのファイルをフロート表示にする。
選択したタブを固定する。
タブ付きドキュメントを上下に並べて表示する。
○
タブ付きドキュメントを左右に並べて表示する。
○
このアイテムのフォ
ルダーを開く
フローティング
すべてフロート表示
タブを固定する
水平タブグループの
新規作成
垂直タブグループの
新規作成
50
概要
現在アクティブなファイルを閉じる。
○
○
○
○
○
操作環境
2
(4) 出力ウィンドウ内
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
コピー
すべてクリア
検索の中止
場所へ移動
情報出力ウィンドウ内のテキストをコピーする。
情報出力ウィンドウ内のテキストをクリアする。
検索を中止する。
検索結果や翻訳エラーの場所へ位置づける。
次の場所へ移動
前の場所へ移動
検索結果や翻訳エラーの次の場所へ位置づける。
検索結果や翻訳エラーの前の場所へ位置づける。
○
○
○
○
(6.2.2)
○
○
(5) 出力ウィンドウのタブ上
メニュー名
概要
サポートの有
無
(章節)
フローティング
ドッキング
タブ付きドキュメン
トとしてドッキング
自動的に隠す
ウィンドウをフローティングウィンドウとして表
示するかどうかを選択する。
タブ付きドキュメントモードの場合、ドッキング可
能にするかどうかを選択する。
ウィンドウをタブ付きドキュメントとして表示す
るかどうかを選択する。
ウィンドウ内にマウスカーソルが入っているとき
○
C
○
○
○
51
3
C
1
3
↑
1
A
C
22
3
1↓
C
2
操作環境
非表示
52
のみ表示するようにする。
ウィンドウを非表示にする。
○
3
3
ソリューション
ソリューション
この章では、Visual Studio に統合された COBOL 開発環境の開発資産を管理するプ
ロジェクトをまとめるソリューションについて説明します。
53
3
ソリューション
3.1 ソリューションの概要
Visual Studio では、複数のプロジェクトを一つにまとめて管理する「ソリューション」という
概念があります。このソリューションを活用することで、様々な開発スタイルに合わせたプ
ロジェクトの管理を行うことができます。
アプリケーションの場合
アプリケーションのプロジェクトを作成し、ソリューションにて管理します。
ライブラリの場合
ライブラリのプロジェクトを作成し、ソリューションにて管理します。
また、そのライブラリを利用するアプリケーションのプロジェクトを同一ソ
リューション下に作成し、管理します。
アプリケーションからライブラリのプロジェクトを参照することにより、依
存関係を用いて、効率的にビルドを行うことが可能です。(「3.7.1プロジェ
クトの依存関係」を参照)
また、既存のプロジェクトをソリューションにまとめることや、既存のソリューションへ新
たにプロジェクトを追加することも可能です。なお、ソリューションへ登録可能なプロジェ
クトの数に制限はありません。
一時プロジェクト
一時プロジェクトは、プロジェクトの作成時にテンポラリフォルダに作成し、閉じる際に不
要であれば破棄、必要であれば保存という選択が可能なプロジェクト概念です。
Word や Excel 等のオフィスアプリケーションで新規作成時には、ファイルとして保存されて
いないことと同じ考え方であり、プロトタイプの作成や簡単な確認を行う場合のようなプロ
ジェクトとして残しておく必要がないような場合などに利用されることを想定しています。
一時プロジェクトを有効にする場合には、「7.3.1プロジェクトおよびソリューション全般の
設定」を参照してください。
54
3
ソリューション
3.2 ソリューションの新規作成
何も含まれていない空のソリューションを作成することができます。
作成したソリューションには、プロジェクトやプログラムの作成に必要なソースファイルな
どを追加します。
ソリューションを新規に作成するには、以下の手順で行います。
1.
[ファイル]メニューから[新規作成]-[プロジェクト]コマンドを実行し
ます。
2.
[新しいプロジェクト]ダイアログボックスが表示されます。
3.
[新しいプロジェクト]ダイアログボックスで、[プロジェクトの種類]ツリ
ーコントロールで[その他のプロジェクトの種類]-[Visual Studio ソリュー
ション]を選択し、Visual Studio にインストールされたテンプレートから、
「空
のソリューション」を選択します。
4.
[プロジェクト名]テキストボックスに新しいソリューションの名前を指定し、
[場所]ドロップダウンリストに保存する場所を指定します。
[場所]ドロップダウンリストの初期値は、Visual Studio プロジェクトの場所
になります。
変更する場合には、「7.3.1プロジェクトおよびソリューション全般の設定」を
参照してください。
5.
[OK]ボタンをクリックします。
新しいソリューションが作成され、ソリューションエクスプローラー上に開か
れます。
55
3
ソリューション
[キャンセル]ボタンを選択すると、ソリューションは作成されません。
空のソリューションを作成したあとに、[ファイル]-[追加]から[プロジェクトの追加]コ
マンドを使用して、新規または既存のプロジェクトを追加できます。
また、ソリューションは、プロジェクトを新規に作成する際に同時に作成することもできま
す。
詳しくは、「4.2プロジェクトの新規作成」を参照してください。
注意事項
ソリューションファイルのないプロジェクトファイルを Visual Studio で開いた場合、そのプ
ロジェクトを含んだソリューションが一時的に作成されます。このソリューションは、保存
の際に表示される[名前を付けてファイルを保存]ダイアログで指定した保存先に、ソリュ
ーションファイルが作成されます。[名前を付けてファイルを保存]ダイアログの[ファイ
ルの種類]ドロップダウンリストは「UTF-8 ソリューションファイル(*.sln)」を選択して
ください。ソリューションを保存せずに閉じた場合、ソリューションファイルは作成されま
せん。
ソリューションの新規作成については、MSDN のヘルプの「方法:ソリューションのディレ
クトリを作成する」を参照してください。
56
3
ソリューション
3.3 ソリューションを開く
既存のソリューションを開く手順を次に示します。
1.
[ファイル]メニューから[開く]-[プロジェクト/ソリューション]コマ
ンドを実行します。
2.
[プロジェクトを開く]ダイアログが表示されます。
ソリューションを開いていない状態でソリューションを開く場合
57
3
ソリューション
ソリューションを開いている状態でソリューションを開く場合
[新規作成]オプションボタンをチェックしたままの状態にしてください。
[追加]オプションボタンを選択すると、選択したソリューションを開く操作
ではなく、選択したソリューションに含まれるプロジェクトを現在のソリュー
ションに追加する操作となります。「3.5.1(3)別のソリューションに含まれる
プロジェクトの追加」を参照してください。
3.
[ファイル名]ドロップダウンリストにソリューションファイル名を入力しま
す。
既存のファイルやフォルダを参照するには、フォルダのドロップダウンリスト
を使用します。
フォルダの初期値は、Visual Studio プロジェクトの場所になります。
変更する場合には、「7.3.1プロジェクトおよびソリューション全般の設定」を
参照してください。
4.
[開く]ボタンをクリックします。
選択したソリューションが開いてソリューションエクスプローラー上に表示
されます。既にソリューションを開いている状態で別のソリューションを開い
た場合、現在開いているソリューションは先に閉じられます。このとき開いて
いるファイルに変更があり、その内容が保存されていない場合には、ファイル
を保存するかどうかの確認が行なわれます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、ソリューションは開かれません。
58
3
ソリューション
最近開いたソリューションやプロジェクトは、[ファイル]-[最近使ったプロジェクト]
配下に一覧で表示されますので、[ファイル]-[最近使ったプロジェクト]から選択する
ことで、すばやく開くことが可能です。頻繁に利用するソリューションやプロジェクトを開
くときに活用いただけます。
ただし、COBOL のソリューションやプロジェクトだけでなく、Visual Studio にインストール
されているすべての言語のソリューションやプロジェクトが表示の対象となります。
59
3
ソリューション
3.4 ソリューションを閉じる
ソリューションを閉じる手順を次に示します。
1.
[ファイル]メニューから[ソリューションを閉じる]コマンドを実行します。
2.
現在開いているソリューションが閉じられます。
※Visual Studio を終了する場合にもソリューションは閉じられます。
一時プロジェクトが有効となっている場合
プロジェクトを含むソリューションを閉じる際には、以下のような[ソリューションを閉じ
る]ダイアログが表示されます。
確認ダイアログにおいて、[上書き保存]を選択した場合、次の[プロジェクトの保存]ダ
イアログを表示されます。
[場所]ドロップダウンリストの初期値は、Visual Studio プロジェクトの場所になります。
変更する場合には、「7.3.1プロジェクトおよびソリューション全般の設定」を参照してくだ
さい。
プロジェクトの保存先を確認し、選択したフォルダに保存します。
同時にソリューションを作成する場合には、[ソリューションのディレクトリを作成]をチ
ェックし、新しいソリューション名を入力して[上書き保存]ボタンをクリックし、保存し
ます。
[破棄]を選択した場合、保存されません。
[キャンセル]を選択した場合、ソリューションは閉じられません。
注意事項
ソリューションファイルのないプロジェクトファイルをVisual Studioで開いた場合、そのプロ
60
3
ソリューション
ジェクトを含んだソリューションが一時的に作成されます。
一時的に作成されたソリューションを閉じようとして保存する際は、ダイアログに[ファイ
ルの種類]ドロップダウンリストが表示されますので、「UTF-8 ソリューションファイル
(*.sln)」を選択してください。
61
ソリューション
3
3.5 ソリューションへの追加
ソリューションへプロジェクトを追加する方法を以下に示す。
3.5.1 プロジェクトの追加
開いているソリューションに対して、プロジェクトを追加するには、3 つの方法があります。
・ 新しいプロジェクトの追加・・・追加と同時に新たにプロジェクトを作成す
る場合
・ 既存のプロジェクトの追加・・・既に作成しているプロジェクトをソリュー
ションとして管理するために追加する場合
・ 別のソリューションに含まれるプロジェクトの追加・・・別のソリューショ
ンで管理されているプロジェクトを現在のソリューションにて管理する場合
(1) 新しいプロジェクトの追加
1.
[ファイル]-[追加]-[新しいプロジェクト]コマンドを選択します。
2.
[新しいプロジェクトの追加]ダイアログが表示されます。
[場所]ドロップダウンリストの初期値は、現在、開いているソリューション
のフォルダになります。
注意事項
62
3
ソリューション
一時プロジェクトが有効となっていても、プロジェクトを追加する場合には、
場所を指定する必要があります。
3.
インストールされたテンプレートから COBOL を選択します。
4.
テンプレートから COBOL アプリケーションまたは COBOL ライブラリを選択
します。
5.
名前フィールドにプロジェクトの名前を入力する。
6.
場所フィールドには、追加を行いたいソリューションへのパスが表示されてい
ます。
7.
「OK」ボタンを選択すると、テンプレートを元に、ファイルが作成され、編
集ウィンドウが表示されます。
8.
[キャンセル]ボタンを選択すると、新しいプロジェクトは追加されません。
(2) 既存のプロジェクトの追加
1.
[ファイル]-[追加]-[既存のプロジェクト]コマンドを選択します。
2.
[既存プロジェクトの追加]ダイアログが表示されます。
3.
フォルダーパスのドロップダウンメニューで、フォルダおよびドライブを選択
します。
なお、フォルダーパスのドロップダウンメニューの初期値は、Visual Studio の
プロジェクトの場所になります。
変更する場合には、「7.3.1プロジェクトおよびソリューション全般の設定」を
参照してください。
4.
開くファイルを選択します。また、[ファイル名]ドロップダウンリストに直
接入力することもできます。
5.
[開く]ボタンを選択します。
[キャンセル]ボタンを選択すると、既存のプロジェクトは追加されません。
63
ソリューション
3
6.
選択されたプロジェクトが現在のソリューションに追加されます。
(3) 別のソリューションに含まれるプロジェクトの追加
現在開いているソリューションに既存のソリューションのプロジェクトを追加する手順を示
します。
1.
[ファイル]-[開く]-[プロジェクト/ソリューション]コマンドを選択
します。
2.
[プロジェクトを開く]ダイアログが表示されます。
3.
[追加]オプションボタンを選択します。[新規作成]オプションボタンを選
択している場合は、現在開いているソリューションを閉じ、選択したソリュー
ションを開くこととなります。
4.
[ファイル名]ドロップダウンリストにソリューションファイル名を入力しま
す。
既存のファイルやフォルダを参照するには、[探す場所]ドロップダウンメニ
ューを使用します。[探す場所]ドロップダウンメニューの初期値は、Visual
Studio プロジェクトの場所になります。変更する場合には、「7.3.1プロジェク
トおよびソリューション全般の設定」を参照してください。
フォルダオプションにて、[登録されている拡張子は表示しない]を選択して
いる場合、[ファイルの種類]ドロップダウンリストに拡張子が表示されませ
ん。
5.
64
[開く]ボタンを選択します。
3
ソリューション
選択したソリューションに含まれるプロジェクトが現在のソリューションに
追加され、ソリューションエクスプローラー上に表示されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、プロジェクトは追加されません。
注意事項
一つのソリューション内に、COBOL プロジェクトとそれ以外のプロジェクト(Visual C++プロジェ
クトなど)とを混在させないでください。
一つのソリューションに COBOL プロジェクトを複数追加することは問題ありません。
65
ソリューション
3
3.6 プロジェクトへの追加
ソリューションを開いている場合、ソリューション配下に属するプロジェクトへ参照項目を
追加する方法を以下に示します。
3.6.1 依存ファイルの追加
依存ファイルとは、直接コンパイルの対象ではないが、ビルド時に必要となるファイルです。
依存ファイルを指定する目的は、マクロや登録集原文ファイルが変更された場合、それを参
照しているソースファイルもコンパイルする必要があります。マクロや原文ファイルを依存
ファイルとして指定することにより、依存関係により(依存ファイルの日付がソースファイ
ルの日付より新しい場合にのみ)ソースファイルのコンパイルが行われるようになります。
依存ファイルには以下のものがあります。
・登録集原文ファイル(拡張子は.cbl、.cob、.cbf のいずれか)
・外部リポジトリ(*.rpg)
・C/C++ヘッダファイル(*.h)
【Enterprise】
・GMP マクロオブジェクト(*.mc)
・COBOL/S マクロ(*.macro)
【Enterprise for Windows】【Standard】
・インポートライブラリ(*.lib)
・スタティックリンクライブラリ(*.lib)
・オブジェクトファイル(*.obj)
【Enterprise for Linux】
・静的ライブラリ(*.a)
・動的ライブラリ(*.so)
・オブジェクトファイル(*.o)
(1) 登録集原文ファイル追加
1.
あらかじめ、プロジェクトのプロパティの COBOL「登録集原文ディレクトリ」
を指定しておく必要があります。
2.
66
ソリューションエクスプローラーにより、依存ファイルの追加を行いたいファ
3
ソリューション
イルを選択し、右クリックメニューより[依存ファイルの追加]を選択するか、
ソースファイルのプロパティを開き、[依存ファイル]の項目を選択します。
依存ファイルの選択ダイアログが表示されます。
3.
依存ファイルを選択します。依存ファイルは複数選択することができます。
(2) 【Enterprise】GMP マクロオブジェクト追加
1.
あらかじめ、プロジェクトのプロパティの GMP「マクロオブジェクト登録ディ
レクトリ」を指定しておく必要があります。
2.
ソリューションエクスプローラーにより、依存ファイルの追加を行いたいファ
イルを選択し、右クリックメニューより[依存ファイルの追加]を選択するか、
ソースファイルのプロパティを開き、[依存ファイル]の項目を選択します。
依存ファイルの選択ダイアログが表示されます。
3.
依存ファイルを選択します。依存ファイルは複数選択することができます。
(3) 【Enterprise】COBOL/S マクロオブジェクト追加
1.
あらかじめ、プロジェクトのプロパティの COBOL/S「マクロオブジェクト登録
ディレクトリ」を指定しておく必要があります。
2.
ソリューションエクスプローラーにより、依存ファイルの追加を行いたいファ
イルを選択し、右クリックメニューより[依存ファイルの追加]を選択するか、
ソースファイルのプロパティを開き、[依存ファイル]の項目を選択します。
依存ファイルの選択ダイアログが表示されます。
3.
依存ファイルを選択します。依存ファイルは複数選択することができます。
(4) その他の依存ファイルの追加
次の依存ファイルについては、操作手順は同じです。
・外部リポジトリ(*.rpg)
・C/C++ヘッダファイル(*.h)
【Enterprise for Windows】【Standard】
・インポートライブラリ(*.lib)
・スタティックリンクライブラリ(*.lib)
・オブジェクトファイル(*.obj)
67
3
ソリューション
【Enterprise for Linux】
・静的ライブラリ(*.a)
・動的ライブラリ(*.so)
・オブジェクトファイル(*.o)
1.
あらかじめ、プロジェクトのプロパティのリンク「リンクライブラリ検索ディ
レクトリ」を指定しておく必要があります。
2.
ソリューションエクスプローラーにより、依存ファイルの追加を行いたいファ
イルを選択し、右クリックメニューより[依存ファイルの追加]を選択するか、
ソースファイルのプロパティを開き、[依存ファイル]の項目を選択します。
依存ファイルの選択ダイアログが表示されます。
3.
68
依存ファイルを選択します。依存ファイルは複数選択することができます。
3
ソリューション
3.7 プロジェクトの依存関係とビルド順序
ソリューションにて複数のプロジェクトを管理する場合、プロジェクトをビルドする際に、
その順序に依存性をもつ場合があります。その場合にプロジェクト間の依存関係を設定する
ことでビルド順序を制御することができます。
例えば、ライブラリを使用するアプリケーションのプロジェクトの場合、ビルドする際に、
参照しているライブラリが更新されていれば、先にビルドする必要があります。
このような場合に、プロジェクト間の依存関係を設定し、ビルド順序を制御すると有効です。
3.7.1 プロジェクトの依存関係
プロジェクト間の依存関係を設定するには、以下の手順で行います。
1.
[プロジェクト]-[プロジェクトの依存関係]コマンドを選択します。
2.
以下に示す[プロジェクトの依存関係]ダイアログが表示されます。
3.
[プロジェクト]ドロップダウンリストから依存する方のプロジェクトを選択
します。
選択すると、それ以外のプロジェクトが[依存先]リストボックスに表示され
ます。
4.
[依存先]リストボックスに表示されたプロジェクトの中から依存先となるプ
ロジェクトをチェックします。
5.
[OK]ボタンを選択します。そうすると、依存関係が設定されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、依存関係のダイアログが閉じられ、設定
がキャンセルされます。
69
3
ソリューション
3.7.2 プロジェクトのビルド順序
設定した依存関係をもとにビルド順序を確認するには、以下の手順で行います。
1.
[プロジェクト]-[プロジェクトのビルド順序]コマンドを選択します。
2.
以下に示す[プロジェクトの依存関係]ダイアログが表示されます。
設定されているビルドの順序が、[プロジェクトをビルドする順序]リストボックスに表示
されます。
確認した後は、[OK]ボタン、[キャンセル]ボタンのどちらかでダイアログを閉じます。
なお、ビルド順序を変更する場合には、[依存関係]タブを使用します。
70
3
ソリューション
3.8 構成マネージャー
構成マネージャーとは、構成とプラットフォームによって、ソリューション内のプロジェク
トを管理するダイアログです。
この構成マネージャーを利用することで、ソリューションの構成およびプラットフォームに
応じて、プロジェクトとそのビルドを管理することができます。
構成とプラットフォームには、それぞれ ソリューション構成・プロジェクト構成、ソリュー
ションプラットフォーム・プロジェクトプラットフォームがあります。
構成マネージャーを表示するには、以下の方法があります。
1.
[ビルド]-[構成マネージャー]コマンドを選択します。
2.
プロジェクトのプロパティページの[構成マネージャー]ボタンを選択します。
3.
ツールバーのドロップダウンリストから[構成マネージャー]を選択します。
以下に[構成マネージャー]ダイアログの各項目について、説明します。
プロジェクト
ソリューションに登録されているプロジェクト名が表示されます。
構成
デフォルトの構成として、以下にあげる二つの構成があります。
71
3
ソリューション
デバッグ(Debug)
開発プロセスで利用され、デバッグおよびテストのためのア
プリケーションを生成する構成
この機能は提供していません。
リリース(Release) 運用向けに利用されるモードで、十分にデバッグされた後、
最適化されたアプリケーションを生成する構成
なお、オプションはそれぞれの構成ごとに指定可能です。
ソリューションとして、[アクティブソリューション構成]ドロップダウンリストで各プロ
ジェクトの構成を一括管理することができます。ビルドする際には、ツールバーにある[ア
クティブソリューション構成]ドロップダウンリストにて、そのソリューション構成を選択
することで各構成のアプリケーションを生成できます。
[アクティブソリューション構成]ドロップダウンリストの初期値は、ツールバーの[ソリ
ューション構成]ドロップダウンリストの選択に依存します。
プロジェクト構成を新規作成したり、既存のソリューション構成の名前の変更、および削除
は行わないでください。動作を保証していません。
<注意事項>
プロジェクト構成を削除するとソリューションエクスプローラーからも対応するディレクト
リが削除され、再び利用するためには構成を作成し直す必要があります。これは Release 構成
を削除してしまった場合も同様です。
作成した構成の構成プロパティは、[設定のコピー元]の選択に従って設定されます。削除
した構成を作成し直すには、同じ名前の構成を新しく作成した後、構成プロパティを削除前
の状態に再設定する必要があります。
プラットフォーム
生成するアプリケーションが動作するプラットフォームを設定することができます。
この設定には、あらかじめ、以下が登録されます。
【Standard】「x64」
【Enterprise】「win32」「x64」「Linux」
ソリューションとして、[アクティブ ソリューション プラットフォーム]ドロップダウン
リストで各プロジェクトのプラットフォームを一括管理することができます。
[アクティブ ソリューション プラットフォーム]ドロップダウンリストの初期値は、ツー
ルバーの[ソリューションプラットフォーム]の選択に依存します。
72
3
ソリューション
ビルド
選択したソリューション構成によって、ビルドするプロジェクトを選択します。
選択しなかったプロジェクトは、プロジェクトの依存関係に関わらず、ビルドされません。
アクティブ ソリューション プラットフォーム
ソリューションのビルドに使用できるプラットフォームを表示するとともに、管理すること
ができます。
ソリューションプラットフォームを新規作成したり、既存のソリューションプラットフォー
ムの名前の変更、削除は行わないでください。動作を保証していません。
73
3
ソリューション
3.9 スタートアッププロジェクト
スタートアッププロジェクトとは、ソリューションに登録されているプロジェクトの中で実
行の対象となる最初のプロジェクトのことです。
スタートアッププロジェクトに設定されているプロジェクトは、Visual Studio の[ソリュー
ションエクスプローラー]で、プロジェクト名が太字で表示されます。
スタートアッププロジェクトを設定するには、以下の手順で行います。
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、スタートアッププロジェクトに指定
するプロジェクトを選択します。
2.
[プロジェクト]-[スタートアッププロジェクトに設定]コマンドを選択し
ます。
3.
選択したプロジェクトがスタートアッププロジェクトに設定されます。設定さ
れたプロジェクト名は太字(BOLD)表示となります。
また、スタートアッププロジェクトは、複数指定することもできます。
以下の手順で行います。
1.
[ソリューションエクスプローラー]にて、ソリューションを選択します。
2.
[スタートアッププロジェクトの設定]コマンドを選択します。
3.
表示されるダイアログにて、[マルチスタートアッププロジェクト]を選択し
ます。
4.
表示されるプロジェクトごとに[開始]
[デバッグなしで開始]を選択します。
5.
設定に問題がなければ、[OK]ボタンを選択します。設定を変更しない場合
には、[キャンセル]ボタンを選択します。
74
3
ソリューション
3.10 プロジェクトの操作
ソリューションエクスプローラーでは、ソリューション配下のプロジェクトに対して以下の
操作が可能です。
・ 名前の変更
・ 削除
3.10.1 名前の変更
プロジェクトの名前の変更は、Visual Studio の[ソリューションエクスプローラー]上で実
行できます。
プロジェクトの名前を変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、名前を変更したいプロジェクトを選
択します。
2.
マウスを右クリックして表示されるメニューから[名前の変更]コマンドを選
択します。
3.
選択したプロジェクトの名前の部分が編集可能になります。
4.
変更後のプロジェクト名を入力した後、[Enter]キーを押すと、プロジェクト
名が変更されます。
プロジェクト名の変更の方法については、MSDN のヘルプ「ソリューションエクスプローラ
ーの使用」を参照してください。
3.10.2 削除
プロジェクトの削除は、Visual Studio の[ソリューションエクスプローラー]上で実行でき
ます。
プロジェクトを削除する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、ソリューションから削除したいプロ
ジェクトを選択します。
2.
マウスを右クリックして表示されるメニューから[削除]コマンドを選択しま
す。
または、[編集]-[削除]コマンドを選択します。
3.
選択したプロジェクトがソリューションから削除されます。
ただし、上記の削除を実行しても、ファイル自体は物理的に削除されません。削除したプロ
75
3
ソリューション
ジェクトをソリューションのツリー上へ復元するには、[既存のプロジェクトの追加]を行
います。
[既存のプロジェクトの追加]については、「3.5.1 プロジェクトの追加」の「(2) 既存のプ
ロジェクトの追加」を参照してください。
削除の方法については、MSDN のヘルプ「ソリューションエクスプローラーの使用」を参照
してください。
76
3
ソリューション
3.11 ファイルの操作
ソリューションエクスプローラーでは、プロジェクト配下のファイルに対して以下の操作が
可能です。
・ 名前の変更
・ 削除
3.11.1 名前の変更
ソースファイルなどの名前の変更は、Visual Studio の[ソリューションエクスプローラー]
上で実行できます。
ソースファイルなどの名前を変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、名前を変更したいプロジェクトを選
択します。
2.
マウスを右クリックして表示されるメニューから[名前の変更]コマンドを選
択します。
3.
選択したプロジェクトの名前の部分が編集可能になります。
4.
変更後のプロジェクト名を入力した後、[Enter]キーを押すと、プロジェクト
名が変更されます。
ファイル名の変更の方法については、MSDN のヘルプ「ソリューションエクスプローラーの
使用」を参照してください。
3.11.2 削除
ソースファイルなどの削除は、Visual Studio の[ソリューションエクスプローラー]上で実
行できます。
ソースファイルなどを削除する場合には、以下の手順で行います。
プロジェクトから削除する場合
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、プロジェクトから削除したいファイ
ルを選択します。
2.
マウスを右クリックして表示されるメニューから[プロジェクトから削除]コ
マンドを選択します。
3.
選択したファイルがプロジェクトから削除されます。
77
3
ソリューション
ただし、上記の削除を実行しても、ファイル自体は物理的に削除されません。削除したファ
イルをプロジェクトのツリー上へ復元するには、[既存項目の追加]を行います。
[既存項目の追加]については、「4.5既存項目の追加」を参照してください。
ファイルを物理的に削除する場合
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、削除したい項目を選択します。
2.
マウスを右クリックして表示されるメニューから[削除]コマンドを選択しま
す。
または、[編集]-[削除]コマンドを選択します。
3.
[~は完全に削除されます]と確認メッセージが表示されますので、削除する
場合には、[OK]ボタンを、削除を取り消す場合には、[キャンセル]ボタ
ンを選択します。
4.
選択した項目がプロジェクトから削除されるとともに、ファイルも削除されま
す。
なお、メインプログラムに指定したソースファイルを削除した場合には、メインプログラム
の指定を再度行ってください。
削除の方法については、MSDN のヘルプ「ソリューションエクスプローラーの使用」を参照
してください。
3.11.3 移動とコピー
ソースファイルなどの移動やコピーは、Visual Studio のソリューションエクスプローラー上
で実行できます。ソリューションやプロジェクトに関連づけられた項目の移動やコピーは、
プロジェクトツリーから見たファイルの従属関係に対する移動やコピーです。ファイル自体
が物理的に移動されたり、コピーされたりするわけではありません。
なお、プロジェクトに関しては、移動やコピーを行うことはできません。
プロジェクト間で移動する場合
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、移動したいファイルを選択します。
2.
[Shift]キーを押しながら、そのファイルを移動するプロジェクトへドラッグ
アンドドロップします。
3.
78
選択したファイルが、元のプロジェクトからドロップしたプロジェクトへ移動
3
ソリューション
します。
または、
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、移動したいファイルを選択します。
2.
[編集]-[切り取り]コマンドを選択します。
3.
移動先のプロジェクトを選択します。
4.
[編集]-[貼り付け]コマンドを選択します。
プロジェクト間でコピーする場合
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、コピーしたいファイルを選択します。
2.
そのファイルをコピーするプロジェクトへドラッグアンドドロップします。
3.
選択したファイルが、元のプロジェクトからドロップしたプロジェクトへコピ
ーされます。
または、
1.
[ソリューションエクスプローラー]で、コピーしたいファイルを選択します。
2.
[編集]-[コピー]コマンドを選択します。
3.
コピー先のプロジェクトを選択します。
4.
[編集]-[貼り付け]コマンドを選択します。
一方のプロジェクトにて物理的にファイルを削除した場合、共有する他方のプロジェクトで
のビルドに影響が出ますので、注意してください。
移動やコピーについては、MSDN のヘルプ「ソリューションエクスプローラーの使用」を参
照してください。
注意事項
ソリューションエクスプローラーのプレビュー機能を有効にしている場合、同一の COBOL ソース
ファイルをソリューション内の複数の COBOL プロジェクトで共有していると、ソリューションエ
クスプローラーでその COBOL ソースファイルをクリックした時、最初に選択を行った COBOL ソ
ースにフォーカスが自動的に遷移します。この動作を行わないようにするには、プレビュー機能を
無効にしてください。
ソリューションエクスプローラーのプレビュー機能については MSDN を参照してください。
79
4
プロジェクト
4
プロジェクト
この章では、Visual Studio に統合された COBOL 開発環境の開発資産を管理するプ
ロジェクトについて説明します。
80
4
プロジェクト
4.1 プロジェクトの定義
プロジェクトとは、複数のソースファイルを集めて一つのアプリケーションを作成、実行す
るためのあらゆる情報(翻訳時オプションなど)をまとめることにより、アプリケーション
開発を統合的に管理するための概念です。
81
4
プロジェクト
4.2 プロジェクトの新規作成
プロジェクトを新規に作成する手順を説明します。
4.2.1 テンプレートからのプロジェクト作成
1.
[ファイル]メニューから[新規作成]-[プロジェクト]コマンドを実行し
ます。
2.
ソリューションを開いていない場合、以下のような[新しいプロジェクト]ダ
イアログが表示されます。
[場所]ドロップダウンリストの初期値は、Visual Studio プロジェクトの場所
になります。
プロジェクトの既定の場所を変更する場合には、「7.3.1プロジェクトおよびソ
リューション全般の設定」を参照してください。
プロジェクトの作成と同時にソリューションが作成されます。その際、[ソリ
ューションのディレクトリを作成]をチェックした上で、ソリューション名を
入力することでソリューション名およびソリューションのフォルダを変更す
ることが可能です。
なお、ソリューションを開いている場合には、開いているソリューションへ追
加することが可能です。その際には、[ソリューション]ドロップダウンリス
トから[ソリューションに追加]を選択します。
82
4
プロジェクト
一時プロジェクトが有効となっている場合には、以下のようなダイアログが表
示され、一時プロジェクトの作成ができます。したがって、この場合、場所を
指定する必要はありません。
ただし、ソリューションを開いている場合には、ソリューションが閉じられた
後、一時プロジェクトが作成されます。
3.
プロジェクトの種類に COBOL を選択します。
4.
テンプレートから COBOL アプリケーションまたは COBOL ライブラリを選択
します。
83
4
プロジェクト
5.
名前フィールドにプロジェクトの名前を入力します。(既定値は空欄)
6.
場所フィールドにディレクトリを指定します。
7.
ソリューション名フィールドにソリューション名を入力します。
(既定値は名前フィールドと同じ)
8.
[OK]ボタンを選択すると、選択したテンプレートに対するプロジェクトが
新規に作成されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、プロジェクトは作成されません。
<作成時の構成>
作成時には、リリースの構成を作成します。なお、プラットフォームは以下を作成します。
【Standard】x64
【Enterprise】win32、x64、Linux
<作成時のリソース構成>
「COBOL アプリケーション」
[ソースファイル]配下に選択した種類の COBOL アプリケーション用テンプレートを登
録します。
「COBOL ライブラリ」
[ソースファイル]配下に COBOL ライブラリ用テンプレートを登録します。
4.2.2 既存コードからのプロジェクト作成
1.
[ファイル]-[新規作成]-[既存のコードからプロジェクトを作成]コマ
ンドを選択します。
2.
以下のような[既存コード ファイルからの新しいプロジェクトの作成ウィザ
ードへようこそ]ダイアログが表示されます。[作成するプロジェクトの種類
を入力してください]ドロップダウンリストにて、「COBOL」を選択します。
84
4
3.
プロジェクト
[既存コード ファイルからの新しいプロジェクトの作成ウィザード]におい
て、[キャンセル]ボタンを選択すると、プロジェクトの作成は行なわれませ
ん。
[次へ]ボタンを選択すると、以下のような[プロジェクトの詳細の指定]ダ
イアログが表示されます。
・ [ファイルの場所]フィールドでプロジェクトに追加する既存コードが格納さ
れているフォルダを指定します。サブフォルダまで含める場合には、[サブフ
ォルダを含める]チェックボックスを選択します。
・ [名前]フィールドに新しいプロジェクトの名前を入力します。
85
4
プロジェクト
・ [出力の種類]ドロップダウンリストからアプリケーションの種別を選択しま
す。
選択肢は以下です。
[COBOL バッチ型アプリケーション]
COBOL ウィンドウを持たず、コマンドプロンプト上で動作する形態の
アプリケーションを生成するプロジェクト。
[COBOL 対話型アプリケーション]
COBOL ウィンドウまたは COBOL WS エミュレータ画面上からのデー
タ入力が行える形態のアプリケーションを生成するプロジェクト。
[COBOL ライブラリ]
動的ライブラリを生成するプロジェクト。
[完了]ボタンを選択すると、設定された内容でプロジェクトが作成されます。
<作成時の構成>
作成時には、リリースの構成を作成します。なお、プラットフォームは以下が作成されてい
ます。
【Standard】x64
【Enterprise】Win32、x64、Linux
