p10-16所得金額の計算方法等

所得金額の計算方法
1
まず所得の種類を確かめましょう
※異なる種類の所得がある場合は、それぞれの所得の合算となります。
給与所得とは
事業等所得とは
年金所得とは
給料、賃金、ボーナスなどの
所得です。たとえば、会社員、
パート、アルバイト、事業専従
者などの所得をいいます。
給与でいう「 年 収」とは、給
与所得控除をする前の金額
であり、「所得」とは異なるの
で注意してください。
事業所得、利子所得、配当
所得、不動産所得、雑所得
などの所得です。
たとえば、自営業、外交員な
どの所得をいいます。
これらの所得は確定申告書
でお確かめください。
厚生年金、国民年金、共済
年金、年金基金などの所得
です。
年金の「所得」とは、受給し
た金額ではありません。
遺族年金・障害年金は加算
しないでください。
12 ~ 13 ページをご覧ください
14 ページをご覧ください
15 ページをご覧ください
★所得としないもの
① 次の収入を得ている方は、その収入についての所得は0円とします。
仕送り、増加恩給(これに併給される普通恩給を含む。)、遺族年金、障害年金、失業給付金、労災保
険の各種給付金、生活扶助料、支援給付金等の非課税所得、退職金等の一時的な所得
② 給与所得、事業所得については、過去に収入があっても、申込書配布期間(平成28年2月1日~2月9
日)現在退職、廃業で収入がない場合はその収入に限り所得を0円とします。(ただし、人材派遣会社
に登録されている方は、その登録が抹消されていることが必要です。)
③ 現在は収入があっても、申込書配布期間以降、次のアまたはイの理由により、平成28年4月末日まで
に退職することが申込書配布期間に確定しており、かつ、退職後無職・無収入となり、そのことが資格
審査のときに証明できる方は、申込書に退職年月日を記入のうえ所得を0円とすることができます。
(ただし、人材派遣会社に登録されている方は、その登録を抹消された日が退職年月日となります。)
ア 申込書配布期間以降に結婚をするため イ 現在妊娠中で出産をするため
2
家族数は何人ですか?
所得基準表(P.9)の家族数とは
申込者本人
[1人]
同 居
親族数
+
[
人]
+
遠隔地扶養者数★
[
人]
=
家族数
[
所得基準表の家族数は
この人数でみます。
人]
★遠隔地扶養者数とは
出産する予定であっても申込書配布
期間内に生まれていなければ、その
胎児は家族数には含まれません。
都営住宅に入居しないが、申込者または同居親族の所得
税法上の扶養親族数をいいます。たとえば、離れて住んで
いる親などを扶養しているような場合です。会社や税務署
に「扶養親族の申告」をしていることが必要です。
(課税証明書で確認)
­― 10 ―
3
家族全員の所得の合計はいくらですか?
所得基準表の所得金額は、申込書配布期間現在の家族全員(都営住宅に入居する家族全員)の
「所得金額の合計」でみます。
★特別控除金額
収入のある方の名前 (所得金額)- ★16ページ下表②
の特別控除金額
所得金額から差し引いてください。
(
)-(
)
(
)-(
)
(
)-(
)
あなたの家族の
所得金額
=
所得基準表
(単身者・家族)
都営住宅に入居する方全員の所得金額の合計
家族数
(
★16 ページ上表①
の特別控除金額
―
合計
4
詳しくは 16 ページをご覧ください。
)
遠隔地扶養者
を含む
1人
2人
3人
4人
5人
6人
一 般 区 分
0円
0円
0円
0円
0円
0円
~
~
~
~
~
~
特 別 区 分
1,896,000 円
2,276,000 円
2,656,000 円
3,036,000 円
3,416,000 円
3,796,000 円
0円
0円
0円
0円
0円
0円
~
~
~
~
~
~
2,568,000 円
2,948,000 円
3,328,000 円
3,708,000 円
4,088,000 円
4,468,000 円
◎家族数が7人以上の世帯は、1人増えるごとに38万円を加算してください。
★所得基準表の特別区分にあてはまる世帯とは…
① 心身障害者を含む世帯
申込者本人または同居親族が次のいずれかにあてはまること。
ア 身体障害者手帳の交付を受けている1級~4級の障害者
イ 重度または中度の知的障害者(愛の手帳の場合は総合判定で1度~3度)
ウ 精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている1級・2級の障害者(障害年金等の受給に際し、
