(Barry Casleman 博士04.4.20 講演から)と日本

●アスベスト問題を考えるパート2
2006/10/20
アスベスト問題を考えるパート2
鹿児島労働安全センター
続 博 治
アスベストを巡る世界の動き
(Barry Casleman 博士 04.4.20 講演から)
と日本
1,いつからアスベストの毒性がわかっ
ていたか?
(1)既に、紀元前後のギリシャ・ローマ時代、ア
スベスト鉱山で働く工夫たちやその繊維を織る
奴隷たちの間に、肺疾患が多発していた。
( 2 ) 現在も稼働中のカナダ・ケベック州の露天
掘り鉱山群で本格的な採掘が始まった 1877 年。
その 21 年後の 1898 年には、早くもアスベスト
の人体への危険性を警告する論文がイギリスの
女性工場調査官によって発表される。
フランスでも 1 9 0 6 年、労働省の査察官が国
内のアスベスト工場を調査、わずか 5 年間で 50
人が死亡した工場などを発見。
1930 年には、米国でアスベスト肺に関する研
究報告が相次いだ。アスベスト企業が初めて損
害賠償請求されて敗訴したのは、1 9 2 7 年のこ
と。それを契機に3年間に数百以上の請求が、
米国中の裁判所や補償委員会に殺到、アスベス
ト産業界は最初の大きな危機に直面する。
1930 年代初め、上記の危機に直面したアスベ
スト業界は、労働者への損害賠償額を低く抑え
るための補償制度を作り、この制度は犠牲者が
雇用者を訴えることを禁じたため、50 年代後半
まで、製造業者と保険業者の負担額は軽量級と
なった。
( 3 ) アスベスト労働者の肺ガンと悪性中皮腫が
世界で初めて報告されたのは、1 9 3 5 年。5 0 年
代に、アスベスト曝露と肺ガンとの因果関係が
確定し、60 年代に悪性中皮腫との関連性が明白
となる。
1987 年4月、米国政府は国民に向かってアス
ベストの脅威を警告し、第二次大戦以降、全土
に 1 , 1 0 0 万人のアスベスト被ばく者がいるこ
と、その半数ががんによる死の危険性があるこ
とを訴える。
(4)1980 年代以降、北欧諸国は相次いでアスベ
スト使用を禁止し、そのうねりはヨーロッパ諸
国にも広がっていった。法律で禁止ない国々の
中にも、使用量が激減している国も多く、20 万
トン以上も使い続けてきている日本は情報鎖国
状態から、脱しきれないまま、今日の状態を引
き起こした。
2,アスベスト(石綿)使用等に関する
国際動向
(1)ヨーロッパ
欧州連合(EU)では、1999 年に、加盟国が
2005 年 1 月 1 日までに全種類の石綿の売買・使
用を禁止する所要の法令等を施行することを定
めた欧州委員会指令を公布した。
指令では、既存の電解設備用のダイアフラ
ム、各国での禁止措置の実施以前に既に設置・
使用されている石綿製品の使用、各国での禁止
措置の実施以前に市場に出回っていた石綿繊
維・石綿含有製品(在庫品)の売買、研究分析
目的での使用等は禁止措置の適用を除外されて
いる。
なお、ドイツは 1993 年、フランスは 1996 年、
英国は 1 9 9 9 年に、一部例外を除き全種類の石
綿の使用等を原則禁止する法令を既に整備して
いる。
(2)アメリカ
アメリカでは、環境保護庁(EPA)におい
て、1993 年に製造・使用等が可能な製品 18 種
類が指定されるとともに、波形紙、ロールボー
ド、商業用紙、特殊用紙、フローリングフェル
ト、新たな用途への使用が禁止された。
(3 )アジア
世界のアスベスト産業界は、アジアの市場を
広げようとしている。2001 年 11 月には、アス
ベスト業界によってインド・ニューデリーにお
いて、「責任ある使用の強化」をテーマに、「ク
2006 年度鹿児島大学地球環境エネルギー論講義 1
●アスベスト問題を考えるパート2
アスベスト使用禁止状況
リソタイル・アスベストに関する国際会議」が
開催されている。(http:www.asbestos-infocentre.org/ 参照)