<作成時のリソース構成>
・ 指定したフォルダにプロジェクトファイルが作成され、プロジェクトフォルダ
として扱われます。
・ 指定したフォルダにあるすべての COBOL ソースファイルおよび登録集原文フ
ァイルがソリューションエクスプローラーのプロジェクト直下に登録されま
す。
注意事項
指定されたフォルダに含まれる COBOL ソースファイルおよび登録集原文ファイルがプロジ
ェクトにすべて追加されますので、作成後、ソリューションエクスプローラーにて振り分け
を行うようにしてください。
・ ビルド対象とする COBOL ソースファイルを[ソースファイル]フォルダ配下
に移動する。
・ 依存ファイルとする登録集原文ファイルを別のディレクトリに移動する必要
86
4
プロジェクト
があります。エクスプローラーを起動して、登録集原文ファイルを別のディレ
クトリへ移動します。移動先のディレクトリは、プロジェクトの登録集原文格
納ディレクトリとなります。プロジェクトのプロパティを開き、登録集原文デ
ィレクトリを設定してください。設定については「4.6.2(1)[COBOL]ページ」
を参照してください。
87
4
プロジェクト
4.3 プロジェクトを開く
既存のプロジェクトを開く手順を説明します。
ソリューションを開いている場合
1.
[ファイル]-[開く]-[プロジェクト/ソリューション]コマンドを選択
します。
2.
[プロジェクトを開く]ダイアログが表示されます。
3.
[ファイル名]ドロップダウンリストにプロジェクトファイル名
(*.neccblproj)を入力します。
既存のファイルやフォルダを参照するには、[探す場所]ドロップダウンメニ
ューを使用します。
4.
[ファイルの種類]ドロップダウンリストの初期値は、すべてのプロジェクト
ファイルです。このリストで開くプロジェクトの種類を絞ることができます。
COBOL のプロジェクトに絞る場合、「COBOL プロジェクトファイル
(*.neccblproj)」を選択します。
フォルダオプションにて、[登録されている拡張子は表示しない]を選択して
いる場合、[ファイルの種類]ドロップダウンリストに拡張子が表示されませ
ん。その場合、「COBOL プロジェクトファイル」を選択します。
選択したプロジェクトからソリューションを新規に作成する場合には、[新規作
成]を選択し、現在開いているソリューションに追加する場合には、[追加]を選
択します。
88
4
5.
プロジェクト
[開く]ボタンを選択します。選択した結果、そのプロジェクトを開きます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、プロジェクトは開きません。
「新規作成」を選択した場合、そのプロジェクトの上位にソリューションが存在する場合に
は、そのソリューションを開きます。上位にソリューションが存在しない場合には、ソリュ
ーションが新規に作成されます。
その際、既にソリューションを開いている場合は、そのソリューションは閉じられることと
なるため、そのソリューションで開いていたファイルが更新されている場合には、ファイル
を保存するかどうかの確認が行われます。
「追加」を選択した場合、開いているソリューション配下に追加され、選択したプロジェク
トを開きます。
ソリューションを開いていない場合
1.
[ファイル]-[開く]-[プロジェクト/ソリューション]コマンドを選択
します。
2.
[プロジェクトを開く]ダイアログが表示されます。
89
4
プロジェクト
3.
[ファイル名]テキストボックスにプロジェクトファイル名(*.neccblproj)を
入力します。
既存のファイルやフォルダを参照するには、[探す場所]ドロップダウンメニ
ューを使用します。
4.
[ファイルの種類]ドロップダウンリストの初期値は、すべてのプロジェクト
ファイルです。このリストで開くプロジェクトの種類を絞ることができます。
COBOL のプロジェクトに絞る場合、「COBOL プロジェクトファイル
(*.neccblproj)」を選択します。
フォルダオプションにて、[登録されている拡張子は表示しない]を選択して
いる場合、[ファイルの種類]ドロップダウンリストに拡張子が表示されませ
ん。その場合、「COBOL プロジェクトファイル」を選択します。
5.
[開く]ボタンを選択します。選択した結果、そのプロジェクトの上位にソリ
ューションが存在する場合は、プロジェクトともに、そのソリューションが開
きます。プロジェクトの上位にソリューションが存在しない場合は、プロジェ
クトを開くとともに、ソリューションが作成されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、プロジェクトは開きません。
90
4
プロジェクト
共通事項
プロジェクトに登録されているファイルを開いた状態にてプロジェクトを閉じた場合、その
プロジェクトを再度開いた時には、開いていたファイルも再度開きます。
プロジェクトに含まれているファイルが存在しない場合であっても、ソリューションエクス
プローラーのプロジェクト配下にアイコンにて表示されます。
ただし、そのファイルを開こうとした場合に、エラーとなります。
エクスプローラーからファイルのアイコンを Visual Studio へドラッグアンドドロップするこ
とにより、プロジェクトファイルを開くことができます。
また、最近使ったプロジェクトは、[ファイル]-[最近使ったプロジェクト]配下に登録
されていますので、その配下を選択することで開くことができます。
注意事項
Visual Studio を「管理者として実行」している場合は、ファイルをドラッグアンドドロップす
ることができません。
91
4
プロジェクト
4.4 新しい項目の追加
現在のプロジェクトに新しい項目を追加する手順を説明します。
1.
ソリューションエクスプローラーで、新しい項目を追加する場所を選択します。
(ソースファイルとして追加する場合には、[ソースファイル]フォルダを選
択します。)
2.
[プロジェクト]-[新しい項目の追加]コマンドを選択します。
3.
新しい項目の追加ダイアログが表示されます。
4.
テンプレートを選択の上、ファイル名を入力します。
選択可能な項目は以下です。
種類
テンプレート
COBOL ファイル
COBOL ソース(.cbl)
COBOL ソース(.cob)
【Standard】COBOL ソース(.cbx)
COBOL ソース(.cbf)
【Standard】COBOL ファイル(画面節
COBOL ソース(.cbl) (画面節あり)
あり)
COBOL ソース(.cob) (画面節あり)
COBOL ソース(.cbx) (画面節あり)
COBOL ソース(.cbf) (画面節あり)
92
4
【Standard】リソーススクリプトファ
プロジェクト
リソーススクリプト(.rc)
イル
拡張子は、既定値では、固定形式は.cbl や.cob、自由形式は.cbf となっていま
すが、変更可能です。
5.
[追加]ボタンを選択します。
6.
選択したテンプレートを元に、ファイルが作成され、編集ウィンドウが表示さ
れます。
なお、[キャンセル]ボタンを選択すると、新しい項目は追加されません。
注意事項
・ソースファイルをプロジェクトに追加する場合、追加するソースファイルをプロジェクト
配下のディレクトリに配置する必要があります。
・ソースファイル名に「!」「$」は使用しないでください。使用された場合、生成時にエラー
が発生します。
93
4
プロジェクト
4.5 既存項目の追加
現在のプロジェクトに既存の項目を追加する手順を説明します。
1.
ソリューションエクスプローラーで、既存の項目を追加する場所を選択します。
(ソースファイルを追加する場合には、[ソースファイル]フォルダを選択し
ます。)
2.
[プロジェクト]-[既存項目の追加]コマンドを選択します。
3.
[既存項目の追加]ダイアログが表示されます。
4.
ドロップダウンメニューで、フォルダおよびドライブを選択します。
5.
[ファイルの種類]を選択して、表示するファイルを絞ることができます。
なお、この初期値は以下です。
【Enterprise】”COBOL 原始ファイル(*.cob; *.cobm; *.cbl; *.cblm; *.cbf)”
【Standard】”COBOL 原始ファイル(*.cob; *.cbl; *.cbf; *.cbx)”
【Standard】リソーススクリプトファイル(*.rc) を追加する場合は、[ファイ
ルの種類]で、”すべてのファイル(*.*)” を選択してください。
6.
開くファイルを選択します。[Ctrl]キーや[Shift]キーを使用しての複数フ
ァイルの選択も可能です。また、[ファイル名]ドロップダウンリストに直接
入力することもできます。
7.
[追加]ボタンを選択します。
8.
選択したファイルが、ソリューションエクスプローラーに追加されます。
なお、[キャンセル]ボタンを選択すると、既存項目は追加されません。
COBOL ソースファイル以外も「その他ファイル」を選択して、追加することで、プロジェク
トに追加することができます。
94
4
プロジェクト
ただし、ビルドの対象とはなりません。
注意事項
・ソースファイルをプロジェクトに追加する場合、追加するソースファイルをプロジェクト
配下のディレクトリに配置する必要があります。
・ソースファイル名に「!」「$」は使用しないでください。使用された場合、生成時にエラー
が発生します。
95
4
プロジェクト
4.6 プロジェクトのプロパティ設定
プロジェクトのプロパティは、アプリケーションの生成に関するプロパティ(コンパイラオ
プション)と、アプリケーション生成後に成果物の転送に関するプロパティ(転送オプショ
ン)の二つから構成されます。
そのオプションは、[プロジェクト]-[プロパティ]コマンドを選択して表示される[(プ
ロジェクト名)プロパティページ]にて設定します。
設定画面であるプロパティページは、次のプロパティに大別されます。
・ 共通プロパティ・・・プラットフォームや構成に関係なく使用されるプロパ
ティのグループです。コンパイラの各オプションに対応する[アプリケーショ
ン]で構成されます。
・ 構成プロパティ・・・プラットフォームや構成に依存するプロパティのグル
ープです。
COBOL プロジェクトのビルドに関するページは以下です。
【Enterprise】
[COBOL]
[リンカ]
[Pro*COBOL]
[COBOL/S コンパイラ]
[GMP]
[C/C++]
【Standard】
[COBOL][リンカ][リソース][C/C++]
ビルド後の成果物の転送に関するページは以下です。
[転送]
[適用]ボタンを選択すると、その時点での内容が有効となります。
一方、[キャンセル]ボタンを選択すると、すべての変更を取り消して、ダイアログが閉じ
られます。
ただし、[適用]ボタンを選択した後は、適用後に変更した内容が取り消されます。
次節以降で、各プロパティページにおいて、設定できる内容を示し、対応するコンパイラオ
プションを併記します。
ビルド時に指定されるオプションは、プロジェクトのプロパティ設定の画面の順序に従って、
指定します。
96
4
プロジェクト
各画面内についても、表示されている順序に従い、ビルド時にオプションとして指定します。
4.6.1 共通プロパティ
(1) [アプリケーション]ページ
アプリケーションに関する設定ページです。
全般
項目名
ファイルの形式
ファイル名
メインプログラム
【Standard】レジストリキー名
内容
次のいずれかをドロップダウンリストから選択
します。
「アプリケーション」
「動的ライブラリ」
「静的ライブラリ」
「オブジェクトファイル」
成果物のファイル名
ドロップダウンリストで、メインに指定するプロ
グラムを選択する。
メインプログラムで指定される以外のプログラ
ムは、ソリューションエクスプローラーに表示順
序に従ってコンパイルされる。
最大 128 バイトの任意の文字列
注意事項
「プロジェクト名」とビルド成果物の「ファイル名」は、文字列中にセミコロンを含むと、
特定の条件下においてビルド時にエラーが発生するため、セミコロンを使用しないでくださ
い。
97
プロジェクト
4
エラーが発生する条件を以下に示します。
・「プロジェクト名」にセミコロンを含むとエラーが発生する条件
・成果物の「ファイル名」を省略している
かつ
・「ファイル形式」が「アプリケーション」または「動的ライブラリ」
かつ
・構成プロパティの「マニフェストファイルを分離する」が「FALSE」
・成果物の「ファイル名」にセミコロンを含むとエラーが発生する条件
・「ファイル形式」が「アプリケーション」または「動的ライブラリ」
かつ
・構成プロパティの「マニフェストファイルを分離する」が「FALSE」
4.6.2 構成プロパティ
構成に依存した設定を行うためのプロパティです。
構成とプラットフォームを切り替えてそれぞれの設定を変更することができます。
構成とプラットフォームの詳細については、「3.8構成マネージャー」を参照してください。
【Enterprise】注意事項
プラットフォームを変更しようとして以下のようなエラーが出た場合は、ソリューションエ
クスプローラーでプロジェクトを選択した上でプロジェクトのプロパティを開き直してくだ
さい。
(1) [COBOL]ページ
コンパイラの翻訳時動作に関する設定を行うページです。
98
4
【Enterprise】ACOS 互換
項目名
データ項目のサイズとアライ
ンを ACOS-4 互換とする
ポインタデータ項目の割り付
け境界を ACOS-4 互換とする
COMP データの内部表現形式
を ACOS-4 互換とする
比較規則を ACOS-4 互換とする
NUMERIC および不正 10 進デ
ータの検査を ACOS-4 互換とす
る
小入出力先の既定値を ACOS-4
互換とする
STOP 命令の ABORT 指定を可
能とする
中間結果領域の小数部桁数を
指定する
英数字から外部 10 進数への転
記時にゾーン部の補正を行わ
ない
符号なし外部 10 進数の最右端
バイトの符号部(S)のチェック
プロジェクト
内容
データ項目のサイズとアラインを ACOS4 互換と
する
・True
・False(既定値)
ポインタデータ項目の割り付け境界を ACOS4 互
換とする
・True
・False(既定値)
COMP データの内部表現形式を ACOS-4 互換の
外部 10 進数(DISPLAY)とする
・True
・False(既定値)
比較規則を ACOS4 互換とする
・True
・False(既定値)
NUMERIC 検査を ACOS4 互換とする
・True
・False(既定値)
小入出力先の既定値を ACOS4 互換とする
・True
・False(既定値)
STOP 命令の ABORT 指定を可能とする
・True
・False(既定値)
COMPUTE 命令および条件式の中間結果格納領
域を指定した小数部桁数に基づく固定値とする。
英数字(英数字項目、文字定数、ALL 文字定数)
から外部 10 進数への数字転記において、ゾーン
部分のビットの補正を行わない。
・True
・False(既定値)
符号なし外部 10 進数の最右端バイトの符号部(S)
のチェックを行う
99
4
プロジェクト
を行う
コンパイルモード
項目名
【Enterprise】
CODE-SET 句が指定されたも
のとして扱う
外部リポジトリを更新する
外部リポジトリとの差分チェ
ックを行う
プログラムの固有文字集合(内
部コード)を指定する
外部名の英小文字を英大文字
と等価としない
外部データ名中のハイフンを
下線と等価とする
【Enterprise for Linux】
指標名や指標データ項目を構
成する出現番号と指標値を
COMP-2 とする
デバッグ行
選択行指定
選択文字
【Enterprise】
100
・True
・False(既定値)
内容
CODE-SET 句が指定されたものとして扱う
・UTF-8 が指定されたものとして扱う(既定値)
・UCS-2 が指定されたものとして扱う
・STANDARD-2 が指定されたものとして扱う
外部リポジトリを更新する
・True
・False(既定値)
カレントフォルダに存在する外部リポジトリと
コンパイル時に生成したリポジトリ情報とに差
分があるかをチェックし、差分があれば、警告エ
ラーとする。
外部リポジトリを更新しない場合に有効。
・True
・False(既定値)
プログラムの固有文字集合(内部コード)を指定す
る
・SJIS(既定値)
・JISP(J)
・【Enterprise】Unicode
外部公開される利用者定義語のうち AS 指定のな
いものに対して、ソースプログラム中に書かれた
とおりにオブジェクトファイルに出力する。
外部公開名に含まれる語中のハイフンを下線と
等価とみなす
指標名や指標データ項目を構成する出現番号と
指標値を COMP-2 とする(Linux のみ)
・True
・False(既定値)
デバッグ行
・ソース記述に従う(既定値)
・デバッグ行を有効にする
・デバッグ行を無効にする
原始プログラム中の選択行を翻訳行とするか、注
記行とするかを指定する。
・全ての選択文字を無効にする(既定値)
・全ての選択文字を有効にする
・指定した選択文字を有効にする
「指定した選択文字を有効にする」場合には、テ
キストボックスに数字を直接入力して指定す
る。なお、複数の数字を指定する場合は、まとめ
て指定する。
[選択行指定]にて「指定した選択文字を有効に
する」を選択した場合には、テキストボックスに
数字を直接入力して指定する。なお、複数の数字
を指定する場合は、まとめて指定する。
ベースデータ節に GLOBAL 句の記述を可能とす
4
連絡節に GLOBAL 句の記述を
可能とする
【Enterprise】
ベースデータ節に GLOBAL 句
の記述を可能とする
EXTERNAL 句の記述されたデ
ータ
文字列を予約語としない
暗黙の初期値
16 進定数
使用する予約語表
INITIALIZE の展開順序を 85 規
格仕様とする
【Standard】
マニフェストファイルを分離
する
プロジェクト
る
・True
・False(既定値)
ベースデータ節に GLOBAL 句の記述を可能とす
る
・True
・False(既定値)
EXTERNAL 句の記述されたデータ
・区別を行わない(既定値)
・参照とする
・定義とする
文字列 str を予約語とせずに翻訳する
暗黙の初期値
・指定しない(既定値)
・全て ZERO で初期化
・SAPCE で初期化
・ZERO で初期化
・16 進値で初期化
16 進定数
使用する予約語表
・本 COBOL 既定の予約語表を使用する(既定値)
・COBOL85 MFA の予約語表を使用する
・COBOL85 Pro の予約語表を使用する
INITIALIZE の展開順序を 85 規格仕様とする
・True
・False(既定値)
マニフェストファイルを分離する
・True
・False(既定値)
リスト出力
項目名
原始プログラムリスト
登録集原文展開リスト
データマップリスト
パラメータリスト
クロスリファレンスリスト
内容
原始プログラムリストを出力する。
・True
・False(既定値)
登録集原文展開リストを出力する。
・True
・False(既定値)
データマップリストを出力する。
・True
・False(既定値)
パラメータリストを出力する。
・True
・False(既定値)
クロスリファレンスリストを出力する。
・True
・False(既定値)
101
4
プロジェクト
リスト内に印字される行番号
を外部行番号で出力する
警告エラーを抑制する
【Standard】
リスティングファイル名
診断メッセージリスト、データマップリスト、ク
ロスリファレンスリストの中に印字される行番
号を外部行番号で出力する。
・True
・False(既定値)
警告(WARNING)および注意(OBSERVE)レベルの
エラー出力を抑制する。
・True
・False(既定値)
リスティングファイル名を指定する
・最大 255 バイトの任意の文字列
【Standard】使用する製品名
項目名
COBOL 拡張システムサブルー
チンを利用する
内容
COBOL 拡張システムサブルーチン。
PC にシステムサブルーチンがインストールされ
ていない場合、「使用する製品名」項目は表示さ
れません。
・True
・False(既定値)
実行モード
項目名
重ね符合桁の空白文字を不正
10 進エラーとしない
内容
実行時に重ね符号桁の空白文字を不正 10 進エラ
ーとしない。
・True
・False(既定値)
不正 10 進データチェックを行 不正 10 進データの実行時チェックを行わない。
わない
・True
・False(既定値)
データ記述項に
実行効率が高くなるようにデータを割り付ける。
SYNCHRONIZED 句が指定さ
・True
れたものとみなす
・False(既定値)
システム日付を取得する
システム日付を取得する。
・True
・False(既定値)
INITIAL 句と CANCEL 命令は INITIAL 句および CANCEL 文は未使用のため、生
未使用のため、生成オブジェク 成オブジェクトを効率化する。
トを効率化する
・True
・False(既定値)
実行効率を低下させる記述を
実行効率を低下させる個所に対しメッセージを
指摘する
出力する。
・True
・False(既定値)
偶数桁で符号 S がない COMP-3 偶数桁で PICTURE 文字列に符号 S がない
項目を符号領域なしとして動
COMP-3 項目を符号領域なし COMP-3 項目として
作させる
動作させる。
・True
・False(既定値)
102
4
添字の範囲外参照チェックを
行わない
同桁同符号の外部 10 進同士の
転記を英数字転記で行う
【Enterprise】
重ね符号桁の表現を
Pro*COBOL 互換とする
BINARY 項目の 10 進数桁落し
をしない
CALL 定数における特定の引
数を BYREFERENCE 指定とみ
なす
英数字転記の作用対象が重な
っている場合の動作を変更す
る
ON SIZE ERROR 句なしのゼロ
除算結果を 0 とする
プリンタファイルの APPLY
SHIFT-CODE 句をコメントと
する
オブジェクトコードを PIC 形
式で出力する
印刷データにプリンタ制御コ
ードを埋め込む機能を使用す
る
USAGE COMP を USAGE
COMP-5 とする
プロジェクト
実行時に添字、可変長集団項目、および部分参照
の範囲外参照チェックを行わない。
・True
・False(既定値)
同桁同符号の外部 10 進数同士の転記を英数字転
記で行う。
・True
・False(既定値)
重ね符号桁の表現を Pro*COBOL 互換とする。
・True
・False(既定値)
BINARY 項目へのデータ格納時、データが割り付
けられた記憶領域に対応した値まで格納し、
PICTURE 句桁数での桁落としを行わない。
・True
・False(既定値)
CALL 定数における引数について、BY VALUE 指
定のデータ項目が下記である場合、BY
REFERENCE 指定とみなす。
・True
・False(既定値)
・2 文字以上の英字項目または英数字項目
・2 桁以上の外部 10 進数項目(独立符号の場合は 1
桁以上)
・2 桁以上の内部 10 進数項目(符号領域なしの場
合は 3 桁以上)
・日本語項目
・日本語編集項目
・数字編集項目
・英数字編集項目
・指標データ項目
英数字転記の作用対象が重なっている場合の動
作を変更する。
・処理速度を優先した転記(既定値)
・1 バイト単位で転記
ON SIZE ERROR 句なしのゼロ除算結果を 0 とす
る。
・True
・False(既定値)
プリンタファイルの APPLY SHIFT-CODE 句をコ
メントとする(Linux のみ)
・True
・False(既定値)
オブジェクトコードを PIC 形式で出力する(Linux
のみ)
・True
・False(既定値)
印刷データにプリンタ制御コードを埋め込む機
能を使用する(Linux のみ)
・True
・False(既定値)
COMP データの内部表現形式を COMP-5 互換とす
る。
103
4
プロジェクト
【Enterprise for Windows】
複数スレッドにて動作できる
スレッドセーフなオブジェク
トを生成する
最適化
【Standard】
対話型アプリケーションを作
成する
・True
・False(既定値)
複数スレッドにて動作できるスレッドセーフな
オブジェクトを生成する。
・True
・False(既定値)
最適化。
・最適化を行わない
・局所的に最適化(不要命令の削除など)を行う
(既定値)
・広域的な最適化(中間結果の有効利用など)を行
う
対話型アプリケーションを作成する
・True(テンプレートで「対話型アプリケーショ
ン」を指定した場合の規定値)
・False(上記以外の場合の既定値)
その他
項目名
COBOL オプション
内容
COBOL オプション
最大 255 バイトの任意の内容の文字列を指定す
る。
COBOL オプションに入力した内容に対するチェ
ックは行いません。COBOL で使用可能なオプシ
ョンを確認の上、入力してください。
【Standard】従来製品互換
項目名
指標名や指標データ項目を構
成する出現番号と指標値を
COMP-2 とする
連絡節に GLOBAL 句の記述を
可能とする
ベースデータ節に GLOBAL 句
の記述を可能とする
可変繰り返し回数が最大とし
て COMBINE 文を実行する
行順ファイルのレコード右端
の空白を削除して書き出す
LINAGE 句の論理ページサイ
ズの評価タイミングを変更す
る
104
内容
指標名や指標データ項目を構成する出現番号と
指標値を COMP-2 とする(Linux のみ)
・True
・False(既定値)
ベースデータ節に GLOBAL 句の記述を可能とす
る
・True
・False(既定値)
ベースデータ節に GLOBAL 句の記述を可能とす
る
・True
・False(既定値)
可変繰り返し回数が最大として COMBINE 文を実
行する
・True
・False(既定値)
行順ファイルのレコード右端の空白を削除して
書き出す
・True
・False(既定値)
LINAGE 句の論理ページサイズの評価タイミング
を変更する
・True
・False(既定値)
4
NUMERIC 検査の結果を変更
する
SYSIN ファイルの入力終了条
件を指定する
UNSTRING 文の P 付き整数項
目の計数結果を変更する
CLOSE 文の WITH LOCK 句を
コメントとする
プロジェクト
NUMERIC 検査の結果を変更する
・True
・False(既定値)
SYSIN ファイルの入力終了条件を指定する
・True
・False(既定値)
UNSTRING 文の P 付き整数項目の計数結果を変
更する
・True
・False(既定値)
CLOSE 文の WITH LOCK 句をコメントとする
・True
・False(既定値)
ディレクトリ
項目名
登録集原文ディレクトリ
外部リポジトリ検索ディレク
トリ
内容
登録集原文ディレクトリ
リポジトリ段落で参照する外部リポジトリファ
イルの検索フォルダ
<ディレクトリの選択方法>
ディレクトリを入力する各テキストボックスにおいて、テキストボックスがアクテ
ィブになると、フォルダ選択用のボタンが右端に表示されます。
そのボタンをクリックすると、以下のような[フォルダ選択]ダイアログが表示さ
れます。
・ フォルダを追加する場合には、[追加]ボタンをクリックし、そこで表示され
る以下のような[フォルダの追加]ダイアログでフォルダを選択し、[開く]
ボタンを選択します。
105
4
プロジェクト
[キャンセル]ボタンを選択すると、フォルダの追加自体がキャンセルされま
す。
ただし、[フォルダ名]ドロップダウンリストに存在しないフォルダなどアク
セスできないフォルダを指定すると、以下のようなエラーメッセージが表示さ
れます。
・ 選択したフォルダをリストから削除する場合には、削除するフォルダ名を選択し、
[削除]ボタンを選択します。
・ 選択したフォルダの順序を変更する場合には、変更するフォルダ名を選択し、
[↑][↓]ボタンを選択します。
・ [OK]ボタンをクリックすると、その内容がプロパティページに反映されます。
・ [キャンセル]ボタンをクリックすると、行なった変更が取り消されます。
注意事項
「;」を含むディレクトリは指定しないでください。指定された場合、ファイルの転送などが
失敗する場合があります。
106
4
プロジェクト
(2) [リンカ]ページ
リンクに関する設定をするページです。
全般
項目名
リンクライブラリ検索ディレ
クトリ
リンクライブラリ
リンカオプション
内容
リンクライブラリ検索ディレクトリ。
リンクライブラリ。
最大 4096 バイトの任意の内容の文字列で指定す
る。
リンカのオプションに arglist を指定する。
最大 255 バイトの任意の文字列で指定する。
リンカオプションに入力した内容に対するチェ
ックは行いません。リンカで使用可能なオプショ
ンを確認の上、入力してください。
注意事項
「;」を含むディレクトリは指定しないでください。指定された場合、生成が失敗する場合が
あります。
「;」を含むリンクライブラリは指定しないでください。指定された場合、生成が失敗する場
合があります。
(3) 【Enterprise】 [Pro*COBOL]ページ
Pro*COBOL に関する設定をするページです。
107
プロジェクト
4
全般
項目名
Pro*COBOL オプション
COBOL 原始ファイル拡張子選
択
ライブラリ選択
内容
Pro*COBOL オプション。
最大 255 バイトの任意の内容の文字列で指定す
る。
Pro*COBOL オプションに入力した内容に対する
チェックは行いません。Pro*COBOL で使用可能
なオプションを確認の上、入力してください。
COBOL 原始ファイル拡張子選択
・.cob(既定値)
・.cbl
リンク時に呼び出す make コマンドのターゲット
をする。(Linux のみ)
・build(既定値)
・build_static
指定の変更を行う場合は、Pro*COBOL のデモ用
サンプルプログラムを熟知した上で行って下さ
い。
(4) 【Enterprise】 [COBOL/S コンパイラ]ページ
COBOL/S コンパイラに関する設定をするページです。
108
4
プロジェクト
全般
項目名
COBOL/S オプション
マクロオブジェクト登録ディ
レクトリ
内容
COBOL/S オプション。
最大 255 バイトの任意の内容の文字列で指定す
る。
COBOL/S オプションに入力した内容に対するチ
ェックは行いません。COBOL/S で使用可能なオ
プションを確認の上、入力してください。
マクロオブジェクト登録ディレクトリ。
注意事項
「;」を含むディレクトリは指定しないでください。指定された場合、生成などが失敗する場
合があります。
109
プロジェクト
4
(5) 【Enterprise】 [GMP]ページ
GMP に関する設定をするページです。
全般
項目名
GMP オプション
マクロオブジェクト登録ディ
レクトリ
内容
GMP オプション。
最大 255 バイトの任意の内容の文字列で指定す
る。
GMP オプションに入力した内容に対するチェッ
クは行いません。GMP で使用可能なオプションを
確認の上、入力してください。
マクロオブジェクト登録ディレクトリ
注意事項
「;」を含むディレクトリは指定しないでください。指定された場合、生成などが失敗する場
合があります。
110
4
プロジェクト
(6) [C/C++]ページ
C/C++に関する設定をするページです。
全般
項目名
インクルードディレクトリ
C/C++オプション
内容
インクルードディレクトリ
C/C++オプション。
最大 255 バイトの任意の内容の文字列で指定す
る。
C/C++オプションに入力した内容に対するチェッ
クは行いません。C/C++で使用可能なオプション
を確認の上、入力してください。
注意事項
「;」を含むディレクトリは指定しないでください。指定された場合、生成などが失敗する場
合があります。
111
プロジェクト
4
(7) [転送]ページ
【Enterprise】COBOL 開発環境のリモートビルドによって作成されたファイルを、所定の統合
場所に転送する機能について、設定するページです。自動転送を設定すると、ビルド後に転
送が行われます。
【Standard】COBOL 開発環境のローカルビルドによって作成されたファイルを、ローカル上
の所定の場所にコピーする機能について、設定するページです。自動転送を設定すると、ビ
ルド後にコピーが行われます。
【Enterprise】
112
4
プロジェクト
【Standard】
全般
項目名
ファイル名
内容
ファイル名を直接入力する、 ファイル名をワイ
ルドカードで直接入力、または次のいずれかをド
ロップダウンリストから選択します。
【Enterprise】
(プラットフォーム:win32 または x64 を選択時)
「実行可能形式ファイル」
「オブジェクトファイル(*.obj)」
「ライブラリ(*.lib)」
「外部リポジトリ(*.rp?)」
「コンパイルリスト(*.list)」
(プラットフォーム:Linux を選択時)
「実行可能形式ファイル」
「オブジェクトファイル(*.o)」
「静的ライブラリ(*.a)」
「外部リポジトリ(*.rp?)」
「コンパイルリスト(*.list)」
【Standard】
「実行可能形式ファイル」
113
4
プロジェクト
自動転送する
【Enterprise】
転送先
ディレクトリ
「オブジェクトファイル(*.obj)」
「ライブラリ(*.lib)」
「外部リポジトリ(*.rp?)」
「コンパイルリスト(*.list)」
「自動転送する」選択した場合、ビルド終了時に
自動的に転送されます。
次のいずれかをドロップダウンリストから選択
します。
「コピー」
「クライアントへ転送」
【Enterprise】
転送先を「コピー」とした場合
(プラットフォーム:win32 または x64 を選択時)
ビルドサーバー内の任意のディレクトリを絶対
パスで指定します。UNC には対応していません。
(プラットフォーム:Linux を選択時)
ビルドサーバー内の任意のディレクトリを絶対
パスを指定します。
[参照]ボタンを選択して指定するには、構成プ
ラットフォームと一致するビルドサーバーにロ
グインしておく必要があります。
転送先を「クライアントへ転送」とした場合
プロジェクトファイルがあるディレクトリから
の相対パスを記述することが可能です。
【Standard】
任意のディレクトリを絶対パスで指定します。
114
4
プロジェクト
4.6.3 プロパティ設定とコンパイラオプションの対応表
プロパティ設定の内容とコンパイラオプションの対応を以下に示します。
初期値は、該当する初期値に「○」を、該当する初期値がリストにない場合には、「なし」を
記載。該当する初期値はあるが、条件等がある場合は、その条件を示します。
プロパティ設定での
設定箇所
[アプリケーション]
プロパティページ
全般
ファイル形式
コンパイラ
オプション文字列
出力される条件
初期値
リンク時)link
「アプリケーシ
ョン」を選択し
た場合
-G
リンク時)link
「動的ライブラ
リ」を選択した
場合
○(テンプレ
ートに
COBOL バッ
チ型アプリ
ケーション
または、
COBOL 対話
型アプリケ
ーションを
選択した場
合)
○(テンプレ
ートに
COBOL ライ
ブラリを選
択した場
合)
リンク時)lib
「静的ライブラ
リ」を選択した
場合
「オブジェクト
ファイル」を選
択した場合
空欄の場合
(なし)
ファイル名
メインプログラ
ム
【Standard】
レジストリキー
名
【Enterprise】
構成マネージャ
ーx64 を選択する
/OUT <プロジェク
ト名>
/OUT <文字列>
○
文字列を入力し
た場合
-M <ファイル名>
-Yr
ヌル文字以外
-CM
「x64」を選択し
た場合
115
4
プロジェクト
[COBOL]プロパティペー
ジ
【Enterprise】
ACOS 互換
データ項目のサ
イズとアライン
を ACOS-4 互換と
する
ポインタデータ
項目の割り付け
境界を ACOS-4 互
換とする
COMP データの内
部表現形式を
ACOS-4 互換とす
る
比較規則を
ACOS-4 互換とす
る
-Fa
(なし)
-Fb
(なし)
-Fc
(なし)
-Fd
NUMERIC および
不正 10 進データ
の検査を ACOS-4
互換とする
(なし)
小入出力先の既
定値を ACOS-4 互
換とする
(なし)
STOP 命令の
ABORT 指定を可
能とする
(なし)
中間結果領域の
小数部桁数を指
定する
(なし)
英数字から外部
10 進数への転記
時にゾーン部の
補正を行わない
(なし)
符号なし外部 10
進数の最右端バ
イトの符号部(S)
のチェックを行
う
(なし)
コンパイルモード
【Enterprise】
CODE-SET 句が指
定されたものと
して扱う
116
(なし)
-Fe
-Fi
-Fl
-Fr<数値>
-Fs
-Ft
–CC0
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
○
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
○
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
○
「UTF-8 が指定
されたものとし
て扱う」を選択
した場合
○
○
○
○
○
○
○
○
4
–CC1
–CC2
外部リポジトリ
を更新する
(なし)
-CG
外部リポジトリ
との差分チェッ
クを行う
(なし)
プログラムの固
有文字集合(内部
コード)を指定す
る
なし
外部名の英小文
字を英大文字と
等価としない
-CH
-Cj
【Enterprise】
-Cu
(なし)
-Cs
外部データ名中
のハイフンを下
線と等価とする
(なし)
デバッグ行
なし
-Cu
-Dy
-Dn
選択行指定
なし
-Na
-N<文字列>
「UCS-2 が指定
されたものとし
て扱う」を選択
した場合
「STANDARD-2
が指定されたも
のとして扱う」
を選択した場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
「SJIS」を選択
した場合
「JISP(J)」を選
択した場合
「Unicode」を選
択した場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
「ソース記述に
従う」を選択し
た場合
「デバッグ行を
有効にする」を
選択した場合
「デバッグ行を
無効にする」を
選択した場合
「全ての選択文
字を無効にす
る」を選択した
場合
「全ての選択文
字を有効にす
る」を選択した
場合
「指定した選択
文字を有効にす
る」を選択した
場合
プロジェクト
○
○
○
○
○
○
○
117
4