障害の程度が同程度と判定された方を含む。)
エ 戦傷病者手帳の交付を受けている恩給法別表第1号表ノ3の第1款症以上の障害者
② 60歳以上の世帯
申込者本人が60歳以上(昭和31年2月10日以前の生まれ)または、昭和31年4月1日以前に生ま
れた方(経過措置)であり、かつ、同居親族全員が次のア、イのいずれかにあてはまること。
ア 60歳以上、または昭和31年4月1日以前に生まれた方(経過措置)
イ 18歳未満の児童(平成10年2月3日以降生まれ)
③ 小学校就学前の子供のいる世帯
同居親族に小学校就学前の子供(平成21年4月2日以降の生まれ)がいる世帯であること。
④ 原子爆弾被爆者を含む世帯
申込者本人または同居親族が厚生労働大臣の認定書(被爆者健康手帳ではありません。)の
交付を受けている原子爆弾被爆者であること。
⑤ 海外からの引揚者を含む世帯
申込者本人または同居親族が海外からの引揚者で日本国に引き揚げた日から起算して5年を
経過していないことが厚生労働省の発行する引揚証明書で確認できること。
⑥ ハンセン病療養所入所者等を含む世帯
申込者本人または同居親族がハンセン病療養所入所者等であり、そのことが国立ハンセン病
療養所等の長等の証明書で証明できること。
­― 11 ―
給与所得の方
(会社員・パート・アルバイト等)
① 現在の勤め先に就職した日が、平成 27 年 1 月 1 日以前の方
※休職期間がある方、病気や産休等により収入のない月がある方、2か所以上から給与がある方は、下記の注意
事項も参考にして所得を計算してください。
《源泉徴収票のでる方》
平成 20
27 年分
申込書の
●この金額が所得金額です。
年間所得金額欄
円
《源泉徴収票のでない方》
平成27年1月から平成27年12月までの税込支給額(交通費、定期代等の課税対象外の収入は除く。)が
年間総収入額となります。次にその金額を下段の計算式で所得金額に換算してください。
年間総収入額
注意事項
<休職関連の取り扱い>
※申込書配布期間(平成28年2月1日~2月9日)現在、病気や産休等により休職中の場合は、休職前1年分の収入が所得計
算の対象となります。
※申込書配布期間現在は復職しているが、病気や産休等の休職により平成27年2月以降に収入のない月がある場合は、
次ページ②(2)の計算式のように収入のない月を除いて計算した推定年収が所得計算の対象となります。収入のない月
が平成27年1月以前の場合は、復職後の収入を次ページ②(1)の計算式にあてはめて、所得を計算します。
<2か所以上から給与を受けている場合>
※支払金額または税込支給額(交通費、定期代等の課税対象外の収入は除く。)を合算したのち、所得金額に換算してください。
◎年間総収入額を所得金額に換算します。
次の区分により、年間総収入額を所得金額に換算してください。
年間総収入額が
(1) 0円~1,627,999円の方
(2)
1,628,000円~6,599,999円の方
[例]
4,000円単位で端数整理します。
年間総収入額が2,386,998円の場合
年間総収入額
2,386,998円
端数整理後の額
÷4,000円=
596.7495
小数点以下切捨 ⇒
(3) 6,600,000円~9,999,999円の方
­― 12 ―
596
×4,000円=
2,384,000円
② 現在の勤め先に就職した日が、平成 27 年 1 月 2 日以降の方
現在の勤め先での、あなたの
月別収入を記入してください。
働いた月
年
税込支給額
賞 与
月
○ 次の(1)(2)(3)からあてはまるケースを選び、収入を計算します。
(1) 就職した日が、 27 年1月2日~ 27 年 2 月1 日までの方
〔27 年 2月から 28 年1月までの合計となります。〕
収入計
賞与計
+
月
申込書の
年間所得金額欄
推定年収
=
月
(2) 就職した日が、2 7 年 2 月 2日以降の方
就職した翌月から28年1月までの収入計を、収入
のあった月数で割り、それを12倍します。それ
に、その間の賞与を加えます。
月
月
月
円
下段で計算
した所得金
額を記入し
てください。
収入計
月
賞与計
月
収入のあった月数
推定年収
=
×12+
月
月
(3) 就職した日が最近で、まだ 1 か月分の給料が支
給されていない方
基本給、家族手当、住宅手当など毎月必ず支給
される固定的給与を 12 倍してください。
月
月
合 計
収入計
賞与計
固定的給与
×12 =