1997 年に、香港、台湾、韓国、タイ、インド、
スリランカその他のアジア諸国の労災被災者組
織によって、労災被災者の権利のためのアジ
ア・ネットワーク(ANROAV)が結成された。
2001 年 10 月には、韓国・ソウルにおいて、第
3 回アジア・ヨーロッパ首脳会議(ASEM)が開
催されている。韓国および世界の NGO によって
民衆フォーラムが開催されました。その活動の
一部として、全国労働安全衛生センターが、「グ
ローバリゼーションと労働者の健康」という
ワークショップに参加して、この国際アスベス
ト会議とアスベスト禁止に向かう国際的な潮流
について報告してきている。
アジアでは、近い将来にアスベストによる被
害が顕在化してくることは間違ない状況にあ
る。
国名
内容
ノルウェー
1980年から、原則として禁止
デンマーク
1980年から、原則として禁止
スウェーデン
1982年から、職場環境での使用を原則的
に禁止
フィンランド
1992年から、原則禁止
ドイツ
1991年から、製造・使用を広範囲に禁止
1992年から、職場以外でも禁止
1993年から、大部分の製造・使用を禁止
スイス
1985年から、原則禁止
イタリア
1993年から、禁止
オランダ
1993年から、一切禁止
で待機している(写真 4 )。
アスベスト廃棄物が至る所に捨てられてい
る。市の境や境界内にも捨てられている。工場
長が「何を心配しているの?」とニコッと笑っ
ている(写真 5 )。
写真 1
3,貧しい国へ輸出されるアスベスト
(1) 大量のアスベストをペルーに輸出するカナ
ダ
ペルーで使われている 5 0 ∼ 9 0 %のアスベス
トが、カナダから輸入されている(図 1)。カナ
ダの言い分は、使用が管理されているから安全
だと言うが、どう見ても管理されていない(写
真 1)。これも建築材として使われているところ
だか、どう見ても人をアスベストから守ろうと
している対策は何もない(写真 2 )。
ペルーのカナダからのアスベスト輸入
図1
写真 2
写真 3
(全輸入量に占める割合 )
Peru importation of Asbestos % of Total from Canada
%
100
90
80
70
60
50
%
40
写真 4
30
20
10
0
1989
1990
1991
1992
1993
1994
1995
1996
1997
1998
1999
2000
2001
2002
2003
同じことがカザフスタンでも言える。
これはアスベストの廃棄物(写真 3)。このよ
うに普通の容器に捨てられ、扱われている。非
常に古いアスベストの粉砕器が今でも使われて
いる。外にアスベストが漏れてきている。アス
ベストのセメントシート、すぐ出荷できる状態
2 2006年度鹿児島大学地球環境エネルギー論講義
2006/10/20
写真 5
(2) インド―日常生活の中にあるアスベスト
屋根に使われる建築材をノコで切っている
(写真 6 )。髪の毛にアスベストがついているの
が見える。回りには子どももいるし、至るとこ
ろに破片が散在している。屋根に使われる建築
材、トラックが通ってアスベストの粉が舞い上
がり、人が吸い込んだりしている。屋根材を運
んでいる回りには子どもたちがいる。これがイ
ンドの現実。(写真 7 )
インドのアーマダバード(Ahmedabad)とい
う町には、ジョーンズ・マンビル(J o h n s Manville)というアメリカの大きな会社がアス
ベストの造工場を持っている。1981 年に大きな
問題となり、その後、インドの会社に移ったが
全然条件は変わっていない。インドでは、いっ
さい労災補償制度がない。
(3) パキスタン―野積みされているアスベスト
パキスタンでも、インドと同じように表通り
で、ノコで切っている。粉が舞い上がっている。
綿布を巻いているが、防護にはなっていない。
粉じんが細かくて、そのまま通って肺に入って