プロジェクト
選択文字
-N<文字列>
【Enterprise】
連絡節に
GLOBAL 句の記
述を可能とする
【Enterprise】
ベースデータ節
に GLOBAL 句の
記述を可能とす
る
【Enterprise for
Linux】
指標名や指標デ
ータ項目を構成
する出現番号と
指標値を COMP-2
とする
EXTERNAL 句の
記述されたデー
タ
(なし)
-Qa
(なし)
-Qb
(なし)
-Qc
なし
-Si
-Sx
文字列を予約語
としない
暗黙の初期値
-U<文字列>
なし
-vi
-vs
-vz
-v<数字列>
118
16 進定数
-v<数字列>
使用する予約語
表
なし
選択行指定が
「指定した選択
文字を有効にす
る」を選択した
場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
○
○
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
○
「区別を行わな
い」を選択した
場合
「参照とする」
を選択した場合
「定義とする」
を選択した場合
文字列を入力し
た場合
「指定しない
(既定値)」を
選択した場合
「全て ZERO で
初期化」を選択
した場合
「SAPCE で初期
化」を選択した
場合
「ZERO で初期
化」を選択した
場合
「16 進値で初期
化」を選択した
場合
暗黙の初期値に
「16 進値で初期
化」を選択した
場合
「本 COBOL 既
定の予約語表を
使用する」を選
択した場合
○
なし
○
○
4
-w1
-w2
INITIALIZE の展
開順序を 85 規格
仕様とする
(なし)
【Standard】
マニフェストフ
ァイルを分離す
る
その他
COBOL オプショ
ン
ディレクトリ
登録集原文ディ
レクトリ
リポジトリ段落
で参照する外部
リポジトリファ
イルの検索ディ
レクトリ
リスト出力
原始プログラム
リスト
(なし)
-Xi
-q
なし
-I<文字列>
文字列を入力し
た場合
文字列を入力し
た場合
なし
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
○
-R<文字列>
(なし)
(なし)
(なし)
-Hd
パラメータリス
ト
(なし)
-Hp
クロスリファレ
ンスリスト
(なし)
-Hs
リスト内に印字
される行番号を
外部行番号で出
力する
○
文字列を入力し
た場合
-Hc
データマップリ
スト
○
<文字列>
-Ce
登録集原文展開
リスト
「COBOL85
MFA の予約語
表を使用する」
を選択した場合
「COBOL85 Pro
の予約語表を使
用する」を選択
した場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
プロジェクト
(なし)
-Hw
なし
○
○
○
○
○
119
4
プロジェクト
警告エラーを抑
制する
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
文字列を指定し
た場合
○
(なし)
False が選択され
た場合
○(COBOL
拡張システ
ムサブルー
チン
Server、また
は、COBOL
拡張システ
ムサブルー
チン Client
がインスト
ールされて
いる場合)
COBOL 拡張シス
テムサブルーチン
のリンクライブラ
リとリンクライブ
ラリ検索ディレク
トリをリンカに追
加
True が選択され
た場合
(なし)
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
○
False が選択され
た場合
○
(なし)
-Hx
【Standard】
リスティングフ
ァイル名を指定
する
【Standard】
使用する製品名
COBOL 拡張シス
テムサブルーチ
ン
実行モード
重ね符合桁の空
白文字を不正 10
進エラーとしな
い
不正 10 進データ
チェックを行わ
ない
-Yf<文字列>
-CB
(なし)
-Cd
データ記述項に
SYNCHRONIZED
句が指定された
ものとみなす
(なし)
システム日付を
取得する
(なし)
-Ca
-CD
INITIAL 句と
CANCEL 命令は
未使用のため、生
成オブジェクト
を効率化する
実行効率を低下
させる記述を指
120
(なし)
-Ci
(なし)
なし
○
○
○
○
4
摘する
-Cm
偶数桁で符号 S が
ない COMP-3 項目
を符号領域なし
として動作させ
る
添字の範囲外参
照チェックを行
わない
(なし)
同桁同符号の外
部 10 進同士の転
記を英数字転記
で行う
【Enterprise】
重ね符号桁の表
現を Pro*COBOL
互換とする
BINARY 項目の
10 進数桁落しを
しない
(なし)
CALL 定数におけ
る特定の引数を
BYREFERENCE
指定とみなす
(なし)
英数字転記の作
用対象が重なっ
ている場合の動
作を変更する
(なし)
ON SIZE ERROR
句なしのゼロ除
算結果を 0 とする
(なし)
プリンタファイ
ルの APPLY
SHIFT-CODE 句を
コメントとする
オブジェクトコ
ードを PIC 形式で
出力する
(なし)
印刷データにプ
リンタ制御コー
ドを埋め込む機
能を使用する
USAGE COMP を
USAGE COMP-5
とする
(なし)
-CN
(なし)
-Co
-Cr
(なし)
-CS
(なし)
-Ct
-Cv
-Cw
-CX
-C y
(なし)
-C z
-CA
(なし)
-C5
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
「処理速度を優
先した転記」が
選択された場合
「1 バイト単位
で転記」が選択
された場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
プロジェクト
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
○
121
4
プロジェクト
複数スレッドに
て動作できるス
レッドセーフな
オブジェクトを
生成する
最適化
(なし)
-MT
-O0
-O1
-O2
【Standard】
対話型アプリケ
ーションを作成
する
【Standard】
従来製品互換
連絡節に
GLOBAL 句の記
述を可能とする
ベースデータ節
に GLOBAL 句の
記述を可能とす
る
(なし)
「最適化を行わ
ない」が選択さ
れた場合
「局所的に最適
化(不要命令の
削除など)を行
う」が選択され
た場合
「広域的な最適
化(中間結果の
有効利用など)
を行う」が選択
された場合
False が選択され
た場合
○
True が選択され
た場合
(なし)
False が選択され
た場合
-Qa
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
(なし)
(なし)
-Qc
122
○
-Mw
-Qb
指標名や指標デ
ータ項目を構成
する出現番号と
指標値を COMP-2
とする
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
○(テンプレ
ートに
COBOL 対話
型アプリケ
ーションを
選択しなか
った場合)
○(テンプレ
ートに
COBOL 対話
型アプリケ
ーションを
選択した場
合)
○
○
○
4
可変繰り返し回
数が最大として
COMBINE 文を実
行する
行順ファイルの
レコード右端の
空白を削除して
書き出す
(なし)
False が選択され
た場合
-Qd
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
(なし)
-Qe
LINAGE 句の論理
ページサイズの
評価タイミング
を変更する
(なし)
-Qg
NUMERIC 検査の
結果を変更する
(なし)
-Qh
SYSIN ファイル
の入力終了条件
を指定する
(なし)
-Qi
UNSTRING 文の P
付き整数項目の
計数結果を変更
する
(なし)
-Qj
VALUE OF 句の
ファイル名の解
釈を変更する
(なし)
-Qk
CLOSE 文の
WITH LOCK 句を
コメントとする
[リンカ]プロパティペー
ジ
全般
リンクライブラ
リ検索ディレク
トリ
リンクライブラ
リ
リンカオプショ
ン
(なし)
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
True が選択され
た場合
False が選択され
た場合
プロジェクト
○
○
○
○
○
○
○
○
-Ql
True が選択され
た場合
<文字列>
文字列を入力し
た場合
なし
<文字列>
文字列を入力し
た場合
文字列を入力し
た場合
なし
<文字列>
なし
123
4
プロジェクト
【Enterprise】
[Pro*COBOL]プロパティ
ページ
全般
Pro*COBOL オプ
ション
COBOL 原始ファ
イル拡張子選択
ライブラリ選択
【Enterprise】
[COBOL/S コンパイラ]プ
ロパティページ
全般
COBOL/S オプシ
ョン
マクロオブジェ
クト登録ディレ
クトリ
【Enterprise】
[GMP]プロパティページ
全般
GMP オプション
マクロオブジェ
クト登録ディレ
クトリ
【Standard】
[リソース]プロパティペー
ジ
全般
リソースコンパ
イラオプション
[C/C++]プロパティページ
全般
124
<文字列>
文字列を入力し
た場合
○
oname=<ファイル
名>.cob
oname=<ファイル
名>.cbl
make を呼び出す
ときのターゲット
に指定される
<文字列>
-F<文字列>
<文字列>
-R<文字列>
<文字列>
なし
○
文字列を入力し
た場合
文字列を入力し
た場合
なし
文字列を入力し
た場合
文字列を入力し
た場合
なし
文字列を入力し
た場合
なし
なし
なし
4
インクルードデ
ィレクトリ
C/C++オプション
【Enterprise for
Windows】
【Standard】
(Windows の場
合)
-Wc:<文字列>の文
字列中に/I <ディ
レクトリ指定のリ
スト>
【Enterprise for
Linux】
(Linux の場合)
-Wc,<文字列>の文
字列中に/I <ディ
レクトリ指定のリ
スト>
【Enterprise for
Windows】
【Standard】
(Windows の場
合)
-Wc:<文字列>
【Enterprise for
Linux】
(Linux の場合)
-Wc,<文字列>
プロジェクト
文字列を入力し
た場合
なし
文字列を入力し
た場合
なし
[転送]プロパティページ
全般
転送一覧のファ
イル名一覧
転送一覧の転送
先一覧
4.6.4 入力文字数および、入力可能文字の制限一覧
プロパティのテキストボックス項目について、入力文字数および、入力可能文字の制限を示
します。
[アプリケーション]-[全般]
項目名
ファイル名
入力文字数の制限
255 バイト
入力可能文字の制限
ファイル名には「¥/:、;*?"<>|」
が入力不可
125
4
プロジェクト
[COBOL]-[コンパイルモード]
項目名
選択文字
文字列を予約語としない
16 進定数
入力文字数の制限
10 バイト
256 バイト
2 バイト
入力可能文字の制限
0 から 9 までの文字列
【Enterprise】[COBOL]-[ACOS 互換]
項目名
中間結果領域の小数部桁数
を指定する
入力文字数の制限
2 バイト
入力可能文字の制限
0~30 の数値
[COBOL]-[その他]
項目名
COBOL オプション
入力文字数の制限
255 バイト
入力可能文字の制限
入力文字数の制限
4096 バイト
255 バイト
入力可能文字の制限
[リンカ]-[全般]
項目名
リンクライブラリ
リンカオプション
【Enterprise】[Pro*COBOL]-[全般]
項目名
Pro*COBOL オプション
入力文字数の制限
255 バイト
入力可能文字の制限
【Enterprise】[COBOL/S コンパイラ]-[全般]
項目名
COBOL/S オプション
入力文字数の制限
255 バイト
入力可能文字の制限
入力文字数の制限
255 バイト
入力可能文字の制限
入力文字数の制限
入力可能文字の制限
【Enterprise】[GMP]-[全般]
項目名
GMP オプション
[C/C++]-[全般]
項目名
126
4
C/C++オプション
プロジェクト
255 バイト
制限のあるテキストボックス項目に対するチェックは、各テキストボックスがアクティブで
なくなった場合、[OK]ボタンや[適用]ボタンで確定した場合に行なわれます。
チェックによって、エラーと判定された場合には、以下のようなダイアログが表示されます。
[詳細]ボタンを選択すると、エラー詳細が表示されますので、その内容に従って、修正し
てください。
エラーメッセージについて
エラーメッセージは、全て共通であり、「プロパティの値が無効です。」となります。
ダイアログの[詳細]ボタンを選択すると、各エラーの詳細を示します。以下にその詳細を
まとめます。
プロパティ
ファイル名
エラー条件
エラーメッセージ
拡張子が DLL 又は EXE 以外の場合
拡張子は違います。変更してください。
内容が 255 バイトより大きい場合
出力ファイルが 255 バイトまでとなるように指定し
てください。
「¥n ¥ / : 、 ; ? * > < |」を使用した場合
ファイル名には次の文字は使えません。
127
4
プロジェクト
【Enterprise】
中間結果領域の小数部桁数
を指定する
選択文字
文字列を予約語としない
16 進定数
COBOL オプション
リンクオプション
リンクライブラリ
【Enterprise】
Pro*COBOL オプション
【Enterprise】
COBOL/S オプション
【Enterprise】
GMP オプション
C/C++オプション
128
¥n ¥ / : 、 ; ? * > < |
フォルダを含んでいる場合
フォルダを含めた指定はできません。
30 より大きい場合
0~30 までの値を指定してください。
数字以外の文字を入力した場合
数字を入力してください。
数字以外の文字を入力した場合
数字を入力してください。
内容が 10 バイトより大きい場合
入力した内容は最大 10 バイトです。
内容が 256 バイトより大きい場合
入力した内容は最大 256 バイトです。
内容が 2 バイトより大きい場合
入力した内容は最大 2 バイトです。
内容が 255 バイトより大きい場合
入力した内容は最大 255 バイトです。
内容が 4096 バイト
内容が 255 バイトより大きい場合
入力した内容は最大 255 バイトです
内容が 255 バイトより大きい場合
入力した内容は最大 255 バイトです
内容が 255 バイトより大きい場合
入力した内容は最大 255 バイトです
内容が 255 バイトより大きい場合
入力した内容は最大 255 バイトです
内容が 255 バイトより大きい場合
入力した内容は最大 255 バイトです
4
プロジェクト
4.7 ソースファイルのプロパティ設定
ソースファイルのプロパティは、ソースファイルの依存ファイルを指定します。
そのオプションは、プロパティウィンドウにて設定します。プロパティウィンドウを開くに
は、ソリューションエクスプローラーで、依存ファイルを設定したいファイルを選択し、[表
示]-[その他のウィンドウ]-[プロパティ ウィンドウ]コマンドを選択するか、右クリ
ックしコンテキストメニューから[プロパティ]コマンドを選択します。
依存ファイルに設定されたファイルは、ビルド対象のソースファイルより、更新日時が新し
い場合に、ビルド対象となります。リビルドの場合は、更新日時に関わらず、ビルド対象と
なります。
依存ファイルには、インポートライブラリを指定することも可能です。
129
4
プロジェクト
4.8 プロジェクトのアンロードと再読み込み
プロジェクトを一旦使用できなくすることや、再度、使用するために復元することが可能で
す。
詳細は、MSDN のヘルプ「方法:プロジェクトをアンロードして、再読み込みする」を参照
してください。
130
4
プロジェクト
4.9 プロジェクトの排他制御
プロジェクトが格納されているディレクトリがネットワークで共有されていた場合、複数の
クライアントから同時にプロジェクトファイルを開いてしまう可能性があります。
このような状況を抑止するために、クライアント開発環境では、プロジェクトの排他制御を
行っています。
プロジェクトの排他は以下のように行われます。
・
クライアント開発環境で既に開かれているプロジェクトを、他のクライアント
開発環境で開こうとすると、以下のエラーメッセージが表示され、プロジェク
トは利用不可の状態で開かれます。
この状態ではプロジェクトの情報を参照したり編集したりすることはできま
せん。
・
クライアント開発環境で既に開かれている COBOL ソースファイルを、他のク
ライアント開発環境で開こうとすると、「読み取り専用」で開かれます。
この状態では COBOL ソースファイルの参照はできますが、編集することはで
きません。
注意事項
プロジェクトを開いた状態で VisualStudio が異常終了すると、排他制御が残ってしまい、再度
プロジェクトを開くことができなくなります。このような場合は、排他制御に使用している
ロックファイルを手動で削除する必要があります。
ロックファイルはプロジェクトと同じディレクトリに格納されています。
プロジェクトのロックファイルの名前は、「<プロジェクト名>.neccobproj.lock」です。
また COBOL ソースファイルのロックファイルの名前は、「<ソースファイル名>.lock」です。
削除はエクスプローラーなどで行ってください。
プロジェクトのディレクトリ下の上記のロックファイル以外のファイルは削除しないでくだ
さい。クライアント開発環境が予期しない動作を行う可能性があります。
131
5
ファイルの編集
5
ファイルの編集
この章では、Visual Studio に統合された COBOL 開発環境での原始プログラムを編
集するエディター操作について説明します。
132
5
ファイルの編集
5.1 編集ウィンドウの概要
Visual Studio にて、COBOL の原始プログラムを編集するのに適したエディターを提供します。
なお、編集ウィンドウは、固定形式および自由形式によって、異なります。
以下の 3 種類があります。
・ 「固定形式」80 バイト
・ 「固定形式」255 バイト(識別領域なし)
・ 「自由形式」
固定形式の場合は、ウィンドウ内の罫線にて、一連番号領域、標識領域、テキスト領域、識
別領域に区分けされます。
図 5-1固定形式 80 バイトの場合
図 5-2固定形式 255 バイト(識別領域なし)の場合
自由形式の場合には、罫線によって区分けされることはありません。
133
5
ファイルの編集
図 5-3自由形式の場合
固定形式、自由形式については、「プログラミングの手引」を参照してください。
固定形式の場合は、テキスト領域の編集を行うことで、一連番号領域と識別領域は自動的に
追加されます。
自由形式の場合は、一連番号領域や識別領域を自動的に付加することはありません。
D
3
1
また、COBOL 言語の予約語は色分け表示することができます。
予約語については、「COBOL 言語説明書」を参照してください。
予約語の色については、変更が可能です。(「7.4.1(2)フォントおよび色に関する設定」を参
照。)
A
4
0
A
なお、予約語は、テキスト領域にて色分け表示されます。
キーワード補完についても、テキスト領域で有効となります。キーワード補完については「5.15
キーワード補完」を参照してください。
固定形式のエディターにおいて、エディターは浮動指示子の「>>D」を使ったデバッグ行をデ
バッグ行としては扱いません。このため、デバッグ行としての強調表示は行われません。ま
た、キーワード補完の操作は行えます。
134
1
1
5
ファイルの編集
5.2 ファイルの新規作成
COBOL プログラムの開発に使用するファイルを、Visual Studio から新規に作成できます。
新規にファイルを作成する手順を次に示します。
1.
[ファイル]-[新規作成]-[ファイル]コマンドを選択します。
2.
COBOL でサポートするプログラム種別を選択するダイアログが表示されます。
3.
COBOL ソースを選択し、[開く]ボタンを選択すると、選択したテンプレー
トからファイルが作成され、編集ウィンドウが表示されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、ファイルは作成されません。
135
5
ファイルの編集
5.3 ファイルを開く
Visual Studio からファイルを開く方法について説明します。
1.
[ファイル]-[開く]-[ファイル]コマンドを選択します。
2.
[ファイルを開く]ダイアログが表示されます。
3.
[ファイルの種類]ドロップダウンリストで、表示するファイルの種類を指定
します。ドロップダウンリストには「すべてのファイル」を含む COBOL ソー
スファイルの組み合わせが登録されています。COBOL ソースファイルの組み
合わせは以下のとおりです。
分類
COBOL 原始ファイル
拡張子
*.cob
【Enterprise】*.cobm
*.cbl
【Enterprise】*.cblm
*.cbf
【Standard】*.cbx
136
【Enterprise】Pro*COBOL
ファイル
*.pco、*.pcom
【Enterprise】
*.cblss、*.cblmss
COBOL/S 原始ファイル
*.pcoss、*.pcomss
C/C++ファイル
*.c、*.cpp
全てのファイル
*.*
5
ファイルの編集
なお、任意のファイルの種類を指定したい場合は、[ファイル名]ドロップダ
ウンリストに直接入力してください。(例:“*.cob”)複数の種類を指定したい
場合は、セミコロン(;)で区切って指定してください。(例:“*.cob;*.cbl”)
4.
ドロップダウンメニューで、フォルダおよびドライブを選択します。
5.
開くファイルを選択します。[Ctrl]キーや[Shift]キーを使用しての複数フ
ァイルの選択も可能です。また、[ファイル名]ドロップダウンリストに直接
入力することもできます。
6.
[開く]ボタンを選択すると、選択したファイルが開きます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、ファイルは開きません。
ソリューションエクスプローラーから開く
ソリューションエクスプローラー上でファイルをダブルクリックすることで、そのファイル
の編集ウィンドウを開くことができます。
また、以下の手順でも編集ウィンドウを開くことができます。
1.
ソリューションエクスプローラーにてファイルを選択する。
2.
マウスの右ボタンをクリックし表示されるメニューから[開く]コマンドを選
択します。
3.
ファイルの編集ウィンドウが表示されます。
エディターが開く際の拡張子の形式
・COBOL ソースファイルおよび登録集原文ファイルの場合、コードエディターが開く際の形
式は COBOL ソースファイルの拡張子で決定します。「拡張子毎のエディターの種類」を元に
固定形式と自由形式に分類します。
【Enterprise】
形式
固定形式
エディタ
ーカラム
識別
領域
拡張子
種類
80
○
.cbl
COBOL
.cblm
GMP マクロ含 COBOL
.pco
Pro*COBOL
.pcom
GMP マクロ含 Pro*COBOL
.cblss
COBOL/S
.cblmss
GMP マクロ含、COBOL/S
.pcoss
COBOL/S Pro*COBOL
(COBOL)
137
5
ファイルの編集
固定形式
自由形式
MAX255
-
4000000
以上
.pcomss
GMP マクロ含 COBOL/S Pro*COBOL
.cob
COBOL
.cobm
GMP マクロ含 COBOL
.cbf
COBOL
種類
【Standard】
形式
エディタ
ーカラム
識別
領域
拡張子
固定形式
制限なし
○
.cbl
COBOL
固定形式
制限なし
-
.cob
COBOL
固定形式
制限なし
○
.cbx
COBOL
自由形式
制限なし
.cbf
COBOL
(COBOL)
・ファイルの新規作成の際はテンプレートを選択するため、テンプレートが示す拡張子の形
式でエディターが起動します。
・固定形式で作成した COBOL ソースを自由形式の拡張子に変更して登録することは可能で
す。上記の対応表より、同一項番内にある拡張子変更であれば形式の違いによるエラーは発
生しません。また、項番にまたがる拡張子変更については形式エラーがコンパイルエラーと
して発生する場合があるので注意が必要です。
・自由形式で作成した COBOL ソースを固定形式の拡張子に変更して登録することは、翻訳エ
ラーの可能性が高くなるため推奨しません。
・登録集原文ファイルは COBOL ソースファイル形式にあわせ、以下のいずれかから利用しま
す。
cbl
cob
cbf
【Standard】
cbx
・【Enterprise】それぞれの言語に対応する翻訳指示は、拡張子により決定されるため、言語
が変更される拡張子の変更は十分注意してください。(例
cblmss(GMP マクロ含 COBOL/S) ->
cblss(COBOL/S) は変更後 GMP マクロが展開されない状態で COBOL/S プリコンパイラが実施
されます。)
・その他のファイルの場合、Visual Studio 標準のファイル拡張子とエディターの関連付けに従
138
5
ファイルの編集
ってエディターが選択され、そのエディターでファイルが開かれます。Visual Studio 標準のフ
ァイル拡張子とエディターの関連付けについては、[ツール]-[オプション]でオプショ
ンダイアログを開き、[テキストエディター]のファイル拡張子で追加・変更が可能です。
詳細については MSDN のヘルプ「ファイルの種類でエディターオプションを設定する」を参
照してください。
ファイルを開くアプリケーションの選択
ファイルを開く際に使用するアプリケーションを選択し、変更することが可能です。
アプリケーションを選択、変更する手順は以下の通りです。
1.
ソリューションエクスプローラーにてファイルを選択する。
2.
マウスの右ボタンをクリックし表示されるメニューから[ファイルを開くアプ
リケーションの選択]コマンドを選択します。
3.
[ファイルを開くアプリケーションの選択]ダイアログが表示されます。
4.
表示されるプログラムの一覧から選択し、[既定値として設定]ボタンを選択
すると、ファイルを開くアプリケーションが変更されます。なお、アプリケー
ションは拡張子ごとに変更されます。
COBOL の原始プログラムの場合、通常、ソースコード(テキスト)エディターを使用します
が、誤って別のプログラムに変更してしまった場合には、「ソースコード(テキスト)エデ
139
5
ファイルの編集
ィター」を設定してください。
エクスプローラーから開く
エクスプローラーからファイルをダブルクリックすることで、Visual Studio を起動し、次の状
態に移行します。
・ COBOL ソースファイルおよび登録集原文ファイルの場合、COBOL プログラム
用の編集ウィンドウが開きます。
・ COBOL プロジェクトファイルの場合、そのプロジェクトを開きます。
・ ソリューション定義ファイルの場合、そのソリューションを開きます。
エクスプローラーからファイルのアイコンを Visual Studio へドラッグアンドドロップするこ
とにより、ファイルを開くことができます。
・ COBOL ソースファイルおよび登録集原文ファイルの場合、COBOL プログラム
用の編集ウィンドウが開きます。
・ ソリューション定義ファイルの場合、そのソリューションを開きます。
・ その他のファイルの場合、Visual Studio 標準のファイル拡張子とエディターの
関連付けに従ってエディターが選択され、そのエディターでファイルが開かれ
ます。Visual Studio 標準のファイル拡張子とエディターの関連付けについては
MSDN を参照ください。なお、ファイル拡張子とエディターの関連付けは[ツ
ール]-[オプション]でオプションダイアログを開き、[テキストエディター]
のファイル拡張子で追加・変更できます。
また、最近使ったファイルは、[ファイル]-[最近使ったファイル]配下に登録されてい
ますので、その配下を選択することで開くことができます。
注意事項
Visual Studio を「別のユーザーとして実行」している場合や、「管理者として実行」している
場合は、ファイルをドラッグアンドドロップすることができません。
140
5
ファイルの編集
5.4 ファイルを保存する
以下に、編集ウィンドウの内容をファイルに保存する方法を示します。
5.4.1 ファイルを上書き保存する
1.
[ファイル]メニューから、アクティブな編集ウィンドウのファイル名が書か
れた[~を保存]コマンドを選択します。
2.
現在アクティブなファイルが保存されます。
5.4.2 ファイルをすべて保存する
1.
[ファイル]-[すべてを保存]コマンドを選択する。
2.
変更のあったファイルがすべて保存されます。
5.4.3 別の名前をつけて保存する
1.
[ファイル]メニューから、アクティブな編集ウィンドウのファイル名を含む
[名前をつけて~を保存]コマンドを選択します。
2.
[名前をつけてファイルを保存]ダイアログが表示されます。[ファイル名]
ドロップダウンリストにはアクティブな編集ウィンドウのファイル名が表示
されています。
141
5
ファイルの編集
3.
[ファイルの種類]ドロップダウンリストで、表示するファイルの種類を指定
します。
ドロップダウンリストにはあらかじめ COBOL で使用する拡張子が登録され
ています。
任意のファイルの種類を指定したい場合は、[ファイル名]ドロップダウンリ
ストに直接入力してください。
(例:“*.cob”)複数の種類を指定したい場合は、
セミコロン(;)で区切って指定してください。(例:“*.cob;*.cbl”)
エクスプローラーのフォルダオプションにて、[登録されている拡張子は表示
しない]を選択している場合、[ファイルの種類]ドロップダウンリストに拡
張子が表示されません。
4.
[保存先]ドロップダウンメニューで、フォルダ、ドライブを選択します。
5.
既存のファイル名にするには、そのファイル名を選択します。また、[ファイ
ル名]ドロップダウンリストに直接入力することもできます。
6.
[保存]ボタンを選択すると、入力したファイル名で保存されます。
ファイル名に拡張子を含んでいない場合には、元のファイルと同じ拡張子で保
存されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、別の名前をつけて保存しません。
5.4.4 保存オプションの詳細設定
保存する際のソースファイルのコード系統と改行コードの形式を設定することができます。
対象ファイルの編集ウィンドウをアクティブにしている場合に設定することができます。
COBOL コードエディターは「エンコード」の既定値は「日本語(シフト JIS)-コードページ
932」となっています。また、「行の終わり」の既定値は「Windows(CR+LF)」となっていま
す。なお、既定値を変更した場合は、ソースファイルの保存内容、または翻訳結果が予期し
ない結果となるため注意してください。
1.
[ファイル]-[保存オプションの詳細設定]コマンドを選択すると、以下の
ようなダイアログが表示されます。そのダイアログには、対象となるファイル
名が表示されます。
142
5
2.
ファイルの編集
[エンコード]ドロップダウンリストからファイルのコード形式を選択します。
初期状態は「日本語(シフト JIS)-コードページ 932」です。COBOL ソース
ファイルおよび登録集原文ファイルは、「日本語(シフト JIS)-コードページ
932」を選択してください。
3.
[行の終わり]ドロップダウンリストから改行コードの形式を選択します。
初期状態は、「現在の設定」です。選択する場合には、COBOL ソースファイ
ルおよび登録集原文ファイルは、「Windows(CR LF)」を選択してください。
編集中のファイルで用いられている形式から変更しない場合には、「現在の設
定」を選択します。
4.
[OK]ボタンを選択すると、対象ファイルが選択した条件で更新されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、保存オプションの詳細設定は行いません。
143
5
ファイルの編集
5.5 ファイルを閉じる
1.
[ファイル]-[閉じる]コマンドを選択します。
2.
現在アクティブな編集ウィンドウのファイルを閉じます。
閉じるウィンドウが編集ウィンドウで、その内容が変更されている場合は、「以下の項目へ
の変更を保存しますか?」と確認メッセージを表示されます。
[はい]ボタンを選択するとファイルに上書き保存し、[いいえ]ボタンを選択すると保存
せずにウィンドウを閉じます。[キャンセル]ボタンを選択すると、ファイルを閉じません。
144
5
ファイルの編集
5.6 ファイルの印刷
エディターで開いているファイルを Visual Studio から印刷することができます。
印刷する場合、以下の手順で行います。
1.
[ファイル]-[印刷]コマンドを選択すると、以下のような印刷ダイアログ
が表示されます。
2.
画面の内容に従って、条件を設定します。
[OK]ボタンを選択すると、対象のファイルが印刷されます。罫線は印刷さ
れません。
[キャンセル]ボタンを選択すると、ファイルは印刷されません。
なお、[印刷]ダイアログでの行番号は、固定形式の一連番号ではなく、相対行番号を指し
ます。
印刷にあたって、ページの設定を行う場合には、[ファイル]-[ページ設定]コマンドを
選択します。選択すると、以下のようなダイアログが表示されます。
145
5
ファイルの編集
必要に応じて、設定を変更してください。
[OK]ボタンを選択すると、設定が反映されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、ページ設定は取り消されます。
詳細は、MSDN のヘルプ「方法:エディターのコードを印刷する」を参照してください。
146
5
ファイルの編集
5.7 編集操作
5.7.1 ウィンドウをスクロールするには
1.
[Page Up]キーまたは[Page Down]キーで上下に1画面ずつ移動します。
2.
カーソル位置をウィンドウの表示外の部分に移動させると、その方向にスクロ
ールします。
3.
マウスでスクロールバーを移動します。
5.7.2 カーソルを移動するには
1.
矢印キーを押します。[Ctrl]+[左右矢印]キーで単語単位に移動します。
2.
カーソルを位置付けるポイントでマウスの左ボタンをクリックします。
3.
左端または右端に位置付ける場合は、[Home]キーまたは[End]キーを押し
ます。
4.
テキストの先頭または末尾に位置付ける場合は、
[Ctrl]+[Home]キー、
[Ctrl]
+[End]キーを押します。
5.7.3 文字を編集するには
1.
文字キーは、挿入モードではカーソル位置に文字を挿入し、上書きモードでは
カーソル位置の文字を置換します。挿入モードと上書きモードを切り換えるに
は[Insert]キーを押します。
2.
[Backspace]キーは、カーソルの左の文字を削除します。
3.
[Delete]キーは、挿入モードのときは、カーソルの右の文字、上書きモード
のときはカーソル位置の文字を削除します。
5.7.4 行を挿入/削除するには
1.
[Ctrl]+[Enter]キーでカーソルのある行の前に新たな行を挿入します。
2.
[Shift]+[Ctrl]+[Enter]キーでカーソルのある行の次に新たな行を挿入
します。
3.
テキストの末尾にカーソルを位置づけて Enter キーを入力すると、新たな行を
追加します。
147
5
ファイルの編集
4.
[Shift]+[Delete]キーでカーソルのある行を削除します。なお、テキスト
の末尾の場合、削除されません。
5.7.5 行を分割/結合するには
1.
行を分割するには、分割したい桁位置にカーソルを位置付けて[Enter]キーを
押します。
2.
行を結合するには、テキスト右端(復改コードの位置)で[Delete]キーまたはそ
の次の行の先頭で[Backspace]キーを押します。
5.7.6 文字列範囲を選択するには(キー操作)
1.
文字列の開始位置から終了位置まで[Shift]+[矢印]キーでカーソル位置を
移動します。
2.
カーソル位置から行の左端または右端まで選択するには、[Shift]+[Home]
キーまたは[Shift]+[End]キーを押します。
3.
カーソル位置からテキストの先頭または末尾まで選択するには、[Shift]+
[Ctrl]+[Home]キーまたは[Shift]+[Ctrl]+[End]キーを押します。
5.7.7 文字列範囲を選択するには(マウス操作)
1.
文字列の開始位置でマウスの左ボタンを押して、終了位置までドラッグします。
2.
単語を選択するには、選択したい単語の位置でマウスの左ボタンをダブルクリ
ックします。
3.
現在のカーソル位置からマウスポインタの位置まで選択するには、[Shift]+
マウスの左ボタンをクリックします。
5.7.8 テキスト全体を選択するには
1. [編集]-[すべて選択]コマンドを選択します。または、[Ctrl]+[A]キーを押しま
す。
5.7.9 行範囲を選択するには
1. 行頭の文字上でマウスの左ボタンを押して、終了行までドラッグします。
148
5
ファイルの編集
5.7.10 矩形範囲を選択するには
1.
矩形の開始位置で[ALT]+マウスの左ボタンを押して、終了位置(矩形の対角
の位置)までドラッグします。
5.7.11 選択した範囲を削除するには
1.
範囲を選択します。
2.
[編集]-[削除]コマンドを選択します。または[Backspace]キー、[Delete]
キーを押します。
文字列範囲、行範囲選択中に文字キーを押した場合は、選択範囲を入力文字で置換します。
テキスト全体、矩形範囲選択中に文字キーを押した場合は、選択範囲を入力文字で置換しま
す。
149
5
ファイルの編集
なお、削除した文字列はクリップボードには保存されません。
5.7.12 選択した範囲を切り取るには
1.
範囲を選択します。
2.
[編集]-[切り取り]コマンドを選択します。または[Ctrl]+[X]キーを
押します。
切り取った文字列は、選択した形式でクリップボードに保存されます。
5.7.13 選択した範囲をコピーするには
1.
範囲を選択します。
2.
[編集]-[コピー]コマンドを選択します。または[Ctrl]+[C]キーを押
します。
コピーした文字列は選択した形式でクリップボードに保存されます。
なお、選択しない場合でも、文字が書かれている行で[編集]-[コピー]コマンドを選択
