講演資料 [PDF:4413KB]

「能登半島最先端の過疎地域イノベーション」
~真の大学連携が過疎地を変える!~
珠洲市、金沢大学
■珠洲市の概要
•
•
•
•
能登半島の最先端に位置
人口:15,773人 (H27.3.31現在)
高齢化率:44.6% (H27.3.31現在)
面積:247.20km2
22
・珠洲市の強みである「食」を中心に
「農林水産業の振興」と「交流人口の
拡大」を結 びつけて活性化を図る
・珠洲市そのものを 「自然と共生する
珠洲市」としてブランド化し、付加価値
を高める。
■地域づくり連携協定による
域学連携がスタート
旧小泊小学校に開校した
「能登半島 里山里海自然学校」
(2006年)
金沢大学、県立大学、石川県、
奥能登2市2町で結んだ
地域づくり連携協定
(2007年)
2007~2011「能登里山マイスター」養成プログラム
2012~
「能登里山里海マイスター」育成プログラム
●能登学舎の開設
●常駐教員・現地リーダーの配置
160km
中山 節子
(人類学・地域研究)
講義風景
能登の現状・
展望を
多彩な講師
から学ぶ
耕作放棄地の害虫リスク調査
里山里海を
実践的に
学ぶ
里海実習
里山管理実習
修了者には金沢大学学長より
「マイスター」認定証を交付
128名のマイスターが
能登で活躍中!!
受講生・修了生の内訳
入学年度
入学
者数
聴講生
県外から
のU・I・
J
ターン
H19 (一期生)
16
―
0
0
9
1
10
H20 (二期生)
20
―
3
1
10
3
16
H21 (三期生)
21
9
5
0
5
11
12
H22 (四期生)
27
2
6
1
6
6
24
―
12
(1)
―
(2)
―
―
H24(新一期生)
40
1
4
2
5
14
22
H25(新二期生)
42
4
7
3
1
7
23
H26(新三期生)
30
5
5
2
0
2
21
累計
196
33
30
9
36
44
128
H23
(五期・聴講生)
県内か
らのU・
I・J
ターン
自治体・
団体等か
らの推薦
就農
希望
修了
者数
地元食材を使用した菓子製造・
飲食店経営を目指す
・地元食材や調味料にこだわった菓子製造を行い
道の駅やイベントで販売。
・2011年7月より「小さなおうち」として正式に開業。
4期生:中谷なほ
現在の菓子製造に加え、今後は飲食店の開店を目指す。
東京都出身、調理師
その他、料理教室の開催や古本市のイベント主催など
青年海外協力隊も経験
でも活躍。
在来種を使った加工ビジネス
-珠洲産和からしの商品開発―
・珠洲市狼煙町横山地区で古くから受け継がれてきた
在来種「川浦からし菜」に注目。
川浦からし菜を使用した「和マスタード」を商品化
3期生:今井豊
東京都出身
・2011年より「すずたまクリエイティブファクトリー」を設立
地元に密着した商品開発、イベント企画、
Iターン移住支援等を手がける
顔写真:『現代農業』2011年7月号より
エコツーリズムを通じて地域と
協働した仕事づくりを目指す
・都会での消費型生活から自給自足、自分で手間を惜しま
ずに作り出す生活を望んで、夫婦で神奈川から移住。
4期生:小林貴顕
石川県白山市出身
北国新聞(2011年8月19日)
・能登半島の北東の先端にある禄剛崎灯台の麓で生活しな
がら、集落周辺の地域資源を発掘中。地元にあるNPOなど
が主催しているタコすかしや案山子づくりの体験ツアーを手
伝いながら、自分で主催できるエコツアーを開発中。
広報すず(2011年6月号)
青年リーダー100人会議in珠洲
「能登の里山里海」が
世界農業遺産に認定(2011年6月)
2011年6月11日認定(国連食糧農業機関:FAO)
■NPOによる保全活動
珠洲市自然共生室の設置
• 域学連携・環境施策等が進展しつつある中で、行政に専門窓口を設置。
• 平成23年度:企画財政課 自然共生係 設置
• 平成25年度:自然共生室 設置
業務内容:
●地球温暖化対策:新エネルギー、バイオマスタウン構想、温暖化対策新実行計画など
●生物多様性保全・地域振興:世界農業遺産、里山里海応援基金、大学連携、移住・交流事業など
金沢大学 珠洲サテライト
大気観測拠点「能登スーパーサイト」
日本海に突き出した能登半島
• アジア大陸沿岸地域から適度な距離
• 国内の大気汚染の影響を受けに くい
黄砂など東アジアを起源に持つ
大気エアロゾルの研究拠点に
自動運転システム公道走行実証実験
【地域課題】
• 高齢社会
• 交通格差
1)都市部からのアクセス
2)市内交通
・鉄道網無(廃止済)
・路線バス(本数が少ない) (様々なセンサーを搭載した実験車両)
・タクシー(不便な地域も)
自動運転車両
高齢過疎地域における
次世代交通手段としての可能性
イフガオ里山マイスター養成プログラムの開講
「イフガオ里山マイスター」 珠洲市を訪問
地域連携をバネに、グローバル教育研究へ
地域と大学
ニーズ、資源
学生・院生、
若者への期待
交流の拡大
活性化
グローバル化
・大学でないとできないこと
・大学らしくない「やり方」
急速な過疎高齢化
2003年 2030年
人口減少:23万人⇒10万人
高齢化率: 33% ⇒50%
自然共生型の
農林水産業
食の安全性
生物多様性
地域活性化
里山の荒廃、伝統文化の衰退
能登半島の「強み」
付加価値
形成
豊かな里山里海、景観、文化
伝統産業、発酵などの食品加工技術
エコツーリズム
都市農村交流
2011年、世界農業遺産認定
若者が可能性を感じて
チャレンジできる能登に!
ご静聴ありがとうございました。
ご静聴ありがとうございました。
石川県
珠洲市
珠洲市 金沢大学