しまう。(写真 8 )
この建物の内部は小麦製粉工場で、外部はア
スベスト粉砕場とアスベストゴミ捨て場。写真
の人はこの粉砕場で8年間働いているが、アス
ベスト又はアスベストと建物内部で生成される
小麦粉との混合物を吸入することによる危険性
について信じていない。(写真 9 )
写真 8
写真 9
写真 6
アジア各国のアスベスト輸入量
写真 7
2006 年度鹿児島大学地球環境エネルギー論講義 3
2006/10/20
4,全国石綿連・安全センターホットラ
インの取り組み
(1) 全国石綿連の発足と規制に向けた取組み
石綿対策全国連絡会議は、青石綿(クロシド
ライト)及び石綿の吹き付け作業を禁止し、
1986 年に他の石綿についても可能な限り代替
化すること等を求めた I L O (国際労働機関)第
162 号条約が採択されたことを契機として、翌
1987 年に労働組合や市民団体、様々な分野の
専門家、アスベスト問題に関心をもつ個人の
ネットワークとして設立された。
石綿全国連では、発がん物質・アスベストに
対する注意を喚起する活動を進める中で、働く
者や市民の健康と環境を守るためには、アスベ
ストのように幅広く使用されている発がん物質
を規制するには法律によってしかできないと、
「アスベスト規制法(仮称)」制定を求めること
になる。しかし、1992 年 12 月に、議員立法
として「石綿製品の規制等に関する法律案」が
国会(第 125 回臨時国会)に提出されたが、業
界や自民党の反対により廃案となる。法案の成
立に向けて、集会・シンポジウムの開催や 63 万
人分の請願署名の衆参両院議長へ提出、地方自
治体議会による請願署名の採択等精力的なキャ
ンペーンを展開し、また、関係 5 省庁のヒアリ
ング、(社)日本石綿協会との話し合いも行わ
れたが、同協会は法案に反対する見解を発表し
た。
(2) 縦割り行政の弊害を壊した被災者とその家
族の声
ヨーロッパ(EU)等におけるアスベスト全面
禁止に向けた動きが加速するなかで、1999 年
以降毎年の関係省庁交渉において、日本におけ
る禁止の早期実現をあらためて最優先事項に掲
4 2006年度鹿児島大学地球環境エネルギー論講義
げて。しかし、縦割り行政の弊害丸出しにいず
れの省庁もイニシアティブをとろうとはせず、
また、2001 年と 2002 年には(社)日本石綿協
会との意見交換の場も持って、業界として使用
禁止の英断を下すよう迫ったが、協会としては
「検討もしていない」、「予定もない」とのこと
だった。
事態を変えたのは、何よりも中皮腫死亡者数
や労災認定件数の急増に現われているように、
アスベストによる健康被害が隠しようもなく増
大してきたこと、そして、被災者とその家族が
声を上げはじめたことにある。
(3) 2004 年世界からアスベスト被害をなくす東
京会議
アスベスト問題の様々な課題に対処していく
ためには、政府が強力な指導力を発揮し、関係
省庁が垣根を越えて包括的・総合的な対策を確
立する必要があることを訴えてきたが、この間
の国の動きはそのような立場からみてとても十
分といえるものとはなっていない。
世界共通の課題として地球的規模での解決策
を探る、2 0 0 4 年世界アスベスト東京会議
(GAC2004)の開催を呼びかけ、GAC2004 には、
世界 40 か国・地域からの 120 名の海外代表を
含め、アスベスト被災者とその家族、労働者、
市民、医療従事者、弁護士、様々な学問分野
の専門家・研究者、行政関係者、学生等、様々
な顔ぶれの約 800 名が参加する、文字どおり国
際的・学際的な会議として、2004 年 11 月 19 ∼
21 日の 3 日間、早稲田大学国際会議場で開催さ
れた。会議の後援団体には、厚生労働省、環境
省、東京都、日本労働組合総連合会、日本医師
会、日本弁護士連合会等も名を連ねている
(GAC2004 については http://park3.wakwak.com/