すると、その行がコピーされます。
5.7.14 クリップボードの内容を貼り付けるには
1.
クリップボードに文字列がない場合は、切り取るかコピーし文字列を保存しま
す。
2.
貼り付ける位置にカーソルを移動します。
3.
[編集]-[貼り付け]コマンドを選択します。または[Ctrl]+[INS]キー
を押します。
クリップボードの内容は、カーソル位置に貼り付けられます。
なお、文字列範囲、行範囲選択中に貼り付けを実行すると、選択範囲をクリップボードの文
字列で置換します。
開発環境のクリップボードには最大 15 個まで記憶可能であり、その内容を順に確認しながら
貼り付けることが可能です。
その場合、[編集]-[クリップボードリングの切り替え]コマンドを選択します。または
[Shift]+[Ctrl]+[V]キーを押します。
150
5
ファイルの編集
5.7.15 ドラッグ&ドロップで範囲を移動するには
1.
範囲を選択します。
2.
範囲選択した部分でマウスの左ボタンを押してドラッグします。
3.
移動先の位置でマウスの左ボタンを離します。
離すときに[Ctrl]キーを押していると、移動ではなくコピーになります。
5.7.16 インデントを挿入するには
1.
範囲を指定して挿入する場合には、あらかじめ範囲を選択します。
選択する範囲は、複数行に渡る指定、矩形での指定や行の一部指定でも構いま
せん。
2.
範囲選択した部分で[編集]-[詳細]-[行インデント]コマンドを選択し
ます。
なお、矩形範囲選択時には、選択した範囲にインデントが挿入されます。
インデントの挿入には、以下の手順でも可能です。
・ タブやインデントに関する設定において、[ブロック]を選択した場合、改行
することでインデントが自動挿入されます。(ただし、固定形式で一連番号を
付加している場合は無効となります。)
・ 行の先頭において、[TAB]キーを押すことでインデントを挿入することが可
能です。
なお、[行インデント]は、自由形式専用です。
5.7.17 インデントを削除するには
1.
複数行にわたって削除する場合には、範囲を選択します。
2.
範囲選択した部分で[編集]-[詳細]-[行インデント解除]コマンドを選
択します。
なお、[行インデント解除]は、自由形式専用です。
5.7.18 タブコードを挿入するには
タブコードを挿入可能にするには、まず、「7.4.2(1)タブやインデントに関する設定」を参照
の上、以下のように変更する必要があります。
151
5
ファイルの編集
・ [タブの保持]を選択する。
・ タブサイズをインデントサイズと同じにするか、インデントサイズより小さく
する。
設定を変更した上で、以下の手順で挿入します。
1.
挿入したい箇所にカーソルを移動します。
2.
[TAB]キーを押します。
3.
押すと、タブコードが挿入されます。
5.7.19 編集操作を元に戻すには
1.
[編集]-[元に戻す]コマンドを選択します。または[Ctrl]+[Z]キーを
押します。
2.
選択すると、編集操作が元に戻ります。
なお、最後に保存した後で編集した内容のみ元に戻すことが可能です。
5.7.20 元に戻した編集を復元するには
1.
[編集]-[やり直し]コマンドを選択します。または[Ctrl]+[Y]キーを
押します。
2.
選択すると、直前に[元に戻す]コマンドで元に戻した編集作業をやり直すこ
とができます。
なお、最後に保存した後で編集した内容のみ復元することが可能です。
5.7.21 スペースやタブを表示するには
1.
[編集]-[詳細]-[スペースの表示]コマンドを選択します。
選択すると、ファイル中に含まれるスペースやタブが表示されます。
5.7.22 タブを半角スペースに変換するには
1.
[編集]-[詳細]-[タブを半角スペースに変換]コマンドを選択します。
選択すると、カーソル位置の行に含まれるタブが半角スペースに変換されます。
範囲を選択している場合には、その範囲に含まれるタブが半角スペースに変換
されます。
152
5
ファイルの編集
5.7.23 半角スペースをタブに変換するには
1.
[編集]-[詳細]-[半角スペースをタブに変換]コマンドを選択します。
選択すると、カーソル位置の行に含まれる半角スペースがタブに変換されます。
範囲を選択している場合には、その範囲に含まれる半角スペースがタブに変換
されます。
5.7.24 右端で折り返すには
1.
[編集]-[詳細]-[右端で折り返す]コマンドを選択します。
選択すると、テキストが右端で折り返した表示となります。
5.7.25 注意事項
1.
予約語のキーワード補完を除いて、Intelliisense に関する機能を使用することが
できません。
2.
予約語以外のキーワード補完を使用することができません。
3.
入力直後に候補一覧を表示する機能を使用することができません。
4.
ナビゲーションバー(C++エディターの上段部分にある 2 列のドロップダウン
リスト)機能を使用することができません。
上記の事項について、動作したとしても、保証することができません。
153
5
ファイルの編集
5.8 ブックマーク
[ブックマーク]ウィンドウにおいて、ソースの任意の行にブックマーク(しおり)を作成
することができます。また、作成したブックマークによって、ブックマーク間を移動するこ
とができます。
詳しくは、MSDN のヘルプ「[ブックマーク]ウィンドウ」を参照してください。
154
5
ファイルの編集
5.9 文字列の検索
文字列の検索には、テキストでの検索と、指定したファイル種別に対するファイル内の検索
があります。
5.9.1 クイック検索
1.
[編集]-[検索と置換]-[クイック検索]コマンドを選択すると、以下の
ようなダイアログが表示されます。(初期状態では、[検索オプション]は開
いた状態とはなりません。)
2.
[検索...]に検索する文字列を入力します。
3.
[→]ボタンを選択します。
4.
[現在のドキュメント]ドロップダウンリストで指定した範囲で検索が実行さ
れ、検索条件を満たした箇所にカーソルが移動します。
5.
さらに、[→]ボタンを選択すると、検索条件を満たした次の箇所にカーソル
が移動します。検索条件を満たした箇所が見つからない場合には、「検索の開
始位置に達しました」とメッセージが出て検索を終了します。
6.
検索条件を満たした箇所が見つからない場合には、「次の指定されたテキスト
は見つかりませんでした」とメッセージが出て検索を終了します。
詳細は、MSDN のヘルプ「テキストの検索と置換」を参照してください。
5.9.2 フォルダーを指定して検索
1.
[編集]-[検索と置換]-[フォルダーを指定して検索]コマンドを選択し、
以下のようなダイアログが表示されます。(初期状態では、[検索オプション]
および[結果オプション]は開いた状態とはなりません。)
155
5
ファイルの編集
2.
[検索する文字列]に検索する文字列を入力します。
3.
[すべて検索]ボタンを選択します。
4.
[検索対象]ドロップダウンリストで指定した範囲で検索が実行され、その結
果は、[結果オプション]グループで指定した結果の一覧表示先に表示されま
す。
[検索オプション]グループ-[次のファイルの種類を参照]を指定した場合、
そのファイルに対して、検索が実行されます。
詳細は、MSDN のヘルプ「[フォルダーを指定して検索]」を参照してください。
156
5
ファイルの編集
5.10 文字列の置換
文字列の置換には、テキストでの置換と、指定したファイル種別に対するファイル内の置換
があります。
5.10.1 クイック置換
1.
[編集]-[検索と置換]-[クイック置換]コマンドを選択すると、以下の
ようなダイアログが表示されます。(初期状態では、[検索オプション]は開
いた状態とはなりません。)
2.
[検索...]および[置換...]をそれぞれ入力します。
3.
[→]ボタンを選択します。
4.
[現在のドキュメント]ドロップダウンリストで指定した範囲で検索が実行さ
れ、検索条件を満たした箇所にカーソルが移動します。
5.
置換せずに検索を続ける場合には、[→]を選択します。選択すると、次に検
索条件を満たした箇所にカーソルを移動します。
6.
置換した上で検索を続ける場合には、[次を置換]ボタンを選択します。選択
すると、置換した上で、次に検索条件を満たした箇所にカーソルが移動します。
検索条件を満たした箇所が見つからない場合には、「検索の開始位置に達しま
した」とメッセージが出て検索を終了します。
7.
すべてを置換する場合には、
[すべて置換]ボタンを選択します。選択すると、
置換が実行され、置換した個数がメッセージボックスで通知されます。
8.
検索条件を満たした箇所が見つからない場合には、「次の指定されたテキスト
は見つかりませんでした」とメッセージが出て検索を終了します。
また、置換した結果に関しては、保存するまでであれば、[編集]-[元に戻す]にて元に
戻すことが可能です。
固定形式では、置換した結果が「一連番号領域」「標識領域」「テキスト領域」「識
別領域」のそれぞれの境界を超える場合があります。境界を超えた状態で生成を行
うと翻訳エラーとなります。
詳細は、MSDN のヘルプ「テキストの検索と置換」を参照してください。
5.10.2 フォルダーを指定して置換
1.
[編集]-[検索と置換]-[フォルダーを指定して置換]コマンドを選択し、
157
5
ファイルの編集
以下のようなダイアログが表示されます。(初期状態では、[検索オプション]
および[結果オプション]は開いた状態とはなりません。)
2.
[検索する文字列]および[置換後の文字列]をそれぞれ入力します。
3.
[次を検索]ボタンを選択します。
4.
[検索対象]ドロップダウンリストで指定した範囲で検索が実行され、検索条
件を満たした箇所にカーソルが移動します。
5.
置換せずに検索を続ける場合には、[次を検索]を選択します。選択すると、
次に検索条件を満たした箇所にカーソルを移動します。
6.
置換した上で検索を続ける場合には、[置換]ボタンを選択します。選択する
と、置換した上で、次に検索条件を満たした箇所にカーソルが移動します。
7.
すべてを置換する場合には、
[すべて置換]ボタンを選択します。選択すると、
置換が実行され、置換した個数がメッセージボックスで通知され、[結果オプ
ション]グループで指定したウィンドウに置換した箇所が表示されます。
8.
検索条件を満たした箇所が見つからない場合には、「次の指定されたテキスト
は見つかりませんでした」とメッセージが出て検索を終了します。
なお、複数のファイルが対象となっている場合、[ファイルのスキップ]をすることでその
158
5
ファイルの編集
ファイルをスキップすることができます。
また、置換した結果に関しては、保存するまでであれば、[編集]-[元に戻す]にて元に
戻すことが可能です。
固定形式では、置換した結果が「一連番号領域」「標識領域」「テキスト領域」「識
別領域」のそれぞれの境界を超える場合があります。境界を超えた状態で生成を行
うと翻訳エラーとなります。
詳細は、MSDN のヘルプ「[フォルダーを指定して置換]」を参照してください。
159
5
ファイルの編集
5.11 大文字に変換
1.
変換する範囲を選択します。
2.
[編集]-[詳細]-[大文字に変換]コマンドを選択します。または[Ctrl]
+[Shift]+[U]キーを押します。
160
5
ファイルの編集
5.12 小文字に変換
1.
変換する範囲を選択します。
2.
[編集]-[詳細]-[小文字に変換]コマンドを選択します。または[Ctrl]
+[U]キーを押します。
161
5
ファイルの編集
5.13 指定行へのジャンプ
1.
[編集]-[ジャンプ]コマンドを選択します。または[Ctrl]+[G]キーを
押します。
2.
[指定行へのジャンプ]ダイアログを表示されます。
3.
[行番号]テキストボックスにジャンプしたい行番号を入力し、[OK]ボタ
ンを選択すると、入力された行番号へ移動します。[行番号]は COBOL の「一
連番号」ではなく、エディターの行番号を入力してください。
[キャンセル]ボタンを選択すると、指定した行番号へは移動しません。
162
5
ファイルの編集
5.14 テキストとしてファイルを挿入
1.
挿入先のファイルをアクティブに、挿入する箇所へカーソルを移動します。
2.
[編集]-[テキストとしてファイルを挿入]コマンドを選択すると、[ファ
イルの挿入]ダイアログが表示されます。
3.
挿入するファイルを選択し、[開く]ボタンを選択すると、カーソル位置に選
択したファイルが挿入されます。
形式の異なる COBOL ソースを挿入することは可能ですが、挿入先のファイル
形式に従って挿入されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、ファイルは挿入されません。
163
5
ファイルの編集
5.15 キーワード補完
入力途中の文字列を COBOL のキーワードに補完することができます。
1.
編集ウィンドウに COBOL 予約語の途中までキー入力します。
2.
[編集]-[詳細]-[キーワードの補完]コマンドを選択します。
もしくは、[CTRL]+[Shift]+[J]を押します。
3.
候補が1件の場合は、カーソル位置直前の文字列を候補文字列に置換します。
候補が複数ある場合は、一覧をリスト形式で表示します。目的のキーワードを
選択して[Enter]キーまたはマウスの左ボタンをダブルクリックすることによ
り選択文字列が決定され、カーソル位置直前の文字列と置換されます。一覧を
キャンセルするには[Esc]キーを押します。
4.
リストの候補をさらに絞りこむ場合は、候補が表示された状態でキー入力を続
けます。
164
5
ファイルの編集
キーワード補完は、注釈行、デバッグ行では有効となりません。
キーワード補完は COBOL 予約語に対して行われます。
165
5
ファイルの編集
5.16 コードスニペットの挿入
COBOL で使われる構文をコードスニペットの形態で提供しております。
そのコードスニペットをエディター画面にて呼び出して挿入することができます。
1.
COBOL のエディター画面にて右クリックして表示されるコンテキストメニュ
ーから[スニペットの挿入]を選択します。
2.
または、[編集]-[IntelliSense]-[スニペットの挿入]を選択します。
3.
スニペットの一覧がプルダウンで表示されます。
4.
その中からダブルクリックで選択することで、選択したスニペットのコードが
挿入されます。
なお、スニペットは、COBOL のすべての行において、挿入可能とします。
スニペットは、カーソル位置から右に挿入されます。
例えば、15 カラム目にカーソルある状態でスニペットが挿入された場合、挿入されるスニペ
ットの各行は 15 カラム目から右に挿入されます。
挿入後、編集することにより、折り曲げが必要となる場合には、プログラムの形式に合わせ
て、折り曲げるようにしてください。
スニペットとして、COBOL の一般形式をベースとし、利用度の高い構文のみをサポートして
います。
以下のように階層表示でスニペットを選択することができることとし、階層表示は、Unicode
の昇順で表示されます。
166
5
ファイルの編集
スニペットの挿入後は、スニペットを使った編集モードとなります。
色のついた箇所は必要に応じてユーザーが変更する箇所であり、その箇所にマウスカーソル
を合わせると、その部分の解説がツールチップにて表示されます。
また、色のついた箇所は、[TAB]キーで順に移動することが可能です。
なお、[ENTER]キーを入力すると、スニペットでの編集が確定され、通常のソース編集に
戻ります。
コードスニペットの詳細については、付録 A を参照ください。
167
5
ファイルの編集
5.17 インクリメンタル検索
1.
[編集]-[詳細]-[インクリメンタル検索]コマンドを選択します。
もしくは、[Ctrl]+[I]を押します。
2.
検索文字列を入力します。文字を入力するたびに検索を行い、一致する項目へ
移動します。
3.
168
インクリメンタル検索を終了する場合には、[Esc]キーを押します。
5
ファイルの編集
5.18 コードの折りたたみ
コードエディター上で範囲選択した行を折りたたみ/展開します。
1.
コードエディター内で、行を選択したあと、[編集]-[アウトライン]-[選
択範囲の非表示]を選択すると該当行が非表示となり、非表示となったことを
示すマーク ⊞ がアウトライン領域へ表示されます。マーク ⊞ を押下すると
非表示指定した選択行が表示されマークは ⊟ マークとなります。
2.
メニューから[編集]-[アウトライン]-[アウトラインの展開/縮小]を
選択すると、折りたたみ指定箇所の展開/縮小が交互に行われます。
3.
メニューから[編集]-[アウトライン]-[すべてのアウトラインの切り替
え]を選択すると、すべての折りたたみ指定箇所に対し展開/縮小が交互に行
われます。
4.
メニューから[編集]-[アウトライン]-[アウトラインの中止]を選択す
ると、折りたたみ指定が解除されアウトラインマーカーが消えます。
5.
メニューから[編集]-[アウトライン]-[カレントの表示]を選択すると、
169
5
ファイルの編集
カーソルが位置づいている箇所の折りたたみ指定が解除されます。
170
5
ファイルの編集
5.19 COBOL 専用機能
5.19.1 一連番号の振り直し
1.
[編集]-[詳細]-[一連番号の振り直し]コマンドを選択します。
もしくは、[Shift]+[CTRL]+[ALT]+[R]を押します。
2.
選択すると、開始行番号および増分値を指定するためのダイアログが表示され
ます。
開始行番号、増分とも 0~999999 までの値が入力可能です。
3.
開始行番号、増分値を入力し、[OK]ボタンを選択すると、一連番号が振り
直されます。
・ 開始行番号、増分値が入力されていない場合には、「開始行番号と増分値
を入力してください」とメッセージ表示します。必ず、入力するようにし
てください。
・ 開始行番号が0の場合には、「開始行番号が0となりますが、よろしいで
すか?」と確認メッセージを表示します。[OK] ボタンを選択した場合
に一連番号を振り直されます。
・ 開始行番号や増分値の指定によっては、行番号が7桁以上となる場合があ
りますが、下6桁を行番号とします。その場合、行番号が昇順とならなく
なるため、「行番号が昇順とはなりませんが、よろしいですか?」と確認
メッセージを表示します。[OK]ボタンを選択した場合に、振り直され
ます。
・ 行範囲選択した状態での一連番号の振り直しを利用可能です。選択した範
囲内でのみ一連番号の振り直しを行います。範囲選択開始行の前行と開始
行番号、範囲選択終了行の次行と増分計算結果を比較し、行番号の昇順と
ならなくなる場合は「行番号が昇順とはなりませんが、よろしいです
か?」と確認メッセージを表示します。[OK]ボタンを選択した場合に、
171
5
ファイルの編集
振り直されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、一連番号は変更されません。
5.19.2 一連番号を空白に戻す
1.
[編集]-[詳細]-[一連番号を空白に戻す]コマンドを選択します。
もしくは、[Shift]+[CTRL]+[ALT]+[D]を押します。
2.
選択すると、すべての行の一連番号が空白となります。
5.19.3 標識領域の編集
1.
[編集]-[詳細]-[標識領域の編集]から標識領域に反映する文字、記号
を選択します。
文字、記号は、[注記行:星印]、[注記行:斜線]、[デバッグ行:D]、
[継続行:-]、[空白]の5つから選択できます。さらに、選択行を表す[選
択行:0]~[選択行:9]も選択できます。
[標識領域の編集]サブメニューの選択肢
注記行:星印
注記行:斜線
デバッグ行:D
継続行:-
空白
選択行:0
選択行:1
選択行:2
選択行:3
選択行:4
選択行:5
選択行:6
選択行:7
選択行:8
選択行:9
2.
標識領域に設定される文字または記号
*
/
D
△(空白)
0
1
2
3
4
5
6
7
8
9
エディター画面上で範囲が選択されているときに、[標識領域の編集]を選択
した場合、選択されている範囲の標識領域を選択した文字、記号で更新されま
す。
範囲の選択については、行単位であっても矩形であっても有効となります。
エディター画面上で範囲が選択されていないときに、[標識領域の編集]を選
172
5
ファイルの編集
択すると、カーソル行の標識領域を選択した文字、記号で更新されます。
また、エディター画面上を右クリックした際に表示されるコンテキストメニュ
ーの[標識領域の編集]からも選択することができます。
標識領域に全角文字やタブを含んでいる場合には、指定した文字、記号で標識
領域が更新され、残りは半角空白にて更新されます。
173
5
ファイルの編集
5.20 アイコン
【Standard】
COBOL 開発環境で作成するアプリケーションにはアイコンを指定することが可能
です。アイコンの指定はファイル形式が実行可能ファイル(EXE)の場合に有効と
なります。
5.20.1 アイコンの追加
アイコンを指定するには、まずプロジェクトにリソーススクリプトファイルを追加
します。
プロジェクトにリソーススクリプトファイルを追加し、リソーススクリプトファイ
ルにアイコンを追加する手順を次に示します。
1.
[プロジェクト]-[新しい項目の追加]コマンドを選択します。
2.
COBOL でサポートするプログラム種別を選択するダイアログが表示されます
ので、[インストール済み]配下のリストから[リソーススクリプトファイル]
を選択します。
3.
[追加]ボタンを選択すると、プロジェクトにリソーススクリプトファイルが
追加され、リソースエディタが起動します。
174
5
4.
ファイルの編集
[編集]-[リソースの追加]コマンドを選択すると、[リソースの追加]ダ
イアログが表示されます。
5.
[リソースの種類]から[Icon]を選択し、[新規作成]ボタンを選択すると、
リソーススクリプトファイルに既定のアイコンが追加されます。
175
5
ファイルの編集
5.20.2 アイコンの編集
アイコンを編集するには、イメージエディタを使用します。イメージエディタを起
動する手順を次に示します。
1.
リソースエディタから編集するアイコンを選択し、[Enter]キーを押すと、イ
メージエディタが起動します。
イメージエディタの操作方法については、MSDN のヘルプ「イメージ エディタ」
を参照してください。
5.20.3 アプリケーションへの組み込み
プロジェクトにリソーススクリプトファイルが追加されていると、アプリケーショ
ンのビルド時に、自動的にリソーススクリプトファイルの内容がアプリケーション
176
5
ファイルの編集
に組み込まれます。
177
6
アプリケーションの生成
6
アプリケーションの生成
この章では、Visual Studio に統合された COBOL 開発環境での COBOL アプリケー
ションの生成について説明します。
178
6
アプリケーションの生成
6.1 アプリケーションの概要
アプリケーションを生成する際には、ツールバーにある[ソリューション構成]ドロップダ
ウンリストから、生成対象のソリューション構成を、[ソリューションプラットフォーム]
ドロップダウンリストから、生成対象のソリューションプラットフォームを選択します。
ソリューション構成とソリューションプラットフォームを選択することで、それぞれのソリ
ューション構成、それぞれのソリューションプラットフォームに従ったアプリケーションを
生成することができます。
ソリューション構成とソリューションプラットフォームの詳細については、「3.8構成マネー
ジャー」を参照してください。
179
6
アプリケーションの生成
6.2 アプリケーションを生成するには
【Enterprise】
COBOL 開発環境では、ビルド機能はリモートビルドのみを提供しています。
アプリケーションを生成する際のクライアントの操作の流れと、対応するビルドサーバー側
の構成イメージを下記に示します。
クライアント
ビルドサーバ
準備する
①接続の設定をする(6.2.1)
アプリケーョンを生成する
②ログイン
ワークスペースA
②ログイン(6.2.2)
③ビルド
③ビルド(6.2.4)
ワークスペースB
ソースコード
依存ファイル
転送機能
④ビルド成果物のコピー(6.6.1)
⑤ビルド成果物のクライアントへの転送
(6.6.2)
ビルド結果
実行モジュールA
⑤成果物の転送
統合場所
実行モジュールA
実行モジュールB
【Standard】
COBOL 開発環境では、ビルド機能はローカルビルドのみを提供しています。
アプリケーションを生成する際の操作の流れと構成イメージを下記に示します。
180
④成果物
のコピー
6
アプリケーションの生成
スタンドアロン
アプリケーョンを生成する
①ビルド(6.2.4)
プロジェクトディレクトリB
プロジェクトディレクトリA
転送機能
②ビルド成果物のコピー(6.6.1)
ソースコード
依存ファイル
①ビルド
実行モジュールA
②成果物のコピー
転送先ディレクトリ
実行モジュールA
実行モジュールB
【Enterprise】ワークスペースとは、ビルドの対象のソースファイル、依存ファイルなど、ま
た、ビルド後の成果物やビルド結果を格納する作業領域です。
【Enterprise】ビルドサーバーはクライアントを識別するために、ワークスペースを使用する
ことによって、異なるユーザーで、同じワークスペースを使用することを可能とします。(但
し、同一ワークスペースへの複数ユーザーの同時ログインできません。)
【Enterprise】注意事項
ワークスペース配下には COBOL 開発環境が使用する制御情報が含まれています。ログイン中
にこれらの情報を変更または削除した場合には通信エラーが発生するなど意図しない動作と
なる可能性があります。
6.2.1 【Enterprise】 接続の設定
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
表示された[オプション]ウィンドウにて、[Cobol]-[分散開発]を開く。
181
6
182
アプリケーションの生成
2.
[追加]ボタンを選択すると、
[接続設定の追加]ウィンドウが表示されます。
3.
設定を入力します。
設定名
リモートマシン、ポート番号、ユーザー名、ドメイ
ン名、ワークセットのセットに対して指定した名
前。設定名はログイン画面で接続先の一覧として表
示され、利用者は設定名を選択して接続先を決定し
ます。
リモートマシン名
ポート番号
ログインするビルドサーバーのホスト名または IP ア
ドレスを入力します。IP アドレスは IPv4 のみが指定
できます。
省略不可。
ビルドサーバーとの間で使用するポート番号を指定
します。既定値は 52000 となっています。
変更する場合はビルドサーバーのポート番号と同じ
値を設定してください。
省略不可。
ユーザ名
ビルドサーバーにログインするユーザー名を指定し
6
ドメイン名
ワークスペース名
1.
アプリケーションの生成
ます。ビルドサーバーに登録されている必要があり
ます。
省略不可。
前記で指定したユーザー名がドメインで管理されて
いる場合にドメイン名を指定します。
ドメインで管理されていない場合は空欄を指定しま
す。
省略可。
ワークスペースとはビルドサーバー上の作業領域で
あり、ビルドサーバー上のディレクトリの絶対パス
で指定します。ワークスペース名はクライアントの
識別にも使用します。
省略の場合、
ビルドサーバーが Windows のとき、ログインユーザ
ーの「マイドキュメント¥COBOL¥WORKSPACE」
がワークスペースとなります。ビルドサーバーが
Linux のとき、ログインユーザーの「ホームディレク
トリ/COBOL/WORKSPACE」がワークスペースとな
ります。
[OK]ボタンを選択する。
6.2.2 【Enterprise】 ログイン
利用者はリモートビルドを行う前に、ログインを行ってサーバーとの接続を確立する必要が
あります。
ログインは同時に 1 つのサーバーに対してのみ行うことが可能です。
183
6
184
アプリケーションの生成
設定名
環境設定で設定した設定名がドロップダウンリスト
で表示されます。
リモートマシン名
設定名に対応したリモートマシン名が表示される。
変更はできません。
設定名を変更すると、連動して表示されます。
ポート番号
設定名に対応したポート番が表示されます。変更は
できません。
設定名を変更すると、連動して表示されます。
ユーザ名
設定名に対応したユーザー名が表示されます。変更
可能。
設定名を変更すると、連動して表示されます。
パスワード
ユーザー名に対応したパスワードを入力します。パ
スワードは記憶しないのでログインの度に毎回入力
する必要があります。パスワードは暗号化されてか
ら送信されます。
ドメイン名
リモート設定名に対応したドメイン名が表示されま
す。変更可能。
リモート設定名を変更すると、連動して表示されま
す。
ワークスペース
リモート設定名に対応したワークスペースが表示さ
れます。変更可能。
リモート設定名を変更すると、連動して表示されま
す。
6
1.
アプリケーションの生成
[OK]ボタンを選択します。ログインに成功したかどうかをダイアログボッ
クスで表示します。
エラーがあった場合は、エラーの原因をあらわすメッセージが表示されます。
ログインについてのエラーメッセージ
ログイン名またはパスワードが誤っています。
最大接続数をオーバーしています。
指定したワークスペースは既に使用されています。
指定したワークスペースは不正な値です。
指定したビルドサーバには対応していません。
原因不明のエラーが発生しました。コード=****
注意事項
1
台のクライアントからのログインは 1 つの VisualStudio のみ行えます。1 台のクライアント
で複数の VisualStudio を起動し、それぞれでログインを行うと、通信エラーが発生します。
 ビルドサーバにログインしている状態で
Visual Studio を終了させ、次回起動後にログインせ
ずに「ビルド」や「クライアントへ転送」などの機能を実行した場合、通信エラーが発生し
185
6
アプリケーションの生成
ます。ログイン後に作業を継続してください。
6.2.3 【Enterprise】 ログアウト
1.
[COBOL]-[ログアウト]コマンドを選択します。
6.2.4 プロジェクト単位でアプリケーションを生成するには
1.
[ソリューションエクスプローラー]にて、アプリケーションを生成するプロ
ジェクトを選択します。
2.
[ビルド]-[(プロジェクト名の)ビルド]コマンドを選択します。
3.
プロジェクトのビルドが始まります。
ビルドをキャンセルする場合には、[ビルド]-[キャンセル]コマンドを選
択します。
ビルド対象について
ビルド対象は、ソースファイル配下に登録されているソースファイルのみです。
依存ファイルについて
・ ソースファイルのプロパティの依存ファイルに指定されているファイル
が依存ファイルになります。「4.7 ソースファイルソースファイルのプロ
パティ設定」を参照してください。
ビルドの流れ
186
6
アプリケーションの生成
【Enterprise】
・ ワークスペース内のすべてのファイルの日付一覧をビルドサーバーから
クライアントへ転送します。
・ ビルドに必要なファイル(ソースファイルおよび依存ファイル)のうち、
クライアントに存在するがサーバーに存在しないファイル、サーバーにフ
ァイルは存在するが、日付がクライアントよりも古いファイル、をアーカ
イブにします。リビルド時は、すべてのファイルをアーカイブにします。
・ アーカイブにしたファイルをビルドサーバーへ転送します。
・ ビルドサーバーにてビルドを行います。情報出力エリアの[出力]ウィン
ドウにビルドレポートを表示します。
・ 成果物の自動転送の設定がされている場合は、設定に従って、成果物の転
送を行います。転送の設定については、「4.6.2(7) [転送]ページ」を参
照してください。
【Standard】
・ ローカルにてビルドを行います。情報出力エリアの[出力]ウィンドウに
ビルドレポートを表示します。
・ 成果物の自動転送の設定がされている場合は、設定に従って、成果物の転
送を行います。転送の設定については、「4.6.2(7) [転送]ページ」を参
照してください。
ビルドやリビルドの際に、ファイルを保存するかどうかをオプションにて変更
することが可能です。
設定の詳細は、「7.3.2ビルドおよび実行に関する設定」を参照してください。
4.
ビルドが終了すると、情報出力エリアの[出力]ウィンドウに翻訳メッセージ
が表示されます。
一時プロジェクトについて
通常のプロジェクト同様に、コンパイルすることが可能です。
187
6
アプリケーションの生成
6.2.5 エラー箇所に位置付けるには
1.
情報出力エリアの出力ウィンドウまたはエラー一覧をアクティブにします。
出力ウィンドウ
エラーウィンドウ
2.
出力ウィンドウ上またはエラー一覧上の位置付けたい翻訳メッセージ本文の
行にカーソルを移動します。
3.
マウスの左ボタンをダブルクリックします。または、マウスの右ボタンをクリ
ックし、[場所へ移動]コマンドを選択します。
4.
原始プログラムファイルを開いていない場合は、コンパイラが参照した原始プ
ログラムファイルを自動的に編集ウィンドウとして開きます。
5.
カーソルは、エラーが発生した行の先頭に位置付けられます。
6.2.6 複数のプロジェクトのアプリケーションを生成するには
1.
ソリューションを選択します。
2.
ソリューション配下のプロジェクトを[CTRL]キーを押しながら選択します。
3.
[ビルド]-[選択範囲のビルド]コマンドを選択します。
4.
選択されたプロジェクトのビルドが始まります。
5.
ビルドが終了すると、情報出力エリアの出力ウィンドウに翻訳メッセージが表
示されます。
188
6
アプリケーションの生成
6.2.7 ソリューション全体でアプリケーションを生成するには
ソリューション全体を対象にしてアプリケーションを生成する場合も、プロジェクト単位と
手順は同じです。
1.
[ビルド]-[ソリューションのビルド]コマンドを選択します。
2.
ソリューションのビルドが始まり、含まれるプロジェクトが順番にビルドされ
ます。
3.
ビルドが終了すると、情報出力エリアの出力ウィンドウに翻訳メッセージが表
示されます。
ビルドが終わったあと、エラー行に位置づける方法は、プロジェクトのビルドの場合と同様
です。
【Enterprise】注意事項
クライアント OS とサーバ OS との時刻にずれがあると、ビルドが正しく実行されない、ビル
ド時に警告が表示される、などの現象が発生する場合があります。なるべく時刻を合わせる
ようにしてください。
189
6
アプリケーションの生成
6.3 アプリケーションを再生成するには
ビルドを行うと、前回のビルドからソースファイルや登録集原文ファイルが変更されている
場合にコンパイルされます。
無条件にアプリケーションを生成しなおす場合に、再生成を行います。
アプリケーションの再生成には、生成時同様、プロジェクト単位およびソリューション全体
で行うことが可能です。
6.3.1 プロジェクト単位でアプリケーションを再生成するには
1.
[ビルド]-[(プロジェクト名の)リビルド]コマンドを選択します。
2.
プロジェクトのリビルドが始まります。
3.
リビルドが終了すると、情報出力エリアの出力ウィンドウに翻訳メッセージが
表示されます。
リビルドが終わったあと、エラー行に位置づける方法は、プロジェクトのビルドの場合と同
様です。
6.3.2 複数のプロジェクトのアプリケーションを再生成するには
1.
ソリューションを選択します。
2.
ソリューション配下のプロジェクトを[CTRL]キーを押しながら選択します。
3.
[ビルド]-[選択範囲のリビルド]コマンドを選択します。
4.
選択されたプロジェクトのリビルドが始まります。
5.
リビルドが終了すると、情報出力エリアの出力ウィンドウに翻訳メッセージが
表示されます。
6.3.3 ソリューション全体でアプリケーションを再生成するには
1.
[ビルド]-[ソリューションのリビルド]コマンドを選択します。
2.
ソリューションのリビルドが始まり、含まれるプロジェクトが順番にリビルド
されます。
3.
リビルドが終了すると、情報出力エリアの出力ウィンドウに翻訳メッセージが
表示されます。
リビルドが終わったあと、エラー行に位置づける方法は、ソリューションのビルドの場合と
190
6
アプリケーションの生成
同様です。
191
6
アプリケーションの生成
6.4 アプリケーションを削除するには
ビルドしたアプリケーション(出力ファイル)を削除することが可能です。
6.4.1 プロジェクト単位でアプリケーションを削除するには
1.
[ビルド]-[(プロジェクト名の)クリーン]コマンドを選択します。
2.
プロジェクトのアプリケーションの削除が始まります。
3.
クリーンが終了すると、プロジェクトのアプリケーション(出力ファイル)が
削除されます。
【Standard】注意事項
ローカルビルドで、メニューからクリーンを実行した場合、Release フォルダ及び Release フ
ォルダ配下全てのファイルが削除されます。
6.4.2 複数のプロジェクトのアプリケーションを削除するには
1.
ソリューションを選択します。
2.
ソリューション配下のプロジェクトを[CTRL]キーを押しながら選択します。
3.
[ビルド]-[選択範囲のクリーン]コマンドを選択します。
4.
選択されたプロジェクトのアプリケーションの削除が始まります。
5.
クリーンが終了すると、選択されたプロジェクトのアプリケーション(出力フ
ァイル)が削除されます。
【Standard】注意事項
ローカルビルドで、メニューからクリーンを実行した場合、Release フォルダ及び Release フ
ォルダ配下全てのファイルが削除されます。
6.4.3 ソリューション全体でアプリケーションを削除するには
1.
[ビルド]-[ソリューションのクリーン]コマンドを選択します。
2.
ソリューションに含まれているプロジェクトのアプリケーションの削除が始
まります。
3.
クリーンが終了すると、プロジェクトのアプリケーション(出力ファイル)が
削除されます。
【Standard】注意事項
192
6
アプリケーションの生成
ローカルビルドで、メニューからクリーンを実行した場合、Release フォルダ及び Release フ
ォルダ配下全てのファイルが削除されます。
193
6
アプリケーションの生成
6.5 バッチビルド
複数のプロジェクトや構成を組み合わせて、ビルド、リビルド、クリーンを実行することが
できます。
通常は、ソリューション内で共通の構成でビルドやリビルドを行いますが、プロジェクトに
よって、異なる構成を選択してビルドすることができます。
1.
[ビルド]-[バッチビルド]コマンドを選択します。選択すると、以下のよ
うなダイアログが表示されます。
2.
ビルド、リビルドの対象となるプロジェクトおよび構成の[ビルド]列をチェ
ックします。
すべて選択する場合には、[すべて選択]ボタンを、すべての選択を解除する