推定年収
年間総収入額
※ 交通費、定期代等の課税対象外の収入は除いてください。
※ 病気や産休等により、収入のない月がある場合は、その月を除いて上記の(2)を参考にして推定
計算をしてください。
※ 2か所以上から給与を受けている場合は、推定年収を合算したのち所得金額に換算してください。
年間総収入額を所得金額に換算する計算式
年間総収入額
650,999 円まで
(1)
(2)
(3)
651,000 円から
1,618,999 円まで
1,619,000 円から
1,619,999 円まで
1,620,000 円から
1,621,999 円まで
1,622,000 円から
1,623,999 円まで
1,624,000 円から
1,627,999 円まで
1,628,000 円から
1,803,999 円まで
1,804,000 円から
3,603,999 円まで
3,604,000 円から
6,599,999 円まで
6,600,000 円から
9,999,999 円まで
計算式と所得金額
所得金額は0円
年間総収入額
所得金額
(
円)-650,000 円=(
円)
所得金額は 969,000 円
所得金額は 970,000 円
申込書の
年間所得金額欄
所得金額は 972,000 円
円
所得金額は 974,000 円
計算結果を申込書の
端数整理後の額
所得金額
年間所得金額欄に記
(
円)×0.6=(
円)
入します。
端数整理後の額
所得金額
(
円)×0.7-180,000 円=(
円)
端数整理後の額
所得金額
(
円)×0.8-540,000 円=(
円)
年間総収入額
所得金額
(
円)×0.9-1,200,000 円=(
円)
­― 13 ―
事業等所得の方
(自営業・外交員等)
① 現在の仕事を始めた日が、平成 27 年 1 月 1 日以前の方
「平成27年分の所得税の確定申告書」の控えなどで所得金額を確認してください。
〈第一表〉
平成 27年分の 所得税の確定申告書B
〈第二表〉
○事業専従者に関する事項
54
申込書の
年間所得金額欄
●この金額から⑧を差し引いた
金額が所得金額となります。
円
※ 妻や子供を事業専従者としてい
る場合、この事業専従者の所得
は、それぞれの専従者給与額を
12~13 ページの下段の計算式で
所得に換算して申込書の年間所
得金額欄に記入してください。
※確定申告をしていない方は平成27年1月から27年12月までの所得金額の合計となります。
下記②を参考に計算してください。(入居資格審査時には確定申告が必要になります。)
② 現在の仕事を始めた日が、平成 27 年 1 月 2 日以降の方
現在の仕事を始めたときからの月別の ○ 次の(1)(2)からあてはまるケースを選び、所得を計算します。
収入金額、必要経費、所得金額を記入 (1) 現在の仕事を始めた日が 27 年 1 月 2 日~ 27 年 2 月 1 日まで
の方( 27 年2月から 28年1月までの合計となります。)
してください。
働いた月
年
収入金額
必要経費
所得金額
推定所得金額
月
月
月
月
月
(2) 現在の仕事を始めた日が 27 年 2 月 2 日以降の方
現在の仕事を始めた翌月から 2 8 年 1 月までの所得金
額の合計を営業した月数で割り、それを12 倍します。
所得金額合計
月
月
推定所得金額
営業した月数
×12=
月
月
申込書の
年間所得金額欄
月
月
円
月
合 計
­― 14 ―
年金を受けている方
年金の「所得金額」は、受給した金額ではありません。遺族年金、障害年金以外のすべての公的年金、
年金基金等の受給額を合計し、所得に換算してから申込書に記入してください。
1 平成26年12月以前から年金を受けてい
て、すべての受給額に変更がない方
2 平成27年1月以降に年金を受け始めた
方、受給額が変更になった方
「平成27年分公的年金等の源泉徴収票」などで支
払金額欄を確認して、すべての年金の受給額を
合計してください。
「年金決定通知書・支払額変更通知書」などで合
計年金額欄を確認して、すべての年金の受給額
を合計してください。
平成27年分
すべての年金の受給額の合計額を、下の表に当てはめて、所得に
換算してください。
年金を受給している方が2名以上いる場合は、一人ひとり別に計算
してください。
年金収入を所得金額に換算します。
本人の年齢
65歳以上
昭和 26 年 2 月
10 日以前生まれ
年金合計金額の範囲
1,200,000 円まで