.gac2004/ 参照)。
●2004年世界アスベスト東京会議(GAC2004)東京宣言
(4) ホットラインから「クボタ」の情報開示へ
1 9 9 1 年、9 2 年に全国一斉アスベスト・ホッ
トラインを開設して以来、全国安全センター連
絡会加盟団体等は、アスベスト被災者とその家
族、労働者、市民からの様々な相談や問い合わ
せに応じ、その取り組みを応援してきた。2004
年 2 月 7 日には、「中皮腫・アスベスト疾患・患
者と家族の会」(h t t p : / / w w w . c h u u h i s h u family.net/)が、また、2003 年 12 月 6 日に
は、「中皮腫・じん肺・アスベストセンター」
(http://www.asbestos-center.jp/)も設立され
ている。
いま、クボタ旧神崎工場の周辺住民に中皮腫
患者・死亡者が確認されたことに端を発して、
被災者発生企業による情報開示やマスコミによ
るアスベスト報道がなされ的たが、この発端
も、住民である中皮腫患者が孤立させられた状
態から、お互いを知り合うなかで感じた疑問―
「一体工場のなかで何
が起こっていたのか」
を、全国安全センター
連絡会の構成団体でも
ある「患者と家族の会」
や地域安全センターに
支えられながら、勇気
を出して会社にぶつけ
たことから始まってい
る。
2004 年世界アスベスト東京会議(GAC2004)
東京宣言
世界の 4 0 余の国と地域から、2 0 0 4 年 1 1 月 1 9 日から 2 1 日まで 2 0 0 4 年世界アスベスト東京会議
(G A C 2 0 0 4 )に集まった参加者は、立証された発がん物質であるアスベストのすべての種類による破壊的な
健康への影響に鑑み、各国の政府、団体、グループと人びとに対して、次のようなアピールを発する。ア
スベスト・リスクを根絶するための国際的なイニシアティブを強調しつつ、参加者はさらにそれらを強固
なものにするために緊急な行動を起こしていくことに同意する。
① 禁止:
すべての国が、アスベストの採掘、使用、貿易、再利用の禁止を採用すべきである。確立された規則と
手順に従って、アスベストの安全な除去と廃棄が行われなければならない。
② 労働者及び一般の人々の保護:
アスベスト含有製品に曝露する可能性のある労働者および一般の人びとは、それらの人々自身が積極的
に参加して開発された適切なリスク・マネジメント手段によって保護されなければならない。環境的に損
傷を受けた地域の回復も、優先して取り組まれなければならない。
③ 代替品:
より有害性が少く、かつ実用可能であることに十分配慮しながら、アスベストの代替品が使用されるべ
きである。
④ 情報交換:
国際機関、関連団体と関心をもつ人々との共同作業によって、すぐに利用できる情報資料を開発し、普及
すべきである。注意を喚起するキャンペーンが、継続的かつ組織的に取り組まれなければならない。
⑤ 公正移行及び開発途上国への移転の防止:
アスベストの禁止によって影響を受ける労働者および地域社会のための公正な移行と社会的保護を確実
にするために、あらゆる努力がなされるべきである。産業開発の進行中の諸国に対する、アスベスト生産
とアスベスト製品および廃棄物の移転を、共同の努力によって、阻止しなければならない。
⑥ 補償及び治療:
アスベスト被災者およびその家族が、速やかに治療を受け、正当な補償が受けられるようにしなけれ
ばならない。地域でのキャンペーンに参加し、また直接に行動を起こすことを通じた、被災者とその家族
のエンパワーメントに、高い優先順位が与えられるべきである。
⑦ 人々の協力:
国際的な協力が不可欠である! 被災者、労働者、一般の人びと、政策立案者、専門家、弁護士、労働組
合、草の根団体、関連機関および関心をもつ人びとの積極的な参加が求められている。この協力により成
果のあがった経験は、既存のおよび革新的なネットワークを通じて共有されるべきである。