場合には、[すべて解除]ボタンを選択します。
3.
ビルドを実行する場合には、[ビルド]ボタンを、リビルドを実行する場合に
は、[リビルド]ボタンを選択します。
4.
選択すると、ビルド、またはリビルドが実行され、結果が[出力]ウィンドウ
に表示されます。
詳しくは、MSDN のヘルプ「[バッチ ビルド]ダイアログボックス」を参照してください。
194
6
アプリケーションの生成
6.6 転送機能
【Enterprise】COBOL 開発環境のリモートビルドによって作成されたファイルは、ビルドサー
バー上のワークスペース下に格納されます。ビルドで作成されたファイルを、開発者の任意
のタイミングで、所定の統合場所に転送する機能を提供しています。
【Standard】COBOL 開発環境のローカルビルドによって作成されたファイルは、プロジェク
トディレクトリに格納されます。ビルドで作成されたファイルを、開発者の任意のタイミン
グで、ローカル上の所定の場所にコピーする機能を提供しています。
転送機能を利用するには、あらかじめ設定しておく必要があります。転送の設定については、
「4.6.2(7) [転送]ページ」を参照してください。
6.6.1 ビルド成果物のコピー
【Enterprise】ワークスペース下にあるビルド成果物を、ビルドサーバー内の任意のディレク
トリにコピーすることができます。
あらかじめ、ログインしておく必要があります。
1.
[ビルド]-[ビルド成果物のコピー]コマンドを選択します。
2.
コピーが終了すると、出力ウィンドウにログを出力します。
【Standard】プロジェクトディレクトリ下にあるビルド成果物を、ローカル上の任意のディレ
クトリにコピーすることが出来ます。
1.
[ビルド]-[ビルド成果物のコピー]コマンドを選択します。
2.
コピーが終了すると、出力ウィンドウにログを出力します。
6.6.2 【Enterprise】 ビルド成果物のクライアントへの転送
ワークスペースの下にあるビルド成果物を、クライアントに転送することができます。
あらかじめ、ログインしておく必要があります。
1.
[ビルド]-[ビルド成果物のクライアントへの転送]コマンドを選択します。
2.
転送が終了すると、出力ウィンドウにログを出力します。
注意事項
ビルドをキャンセルすると、サイズが 0 バイトのオブジェクトファイル(.obj)が残る場合がありま
す。そのためビルドをキャンセルした後の生成は、ビルドではなくリビルドを実行してください。
195
7
Visual Studio のカスタマイズ
7
Visual Studio のカスタマイズ
この章では、Visual Studio のカスタマイズによる、COBOL 開発環境の環境設定に
ついて説明します。
196
7
Visual Studio のカスタマイズ
7.1 開発環境のカスタマイズ
Visual Studioのカスタマイズでは、Visual Studioのいろいろな機能の有効/無効の切り替えや標
準動作等の設定を行うことができます。
Visual Studioに組み込まれた全ての開発環境コンポーネント(C#、COBOLなど)に共通の設
定と個々の開発環境コンポーネントに対する個別の設定が用意されています。
本章ではCOBOL開発環境に関係する設定のみ説明します。それ以外についてはMSDNのヘル
プを参照してください。
<注意事項>
本章で取り上げない機能の設定や、本章で取り上げた機能の設定の中で現われる COBOL には
該当しない項目を変更される場合は、MSDN のヘルプの内容を十分にご理解頂いた上で行っ
てください。不用意な設定は、COBOL 開発環境で期待しない動作の原因になる可能性があり
ます。
197
7
Visual Studio のカスタマイズ
7.2 Visual Studio 全般の設定
7.2.1 環境全般に関する設定
Visual Studio のウィンドウやメニューなどの表示に関して設定を変更することができます。
ウィンドウメニューに関する設定
[ウィンドウ]メニューのウィンドウ一覧に表示するウィンドウの数を設定することができ
ます。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[全般]を開きます。
3.
[<n>項目をウィンドウ メニューに表示]テキストボックスに表示したいウィ
ンドウの数を入力します。値としては、1~24 までの数値が入力可能です。初
期値は 10 です。
4.
[OK]ボタンを選択します。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
最近使ったファイルの表示に関する設定
198
7
Visual Studio のカスタマイズ
[ファイル]メニューの[最近使ったファイル]や[最近使ったプロジェクト]配下に表示
するファイルやプロジェクトを変更することができます。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[全般]を開きます。
3.
[<n>項目を最近使用した一覧に表示]テキストボックスに表示したいファイ
ルやプロジェクトの数を入力します。値としては、1~24 までの数値が入力可
能です。初期値は 10 です。
4.
[OK]ボタンを選択します。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
視覚的効果に関する設定
Visual Studio の視覚的効果の動作について変更が可能です。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[全般]を開きます。
3.
[視覚的効果]について、設定を変更します。
クライアントのパフォーマン
スに基づいて視覚的効果を自
動的に調整する
[リッチ クライアント エク
スペリエンスを有効にする]
[可能ならハードウェアのグ
ラフィックス アクセラレー
タを使用する]
Visual Studio で視覚的効果を自動的に調整する
か、ユーザーが明示的に調整するかを指定します。
この調整によって、色の表示がグラデーションか
らフラットに変わったり、メニューまたはポップ
アップ ウィンドウでのアニメーションの使用が
制限されたりすることがあります。
グラデーションやアニメーションなど、Visual
Studio の視覚的効果のすべてを有効にします。 リ
モート デスクトップ接続や古いグラフィックス
アダプターを使用している場合は、これらの機能
のパフォーマンスが低下する可能性があるため、
このオプションをオフにします。 このオプション
を選択できるのは、[クライアントのパフォーマン
スに基づいて視覚的効果を自動的に調整する] を
オフにした場合だけです。
可能な場合は、ソフトウェア アクセラレータでは
なく、ハードウェアのグラフィックス アクセラレ
ータを使用します。このオプションを選択できる
のは、[クライアントのパフォーマンスに基づいて
視覚的効果を自動的に調整する] をオフにした場
合だけです。
199
7
Visual Studio のカスタマイズ
4.
[OK]ボタンを選択します。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
ステータスバーの表示に関する設定
ステータスバーの表示に関しては、オプションの変更にて可能です。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[全般]を開きます。
3.
[ステータスバーの表示]チェックボックスにて、表示する場合には、選択し、
表示しない場合には、選択を解除する。
4.
[OK]ボタンを選択します。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
ツールウィンドウに関する設定
ツールウィンドウに関して様々な設定を変更することが可能です。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[全般]を開きます。
3.
設定を変更します。
[閉じる]ボタンをアクティ
ブなツールウィンドウに対し
てのみ実行する
[自動的に隠す]ボタンをア
クティブなツールウィンドウ
に対してのみ実行する
4.
選択した場合、[閉じる]ボタンにて、アクティ
ブなツールウィンドウのみを閉じることとなりま
す。
なお、選択を解除した場合には、[閉じる]ボタ
ンを選択することで、領域を共有するすべてのツ
ールウィンドウを閉じることとなります。
選択した場合、[自動的に隠す]ボタンにて、ア
クティブなツールウィンドウにカーソルのフォー
カスがない場合、自動的に非表示とすることとな
ります。
なお、選択を解除した場合には、[自動的に隠す]
ボタンを選択することで、領域を共有するすべて
のツールウィンドウを自動的に非表示とすること
となります。
[OK]ボタンを選択します。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
200
7
Visual Studio のカスタマイズ
7.2.2 Web ブラウザーに関する設定
統合開発環境で利用する Web ブラウザーに関して設定を変更することが可能です。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[Web ブラウザー]を開き
ます。
3.
設定を変更します。
ホームページ
検索ページ
ソース表示の選択
Internet Explorer オプション
4.
Web ブラウザーを起動した際に表示するページを
設定します。
初期状態では、MSDN のホームページが表示され
ます。
内部 Web ブラウザーでの検索ページを設定しま
す。
内部 Web ブラウザーからページの[ソースの表
示]を選択した場合に、Web ページを開くエディ
ターを選択します。
[ソースエディター][HTML エディター][外
部エディター]を選択することが可能です。
ボタンを選択すると、Internet Explorer のオプショ
ン画面が表示されます。Visual Studio だけでなく、
Internet Explorer の設定にも反映されます。
[OK]ボタンを選択します。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
7.2.3 キーボードに関する設定
開発環境のキーボード操作をカスタマイズできます。使用頻度の高い操作のショートカット
キーを独自に設定したり、特定の動作を自由な組み合わせで設定したりできます。
繰り返しの多い編集作業をする場合、ショートカットキーを使うとキー操作の回数を低減で
き、処理効率を向上できます。
これらの設定を変更するには、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[キーボード]を開きます。
201
7
Visual Studio のカスタマイズ
[キーボード]ページで設定できる項目を次に示します。
• ショートカットキーの割り当て
• ショートカットキーの追加、削除
3.
[以下の文字列を含むコマンドを表示]リストボックスにて、設定を行うコマ
C
3
5
ンドを選択します。
その際、Visual Studio のメニューに対応する文字列を指定してコマンドが選択
できます。編集メニューの場合であれば、「編集.」と入力すると、編集メニ
ュー配下をはじめとして、編集に関する機能が一覧に表示されます。
例えば、キーワード補完のショートカットを変更するのであれば、「キーワー
ド補完」と入力することで選択できます。
既に割り当てられている場合には、[選択したコマンドへのショートカット]
4.
ドロップダウンリストに表示されます。同じキーの組み合わせが使用されてい
A4
た場合には、新しいショートカットキーを入力しなおすことで割り当てを変更
0,
することが可能です。
C4
削除する場合には、[削除]ボタンを選択します。
1
また、追加、もしくは割り当てを行う場合には、[ショートカットキー]テキ
ストボックスにて、ショートカットを入力します。(例えば、CTRL+A を追加
したい場合は、[Ctrl]キーを押しながら[A]を押します。)[使用する場
所]ドロップダウンリストを選択することで有効となる範囲を変えることも可
能です。
追加、もしくは割り当てを行う場合には、[割り当て]ボタンを選択します。
202
7
5.
Visual Studio のカスタマイズ
設定に問題がなければ、[OK]ボタンを選択します。
[キャンセル]ボタンを選択すると、変更されません。
ショートカットキーとしては、文字キーと[Alt]、[Ctrl]のいずれかのキー(複数可)を組
み合わせて、指定することが可能です。また、前述の組み合わせに対して、[Shift]キーを
組み合わせることが可能です。
なお、[PrintScreen/SysRq]、[ScrollLock]、[Pause/Break]、[Tab]、[CapsLock]、[Insert]、
[Home]、[End]、[PageUp]、[PageDown]、[Windows ロゴ キー]、[アプリケー
ション キー]、すべての方向キー、[Enter]、数値キーパッドの [NumLock]、[Del]、
または [Ctrl]+[Alt]+ [Del]には割り当てることができません。
[キーボード]ページの設定内容については、MSDN のヘルプの「[キーボード]([オプ
ション]ダイアログボックス-[環境])」および、「方法:ショーカットキーを使用する」
C
を参照してください。
3
3
以下に、COBOL で有効なコマンドを示します。
<ファイルに関する操作>
ファイル.このウィンドウ以外すべて閉じる
ファイル.すべてを保存
ファイル.ソリューションを閉じる
ファイル.ファイルを開く
ファイル.プロジェクトを開く
ファイル.プロジェクトを閉じる
ファイル.新しいファイル
ファイル.新しいプロジェクト
ファイル.選択されたファイルを上書き保存
ファイル.選択されたファイルに名前をつけて保存
ファイル.閉じる
ファイル.保存オプションの詳細設定
<エディターに関する操作>
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:0]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:1]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:2]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:3]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:4]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:5]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:6]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:7]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:8]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[選択行:9]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[注記行:星
印]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[注記行:斜
203
7
Visual Studio のカスタマイズ
線]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[デバッグ行:
D]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[継続行:-]
エディタコンテキストメニュー.コードウィンドウ.標識領域の編集.[空白]
編集.[選択行:0]
編集.[選択行:1]
編集.[選択行:2]
編集.[選択行:3]
編集.[選択行:4]
編集.[選択行:5]
編集.[選択行:6]
編集.[選択行:7]
編集.[選択行:8]
編集.[選択行:9]
編集.[注記行:星印]
編集.[注記行:斜線]
編集.[デバッグ行:D]
編集.[継続行:-]
編集.[空白]
編集.1 ページ下へスクロール
編集.1 ページ下まで選択
編集.1 ページ上へスクロール
編集.1 ページ上まで選択
編集.1 画面下へ移動
編集.1 画面上へ移動
編集.1 語削除
編集.1 行下へ
編集.1 行下へスクロール
編集.1 行下まで選択
編集.1 行下まで列を拡張
編集.1 行上へ
編集.1 行上へスクロール
編集.1 行上まで拡張
編集.1 行上まで列を選択
編集.1 番下の行へスクロール
編集.EOL まで削除
編集.アウトラインの中止
編集.アウトラインの展開、縮小
編集.インクリメンタル検索
編集.インクリメンタル検索を元に戻す
編集.インデントの後で行を開始
編集.カレントを表示
編集.キーワード補完
編集.クイックヒント
編集.クイック検索
編集.クイック置換
編集.クリップボートリングの切り替え
編集.コピー
編集.ジャンプ
編集.シンボルの検索
編集.スニペットの挿入
編集.スペースの表示
204
7
Visual Studio のカスタマイズ
編集.半角スペースをタブに変換
編集.すべてのアウトラインの切り替え
編集.すべてのブックマークを無効にします
編集.すべて選択
C
4
2
編集.タスク一覧へのショートカットの追加
編集.タブの挿入
編集.タブを左へ
編集.タブを半角スペースに変換
編集.ドキュメントのフォーマット
編集.ドキュメントの開始位置に移動
編集.ドキュメントの開始位置まで拡張
編集.ドキュメントの終了位置まで移動
編集.ドキュメントの終了位置まで拡張
編集.ドキュメント内の前のブックマーク
編集.ドキュメント内の次のブックマーク
編集.ドキュメント内のブックマークをすべてクリア
編集.パラメータヒント
編集.パラメータヒントのコピー
編集.パラメータヒントの貼り付け
C
4
2
編集.テキストとしてファイルを挿入
編集.フィルタレベルを上げる
編集.フィルタレベルを下げる
編集.ファイルを開く
編集.フォルダを指定して検索
編集.フォルダを指定して置換
編集.フォルダ内の次のブックマーク
編集.フォルダ内の前のブックマーク
編集.ブックマークの設定解除
編集.ブックマークのクリア
編集.ブックマークを有効にする
ブレイクポイントの挿入
編集.メンバの一覧
編集.やり直し
編集.一連番号を空白に戻す
編集.右に 1 文字移動
編集.右側の 1 文字まで列を選択
編集.右側の 1 文字を選択
編集.下に 1 行挿入
編集.右端で折り返す
編集.検索
編集.検索の中止
編集.元に戻す
編集.現在の単語を検索
編集.行に改行を挿入
編集.行の削除
編集.行の置換
編集.行の切り取り
編集.行を下端にする
編集.行を下端まで拡張
編集.行を上端にする
編集.行を上端まで拡張
編集.行頭に移動
編集.行頭まで拡張
編集.行頭まで列を拡張
編集.行末に移動
編集.行末まで拡張
205
7
Visual Studio のカスタマイズ
編集.行末まで列を拡張
編集.左に 1 文字移動
編集.左側の 1 文字まで列を選択
編集.左側の 1 文字を選択
編集.一連番号の振り直し
編集.最後に戻った場所まで選択
編集.削除
編集.次の単語へ移動
編集.次の単語まで拡張
編集.次の単語まで列を拡張
編集.次を検索
編集.次を検索(選択範囲)
編集.小文字に変換
編集.上に 1 行挿入
編集.上書きモード
編集.切り取り
編集.選択範囲のキャンセル
編集.選択範囲のコメント
編集.選択範囲のコメントを解除
編集.選択範囲のフォーマット
編集.選択範囲の非表示
編集.前のブックマーク
編集.前の単語へ移動
編集.前の単語まで拡張
編集.前の単語まで列を拡張
編集.前を検索
編集.前を検索(選択範囲)
編集.大文字に変換
編集.単語の最後まで削除
編集.単語の最初まで削除
編集.単語の置換
編集.置換
編集.定義に縮小
編集.貼り付け
編集.入力候補
編集.文字の置換
ズーム
<プロジェクトに関する操作>
表示.ソリューションエクスプローラー
プロジェクト.スタートアッププロジェクトに設定
プロジェクト.プロジェクト依存関係
プロジェクト.プロジェクトのアンロード
プロジェクト.プロジェクトのビルド順序
プロジェクト.新しい項目の追加
プロジェクト.既存項目の追加
<ビルド、デバッグに関する操作>
ビルド.キャンセル
ビルド.ソリューションのビルド
206
7
Visual Studio のカスタマイズ
ビルド.ソリューションのリビルド
ビルド.プロジェクトのみビルド
ビルド.プロジェクトのみのリビルド
ビルド.バッチビルド
ビルド.構成マネージャー
また、Visual Studio では既定のショートカットキーも用意されています。既定のショートカ
ットキーについては、MSDN のヘルプの「ショートカットキー」を参照してください。
7.2.4 起動時の状態に関する設定
Visual Studio の起動時の状態を設定で変更ができます。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[スタートアップ]を開き
ます。
3.
[スタートアップ時]ドロップダウンリストにて選択します。
ドロップダウンリストの選択肢は以下の通りです。
なお、既定値は、[スタート ページの表示]です。
ホームページを開く
最後に読み込んだソリュー
ション
[プロジェクトを開く] ダ
Visual Studio の起動時に[環境]-[Web ブラウザー]
の[ホームページ]オプションで設定された既定の
Web ページを表示します。
Visual Studio の起動時に、最後に読み込んだソリュー
ションが読み込まれます。
Visual Studio の起動時に、[プロジェクトを開く]ダ
207
7
Visual Studio のカスタマイズ
イアログ ボックスの表示
[新しいプロジェクト] ダ
イアログ ボックスの表示
空の環境の表示
スタート ページの表示
4.
イアログが表示されます。
Visual Studio の起動時に、[新しいプロジェクト]ダ
イアログが表示されます。
Visual Studio の起動時に、何も表示されません。
Visual Studio の起動時に、スタートページが表示され
ます。
[OK]ボタンを選択する選択します。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
7.2.5 ドキュメントに関する設定
編集するドキュメントに関して設定することができます。
設定を変更するには、以下の手順で設定を変更します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[ドキュメント]を開きま
す。
環境外でのファイルの変更
を検出
読み取り専用ファイルの編
集を有効にし、保存時に警
告する
208
選択した場合、Visual Studio 以外で変更されたかどう
かを検出し、警告メッセージを表示します。
なお、[保存する場合、変更を自動的に読み込む]
を選択すると、保存する際、他の変更が自動的に読
み込まれるため、変更を検出したことによる警告メ
ッセージは表示されません。
Visual Studio でも変更している場合には、外部の変更
を反映するかを確認するメッセージが表示され、反
映すると、Visual Studio での変更が破棄されます。
選択した場合、読み取り専用ファイルを編集が可能
になります。ただし、保存する際に読み取り専用で
あることが警告されます。
7
現在アクティブなドキュメ
ントのディレクトリを使っ
てファイルを開く
読み込み時に行の終わりの
整合性を確認する
全体的に元に戻す操作で編
集したファイルが変更され
る場合、警告を表示
その他のファイルをソリュ
ーションエクスプローラー
に表示
コードページでデータが保
存できない場合、Unicode
でドキュメントを保存
3.
Visual Studio のカスタマイズ
そのため、編集したファイルは、名前をつけて保存
する必要があります。
選択した場合、ファイルを開くダイアログで現在ア
クティブなドキュメントのディレクトリが使用され
ます。
選択した場合、ファイルを読み込むときに、行の終
わりの整合性をチェックし、不整合があると警告メ
ッセージが表示されます。
選択した場合、元に戻す操作を行なって、影響を受
けたファイルをすべてグローバル変更の前にロール
バックすることによって、特定のファイルでそれ以
降の変更が破棄される可能性がある場合に、メッセ
ージボックスが表示されます。COBOL では無効で
す。
選択した場合、プロジェクトに登録されていないフ
ァイルを[ファイル]-[開く]-[ファイル]等で開
くと、ソリューションエクスプローラーに[その他
のファイル]フォルダが表示され、その下に開いた
ファイルのアイコンが表示されるようになります。
[その他のファイル]フォルダには、[その他のフ
ァイル プロジェクトに保存された項目]にて指定さ
れた数のファイルがソリューション情報として保持
されますので、プロジェクトに登録されていないフ
ァイルでもソリューションにて管理することが可能
となります。[その他のファイル プロジェクトに保
存された項目]では、0~256 の整数が入力できます。
選択した場合、選択されたコードページと互換性の
ない情報は、Unicode 形式で保存されます。
なお、COBOL のソースファイルは、Shift-JIS コード
で保存されている必要がありますので、この項目は
選択しないでください。
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合に、それ以降のドキュメントに適用されます。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
7.2.6 検索と置換に関する設定
編集するドキュメントに関して設定することができます。
設定を変更するには、以下の手順で設定を変更します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[検索と置換]を開きます。
209
7
Visual Studio のカスタマイズ
情報メッセージを表示する
警告メッセージを表示する
検索テキストをエディター
から自動的に作成する
3.
選択した場合、検索や置換を行なった場合に、情報
メッセージが表示されます。
選択した場合、検索や置換を行なった場合に、警告
メッセージが表示されます。
選択した場合、検索や置換を行う時にテキストエデ
ィターの現在のカーソル位置から文字列を取得し、
検索する文字列とします。
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合に、それ以降のドキュメントに適用されます。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
7.2.7 国際対応に関する設定
国際対応に関して設定することができます。
設定を変更するには、以下の手順で設定を変更します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[国際対応の設定]を開き
ます。
210
7
3.
Visual Studio のカスタマイズ
[言語]ドロップダウンリストから言語を選択します。
初期値は、「日本語」になります。
現在インストールされている言語と、「Microsoft Windows と同じ」から選択で
きます。
本製品では、日本語のみサポートしているため、日本語以外の言語は選択しな
いでください。
4.
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合に、Visual Studio を再起動する必要があります。
再起動後、Visual Studio 全般(メニュー表示など)に適用されます。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
7.2.8 自動バックアップに関する設定
自動バックアップに関して設定することができます。
設定を変更するには、以下の手順で設定を変更します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[自動バックアップ]を開
きます。
211
7
Visual Studio のカスタマイズ
自動バックアップの実行間
隔
3.
選択した場合、テキストエディターで編集している
ファイルを自動的にバックアップされます。
バックアップの間隔は分単位で指定可能であり、バ
ックアップしたファイルは指定された日数保存され
ます。
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合に、Visual Studio 全般に適用されます。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
7.2.9 設定のインポートとエクスポートに関する設定
設定のインポートとエクスポートに関して設定することができます。
設定を変更するには、以下の手順で設定を変更します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[環境]-[設定のインポートとエク
スポート]を開きます。
212
7
このファイルに自動的に設
定を保存する
チーム設定ファイルを使用
する
3.
Visual Studio のカスタマイズ
指定されたファイルに Visual Studio の設定が保存さ
れます。
選択した場合、設定されたファイルで共有すること
ができます。
なお、パスは、UNC パスか、ローカルパスでなくて
はなりません。
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合に、Visual Studio 全般に適用されます。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
213
7
Visual Studio のカスタマイズ
7.3 プロジェクトおよびソリューションに関する設定
7.3.1 プロジェクトおよびソリューション全般の設定
プロジェクトの場所に関する設定
プロジェクトの保存場所を変更するためには、以下の手順で設定を変更します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[プロジェクトおよびソリューション]
-[全般]を開きます。
3.
[Visual Studio プロジェクトの場所]テキストボックスに保存したいフォルダ
を設定します。インストール直後の初期値は、
「マイドキュメント配下の Visual
Studio <バージョン>¥Projects」です。
4.
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合に、それ以降に作成するすべてのプロジェクト
に適用されます。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
ここで設定したフォルダは、
[プロジェクトを開く]などのダイアログに表示される[マイ プ
ロジェクト]に関連付けられます。
214
7
Visual Studio のカスタマイズ
一時プロジェクトに関する設定
一時プロジェクトを利用するためには、以下の手順で設定を変更します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[プロジェクトおよびソリューション]
-[全般]を開きます。
3.
[作成時に新しいプロジェクトを保存]チェックボックスのチェックをはずす。
(初期状態では、チェックされています。)
4.
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合に、それ以降に作成するすべてのプロジェクト
に適用されます。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
ソリューションエクスプローラーの表示に関する設定
ソースファイルなどを編集ウィンドウで開いた際に、ソリューションエクスプローラーの選
択項目と連動させることができます。連動させる場合には、以下の手順で設定を変更します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[プロジェクトおよびソリューション]
-[全般]を開きます。
3.
[アクティブなアイテムをソリューションエクスプローラーで選択された状
態にする]チェックボックスをチェックします。(初期状態では、チェックさ
れていません。)
4.
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合に、それ以降のビルドに適用されます。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
215
7
Visual Studio のカスタマイズ
7.3.2 ビルドおよび実行に関する設定
216
7
Visual Studio のカスタマイズ
7.4 編集ウィンドウに関する設定
7.4.1 言語共通の設定
(1) 言語共通の設定
編集ウィンドウの設定のうち、言語共通で設定される内容があります。
COBOL 以外の言語を使用しており、この設定を変更される場合には注意してください。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウにて、[テキストエディター]-[全般]
を開きます。
3.
[全般]プロパティページにて、設定を変更する。
ドラッグ アンド ドロップ
編集
区切り記号を自動強調する
変更履歴を記録する
選択した場合、テキストをマウスで選択し、別の位
置にドラッグすることでテキストを現在のドキュメ
ントや別に開いているドキュメントに移動させるこ
とが可能となります。
選択した場合、パラメータまたは項目と値のペアの
区切り文字および対応する中かっこが強調表示され
ます。
COBOL では未サポートとなります。
選択した場合、変更されたコードを示す黄色の縦線
が表示され、保存すると、緑色の縦線が表示されま
す。
217
7
Visual Studio のカスタマイズ
シグネチャ(BOM)なしの
UTF-8 エンコードを自動
検出
マージン
インジケーター マージン
垂直スクロールバー
水平スクロールバー
現在の行を強調表示する
シグネチャ(BOM ※1)がない UTF-8 のファイルや、
シグネチャ(BOM)もエンコードのタグもない UTF-8
の文書ファイルの場合に、中身の文字コードを調べ
て UTF-8 のエンコードかどうかを識別し、エディタ
ーのエンコーディング方式を切り替えます。
選択した場合、テキスト領域の左端にマージン領域
が表示されます。マージンのクリックによって、テ
キストの 1 行全体を選択することや、マージンをド
ラッグすることで連続する行を選択することが可能
となります。
選択した場合、テキスト領域の左端の外側にインジ
ケーター マージン領域が表示されます。インジケー
タマージンをクリックすることでブレークポイント
を設定することが可能となります。
選択を解除した場合には、ブレークポイントが設定
された場合、設定された行全体が反転表示されます。
選択した場合、縦方向のスクロールバーが表示され
ます。スクロールバーによって、上下にスクロール
することができ、エディターの表示領域外にあるテ
キストを表示することができます。
選択を解除した場合には、カーソルキーや[PageUp]
キー、[PageDown]キーを使ってスクロールするこ
とができます。
選択した場合、横方向のスクロールバーが表示され
ます。スクロールバーによって、左右にスクロール
することができ、エディターの表示領域外にあるテ
キストを表示することができます。
選択を解除した場合には、カーソルキーを使ってス
クロールすることができます。
選択した場合、カーソルのある行全体を枠で囲って
表示します。
(※1)Unicode のファイルの先頭にはシグネチャあるいは BOM (Byte Order
Marker)と呼ばれる Unicode のエンコーディング方式を表すマーカが入れられ
ます。これは本来、UCS-2、 UTF-16、 UCS-4 がリトルエンディアンかビッグ
エンディアンかを区別するためのマーカでしたが、現在では UTF-8 にも入れら
れることがあります。
Unicode エンコード
UCS-2、 UTF-16
UCS-4
UTF-8
シグネチャ(BOM)
0xFEFF(リトルエンディアンではバイト順序が逆
となる)
0x0000FEFF(リトルエンディアンではバイト順序
が逆となる)
0xEFBBBF
Visual Studio のエディターは、これらのシグネチャ(BOM)を識別して適切な
エンコーディング方式に切り替えます。文書ファイルの場合は更にエンコード
のタグも識別されます。BOM もエンコードのタグもない Unicode ファイルは
他のテキストファイル同様に、Windows システムの既定のコードページを使
います。「シグネチャ(BOM)なしの UTF-8 エンコードの自動検出」は、BOM
もエンコードのタグもない UTF-8 のファイルの場合に、中身の文字コードを調
218
C
4
1
7
Visual Studio のカスタマイズ
べることで UTF-8 のエンコードであるかどうかを識別し、エディターのエンコ
ーディング方式を切り替える機能です。
但し、COBOL ソースは日本語(シフト JIS)です。
4.
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合には、変更が有効になります。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
(2) フォントおよび色に関する設定
編集ウィンドウでのフォントや色に関する設定を変更することが可能です。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウにて、[環境]-[フォントおよび色]
を開きます。
3.
[設定の表示]ドロップダウンリストから「テキストエディター」を選択しま
す。
4.
[表示項目]ドロップダウンリストで変更する項目を選択し、[フォント][サ
イズ][前景色][背景色][太字]の各項目を設定する。
5.
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合には、変更が有効になります。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
219
Visual Studio のカスタマイズ
7
COBOL では、下記の表示項目が、色やフォントの設定対象です。
C

