第48回国連総会(平成5年)で採択された「女性に対する暴力の撤廃

第48回国連総会(平成5年)で採択された「女性に対する暴力の撤廃に関する宣言」
。
基本的人権が子どもにも保障されるべきことを国際的に定めた条約です。平成元年11月20日に国連総会にお
いて採択され、平成16年1月現在で192の国と地域が締結しています。この条約は、大正13年の「子どもの権
利に関するジュネーブ宣言」、昭和34年の「子どもの権利宣言」を受けて成立しました。前文と本文54条からな
り、生存、発達、保護、参加という包括的権利を子どもに保障していますが、具体的には、子どもの「生きる
権利」「育つ権利」「守られる権利」「参加する権利」を守ることを定めています。わが国は平成6年4月に批准
し、158番目の批准国です。
(日本ユニセフ資料)
正式には平成12年に制定、施行された「児童虐待の防止等に関する法律」といいます。児童虐待を身体的虐
待、性的虐待、保護の怠慢(ネグレクト)、心理的虐待の4つに定義し、児童に対する虐待の禁止、児童虐待を
発見しやすい立場にある者(教職員、医師、弁護士等)の早期発見義務、国民の通告義務などを規定していま
す。平成17年4月に「改正児童福祉法」が施行され、都道府県所管の児童相談所に集中していた取り組みが市
町村に拡大されます。