地球上のすべての人々のためのアスベストのない環境に向けた、国際的行動を持続していくためには、
上記のすべての分野における進展状況を、継続的かつ世界的にモニターしていくことがきわめて重要であ
る。未来のためにともに行動することによって、私たちは変化を起こすことができるし、変化を起こさな
ければならず、そして変化を起こしていくと決意する。
2006 年度鹿児島大学地球環境エネルギー論講義 5
●労災補償と新法による救済の比較
労災補償と新法による救済の比較(1)
配偶者と子供一人(被扶養者2人)・賞与除く年収500万円世帯の場合
労災補償
労災時効事例の救済
右以外
法施行前死亡
事例
死亡事例
生存事例
医療費
全額補償
▼自己負担分
◆なし
◆時効分の救済なし
通院費
原則実費全額補償
◆なし
◆なし
◆時効分の救済なし
休業補償
月額約33万円(平均賃金の80%)
▼療養手当として一律月額約
10万円
◆なし
◆時効分の救済なし
葬祭料
約82万円(平均賃金の30日分+
31.5万円または60日分)
▼一律約20万円(時効2年= ▼一律約20万
労災の場合と同じ)
円
◆なし
―
◆▼法施行日前罹患者が施
◆▼年金の支給対
一律300万円(+年金の支給対象 行後2年以内に死亡し、医療費 ▼一律280万
象とならない遺族に
遺族一時金 とならない遺族には約1,370万円 +療養手当支給総額が右欄 円の特別遺族
特別遺族一時金
(平均賃金の1,000日分)の一時金) の280万円に満たない場合に
弔意金
1,200万円
限り、差額を調整金として支給
―
―
―
遺族年金
約275万円(被扶養等遺族1人で平
均賃金の153日分、2人201日分、3
人223日分、4人以上245日分)
▼時効救済の場合の240万円に満
たない低額労災年金受給者多数
◆なし
◆なし
▼「遺族の人数の
区分に応じて1人
240万円∼4人以上
330万円の特別遺
族年金
就学援護費
保育園・小学校で月額12,000円∼
大学38,000円
◆なし
◆なし
◆なし
認定基
準に係
る救済
◆近く改訂される予定の新労災認定基準によれば認定されるにもかか
わらず、過去に旧臘最認定基準に基づいて不支給と処分を受けた事例
の救済については何もふれられていない
新法による救済
◆救済の「隙間」、▼「公正」さを欠く点
労災補償と新法による救済の比較 (2)
新法による救済
労災補償
右以外
財源
労災時効事例の救済
法施行前死亡
事例
死亡事例
労災保険料
石綿健康被害救済基金(一般+特別拠出金)
労災保険料
政府
(独)環境再生保全機構
厚生労働大臣
労働基準監督署
機構事務所、地方環境事務所、保健所
労働基準監督署
生存事例
【救済なし】
【救済な
し】
?
?(さほ
ど多くな
い)
実施機関等
想定件数
適用期間等
対象疾病
新法救済の想定が石綿被害者全
体の50%なので同じく最大年1,500
件程度(労災側の想定ではない)
最大年1,500件程度(約90億
円)
最大1万件弱
(約300億円)
年約2,800件×3年
(労災側の想定)
認定基
準に係
る救済
▼申請日からの適用、認定の
基本的に初診日に遡って適用、「認
【施行後3年間 【施行後3年間の時
有効期間5年(治る見込みなけ
【救済なし】
定の有効期間」の定めなし
の時限措置】
限措置】
れば更新可能)
中皮腫、肺がん、石綿肺、良性石
▼指定疾病(左欄
▼指定疾病=①中皮腫、②肺がん、③その他
綿胸水、びまん性胸膜肥厚、その
①∼③)、④その他
石綿を吸入することにより発生する疾病であっ
他石綿曝露業務に起因することの
厚生労働省令で定
て「政令で定めるもの」(定めない)
明らかな疾病
める疾病
―
全国一斉「アスベスト(石綿)被害」無料電話相談
―少な過ぎる石綿肺がん、新法救済の遅れ・不支給決定、企業責任追及―
2006年12月1日(金)∼2日(土) 午後1時から7時
フリーダイヤル 0120−631202