キーワード(予約語)
2

文字列(文字定数)
8

コメント(注釈行)

デバッグ行

コードスニペットフィールド
フォントを選択するときは、次のことに注意してください。
固定形式のエディターを使う場合は、太字で表示される固定幅のフォント(MS ゴ
シックなど)を選択します。
自由形式のエディターの場合でも、日本語が表示可能なフォント(MS ゴシック、
MS 明朝など)を選択します。
7.4.2 言語共通の設定
(1) タブやインデントに関する設定
タブの扱いや、インデントのサイズについて設定を変更することができます。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
220
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
C
2
5
7
2.
Visual Studio のカスタマイズ
表示された[オプション]ウィンドウにて、[テキストエディター]-[Cobol]
-[タブ]を開きます。
インデント
タブ
Enter を入力した場合のインデントの扱いを指定す
る。
[なし]の場合、新しい行は、インデントなしで追
加する。
[ブロック]の場合、以下の通りとする。
新しい行を次に追加する場合には、カーソルのある
行と同じカラム位置にインデントして追加する。
新しい行を前に追加する場合には、インデントなし
で追加する。
固定形式の場合、インデント設定は使用できません。
タブコードを入力した場合の扱いを指定する。
[タブサイズ]は、タブコード 1 文字に該当するバ
イト数を指定します。初期状態では、8 とする。
[インデントサイズ]は、行インデント操作によっ
てインデントされるバイト数を指定する。初期状態
では、4 とする。
また、タブコードを空白に置き換える場合には、[空
白の挿入]、タブコードのまま保持する場合には、
[タブの保持]を選択する。
初期状態では、「タブの保持」が選択された状態と
する。
3.
[タブ]プロパティページにて、設定を変更する。
4.
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合には、変更が有効になります。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
221
7
Visual Studio のカスタマイズ
タブサイズとインデントサイズが異なる場合、行インデントを行なったあと、行インデント
解除を行なった場合、テキストの位置が正しく戻らない(インデントが正しく解除されない)
場合がありますので、注意してください。
(2) それ以外の設定
[タブ]、[フォントおよび色]以外にも編集ウィンドウに関する設定を変更することが可
能です。
変更する場合には、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウにて、[テキストエディター]-[Cobol]
-[全般]を開きます。
3.
[全般]プロパティページにて、設定を変更する。
4.
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合には、変更が有効になります。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
入力候補
設定
222
[自動メンバ表示]チェックボックスを選択する
と、編集中に入力候補を自動表示するかどうかを指
定する。
この機能は、使用できません。
[仮想空白文字を使用]チェックボックスを選択する
と、行末より右側にもカーソルを移動することが可
7
表示
Visual Studio のカスタマイズ
能となります。
また、行末より右側に文字を挿入すると、行末から
文字の前までに空白文字が挿入されます。
[右端で折り返す]チェックボックスを選択する
と、表示範囲(ウィンドウの右端)を超えた部分は、
自動的に折り返されます。
ただし、固定形式をご利用になる場合には、行番号
がつかない状態で折り返されます。
[右端で折り返し記号を表示する]チェックボック
スを選択すると、長い行を 2 行目に折り返したことを
改行矢印で示します。
[選択領域がない場合は、切り取りまたはコピー コ
マンドを空白行に適用する]チェックボックスを選
択すると、空白行で選択領域がない場合、[切り取
り]または[コピー]コマンドを選択すると、クリ
ップボードに空白行がコピーされます。なお、一連
番号のみの行の場合、空白行とはみなされないの
で、空白行がコピーされるのではなく、その一連番
号のみの行がそのままコピーされます。
[行番号]チェックボックスを選択すると、テキス
トの左側に行番号(相対行番号)が表示されます。
[シングルクリックでの URL ナビゲーションを有効
にする]チェックボックスを選択すると、テキスト
中に埋め込まれた URL を[Ctrl]キーを押しながら
クリックしたときに、その Web ページが表示されま
す。
223
7
Visual Studio のカスタマイズ
7.5 デバッグに関する設定
デバッグに関して設定することができます。但し、デバッグ機能は使用できません。
設定を変更するには、以下の手順で設定を変更します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択します。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[デバッグ]-[全般]を開きます。
すべてのブレークポイント
を削除する前に確認する
1つのプロセスがブレーク
するとき、他のプロセスも
ブレークする
例外が AppDomain または
マネージ/ネイティブの境
界を超える場合にブレーク
する
アドレスレベルのデバッグ
を有効にする
ソースがない場合は逆アセ
ンブリの表示
ブレークポイントのフィル
タを有効にする
例外処理アシスタントを有
効にする
224
選択した場合、[すべてのブレークポイントの削除]
コマンドを選択すると、確認メッセージが表示され
ます。
選択した場合、デバッグの中断によって、アタッチ
しているすべてのプロセスが中断されます。選択を
解除した場合には、[プロセス]ウィンドウに[中
断]ボタンが表示され、プロセスを選択して中断す
ることが可能となります。
例外がアプリケーションドメインの境界やマネージ
コードとネイティブコードの境界を越える場合に中
断できるようになります。
選択した場合、[逆アセンブル]ウィンドウを用い
たデバッグが可能となります。
選択した場合、ソースがなければ、[逆アセンブル]
ウィンドウが表示されます。
選択した場合、特定のプロセス、スレッド、または
コンピュータだけにフィルタが影響するように、
[ブ
レークポイント]ウィンドウで[フィルター]メニ
ューが有効になります。
選択した場合、例外発生時に、例外を通知する[例
外]ダイアログではなく、[例外処理アシスタント]
7
ハンドルされていない例外
で呼び出し履歴をアンワイ
ンドする
'マイ コードのみ' 設定を
有効にする
非ユーザーオブジェクトの
すべてのメンバを変数ウィ
ンドウに表示する(Visual
Basic のみ)
起動時にユーザー コード
が見つからないとき警告
.NET Framework ソースのス
テッピングを有効にする
プロパティおよび演算子を
ステップオーバーする(マ
ネージのみ)
プロパティの評価とその他
の暗黙的な関数の呼び出し
を常に有効にする
変数ウィンドウのオブジェ
クトに対して文字列変換関
数を呼び出す
ソース サーバー サポート
を有効にする
ソース サーバー診断メッ
セージを出力ウィンドウに
表示する
部分信頼アセンブリのソー
スサーバーを許可する(マ
ネージのみ)
ブレークポイントおよび現
在のステートメントのソー
ス行全体を強調表示する
元のバージョンと完全に一
致するソース ファイルを
必要とする
出力ウィンドウの文字をす
べてイミディエイトウィン
ドウにリダイレクトする
オブジェクトの生の構造体
Visual Studio のカスタマイズ
のダイアログが表示されます。
[呼び出し履歴] ウィンドウで、未処理の例外が発生
した前の時点に呼び出し履歴をロールバックしま
す。
選択した場合、ユーザーコードだけを表示してステ
ップインするようになります。
デバッガはユーザー コード ("マイ コード") だけ
を表示してステップ インします。システム コード
や、その他の最適化されたコードまたはデバッグ シ
ンボルを持たないコードは無視されます。
選択した場合、ユーザーコード(“マイコード”)が存
在しない場合に、警告を行います。
デバッグ時に .NET Framework ソース コードにス
テップ インできます。 このオプションを有効にす
ると、[マイ コードのみ] が自動的に無効になりま
す。.NET Framework シンボルは、キャッシュの場所
へダウンロードされます。
デバッグ時にマネージ コード内のプロパティおよ
び演算子にステップ インしません。
選択した場合、変数ウィンドウと[クイックウォッ
チ]ダイアログでプロパティの自動評価と暗黙的な
関数の呼び出しが有効になり、フィールドを更新す
ると、プロパティも更新されます。
変数ウィンドウでオブジェクトを評価するときに文
字列変換呼び出しを暗黙的に実行します。 したがっ
て、結果は型名ではなく、文字列として表示されま
す。 C# コードのデバッグ時にのみ適用されます。
選択した場合、Debugging Tools for Windows に含まれ
る SrcSrv ソース サーバー (srcsrv.dll) からコード
を取得します。COBOL は未サポート。
選択した場合、診断メッセージを出力ウィンドウに
表示します。COBOL は未サポート。
選択した場合、部分信頼アセンブリのソースを取得
しないという既定の動作がオーバーライドされま
す。COBOL は未サポート。
選択した場合、ブレークポイントおよび現在のステ
ートメントが強調表示されます。COBOL は未サポー
ト。
選択した場合、デバッグ中の実行可能ファイルとビ
ルドしたときに使用したソースコードと現在のソー
スコードが一致するかをチェックします。
コードが異なる場合、「現在のソースコードを表示
できません」というメッセージが表示され、ソース
コードが表示できません。
COBOL では未サポート。
選択した場合、デバッガメッセージをイミディエイ
トウィンドウに送信します。
COBOL の場合、出力メッセージのうち、例外発生の
メッセージがイミディエイトウィンドウに送信され
ます。
選択した場合、すべてのオブジェクトの構造体ビュ
225
7
Visual Studio のカスタマイズ
を変数ウィンドウに表示す
る
モジュールの読み込み中に
JIT 最適化を抑制する
起動時にシンボルが見つか
らないとき警告(ネイティ
ブのみ)
起動時、スクリプトデバッ
グが無効な場合は警告する
ーのカスタマイズを無効にします。
COBOL では未サポート。
選択した場合、デバッガのアタッチ時に JIT の最適化
を無効にします。
選択した場合、プログラムをデバッグするときにそ
のプログラムのシンボル情報がない場合は、警告を
示すダイアログ ボックスが表示されます。
選択した場合、デバッガの起動時にスクリプト デバ
ッグが無効である場合に警告ダイアログ ボックス
が表示されます。
dll エクスポートの読み込
み(ネイティブのみ)
選択した場合、DLL エクスポート テーブルを読み込
みます。DLL エクスポート テーブルのシンボル情報
は、対応するシンボルのない Windows 98 システム
の DLL、Windows メッセージ、Windows プロシー
ジャ (WindowProc)、COM オブジェクト、マーシャ
リング、または DLL を操作する場合に役立ちます。
並列スタックの図を上下逆
に表示
書き込まれたデータで値が
変更されなかった場合は
GPU メモリアクセス例外を
無視します
選択した場合、スタックを [並列スタック] ウィンド
ウに表示する方向を制御します。
データが変更されなかった場合、デバッグ中に検出
された競合状態を無視します。
3.
[OK]ボタンを選択します。
[OK]ボタンを選択した場合に、Visual Studio 全般に適用されます。
[キャンセル]ボタンを選択した場合には、変更されません。
上記以外は、MSDN のヘルプ「[全般]([オプション]ダイアログボックス-[デバッグ])」
を参照してください。
226
8
8
ツール
ツール
この章では、Visual Studio に統合された COBOL 開発環境で利用可能なメニュー項
目について説明します。説明している項目以外は、保証外とします。
227
8
ツール
8.1 既存 COBOL 資産のインポート
【Enterprise】既存COBOL資産のインポートは、既存のプロジェクトファイル(*.hcpr)から
COBOL開発環境のプロジェクトファイル(*.neccblproj)への変換を行います。
【Standard】既存COBOL資産のインポートは、既存のプロジェクトファイル(*.cpr)からCOBOL
開発環境のプロジェクトファイル(*.neccblproj)への変換を行います。
インポートするには、あらかじめ、インポート対象格納ディレクトリへ、既存COBOL資産を
格納しておく必要があります。概要については、「1.4既存COBOLからの移行手順の概略」を
参照してください。
既存COBOL資産のインポートは、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[既存 COBOL 資産のインポート]を選択します。
【Enterprise】
【Standard】
228
8
2.
ツール
インポート対象格納ディレクトリを指定します。以下のディレクトリを指定し
てください。
・ 既存 COBOL プロジェクトファイル格納ディレクトリ名
パスを直接入力するか、参照ボタンを押下して、ディレクトリの参照ダイアロ
グでパスを指定します。指定したディレクトリ配下のプロジェクトファイルは
階層を問わずすべて取得します。ディレクトリ指定は相対パスを設定可能です。
プロジェクトファイルと同じディレクトリ以外に参照しているファイルがあ
る場合、ファイル種別に応じて以下の入力項目に外部ディレクトリを指定する
必要があります。
・ COBOL ソース格納ディレクトリ名
・ 登録集原文格納ディレクトリ名
・ 【Enterprise】COBOL/S マクロ マクロオブジェクト登録ディレクトリ名
・ 【Enterprise】GMP マクロ格納ディレクトリ名
・ リンクライブラリ格納ディレクトリ名
これらのディレクトリは COBOL 開発環境のプロジェクトファイル中に、それ
ぞれの参照先ディレクトリとして記録されます。
パスを直接入力するか、参照ボタンを押下して、ディレクトリの参照ダイアロ
グでパスを指定します。
セミコロンによる区切りにより手入力の複数指定可とします。既に指定されて
いる場合に[参照]ダイアログでディレクトリを指定した場合は、入力欄は上書
きされます。
3.
インポート対象格納ディレクトリを指定します。以下のディレクトリを指定し
てください。
・ COBOL プロジェクトファイル格納ディレクトリ名
パスを直接入力するか、参照ボタンを押下して、ディレクトリの参照ダイアロ
グでパスを指定します。
ディレクトリ指定は相対パスを設定できます。
[実行]ボタンを選択すると、簡易チェックが行われ、確認ダイアログが表示
されますので[OK]を選択します。
[キャンセル]ボタンを選択すると、インポートは行われません。
インポート実行中およびインポート処理結果は「インポート状況」ダイアログ
画面に表示されます。確認後、[閉じる]ボタンを選択し、画面を閉じます。
229
8
ツール
同時に実行ログとして新プロジェクトディレクトリ直下にインポート時のロ
グファイルが出力されます。ログファイルの自動削除などは行われませんので、
利用者にて整理を行ってください。ログファイル名の形式は以下のようになっ
ています。
インポート時のログファイル名
COBOL_Import_(yyyymmdd_hhmmss).log
説明
yyyymmdd_hhmmss はログ取得終了時刻
を表します。
【Standard】ファイル分類
既存 COBOL 資産のインポートでは、拡張子によってファイルを「ソースファイル」と「その
他ファイル」に分類して管理します。ソースファイルの拡張子は、.cbl、.cob、.cbf、.cbx、.c、.cpp、.rc
で、ビルド対象として認識されるファイルです。その他ファイルの拡張子は、上記以外で、ビ
ルド対象外として認識されるファイルです。
【Standard】エラー及び警告の対処
メッセージダイアログ、インポート状況ダイアログ及び、実行ログにエラーまたは警告が表
示された場合以下の対処を行ってください。
種別 メッセージボックス:
種別
230
、インポート状況及び実行ログ:
メッセージ内容
対処
既存 COBOL プロジェクトファイル格納デ
ィレクトリを指定してください。
インポート対象プロジェクトファイルの格納デ
ィレクトリを、既存 COBOL プロジェクトファ
イル格納ディレクトリ名コンボボックスに指定
し、再度インポートを実行してください。
8
既存 COBOL プロジェクトファイル格納デ
ィレクトリの複数指定はできません。
既存 COBOL プロジェクトファイル格納デ
ィレクトリが存在しません。
COBOL ソース格納ディレクトリが存在し
ません。
登録集原文格納ディレクトリが存在しませ
ん。
リンクライブラリ格納ディレクトリが存在
しません。
COBOL プロジェクトファイル格納ディレ
クトリを指定してください。
COBOL プロジェクトファイル格納ディレ
クトリの複数指定はできません。
COBOL プロジェクトファイル格納ディレ
クトリにアクセスできません。
[作成失敗]<COBOL プロジェクトファイル
格納ディレクトリ名>
[読込失敗]<既存 COBOL プロジェクトファ
イル格納ディレクトリ名>
[変換失敗]<.neccblproj ファイル>
[コピー失敗]<ファイル名>
[参照失敗]ファイル名
指定ディレクトリ内にファイルは存在しま
せんでした。
同名のプロジェクトファイル名が存在する
ため、インポートをキャンセルします。
ツール
インポート対象プロジェクトファイルの格納デ
ィレクトリを、一つだけ既存 COBOL プロジェ
クトファイル格納ディレクトリ名コンボボック
スに指定し、再度インポートを実行してくださ
い。
インポート対象プロジェクトファイルの格納デ
ィレクトリが正しいか確認し、再度インポート
を実行してください。
インポート対象 COBOL ソースの格納ディレク
トリが正しいか確認し、再度インポートを実行
してください。
インポート対象登録集原文格納ディレクトリが
正しいか確認し、再度インポートを実行してく
ださい。
インポート対象リンクライブラリ格納ディレク
トリが正しいか確認し、再度インポートを実行
してください。
インポート結果を格納するディレクトリを
COBOL プロジェクトファイル格納ディレクト
リ名コンボボックスに指定し、再度インポート
を実行してください。
インポート結果を格納するディレクトリを、一
つだけ COBOL プロジェクトファイル格納ディ
レクトリ名コンボボックスに指定し、再度イン
ポートを実行してください。
COBOL プロジェクトファイル格納ディレクト
リ名コンボボックスに指定したディレクトリに
アクセスできることを確認し、再度インポート
を実行してください。
COBOL プロジェクトファイル格納ディレクト
リ名コンボボックスに指定したディレクトリに
アクセスできることを確認し、再度インポート
を実行してください。
既存 COBOL プロジェクトファイル格納ディレ
クトリ名コンボボックスに指定したディレクト
リにアクセスできることを確認し、再度インポ
ートを実行してください。
インポート対象プロジェクトファイル(*.cpr)
が正常でない可能性があります。インポート対
象プロジェクトファイルを確認し、再度インポ
ートを実行してください。
インポート対象ファイルのコピー処理で失敗。
インポート対象格納ディレクトリ及び、インポ
ート結果格納ディレクトリにアクセスできるこ
とを確認し、再度インポートを実行してくださ
い。
プロジェクトファイルで指定したディレクトリ
にファイルが存在しているか、インポート対象
プロジェクトファイル及びディレクトリ構成を
確認し、再度インポートを実行してください。
既存 COBOL プロジェクトファイル格納ディレ
クトリ名コンボボックスに指定したディレクト
リ配下に、同名のプロジェクトファイルが存在
すると、インポート時に後からインポートする
内容で上書きしてしまうので、インポートがキ
ャンセルされます。同名のプロジェクトファイ
ルをリネームするなどして、再度インポートを
実行してください。
231
8
ツール
プロジェクトファイルは見つかりませんで
した。
警告:<製品名>は非対応です。
警告:<拡張子>ファイルは非対応です。
警告:アプリケーション種別が「標準」以
外のプロジェクトは非対応です。
警告:<ファイル名>リンクライブラリ検索
ディレクトリの優先順を確認ください。"
インポート対象プロジェクトファイルの格納デ
ィレクトリを確認して、再度インポートを実行
してください。
COBOL 拡張システムサブルーチン以外の製品
が、使用する製品として選択されていますが、
非対応なのでインポート後のプログラムを確認
してください。
インポートファイルにビルド対象外のファイル
が含まれていた場合、「その他ファイル」とし
てインポートされます。インポート後のプロジ
ェクトを確認してください。ビルド対象のファ
イル拡張子は、.cbl、.cob、.cbf、.cbx、.c、.cpp、.rc
です。
アプリケーション種別が、コンポーネント(ク
ライアント)、または、コンポーネント(サー
バ)は非対応なので、標準とみなしてインポー
トしています。インポート後のプログラムを確
認してください。
インポート元.cpr ファイルのリンカオプション
に、パスを含むファイル名の指定があった場
合、この警告が出力されます。
警告メッセージの<ファイル名>には、パスを含
むファイル名のファイル名部分が出力されま
す。
インポート元.cpr ファイルのリンカオプション
に指定した、パスを含むファイル名は、パス部
分がリンクライブラリ検索ディレクトリ、ファ
イル名がリンクライブラリ、に分割されインポ
ートされます。また、インポート元.cpr ファイ
ルのリンカオプションに/LIBPATH:<パス>で指
定したパスは、リンクライブラリ検索ディレク
トリにインポートされ、ファイル名のみ指定し
たファイル名は、リンクライブラリにインポー
トされます。
インポート元.cpr ファイルのリンカオプション
に以下のように指定された場合、インポート後
対処が必要となる可能性があります。
例)/libpath:"C:¥linklib1" "C:¥linklib2¥Object2.obj"
Object1.obj
警告:「呼び出し規約対応リスト[/Hb]」は
移行できません。
232
この場合、インポートされたプロジェクトで
は、リンクライブラリ検索ディレクトリは、
C:¥linklib1;C:¥linklib2
と登録され、リンクライブラリは、
Object2.obj;Object1.obj;
と登録されます。
ビルド時、リンクライブラリの Object2.obj ファ
イルは、C:¥linklib1 を初めに検索するので、同
名の別ファイル Object2.obj が存在した場合、本
来期待する"C:¥linklib2¥Object2.obj"と異なるフ
ァイルが選択されビルドエラーとなります。
この場合、[プロジェクト]-[プロパティ]でプロ
パティページを開き、[リンカ]ノードのリンク
ライブラリ検索ディレクトリの[...]ボタンを押
下し、[フォルダ選択]画面で優先順を変更し対
処します。
指定されたオプションはインポートできませ
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
8
ツール
さい。
警告:「翻訳規格 74(PC-COBOL)[/C74]」は
移行できません。
指定されたオプションはインポートできませ
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「デバッグ情報を出力する[/g]」は移 指定されたオプションはインポートできませ
行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「データ属性に合わせた小入力を行 指定されたオプションはインポートできませ
う[/Ca]」は移行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「等価規則適用[/Ce]」は移行できま 指定されたオプションはインポートできませ
せん。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「ハードタブ間隔の変更[/T]」は移行 指定されたオプションはインポートできませ
できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「ヘッダーと改ページの抑制[/Pn]」 指定されたオプションはインポートできませ
は移行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「SORTKIT を使用しない[/Ckn]」は 指定されたオプションはインポートできませ
移行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「IFASPRO 一般索引ファイルを使用 指定されたオプションはインポートできませ
する[/Cfii]」は移行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:端末内部コード [/Cn]が使用できませ
指定されたオプションは、[プログラムの固有文
ん。
字集合(内部コード)を指定する]=SJIS として
インポートされました。インポート後のプログ
ラムを確認してください。
警告:「翻訳規格 74(PTOS,A-VX5)[/C74P]」 指定されたオプションはインポートできませ
は移行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「画面節の実行で View
指定されたオプションはインポートできませ
Generator/WEBCOBOL を使用する [/Cg]」は ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
移行できません。
さい。
警告:「COBOLデータアクセスプロパティをサポートす 指定されたオプションはインポートできませ
る」は移行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「数字と符号の重ね合わせ形式を変 指定されたオプションはインポートできませ
更する[/CS]」は移行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「環境変数 PATH」は移行できませ 指定されたオプションはインポートできませ
ん。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「環境変数 TMP」は移行できません。 指定されたオプションはインポートできませ
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「オブジェクトファイル[/Fo]」は移 指定されたオプションはインポートできませ
行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「アイコンファイル[/Fi]」は移行で 指定されたオプションはインポートできませ
きません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
警告:「COBOL ビルド指示ファイル[/Fb]」 指定されたオプションはインポートできませ
は移行できません。
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
233
8
ツール
警告:「作業用ディレクトリ[/t]」は移行で
きません。
警告:「オブジェクトファイル出力先ディ
レクトリ」は移行できません。
警告:「実行可能ファイル出力先ディレク
トリ」は移行できません。
警告:「COBOL Web アプリケーションを
作成する[/Cweb]」は移行できません。
警告:「Pro*COBOL オプション」は移行で
きません。
指定されたオプションはインポートできませ
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
指定されたオプションはインポートできませ
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
指定されたオプションはインポートできませ
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
指定されたオプションはインポートできませ
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
指定されたオプションはインポートできませ
ん。インポート後のプログラムを確認してくだ
さい。
注意事項
・【Enterprise】以下のコンパイルオプションは、インポートを行っても、移行されませんの
で注意してください。
符号なし外部 10 進数に含まれる重ね符号の値を補正する[-Cp]
・【Standard】以下にインポートで移行されるオプションと移行されないオプションの一覧を
示します。(○:移行する。×:移行しない。)
234
画面項目名[翻訳オプション]
移行
パラメータリスト[/Hp]
○
原始プログラムリスト[/Hs]
○
登録集原文展開リスト[/Hsc]
○
データマップリスト[/Hd]
○
クロスリファレンスリスト[/Hx]
○
呼び出し規約対応リスト[/Hb]
×
デバッグ行
○
メインプログラム[/M]
○
最適化[/O0][/O1][/O2]
○
選択行指定[/N]
○
選択行指定[/Na]
○
翻訳規格 74(PC-COBOL)[/C74]
×
不正 10 進データチェックを行わない[/Cd]
○
8
添字の範囲外参照チェックを行わない[/Co]
○
デバッグ情報を出力する[/g]
×
BINARY 項目の 10 進数桁落しをしない[/Ct]
○
データ属性に合わせた小入力を行う[/Ca]
×
等価規則適用[/Ce]
×
ハードタブ間隔の変更[/T]
×
ヘッダーと改ページの抑制[/Pn]
×
SORTKIT を使用しない[/Ckn]
×
IFASPRO 一般索引ファイルを使用する[/Cfii]
×
翻訳規格 74(PTOS,A-VX5)[/C74P]
×
作成ファイル種別
○
メインプログラム
○
画面節の実行で View Generator/WEBCOBOL を使用する [/Cg]
×
コンソールアプリケーションを作成する[/Ccon]
○
警告エラーを抑制する[/NOWARNING]
○
COBOL Web アプリケーションを作成する[/Cweb]
×
COMP 項目の用途変更[/C5]
○
アプリケーション種別
×
COBOLデータアクセスプロパティをサポートする
×
数字と符号の重ね合わせ形式を変更する[/CS]
×
重ね符号桁の空白文字を不正 10 進エラーとしない[/CB]
○
全て ZERO で初期化[/vi]
○
SPACE で初期化[/vs]
○
ZERO で初期化[/vz]
○
16 進値で初期化[/vnn]
○
APPLY SHIFT-CODE 句をコメントとする[/Cy]
○
マニフェストファイルを分離する[/q]
○
ツール
235
8
ツール
環境変数 PATH
×
環境変数 CBLCPY
○
環境変数 LIB
○
環境変数 TMP
×
リスト出力ディレクトリの変更[/lf]
○
オブジェクトファイル[/Fo]
×
実行可能ファイル[/Fe]
○
アイコンファイル[/Fi]
×
レジストリキー名[/Fr]
○
COBOL ビルド指示ファイル[/Fb]
×
登録集原文ディレクトリ[/I]
○
作業用ディレクトリ[/t]
×
Cコンパイラ オプション
○
リソースコンパイラ オプション
○
リンカオプション
○
オブジェクトファイル出力先ディレクトリ
×
実行可能ファイル出力先ディレクトリ
×
依存ファイル名
○
0-9 のうち複数[/N[0-9]]
○
選択行指定の文字列
16 進値で初期化 [/vnn]
○
16 進値
登録ファイル名一覧(プロジェクトの編集画面)
○
使用する製品名
○
Pro*COBOL オプション(オプション設定画面)
×
・インポートを行うと既存 COBOL プロジェクトのディレクトリ配下のファイルを COBOL プ
ロジェクトのディレクトリ配下にコピーします。登録集原文ファイルなどが既存 COBOL プロ
236
8
ツール
ジェクトのディレクトリ配下に存在する場合、インポート後に適切に配置してください。
・「;」を含むディレクトリは指定しないでください。指定された場合、インポートが失敗す
る場合があります。
237
8
ツール
8.2 コードスニペットマネージャー
コードスニペットの追加、削除は、以下の手順で行います。
1.
[ツール]-[コードスニペットマネージャー]を選択する。
2.
[言語]ドロップダウンリストから「Cobol」を選択する。
3.
[コードスニペットマネージャー]ウィンドウの[追加]ボタンを選択すると、
[コードスニペットディレクトリ]ダイアログが表示され、フォルダーを選択
するとそのフォルダーが追加される。
4.
アイテムを選択した状態で、[コードスニペットマネージャー]ウィンドウの
[削除]ボタンを選択すると、そのアイテムを削除することができる。
5.
[コードスニペットマネージャー]ウィンドウの[追加]ボタンを選択すると、
[コードスニペットディレクトリ]ウィンドウが表示される。追加したいスニペ
ットを格納するディレクトリを選択する。[コードスニペットマネージャー]
ウィンドウの左ペインに選択したディレクトリが追加される。[コードスニペ
ットマネージャー]ウィンドウの[インポート]ボタンを選択する。インポート
したいスニペットファイル(*.snippet)を選択し、[開く]ボタンを選択する。[コ
ードスニペットのインポート]ウィンドウで、スニペットファイルを格納した
いディレクトリをチェックし[完了]ボタンを選択する。[コードスニペットマ
ネージャー]ウィンドウの左ペインの、追加したディレクトリ階層にスニペッ
トファイルが表示されればスニペットの追加登録が出来ている。
不正なスニペットをインポートすると、「選択されたスニペットコードは有効
ではありません」というエラーとなる。
6.
[OK]ボタンを選択すると、追加、削除の内容が反映されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、追加、削除はされません。
コードスニペットを作成するには、MSDN のヘルプ「方法 : 基本的なコード スニペットの
作成」を参照してください。
238
8
ツール
239
8
ツール
8.3 拡張機能と更新プログラム
Visual Studio の拡張機能を管理することができます。
詳細は、MSDN のヘルプ「方法: Visual Studio のツールと拡張機能をインストールまたは削除
する」を参照してください。
240
8
ツール
8.4 マクロ
Visual Studio の操作をマクロ化して管理することができます。
詳細は、MSDN のヘルプ「Visual Studio のマクロ」を参照してください。
241
8
ツール
8.5 設定のインポートとエクスポート
Visual Studio では、環境設定された内容をファイルにエクスポートしたり、エクスポートした
ファイルからインポートしたり、既定の設定状態にリセットしたりすることができます。
実行する場合、[ツール]-[設定のインポートとエクスポート]コマンドを選択すると、
以下のようなウィザードが表示されます。
以後は、実行する操作を選択して、[次へ]ボタンを選択します。
なお、[設定のインポートとエクスポート ウィザード]において、[キャンセル]ボタンを
選択すると、設定のインポートとエクスポートは行なわれません。
8.5.1 設定のエクスポート
設定のエクスポート手順を説明します。
1.
[設定のインポートとエクスポート ウィザードへようこそ]のダイアログで
[選択された環境設定をエクスポート]を選択し、[次へ]ボタンを選択する
と、以下のようなダイアログが表示されます。
242
8
ツール
COBOL としての設定をエクスポートする場合には、[テキストエディター]
配下の[COBOL]をチェックしてください。
2.
[エクスポートする設定を指定してください]リストボックスにて、エクスポ
ートする設定を個別に選択します。
問題がなければ、[次へ]ボタンを選択します。
3.
続いて、表示される[設定ファイルの名前]ダイアログにて、設定ファイルの
名前をします。
243
8
ツール
[設定ファイルの名前を指定してください]と[設定を次のディレクトリに格
納する]を選択します。
初期状態では、
「マイドキュメント」配下の Visual Studio <バージョン>¥Settings
C3
フォルダの Exported(現在の日付).vssettings になります。その日にエクスポ
5,
ートしたことがある場合には、日付の後ろに数字を付加することによってマン
C4
グリングが行なわれます。
3
問題がなければ、[完了]ボタンを選択します。
4.
エクスポート処理が実行され、結果が[エクスポートの完了]ダイアログにて
表示されます。
C
3
5
244
8
ツール
結果を確認し、[閉じる]ボタンを選択し、ダイアログを終了します。
8.5.2 設定のインポート
設定のインポート手順を説明します。
1.
[設定のインポートとエクスポート ウィザードへようこそ]のダイアログで
[選択された環境設定をインポート]を選択し、
[次へ]ボタンを選択すると、
以下のようなダイアログが表示されます。
245
8
ツール
2.
[現在の設定の保存]ダイアログにて、行う操作を選択します。
[はい、現在の設定を保存します]を選択する場合には、[設定ファイル名]
と[設定を次のディレクトリに格納する]を選択します。
初期状態では、
「マイドキュメント」配下の Visual Studio <バージョン>¥Settings
フォルダの CurrentSettings(現在の日付).vssettings になります。その日にエク
スポートしたことがある場合には、日付の後ろに数字を付加することによって
マングリングが行なわれます。
[いいえ、現在の設定を上書きして新しい設定をインポートします]を選択す
る場合には、現在の設定を上書きしますので、保存されません。
設定に問題がなければ、[次へ]ボタンを選択します。
3.
続いて、表示される[インポートする設定コレクションの選択]ダイアログに
おいて、インポートする設定コレクションを指定します。
246
8
ツール
[インポートする設定コレクションを指定してください]リストボックスから
インポートする設定を選択します。[既定の設定]のほかに、以前にエクスポ
ートした環境設定が[ユーザーの設定]配下にリストされます。
また、[参照]ボタンを選択して表示されるファイル選択用ダイアログにて、
設定を選択することもできます。
問題がなければ、[次へ]ボタンを選択します。
4.
続いて、表示される[インポートする設定の選択]ダイアログにて、インポー
トする設定を指定します。
247
8
ツール
[インポートする設定を指定してください]リストボックスにてインポートす
る設定を個別に選択します。
COBOL の設定をインポートする場合には、[テキストエディター]配下の
[COBOL]をチェックするようにしてください。
問題がなければ、[完了]ボタンを選択します。
5.
インポート処理が実行され、結果が[インポートの完了]ダイアログにて表示
されます。
248
8
ツール
結果を確認し、[閉じる]ボタンを選択し、ダイアログを終了します。
8.5.3 設定のリセット
設定のリセット手順を説明します。
1.
[設定のインポートとエクスポート ウィザードへようこそ]のダイアログで
[すべての設定をリセット]を選択し、[次へ]ボタンを選択すると、以下の
ようなダイアログが表示されます。
249
8
ツール
2.
[現在の設定の保存]ダイアログにて、行う操作を選択します。
[はい、現在の設定を保存します]を選択する場合には、[設定ファイル名]
と[設定を次のディレクトリに格納する]を選択します。
初期状態では、
「マイドキュメント」配下の Visual Studio <バージョン>¥Settings
フォルダの CurrentSettings(現在の日付).vssettings になります。その日にエク
スポートしたことがある場合には、日付の後ろに数字を付加することによって
マングリングが行なわれます。
[いいえ、現在の設定を上書きして新しい設定をリセットします]を選択する
場合には、現在の設定を上書きしますので、保存されません。
設定に問題がなければ、[次へ]ボタンを選択します。
3.
[次へ]ボタンを選択すると、[設定の既定のコレクションの選択]ダイアロ
グが表示されます。ダイアログにて[リセット先の設定コレクションを指定し
てください]リストボックスが表示され、リセットする設定を選択します。
[完了]ボタンを選択します。
250
8
ツール
A4
0,
C4
1
4.
リセット処理が実行され、結果が[リセットの完了]ダイアログにて表示され
ます。
結果を確認し、[閉じる]ボタンを選択し、ダイアログを終了します。
251
8
ツール
8.6 外部ツールの登録
Visual Studio では、外部ツールを簡単に呼び出せるように登録しておくことが可能です。
1.
[ツール]-[外部ツール]コマンドを選択すると、以下のようなダイアログ
が表示されます。
2.
[ツール]メニューから呼び出せるようにコマンドを登録する場合には、[追
加]ボタンを選択します。
3.
メニューに表示される文字列を[タイトル]テキストボックスに入力します。
4.
実行するコマンドを[コマンド]テキストボックスに入力します。テキストボ
ックスの右にあるボタンで実行ファイルを選択することも可能です。
5.
実行するコマンドに対して、引数を必要とする場合には、[引数]テキストボ
ックスに入力します。テキストボックスの右にある右三角のボタンを選択する
と、実行時に変換されるマクロが選択できます。
例えば、プロジェクトの出力ファイルの場合、「ターゲットパス」を選択して
ください。
6.
実行時の初期フォルダがある場合には、[初期ディレクトリ]テキストボック
スに入力します。
7.
出力ウィンドウを使用する場合には、[出力ウィンドウを使用]をチェックし
ます。その場合には、[Unicode で出力を処理する]が選択可能となります。
一方、[終了時にウィンドウを閉じる]は選択不可となります。
8.
起動時に引数を入力する場合には、[起動時に引数を入力する]をチェックし
ます。
252
8
9.
ツール
[OK]ボタンを選択すると、設定内容を登録されます。
[キャンセル]ボタンを選択すると、設定内容は登録されません。
登録方法などの詳細は、MSDN のヘルプ「方法: Visual Studio から外部ツールを実行する」を
参照してください。
253
9
資産管理
9
資産管理
この章では、Visual Studio SourceSafe による、資産管理について説明します。
254
9
資産管理
9.1 Visual SourceSafe を利用した版管理
9.1.1 Visual SourceSafe の概要
Visual SourceSafe は、ファイルバージョン管理システムであり、Visual Studio の系列製品です。
Visual Studio の統合開発環境に組み込むことで、Visual Studio の様々な機能と一体的に利用で
きます。
Visual SourceSafe 機能を、以下に示す。
・
・
・
・
データベース(ソースコード等の情報をまとめて記録するファイル)を用いて、
ソリューション、プロジェクト、ファイルのバージョン管理を行う。
複数人開発の場合で、他の人の変更を古いバージョンで上書きし、ファイルを
紛失する事故を防ぐ。
ファイルの変更履歴を保管し、任意の時点のバージョンに戻すことが可能であ
る。
ファイルリリースにおける分岐、共有、マージ(コードの統合)が可能である。
Visual SourceSafe を利用するには、Visual SourceSafe のオプション設定が必要です。詳細は
Visual SourceSafe のヘルプを参照してください。
9.1.2 ファイル管理の設定
Visual Studio から Visual SourceSafe を利用するには、以下の手順で設定します。
1.
[ツール]-[オプション]コマンドを選択する。
2.
表示された[オプション]ウィンドウの[ソース管理]-[プラグインの選択]
を開きます。現在のソース管理プラグインに Microsoft Visual SourceSafe を選択
します。
255
9
資産管理
3.
[オプション]ウィンドウの[ソース管理]-[環境]を開きます。必要に応
じて設定を行ってください。
4.
[オプション]ウィンドウの[ソース管理]-[プラグインの設定]を開きま
す。[詳細設定]を選択します。
256
9
5.
資産管理
Visual SourceSafe オプション画面が表示されますので、必要に応じて設定を行
ってください。詳細については、Visual SourceSafe のヘルプを参照してくださ
い。[OK]ボタンを選択すると設定を完了し、画面を閉じます。[キャンセル]
ボタンを選択すると、設定は反映されずに画面を閉じます。
257
9
資産管理
6.
[オプション]ウィンドウの設定を確定するには、[OK]を選択します。[オ
プション]ウィンドウの設定変更を無効にするには、[キャンセル]を選択し
ます。
258
9
資産管理
9.1.3 ファイル管理の開始
プロジェクトの新規追加時にファイル管理を開始するには
プロジェクトの新規追加時にファイル管理を開始するには以下の手順で設定します。
1.
[ファイル]-[新規作成]-[プロジェクト]コマンドを選択します。表示
された[新しいプロジェクト]ウィンドウ「ソース管理に追加」チェックボッ
クスのチェックオンで、OK ボタン押下。
2.
Visual SourceSafe ログオンダイアログでユーザ、パスワードを入力し、データ
ベースを選択し、OK ボタン選択します。
3.
Visual SourceSafe に追加ダイアログでプロジェクト保存先を選択し、任意でプ
ロジェクト名を入力し、OK ボタンを選択します。
4.
ソリューション及び配下のファイルのアイコンに、 マークが付与され、Visual
SourceSafe の管理対象になったことが確認できます。
ソリューションエクスプローラーからファイル管理を開始するには
1.
ソリューションエクスプローラーで、ソリューションファイルまたは、ソリュ
ーション配下のファイルを右クリックし、コンテキストメニューの「ソリュー
ションをソース管理に追加」を選択します。
259
9
資産管理
2.
Visual SourceSafe ログオンダイアログでユーザー、パスワードを入力し、デー
タベースを選択し、OK ボタン押下します。
3.
Visual SourceSafe に追加ダイアログでプロジェクト保存先を選択し、任意でプ
ロジェクト名を入力し、OK ボタン押下します。
4.
ソリューション及び配下のファイルのアイコンに、 マークが付与され、Visual
SourceSafe の管理対象になったことが確認できます。
注意事項
ソリューションをソース管理に追加する時、以下のメッセージが表示される場合があります。
このような場合、「すべてのファイルをスキップ」を選択してください。
9.1.4 ファイルを管理する
Visual Studio 2010 から Visual SourceSafe を利用するには、以下の手順で設定します。
1.
Visual Studio のソリューションエクスプローラーから、Visual SourceSafe 管理
対象であるソースファイルを右クリックし、コンテキストメニューの「編集用
にチェックアウト」を選択します。チェックアウト状態(対象ファイルのアイ
コンに、 マークが付与)になります。
260
9
2.
資産管理
Visual SourceSafe 管理のソリューションまたはプロジェクト内に新規ファイル
追加すると、そのファイルは Visual SourceSafe へ新規追加対象( マーク)になり
ます。
3.
以下に、Visual Studio のメニューバー[ファイル]-[ソース管理]のサブメニュ
ーを示します。
下位ファイルがある場合のメニュー一覧
操作
説明
最新バージョンの取得
(再帰)
Visual SourceSafe データベースに登
録されている、対象ファイルの最新
バージョンを取得、または、配下の
ファイルも再帰的に取得します。
取得
選択したファイルの Visual
SourceSafe 上の最新バージョンフ
261
9
資産管理
ァイルを取得します。
取得する際に、ローカルファイルに
対して取得するファイルで「置
換」、「マージ」 、「変更しない」
を選択可能です。
編集用にチェックアウ
ト
対象のファイルを明示的にチェッ
クアウトします。
チェックイン状態( マーク)のファ
イルに対して実行可能です。
262
チェックイン
チェックアウトしたファイルを
Visual SourceSafe データベースのバ
ージョン管理に登録します。チェッ
クアウト状態( マーク)新規追加(
マーク)のファイルに対して実行可
能です。
チェックアウトの取り
消し
選択したソリューション配下にあ
るチェックアウト状態のファイル
に対し、チェックアウトの取り消し
が可能です。「チェックアウトの取
り消し」ダイアログで、チェックア
ウトを取り消す項目を選択し、チェ
ックアウトの取り消しボタンを押
下します。対象ファイルが、チェッ
クアウト前の状態に戻ります。
履歴の表示
選択したファイルの Visual
SourceSafe に登録されているバー
ジョンの履歴を表示します。
ステータスの更新
Visual SourceSafe から最新の更新情
報を取得します。
共有
選択したファイルを共有します。
比較
ローカルに現在保持しているファ
イルと、Visual SourceSafe 上のファ
イルを比較し、相違点を表示しま
す。
SourceSafe のプロパテ
ィ
選択したファイルの Visual
SourceSafe に関する設定情報を表
示します。
ソース管理の変更
ソリューションまたはプロジェク
トの Visual SourceSafe への接続/切
断の切り替えや、バインドの登録解
除を行います。
Microsoft Visual
SourceSafe を起動
Visual SourceSafe エクスプローラー
を起動します。
9
資産管理
下位ファイルがない場合のメニュー一覧
操作
説明
‘ファイル名’ の最新バ
ージョンを取得
Visual SourceSafe データベースに登
録されている、対象ファイルの最新
バージョンを取得します。
‘ファイル名’ を取得
選択したファイルの Visual
SourceSafe 上の最新バージョンフ
ァイルを取得します。
取得する際に、ローカルファイルに
対して取得するファイルで「置
換」、「マージ」、「変更しない」
を選択可能です。
編集用にチェックアウ
ト
対象のファイルを明示的にチェッ
クアウトします。
チェックイン状態( マーク)のファ
イルに対して実行可能です。
‘ファイル名’ をチェッ
クイン
チェックアウトしたファイルを
Visual SourceSafe データベースのバ
ージョン管理に登録します。チェッ
クアウト状態( マーク)新規追加(
マーク)のファイルに対して実行可
能です。
‘ファイル名’ のチェッ
クアウトを取り消す
チェックアウト状態( マーク)のフ
ァイルに対し、チェックアウトの取
り消しが可能です。「チェックアウ
トの取り消し」ダイアログで、チェ
ックアウトを取り消す項目を選択
し、チェックアウトの取り消しボタ
ンを押下します。対象ファイルが、
チェックアウト前の状態に戻りま
す。
履歴の表示
選択したファイルの Visual
SourceSafe に登録されているバー
ジョンの履歴を表示します。
ソース管理から ‘ファ
イル名’ を除外
対象のファイルを Visual SourceSafe
の管理から外します。Visual
SourceSafe データベース上の情報
も削除します。
ステータスの更新
Visual SourceSafe から最新の更新情
報を取得します。
共有
選択したファイルを共有します。
比較
ローカルに現在保持しているファ
イルと、Visual SourceSafe 上のファ
イルを比較し、相違点を表示しま
す。
SourceSafe のプロパテ
選択したファイルの Visual
263
9
264
資産管理
ィ
SourceSafe に関する設定情報を表
示します。
ソース管理の変更
ソリューションまたはプロジェク
トの Visual SourceSafe への接続/切
断の切り替えや、バインドの登録解
除を行います。
Microsoft Visual
SourceSafe を起動
Visual SourceSafe エクスプローラ
ーを起動します。
付録
付録
付録 A
コードスニペット仕様
付録 B
テンプレート
付録 C
用語解説
付録 C
【Enterprise】ビルドサーバーの設定
265
9 付録
付録A
コードスニペット仕様
コードスニペット機能にて提供するコードスニペット仕様を以下にまとめます。
付録A.1 スニペットのメニュー構成
以下にスニペットのメニュー階層を示します。(実際のメニューの順序は、Unicode の昇順と
なります。)
・ ソース単位

プログラム定義

関数定義

クラス定義

メソッド定義

プロパティメソッド定義

メソッド定義
・ 原始文操作

COPY 文

COPY REPLACING 文

REPLACE 文
・ 環境部


266
入出力節

入出力節見出し

順ファイル

CSV ファイル
構成節

構成節見出し

翻訳用計算機段落

実行用計算機段落

特殊名段落
付録


特殊名段落見出し

機能名定義

装置名定義

符号系名定義

記号文字定義

字類名定義

通貨記号定義

小数点定義
リポジトリ段落

リポジトリ段落見出し

クラス指定子

プロパティ指定子

関数指定子
・ データ部


ファイル節

ファイル節見出し

FD 項

FD 項(LINAGE 付き)
データ記述項

英字項目

英数字項目

2 進項目

編集項目

集団項目

集団項目(反復項目)

集団項目(可変反復項目)

指標項目

日本語項目
267
9 付録

オブジェクト参照項目

内部 10 進項目

ポインタ項目

内部ブール項目
・ 手続き部



268
宣言部分

宣言部分見出し

I/O USE 手続き
算術文と転記文

ADD

ADD CORR

COMPUTE

DIVIDE

DIVIDE REMAINDER

INITIALIZE

MOVE

MOVE CORR

MULTIPLY

ON SIZE ERROR 指定

SUBTRACT

SUBTRACT CORR

SET

指標増減

SET 設定先 TO 設定元

TRUE 設定
制御文

CALL

CANCEL
付録

CONTINUE

EVALUATE

GOBACK

GO TO

GO TO DEPENDING

IF

STOP 定数

STOP RUN

INVOKE





インスタンス生成
そと PERFORM

手続き呼び出し

繰り返し回数指定

繰り返し終了条件指定

繰り返しの開始値・終了値指定
うち PERFORM

繰り返し回数指定

繰り返し終了条件指定

繰り返しの開始値・終了値指定
EXIT

EXIT

EXIT FUNCTION

EXIT METHOD

EXIT PERFORM

EXIT PROGRAM
少量入出力文

ACCEPT

ACCEPT 日付
269
9 付録



DISPLAY

DISPLAY(改行なし)
入出力文

AT END 指定

CLOSE

OPEN

READ

READ(INTO 指定)

REWRITE

REWRITE(FROM 指定)

WRITE

WRITE(改行指定付き)

WRITE(改頁指定付き)

WRITE(FROM 指定)
文字列操作文

INSPECT(変換)

INSPECT(置換)

INSPECT(計数)

