スプラウト栽培入門 2006/11/27 hirara-project. 1 スプラウトってなあに 「スプラウト(sprout)」とは、新芽のことです。日本では「もやし」や「かいわれ大根」な どがスプラウト食品の代表格です。植物が生長するための栄養分をそのまま食べるスプラウトは、 アメリカやヨーロッパなどでも野菜不足になりがちな冬にぴったりの野菜としても人気です。 2 「もやしタイプ」の栽培の方法 (1)適する種 →比較的大きな種で発芽したての種ごと食べるタイプ ダイズ、アズキ、エンドウ、レンズ豆、コムギ、トウモロコシ、ヒマワリ、ゴマ、アルファル ファなど (2)栽培用具など 広口瓶、ガーゼなどの瓶の蓋、ダンボール箱 (3)栽培方法 ①種を広口瓶に入れ、種が隠れるくらいに水を入れ、ガーゼなどで 蓋をする。(豆類は3∼6倍に、アルファルファでは10倍に増える。) ②ダンボールなどをかぶせ、暗くして室温(15∼25℃)で管理する。 ③1日に数回、水を入れ替える。 ④光にあてると、かたくなってしまうので注意する。 3 「カイワレダイコンタイプ」の栽培の方法 (1)適する種 →比較的小さな種、根を切り茎と葉を食べるタイプ ダイコン、シソ、ネギ、ブロッコリー、キャベツ、カブなど (2)栽培用具など 広口瓶、イチゴのパックなど。培地(スポンジ、ガーゼ、キッチン がら、砂利など)、ダンボール箱、霧吹き ペーパー、赤玉土、もみ (3)栽培方法 ①容器に培地となるものを入れ水で十分しめらせ、余分な水は捨てる。 ②種が重ならないようにまく。 ③ダンボールなどをかぶせ暗くして室温(15∼25℃)で管理する。 ④1日に数回、霧を吹く水を入れ替える。 ⑤光にあてると、かたくなってしまうので注意する。 ④7∼10日で収穫する。収穫の前日に光にあてる。 4 種の入手について スプラウトの栽培でこれが一番難しいかもしれません。栽培用の種は、消毒など薬物処理がし てある場合が多く値段も高いのでスプラウト用と標記してある種を探してください。ダイズやア ズキなどはスーパーの加工食品の売り場やドライブインの産地直販などで手にいれましょう。2 年以上たった古いものは発芽しない場合もあるので、採取年月を確かめてください。 □調べよう。工夫しよう。 種の入手の方法、手作りの栽培容器、市販の栽培容器、水管理や温度管理、スプラウトの栄養 価、容器と種の分量、水を腐りにくくする方法、スプラウトの調理法、自家採種の方法
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