1,200,001 円~3,299,999 円
3,300,000 円~4,099,999 円
700,000 円まで
65歳未満
昭和 26 年 2 月
11 日以降生まれ
700,001 円~1,299,999 円
1,300,000 円~4,099,999 円
計算式と所得金額
所得金額は 0 円
年金額の合計
(
年金額の合計
(
所得金額は 0 円
年金額の合計
(
年金額の合計
(
円)
円)
円)
円)
所得金額
-1,200,000 円=(
所得金額
×0.75-375,000 円=(
所得金額
-700,000 円=(
所得金額
×0.75-375,000 円=(
円)
円)
円)
円)
年金収入が4,100,000円以上の場合は、都営住宅募集センターへお問い合わせください。
申込書の
年間所得金額欄
円
­― 15 ―
計算結果を申
込書のこの欄
に記入します。
特別控除について
次の「控除の種類」にあてはまる場合には、①の場合は申込世帯の合計所得金額から、②の場合は
その方の所得金額から、それぞれの特別控除金額を差し引きます。
① 申込世帯の合計所得金額から差し引くもの(申込者・同居親族・遠隔地扶養者が対象です。)
㋐老人扶養
控
除
特別控除
金 額
1 人につき
10 万円
㋑特定扶養
控
除
1 人につき
25 万円
控除の種類
㋒障 害 者
控
除
1 人につき
27 万円
㋓特
別
障 害 者
控
除
1人につき
40万円
特 別 控 除 を 受 け ら れ る 方
備 考
所得税法上の扶養対象親族で70歳以上の方
所得税法上の扶養対象親族(配偶者は含みません。)で16歳以上23歳未満の方
1 愛の手帳等の交付を受けている方で 3 度・4 度の方
2 精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方で 2 級・3 級の方
(障害年金等の受給に際し、障害の程度が同程度と判定された方を含む。)
3 身体障害者手帳の交付を受けている方で 3 級~6 級の方
4 戦傷病者手帳の交付を受けている方で第 4 項症~第 2 目症の方
5 65 歳以上の方で1・3と同じ程度であるものとして福祉事務所長の認定を受
けている方
1 愛の手帳等の交付を受けている方で 1 度 ・ 2 度の方
2 精神障害者保健福祉手帳の交付を受けている方で 1 級の方
(障害年金等の受給に際し、障害の程度が同程度と判定された方を含む。)
3 身体障害者手帳の交付を受けている方で1級・2級の方
4 戦傷病者手帳の交付を受けている方で特別項症~第 3 項症の方
5 精神上の障害により事理を弁識する能力を欠く方
6 原子爆弾被爆者の方で、厚生労働大臣の認定書の交付を受けている方
7 常に就床を要し、複雑な介護を要する方
8 65 歳以上の方で、1 ・ 3と同じ程度であるものとして福祉事務所長の認定を受
けている方
①の特別控除金額の合計
㋓の特別障
害者控除を受
け る 方 は 、㋒
の障害者控
除をあわせて
受けることは
できません。
万円 11 ページの特別控除金額①へ
② 特別控除を受けられる方に所得があるとき、その方の所得金額から差し引くもの
申込者・同居親族が対象です。ただし、その方の所得金額が特別控除金額よりも少ない場合は、その所得金額のみ差し引き
ます。
控除の種類
㋔寡婦控除
㋕寡夫控除
特別控除
金 額
特 別 控 除 を 受 け ら れ る 方
27 万円
申込者本人または同居親族で、夫と死別もしくは離婚し、その後婚姻をしてい
ない女性、または夫の生死が明らかでない女性で、次の1・2のいずれかにあては
まる女性
1 扶養親族または生計を一にする子(年間所得金額 38 万円以下であること)を
有する女性
2 年間所得金額が 500 万円以下の女性(1の「扶養親族 ・ 子」のいない方もあて
はまりますが、離婚した場合は除きます。)
27 万円
申込者本人または同居親族で、妻と死別もしくは離婚し、その後婚姻をしていな
い男性、または妻の生死が明らかでない男性で、次にあてはまる男性
生計を一にする子(年間所得金額38万円以下であること)を有し、かつ年間所得
金額が500万円以下の男性
②の特別控除金額の合計
万円 11 ページの特別控除金額②へ
※表中の16歳以上23歳未満の方とは平成5年2月3日~平成12年2月10日生まれの方
※表中の65歳以上の方とは昭和26年2月10日以前生まれの方
※表中の70歳以上の方とは昭和21年2月10日以前生まれの方
­― 16 ―
備考