STRING

UNSTRING

REPLACING 指定

270

ALL

CHARACTERS

FIRST

LEADING
TALLYING 指定

FOR ALLS

FOR CHARACTERS
付録


FOR LEADING
表操作文

SEARCH

SEARCH ALL
付録A.2 スニペットの詳細
(1) スニペットファイルの格納場所
システム上のパスの表記には、以下の環境変数を用います。
%InstallRoot%
: Visual Studio のインストールディレクトリ
%LCID% : Locale ID(日本語の場合 1041、英語の場合 1033)
スニペットの格納場所は「%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥」配下です。
例)Visual Studio が既定値のシステムドライブにインストールされており、日本語
用をインストールする場合、格納場所は「C:¥Program Files¥Microsoft Visual Studio
10.0¥Cobol¥Snippets¥1041¥」配下となります。
(2) 形式説明
(a) インデックス用
SnippetsIndex.xml の説明である。
システム上のパス
(DirPath 要素)
メニュー表記
(LocalizedName 要素)
階層とファイルシステム上のパスとの対応を示す。
スニペットのメニューでの表記を示す。
(b) スニペット用
以下にコードスニペットの定義で使用する表の形式について示す。
メニュー表示用のタイトルを記述する。(Title 要素)
ファイル名
スニペットファイルのファイル名を記述する。
なお、ファイル名は、スニペットインストール先(※
1)からの相対パスで示す。
説明(Description 要素)
何の構文のコードスニペットかを記述する。
種別
コードスニペットの種別を記述する。
Expansion:単純に挿入する。
SurroundWith:選択されたブロックを取り囲んで展
開する。(未使用)
Refactoring:リファクタリングして挿入する。(未使
用)
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012←カラムメジャ
271
9 付録
ー
テンプレートソース行
・ 強調表示部分(手直しが必要な部分)は網掛け(※2)する。
・ 強調表示部分と連動する部分は
で囲む。
・ 決定後のカーソル位置は下線で示す。
(この下線の箇所に A.4(2)(c)で示す$end$を記述する)
・ 行の終わりで、かつ改行コードがない場合には、行継続を意
味する¥で示す。
つまり、行末に¥がない場合、改行コードがあるとみなす。
強調表示部分
網掛けでバルーン表示する説明を記述する。
:
※2 強調表示(網掛け)
→強調表示(網掛け)の意味については A.4(2)(c)を参照のこと。
(3) ソース単位
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥SourceGroup
ソース単位
(a) プログラム定義
メニュー表示用のタイトルを記述する。(Title 要素)
Cobol¥SourceGroup¥Program.snippet
ファイル名
説明
プログラム定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. プログラム名.
ENVIRONMENT DIVISION.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
LOCAL-STORAGE SECTION.
LINKAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION.
END PROGRAM プログラム名 .
プログラム名
定義するプログラムの名前を指定します。
(b) 関数定義
関数定義
Cobol¥SourceGroup¥Function.snippet
ファイル名
説明
関数定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
IDENTIFICATION DIVISION.
FUNCTION-ID. 利用者定義関数名.
ENVIRONMENT DIVISION.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
LOCAL-STORAGE SECTION.
LINKAGE SECTION.
272
付録
01 返却項目 データ記述 .
PROCEDURE DIVISION RETURNING
返却項目
.
END FUNCTION 利用者定義関数名
.
利用者定義関数名
定義する利用者定義関数の名前を指定します。
返却項目
返却項目の名前を指定します。
データ記述
返却項目のデータ型属性を指定します。
(c) クラス定義
クラス定義
Cobol¥SourceGroup¥Class.snippet
ファイル名
説明
クラス定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
IDENTIFICATION DIVISION.
CLASS-ID. クラス名 AS ‘外部公開名’
INHERITS スーパクラス名.
ENVIRONMENT DIVISION.
CONFIGURATION SECTION.
REPOSITORY.
スーパクラス名
CLASS
AS ‘外部公開名’.
IDENTIFICATION DIVISION.
FACTORY.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION.
END FACTORY.
IDENTIFICATION DIVISION.
OBJECT.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION.
END OBJECT.
END CLASS クラス名
クラス名
外部公開名
スーパクラス名
外部公開名
.
定義するクラスの名前を指定します。
定義するクラスの外部に公開する名前を指定します。
定義するクラスの継承元となるスーパクラスの名前
を指定します。
継承元となるスーパクラスの外部公開名を指定しま
す。
(d) メソッド定義
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥COBOL¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥SourceGroup¥Method
メソッド定義
 プロパティメソッド定義
プロパティメソッド定義
ファイル名
説明
種別
Cobol¥SourceGroup¥Method¥PropertyMethod.snippet
プロパティメソッド定義のコードスニペット
Expansion
273
9 付録
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
IDENTIFICATION DIVISION.
METHOD-ID. GET PROPERTY プロパティ名 OVERRIDE.
ENVIRONMENT DIVISION.
DATA DIVISION.
LOCAL-STORAGE SECTION.
LINKAGE SECTION.
01 LS-RETURN データ記述.
PROCEDURE DIVISION RETURNING LS-RETURN.
END METHOD.
IDENTIFICATION DIVISION.
OVERRIDE
METHOD-ID. SET PROPERTY プロパティ名
DATA DIVISION.
LOCAL-STORAGE SECTION.
LINKAGE SECTION.
01 LS-VALUE データ記述
.
PROCEDURE DIVISION USING BY VALUE LS-VALUE.
END METHOD.
プロパティ名
OVERRIDE
.
定義するプロパティの名前を指定します。
オーバーライドする場合に指定します。
該当しない場合にはこの記述を削除してください。
プロパティのデータ型を指定します。
データ記述
 メソッド定義
メソッド定義
Cobol¥SourceGroup¥Method¥Method.snippet
ファイル名
説明
メソッド定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
IDENTIFICATION DIVISION.
METHOD-ID. メソッド名 OVERRIDE .
ENVIRONMENT DIVISION.
DATA DIVISION.
LOCAL-STORAGE SECTION.
LINKAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION.
END METHOD
メソッド名
OVERRIDE
メソッド名
.
定義するメソッドの名前を指定します。
オーバーライドする場合に指定します。
該当しない場合にはこの記述を削除してください。
(4) 原始文操作
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥SourceTextManipulation
原始文操作
(a) COPY 文
COPY 文
ファイル名
説明
274
Cobol¥SourceTextManipulation¥Copy.snippet
COPY 文のコードスニペット
付録
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
COPY 原文名 IN 登録集名.
原文名
登録集名
登録集原文ファイルを指定します。拡張子を付けずに
引用符で囲まずに指定するか、拡張子を付けて引用符
で囲んで指定します。
登録集原文ファイルが格納されているフォルダの名
前が指定されている環境変数名を指定します。
(b) COPY REPLACING 文
COPYREPLACING 文
Cobol¥SourceTextManipulation¥CopyReplacing.snippet
ファイル名
説明
COPYREPLACING 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
COPY 原文名 IN 登録集名
REPLACING ==置換される原文== BY ==置換する原文==.
原文名
登録集原文ファイルを指定します。拡張子を付けずに
引用符で囲まずに指定するか、拡張子を付けて引用符
で囲んで指定します。
登録集名
登録集原文ファイルが格納されているフォルダの名
前が指定されている環境変数名を指定します。
置換される原文
置換される原文を指定します。
置換する原文
置換する原文を指定します。
(c) REPLACE 文
REPLACE 文
Cobol¥SourceTextManipulation¥Replace.snippet
ファイル名
説明
REPLACE 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
REPLACE ==置換される原文== BY ==置換する原文==.
置換される原文
置換する原文
置換される原文を指定します。
置換する原文を指定します。
(5) 環境部
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥¥Environment
環境部
(a) 入出力節
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Environment¥IO
入出力節
 入出力節見出し
入出力節見出し
Cobol¥Environment¥IO¥Caption.snippet
ファイル名
説明
入出力節の見出しのコードスニペット
Expansion
種別
275
9 付録
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
INPUT-OUTPUT SECTION.
FILE-CONTROL.
_¥
 順ファイル
順ファイル
Cobol¥Environment¥IO¥SequentialFile.snippet
ファイル名
説明
順ファイルの環境部指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SELECT ファイル名 ASSIGN TO 内部ファイル識別子指定/物理ファイル名指定
ACCESS MODE IS SEQUENTIAL
FILE STATUS IS 入出力状態
ORGANIZATION IS SEQUENTIAL.
ファイル名
プログラム内で使用するファイル名を指定します。
内部ファイル
内部ファイル識別子をそのままあるいは引用符で囲んで指定しま
名識別子指定/ す。または物理ファイル名を保持する英数字項目を指定します。
物理ファイル
名指定
入出力状態
入出力状態を受け取るデータ項目の名前を指定します。
 CSV ファイル
CSV ファイル
Cobol¥Environment¥IO¥CSVFile.snippet
ファイル名
説明
CSV ファイルの環境部指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SELECT ファイル名 ASSIGN TO 内部ファイル識別子指定/物理ファイル名指定
ACCESS MODE IS SEQUENTIAL
FILE STATUS IS 入出力状態
ORGANIZATION IS LINE SEQUENTIAL WITH CSV.
ファイル名
プログラム内で使用するファイル名を指定します。
内部ファイル
内部ファイル識別子をそのままあるいは引用符で囲んで指定しま
名識別子指定/ す。または物理ファイル名を保持する英数字項目を指定します。
物理ファイル
名指定
入出力状態
入出力状態を受け取るデータ項目の名前を指定します。
(b) 構成節
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Environment¥Configuration
構成節
 構成節見出し
構成節見出し
Cobol¥Environment¥Configuration¥Caption.snippet
ファイル名
説明
構成節の見出しのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
276
付録
CONFIGURATION SECTION.
_¥
 翻訳用計算機段落
翻訳用計算機段落
Cobol¥Environment¥Configuration¥SourceComputer.snippet
ファイル名
説明
翻訳用計算機段落のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SOURCE-COMPUTER. 計算機名 WITH DEBUGGING MODE.
計算機名
WITH
DEBUGGING
MODE
翻訳単位を翻訳する計算機を指定します。
デバッグ行のデバッグ指示子を空白として翻訳する場合に指定し
ます。空白とせず注記行として翻訳する場合は削除してください。
 実行用計算機段落
実行用計算機段落
Cobol¥Environment¥Configuration¥ObjectComputer.snippet
ファイル名
説明
実行用計算機段落のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
OBJECT-COMPUTER. 計算機名
PROGRAM COLLATING SEQUENCE IS 符号系名.
計算機名
実行モジュールを実行する計算機を指定します。
符号系名
照合順序を定義する符号系を指定します。
 特殊名段落
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Environment¥Configuration¥SpecialNames
特殊名段落
 特殊名段落見出し
特殊名段落見出し
Cobol¥Environment¥Configuration¥SpecialNames¥Caption.snippet
ファイル名
説明
特殊名段落の見出しのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SPECIAL-NAMES.
_¥
 機能名定義
機能名定義
Cobol¥Environment¥Configuration¥SpecialNames¥FunctionName.snippet
ファイル名
説明
機能名定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
機能名 IS 呼び名 _¥
機能名
呼び名
CSP、C01、C02、・・・、C12 から選択します。
WRITE 文の ADVANCING 指定で使用する名前を指定します。
277
9 付録
 装置名定義
装置名定義
Cobol¥Environment¥Configuration¥SpecialNames¥DeviceName.snippet
ファイル名
説明
装置名定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
装置名 IS 呼び名 _¥
装置名
呼び名
SYSIN、SYSOUT、STDIN、STDOUT、STDERR、CONSOLE およ
び GDD から指定します。
ACCEPT 文や DISPLAY 文で使用する名前を指定します。
 符号系名定義
符号系名定義
Cobol¥Environment¥Configuration¥SpecialNames¥CodeName.snippet
ファイル名
説明
符号系名定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
ALPHABET 符号系名 IS コード名 _¥
符号系名
コード名
プログラムで使用する文字符号系の名前を指定します。
NATIVE、STANDARD-1、STANDARD-2、EBCDIC、EBCDIK か
ら指定します。
 記号文字定義
記号文字定義
Cobol¥Environment¥Configuration¥SpecialNames¥SymbolicCharacters.snippet
ファイル名
説明
記号文字定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SYMBOLIC CHARACTERS
記号文字名 IS 順序位置 IN 符号系名 _¥
記号文字名
定義する記号文字(表意定数)の名前を指定します。
順序位置
記号文字の表す文字の符号系内での位置(先頭文字は1)を指定し
ます。
符号系名
符号系名を指定します。
 字類名定義
字類名定義
Cobol¥Environment¥Configuration¥SpecialNames¥ClassName.snippet
ファイル名
説明
字類名定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
CLASS 字類名 IS 文字指定の並び _¥
字類名
文字指定の並
び
定義する字類の名前を指定します。
字類を構成する文字の集合を指定します。文字の順序位置を示す
整数、
'文字'、または'文字' THROUGH '文字'の並びを指定します。
 通貨記号定義
通貨記号定義
278
付録
Cobol¥Environment¥Configuration¥SpecialNames¥CurrencySign.snippet
ファイル名
説明
通貨記号定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
CURRENCY SIGN IS '通貨記号文字' _¥
通貨記号文字
通貨編集用記号(PICTURE 文字列中で通貨記号として使用する文
字)を指定します。
 小数点定義
小数点定義
Cobol¥Environment¥Configuration¥SpecialNames¥DecimalPoint.snippet
ファイル名
説明
小数点定義のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
DECIMAL-POINT IS COMMA _¥
 リポジトリ段落
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Environment¥Configuration¥Repository
リポジトリ段落
 リポジトリ段落見出し
リポジトリ段落見出し
Cobol¥Environment¥Configuration¥Repository¥Caption.snippet
ファイル名
説明
リポジトリ段落の見出しのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
REPOSITORY.
_¥
 クラス指定子
クラス指定子
Cobol¥Environment¥Configuration¥Repository¥ClassSpecifier.snippet
ファイル名
説明
クラス指定子のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
CLASS クラス名 AS '外部公開名'.
クラス名
外部公開名
参照するクラスのプログラム内で使用する名前を指定します。
参照するクラスの外部公開名を指定します。
 関数指定子
関数指定子
Cobol¥Environment¥Configuration¥Repository¥FunctionSpecifier.snippet
ファイル名
説明
関数指定子のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
FUNCTION 関数原型名 AS '関数原型外部公開名'.
関数原型名
関数原型外部
公開名
参照する関数原型のプログラム内で使用する名前を指定します。
参照する関数原型の外部公開名を指定します。
279
9 付録
 プロパティ指定子
プロパティ指定子
Cobol¥Environment¥Configuration¥Repository¥PropertySpecifier.snippet
ファイル名
説明
プロパティ指定子のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
PROPERTY プロパティ名.
プロパティ名
参照するプロパティのプログラム内で使用する名前を指定しま
す。
(6) データ部
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Data
データ部
(a) ファイル節
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Data¥File
ファイル節
 ファイル節見出し
ファイル節見出し
Cobol¥Data¥File¥Caption.snippet
ファイル名
説明
ファイル節の見出しのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
FILE SECTION.
_¥
 FD 項
FD 項
Cobol¥Data¥File¥FD.snippet
ファイル名
説明
FD 項のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
FD ファイル名
LABEL RECORD IS STANDARD/OMITTED
VALUE OF IDENTIFICATION IS 内部ファイル識別子指定/物理ファイル名指
定.
_
ファイル名
プログラム内で使用するファイル名を指定します。
STANDARS/OMITTED VALUE OF 句を省略する場合に OMITTED を指定します。
内部ファイル識別子
内部ファイル識別子または物理ファイル名を引用符で囲
指定/物理ファイル
んで指定します。または内部ファイル識別子または物理フ
名指定
ァイル名を保持する英数字項目を指定します。
 FD 項(LINAGE 付き)
FD 項(LINAGE 付き)
Cobol¥Data¥File¥FDwithLinage.snippet
ファイル名
280
付録
説明
FD 項(LINAGE 付き)のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
FD ファイル名
LABEL RECORD IS STANDARD/OMITTED
VALUE OF IDENTIFICATION IS 内部ファイル識別子指定/物理ファイル名指
定
LINAGE IS ページサイズ LINES WITH FOOTING AT 脚書き開始位置
LINES AT TOP 上端部余白行数 LINES AT BOTTOM 下端部余白行数.
_
ファイル名
プログラム内で使用するファイル名を指定します。
STANDARD/OMITTED VALUE OF 句を省略する場合に OMITTED を指定します。
内部ファイル識別子指 内部ファイル識別子または物理ファイル名を引用符で囲
定/物理ファイル名指 んで指定します。または内部ファイル識別子または物理フ
定
ァイル名を保持する英数字項目を指定します。
ページサイズ
ページサイズを整数の定数またはデータ名で指定します。
脚書き開始位置
ページ中で脚書き領域が始まる行番号を整数の定数また
はデータ名で指定します。
上端部余白行数
上端部の余白の行数を整数の定数またはデータ名で指定
します。
下端部余白行数
下端部の余白の行数を整数の定数またはデータ名で指定
します。
(b) データ記述項
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Data¥DataDefinition
データ記述項
 集団項目
集団項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥Group.snippet
ファイル名
説明
集団項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 集団項目名.
_
01
レベル番号を指定します。
集団項目名
集団項目の名前を指定します。
 集団項目(反復項目)
集団項目(反復項目)
Cobol¥Data¥DataDefinition¥GroupOccurs.snippet
ファイル名
説明
反復を含む集団項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
02 集団項目名 OCCURS n TIMES.
_
02
レベル番号を指定します。
集団項目名
集団項目の名前を指定します。
n
反復回数を指定します。
281
9 付録
 集団項目(可変反復項目)
集団項目(可変反復項目)
Cobol¥Data¥DataDefinition¥GroupOccursDependingOn.snippet
ファイル名
説明
可変の反復を含む集団項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
02 集団項目名 OCCURS n TIMES DEPENDING ON 制御変数名.
_
02
レベル番号を指定します。
集団項目名
集団項目の名前を指定します。
n
反復回数を指定します。
制御変数名
制御変数の名前を指定します。
 英字項目
英字項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥Alphabetic.snippet
ファイル名
説明
英字項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 PIC A(n)._¥
01
データ名
n
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
英字文字数を指定します。
 英数字項目
英数字項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥AlphaNumeric.snippet
ファイル名
説明
英数字項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 PIC X(n)._¥
01
データ名
n
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
英数字文字数を指定します。
 日本語項目
日本語項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥National.snippet
ファイル名
説明
日本語項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 PIC N(n)._¥
01
データ名
n
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
日本語文字数を指定します。
 内部ブール項目
内部ブール項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥Bool¥Bit.snippet
ファイル名
282
付録
説明
内部ブール項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 PIC 1(n) USAGE BIT._¥
01
データ名
n
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
ブール文字数を指定します。
 内部 10 進項目
内部 10 進項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥PackedDecimal.snippet
ファイル名
説明
内部 10 進項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 PIC S9(p)V9(q) USAGE PACKED-DECIMAL._¥
01
データ名
P
Q
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
整数部の桁数を指定します。
小数部の桁数を指定します。
小数部がない場合には、V 以降を削除してください。
 2 進項目
2 進項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥Binary.snippet
ファイル名
説明
2 進項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 PIC S9(p)V9(q) USAGE BINARY._¥
01
データ名
p
q
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
整数部の桁数を指定します。
小数部の桁数を指定します。
小数部がない場合には、V 以降を削除してください。
 オブジェクト参照項目
オブジェクト参照項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥ObjectReference.snippet
ファイル名
説明
オブジェクト参照項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 USAGE OBJECT REFERENCE インタフェース名/クラス名._¥
01
データ名
インタフェース名/ク
ラス名
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
オブジェクトのインタフェース名またはクラス名を指定し
ます。
インタフェース名/クラス名は削除した場合には、普遍的オ
ブジェクト参照項目となります。
 編集項目
編集項目
283
9 付録
Cobol¥Data¥DataDefinition¥Edit.snippet
ファイル名
説明
編集項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 PIC 編集記述._¥
01
データ名
編集記述
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
編集項目の記述を指定します。
 指標項目
指標項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥Index.snippet
ファイル名
説明
指標項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 USAGE INDEX._¥
01
データ名
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
 ポインタ項目
ポインタ項目
Cobol¥Data¥DataDefinition¥Pointer.snippet
ファイル名
説明
ポインタ項目のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
01 データ名 USAGE POINTER._¥
01
データ名
レベル番号を指定します。
データ項目の名前を指定します。
(7) 手続き部
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Procedure
手続き部
(a) 宣言部分
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Procedure¥Declaratives
宣言部分
 宣言部分見出し
宣言部分見出し
Cobol¥Procedure¥Declaratives¥Caption.snippet
ファイル名
説明
宣言部分の見出しのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
PROCEDURE DIVISION
USING BY VALUE/REFERENCE 仮引数
RETURNING 受け取り項目.
DECLARATIVES.
例外節名 SECTION.
284
付録
END DECLARATIVES.
手続き部節名 SECTION.
段落名.
_¥
VALUE/REFERENCE 引数の渡し方を指定します。
仮引数
仮引数となるデータ項目の名前を指定します。
受け取り項目
受け取り項目となるデータ項目の名前を指定します。
例外節名
例外手続きの節名を指定します。
手続き部節名
手続き部本体の節名を指定します。
段落名
段落名を指定します。
 I/O USE 手続き
I/O USE 手続き
Cobol¥Procedure¥Declaratives¥IOUse.snippet
ファイル名
説明
I/O USE 手続きのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
USE 手続き名 SECTION.
USE GLOBAL AFTER STANDARD EXCEPTION
PROCEDURE ON ファイル名/オープンモード
_
USE 手続き名
USE 手続きにつける節名を指定します。
ファイル名/オープン 例外の発生したファイル名かファイルのオープンモードを
モード
指定します。オープンモードは、INPUT、 OUTPUT、 I-O、
EXTEND のいずれかを指定します。
(b) 算術文と転記文
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Procedure¥ArithmetricAndTransfer
算術文と転記文
 ADD
ADD
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Add.snippet
ファイル名
説明
ADD 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
ADD 加数作用対象 TO 被加数作用対象
GIVING 受け取り項目 ROUNDED _¥
加数作用対象
一意名または定数
被加数作用対象
一意名または定数
受け取り項目
結果を受け取るデータ項目の一意名を指定します。
ROUNDED
結果を四捨五入して格納する場合に指定します。
四捨五入しない場合は削除してください。
 ADD CORR
ADD CORR
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥AddCorr.snippet
ファイル名
説明
ADD CORRESPONDING 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
285
9 付録
ADD CORR 加数作用対象集団項目 TO 被加数作用対象集団項目 ROUNDED _¥
加数作用対象集団項
目
被加数作用対象集団
項目
ROUNDED
加数となる集団項目を指定します。
被加数となる集団項目を指定します。
結果を四捨五入して格納する場合に指定します。
四捨五入しない場合は削除してください。
 SUBTRACT
SUBTRACT
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Subtract.snippet
ファイル名
説明
SUBTRACT 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SUBTRACT 減数作用対象 FROM 被減数作用対象
GIVING 受け取り項目 ROUNDED _¥
減数作用対象
一意名または定数
被減数作用対象
一意名または定数
受け取り項目
結果を受け取るデータ項目の一意名を指定します。
ROUNDED
結果を四捨五入して格納する場合に指定します。
四捨五入しない場合は削除してください。
 SUBTRACT CORR
SUBTRACT CORR
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥SubtractCorr.snippet
ファイル名
説明
SUBTRACT CORRESPONDING 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SUBTRACT CORR 減数作用対象集団項目 FROM 被減数作用対象集団項目 ROUNDED _¥
減数作用対象集団
項目
被減数作用対象集
団項目
ROUNDED
減数となる集団項目を指定します。
被減数となる集団項目を指定します。
結果を四捨五入して格納する場合に指定します。
四捨五入しない場合は削除してください。
 MULTIPLY
MULTIPLY
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Multiply.snippet
ファイル名
説明
MULTIPLY 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
MULTIPLY 乗数作用対象 BY 被乗数作用対象
GIVING 受け取り項目 ROUNDED _¥
乗数作用対象
一意名または定数
被乗数作用対象
一意名または定数
受け取り項目
結果を受け取るデータ項目の一意名を指定します。
ROUNDED
結果を四捨五入して格納する場合に指定します。
四捨五入しない場合は削除してください。
286
付録
 DIVIDE
DIVIDE
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Divide.snippet
ファイル名
説明
DIVIDE 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
DIVIDE 除数作用対象 BY 被除数作用対象
GIVING 受け取り項目 ROUNDED _¥
除数作用対象
一意名または定数
非除数作用対象
一意名または定数
受け取り項目
商を受け取るデータ項目の一意名を指定します。
ROUNDED
結果を四捨五入して格納する場合に指定します。
四捨五入しない場合は削除してください。
 DIVIDE REMAINDER
DIVIDE REMAINDER
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥DivideRemainder.snippet
ファイル名
説明
DIVIDE REMAINDER 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
DIVIDE 除数作用対象 BY 被除数作用対象
GIVING 商の受け取り項目 ROUNDED
REMAINDER 剰余の受け取り項目 _¥
除数作用対象
一意名または定数
非除数作用対象 一意名または定数
商の受け取り項 商を受け取るデータ項目の一意名を指定します。
目
ROUNDED
結果を四捨五入して格納する場合に指定します。
四捨五入しない場合は削除してください。
剰余の受け取り 剰余を受け取るデータ項目の一意名を指定します。
項目
 COMPUTE
COMPUTE
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Compute.snippet
ファイル名
説明
COMPUTE 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
COMPUTE 受け取り項目 ROUNDED = 式 _¥
受け取り項目
ROUNDED
式
結果を受け取るデータ項目の一意名を指定します。
結果を四捨五入して格納する場合に指定します。
四捨五入しない場合は削除してください。
計算を行なう式を指定します。
 ON SIZE ERROR 指定
ON SIZE ERROR 指定
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥OnSizeError.snippet
ファイル名
説明
ON SIZE ERROR 指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
287
9 付録
ON SIZE ERROR
_
NOT ON SIZE ERROR
END-算術文名¥
算術文名
ADD、SUBTRACT、MULTIPLY、DIVIDE、COMPUTE から
指定します。
 MOVE
MOVE
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Move.snippet
ファイル名
説明
MOVE 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
MOVE 転記元 TO 転記先 _¥
転記元
転記先
一意名または定数
一意名
 MOVE CORR
MOVE CORR
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥MoveCorr.snippet
ファイル名
説明
MOVE CORRESPONDING 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
MOVE CORR 転記元集団項目 TO 転記先集団項目 _¥
転記元集団項目
転記先集団項目
送り出しの集団項目の一意名を指定します。
受け取りの集団項目の一意名を指定します。
 INITIALIZE
INITIALIZE
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Initialize.snippet
ファイル名
説明
INITIALIZE 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
INITIALIZE 初期化対象項目
REPLACING 項類名称 DATA BY 初期値指定 _¥
初期化対象項目
初期化対象となるデータ項目の一意名を指定します。
項類名称
ALPHABETIC、ALPHANUMERIC、
ALPHANUMERIC-EDITED、BOOLEAN、NATIONAL、
NATIONAL-EDITED、NUMERIC、NUMERIC-EDITED、
OBJECT-REFERENCE、ENUM
初期値指定
初期値のための一意名または定数
 SET
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Snippets¥Procedure¥ArithmetricAndTransfer¥Set
SET
 SET 設定先 TO 設定元
SET 設定先 TO 設定元
288
付録
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Set¥SetTo.snippet
ファイル名
説明
SET 文による転記のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SET 設定先 TO 設定元 _¥
設定先
設定元
指標名または一意名
指標名、一意名または整数
 TRUE 設定
TRUE 設定
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Set¥SetTrueOrFalse.snippet
ファイル名
説明
SET 文の TRUE 設定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SET 条件名1 TO TRUE _¥
条件名1
論理値を設定する条件名を指定します。
 指標増減
指標増減
Cobol¥Procedure¥ArithmeticAndTransfer¥Set¥IndexUpDown.snippet
ファイル名
説明
SET 文での指標の増減指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SET 指標名 UP/DOWN BY 増減値 _¥
指標名
UP/DOWN
増減値
作用対象となる指標名を指定します。
指標の増減を選択します。
一意名または整数
(c) 制御文
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Snippets¥Procedure¥Control
制御文
 IF
IF
Cobol¥Procedure¥Control¥If.snippet
ファイル名
説明
IF 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
IF 条件 THEN
_
ELSE
END-IF¥
条件
処理を分ける条件を指定します。
 EVALUATE
EVALUATE
ファイル名
説明
Cobol¥Procedure¥Control¥Evaluate.snippet
EVALUATE 文のコードスニペット
289
9 付録
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
EVALUATE 選択主体 ALSO 選択主体
WHEN 選択対象 ALSO 選択対象
_
WHEN OTHER
END-EVALUATE¥
選択主体
選択主体
選択対象
選択対象
一意名、定数、算術式、条件、TRUE または FALSE
一意名、定数、算術式、条件、TRUE または FALSE
一意名、定数、算術式、範囲式、TRUE、FALSE、ANY
一意名、定数、算術式、範囲式、TRUE、FALSE、ANY
 GO TO DEPENDING
GO TO DEPENDING
Cobol¥Procedure¥Control¥GoToDepending.snippet
ファイル名
説明
GO TO DEPENDING 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
GO TO 手続き名の並び DEPENDING ON 制御変数 _¥
手続き名の並び
制御変数
飛び先の手続き名を一つ以上指定します。
飛び先を制御するデータ項目の一意名を指定します。
 CALL
CALL
Cobol¥Procedure¥Control¥Call.snippet
ファイル名
説明
CALL 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
CALL 'プログラム名'
USING BY REFERENCE/CONTENT/VALUE 実引数
RETURNING 受け取り項目 _¥
プログラム名
プログラム名を指定します。
REFERENCE/CONTENT/VALUE 実引数の渡し方を指定します。
実引数
実引数となるデータ項目の一意名を指定します。
BY CONTENT および BY VALUE 指定の場合、定
数またはデータの長さ(LENGTH OF 一意名)も
指定できます。
受け取り項目
受け取り項目となるデータ項目の一意名を指定
します。
 CANCEL
CANCEL
Cobol¥Procedure¥Control¥Cancel.snippet
ファイル名
説明
CANCEL 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
CANCEL 'プログラム名' _¥
プログラム名
290
実行を取り消すプログラムの名前を指定します。
付録
 STOP 定数
STOP 定数
Cobol¥Procedure¥Control¥Stop.snippet
ファイル名
説明
STOP 文の定数指定用のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
STOP メッセージ _¥
メッセージ
標準出力に表示する定数を指定します。
 STOP RUN
STOP RUN
Cobol¥Procedure¥Control¥StopRun.snippet
ファイル名
説明
STOP RUN 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
STOP RUN _¥
 CONTINUE
CONTINUE
Cobol¥Procedure¥Control¥Continue.snippet
ファイル名
説明
CONTINUE 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
CONTINUE _¥
 GOBACK
GOBACK
Cobol¥Procedure¥Control¥Goback.snippet
ファイル名
説明
GOBACK 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
GOBACK _¥
 INVOKE
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Snippets¥Procedure¥Control¥Invoke
INVOKE
 インスタンス生成
インスタンス生成
Cobol¥Procedure¥Control¥Invoke¥New.snippet
ファイル名
説明
インスタンス生成のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
INVOKE クラス名 'New' RETURNING 受け取り項目 _¥
クラス名
受け取り項目
インスタンスを生成するクラスの名前を指定します。
インスタンスを受け取るオブジェクト参照項目の一意名を指定し
ます。
291
9 付録
 そと PERFORM
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Snippets¥Procedure¥Control¥Perform
そと PERFORM
 手続き呼び出し
手続き呼び出し
Cobol¥Procedure¥Control¥Perform¥Perform.snippet
ファイル名
説明
手続き呼び出しのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
PERFORM 手続き名 _¥
手続き名
実行する節または段落の名前を指定します。
節や段落が複数にまたがる場合は、手続き名 THROUGH 手続き
名と指定します。
 繰り返し回数指定
繰り返し回数指定
Cobol¥Procedure¥Control¥Perform¥Times.snippet
ファイル名
説明
繰り返し回数指定のそと PERFORM のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
PERFORM 手続き名 回数 TIMES _¥
手続き名
回数
実行する節または段落の名前を指定します。
節や段落が複数にまたがる場合は、手続き名 THROUGH 手続き
名と指定します。
繰り返す回数の定数、または繰り返す回数を含むデータ項目の一
意名を指定します。
 繰り返し終了条件指定
繰り返し終了条件指定
Cobol¥Procedure¥Control¥Perform¥Until.snippet
ファイル名
説明
繰り返し終了条件指定のそと PERFORM のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
PERFORM 手続き名 WITH TEST BEFORE/AFTER
UNTIL 終了条件 _¥
手続き名
実行する節または段落の名前を指定します。
節や段落が複数にまたがる場合は、手続き名 THROUGH 手続き
名と指定します。
BEFORE/AFTER BEFORE(前判定)か AFTER(後判定)かを指定します。
終了条件
手続きの繰り返しの終了条件を指定します。
 繰り返しの開始値・終了値指定
繰り返しの開始値・終了値指定
