日米関係の更なる発展に向けた「桜 100 周年」記念のための ワシントン日本商工会の取り組み、及び、ご寄付のお願いについて 2011年 (平成23年) 3月9日 ワシントン日本商工会会長 大辻 純夫 ワシントン日本商工会では、ニューヨーク日本商工会議所の賛同と支援を得て、日米友好関係 の象徴となっているワシントンの桜が東京都からワシントンに寄贈されてから100周年を迎え る2012年を、日米間の相互理解、友好協力関係のより一層の発展と深化の機会とすべく、米国 の関係団体及び在米日本大使館と緊密に協力しながら、次の5つの事業を記念事業として推進・ 支援する予定です。 ①米国内日本語教育支援 ②日米知的交流支援 ③タイダル・ベイスン1景観整備 ④全米桜植樹プロジェクト ⑤文化交流事業 なお、上記事業のうち、①及び②については、ワシントン日本商工会が中心となって準備を進 めています。(各記念事業の概要は、下記の説明をご参照願います。) 当商工会では、これらの記念事業が実りある成果をもらすためには、日米関係の更なる強化を 願う、より多くの関係者のご理解とご支持を頂くのが不可欠であるとの観点から、下記の要領 で、募金活動を開始することとなりました。つきましては、このような日米関係の歴史の節目 となる2012年に向け、皆様のご支援とご協力を心よりお願い申し上げます。 記 1. 【記念事業の概要】 ①米国内日本語教育支援 米国内で、できるだけ多くの日本語を理解する者を育成することは、日米関係の重要な 基盤形成のひとつであることから、ワシントン及びその周辺地域の生徒・学生向けに日 本語教育・日本文化紹介支援を行う。 (将来的には全米展開を視野に入れる。)この背景に は、当地の小中高校において、州政府の財政難等から日本語教育が廃止乃至は縮小の傾 向が見られる。一方、他の諸外国政府が無料で教科書配布や教師派遣を行う等により、 米国における自国語教育を通じて生徒・学生らとの交流強化を図りつつあることから、 米国の将来を担う若年層の対日関心や理解を深めるための支援を継続することが益々重 要になってきている。 1 ポトマック川に隣接した入江で、日本から寄贈された桜並木で知られている。 A/74014385.3 1 ②日米知的交流支援 マンスフィールド財団とタイアップし、日米関係専門家、官民関係者の対話の場を作り、 将来ビジョンの作成と提言を目指す。日米のビジネスの視点に立って、日米がアジアと ともに経済成長と繁栄を実現すべく、今後100年強固で緊密な日米関係を次世代に残すた めのビジョンとしたい。 ③タイダル・ベイスン景観整備 タイダル・ベイスンに次世代に記念となるものを残すために、1912年に日本より寄贈され た桜の原木がある付近の景観整備に対し支援を行う。 ④全米桜植樹プロジェクト 桜寄贈100周年を首都ワシントンのみの事業とせず、全米規模での歴史的な事業とする ために、以下の2つのプロジェクトに対する支援を行う。 (1) “アメリカン・フォレスト” 「日本さくらの会」が提供する種子も利用し、全米少なくとも10都市で、各都市の 象徴的な場所(州・市庁舎、目抜き通り、大学などを中心)に植樹。教育プログラムと して学校植樹も実施。日米協会、日本商工会、日系米人団体等を中心に各種日本関 連行事も実施予定。 (2) “全米桜祭り協会(NCBF)及びアーバー・ディ・ファンデーション(ADF)” ADFがNCBFと連携し、全米に100万人いるADF会員に対し、2011~2012年は「年の 木」として桜の植樹を呼びかけるもの。2011年2月から開始。尚、上記(1)の日本関連 行事とのタイアップも今後検討する。 ⑤文化交流事業 以下の各種文化事業を支援する。 (1) 20年以上にわたり大規模に開催されているワシントンの全米桜祭りは、毎年2週間に わたる様々な行事に約100万人が来場する。その間様々な形で「日本」に対する大き な注目が集まる。桜100周年にあたる2012年には、5週間に拡大して開催予定。この 全米桜祭りを実施する全米桜祭り協会(NCBF)等を支援する。 (2) ワシントンでの日本文化事業 日本人アーティスト等による舞台芸術や日本関連美術展等の大型文化事業を支援す る。 (3) 地方での関連行事 上記④(1)の全米桜植樹プロジェクトに合わせて開催される各種日本関連行事を支援 する。 A/74014385.3 2 2.【募金目標と資金用途】 (1) 募金目標額: 桜100周年記念事業総経費 総計$200万ドル(約1億6,400万円) (2) 資金用途: ①米国内日本語教育支援 ②日米知的交流支援 ③タイダル・ベイスン景観整備 ④全米桜植樹プロジェクト ⑤文化交流事業 3.【税制上の優遇措置について】 在米現地法人、在米居住者個人によるご寄付につきましては、所得控除の対象となり得る よう、米税務当局から既に承認を得、寄付金の受け入れ体制(501(c)(3)団体)を整えています。 また日本からのご寄付に関しては、日本国内での税制上の優遇措置を得られるよう、国際 交流基金の特定寄付金制度を通じたご寄付が可能になるよう申請中です。 http://www.jpf.go.jp/j/about/csr/donation/index.html 4.【寄付金額及び支払い方法】 出来るだけ多くの法人の皆様及び個人の皆様に桜100周年関連事業の歴史的意義をご理解 頂き、ご寄付を頂けますよう願っております。お支払い方法については分割払い込みも含 めてご相談に応じさせて頂きます。 ※お問合せ先 ワシントン日本商工会事務局 TEL: (202)463-3947 Email: [email protected] 若しくは、同商工会桜100周年記念事業担当理事: 大出 隆 TEL: (202)828-9272 Email: [email protected] A/74014385.3 3
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