平成23年9月2日 No. 514 御免町小学校 HP http://gomenmachi.shibata.ed.jp E-m [email protected] 全国標準学力検査の結果と今後の取組について 研究主任 茂呂 ゆかり 4月半ばに2年生以上の児童を対象に、前年度の学年の学習の定着度を調べるために、国語と算 数について全国標準学力検査を行いました。 学校では、夏休み中に学校全体の傾向や学年・学級の実態を分析し、各学年で改善することや努 力することを全職員で検討し、具体的な対策を立てました。学校全体の結果と取組についてお知ら せいたします。 なお、個人の結果は、6月末の個別懇談のときにお渡ししてあります。 1 結果 ① ② 偏差値とは、平均点からどれだけ離れているかを数値で表したもの です。平均点の偏差値が50になるように作られています。偏差値が 偏差値平均について 50以上であれば全国平均より高い得点といえます。 学年 2年 3年 4年 5年 6年 全校 国語 56.6 56.2 54.5 54.6 52.7 54.9 算数 56.4 56.4 58.2 56.7 54.3 56.9 成績が全体のどの位置にあるか、5段階評定をしています。5 5段階分布の割合について 段階分布の場合、1…7%、2…24%、3…38%、4…24%、5…7% が目安となります。目安は、折れ線グラフで示してあります。 【国語 5段階分布表】 【算数 70 70 60 60 50 50 40 40 30 30 20 20 10 10 0 2年 3年 4年 5年 6年 1段階 2段階 3段階 4段階 5段階 0 2 2 2 0 9 5 8 9 12 21 27 36 31 42 61 54 49 51 42 9 11 6 7 4 0 2年 3年 4年 5年 6年 5段階分布表】 1段階 2段階 3段階 4段階 5段階 1 2 1 0 1 6 4 7 10 11 28 31 18 25 42 56 58 50 46 34 9 5 25 18 12 全国比は、全国を100とした場合の御免町小学校の比較値 です。100より高いと全国より成績が良いことになります。 ③ 大領域別の全国比について 国語 話す・聞くこと 算数 書くこと 読むこと 言語事項 数と計算 量と測定 図形 数量関係 2年 110 122 124 116 111 116 117 3年 112 123 117 116 112 113 113 4年 109 110 111 113 120 125 112 117 5年 113 115 117 112 116 117 126 116 6年 105 105 108 108 115 112 113 114 どの学年も、偏差値平均では国語・算数ともに全国平均を上回り、5段階分布では1、2段階 の子どもの割合が尐なく、4段階の子どもの割合が多くなっています。また、大領域別の結果に おいても、すべての領域で全国を上回っています。これらのことから、御免町小学校の子どもの 学力は、全国水準より高いと言えます。 しかし、細かい分析をしていくと、例えば、国語では「段落相互の関係をつかむこと」「言葉 の意味が分かること」 「文の意味をとらえて、読点を打つこと」算数では「問題場面(文意)を 正しくとらえること」 「「数直線の目盛りをよむこと」「単位を換算すること」などが、全校の傾 向として弱いことが分かりました。これらのことについては、学年・学級で具体的な対策を考え、 指導法の改善を図っていきます。 2 今後の取組 2 学期以降、以下のように学習指導の一層の充実を 図ることで「確かな学力」の定着を目指します。ご家 庭でもご理解とご協力をよろしくお願いいたします。 基礎・基本定着のための習熟 ・スキルタイムやチャレンジテスト、Web テ ストを活用していきます。定着度が低い問 題については、重点をかけて繰り返し練習 をさせていきます。 「分かる授業」「表現力育成」に 向けた授業改善 ・ 「教える場面」 「考えさせる場面」の構成を意識し た授業の展開をしていきます。 ・類似問題に繰り返し取り組ませることで、 「できるようになった。」という子どもの 自信、学ぶ意欲につなげていきたいと思い ます。 ・身に付けさせたい表現(説明の仕方や作文や総合 のまとめなど)は、モデルを示し教え、活用でき るようにしていきます。 ・自分の考えの足跡を残せるノート、見やすいノー トを指導していきます。 長さを計ろうとしたら、定規の模様で目 盛りが正しくよめない。ノートのマス目が 学年の発達段階に合っていなくて、きちん とノートをとれない。Hの鉛筆で書いたた め、書いた文字が薄くてよく見えな い。・・・・・・など、学習用具が原因で、学習 家庭学習の充実 に支障をきたすことがありました。不要な 学習したことを確実に力にするには、継続的な 飾りがついていない、使いやすい、学年の 努力が必要です。家庭学習の習慣化をご家庭と協 発達段階に合っているなどの学習用具を用 意をしていただけると、ありがたいです。 力して進めていきます。 ・学年に応じためあてをもたせて、音読や漢字、 と 計算練習を取り入れたり、授業とつながる宿題 を工夫したりしていきます。学校で点検し、個 別指導にも生かしていきます。 学習用具について、 お願いします!
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