ファイル名 Cobol¥Procedure¥Control¥Perform¥Varying.snippet
説明
繰り返しの開始値・終了値指定のそと PERFORM のコードスニペッ
ト
Expansion
種別
292
付録
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
PERFORM 手続き名 WITH TEST BEFORE
VARYING 誘導変数 FROM 開始値 BY 加増分値
UNTIL 誘導変数
>= 終了値 _¥
手続き名
実行する節または段落の名前を指定します。
節や段落が複数にまたがる場合は、手続き名 THROUGH 手続き
名と指定します。
誘導変数
繰り返しを制御するデータ項目の一意名または指標名を指定し
ます。
開始値
誘導変数の開始値の定数またはその値を保持するデータ項目の
一意名を指定します。
加増分値
誘導変数の加増分値の定数またはその値を保持するデータ項目
の一意名を指定します。
終了値
誘導変数の終了値の定数またはその値を保持するデータ項目の
一意名を指定します。
 うち PERFORM
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Snippets¥Procedure¥Control¥Loop
うち PERFORM
 繰り返し回数指定
繰り返し回数指定
Cobol¥Procedure¥Control¥Loop¥Times.snippet
ファイル名
説明
繰り返し回数指定のうち PERFORM のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
PERFORM 回数 TIMES
_
END-PERFORM¥
回数
繰り返す回数の定数、または繰り返す回数を含むデータ項目の一
意名を指定します。
 繰り返し終了条件指定
繰り返し終了条件指定
Cobol¥Procedure¥Control¥Loop¥Until.snippet
ファイル名
説明
繰り返し終了条件指定のうち PERFORM のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
PERFORM WITH TEST BEFORE/AFTER
UNTIL 終了条件
_
END-PERFORM¥
BEFORE/AFTER BEFORE(前判定)か AFTER(後判定)かを指定します。
終了条件
手続きの繰り返しの終了条件を指定します。
 繰り返しの開始値・終了値指定
繰り返しの開始値・終了値指定
Cobol¥Procedure¥Control¥Loop¥Varying.snippet
ファイル名
説明
繰り返しの開始値・終了値指定のうち PERFORM のコードスニペ
ット
293
9 付録
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
PERFORM WITH TEST BEFORE
VARYING 誘導変数 FROM 開始値 BY 加増分値
UNTIL 誘導変数
>= 終了値
_
END-PERFORM¥
誘導変数
繰り返しを制御するデータ項目の一意名または指標名を指定し
ます。
開始値
誘導変数の開始値の定数またはその値を保持するデータ項目の
一意名を指定します。
加増分値
誘導変数の加増分値の定数またはその値を保持するデータ項目
の一意名を指定します。
終了値
誘導変数の終了値の定数またはその値を保持するデータ項目の
一意名を指定します。
 EXIT
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Snippets¥Procedure¥Control¥Exit
EXIT
 EXIT
EXIT
Cobol¥Procedure¥Control¥Exit¥Exit.snippet
ファイル名
説明
EXIT 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
EXIT _¥
 EXIT PERFORM
EXIT PERFORM
Cobol¥Procedure¥Control¥Exit¥Perform.snippet
ファイル名
説明
EXIT PERFORM 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
EXIT PERFORM CYCLE _¥
 EXIT PROGRAM
EXIT PROGRAM
Cobol¥Procedure¥Control¥Exit¥Program.snippet
ファイル名
説明
EXIT PROGRAM 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
EXIT PROGRAM _¥
 EXIT FUNCTION
EXIT FUNCTION
Cobol¥Procedure¥Control¥Exit¥Function.snippet
ファイル名
説明
EXIT FUNCTION 文のコードスニペット
Expansion
種別
294
付録
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
EXIT FUNCTION _¥
 EXIT METHOD
EXIT METHOD
Cobol¥Procedure¥Control¥Exit¥Method.snippet
ファイル名
説明
EXIT METHOD 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
EXIT METHOD _¥
(d) 少量入出力文
システム上のパス
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Procedure¥SmallIO
少量入出力文
メニュー表記
 ACCEPT
ACCEPT
Cobol¥Procedure¥SmallIO¥Accept.snippet
ファイル名
説明
ACCEPT 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
ACCEPT 受け取り項目 FROM 呼び名/SYSIN/CONSOLE _¥
受け取り項目
呼び名
/SYSIN/CONSOLE
受け取り項目となるデータ項目の一意名を指定します。
入力用の装置名に関連付けられた呼び名、または SYSIN、
CONSOLE を指定します。
 ACCEPT 日付
ACCEPT 日付
ファイル名
説明
Cobol¥Procedure¥SmallIO¥AcceptFromDate.snippet
ACCEPT 文の DATE/DAY/DAY-OF-WEEK/TIME 指定のコード
スニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
ACCEPT 受け取り項目 FROM DATE/DAY/DAY-OF-WEEK/TIME _¥
受け取り項目
DATE/DAY/DAY-OF-
WEEK/TIME
受け取り項目となるデータ項目の一意名を指定します。
DATE、DAY、DAY-OF-WEEK、TIME から選択します。
 DISPLAY
DISPLAY
Cobol¥Procedure¥SmallIO¥Display.snippet
ファイル名
説明
DISPLAY 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
DISPLAY 作用対象 UPON 呼び名/SYSOUT/CONSOLE _¥
作用対象
呼び名/SYSOUT/
CONSOLE
一意名または定数
出力用の装置名に関連付けられた呼び名、または
SYSOUT、CONSOLE を指定します。
295
9 付録
 DISPLAY(改行なし)
DISPLAY(改行なし)
Cobol¥Procedure¥SmallIO¥DisplayWithNoAdcancing.snippet
ファイル名
説明
DISPLAY 文の WITH NO ADVANCING 指定のコードスニペッ
ト
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
DISPLAY 作用対象 UPON 呼び名/SYSOUT/CONSOLE WITH NO ADVANCING _¥
作用対象
呼び名/SYSOUT/
CONSOLE
一意名または定数
出力用の装置名に関連付けられた呼び名、または
SYSOUT、CONSOLE を指定します。
(e) 入出力文
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Snippets¥Procedure¥IO
入出力文
 OPEN
OPEN
Cobol¥Procedure¥IO¥Open.snippet
ファイル名
説明
OPEN 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
OPEN INPUT/OUTPUT/I-O/EXTEND ファイル名 _¥
INPUT/OUTPUT/I-O/EXTEN
D
ファイル名
オープンモードを指定します。
開くファイル名を指定します。
 READ
READ
Cobol¥Procedure¥IO¥Read.snippet
ファイル名
説明
READ 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
READ ファイル名 RECORD _¥
ファイル名
読み込むファイル名を指定します。
 READ(INTO 指定)
READ(INTO 指定)
Cobol¥Procedure¥IO¥ReadInto.snippet
ファイル名
説明
READ 文の INTO 指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
READ ファイル名 RECORD INTO 受け取り項目 _¥
ファイル名
受け取り項目
296
読み込むファイル名を指定します。
受け取り項目となるデータ項目の一意名を指定しま
す。
付録
 AT END 指定
AT END 指定
Cobol¥Procedure¥IO¥AtEnd.snippet
ファイル名
説明
AT END 指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
AT END
_
NOT AT END
END-READ¥
 WRITE
WRITE
Cobol¥Procedure¥IO¥Write.snippet
ファイル名
説明
WRITE 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
WRITE レコード名 _¥
レコード名
書き出すレコードの名前を指定します。
 WRITE(FROM 指定)
WRITE(FROM 指定)
Cobol¥Procedure¥IO¥WriteFrom.snippet
ファイル名
説明
WRITE 文の FROM 指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
WRITE レコード名 FROM 転記元 _¥
レコード名
転記元
書き出すレコードの名前を指定します。
転記元となるデータ項目の一意名を指定します。
 WRITE(改行指定付き)
WRITE(改行指定付き)
Cobol¥Procedure¥IO¥WriteAdvancing.snippet
ファイル名
説明
WRITE 文の改行指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
WRITE レコード名 BEFORE/AFTER ADVANCING 行数指定 LINES _¥
レコード名
BEFORE/AFTER
行数指定
書き出すレコードの名前を指定します。
行送りする前(BEFORE)に書き出すか、行送りした後
に(AFTER)に書き出すかを指定します。
改行する行数を指定します。
 WRITE(改頁指定付き)
WRITE(改頁指定付き)
Cobol¥Procedure¥IO¥WriteAdvancingPage.snippet
ファイル名
説明
WRITE 文の改頁指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
WRITE レコード名 BEFORE/AFTER ADVANCING PAGE _¥
297
9 付録
レコード名
BEFORE/AFTER
書き出すレコードの名前を指定します。
改頁する前(BEFORE)に書き出すか、改頁した後に
(AFTER)に書き出すかを指定します。
 REWRITE
REWRITE
Cobol¥Procedure¥IO¥Rewrite.snippet
ファイル名
説明
REWRITE 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
REWRITE レコード名 _¥
レコード名
書き出すレコード名を指定します。
 REWRITE(FROM 指定)
REWRITE(FROM 指定)
Cobol¥Procedure¥IO¥RewriteFrom.snippet
ファイル名
説明
REWRITE 文の FROM 指定のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
REWRITE レコード名 FROM 転記元 _¥
レコード名
転記元
書き出すレコード名を指定します。
転記元となるデータ項目の一意名を指定します。
 CLOSE
CLOSE
Cobol¥Procedure¥IO¥Close.snippet
ファイル名
説明
CLOSE 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
CLOSE ファイル名 WITH LOCK _¥
ファイル名
WITH LOCK
閉じるファイル名を指定します。
ファイルを施錠して同じ実行単位で2度と開けない
ようにする場合に指定します。施錠しない場合には
削除してください。
(f) 文字列操作文
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Procedure¥String
文字列操作文
 INSPECT (置換)
INSPECT (置換)
Cobol¥Procedure¥String¥InspectReplacing.snippet
ファイル名
説明
INSPECT(置換)のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
INSPECT 文字列 REPLACING
REPLACING 指定¥
文字列
検査対象の文字列を指定します。
298
付録
REPLACING 指定
置換のための情報を指定します。コードスニペット
の REPLACING 指定の中から選んで指定してくださ
い。
 REPLACING 指定
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Procedure¥String¥Replacing
REPLACING 指定
 CHARACTERS
CHARACTERS
Cobol¥Procedure¥String¥Replacing¥Characters.snippet
ファイル名
説明
すべての文字の置換のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
CHARACTERS BY 置き換え項目 AFTER INITIAL 検索開始文字列
BEFORE INITIAL 検索終了文字列 _¥
置き換え項目
置き換え用文字列の定数、または置き換え用文字列を保持する
データ項目の一意名を指定します。
検索開始文字列
置き換え対象区間の開始文字列を指定します。
検索終了文字列
置き換え対象区間の終了文字列を指定します。
 ALL
ALL
Cobol¥Procedure¥String¥Replacing¥All.snippet
ファイル名
説明
すべての一致文字列の置換のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
ALL 検索文字列 BY 置き換え項目 AFTER INITIAL 検索開始文字列
BEFORE INITIAL 検索終了文字列 _¥
検索文字列
検索する置換対象文字列の定数、またはそれを保持するデータ
項目の一意名を指定します。
置き換え項目
置き換え用文字列の定数、または置き換え用文字列を保持する
データ項目の一意名を指定します。
検索開始文字列
置き換え対象区間の開始文字列を指定します。
検索終了文字列
置き換え対象区間の終了文字列を指定します。
 LEADING
LEADING
Cobol¥Procedure¥String¥Replacing¥Leading.snippet
ファイル名
説明
先行する一致文字列の置換のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
LEADING 検索文字列 BY 置き換え項目 AFTER INITIAL 検索開始文字列
BEFORE INITIAL 検索終了文字列 _¥
検索文字列
検索する置換対象文字列の定数、またはそれを保持するデータ
項目の一意名を指定します。
置き換え項目
置き換え用文字列の定数、または置き換え用文字列を保持する
データ項目の一意名を指定します。
検索開始文字列
置き換え対象区間の開始文字列を指定します。
299
9 付録
検索終了文字列
置き換え対象区間の終了文字列を指定します。
 FIRST
FIRST
Cobol¥Procedure¥String¥Replacing¥First.snippet
ファイル名
説明
最初の一致文字列の置換のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
FIRST 検索文字列 BY 置き換え項目 AFTER INITIAL 検索開始文字列
BEFORE INITIAL 検索終了文字列 _¥
検索文字列
検索する置換対象文字列の定数、またはそれを保持するデータ
項目の一意名を指定します。
置き換え項目
置き換え用文字列の定数、または置き換え用文字列を保持する
データ項目の一意名を指定します。
検索開始文字列
置き換え対象区間の開始文字列を指定します。
検索終了文字列
置き換え対象区間の終了文字列を指定します。
 INSPECT (計数)
INSPECT(計数)
Cobol¥Procedure¥String¥InspectTallying.snippet
ファイル名
説明
INSPECT(計数)のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
INSPECT 文字列 TALLYING
TALLYING 指定¥
文字列
検査対象の文字列を指定します。
TALLYING 指定
計数のための情報を指定します。コードスニペット
の TALLYING 指定の中から選んで指定してくださ
い。
 TALLYING 指定
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Procedure¥String¥Tallying
TALLYING 指定
 FOR CHARACTERS
FOR CHARACTERS
Cobol¥Procedure¥String¥Tallying¥ForCharacters.snippet
ファイル名
説明
全ての文字数カウントのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
カウンタ項目 FOR CHARACTERS AFTER INITIAL 検索開始文字列
BEFORE INITIAL 検索終了文字列 _¥
カウンタ項目
カウンタのデータ項目の一意名を指定します。
検索開始文字列
計数対象区間の開始文字列を指定します。
検索終了文字列
計数対象区間の終了文字列を指定します。
 FOR ALL
FOR ALL
300
付録
Cobol¥Procedure¥String¥Tallying¥ForAll.snippet
ファイル名
説明
全ての一致文字列のカウントのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
カウンタ項目 FOR ALL 検索文字列 AFTER INITIAL 検索開始文字列
BEFORE INITIAL 検索終了文字列 _¥
カウンタ項目
カウンタのデータ項目の一意名を指定します。
検索文字列
検索する計数対象文字列の定数、またはそれを保持するデータ
項目の一意名を指定します。
検索開始文字列
計数対象区間の開始文字列を指定します。
検索終了文字列
計数対象区間の終了文字列を指定します。
 FOR LEADING
FOR LEADING
Cobol¥Procedure¥String¥Tallying¥ForLeading.snippet
ファイル名
説明
先行する一致文字列のカウントのコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
カウンタ項目 FOR LEADING 検索文字列 AFTER INITIAL 検索開始文字列
BEFORE INITIAL 検索終了文字列 _¥
カウンタ項目
カウンタのデータ項目の一意名を指定します。
検索文字列
検索する計数対象文字列の定数、またはそれを保持するデータ
項目の一意名を指定します。
検索開始文字列
計数対象区間の開始文字列を指定します。
検索終了文字列
計数対象区間の終了文字列を指定します。
 INSPECT(変換)
INSPECT(変換)
Cobol¥Procedure¥String¥InspectConverting.snippet
ファイル名
説明
INSPECT(変換)のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
INSPECT 文字列
CONVERTING 変換前文字列 TO 変換後文字列
AFTER INITIAL 検索開始文字列
BEFORE INITIAL 検索終了文字列 _¥
文字列
検査対象の文字列を指定します。
変換前文字列
変換前の文字列を一意名または定数で指定します。
変換後文字列
変換後の文字列を一意名または定数で指定します。
検索開始文字列
検索を開始する文字列を一意名または定数で指定し
ます。
検索終了文字列
検索を終了する文字列を一意名または定数で指定し
ます。
 STRING
STRING
Cobol¥Procedure¥String¥String.snippet
ファイル名
説明
STRING 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
STRING 連結対象文字列の並び1 DELIMITED BY 区切り文字指定1/SIZE
301
9 付録
連結対象文字列の並び2 DELIMITED BY 区切り文字指定2/SIZE
INTO 受け取り項目 WITH POINTER 格納位置指定
ON OVERFLOW
_
NOT ON OVERFLOW
END-STRING¥
連結対象文字列の並び1
区切り文字1/SIZE
連結対象文字列の並び2
区切り文字2/SIZE
受け取り項目
格納位置指定
区切り文字指定1/SIZE が適用される連結対象の文
字列の並びを指定します。
文字列の末尾を示す区切り文字を一意名または定数
で指定します。
文字列全体を使う場合は SIZE を指定します。
区切り文字指定2/SIZE が適用される連結対象の文
字列の並びを指定します。
文字列の末尾を示す区切り文字を一意名または定数
で指定します。
文字列全体を使う場合は SIZE を指定します。
連結結果を受け取るデータ項目の一意名を指定しま
す。
受け取り項目のどの文字位置から格納するかを示す
値を持つデータ項目の一意名を指定します。
 UNSTRING
UNSTRING
Cobol¥Procedure¥String¥Unstring.snippet
ファイル名
説明
UNSTRING 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
UNSTRING 分割対象文字列
DELIMITED BY ALL 区切り文字指定
INTO 受け取り項目1 DELIMITER IN 適用区切り文字1 COUNT IN 文字数
1
受け取り項目2 DELIMITER IN 適用区切り文字2 COUNT IN 文字数
2
WITH POINTER 開始位置指定
TALLYING IN 分割カウンタ
ON OVERFLOW
_
NOT ON OVERFLOW
END-UNSTRING¥
分割対象文字列
区切り文字指定
受け取り項目1
適用区切り文字1
文字数1
受け取り項目2
302
分割を行なう文字列データ項目の一意名を指定しま
す。
[ALL]定数/一意名を OR で連結して指定します。
最初に切り出された文字列を受け取るデータ項目の
一意名を指定します。
受け取り項目1に切り出された文字列の切り出しで
適用された区切り文字を受け取るデータ項目の一意
名を指定します。
受け取り項目1に切り出された文字列の文字数を受
け取るデータ項目の一意名を指定します。
2番目に切り出された文字列を受け取るデータ項目
の一意名を指定します。
付録
適用区切り文字2
文字数2
開始位置指定
分割カウンタ
受け取り項目2に切り出された文字列の切り出しで
適用された区切り文字を受け取るデータ項目の一意
名を指定します。
受け取り項目2に切り出された文字列の文字数を受
け取るデータ項目の一意名を指定します。
分割対象文字列のどの文字位置からが分割の対象と
なるかを示す値を保持するデータ項目の一意名を指
定します。
切り出した文字列の個数をカウントするデータ項目
の一意名を指定します。
(g) 表操作文
システム上のパス
メニュー表記
%InstallRoot%¥Cobol¥Snippets¥%LCID%¥
Cobol¥Snippets¥Procedure¥Table
表操作文
 SEARCH
SEARCH
Cobol¥Procedure¥Table¥Search.snippet
ファイル名
説明
SEARCH 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SEARCH 検索対象項目
WHEN 条件
_
END-SEARCH¥
検索対象項目
検索対象となる項目の一意名を指定します。
検索条件
検索条件を指定します。
 SEARCH ALL
SEARCH ALL
Cobol¥Procedure¥Table¥SearchAll.snippet
ファイル名
説明
SEARCH ALL 文のコードスニペット
Expansion
種別
89012345678901234567890123456789012345678901234567890123456789012
SEARCH ALL 検索対象項目
WHEN 条件
_
END-SEARCH¥
検索対象項目
検索対象となる項目の一意名を指定します。
検索条件
検索条件を指定します。
付録A.3 スニペットファイル
(1) スニペットインデックスファイル(snippetsIndex.xml)
スニペットインデックスファイルは次のような構成の XML ファイルです。
このスニペットインデックスファイルは、Visual Studio のインストール先ディレクトリ配下に
Cobol ディレクトリを作成し、さらにその配下に Snippets ディレクトリを作成した上で、その
配下にロケールごとにディレクトリを作成して格納します。
303
9 付録
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<SnippetsCollection>
<Language Lang="Cobol" GUID="{4fc99a00-82ea-11d8-aa52-000d5653cc89}">
<SnippetsDir>
<Locale>%LCID%固定</Locale>
<DirPath>階層のファイルシステム上のパス</DirPath>
<LocalizedName>ロケールでの階層名称</LocalizedName>
<SnippetsSubDir>
<OnOff>On</OnOff>
<Installed>true</Installed>
<Locale>%LCID%</Locale>
<DirPath>階層のファイルシステム上のパス</DirPath>
<LocalizedName>ロケールでの階層名称</LocalizedName>
</SnippetsSubDir>
:(階層に合わせて、SnippetsSubDir 要素を追加する)
</SnippetsDir>
</Language>
</SnippetsCollection>
(a) <SnippetsDir>要素、<SnippetsSubDir>要素
スニペットファイルの階層構造を示す要素です。
サブ要素
<Locale>
<DirPath>
<LocalizedName>
説 明
スニペットのロケールを指定する。%LCID%固定とします。
階層のファイルシステム上のパスを設定します。
ロケールでの名称を設定します。
(2) スニペットファイル(.snippet ファイル)
<?xml version="1.0" encoding="utf-8" ?>
<CodeSnippets xmlns="http://schemas.microsoft.com/VisualStudio/2005/CodeSnippet">
<CodeSnippet Format="1.0.0">
<Header>
<Title>メニューの表示タイトル</Title>
<Shortcut>スニペット選択のショートカット</Shortcut>
<Description>本コードスニペットの説明</Description>
<SnippetTypes>本コードスニペットが属するカテゴリ</SnippetTypes>
<Author>本スニペットファイルの作成者</Author>
</Header>
<Snippet>
<Declarations> ソースコード中の展開変数名の数分記述する
<Literal>
<ID>ソース行中の展開変数名</ID>
<ToolTip>強調表示にカーソルを当てたときに表示される説明
</ToolTip>
<Default>展開変数名の既定値</Default>
</Literal>
:
</Declarations>
<Code Language="Cobol">
<![CDATA[ソース開始行
ソース中間行
:
304
付録
ソース最終行]]>
</Code>
</Snippet>
</CodeSnippet>
</CodeSnippets>
(a) <CodeSnippet>要素
<CodeSnippet>要素はコードスニペットのルート要素です。コードスニペットのプロフィール
を示す<Header>要素とコードスニペットの内容を定義する<Snippet>要素の2つの要素から構
成されます。
(b) <Header>要素
<Header>要素はコードスニペットの基本的な特徴を記述するための要素です。次のサブ要素
から構成されます。
サブ要素
<Title>
<Shortcut>
<Description>
<SnippetType>
説 明
メニューで表示されるタイトルです
ショートカットでスニペット選択するときに使う名前です。
★ COBOL ではショートカットは不可です。
コードスニペットの説明。
コードスニペットが属するカテゴリです。
Expansion:単純に展開を挿入します。
SurroundWith:選択されたブロックを取り囲んで挿入しま
す。
選択ブロック
↓
PERFORM 10 TIMES
選択ブロック
END-PERFORM.
Refactoring:リファクタリングして挿入します。
★ COBOL では Refactoring は使用しません。
コードスニペットファイルの作成者です。
<Author>
(c) <Snippet>要素
<Snippet>要素はコードスニペットの内容を記述するための要素です。<Code>要素と
<Declarations>要素から構成されます。
メニューから展開したいコードスニペットを選択すると、次のようなテンプレートのソース
行が展開されます。強調表示(網掛け)の部分は、手直しが必要です。このテンプレートの
ソース行全体を定義するのが<Code>要素です。そして、ソース行の強調表示の部分を定義す
るのが<Declarations>要素です。
MOVE
転記元
TO
転記先.
挿入後、[Enter]キーまたは、[Esc]キーを押すまでは、テンプレートの編集モード(強調部分
305
9 付録
の編集モード)となります。
ソース
編集モード
挿入
テンプレート
編集モード
確定
ソース
編集モード
[Enter]キー
[Esc]キー
スニペット選択
テンプレート編集モードでは、強調表示部分を編集します。強調表示編集用カーソルは、最
初先頭の強調表示に割りついており、 [Tab]キーで移動して編集します。また、このモードで
強調表示にマウスカーソルを合わせると、何を入れればよいかを示すヒントを表示します。
この強調表示部分は、<Declarations>要素中で、<Literal>要素を使って展開変数を定義し、そ
れを<Code>要素のテンプレートのソース行中で使用することで表現します。
なお、
[Enter]キーを押して確定した場合は、$end$を記述した箇所へカーソルが移動し、
[Esc]
キーを押して確定した場合は、その場所にカーソルがとどまります。
1.
<Literal>要素
<Literal>要素は展開変数を定義するための要素です。以下のサブ要素から構成されます。
サブ要素
<ID>
<ToolTip>
<Default>
説 明
ソース行中で使用する展開変数の名称。
マウスカーソルが合わせられたときに表示するヒント(説明)。
展開変数の既定値。
テンプレートのソース行が展開されるとき、ソース行中の展開変数の部分は既定値を使って
強調表示されます。同じ名前の展開変数がソース行中の複数の箇所で使用された場合は、最
初の展開変数の部分だけが強調表示されて編集可能です。他の部分は、確定時に、最初の展
開変数の変更値によって上書きされます。
2.
<Code>要素
<Code>要素はテンプレートのソース行を記述するための要素です。CDATA セクションを使
って表現します。つまり、ソース行は <![CDATA[
と
]]> で囲んで記述します。強調表示
部分は<Declarations>要素で定義した展開変数で記述します。また、次の既定義の展開変数も
利用できます。
$end$
306
[Enter]キーでの確定時のカーソル位置を示します。
付録
付録B
テンプレート
付録B.1 概要
Visual Studio に組み込まれた開発環境において、プロジェクトを作成する際には、種別を選択
し、それに見合ったソースファイルがテンプレートとして提供されます。また、プロジェク
トに新しい項目を追加する際にも、その項目に見合ったソースファイルが同じくテンプレー
トとして提供されます。
本章は、そのテンプレートについてまとめたものです。
なお、テンプレートは固定形式で記述していますが、自由形式については、各行先頭 7 カラ
ムを取り除いたものとします。
付録B.2 テンプレート一覧
(1) プロジェクト新規作成用
新規に作成するプロジェクトとして、以下の種類があります。
・ COBOL バッチ型アプリケーション
・ 【Standard】COBOL 対話型アプリケーション
・ COBOL ライブラリ
(a) COBOL バッチ型アプリケーション
000100*
000200*プログラムのテンプレートです。
000300*
000400 IDENTIFICATION DIVISION.
000500 PROGRAM-ID. COBOL1.
000600 ENVIRONMENT DIVISION.
000700 DATA DIVISION.
000800 WORKING-STORAGE SECTION.
000900
001000 PROCEDURE DIVISION.
001100 主処理.
001200 END PROGRAM COBOL1.
(b) 【Standard】COBOL 対話型アプリケーション
000100*
000200*プログラムのテンプレートです。
000300*
000400 IDENTIFICATION DIVISION.
000500 PROGRAM-ID. COBOL1.
000600 ENVIRONMENT DIVISION.
000700 DATA DIVISION.
000800 WORKING-STORAGE SECTION.
000900
307
9 付録
001000 SCREEN
SECTION.
001100 SD 画面記述名
001200
END
STATUS
IS CRT-STS
001300*
LINE
POSITION IS LINE-POS
001400*
COLUMN POSITION IS COL-POS
001500*
BTAB
POSITION IS BTAB-POS
001600
.
001700
001800 PROCEDURE DIVISION.
001900 主処理.
002000 END PROGRAM COBOL1.
(c) COBOL ライブラリ
000100*
000200*プログラムのテンプレートです。
000300*
000400 IDENTIFICATION DIVISION.
000500 PROGRAM-ID. COBOL1.
000600 ENVIRONMENT DIVISION.
000700 DATA DIVISION.
000800 WORKING-STORAGE SECTION.
000900
001000 PROCEDURE DIVISION.
001100 主処理.
001200 END PROGRAM COBOL1.
(2) 新規項目追加用
新規項目としては、以下の項目が追加可能です。
COBOL ファイル
・ COBOL ソース(.cbl)
固定形式・固定長・識別領域あり
・ COBOL ソース(.cob)
固定形式・可変長・識別領域なし
・ 【Standard】COBOL ソース(.cbx)
・ COBOL ソース(.cbf)
固定形式・可変長・識別領域あり
自由形式
【Standard】COBOL ファイル(画面節あり)
・ COBOL ソース(.cbl)
固定形式・固定長・識別領域あり
・ COBOL ソース(.cob)
固定形式・可変長・識別領域なし
・ COBOL ソース(.cbx)
固定形式・可変長・識別領域あり
・ COBOL ソース(.cbf)
自由形式
(a) COBOL ソース(.cbl) 固定形式・固定長・識別領域あり
000100*
000200*プログラムのテンプレートです。
000300*
000400 IDENTIFICATION DIVISION.
308
付録
000500 PROGRAM-ID. COBOL1.
000600 ENVIRONMENT DIVISION.
000700 DATA DIVISION.
000800 WORKING-STORAGE SECTION.
000900
001000 PROCEDURE DIVISION.
001100 主処理.
001200 END PROGRAM COBOL1.
(b) COBOL ソース(.cob) 固定形式・可変長・識別領域なし
000100*
000200*プログラムのテンプレートです。
000300*
000400 IDENTIFICATION DIVISION.
000500 PROGRAM-ID. COBOL1.
000600 ENVIRONMENT DIVISION.
000700 DATA DIVISION.
000800 WORKING-STORAGE SECTION.
000900
001000 PROCEDURE DIVISION.
001100 主処理.
001200 END PROGRAM COBOL1.
(c) 【Standard】COBOL ソース(.cbx) 固定形式・可変長・識別領域あ
り
000100*_________
000200*プログラムのテンプレートです。_________
000300*________
000400 IDENTIFICATION DIVISION.________
000500 PROGRAM-ID. COBOL1.________
000600 ENVIRONMENT DIVISION.________
000700 DATA DIVISION._________
000800 WORKING-STORAGE SECTION._________
000900 ________
001000 PROCEDURE DIVISION._________
001100 主処理._________
001200 END PROGRAM COBOL1._________
(行末_は、半角スペース)
(d) COBOL ソース(.cbf) 自由形式
*>
*>プログラムのテンプレートです。
*>
IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. COBOL1.
ENVIRONMENT DIVISION.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
PROCEDURE DIVISION.
PROG-MAIN.
END PROGRAM COBOL1.
309
9 付録
(e) 【Standard】COBOL ソース(.cbl) 画面節あり・固定形式・固定
長・識別領域あり
000100*
000200*プログラムのテンプレートです。
000300*
000400 IDENTIFICATION DIVISION.
000500 PROGRAM-ID. COBOL1GAMEN.
000600 ENVIRONMENT DIVISION.
000700 DATA DIVISION.
000800 WORKING-STORAGE SECTION.
000900
001000 SCREEN
SECTION.
001100 SD 画面記述名
001200
END
STATUS
IS CRT-STS
001300*
LINE
POSITION IS LINE-POS
001400*
COLUMN POSITION IS COL-POS
001500*
BTAB
POSITION IS BTAB-POS
001600
.
001700
001800 PROCEDURE DIVISION.
001900 主処理.
002000 END PROGRAM COBOL1GAMEN.
(f) 【Standard】COBOL ソース(.cob)
長・識別領域なし
画面節あり・固定形式・可変
000100*
000200*プログラムのテンプレートです。
000300*
000400 IDENTIFICATION DIVISION.
000500 PROGRAM-ID. COBOL2.
000600 ENVIRONMENT DIVISION.
000700 DATA DIVISION.
000800 WORKING-STORAGE SECTION.
000900
001000 SCREEN
SECTION.
001100 SD 画面記述名
001200
END
STATUS
IS CRT-STS
001300*
LINE
POSITION IS LINE-POS
001400*
COLUMN POSITION IS COL-POS
001500*
BTAB
POSITION IS BTAB-POS
001600
.
001700
001800 PROCEDURE DIVISION.
001900 主処理.
002000 END PROGRAM COBOL2.
(g) 【Standard】COBOL ソース(.cbx)
長・識別領域あり
画面節あり・固定形式・可変
000100*________
000200*プログラムのテンプレートです。_________
000300*________
310
付録
000400 IDENTIFICATION DIVISION.________
000500 PROGRAM-ID. COBOL3GAMEN.________
000600 ENVIRONMENT DIVISION.________
000700 DATA DIVISION.________
000800 WORKING-STORAGE SECTION.________
000900 ________
001000 SCREEN
SECTION.________
001100 SD 画面記述名________
001200
END
STATUS
IS CRT-STS________
001300*
LINE
POSITION IS LINE-POS________
001400*
COLUMN POSITION IS COL-POS________
001500*
BTAB
POSITION IS BTAB-POS________
001600
.________
001700 ________
001800 PROCEDURE DIVISION.________
001900 主処理.________
002000 END PROGRAM COBOL3GAMEN.________
(行末_は、半角スペース)
(h) 【Standard】COBOL ソース(.cbf)
画面節あり・自由形式
*>
*>プログラムのテンプレートです。
*>
IDENTIFICATION DIVISION.
PROGRAM-ID. COBOL4GAMEN.
ENVIRONMENT DIVISION.
DATA DIVISION.
WORKING-STORAGE SECTION.
SCREEN SECTION.
SD 画面記述名
END
STATUS
IS CRT-STS
*
LINE
POSITION IS LINE-POS
*
COLUMN POSITION IS COL-POS
*
BTAB
POSITION IS BTAB-POS
.
PROCEDURE DIVISION.
PROG-MAIN.
END PROGRAM COBOL4GAMEN.
311
9 付録
付録C
用語解説
(英字)
CSV ファイル
CSV(Comma Separated Values)形式でデータが記述されたファイルのこと。
CSV 形式とは、表計算プログラムやリレーショナルデータベースでデータを扱える
テキストデータの形式をいう。データの区切りをコンマ(、)、レコードの区切り
を改行で表す。レコードは可変長形式になる。コンマで区切られた個々のデータは、
セルと呼ばれる。
Visual Studio
Microsoft 社の製品で、原始プログラムの編集に適したテキストエディターや、デバ
ッグ機能などを備えた、アプリケーションを開発するための統合開発環境。プログ
ラミング言語に依存しないでアプリケーションを作成できる。
XML(eXtensible Markup Language)
World Wide Web Consortium(W3C)によって標準化が進められている、文章の構造
を定義するための言語。XML では、テキストファイル中の各データをタグ(<>)
で囲むことによって、データの構造を定義する。
(ア行)
インタフェース
メッセージの送り手から見えるオブジェクトの部分。
オブジェクト
データとそのデータを操作するメソッド(手続き)を一体化させたモジュール。オ
ブジェクトは、ある特定の仕事を受け持ち、所定のメッセージに対してメソッドを
動作させることで問題を処理する。オブジェクト指向のプログラムでは、オブジェ
クト同士がメッセージをやり取りすることによって、問題が処理される。
(カ行)
環境変数
実行可能ファイルおよびその実行環境へのオプションを変数として設定しておく
もの。
クラス
ある共通の性質を持つオブジェクトを一つのグループにまとめて定義したもの。ク
312
付録
ラスでは、それに属するオブジェクトのデータフォーマットおよびメソッドを定義
することで、そのクラスに属するオブジェクトの型を規定する。
継承
スーパクラスから、その性質(メソッド)をサブクラスが受け継ぐ仕組みのこと。
コンパイル
原始プログラムを翻訳すること。
COBOL 開発環境のコンパイルには、次の二つの方法がある。
ビルド
リビルド
(サ行)
サブクラス
クラスの階層関係の中の継承する側のクラス。
ソリューション
複数のプロジェクトを管理するための概念。ソリューションにはプロジェクト間の
親子関係や、すべてのプロジェクトに共通する設定を定義する。
ソリューションエクスプローラー
Visual Studio のツールウィンドウの一つ。ソリューションエクスプローラーには、
ソリューションに登録されているプロジェクト、原始プログラムファイル、依存フ
ァイルなどの情報がツリー形式で表示される。
ソリューション定義ファイル
ソリューションの情報を保管するファイル。
(タ行)
登録集原文
COBOL プログラム中でよく利用される標準化した手続き、ファイル記述、レコー
ド記述、または完全な一つのプログラムなどを、コンパイルするプログラムとは別
のファイルに登録したもの。
(ハ行)
ビルド
プロジェクトに登録されたソースファイルや定義ファイルから最終生成ファイル
(実行可能ファイル、DLL など)を生成する方法。ビルドの対象となるファイルは、
変更のあったファイルだけである。
313
9 付録
プロジェクト
実行可能ファイルやライブラリを作成するための資源を一括して管理するための
概念。一つのプロジェクトは、一つの実行可能ファイル、または DLL に対応して
いる。
プロジェクトのプロパティ
コンパイラオプションや出力の種類、デバッグオプションなど、プロジェクトごと
の設定情報。
プロジェクトファイル
ソリューションに含まれるプロジェクトの情報を出力したファイル。
(ラ行)
リビルド
プロジェクトに登録されたソースファイルや定義ファイルから最終生成ファイル
(実行可能ファイル、DLL など)を生成する方法。リビルドの対象となるファイル
は、プロジェクトに登録されたすべてのファイルである。
314
付録
付録D
【Enterprise】ビルドサーバーの設定
(1) 通信設定
Linux の場合
root でデーモン起動スクリプトを編集します。
デーモン起動スクリプトのファイル名および格納場所は、以下の通りです。
ファイル名
格納場所
neccobold
/etc/init.d
neccobold に定義している環境変数によって設定を行います。
export NECCOBOL_MAXCONNECTNUM=10
export NECCOBOL_PORT=52000
export NECCOBOL_TIMEOUT=0
Windows の場合
管理者権限を使って、テキストエディタにより、設定ファイルを作成します。管理者権限
以外では、UAC のファイル仮想化機能により、正しくインストールディレクトリ下にファ
イルを作成できない場合があります。
設定ファイルのファイル名および設定ファイルの格納場所は、以下の通りです。
ファイル名
格納場所
COBOL.INI
<サーバ開発環境インストールディレクトリ>¥BIN
設定ファイルの内容は以下の通りです。
[COBOLSERVICE]
MaxConnectNum=nn
Port=nn
Timeout=nn
nn は数値を表します。
各設定項目を以下に説明します。
(a) MaxConnectNum
クライアントから同時にログインできる接続数の上限を指定します。
1 から 30 まで値を指定可能です。既定の値は 10 です。
範囲外の値を指定すると、既定の値である 10 が指定されたと見なされます。
注意:ログインした状態のまま、クライアントが終了した場合でも、接続中とみなさ
れるため、見た目の接続数と実際の接続数が異なる場合があります。
315
9 付録
このような場合の接続は、終了したクライアントが再接続を行ってログアウトを実行
するか、タイムアウトが発生するかで、切断されます。
(b) Port
クライアント開発環境と接続するときのポート番号を指定します。
一般的には 49152 から 65535 までの値を指定可能です。既定の値は 52000 です。
負の値を指定すると、既定の値である 52000 が指定されたと見なされます。
(c) Timeout
クライアントとの接続のタイムアウト時間を秒単位で指定します。
0 から 2^31-1 までの値を指定可能です。既定の値は 0 です。0 はタイムアウトが発生し
ないことを表します。
負の値を指定すると、既定の値である 0 が指定されたと見なされます。
(2) Pro*COBOL を使用するときの設定
ビルドサーバーが Linux の場合、Pro*COBOL のソースファイルをコンパイルするには、
デーモンスクリプトの編集が必要です。デーモンスクリプトファイル名および格納場
所は、以下の通りです。
デーモンスクリプトファイル名
格納場所
neccobold
/etc/init.d
以下の環境変数を設定します。
環境変数名
ORACLE_HOME
LD_LIBRARY_PATH
PROMAKEFILE
PROCOB
説 明
ORACLE をインストールしたディレクトリ
ORACLE のライブラリのディレクトリ
Pro*COBOL のソースファイル用の makefile へのパス
Pro*COBOL プリプロセッサへのパス
環境変数の設定の記述例を以下に示します。
export
export
export
export
316
ORACLE_HOME=/app/oracle/product/11.2.0/client_1
LD_LIBRARY_PATH=$ORACLE_HOME/lib:$LD_LIBRARY_PATH
PROMAKEFILE=$ORACLE_HOME/precomp/demo/procob2/demo_procob.mk
PROCOB=$ORACLE_HOME/bin/procob